「持ち物の指定がないけど、会社に確認すべき?」
インターンシップに参加するときに、何を持っていけばいいのか持ち物に悩むこともあるでしょう。企業から持ち物について細かい指定がない場合、何をどう用意すればいいのか判断に困ることが少なくありません。
この記事では、インターンシップで必ず持参すべき持ち物と、あると便利な持ち物について解説します。持ち物について企業から指定がなかった場合の対処法もあわせて解説するので、インターンシップに参加する前にぜひ確認してみてください。
目次
インターンシップで企業に指定された持ち物を確認
まず、大前提として企業に指定された持ち物を確認し準備をしましょう。インターンシップの案内メールや配布書類に、下記のような持ち物が記載されているケースが多いです。
- 筆記用具
- 履歴書
- エントリーシート
- 印鑑
- 通帳/キャッシュカード
- 学生証
- タイムスケジュール/作業内容シート
- 受付票
当日の持ち物の中には、指定の書類を印刷して持参する場合もあるので、早めに確認をして準備するのが大切です。
インターンシップの基本の持ち物リスト
インターンシップに持参する基本的な持ち物を8つとりあげて紹介します。ほとんどのインターンシップで必要な持ち物のため、事前にチェックしておくことをおすすめします。1.企業に指定された書類(履歴書・ESなど)
企業に指定された履歴書やエントリーシート、当日の流れをまとめたタイムスケジュールや作業内容シートなどの書類を準備しましょう。応募書類やタイムスケジュールの書類を忘れてしまうと、インターンシップの参加が難しくなる可能性もあります。メール添付で書類のデータが送られてきていないか、自宅に郵送されていないかなど、最初に必ず確認をしましょう。
2.筆記用具
筆記用具は、企業からの指定がなくとも準備しましょう。用意した方がいい筆記用具は、ペンやノート、スケジュール帳などです。ペンはボールペンとシャープペンシルの両方を準備しておくと安心です。書類にサインをするときは、消えない黒いボールペンを使用するのが一般的です。
また、インターンシップ先では必ずしもスマートフォンやパソコンでメモが取れるとは限らないため、メモ帳かノートを持参しましょう。また、先々の予定を確認することもあるためスケジュール帳の持参もおすすめです。
3.学生証(本人確認書類)
インターンシップに参加する際は、学生証など本人確認書類も持参しましょう。近年はオフィスビルのセキュリティが厳しく、入館の際には身分証明書などの本人確認書類が必要となることが少なくありません。顔写真付の学生証や運転免許証、マイナンバーカードなどを持参すれば問題ないでしょう。
4.財布(現金)
財布(現金)も忘れずに持参しましょう。インターンシップ先に早く到着した際に、集合時間まで飲食店に入ったり、忘れ物をして急ぎで買い物をしたりする際に、お金を使う可能性があります。キャッシュレス決済ができない場合に備えて、現金を用意しておくと安心です。
また、インターンシップ先で知り合った就活生や社員と、急きょ会食をする可能性もあるでしょう。会食費を支払う際も現金があった方が会計がスムーズにいくことがあるため、念のため用意しておくと良いでしょう。
5.スマートフォン・予備のPC端末やモバイルバッテリー
ほとんどの方が必需品としてスマートフォンを持っていくと思いますが、もし持っている方はモバイルバッテリーや予備の端末(iPadやパソコンなど)も持参すると良いでしょう。万が一、途中で充電がなくなってしまった際はモバイルバッテリーがあると安心ですし、応募書類のミスを直すためにパソコン作業が必要になるかもしれません。
なお、スマートフォンにはインターンシップ先の担当者の連絡先を登録しておくと、緊急連絡の際にも慌てずに済みます。
6.印鑑
印鑑も持参することがおすすめです。インターンシップ初日に、雇用契約書や秘密保持契約を結ぶ際に押印が求められたり、交通費の精算で領収書に受領印を押したりする可能性があるためです。
印鑑が必要な場合は、通常は企業から事前連絡があるはずです。なお、印鑑を持参する場合は朱肉もあわせて用意しておくと便利です。
7.ハンカチやティッシュ
ハンカチやティッシュも身だしなみの基本として持参しましょう。トイレで手を洗った後に手を濡れたままにしないといった基本的なマナーのためでもありますが、汗をかいたり、スーツにちょっとした汚れが付いたりしたときにハンカチがあるとスマートです。便利なだけでなく、見た目もきちんとした印象を与えます。
ハンカチやティッシュはビジネスマナーの1つとして持っておくようにしましょう。
8.腕時計
腕時計も持参することがおすすめです。インターンシップ中にグループディスカッションやワークをする際に、時間を確認する機会が多いためです。
スマートフォンを時計代わりにしている方も少なくありませんが、インターンシップ中にスマートフォンを触りづらい場面も多々あるでしょう。ハンカチやティッシュと同様に、ビジネスマナーとして腕時計を準備しておくようにしましょう。
インターンシップであると便利な持ち物リスト
