「長期インターンは意味がない」という声を聞き、インターンに参加するか迷っている学生がいるかもしれません。長期インターンでは学生の多くの時間を費やすため、職種や企業選びは慎重に行いたいものです。
今回の記事では、長期インターンが意味ないと言われる理由や、どうすれば意味ある経験に変えられるのかを具体的に紹介します。読み終える頃には、自分にとって価値あるインターンの選び方がわかるようになります。長期インターンを選ぶ方法を知りたい人は、ぜひ参考にしてみてください。
OfferBoxは、就活生の約24万人（※1）に利用されている新卒逆求人サービスです。 プロフィールを見て、あなたに興味を持った企業から直接オファーが届くので、効率よくインターンシップを探すことができます。 また、累計登録企業数は約20,423社（※2）で、大手から中小・ベンチャー企業まで幅広い企業に登録されています。 ぜひ、ご活用ください。
（※1） OfferBox 2026年卒利用実績データより
（※2）当社アカウントを開設した累計企業数で、直近で利用していない企業含む（2025年8月時点）
目次
そもそも長期インターンと短期インターンの違いとは？
長期インターンと短期インターンの違いは、参加する期間の長さです。その期間には明確なルールはありませんが、長期インターンは3ヶ月以上続けて取り組むもの、短期インターンは3カ月未満で取り組むものと、リクナビが定義しています。
（引用：リクナビ｜長期インターンシップとは？期間、参加するメリット、探し方を解説）
長期間企業で働く長期インターンでは、社員に近い立場で就労体験が積めます。業務内容が社員と変わらないケースもあり、社会人として働くイメージが掴みやすいでしょう。
一方で短期インターンは、グループワークや職場見学などが実施されることが多いです。業界研究や企業研究を目的として活用されています。
長期インターンはベンチャー企業が多い
長期インターンはベンチャー企業で募集していることが多いです。ベンチャー企業は人材やコストが限られているため、採用活動に大きな労力を使えないことが背景にあります。
企業にとって長期インターンの実施は、採用時のミスマッチを防ぎ、結果的にコスト削減につながります。学生は実際に企業で長期間働いた上で選考を受けるため、「思っていた業務と違った」「職場の雰囲気が合わなかった」というズレが生じにくくなります。
他にも長期インターンは、人材育成の面でもコストや時間、人員を抑えられます。インターンの期間で実践的に指導を行うため、入社後の研修をカットすることができるからです。
>> 【無料】OfferBoxでインターンオファーを受け取る
長期インターンが「意味ない」と言われる理由
長期インターンは一部の学生から「意味がない」と言われています。なぜそういった声があるのか、不安点は早めに解消しておきたいものです。
ここからは長期インターンが「意味ない」と言われる理由を3点解説します。
目的意識がなく参加している
一部の学生は、目的を持たずに長期インターンに参加しているため、意味がないと感じてしまうのかもしれません。「インターンに参加しさえすれば、就活にプラスに働く」と信じて、深く考えずにインターンに参加している人がいる可能性があります。
特に長期インターンは、3ヶ月以上の期間が必要となるほか、週2日〜5日程度の頻度で参加する必要があり、多くの時間を費やすことになります。そういった中で企業や職種選びを間違えると、多くの時間が苦痛になり後悔することになります。
企業選びの際に目的を明確にすることで、インターン期間中のやる気にもつながります。達成したい事柄が明確であるほど、具体的な行動が明らかになるためです。結果、集中してインターンでの業務に取り組むことができるでしょう。仕事内容が単純作業ばかり
長期インターンが意味ないと言われるのは、仕事内容が実務経験やスキル習得につながらない単純作業に終始してしまう企業も存在します。単純作業ばかりを任されるインターンは、そもそもの目的から逸脱しているため悪質だといえます。
インターンの目的は実際に企業で働き、職種や企業への理解を深めることです。業務を通して、職種に関する知識や社会人としての責任感などが身につきます。しかし実務的な学びよりも単純作業に比重が偏っている場合、学生にとっての学びの場としては適していない可能性があります。このような状況は、学生から成長の機会を奪っているといえるでしょう。教育体制が整っていない
インターンで教育体制が整っていない企業は、意味がないと言われる可能性があります。充分な教育が受けられず、とりあえずで目の前の雑務を振られる懸念があります。
