市場の約3本に1本の缶を製造・販売している老舗総合容器メーカー 大和製罐

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身の回りにある飲料缶や化粧品・日用品のプラスチック容器などを製造する総合容器メーカーの大和製罐株式会社さんをインタビューさせていただきました。

会社のロゴからも歴史のある老舗企業の雰囲気が伝わってきますが、一体どんな会社なのか?どんなことをプロフィールに書くとオファーや内定をもらえるのか?!今回も、ナビや企業ホームページには載っていない、会社の姿やOfferBoxの特別選考ルートの情報をお届けします。

【プロフィール】

大和製罐株式会社 冨樫可寛さん

東京工科大学 コンピュータサイエンス学部 茂原翔平さん
チャレンジ精神

法政大学 文学部 宮田萌瑠さん
ボスザル?!

【目次】

  1. 気になるオファーの理由とは?
  2. OfferBox特別選考ルート
  3. 大和製罐ってどんな会社?
  4. 2019年卒の求める人物像
  5. 内定者からのアドバイス


気になるオファーの理由とは?

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事務局

冨樫さんが茂原さんにオファーを送られたのは1月と早い時期ですね。茂原さんのプロフィールのどこに惹かれましたか?

冨樫さん

OfferBoxで機械系や電気系の学生を探していて見つけたのが茂原くんです。「挑戦する」と「とにかくなんでもやってみる」という言葉が目に付きました。もともと専門学校に行ってたんだよね。

茂原さん

そうですね。専門学校に2年、そのあと大学に2年間通っています。

冨樫さん

これも茂原くんが自分なりにキャリアプランを立てて行動に移したもので、彼のような学生にはなかなか出会ったことがありませんでした。その行動力に興味を惹かれて、オファーを送りましたね。

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事務局

オファーを受け取った当時、茂原さんは大和製罐さんのことを知っていましたか?

茂原さん

全然知らなくて。まず思ったのは「どこだろう?」でした。調べてみたら、缶や容器を作っていらっしゃる会社で、ベストだなと思いましたね。これまで勉強してきた機械やロボットに携わる仕事をしたいということと、長く仕事を続けるにあたって身の回りで自分の仕事の成果を見られるものがいいなと思っていたからです。

事務局

大和製罐さんだったら、これまでの経験を活かして作ったものが身の回りで見られる。まさにベストマッチですね。迷いなくオファーを承認しましたか?

茂原さん

そうですね。当時はまだまだ就活本番ではなく、いろんな企業を知りたいと考えていた時期だったので、まずはお話を聞いてみようと前向きにオファーを承認しました。

事務局

宮田さんは、8月に大和製罐さんからオファーを受け取られていますね。初期の頃からメーカーを志望されていたのですか?

宮田さん

メーカーや、印刷業界、旅行業界を志望していましたが、もともと社名を知っていた大手の企業しか見えていなくて…「ボスザル」の話をエントリーシートに書いて送ると、書類選考は通過しても、よく一次面接で落とされてしまっていました。

事務局

そうそう、気になるのがボスザルです。宮田さんのプロフィールにアピールポイントとして「ボスザル?!」と書かれていて。生徒会長や部長の経験からだそうですが、ボスザルって良いのか悪いのか…(笑)。

冨樫さん

僕もプロフィールのボスザルに引っ掛かったんですよ。なんでボスザルなんだ?って。OfferBoxに載せている写真からは、どちらかというと賢くてコツコツ真面目な印象だったので、全然ボスザル感がなくて。宮田さんを見つけた当時、女性総合職の採用に力を入れたいと考えていたので、会ってみたいなと思い、オファーを送りました。

事務局

実際にボスザルに会ってみて、どんな印象を受けましたか?

冨樫さん

「あっ。この子、ボスザル、なんだ?」みたいな感じで、正直、ボスザル感はなく…(笑)。でも、塾講師のアルバイトを通して様々な世代の方を巻き込んで行動してきた話などを聞いて、会社に入った後もしっかりコツコツやってくれそうだと感じました。たしか最初の面接は眼鏡かけていたよね?