続いて、必須ではないものの、あると便利な持ち物を8つ紹介します。必要に応じて準備をしてください。
1.折り畳み傘
天候不良に備えて折り畳み傘や雨具があると便利です。急な雨に降られ、スーツや衣服が濡れたままオフィスに入ることに対して心良く思わない企業もあるかもしれません。
身だしなみを保つためにも、折り畳み傘を携帯することがおすすめです。
2.クリアファイル
クリアファイルもあると便利な持ち物です。企業から渡される書類をきれいな状態で保存することができます。ファイルにまとめて入れておけば、重要な書類を紛失する可能性も低くなります。
クリアファイルは透明で無地のものを選んでおくと無難です。派手なデザインやキャラクター柄のクリアファイルは、ビジネスの場にあわないため避けた方がよいでしょう。
3.名刺入れ
名刺入れもあれば持参するとよいでしょう。インターンシップ先の社員から名刺を受け取ったときに、きちんと保管することができ、丁寧な印象を与えることができます。
名刺は持ち主の分身といわれることもあり、受け取る際も受け取った後も、丁寧に扱うことが大切です。受け取った名刺は雑に扱わずに、名刺入れなどでしっかりと保管するようにしましょう。
4.エチケット用品(歯ブラシ・制汗剤など)
歯ブラシや制汗剤などのエチケット用品もあると便利です。インターンシップに参加している間は、多くの人と話す機会があります。インターンシップ先で食事時間を挟む場合もあるため、食後は必ず歯を磨くなどしてエチケットを守るようにしましょう。
また、夏など汗のかきやすい時期は、制汗剤や汗拭きシートなどを持っていると安心です。
5.常備薬
常備薬もあると便利です。インターンシップなどでの慣れない現場で緊張して、体調を崩す方も少なくありません。普段から服用している薬や、胃薬や頭痛薬といった常備薬を必要に応じて用意しておきましょう。
慣れない環境でのストレスや緊張による体調不良でパフォーマンスを下げないためにも、念のため持ち物リストに入れておくことをおすすめします。
6.替えのストッキングや絆創膏
替えのストッキングや絆創膏を持っておくこともおすすめです。私服参加のインターンシップも増えているものの、リクルートスーツを着用している際に慣れないビジネスシューズで靴ずれを起こしたり、ストッキングが伝線したりすることがあります。万が一に備えて、替えのストッキングや絆創膏があると便利です。
7.温度調整の服など
温度調節のための服やストールなどもあると便利でよいでしょう。オフィスビルでは空調を勝手に調整できない場合が多く、夏でもクーラーが効きすぎて寒かったり、反対に冬場で暖房が暑すぎたりしてインターンシップに集中できない可能性もあります。
柔軟に温度調整ができるよう、脱ぎ着のしやすい上着やカーディガンなどを持っておくことがおすすめです。
8.飲み物
水やお茶などの飲み物も持参しておくと便利です。企業が飲み物を用意してくれる場合もありますが、長時間その場から動けない可能性もあるため、事前に自分で用意しておくと安心です。また、こぼれないように蓋つきのペットボトルを選んでおくと良いでしょう。
インターンシップで持ち物の指定がないときの対処法
インターンシップ先の企業から、特に持ち物の指定がない場合も少なくありません。何を持っていけばいいか分からなければ、適当に準備するのではなく、インターンシップ先の担当者に確認するようにしましょう。持ち物についてインターンシップ先にメールで問い合わせる際の例文を紹介します。メール例文
メールで確認する場合は、件名でお問い合わせ内容がわかるようにしましょう。忙しい中でも、要点を端的に伝えやすくなります。内容についても、何についての質問か端的にわかるようにまとめましょう。
株式会社△△
△△部
△△(担当者フルネーム)様
お世話になります。
××大学××学部の××(あなたのフルネーム)と申します。
〇月〇日のインターンシップの持ち物について質問がありご連絡いたしました。
当日につきまして、何か持参すべきものはありますでしょうか。
持参すべきものがございましたら、ご教示いただけますと幸いです。
お忙しいところ大変恐れ入りますが
ご確認のほど、何卒よろしくお願いします。
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××(氏名)
××大学××学部××学科×年
携帯電話:×××-××××-××××
メール:×××@×××.××
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まとめ:インターンシップの持ち物リストを活用して準備を進めよう
インターンシップの持ち物は、企業に指定された持ち物を確認して準備することが大切です。今回紹介した持ち物リストを参考にして、忘れ物のないよう早めに準備をしましょう。
また、持ち物だけでなく、インターンシップに参加する目的を整理したり、自己PRをまとめたりなど、さまざまな準備が必要です。インターンシップの準備のポイントをまとめた記事もあわせて確認してみてください。