具体例として人員が足りない企業は、教育体制が整っていない心配があります。企業は日々の業務に精一杯でインターンの仕事内容が決められておらず、放置される、雑務を振られるなどの懸念があるでしょう。また人手不足の企業は、インターン生を指導する社員を割り振る余裕がないこともあります。メンターのような存在の社員が付いてくれないと、手持無沙汰になってしまう懸念があります。成長の機会を逃してしまうかもしれません。
>> 【無料】OfferBoxでインターンオファーを受け取る
実際に「意味がなかった」と感じた学生の体験談
ここでは「意味がなかった」と感じた学生の体験談を紹介します。悪いインターンのイメージを、事前に把握しておきましょう。
やりたいことと業務内容が合っていなかった
長期インターンがスタートした後に、やりたいことと業務内容が合っていないと気付くケースがあります。ここにミスマッチがあると、モチベーションを維持して長期インターンをやり遂げることが難しいでしょう。特に長期インターンは、学生の貴重な時間の多くを費やすため、自分に合う企業選びが重要となります。長期インターンに時間がとられ、他の就活が進められない可能性が高いためです。参加するからには、技術や人脈、コミュニケーション能力など多くのものを得たいところです。
また業務内容が明らかでないインターンは、説明会や選考の時にきちんと確認することが大切です。不透明な部分を解消した上でインターンを決めると、後悔しづらくなります。
過酷な環境で心身ともに疲弊した
過度な労働環境や人間関係の問題で、心身ともに疲弊してしまったケースもあります。インターンで精神的に辛い経験をしてしまうと、今後の就活が上手く進められない可能性があるため、企業選びは慎重に行いたいものです。
たとえば、人間関係に問題を抱える企業もあります。インターンで厳しく指導されることはそう多くはなく、頻繁に叱責されるようであれば危険です。
他にも想定以上の長時間労働を課されることも危険です。身体や心を保つことで精一杯だと、インターンでの学びが少なくなったり、就活へのやる気が削がれてしまったりするかもしれません。
インターンへ申し込む前に、口コミサイトやSNSなどから口コミを確認する必要があります。ただし1つの口コミを信じ過ぎるのは危険なので、数多くの口コミを集める、情報を持つ先輩に聞くなどして、精度の高い情報を集めましょう。
ガクチカ目的で始めたが続かなかった
「学生時代に力を入れたこと」つまりガクチカだけを目的に長期インターンに参加すると、モチベーションが続かないことがあります。「興味のある職種を経験したい」「企業との相性を確かめたい」など他の目的も持っていないと、時間がもったいないことを痛感し、途中で辞めることになりかねません。長期インターンはガクチカとして、就活でアピールできる題材に充分なり得ます。長い期間、企業で働く経験を積むことで得た業務経験や、業務の中で気付いた強みをアピールしましょう。またインターンでは就業体験を行うため、仕事へ真摯に向き合う姿勢をアピールすることも可能です。
ただ何となくで選んだ企業でのインターンから得られるものは少なく、アピールする内容も薄くなってしまいます。
OfferBox（オファーボックス）なら内定直結型インターンのオファーを獲得できる
OfferBoxは新卒向けのオファー型就活サービスです。就活生がプロフィールを登録すれば、興味を持った企業から選考やインターンのオファーが届きます。中には内定直結型のインターンがあり、マッチングすれば入社までスムーズに進めるでしょう。そもそも内定直結型のインターンとは、長期インターンに参加した後に、学生と企業の双方が納得した上で、そのまま内定が決まることです。効率的に内定が決まるため、就活への労力を最小限に抑えることが可能です。
内定直結型を含むインターンへの参加に向けて、まずはOfferBoxに登録してみましょう。どのような企業から声が掛かるのか、市場価値を確かめられる点も魅力です。
>> 【無料】OfferBoxでインターンオファーを受け取る
意味ある長期インターンにするためのポイント
ここまで意味ないと言われる理由や体験談を紹介してきました。では意味のある長期インターンにするためには、どういった点に気を付けると良いのでしょうか。ここではそのポイントを解説します。
目的とゴールを明確にする
長期インターンは、目的とゴールを事前に明らかにすることが重要です。目標地点が決まっていないと、インターン期間が何となく過ぎて行ってしまい、終わった頃には何も得られていないかもしれません。リクナビの調査によると、インターンの目的について「業界・企業・職種理解を深めるため」と答えた学生が79.3％、「自己分析を深めるため」と答えた学生が48.3%、「就活の予行練習のため」と答えた学生が44.7%となっています（複数回答あり）。