宮田さん

かけていましたね。冨樫さんに外した方がいいよとアドバイスをいただきました。

冨樫さん

そうだよね。当時宮田さん自身が履歴書にボスザルと書いていても実際会ってみると違った印象を持たれてしまうことを自分の課題として感じていた部分もあったので、眼鏡を外してみたらそこも解決できるんじゃないかなと。


OfferBox特別選考ルート

(※2018年卒のOfferBox選考ルートの一例であり、次年度以降も同じ選考ルートとは限りません。)

事務局

個別説明会に参加してみて、いかがでしたか?

茂原さん

最初の個別説明会を担当してくださった方が、すごくアクティブで、話をよく聞いてくださる、人のいいところを引き出すのがうまい方でした。会社のことだけでなく、自分のやりたいこととのすり合わせもしていただけたので、前向きに次の選考ステップに進んでいきたいと思いました。

事務局

最初からとても印象が良かったようですね!個別説明会の後の面接講座なるものは一体?

冨樫さん

弊社の選考に進むためのアドバイスはもちろん、就職活動全般で使えるようなアドバイスをしています。面接に慣れてもらう場にして欲しいと考えているため、ここでは選考の合否は出していません。

事務局

それは嬉しいですね!選考ステップの中で何か強く印象に残っていることはありますか?

茂原さん

工場見学のことが印象に残っています。これまでも厳しい先生方から指導を受けて鍛えられてきたので、ものづくりの世界は怖いというイメージが強かったんです。それを覚悟して工場見学に行ったのですが、実際にそこで働く社員の方にお会いしたら、想像以上にフランクで。この会社の雰囲気、すごくいいなあと思いました。楽、というと極端ですが、気負いせずに自分の力を発揮できる場所なんじゃないかと感じました。

事務局

萎縮してしまう環境ではなかなか力を出しきれないですものね。

宮田さん

私は面接の時です。面接の雰囲気が緊張感のとても高いもので、面接官に対しても少し怖さも感じていて、空気を変えないと落ちる!と思って、ボスザルの話をしました。そうしたら笑ってくださったので、よしっ!って。

茂原さん

ボスザル、めちゃめちゃ引きが強いですねー!

事務局

インパクトありますよね!でも、もう1つのアピールポイントが内弁慶?

宮田さん

学校ではボスザルなんですけど、それを外に出せないギャップが課題なので内弁慶なんです。最初からガツガツいけないんですよ。

冨樫さん

組織に入って、馴染んだら、ボスザルになると。

事務局

これは将来の役員かもしれないですね。じわじわくる。

冨樫さん

そういうことですね。勢力をどんどんひろげてくるっていう、まさにボスザル(笑)。


大和製罐ってどんな会社?

事務局

将来、大和製罐さんからオファーが届くかもしれない後輩たちに、大和製罐さんとはどんな会社なのか、内定者目線の企業PRを教えてください!

宮田さん

私がいいなと思ったのは、ただ容器を売るだけではなく、容器の中身も含めてお客様と意見を出し合いながらものづくりをしていく営業スタイルであること。自分がやりたいと思っていた営業のやり方でもあるので、入社の決め手にもなりました。また、缶ジュースや缶ビールの約3本に1本の缶を作っているというお話を聞いて、社会を支えている、動かしているような、やりがいがあると感じました。

事務局

3本に1本!シェア高いですね!

宮田さん

先日の内定式の後の懇親会で、役員の方が「自分たちはもう古いから」と自らおっしゃっていたことにも感動して。

冨樫さん

「私たちの思考は凝り固まっているから、君たちの若い考えや経験を活かして会社を良くしていってくれ」と、役員自ら発信していたんです。

宮田さん

そうやって、若い人にもどんどん仕事をさせてくれる。そんな環境があるんだなと思いました。

茂原さん

僕も歴史がありながらも保守的ではなく挑戦的な会社だと感じています。缶コーヒーやキャップのついたボトルタイプの缶を生み出したこともそうですし、さらに新しい挑戦として、缶にワインや日本酒を詰めて販売したりと、常に新しいことに挑戦しています。老舗と聞くと、保守的で、今あるものを良くしていくイメージが強いですが、大和製罐さんは全く新しいものを作ろうとしている。常に新しい風を呼び込もうとしている会社です。

事務局

古くからある会社だけれど、新しいものも大いに歓迎する社風なのですね。

茂原さん

社員を大事にしているという点でも、とても素晴らしい会社だと思います。入社後の職場となる工場を見せていただけない企業も多かったのですが、それではどのようなところで働くのかをイメージしづらくて。大和製罐さんは、「入ってみたらちょっと違った」というのを無くしたいという考えで、工場見学の機会をくださっているということからも社員を大事にしてくれる会社だと感じました。

冨樫さん

いやあ、うまく締まりましたね!

