今回は、京都外国語大学の山田真梨子さんにインタビューさせていただきました。なんと4年生の6月から就職活動を始めて7月中旬に就職先が決まったという山田さん。なぜそんなスピーディーに就職先が決まったのか、その秘密は山田さんの人柄と軸にあるようです。
なりたいものが見つからない大学生活
――よろしくお願いします!
お願いしますー!
――早速ですが、学生生活はどのように過ごされていましたか?
実はやりたいことも理想もなくて、就職先もなんでもいいぐらいでしたね。自分の人生での軸みたいなものはあって『LGBT』なのですが、それぐらいでしたね。(※レズ・ゲイ・バイ・トランスジェンダー等の性的マイノリティーの人たちのことを指す)
――どうして『LGBT』に興味を持つようになったのですか?
親友の男友達がゲイであることをカミングアウトしてくれたんです。
それまで『ゲイ』や『レズ』など考えたことがなくて、急に遠かったものが近くに舞い込んできた感じでしたね。抵抗もなかったです。その子とはその後もすごい仲良くなって、ゲイの友達が増えていったんです。それで、いつの間にか遊んでいるうちにその子たちの悩みを知った。
――それは少し特殊なご経験ですね。
なにか私にできることがないかなと思って。話を聞いてあげること以外に何かないかなと思っていた。何か探そうと思ったんです。全てにおいてキーワードですね。
――なるほど。人生での軸はあったけれどそれをどう実行に移すのか悩んでおられたんですね。
そんなときカメラが趣味の私に教授が「カメラやってるならイベント手伝ってよ」と言われたのがきっかけで、KYOTOGRAPHIEの中で行われる写真のワークショップの準備を手伝うことになりました。 (※『KYOTOGRAPHIE』:京都市内15の特別な会場にて、国内外の気鋭のアーティストの作品や貴重な写真コレクションを鑑賞できる国際的なイベント)
――それは素敵な体験をされたんですね!!
そうなんです。その後イベントを勧めてくれた教授から「インターンに参加したら?したいこともないんでしょ?何か見つかるかもよ」と言ってくださり、KYOTOGRAPHIEの本部でインターンをすることになりました。
――急展開ですね(笑)実際インターンに参加してみてどうでしたか?
その後半年がとっても忙しかったです(笑)
業務としては色々させていただきました。例えば、写真家に会社からマネージャーがついているのですが、そのマネージャーのアシスタントをしたり会場で受付などしていました。
――それは忙しそうですね(笑)そこでの学びや気づきなどはありましたか?
会場にはいろんな国のフォトグラファーやお客様だけなく広報の方々もいらっしゃったので、お話ししている間に何かをPRするお仕事って楽しいかも!と思いました。
――なるほど。したいことが見つかったんですね!
そうなんです。たくさんの人と結びつきのある直属のマネージャーのお仕事に関わっていくうちに「こういう人になりたいな」と思いました。どういう人生を歩んでいたのか聞いたり、相談に乗ってもらったりして。マネージャーの女性としての生き方に憧れました。
――インターン先での多くの出会いが、山田さんの“広報”という“したいこと”を見つけさせてくれたんですね!
4年の6月から就活 7月中旬に内定
――インターンが終わったのが5月末ですよね?その後就活って大変じゃなかったですか?
そうなんですよ(笑) 大手はエントリーが終わっていて(笑)
大手就活サイトを見ていても『面白くなさそう~』となっていました。そんな時キャリアセンターの方に「OfferBox使えば?」と言われ、登録したのがOfferBoxを使い始めたきっかけですね。
――大手就活サイトとOfferBox両方使われてみて違いってありましたか?
『自分と企業がどこが合うかわからない状態で探さないといけない』というのが大きいですかね。
大手就活サイトでは企業を検索するのですが、広報の仕事に着けるかわからないですし。LGBTに関わってくれる会社や、サポートを大々的に打ち出している会社がなくて困りました。
――OfferBoxで内定が決まったということですが、どういうところ惹かれたのですか?
内定先は1番最初にオファーがあった会社なのですが、
その会社と自分がよく知っているLGBTのNGO団体に関係があって。
なんでLGBTを選んだのか聞いてみたかったので受けてみました。
――実際受けてみてどうでしたか?
1対1の説明会だったのですが、人事の方が会社のことやご自身のことを色々お話してくれました。すごく明るい方でお子さんがいて私はこうやって輝いています!と証明されているような方でした。 LGBTのことにも興味を持ってくれましたし「広報あいているよ」と言ってくださったので、その場で迷わず面接に進みました。
――自分のしたいことを理解してくれて応援してくれる企業にOfferBoxを通して出会われたんですね! 最後に後輩に向けて一言お願いします!
『なんでも挑戦すること』ですかね。
同じゼミの子で来年3年生の子がいて、去年の自分を見ているような子がいるんですl「就職したくない」という子や、やりたいことがある割になにも動いていない子がいるか、まずトライしてみてほしいですね。
――山田さんも恐れずトライをして「したいこと」を見つけられたんですよね!素敵なアドバイス、お話ありがとうございました!