【例文付き】面接でよく聞かれる質問と具体的な解答例

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就活中の学生なら、一度は面接問答集を目にしたことがあるかもしれません。

しかし、他の学生と差を付けるためには、丸暗記した答えや質問集に載っている回答例に装飾した程度の回答ではあなたらしさを伝えることは出来ません。


この記事では面接でよく聞かれる質問と、面接官はどういった意図があってその質問をしているのかをご紹介します。

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よく聞かれる質問集 & 質問の意図

①「自己紹介をしてください」

②「自己PRをしてください」

③「志望動機を教えて下さい」

④「学生時代に力を入れたことはなんですか?」

⑤「入社後にやりたいことは何ですか?」

⑥「あなたの長所 / 短所は何ですか」

⑦「挫折経験について教えてください」

⑧「あなたは周りの方からどんな人だと言われますか?」

⑨「あなたの性格について教えてください」

⑩「弊社について知っていることを教えてください」

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① 自己紹介をしてください。

自己紹介は面接官があなたについてどんな人物かを知るための質問です
面接官は学生の深掘るのネタを探すために、学生の全体像を知りたいと思っています。

「氏名」「大学名・学部・学科」は必ず伝えるようにしましょう。
もし時間に余裕があれば「所属しているサークル・部活動」「趣味や特技」「専攻や研究内容」などを加えてもいいでしょう。

最後は面接官へのあいさつで締めくくるのを忘れずに心掛けましょう。

例1

「○○大学 ○○学部 ○○学科から参りました○○と申します。
大学のゼミでは○○について研究しています。
最近では課外活動として株式会社○○と共同で地元商店街の商品企画を行っております。
サークルは○○サークルと○○サークルを掛け持ちしておりました。
大学1年生の夏から現在まで書店でアルバイトをしており、リーダーを勤めています。
本日は、このような貴重な時間をいただききありがとうございます。どうぞよろしくお願いいたします。」

例2

「○○大学 ○○学部 ○○学科から参りました○○と申します。
趣味は海外旅行で、大学時代は5カ国に訪れました。1人で旅行をすることが多いので、事前に現地の情報や治安を調べて行動するように意識しています。
また現地の方やその他の旅行者とのコミュニケーション手段として英語学習に力を入れています。
効率よくスケジューリングをして行きたい場所を巡ったり、事前に資料を分かりやすくまとめることが得意です。
本日は、このような貴重な時間をいただきありがとうございます。どうぞよろしくお願いいたします。」

※自己紹介の時間指定が無ければ30秒から1分程度で話すように心がけましょう。

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② 志望動機を教えて下さい。

あなたがなぜ、「数ある同業他社の中からその企業を選んだのか」、「企業のどういった点に魅力を感じたのか」、「なぜその企業でなければいけないのか」といった点をしっかり説明できるようにしておきましょう。

「私は社内外の方とコミュニケーションを取り、個人だけでは残せないような成果を上げたいと考え、御社を志望しました。
学生時代はバスケットボールサークルに所属しておりました。サークル内でメンバーそれぞれと目標設定を1to1コミュニケーションで擦り合わせてきました。
御社のインターンシップでは部署の垣根を越え、コミュニケーションを密に取り合い知識の共有、最適な作業の分担を行い、成果を最大化することに注力していると感じました。
企業研究やインターンに参加してみて競合他社は個々で最大の成果をいかに出すかという点に注力している印象を受けました。
御社は競合他社と比較して立場関係なく全社的に最大の価値を発揮しようと取り組む姿勢が非常に私に合うと感じました。
私が培ってきた経験を最も活かせるのではないかと考えています。
バスケットボールサークルで培った積極的にコミュニケーションを行う姿勢を大事にして、業務遂行のみならずお客様の課題解決や製品の価値提供に尽力したいです。」

企業研究や業界研究を入念に行い、あなたがその企業でどのような価値を提供することが出来るのか、企業があなたに求めていることはいったい何なのかをしっかり考えて対策することがおすすめです。

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③ 学生時代に力を入れたことはなんですか?

多くの方が勘違いをしてしまう大事なポイントがあります。
それが「実績ばかりをアピールしてしまうこと」です。

面接官は活動の内容や実績よりも、あなたが活動する際に「どう工夫して活動に貢献したのか」「どういった学びを得てそれをどう活かすのか」といった物事への姿勢を見ています。

「学生時代に力を入れていたことはボランティアサークルの運営です。人の笑顔を見ることが好きで、地域の方と一緒に活動を行なってきました。サークル運営での課題はメンバーの少なさにより、活動の規模に限界があることでした。そのため、1年生の時に地元商店街の方にボランティアの協力を依頼された時に大きく貢献することが出来ませんでした。
当初20名ほどのメンバーしか居なかったのですが、より多くの方の笑顔を見ることを目標ためにもメンバー増員に注力し、40名まで団体を大きくすることが出来ました。SNSで活動の様子をまとめた動画や画像を配信してメンバーで拡散することで興味を持ってもらえるような情報を発信し続けました。常にどうすればボランティアサークルとして周囲に貢献出来るかを目標を見据え、団体の人手不足をメンバーの増員で課題を解決しました。常に目標を明確にすることでどうすれば課題解決に繋がるかを考え抜き、御社に貢献したいと思います」

実績が少ないガクチカはアピールしづらいという学生も多いですが、採用担当は結果よりも「行動」「行動要因」「学び」に着目しています。

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④ 入社後にやりたいことは何ですか?

