OfferBoxで老舗商社に内定した、九州大学・芸術工学部の吉田ももこさんは、もともとはMR(製薬会社の医薬情報担当者)やSEを志望してとのこと。そんな吉田さんに、大学生活に力をいれていたこと、就職活動のスケジュールや、OfferBoxでの就活活動についてインタビューしました。
目次
野球場の売り子にサークルに力を入れた大学生活
−大学時代はどんなことに熱中したのでしょうか?
まずはアルバイトです。野球場での売り子のアルバイトを行っていたのですが、なかなか最初は 売上が上がらず、苦労しました。そこで、他のアルバイトとの差別化をはかろうと考え、よりお客様に自分にしかない接客ができるよう努力しました。
例えば、野球場は広く売り子を呼ぶのをためらうお客様が多いので、特に女性のお客様に対してはアイコンタクトを積極的にとって目線だけで 呼ばれていることに気づけるようにしました。他には常連のお客様には「いつもありがとうございます!」とお声がけし、野球のお話をしながら接客するようにしました。続けて数ヶ月後には売上 でトップをとれるようになっていました。
体力的に大変な仕事ではありましたが、「あなただから 買うんだよ」というお客様のお言葉はとても励みになりました。
▲アルバイトの他にも、学祭ライブの企画運営を行うサークルに所属。吉田さんは衣装班として活動し、3日間寝ずに衣装を作ったこともあるとか。
SEとMRに絞り込んで進めた就職活動の転機
−ずいぶん早くから始められていたのですね!SEとMRに絞っていたのに、2月にはのちの内定先にもなる商社からオファーを受け取っていらっしゃいますね。
2 月は一番興味があった SE と MR について企業を調べていました。ノートにまとめて企業との 違いを自分なりに分析していました。内定先の企業からオファーが来たのもこの頃で、会社説明会 に行きました。商社ということで SE でも MR でもなかったので最初は志望度が低かったのです が、説明会後、志望度が上がりました。
あとはインターンシップにもいくつか参加しました。就活 解禁されていなかったのですが、就活解禁後よりも学生の数も少なかったので社員さんの話を深く 聞く良い機会だったと思います。
OfferBoxがなかったら出会えなかった「商社」という内定先
−OfferBoxはいつごろから始めましたか?
1月頃です。自己分析するのに役に立ちそうだと思い利用しました。1月から3月は過去のデータを保存しながら毎日書き換えていました。もともと自分を評価することが苦手で自己分析が一番辛かったと思います…友人や家族の力を借りたり、就活本を10冊くらい読んで完成させました。 そのおかげか、ESで落ちた企業はインターンシップ・本選考のどちらも一度もありませんでした! ESでは自分の強み・過去の経験以外の質問もありますが、自己分析をしっかりしていれば書けるので本当に助けられました。
他に良かったこととすれば自分が志望していない業界とも接点を持てるということです。専攻とは関係ない業界からオファーが来て「私でもこういう職種につけるんだ」 と気づかされることがなんどもありました。あとは特別な選考に参加できるところです。少人数の説明会であったり、選考免除であったり、社員の方とのコミュニケーションを取る機会をもうけていただいたりと、ありがたかったです。ただよくしていただいた分選考辞退することが申し訳なく なりましたが…(それが一番大変だったかもしれません!)
−何が決定打となって、内定先を選ばれたのですか?
まず、社員の方が一番親身になってくださったのが一番です。一対一の説明会から最終面接まで担当の方からサポートしていただきました。またお会いした社員の方が一番多く(10名以上お話ししたと思います)その社員の方一人一人が仕事に対して誇りを持っていらっしゃることが伝わってきました。仕事内容的にも自分の成長が常に求められ、やりがいがあるところが負けず嫌いな私にあっていると思います。
九州と関東・関西の就活ハンデを実感
−九州にいることでハンデに感じることはありましたか?
金銭面の負担は大きかったです。私は親戚が大阪にいたので宿泊費はかからなかったのですが、交通費はすごくかかりました。あとは、就活に対する意識が関東・関西圏の学生よりも低いと感じます。関東・関西の学生はやっぱり慣れている感じがしました。私が初めてインターンシップに行った時も、すでにいくつもインターンを経験、面接等をうけたことのあるという学生が結構いました。
−そんな違いもあるのですね…。そのギャップを埋めるために、関東や関西の企業とのコミュニケーションで工夫したことがあれば教えてください。
説明会で人事の方が福岡にいらっしゃった時に積極的に話しかけて連絡先を手に入れてそこからメールで質問し、コミュニケーションを深め、その後本当にその企業について知りたいとなれば支店や本社を訪問する、という感じです。最初の福岡での説明会でいかにおぼえてもらえるか、ということに重きを置いていたのでそこでのコミュニケーションを大切にしていました。
就活に必要なのは「広い視野を持ち続ける」こと
−これから就職活動が活発になる18卒の学生たちに、アドバイスはありますか?
必要なことは広い視野を持ち続けることだと思います。就活を始めた時はまさか私が商社に就職 するとは思っていなかったので…自分にはこれしかないと決め付けすぎず、余裕を持っておことが必要だと思います。あとは人見知りをしないことです。説明会で得られる情報は限られていると思うので、自分から社員の方に積極的に話せるようにしておくことが大事だと思います。
―本日は大変お忙しい中ありがとうございました。入社後のご活躍を期待しています!