今回は松山大学四年生の、松田尚也さんにお話を伺いました。いわゆる意識高い学生ではなかったという松田さん。しかし何となく始めたインターンシップを通して、大切な事に気づいたと言います。どのような学生生活を送り、どのような就活をしてきたのでしょうか?
暇すぎて始めたインターン
―こんにちは、本日はよろしくお願い致します。
こちらこそよろしくお願いします!
―早速ですが始めさせて頂きたいと思います。松田さんはすごく良い笑顔されていて、サークルなんかでも人気がありそうですね!
いやいや、実は僕サークルには所属してないんですよ。
―そうなんですか!なんだか意外です。
一年の最初になぜか入らなくて、すっごく暇でした。で、暇すぎてインターンを始めたんです。最初はそんなはじまりだったので、いわゆる意識高い系ではなかったですね(笑)。
―暇だからインターンを始める人ってあまり聞かないですね(笑)。インターン先ではどんなお仕事をされていたのですか?
僕が始めたインターンというのが、普通の企業さんのところでやるものではなくて、大学生協が募集していたもので。主に三つの仕事があって、新入生やその保護者の方々にパソコンを案内したり販売する仕事、パソコンのサポート講座の講師と運営、それから大学のパソコンの授業のサポートです。
もともとは僕もその講座を受けていて、その時に講師をしていた先輩に暇ならやってみれば?と誘って頂いてインターンを始めました。
―パソコンだらけ…私機械オンチなので教えて頂きたいです…。
僕にしかできないことをしたい
―インターンを通して得たものはありましたか?
はい、インターンでの経験はすごく大きいですね。まずは一緒に何かをやる仲間ができた、という事です。企画をたてたりすることが楽しくて。それに、仲間と話しているうちに、自分の将来の事とかも自然と考える機会が増えて、将来像というものが早くから固まったように思います。
―松田さんの将来像というのは?
自分にしかできない仕事をする、という事です。これは仲間と話している時だけではなくて、インターンを通して考えた事でもあるのですが。先ほど講師をさせて頂いている、という話をしたのですが、最初はとりあえず無難に教えられればいいや、と思っていたんです。でも続けていくうちに、あれ、これだったら僕じゃなくてもできる仕事かもって気づいてしまって。それが悔しくて、先輩にフィードバックをもらって個性を磨くようにしたんです。パソコンの講師だけど、自分にしかなれない講師になりたいって思いました。
―それが将来の目標にも繋がったのですか?
そうですね。昔からパソコンをいじるのが好きで、プログラマーとかシステムエンジニアになりたかったんですよね。でも、よくいるシステムエンジニアにはなりたくなかったんです。抽象的にはなってしまうのですが、人間力のある技術者になりたくて。これからの時代、もっともっと人工知能は発達して、プログラミングだって機械任せでできてしまうようになるかもしれない。でも、機械はプログラミングだけしかできない。僕は僕という人間の力を使って、僕にしかできない、何者もとって変わることができない仕事をしたいんです。
―たしかに。今どんどん人工知能が発達するなかで、それでも人間にしかできない仕事って絶対大切ですもんね。
好きなことを仕事にする
―そんなふうに目指す将来像がはっきりしている中で、どのように就活は行ったのですか?
実はそんなに就活らしい就活をしていなくて…。インターン先に来てくださった講師の方が、Offerboxを教えてくださったので、とりあえず登録してみようかな、と思って登録して、自己紹介の欄を埋めて、そうしているうちにオファーが来たという感じでした。結構書くところが多くて大変だと思ったのですが、自分の考えとかを整理できてよかったですね。
―一度アウトプットすることで整理できる事ってありますもんね。
はい。というか、Offerboxを使って何より良かったのが、今の内定先に出会えた事ですね。逆求人でしか採用しない…というかそもそも公開をしていないところだったので、登録していなかったら、そもそも今の内定先を知ることすらできませんでした。これは本当に、Offerboxに感謝です。
―ご自身がとても納得できる企業さんに内定を頂けたのですね。
将来像がはっきりしている中で、ここでならその像に近づくことができる、と思いました。それにオファーを頂いた後人事の方にお会いして、直感的に憧れを抱いた事もあって、ここで働きたい、と思うようになりました。
―松田さんのように自分の将来像とマッチする企業さんに出会えるのって幸せですね!最後になりますが、これから就活を迎える後輩たちに、何かアドバイスはありますか?
シンプルですが…好きなことをやったら良いと思います。それが、やりたい仕事を決める上でのずらせない軸になるのかな、と。
僕の場合は、パソコンをいじるのは好きだけど、それを仕事にするまでなのかが分からなかったのですが、インターンとして好きな事を続けていくうちに、本当は何がしたいのかがはっきり分かるきっかけができたんです。講師として誰かをサポートしていく中で、僕は自分がどうとかいうよりも、誰かがより生きやすくなることが嬉しいのだと気づきました。そこから、あったら誰かが便利だと思えるものを作りたい、というぶれない軸ができあがりました。だから自分が好きなことが仕事にできたのだと思います。
それからもうひとつ、就活に対してあまりネガティブにならないことです!悪い方に考えても良い事はないので。自分や仕事の悪いところを探すよりも、良いところを探したほうが得ですよ!
―就活においてはネガティブに考えがちですよね。私も松田さんを見習って、前を向いていきたいと思います!本日はありがとうございました。
自分の将来像を、いきいきと語ってくださった松田さん。目指すべき目標があって、それを叶えられる企業を探す。就活というものの根っこにあるものに気付かされました。