エントリーは数より質!就活は「マッチング」する時代に変わった!

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皆さんは、就活中のエントリー数を気にしていますか?

就活の時期になると、友達との間でも「もう20社以上エントリーしたよ」「最低でも50社以上エントリーしないと」なんて言葉が飛び交うことも出てきます。
そのため「自分も頑張ってそれ以上にエントリーしないと」と焦りが出てしまう学生さんも中にはいるのではないでしょうか。

今回は、「本当にエントリー数が多ければ多いほど内定は獲得しやすいのか」を一緒に考えていきましょう。
また、「エントリー数に対する考え方の傾向」についても、お話しします。

就活でエントリー数って本当に重要?

就活でエントリー数って本当に重要?

そもそも就活において、エントリー数の多さは重要なのでしょうか?
例えば、エントリー数が多くなると「スケジュール管理がしにくい」「内定を獲得できたときに他の企業に断りの連絡をしなければならない」など、様々なデメリットが発生してしまいます。

では、なぜ多くの人が「エントリーをした数」にこだわってしまうのか、詳しく見ていきましょう。

テレビやSNSでは「たくさんエントリーした学生」を取り上げがち

テレビやSNS、ネット記事など、現在では多くのメディアがあります。
就活の時期になると、多くのメディアで紹介されるのが「100社以上エントリーしても内定を貰えなかった学生」や「内定獲得までに70社以上エントリーした学生」の話です。

話題になる分、目にする機会も増えるため、「こんなにエントリーしても受からなかったんだ」「たくさんエントリーしないといけない!」と勘違いしてしまう人が多いようです。

その影響か、「100社エントリー説」なんて恐ろしい言葉も出てきたくらいです。

たくさんエントリーするに至った理由は「就活の質の低さ」

そもそも、メディアに取り上げられた学生がなぜ100社以上もエントリーして内定獲得に至らなかったのかを考えてみましょう。

多くの企業にエントリーする学生の傾向として「自分のやりたいことがわからない」「就活に対してぼんやりとした気持ちで取り組んでいる」などが挙げられます。

方向性が全く定まっていない状態でたくさんエントリーしても、1社1社に対しての企業研究や対策等の質が下がってしまい、結果的に「就活全体の質」も下がってしまうのです。

「就活の質」が下がると、ミスマッチの可能性が高くなる

就活の質が下がってしまうことで、入社後に「なんか思ってたのと違うかも」と感じる、いわゆる「ミスマッチ」が起こってしまいます。
企業側も、この「ミスマッチ」に関して危機感を持っているところは多くあります。

なので、選考を何度かに分けて行うことで、「本当にうちで長く働いてくれるかな…」という部分を見定めているのでしょう。

そうなると、「熱意」や「信頼性」の部分が問われることが多くなってくるので、企業研究や自己分析にはより時間をかけて、精度を高めておく必要があります。

つまり、自分の可能性を最大限に広げることが出来る企業に入社し活躍するためには、「量ではなく質が重要」だと言えるのです。

「就活の軸」を持つことで就活全体の質を上げることが出来る

以前、就活コラムの中で「就活の軸」というものを紹介しました。

「就活の軸」とは、自己分析から見える「企業を選ぶうえで、ここだけは譲れないポイントのこと」のことです。
「就活の軸」が、自分の中である程度明確になっていれば「自分のやりたいことがわからない」といった悩みも、少なからず軽減することが出来ます。

更に、エントリーする業界・企業の方向性も考えやすくなるので、「とにかくたくさん受けよう」という考えもなくなり、「就活全体の質」も上がると言えるでしょう。

「就活の軸」についてもっと知りたいという方は、以下の記事も参考にしてみてくださいね。

限られた就活期間の質をより良いものにしよう

そもそも就活の期間は限られたものです。
最初は長く思える就活も、いざ就活が解禁されると、やるべきことが多くあっという間に時間が過ぎてしまいます。

一度きりの就活を有意義なものにするためにも、事前準備(自己分析や企業研究、SPI対策など)を早めに行うようにしましょう。
それこそが、「就活の質」を高め、自分の可能性を最大限に広げることが出来る企業に入社し活躍する一番の近道と言えるでしょう。

就活は学生と企業がお互いに「マッチング」する時代になりつつある

ここからは、徐々に変化しつつある「就活のスタイル」について、詳しく解説していきます。

これまでの就活は、企業が主体となり「学生を評価して採用する」傾向が強く、「内定獲得が就活のゴール」と考えてしまっている学生さんが多くいました。

しかし、最近では入社後に短期間で退職する人が増え、企業と学生の「ミスマッチ」を問題視する採用担当者も増えてきました。
そういったこともあり、最近では「この学生は本当にこの会社に向いている?」「自分に合った環境がこの会社にはある?」といったような、「学生と企業がマッチングするための選考」が主流になりつつあります。

そんな中で「内定=ゴール」と考えてしまっていると、「入社後のキャリア形成」や「社内で活躍する人材育成」までを視野に入れている企業とは、上手く「マッチング」することが出来なくなってしまうでしょう。

就活で「マッチング」するために自分と企業を知るところから始めよう

「どのようにして企業とマッチング出来るのか」という課題の鍵を握るのは、やはり就活の事前準備である「企業研究・自己分析」です。
なぜなら、事前にお互いのことをある程度知っておかなければ、より踏み込んだ話が出来なくなってしまうからです。

自分のことを知ってもらうためにも、まずは、自己分析で自分がどういった人物なのかをしっかりと把握しておき、自己PRや志望動機を通して「本当の自分」を伝えましょう。

そして、企業研究を通して、自分と企業がマッチしていることを「根拠を持って」伝えられるようになることが大切なのです。

最近では企業からのオファーを待つ「逆求人型」就活サイトもある

就活は学生と企業がお互いに「マッチング」する時代になりつつある

最近では、OfferBoxのような「逆求人型」と呼ばれる就活ツールも出てきました。

OfferBoxは、学生のプロフィールを見た企業の採用担当者からオファーが来るという、これまでになかった「逆求人型」の就活スタイルを採用しています。
学生側は、OfferBoxのプロフィール入力や適性診断テスト「AnalyzeU+」を通じて、自己分析を行うことが出来るので、「本当の自分」や「就活の軸」を明確にして就活に臨むことが出来ます。


OfferBox利用企業にはオファーの上限が設定され、一斉送信も出来ないので、1人1人のプロフィールをしっかりと見てオファーをする必要があります。
これにより、お互いに「ミスマッチ」が起きる可能性を最小限におさえることができます。

OfferBoxのような、時代の変化に合わせた新しい就活ツールも活用しながら、本当に自分とマッチした企業を探してみてはいかがでしょうか?

まとめ:エントリー数にとらわれず、自分と本当にマッチする企業を探す就活をしよう

今回は、就活は「量より質」であること、また、企業側も「ミスマッチを避けたい」と考える傾向が強くなってきていることについて解説しました。

その中で「就活の質」をより良いものにするには、じっくりと1社1社に時間を掛けて向き合うことが、就活で後悔を残さないための秘訣であることがお分かりいただけたかと思います。

やはり、エントリー数ばかりにとらわれてしまっていると、企業研究や自己分析に時間が掛けられず、自分の可能性を最大限に広げることができる企業にめぐり合える可能性は低くなってしまいます。
なので、自己分析など事前準備をしっかりと行うことが、就活において非常に重要なのです。

今後選考を控えている学生や、3月の採用広報解禁とともに本格的に就活をスタートする学生も満足のいく就活となるよう、早めの準備・対策を心がけましょう。

満足のいく就活となるようベストを尽くしてくださいね。