将来の目標|回答例文一覧やない場合の見つけ方、夢との違いなど紹介

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「将来のことなんか全然イメージできない」
「企業は何のために将来の目標を聞くのだろう?」

就活を進めるなかで、このような悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか。

就活中は目の前のことだけで精一杯なのに、10年後や20年後の将来をイメージするのは難しいですよね。なんとなくイメージできたとしても、ありきたりな回答になってしまい、評価されるのか不安に感じている人も少なくないはずです。

そこで今回は「将来の目標」の回答に悩んでいる人向けに、企業が質問する意図や、見つからない場合の対処法を解説します。ES・面接での答え方のポイントと例文も紹介するので、参考にしてみてください。

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目次

就職活動における「将来の目標」とは?

質問の意図に沿った回答をするため、まずは「将来の目標」の定義について理解しましょう。

面接ではたいてい面接官から具体的な説明がなされますが、質問の前提がよくわからない場合は、きちんと確認してから答えるのがベストです。

仕事を通じて10〜20年先で達成したいこと

具体的な時期を指定される場合もありますが、「将来の目標を教えてください」というように、時期の指定が特にない場合があります。その際は、仕事を通じて10〜20年先で達成したいことを聞かれていると考えましょう。

5年程度先の目標は、今現在の自分にできることや企業の設定しているキャリアステップの範囲を超えて考えるのが難しいです。一方で、30年〜40年先となると遠すぎて、ぼんやりしすぎてしまいます。

そうした背景もあって、就活で「将来の目標」を聞かれる場合は、10〜20年先を指しているケースが多いです。

「将来の目標」と「将来の夢」の違い

「将来の目標」と似たような質問として「将来の夢」がありますが、これらの質問は微妙にニュアンスが異なります。具体的には、目標と夢には以下のような違いがあります。

【将来の目標】

  • 計画性が伴う将来の願望
  • 仕事に関連した内容にする必要がある
  • 短期的な目標の先に長期的な目標がある

【将来の夢】

  • 漠然とした将来の願望
  • 目標ほど具体性を問われにくく、プライベートな内容が許容される場合も
  • 具体的な計画や行動に移すことで目標へと変わる
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「将来の目標」を企業が聞く理由

将来の目標の定義について理解したところで、次は企業が質問する意図を把握しましょう。質問の意図がわかれば、ESや面接での回答も考えやすくなります。

将来の方向性が合致しているか知るため

将来の目標を企業が聞く理由の一つは、方向性が会社の目指すものと学生のものとで合致しているかを知るためです。

たとえば同じ業界の企業にも、幅広い職務知識を身につけることを重視する「ジェネラリスト志向」の企業と、専門性を重視する「スペシャリスト志向」の企業が存在します。

スペシャリスト志向の目標を持った学生がジェネラリスト志向の企業に入社しても、能力を十分に活かせなかったり、環境に不満を持ったりする可能性が高まります。

そのため、企業は自社と学生の方向性が合っているかを確かめているのです。

希望のキャリアステップを用意できるかすり合わせるため

学生が希望するキャリアステップを自社で用意できるか、すり合わせるのも将来の目標を聞く理由の一つです。

具体的には、あらかじめ大まかなキャリアステップが決められている影響で自由な選択ができなかったり、一定の地位に就任するためには時間がかかってしまったりすることが、キャリアステップにおける問題として挙げられます。

たとえ会社の方向性と学生の方向性が一致していても、希望のスピードのキャリアステップが用意できなければ早期退職のリスクが高まるため、将来の目標の質問を通じて事前に確かめています。

目標に向かって努力できる人材か確かめるため

将来の目標を聞く理由には、目標に対して自分でステップを設定し、努力していける人材か確かめる意味合いもあります。

目標がきちんと定まっている学生は入社後の成長を期待できる一方、将来について深く考えていない学生は入社後の仕事ぶりにも不安が残ります。

不確かな将来について論理的に説明できれば、その目標に向かってコツコツ仕事こなしてくれる可能性が高いため、企業は選考で将来の目標を質問するのです。

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「将来の目標」回答のポイント

将来の目標を答える際は、ただ目標を伝えるだけでは不十分です。論理的思考力や計画性が備わっていることをアピールするため、その目標を設定している理由と達成までのステップを詳しく説明しましょう。

目標に具体性があること

将来の目標では、「◯◯になりたい」「◯◯を実現したい」という思いに具体性を持たせなければなりません。具体性に欠ける目標はぼんやりとした「夢」と捉えられてしまうため、相手を納得させる論理的な説明が必要です。

たとえば、どのような経験からその目標を持つに至ったのか、目標達成のためには何をする必要があるのかを説明すれば、ぼんやりとした夢ではなく具体性のある目標になります。

短期的な目標と長期的な目標が紐付いていること

短期的な目標と長期的な目標を紐付いていることも、将来の目標を掲げるうえで重要です。

仮に「話題になるようなヒット商品を開発したい」という長期的な目標を持っていたとしても、実現に向けたプランをまったく考えていないのであれば単なる願望にしか過ぎません。

