自己PRや挫折した経験などOfferBoxを使っていたりエントリーシートには書かなければいけない欄がたくさんありますよね。
どのエピソードを書こうか悩んでいる学生さんもいらっしゃるのではないでしょうか?
先日行われたOffer Box Partyにお越しいただいた株式会社アイスタイル ヒューマンリソース部の田中大介さんに”ぶっちゃけ人事さんはどこをチェックしているのか”お話を伺ってきました。
目次
エピソードの大きさよりも熱意のある学生
プロフィール欄のどこをみてオファーをだしていますか?
“人生で何回決断をしているのか”は一番注目しています。決断を多くしている学生ほど思考が深く、考えがしっかりしていると思います。決断からどんな気づきを得て、今の人生にどう活かしているか。そして、そんな過去を経て将来どんな人生を歩みたいのか。といった観点から読んでいます。
また、中学・高校・大学で何を頑張ってきたのかについてはすべて読んでいますが、やってきたことの結果だけではなく、過程にも注目しています。たとえば「ビジコンで1位になりました」だけではなく、競合は何チームいたのか、何人一組のチームなのか、そこで自分はどんな役割を担い、1位という結果に導くにあたってどのような過程があったのかなどですね。
面接の際にどこで学生を差別化していますか
一番は“話に自分の想いがあるかどうか”です。多くの学生と面接する中で、自分が説得されているなあと思うくらい熱意のある学生だと引き込まれます。
それがどんな話でもいい。いかに自分が想いをもって行動していたかが伝わる話をして頂きたいと思っています。
16卒内定者に共通することはなんですか?
共通しているのはアイスタイルらしさを持っているということです。枠にとらわれず、熱量があり、まわりの人を巻き込む力を持った学生たちです。
今後の事業拡大を牽引する人材に成長してくれるであろうことを期待しています。
会社の方向性と、学生の望むキャリアのマッチング
人事として田中さんが心掛けておられることはなんですか?
アイスタイルは成長著しい企業ですので、急速に事業が拡大する中で数年先をイメージし、組織が向かっている方向性と、個人のキャリアのベクトルをマッチさせるのがまず自分に課せられている使命だと思っています。
日々学生の皆様と向き合う中で、ファーストキャリアを本当にベンチャーにしていいのか、その中でアイスタイルという会社を選ぶことはお互いにとってメリットがあるのか、ミスマッチがないようとことん学生と向き合うようにしています。弊社の理念は「生活者中心の市場創造」ですが、私自身その理念を採用にも感じています。多くの企業と出会い、その中でファーストキャリアをどこの企業にするか、それを最終的に決断するのは学生です。
「アイスタイルを選ばなくてもいい」。まず僕が学生と向き合う中で必ず話している言葉です。ただ最終的に決断した企業がたまたまアイスタイルであったら、幸せだなと。決して採用ための人事ではなく、学生の皆様の今後のキャリアを第一に考える人事でありたいと、そう思っています。
いかがだったでしょうか?
エピソードの大きさよりも、その過程や決断の回数などを見ている。そして人事を説得するぐらい熱意ある学生を見ているというお話は非常に興味深かったです。
学生と本気で向き合ってこられた田中さんだからこそお聞きすることができたお話でした。今回インタビューに快く応じてくださったアイスタイルさん、ありがとうございました!