事務局

ですね!企業の立場から補足することは…

冨樫さん

ないですね。完璧です(笑)。お2人が感じてくれた素直な気持ち、リアルな体験がこれから就職活動を始める学生さんたちにも届けばいいなと心から思います。

宮田さん

私も最初は会社ロゴの漢字からも古い会社なのかな?というイメージが強かったのですが、実際は全然そうではないので、ぜひ一度来てみて欲しいです!

冨樫さん

オファーをもらったら、まずは行ってみよう!ですね。

事務局

そうですね!ぜひ、オファーを受け取ったらまずは自分の目で確かめに行って欲しいと思います。冨樫さん、内定者の茂原さんと宮田さん、賑やかなインタビューをありがとうございました!


大和製罐の求める人物像

2019年卒採用において求める人物像とは?

●  社風である「不可能を可能にする」と「挑戦する」の気概を持ち、そのような経験をもつ学生
●  コツコツと真面目に取り組むだけでなく、自分なりの考えやノウハウを活かして会社を変えていこうと考えられる学生

人事に聞く!OfferBoxのプロフィールはどう書いたら良い?

①まずはプロフィールを充実

冨樫さん

写真を載せているのと載せていないのでは載せている方が印象がいいですし、空欄もない方が望ましいです。中途半端に入力していると「中途半端な人なのかな?」と思われてしまいますので、やるからには徹底して使って欲しいです。
②どうして私にこのオファーが?相手の目線に立って考えてみる

冨樫さん

受け取ったオファーが説明会への案内だったり、個別面談だったり企業も様々です。どんな狙いがあって自分に個別面談のオファーをくれたんだろう?とか、相手側の目線に立って考えてみることが大切です。そうすると、宮田さんの「ボスザル」ようなキャッチコピーを用いるべきか、今までの経験をしっかりと書いて伝えるべきか、プロフィールやエントリーシートに書くことも変わってくるはずです。


内定者からのアドバイス

茂原さん

就活は早くやらなきゃいけない、ナビの解禁を持っていたら遅いと思い、みんなより早くスタートを切れるOfferBoxに登録しました。自分で調べようとすると限界がありますが、企業からオファーが来るので、「こんな会社もあるんだ!」と自分で調べるよりも幅広い目線で企業を知ることができます。ただ、釣り針のように何かひっかかるものがないと企業から声をかけていただけません。「あ、こいつ面白いな」と思ってもらえる、他の人とは違う自分の強みを何か1つでも見つけて発信できれば、オファーが来ると思います。

宮田さん

7月に入って周りがどんどん決まっていく中、なかなかうまくいっていなくて…行き詰っていたときに大学からOfferBoxの案内が届いて、ちょうどいいなと思い登録しました。企業の方からいいなと思った学生に声をかけてくれるので、効率が良く、せっかく時間を使って会ったのに「違った」ということも少ないと思います。

あと、私の「ボスザル」のように、OfferBoxでもエントリーシートでも、キャッチコピーを入れておくと会ってみたいと思ってもらえます。私みたいに、そこでギャップを生まなければそのあとの面接もうまくいくと思いますよ!

 

■会社概要
会社名:  大和製罐株式会社
本社所在地:  東京都千代田区丸の内2-7-2 JPタワー9階
設立日: 1939年5月20日
従業員数: 1,330名(2017年3月時点)
業種分類: メーカー
事業内容: 各種缶詰用空缶(ビール・ジュース・コーヒー・炭酸などの各種飲料、魚介、果物等)の製造販売。化粧品・食品用プラスチック容器及び金属容器・キャップ類などの各種容器の製造販売。容器製造システム及びプラントの研究・開発・設計。
ホームページ:  http://www.daiwa-can.co.jp/
採用ホームページ: http://www.daiwa-can.co.jp/recruit/

※本インタビューの内容、社名、役職名、氏名、大学名などは2017年10月現在のものです。