しかし、ヒット商品を開発するためにどんな能力・知識を身につけ、どんな行動を取るつもりなのかを説明できれば、その願望は具体性のある目標になります。

このように将来の目標を答える際は、長期的な目標を伝えるだけでなく、そのステップとなる短期的な目標も伝える必要があります。

会社のビジョンや仕事と関連性が高いこと

会社のビジョンや仕事との関連性をアピールするのも、将来の目標を答える際の重要なポイントです。

「企業に貢献してくれる人材」を求めている点はどの企業の採用活動にも共通して言えますが、掲げるビジョンや業務内容は企業によってさまざまです。

そのため、どれだけ具体性のある魅力的な目標を伝えても、それが企業のビジョンや仕事と関連したものでなければ企業の利益に繋がりません。

だからこそ、将来の目標を答えるときは、企業と関連する内容にすることが重要になります。

現在の行動と合致していること

将来の目標は、現在の行動と合致した内容にするとより効果的です。目標達成のための行動を既に起こしているのであれば、その目標に説得力が生まれるうえ、実現したいという熱意が伝わります。

例)
「企業が上場するサポートをできるようになるため、新規上場企業の有価証券報告書を読み、ノートにその財務戦略をまとめています」

将来の目標に向かって学生時代から行動を起こしている人は少ないと思いますが、もし既に始めていれば大きな強みになります。志望している業界・企業で活かせるような努力をしている場合は、積極的にアピールしましょう。

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「将来の目標」がない場合の考え方・見つけ方

「将来の目標を設定する大切さは分かったけど、やっぱり先のことはイメージしにくい」と悩む人も多いと思います。まだ働き始めてもいないのに、10年~20年先の目標を考えるのは難しいですよね。

そこで、考えてみても将来の目標が見つからない人向けに、おすすめの対処方法を紹介します。4つのパターンをご紹介するので、自分に合った方法で目標を考えてみてください。

近い将来から考えてみる

先のことがイメージしにくい場合は、近い将来から考えていく方法がおすすめです。

10年~20年先のことはイメージできなくても、1年後、3年後、5年後といった近い将来であればイメージが湧きやすいはずです。入社してから何を実現したいのかを段階的に考えていき、最終的にどんな目標を達成したいのかを考えてみてください。

ただし、この方法は今時点の自分にできることから考えてしまい、目標のスケールが小さくなりやすい点に注意が必要です。

近い将来の目標を達成することで、そこからどのような可能性が開かれるのか、広げて考えてみましょう。

目標となる人を設定してみる

目標となる人を設定するのも、将来の目標を考えやすくする方法の1つです。

インターンシップやOB・OG訪問などを通じて、「この人の仕事に対する考え方はカッコいい」と感じる人に出会ったら、具体的にどんな部分に惹かれたのかを考えてみましょう。

魅力的に感じる他人のスタイルを参考にすることで、自分ならではの目標が見えてくるケースもよくあります。

1人の仕事観だけを参考にすると客観的な評価がしづらくなるので、複数人の仕事観を参考にしながら将来の目標を考えるのがおすすめです。

過去の自分から理想像を導き出す

目標となる人が周りにいない場合は、過去の自分から理想像を導き出していきましょう。

将来の目標が見つからないのは仕事観を持っていないからではなく、自分でも自分の考え方と価値観を理解し切れていないだけかもしれません。過去の自分から、どんな場面で幸福感や満足感を得られるのかを考えていけば、将来やりたいことが見つかるはずです。

過去の自分から導き出していく際、ただ頭の中で考えるだけでは過去の出来事を細かく思い出しづらいため、「自分史」を作成して考えるのがおすすめです。

自分史とは、自分が経験した過去の出来事を時系列に書き出していく方法のこと。視覚情報をもとに分析していくことで、自分でも気づいていない特徴を発見しやすくなります。

自分史については、こちらの記事で詳しく解説しています。
自分史の作り方|テンプレートや作り方・例文を紹介

ツールで自分の特徴から考えてみる

自分で考えてみても自分の特徴がよく分からない人には、自己分析ツールがおすすめです。

自己分析ツールは自己分析を深めるために役立つツールで、客観的なデータをもとに自分の特徴を明らかにできます。

自己分析ツールで分かること

  • 自分の強みと弱み
  • 価値観の傾向
  • 向いている業界と職種
  • モチベーションが高まる場面
  • 得意なこと、苦手なこと

OfferBoxで利用できる自己分析ツール「AnalyzeU+」では、計251の質問に答えることで非常に詳細なデータを得られます。データで分析した自分の強みや特徴をもとに、強みを活かせる環境と行動特性を明らかにし、将来像を描いてみてください。

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「将来の目標」のESでの書き方・面接での答え方

ESや面接で将来の目標について答える際は、内容だけでなく話の構成にも気を配る必要があります。最も伝えたい部分を面接官に正しく理解してもらうために、以下の構成を心がけながら回答を考えていきましょう。

