「Webテストならいくらでもカンニングできるのでは?」
「調べながら受けるから対策する必要はない」
就活を進めるなかで、このような考えがよぎったことがある人はいるのではないでしょうか。しかし就活のWebテストにおいて、カンニングは禁止です。調べながら問題を解けば当然正答率は上がる一方で、その裏には確実にリスクがあります。
この記事では、Webテストでのカンニングがバレる理由やリスクについて解説していきます。調べながら受けるWebテストが許容されるのか否か気になっている人は、ぜひ記事を参考にしてください。
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目次
Webテストを調べながら受けるカンニングは大丈夫?
そもそも、Webテストでカンニングは可能なのでしょうか。企業側の見解についても合わせて考えながら見ていきましょう。
Webテストの回答集のExcelが出回ることがある
Webテストの対策をしている時など、回答集のExcelファイルを目にしたことがある人もいると思います。そこから、「Webテストは調べながら受けることができるのではないか」と勘違いしてしまう就活生がまれにいます。
流出のルートは先輩や友人づて、Twitter、有料noteなどさまざまありますが、どのようなルートであれWebテストの回答集を不法に入手・流布することはNGです。
Webテストを調べながら受けることは禁止
実際に、ほとんどのWebテストでは、受験上の注意事項にカンニングなどの行為を禁止する旨が記載されています。
ネットで検索しながら受ける、人に頼んで解いてもらう、回答集を入手して見ながら解くなど、不当に正解を知り、回答するあらゆる行為が禁止と考えてください。
Webテストを調べながら受けてもバレない?
「不正とはいえ、バレなければいいのでは?」と考えてしまう人もいるかもしれません。実際のところ、Webテストを調べながら受けた場合、企業にバレることはあるのでしょうか。
回答速度・時間でバレる
回答速度が極端に速かったり、テストの時間配分が不自然だったりしてバレる可能性があります。
例えば、ネットで検索しながら解いていけば通常よりも時間がかかってしまいますし、複数人で協力して解いていけば通常よりも少ない時間で済みます。
正しく1人で解いていけば回答速度を気にする必要はありませんが、不正行為をしながらだとどうしても不自然な点が出てしまいがちです。
正答率が高くてバレる
正答率が極端に高すぎる場合も、カンニングを疑われる可能性が高まります。
人間には得意不得意やちょっとしたミスがあるため、すべての問題ジャンルで全問正答することはほぼ不可能です。それにも関わらず、全問正解している場合などは、カンニングの可能性が高いと考えられます。
調整しても回答の矛盾など総合的な判断でバレる
回答速度や時間、正答率は意識すればある程度調整することができると思うかもしれませんが、不正行為をしている限り不自然さは消せません。
ある難しい問題は解けているのに、簡単な問題が解けていないなど、問題レベルや同一ジャンル内の正答率など、総合的な判断でバレてしまうでしょう。
万が一バレなかったとしても、Webテストの結果と本当の実力の乖離を、面接で隠し通すのは困難です。Webテストで出ている結果に対して、面接の結果がふるわなければ、矛盾による違和感が生まれます。
自分で正当な回答をしていれば矛盾が生まれず、選考に通ったかもしれないのに、不正をしたことで不合格になる可能性もあります。
Webテストを調べながら受けるリスク
最後に、Webテストを調べながら受けるリスクについて解説します。自分の実力以上のものを見せようと見栄をはった結果、どんなリスクにつながってしまうのかを理解しておきましょう。
受験企業の合格・内定の取り消し
Webテストのカンニングがバレた場合には、受験企業の合格・内定の取り消しが考えられます。
「信用できる人間を採用したい」というのは、あらゆる業界・企業に共通する考えです。カンニングをするような人は当然信用できないので、必然的に選考での評価も大きく下がってしまうでしょう。
仮に内定を得ていたとしても、入社までの期間にバレてしまえば内定取り消しとなる場合もあります。Webテストのカンニングという一度の過ちで、最終面接まで突破した苦労が台無しになるのは非常にもったいないことです。
同じWebテスト形式の企業の合格・内定の取り消し
Webテストには様々な種類のテストがありますが、同じWebテスト形式を採用している企業にカンニングのリスクがある受験者として共有される可能性があります。
過去に受験したWebテストに遡って、同様にカンニングの可能性があると考えられた場合、Webテスト合格や内定を取り消されてしまうことも考えられます。
禁止事項であるためカンニングしないことが第一であるうえに、メリットに対してリスクが大きすぎます。安易な気持ちでカンニングに手を出すことは絶対に避けてください。
ブラックリスト入り、社会的信用を失う
合格・内定が取り消されるだけならまだしも、最悪の場合、「カンニングをして内定を取り消された学生」という悪評が業界全体に知れ渡る可能性もあります。入社してからでないと実感が持てないかもしれませんが、案外、業界というのは狭いものです。
そうなればWebテスト提供企業のブラックリストに入り、それ以降の受験が認められなくなってしまう可能性があります。
Webテストでのカンニングは、合格・内定の取り消しにつながるリスクばかりか、その後の就活が難しくなるリスクもあると理解しておいてください。
バレずに入社したとしても、社内で活躍できない可能性がある
ここまでお伝えした「内定取り消し」は、ある意味まだダメージが少ない方です。企業がWebテストをする理由は、数多い応募者の足切り目的もありますが、業務上必要な素養があるかを見定めるという目的もあります。
もし自分以外の力でテストをパスし、運良くその企業に入社したとしても、実際にはその能力を持っていないため、入社後の仕事で苦労する可能性が高いです。
周囲は正式にテストをパスしている人だらけですから、「基本的なことができていない」と、社内で浮いてしまう恐れもあります。
自分に合わない企業に入社してしまい、毎日が辛かったり、早期退職することになってしまっては、本末転倒です。Webテストの不正受験はそうしたリスクも孕んでいます。
そもそも答えが間違っている場合も
回答を入手したり、ネットで分からないことを調べたりするのは簡単ですが、その答えが合っている保証はありません。
カンニングをしたのに結局不合格、という最悪なケースも十分に考えられるので、大事なWebテストを信頼性の低い情報に頼るのはやめましょう。自分の将来を決める選考で、誰がつくったかも分からない回答や記事に頼るのは避けるべきです。
合格・内定のリスクや、入社後のミスマッチを避けるためにも、そうしたものに頼らず自力でWebテストを乗り切りましょう。きちんと対策をして臨めば、それほど難しいものではありません。
Webテストの対策方法については以下の記事を参考にしてください。
【Webテスト対策】就活生のギモンを一気に解消! ~効率的な対策方法は? コロナの影響は?~【完全攻略】
Webテストを調べながら受けるカンニングは絶対にやめよう
以上、Webテストでのカンニングがバレる理由やリスクについて解説しました。
監督者のいない自宅受験では、カンニングしたくなってしまう気持ちも分かりますが、カンニングには合格・内定の取り消しにつながるリスクに加え、その後の就活が難しくなるリスクがあります。
カンニングをしたことがバレないかビクビクしながら過ごす事態を避けるためにも、Webテストはきちんと自分の力で解きましょう。
仮に最後までカンニングがバレなかったとしても、実力を偽って入社した企業では、十分に活躍できない可能性があります。自分の将来のためにも、しっかりと対策をしてWebテストに臨むことが大切です。