今回の企業インタビューは「京都清水メディケアシステム」。
どういった経緯でOfferBoxを利用することになったのか、またOfferBoxのプロフィールで学生のどんなところに注目しているかなどについて、採用担当の中村 絵理子さんにお伺いしました。
目次
OfferBoxを活用しての採用活動とは?
なぜ、OfferBoxを使って採用活動をおこなうことになったのか教えてください。
待っているだけでは、学生との接点数に限界があると感じ、新卒オファー型就活サイトを検討する中でOfferBoxに出会いました。
ほかの新卒オファー型就活サイトも比較しましたが、学生が受け取ることができるオファー数に制限があり、きちんと自法人の存在を知らせることができると感じ、またプロフィールの内容から学生の熱意を知ることができ、適性診断機能から自法人にマッチした学生を採用できると感じたことが活用に至った理由です。
介護に興味のある学生だけでなく、「介護を全く知らない学生」「マッチしているけど知るきっかけがない学生」「資格がないと働けないのでは?と考えている学生」に対してアプローチができるのではないかと考えました。また、学生の介護に対するネガティブなイメージをオファー文面や1対1の対話の中で払拭できるのではないかと期待していました。
どうやって求める学生像を探していましたか?
医療福祉業界を志望している学生はもちろんですが、「対人職」としてスーパー、飲食などの接客系志望、「人と関わるのが好き」の観点から人材・教育業界志望、「人に喜びを与えたい」の観点からアミューズメント・冠婚葬祭業界志望、「社会貢献」の観点から公務員・環境業界志望の学生など、介護業界志望のみの枠に囚われず幅広く学生を検索し探していました。
このような業界や職種だけでなく、フリーワード検索も活用しました。例えば「老人ホーム」や「高齢者」、「ボランティア経験」など。実際に過去入職した職員も約8割が未経験者だったので、スキルよりも思考性がマッチしているかを重要視し、探していました。
採用担当の中村 絵理子さん
選考活動はどのようにおこなわれていますか?
内定までの選考フローについて教えてください。
初回は、基本的に1対1の個別面談を実施。1時間〜1時間半ほどじっくりお話しています。そもそも介護業界を志望していなかった学生との面談が多いため、話す内容は介護業界の話が6割、雑談が3割、自法人に関してが1割くらいの割合です。
対面ではさらに学生の不安を払拭できるような内容にしており、目で見て「介護を感じる」ことができるコンテンツを用意しています。例えばAIシステムなどを導入している施設の見学や、車椅子の体験、階級別職員との座談会などをおこない、自法人のことをより深く理解いただけるようにしています。その後面接という流れになります。
プロフィール情報で見ているポイントは? どんな学生にオファーを送りたいですか?
特に注目しているポイントは、「他者に対してのエピソードがあるか」です。
介護職は利用者様に対して献身的に接していくことが重要になります。そのため、家族や友人などと関わったエピソードが含まれているかを注目しています。
面談・面接で学生のどんなところを見ていますか?
スキルなどで学生を評価していませんので、100%人柄評価です。面談では、フラットに見て判断したいと考えているため私服参加にしています。コミュニケーション能力はもちろんですが、「相手に対して気を遣えているか」も重要視しています。
例えばオンラインであれば、照明は明るいか背景に余計なものが写っていないかなどオンライン環境でも相手に配慮ができているかをよく見ています。
実際にオファーした学生に関しては、じっくりとプロフィールを読み込んでいるので、想像通りの方が来てくれている印象です。素敵な笑顔や愛嬌があったりと、オファーをする前の想像と違った!といったことはほとんどありません。
学生の不安を払拭するため、目で見て「介護を感じる」ことができるコンテンツなどを用意し、より理解を深めてもらえるようさまざまなことに取り組んでいる京都清水メディケアシステム。
在籍される職員の方も約8割が未経験者とのことで、スキルよりも思考性がマッチしている学生との出会いをOfferBoxを通じて求めているそうです。OfferBoxのプロフィール内では、スキルだけでなく、過去の経験からの自分の強みやありのままの姿を伝えることで、企業から評価されオファーが届く可能性が高まります!
また自分が知らない業界や、志望していない業界からもオファーが届くことで視野が広がったという声も多くいただきます。
ぜひプロフィール内で自分自身をアピールし、多くの企業からオファーが届くよう見直してみてください!
会社情報
会社名 | 京都清水メディケアシステム |
所在地 | 京都府京都市伏見区深草越後屋敷町17 |
設立 | 1958年09月11日 |
事業内容 | ①病院【リハビリテーション科】 ②介護老人保健施設 ③特別養護老人ホーム ④デイケア ⑤デイサービス ⑥グループホーム ⑦ケアハウス ⑧居宅介護支援事業所 ⑨訪問介護 ⑩訪問リハビリテーション ⑪訪問看護ステーション |
ホームページ | https://ksmcs.jp/p/ |
現在の主力・注力事業など
介護事業の一環として外国人留学生の就労支援事業に注力し、ダイバーシティ経営の実現を目指しています。
日本にはたくさんの優秀な外国人留学生がいます。その中には卒業後も日本に滞在し、働くことを希望している学生が多いです。しかし就労ビザの取得や資格取得など大きな障壁が存在します。外国人を取り巻くさまざまな環境にアプローチし、フォローすることで活躍の場を提供することができました。
今後は社内システムに英語を取り入れたり、一時帰国休暇の導入を検討し、さらに多様性のある制度設計をする予定です。