あなたが企業に入社して具体的にどのような業務に携わりたいのか、実際の仕事内容を深く理解出来ているのかを問われる質問です。

採用担当者はこの質問から「学生が入社してやりたいこと」が社内で実現できるかを確認したいという意図があります。

「私は営業部に配属を希望しており、常に顧客ファーストで価値を提供するパートナー的な立ち位置で顧客に向き合いたいと思います。サービスを売ってサービスの価値を届けるのではなく、顧客の課題を解決することで優秀なパートナーとしての価値も提供したいと思っています。御社の営業職の方は
プロダクトを売って結果を残すことだけに固執せず、顧客への価値の提供や課題解決に尽力して信頼を積み上げ結果を残すというやり方に惹かれました。信頼されることで最大の成果を残してきた自分にとって最も共感できる営業を御社ではできるのではないかと思います。
ただ売り上げを取ることに固執すると信頼して貰えないと思います。課題解決としてサービスを提供し、どうすれば課題解決に繋がるかを顧客と一緒に伴走していきたいと思います。顧客に寄り添うという姿勢で、信頼を獲得出来る営業マンになりたいと思います」

あなたのやりたいことは何か、何故あなたのやりたいことがその企業では成し遂げられそうなのかといったポイントを説明しましょう。

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⑤ 挫折経験について教えてください。

あなたが過去の経験に経験した失敗体験や、挫折体験をどのように工夫して克服したのか、乗り越えたのか、解決したのかを問う質問です。

「野球サークルに所属していましたが、大学2年生の時に怪我をしてしまい、選手として活躍することが出来なくなってしまいました。選手としての道を絶たれた際サークルを辞めてしまう部員も多い中、私は今自分に何が出来るかを考え今までの経験を活かしてマネージャーの役割を担うことにしました。マネージャーとして他校との交流試合を積極的に設定するなど、サークルの実力底上げに貢献できたと思います。
また、サークルの活動を活発にした副次的効果として新入生が例年より多く入り、サークル全体の活性化にも繋げることが出来ました。以上の経験から私は常に今自分は何が出来るかという点に注目し、ベストな行動を取るよう心がけています」

実際の仕事で困難に直面した際に、あなたがどのような行動をするかといった点を確認されています。挫折経験から何を学び、どう行動に活かしているのかという点を提示しましょう。

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⑥ あなたは周りの方からどんな人だと言われますか?

企業との相性を見定めるために、自己評価と他者評価がずれていないかを問う質問です。

「私は周りの人から傾聴力が長けていると言われます。相手はどんな価値観や考え方をもっているのかという点を学びたい気持ちが強いので、積極的に初対面の方や周囲の方にも話しかけるようにこころがけております。考え方の幅が広がったり、異なる価値観を学ぶことで視座が上がり成長にも繋がると考えています」

しっかりと自己分析を行えていれば、他者からの評価に大きなずれや真反対の評価は生じません。逆に、自己評価と他者評価に大きなずれが生じている場合は自己を客観視できていないと面接官に判断される場合もあります。
そうならないためにも自己分析はしっかりと行いましょう

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⑦ 弊社について知っていることを教えてください。

企業研究や業界研究を通じて得た知識や、企業の強みや弱みについてどのくらい知っているかを問われる質問です。

最低限、以下の5つのを面接前にインプットしておきましょう。

  • 会社の沿革
  • 企業理念
  • 主な事業内容
  • 主な実績
  • 今後の展望

以上の項目を踏まえておくだけで企業について簡単にまとめることが可能です。

「御社は○○社長により、19○○年に設立された化学メーカーです。○○という理念のもと、
日本有数のメーカー企業の立ち位置を守り続けています。
〇〇業界での国内シェアは○位、
会社全体の売上は○○億円、営業利益率も○○%を確保しています。
今後は海外進出による利益の拡大を経営戦略として掲げていると理解しています」

同業他社と比較した立ち位置や特色、業界においてどのようなポジションを取っているかなどを話せるといいでしょう。

面接時に企業の強みや弱みを聞かれた場合、他社と比べてその企業のポジションがどうなっているかを全く答えることができないと「うちの会社に興味がない」と思われかねない恐れがあります。

事前準備を怠らず、業界全体の情報を整理してその企業の特色を把握しておきましょう。

業界全体の中で、その企業がどういった経営を行なっているか、今後はどのような展望があるのかという点に着目することも重要な視点です。

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まとめ

就職活動において、整合性や論理性は非常に重要視されるため、

就職活動は自己分析をしっかりと行なった上で、面接にのぞむようにしましょう。
その場その場でひらめいたことばかりを発言すると、選考ごとで話の一貫性がなくなってしまいがちです。

採用担当者やその他目上の方との面接において緊張せずに自然体で話せるようになるためには、ある程度の場数を踏むことも必要かもしれません。

1回1回の面接をしっかりと振り返りながら、ダメだった点や良かった点を確認しで次回の面接に活かせるようにしましょう。

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