面接で聞かれる志望動機・志望理由の回答方法。”自分らしい志望動機”とは?

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「志望動機がみんな同じ。」

毎日何人もの面接をしている面接官にとって、よくある悩みの一つです。

特に社会人経験がない新卒の就活生のみなさんは経験が少ないため、企業サイトで見た情報などを元に志望動機を作成することが多く、周りと被ってしまいがちです。

そのため、面接官の心を動かす”自分らしい志望動機とは何か?”についてよく考え、それをうまく伝える必要があります。

 

まずは、志望動機・志望理由の内容を固めよう。

面接は準備が大事!面接官に熱意・適性が伝わる”あなたらしい”志望動機・志望理由を準備するためのポイントをご紹介します。

1. 自分の強みと、どのように成長したいか考える

あなた自身がどのような人で、今後どうなっていきたいかを伝えるのが面接です。

今の自分が分からなければ、将来どうなるのかというビジョンは見えてきません。
まずは、今現在の自分自身と向き合い、あなたの強みは何か、何を大事にしているのかなどを整理してみましょう。その際、学生時代のエピソードを交えて考えると具体的になります。

現在の自分についての分析ができたら、これからどのように自己実現をしたいかを考えてみましょう。
「何をしたいか」ということも大事ですが、「何をすべきか」を考えることで、将来に対するビジョンは明確になっていきます。

2.企業の唯一無二な部分を探そう

「なぜ競合他社ではなく弊社を志望しているのだろう?」と面接官が思う志望動機は多いものです。
数ある企業の中から、なぜその企業を選んだのかを明確にすることで、熱意を伝えることができます。

全く同じ会社は世の中に存在しません。
事業内容、製品、ビジョン、経営理念、顧客など何か一つでも、その企業の唯一無二な部分を探してみましょう。
このうちの一つでも自分が魅力に感じれば、それが志望動機になります。 

企業分析をする際には「その企業ならでは」は何かにフォーカスして調べてみましょう。

3.自己分析と企業分析の共通点を見つけよう

当然のことながら、面接官は「長く働いてくれる人」を探しています。
入社後にミスマッチが起き早期に退職してしまうことは、学生・企業双方にとってデメリットとなるため、採用の時点で慎重に判断したいと思っているのです。
そこで大事なのが、入社後に活躍できるかどうかの「適性」。

ここまで考えてきた、あなたの強みや将来像と、その企業の唯一無二な部分を結びつけてみましょう。
そうすることで、あなたと企業に共通するメリットが明確になり、自信を持って面接に望めます。

なにより、強みや経験が活かせるという「適性」、この会社でなければいけないという「熱意」が面接官に伝わります。

 

志望動機・志望理由の伝え方のポイントを抑えよう。

せっかく用意した志望動機。うまく伝えられないのはもったいないですよね?

とはいえ、エントリーシートやプロフィールに記載したまま暗記して答えてしまっては、コミュニケーション能力不足という印象を与えかねません。

伝え方のポイントを抑えて、あなたの思いが伝わる面接にしましょう!

1.長くなりすぎないようにしよう

例えば、志望動機を3分で伝えられますか?長くなりすぎる場合は、要点を抑えられていない可能性があります。
内容がしっかりまとまっているのであれば、重要な事項を箇条書きにし、要点だけを頭に入れておきましょう。

2.結論から話してみよう

論理的に話すために、結論を最初に述べるという方法が有効です。

結論が見えないまま話が続くと、話がまわりくどくなり、面接官に「結局、何が言いたいのかはっきりしない」と思われてしまうこともあります。

「志望動機を教えてください」などと言われたときには、まずは「○○のため、御社を志望いたしました」などと結論から話してみましょう。
結論を述べたあと、そう考えるに至った根拠や背景を具体的に説明しましょう。

3.ゆっくりと話すようにしよう

緊張すると、つい早口になってしまいがちです。

残念ながら、早口で話してしまうと良い内容を話していても伝わらなくなってしまいます。
用意した志望動機を回答するという意識ではなく、面接官を説得するつもりで、ゆっくりと一つずつ大事に話すようにしましょう。

どうしても緊張してしまうなら、「緊張しています」と言ってしまうことで落ち着けるかもしれませんよ。

 

志望動機・志望理由の回答例を見て、イメージしてみよう。

実際に面接官の心を動かした志望動機をみて、実際の面接をイメージしてみましょう。

「私が御社を志望した理由は、ユーザーファーストという御社のポリシーに共感したからです。

面接の度に御社の社員の方に、仕事で大切にされていることをお伺いしましたが、どの方も「お客さんにウソをつかない」「お客さんの利益にならないことは勧めない」などと答えていただきました。

私自身、ユーザーファーストが重要だと思うきっかけは、ケーキ屋でのアルバイトがきっかけでした。
お客様に何度もケーキを買いに来てもらうなら、まずは120%の接客をしないといけないと気付いたからです。

同じ業界の他社競合ももちろん足を運びましたが、御社ほどユーザーファーストが社員の皆さんに浸透している企業はいないと感じました。
そのため、御社を志望させていただきました」

このように、自分の経験と企業分析の共通点を見つけ出すことで、「この企業に入りたい」という強い思いを面接官に伝えることができるのです!