自己成長を促す!リーダーズ・キャリア・キャンプ– TEXに参加した就活生インタビュー vol.1:チームでの自分の役割は何か、答えを出すことができた

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TEXに参加した就活生から、自己成長のヒントを得よう

様々なオファーが飛び交うOfferBoxですが、これほどまでに濃密なプログラムのオファーは珍しいかもしれません。
今回は、『リーダーズ・キャリア・キャンプ– TEX(以降TEX)』とOfferBoxのコラボレーション記事となります。

TEXとは、社会人と学生が地域のリーダーたちと共に、難易度の⾼い社会課題に向き合い切磋琢磨することを通じて、自身の志や働く意味を考えるプログラムです。

※TEXはTrue Experienceの略称です。

TEX2020は、オンラインにて開催され、福島県南相馬市、岩手県釜石市が抱える社会課題に対して、グループワークを通して課題解決に取り組みました。

オンラインにもかかわらず、熱いディスカッションを交わし、頭をフル回転させた8日間の経験は、大いに自己成長に繋がったと、参加学生は語ります。

この記事では、TEXに参加した就活生へのインタビューを掲載します。
どんな取り組みの中で、何に気づき、何を得たのか。そして、それがどう自己成長に繋がったのかをお伝えします。

TEX参加学生のプロフィール紹介

今回インタビューしたのは、法政大学のS・Kさんです。
ここからは、Kさんからのインタビュー回答をベースにお伝えしていきます。

どんな大学生活を送っていましたか?

大学1年生の頃はボランティアサークルに入っていました。小中学校の時に、特別支援学校に入っていた友達がいて、その友達との関わりの中で「誰かの役に立つようなことをせっかくならしたい」と、大学入学前から思っていたんです。その中でもボランティアサークルは、サークル活動費が1番安かったので参加することを決めました。

2年生の頃は、友人に誘われてオープンキャンパスのスタッフをやりました。
あと夏に語学研修にマレーシアに一ヶ月行きました。英語力つけたいと思って、親に頼み込んで行かせてもらったんですけど、成果としては日常会話が少し話せるようになったのと、海外の友達ができただけでした。笑 帰国後のTOEICは悲惨でした…。

3年生はコロナで学校に行く機会がなくて、ひたすらバイトと就活してました。
本当にただの大学生でした。笑

好きなことは何ですか?

好きなことはキャンプ、ファッション、あとドライブです。車が好きで、レンタカーでアルバイトしています。あとバイトでいうと1年の頃から現在まで地元の小さなスーパーで働いています。

ガクチカもTEXに参加する前はこれらの話をしてました。でもそんなに力入れて頑張っていなかったので、面接では見抜かれて苦戦しました。
面接官の目をひきたくて、「レンタカーのアルバイトで、マニュアルを作って売上アップに貢献した」という話をしていたのですが、アルバイトの権限範囲でそこまで大きなことができないことや、本当にそれが売上アップの直接的な理由なのかなど、突っ込まれてしまって…。

TEXに参加してからはその経験をガクチカとして話していました。この後に詳しく話しますが、話を盛ったりしなくても十分自信を持って話せる経験になりました。

どんな就活を経験してきたか

既に第一志望の企業に内定承諾をしているKさん。
就職活動は、どのように進めていたのでしょうか?

就活を始めたきっかけは?

ただアクション起こしただけなら大学3年生の6月くらいからですね。
本腰入れて就活始めたのは年明けの1月とかだったと思います。

危機感持って早めに行動起こしていました。あの時は就活=人生のゴールだと思っていて、就活失敗したくないと、志望している企業に行きたいなと思って早めに動いていました。

まずは就活アプリを入れて、業界を知ることから始めました。
アプリの企業検索で、業界で絞ってどんな企業があるのか見たり、本の業界地図を見て、その業界のトップ企業や、業界の関連性、今後の成長業界が何処かなどを見ていました。

自分の興味のある業界から見始めて、自動車が好きだったので、そこから派生して自動車部品、機械などの業界も見るようになりました。

どんな企業の選考に参加しましたか?

1DAYインターン含めると夏、秋、冬で軽く50社は見ました。面接は20社くらいです。

面接は、 OfferBoxでオファーをもらった企業と、アプリで自分で応募した企業がほとんどでした。気になった業界でやオファーをもらった企業で参加できる説明会があったら、どんどん参加していましたね。

色々な企業の選考を受ける中で、最終的に「いかに人に必要とされているか」という軸で、企業を選んでいました。今振り返ると…という感じで、当時は言語化できていなかったですが。

それと、将来性(今現在と未来の市場価値)も重要視していました。先輩から「この観点で見るといいよ」とアドバイスいただいたので。あとは給料も見ていました。

TEXからの突然のオファー…何を思った?