（引用：リクナビ｜インターンシップに参加する意味・目的とは？必要性はある？【先輩たちにアンケート】）
こういった目的を参考にしながら、なぜ自分がインターンに興味を持ったのかを考えてみてください。長い時間や労力を費やすインターンを、有意義な時間にしましょう。
業務内容と環境を事前にリサーチする
長期インターンの質を高めるためには、業務内容や労働環境を事前にリサーチすることも大切です。業務内容や労働環境が不透明なまま企業を選んでしまうと、ミスマッチが起きる可能性があります。
インターンの探し方によって、おすすめのリサーチ方法は異なります。例えば大学のキャリアセンターから紹介を受ける場合、疑問点や不安点をアドバイザーに質問しましょう。大学のキャリアセンターは踏み込んだ質問がしやすい環境のため、なるべく疑問は残さないようにしましょう。
また企業の公式サイトに直接応募する場合は、大学の先輩や口コミサイトを頼りに情報を集めましょう。なるべく多くの情報を集めて、希望に沿っているのかを冷静に判断することが大切です。
短期で見極めて長期化を判断する
短期インターンに参加した後に長期インターンを検討することで、企業や職種選びに失敗しにくくなります。短期インターンは1日、1週間など短期間で完結するため、複数の企業で参加することが可能です。そこで業界や職種との相性を確かめた後に長期インターンに参加すると、業界や職種に対するミスマッチが防げるでしょう。加えてどのようなポイントを抑えてインターンを選ぶべきかが掴めるため、失敗しにくくなります。
また長期インターンであっても短期インターンであっても、本選考のように書類選考や面接が行われる企業があります。複数の企業のインターンに参加することは、本選考の練習になるメリットもあるでしょう。
>> 【無料】OfferBoxでインターンオファーを受け取る
長期インターンにはこんなメリットもある
長期インターンは「意味がない」とネガティブな声が一定数ある一方で、メリット・魅力もあり、両方を確認しておきたいものです。
ここでは長期インターンのメリットを2点から解説します。
ビジネススキルが身につく
長期インターンのメリットは、ビジネススキルが身につくことです。長期インターンでは社員同様の実務を長期間で行うため、日々の業務の中でビジネススキルが習得できます。例えば電話対応やメール対応、WordやExcelを使った資料作成など基本的なビジネススキルが身につきます。また社員や顧客と会議を行うことで、コミュニケーション能力の向上が期待できます。さらに営業やプログラミングなど職種ごとの専門知識の習得も望めます。
こういったスキルは、学生生活やアルバイトではなかなか習得できないため、貴重な経験だといえるでしょう。早めにスキルを習得することで、今後の就活に活かすことが可能です。
就活で話せるエピソードになる
長期インターンは、就活で話せるエピソードになることがメリットです。学生時代に力を入れたことが思い浮かばない人は、新たな経験を積むチャンスといえるでしょう。長期インターンでは、社員に近い業務を経験することができます。真摯にインターンに取り組めば、上司や顧客とのコミュニケーションの取り方や仕事への向き合い方、専門的な業務経験をアピールすることが可能です。インターンでのエピソードは企業で働くイメージが湧きやすいため、上手くアピールできれば採用につながる可能性が高まります。
就活で話すエピソードとして長期インターンを用いることは、アピールする題材として適切といえるでしょう。
>> 【無料】OfferBoxでインターンオファーを受け取る
長期インターンは「意味ない」ではなく「意味ある経験」にできる
長期インターンは「意味がない」と言われることがあるものの、自分次第で意味のある経験にすることができます。長期インターンに興味を持った段階で、参加目的を明らかにしたり、情報を徹底的に集めたりすることが重要です。今回の記事で紹介した「意味ないと言われる理由」や「意味ある長期インターンにするポイント」を抑えて、たくさんの学びがあるインターンを目指しましょう。
OfferBoxは新卒向けのオファー型就活サービスです。就活生がプロフィールを登録すると、インターン生を募集する企業から声が掛かる可能性があります。自分では見つけられなかった企業との出会いにつながるかもしれません。興味が湧いた学生は、ぜひ登録に進んでみてください。