TEXからのオファーに対して、率直にどのように感じ、なぜオファーを承認したかも教えていただきました。

TEXに応募する前、課題に思っていたことはありましたか?

自分の大学生活を振り返って、「これ頑張った!」と胸張って言えるものがないことに焦りを感じていて、それが悩みでした。

TEXのオファーが届いてどう思いましたか?

「なんだろこれ?怪しいな」と思ってました。笑
「参加者みんながリーダーになって、地域の問題を解決」とあり、「本当に学生がそんなことできるのか?」と。また、過去のデータもあまりなく、実態が掴めなかったのでちょっと怖かったんです。

ほんとは承諾しないでお断りしようとしてました。笑

どうしてオファーを承認したのですか?

自分、「人に勧められた、声かかったものはとりあえずやってみる」ってポリシーがあり、
今まで中学も生徒会など、学級委員を先生から勧められてやったことあるんですけど、とりあえずやってみた結果、すごく自分のためになったな、成長したなって感じることばかりで。
今回も迷ったんですけど、とりあえずやってみようと思いました。

あと「今更だけど何か夢中になって頑張りたいな…。」って考えていたのもあって、「いっちょやってみるか」となりました。

TEXに対して、どんな期待をしていましたか?

TEXを通じて、自分が新しい価値観だったり考え方を身につけられること。それに、企画立案などのビジネスってどんなものなのかを肌で確かめたかったです。
それが将来の仕事選びの材料になればな…とかですね。

あとは、チームで仕事をするときに、自分はどういうポジションでどう貢献できるのか、とかも知りたかったですね。
就活の面接で「チームでの役割は?」という質問をされて、その時に、あまりチームで動いたことがないことに気づいたんです。TEXの経験の中で、自分がどういう立ち回りをするのか、確かめたいという気持ちがありました。

TEXに参加してどうだった?

思い切ってオファーを承認してみたKさん。実際に参加して、どんな経験をし、また何をつかんだのでしょうか?

TEXでは、具体的にどんなことをしましたか?

本当に、自分自身を大きく変えてくれた経験になりました。大学生活の中でも特に有意義な経験をさせてもらいました。企業の新規事業を一から作れる経験なんてなかなかないですしね。

主に二部構成で、以下を経験しました。

  • 地方創生のための新規事業の立案
  • 新事業のPR、シーズ探索、カスタマージャーニーをチームで考案

1チーム6人くらい(学生3人、社会人3人)のチームに分かれて活動しました。
他には実際に事業を起こしている方など様々な外部の方をお呼びしてお話を聞き、みんなでディスカッションする時間も何度かありました。

地域リーダーの方だったり、他の地方で事業起こしている方のお話をみんなで聞いて、その上で、「じゃあ俺たちはどういうの作る?」と、ディスカッションしました。

ただ「施策を考えて」と丸投げされるのではなく、施策を考える上でのサポートというか、考える土台が整備されているのが、TEXのいいところだと思いました。

上記に加えて、すごく自他のパーソナルに向き合う経験もしました。
TEXの活動自体が、ただ企画を作るんじゃなくて、「自分ってなんだろう」と、参加者に問いかけてくれるものだったんです。

具体的には、TEXに参加前、参加中、参加後に適性検査を受けるんです。
検査結果の変化から、TEXを通じて自分がどう変わったかを、グラフや数値で見ることができました。

個々の検査結果をチームで見せ合って、「確かにこういうところある」というフィードバックもしました。
自分は「人前で動く力」が低かったので、「ファシリテーターをやってみたら?」とチームメンバーが提案してくれたりしました。
周りが見るので、逃げられないところもありましたね。笑

嬉しかったのが、「他人に対する問いかけ力」が元々低かったのが、参加後の検査結果では上がっていたんです。
この辺りの経験は、自己分析にもすごく役立ちました。

チームでの取り組みで、気付き・成長はありましたか?

一つの企画を作る中で、学部や会社の業種が違うメンバーが集まっているので、着目する視点だったり、反応がそれぞれ違うことが多々ありました。
学生が気づかないこともあれば、社会人の方にも新しい発見があったりして、議論が活発化して面白かったです。
それぞれの視点に立って考える能力がつきました。

また、人それぞれの個性の重要さにも気づきました。
適性検査の結果を見せ合うので、お互いを良く知れるのですが、チームメンバーがとても個性的だったんです。
例えば、自分と同じ学生メンバーでも、1人は議論をスピーディに進めたいけれど、もう1人は1つ1つを深めたいとか…。
それぞれ、強みもあれば弱みもあるので、それらを生かして役割分担することで、高いパフォーマンスが発揮されることに気づきました。

加えて、TEX参加前に知りたかった「チーム内での自分の役割」にも答えを出すことができました。
実は、最初はあまり議論の中で喋れなかったんです。そんな中で自分にできることを考えて、その結果「考えたことを行動に移す力」は自分にあるし、それでチームの助けになれると思いました。
具体的には、TEXの中で、情報がなくて議論が行き詰まったことがあったんです。そこで思いきって、現地の岩手県まで足を運んで、情報をとりに行ったりしましたね。

TEXで出会った中で、影響を与えられた人はいましたか?

「自分のチームの社会人リーダー」からリーダーシップについてたくさん学びました。

リーダーシップについて皆で考える機会があり、その方の考えるリーダーシップとは「組織のパフォーマンスを最大化する」ことでした。
その方は実際にリーダーとして場を和ませたり、またメンバーの個性に合わせて役割を振ったり、あだ名で呼び合うルールを作ったりしていました。
それによって初めはどこかぎこちなかったチームがどんどん活発化していくのを目の当たりにして、素直に感心させられました。優しくて面白くて、とても尊敬している方です。
自分も今、オープンキャンパスのリーダーを勤めていて、この方の後ろ姿を追って真似するようにしてます。

あとは地域リーダーや企業参加者の方もすごい経験されている方ばかりでした。岐阜県の地元企業へのUターン受け入れ制度を作っている会社の副代表や、動画制作のプロジェクトマネージャーをしている方、マーケティング会社の1年目の方、一般企業から市役所へ出向している方など、すごく刺激になりました。

そんな方たちと一緒の課題に取り組む中で、その方の考え方だったり、チームでの生産性あげるための立ち回り方とかはすごく参考になったし、社会人になっても真似したいなと思います。

TEXで、自己成長はできたのか?

適性検査の結果からも、成長を明確に感じ取れたというKさん。
それ以外にも、成長を実感したことについて聞いてみました。

TEX参加前と比べて、成長を感じたことはありましたか?

「なぜ?」と自問する癖がついて、結果的に視野が広くなりました。
具体的に言うと、考える際に「なぜ」と自問することで、相手の立場を意識するようになりました。そうすると、相手の視点まで視野が広がります。
こうした「なぜ」を繰り返すことで、どんどん視野を広げられるようになりました。

こうした、複数視点から見つめる力は、社会人になってからも、役立ちそうだなと思います。
自分と顧客だけでなく、会社、ステークホルダーなど複数の立場から見て気づくこともあると思います。

それと、グループディスカッションがとても上達しました。笑
TEX前は本当に苦手で、一言も話せないこととか、ざらにあったんですけど、TEX後のグルディスではほとんど落ちませんでした!
TEXの活動自体がグルディスのようなものだったので、場数を踏めたんでしょうね。

OfferBoxは、就活の役に立った?

TEXで大きな自己成長の手応えを感じたKさん。
グループディスカッションで一言も喋れない姿が全く想像できないくらい、論理立てて話す姿が印象的でした。
そんなKさんに、OfferBoxの活用に関しても聞いてみました。

就活でOfferBoxは活用されましたか?

大変活用させていただきました!

自分のどこを企業が評価してくれるのかを、客観的に理解できたのがよかったです。
OfferBoxで選考を受けたある企業が、自分のSPIの結果をわざわざ見せてくれたこともありました。自分の強みを教えてくれ、自社ではどう活躍できるのか教えてくれて、とてもありがたかったです。

それに、プロフィールをしっかり入力しておけばオファーが来るので、それ以降は受け身でも選考やインターンシップのオファーが届いて、参加できるのもとてもよかったです。
OfferBoxによって、就活の経験値は確実に上がりましたね。
社会人の方と話す練習、グループワークの練習になって、その経験は本選考にすごく生きたなと感じます。

OfferBoxを使う後輩へのアドバイスをお願いします

自分はいただいたオファーは、少しでも気になったら全く見てなかった業界でも承認していました。
そして多くの選考や説明会に参加するうちに「やっぱ違うな」とか、「あれ結構いいかも」とか新たな気づきがありました。
今思うとそれって「自分が将来どうなりたいか」、「働く上で何を大切にしたいか」改めて自問できたいい機会だったなと感じます。

今の内定先も、OfferBoxをやっていなかったら間違いなく縁がありませんでした。
結果的にOfferBox経由で知り合った企業ではないのですが、そもそもOfferBoxをしなければTEXに参加していなかったし、TEXに参加していなければ、興味を持たなかったであろう、プラントの企業に就職を決めました。
SDGsに力を入れている企業なのですが、TEXでSDGsに触れたからこそ、この企業の魅力に気づけたのだと思っています。

自分が全く見ていなかった業界でも魅力的な企業と会えたり、予想だにしない良い出会いがオファボにはあります。
こまめにプロフ(ガクチカ ・自己PRなど)を更新して、少しでも興味あったら承認してみてください!

 

以上でインタビュー記事は終了です。
協力いただけたKさん、本当にありがとうございました。
このインタビュー記事が、自己成長したい方のヒントになれば嬉しいです。