①将来の目標を一言で

どんな質問に答えるときもまずは結論から答えましょう。

「私は将来◯◯を実現したいです」などと簡潔に結論を伝えてから、その目標を掲げる理由や達成までの具体的なプランを話してください。

ESや面接の質問への回答で結論ファーストを心がけるのは、話の内容を相手に理解してもらいやすくするためです。話の冒頭でこれから何について話すのかを宣言することで、相手は話を聞く準備ができます。

例)
私は貴社の財務コンサルタント職として、企業成長に財務の面から貢献したいと考えています。

②なぜその目標を掲げているか

次にその目標を掲げている理由を述べましょう。

なんとなく思い描いているだけでは単なる夢にしかすぎないので、どんな背景があってその目標を掲げるに至ったのかをきちんと話す必要があります。

また、「プログラマーという職種を究めたい」といったように目標が抽象的な場合は、達成したといえる基準を掲げなければなりません。

例)
ゼミのOGで経理職で活躍している方の所属する企業が新規上場したときのお話を聞き、企業が急成長していく過程を財務の面から支援していきたいと考えるようになりました。

③具体的にどんなステップで達成するか

将来の目標に説得力を持たせるためには、達成までのプランを伝えることが大切です。具体的にどんなステップで達成していくつもりなのかを、短期的な目標とあわせて説明しましょう。

目標を漠然としたイメージで終わらせず、きちんとしたプランを説明することで計画性が備わっているとアピールできます。

例)
これから成長する企業に適切なアドバイスをするためには、過去に成長を遂げた企業の事例をよく理解する必要があると考えています。そのため、まずは大企業の財務コンサルティングに従事し、どのような仕組みを整える必要があるのかを学習したいです。

 

そのうえで、スタートアップ企業・ベンチャー企業に上場するための財務戦略のコンサルティングができるようになりたいです。現在も、新規上場企業が出るたびに、有価証券報告書を読んで自分なりのレポートを作成しています。

④なぜこの企業だと考えたのか

最後に、将来の目標を実現するために、なぜその企業を選んだのかを伝えましょう。

自分なりのプランを実行するにあたって、なぜその企業が最適だと考えたのかを論理的に説明できれば、オリジナリティのある志望動機にもなります。

例えば、企業独自の取り組みや業務を引き合いに出して自分の目標を伝えれば、企業を選んだ理由に説得力が生まれるでしょう。

例)
貴社では、大手企業のコンサルティングのプロジェクトに若手のうちから携われると聞き、興味を持ちました。さらに、スタートアップ・ベンチャー企業への支援にも力を入れていることから、私の将来の目標を達成するために最適な企業であると考えています。

「将来の目標」の例文

IT・Webやアパレル、建築・不動産などの業界別に、将来の目標の例文を6つ紹介します。
これまでに紹介してきた答え方のポイントを踏まえ、自分なりの回答を考えてみてください。

例文1. IT・Web

私の将来の目標は、新しい価値を持ったWebサービスを創造することです。

 

Webサービスに興味を持ったのは、自分でブログを運営している経験がきっかけです。小銭稼ぎのつもりで始めたブログでしたが、ユーザーが求める情報を考えながら運営するうちに少しずつPV数が増えていき、自分の発信した情報が求めているユーザーに届く感覚がやりがいになっていきました。

Webサイト制作会社は数多くありますが、その中でも貴社は大企業のサイト開発案件を多数手がけており、自分もそのような大きな仕事に携わってみたいと思いました。新しい価値を持ったWebサイトを作るにはまだまだ力不足なので、まずはマーケティングの知識やHTML/CSS/ワードプレスといった実践的なスキルを身につけるつもりです。

【ポイント】
「ブログを運営している」という経験から目標設定の説得力が生まれています。今の時点でどんなスキルを持っているのかも伝えられると、より魅力的な回答になるでしょう。

例文2. アパレル

私の将来の目標は、お客様から信頼されるアパレル販売員になることです。

 

アパレル業界に興味を持つようになったのは、高校生の頃に貴社のブランドを偶然利用したのがきっかけです。デザインの良さはもちろんのこと、人体や環境にまで配慮した洋服に惹かれました。

それ以降、将来はアパレル業界で働きたい気持ちが強くなり、大学に入学してからは販売員のアルバイトを始めました。お客様一人一人の要望に沿った製品を提案するのは非常に大変ですが、自分の提案で相手に喜んでもらえたときの充実感はこの仕事ならではの魅力だと思います。

入社後は接客が上手な人を参考にしながらスキルを身につけていき、最終的には「困ったらあの人に聞けば間違いない」とお客様に思ってもらえるような販売員になりたいです。

【ポイント】
このような抽象的な目標では、目標を達成したといえる基準を具体的に述べる必要があります。例文でいえば、「困ったらあの人に聞けば間違いない」という点が、お客様から信頼されるアパレル販売員の基準になっています。

例文3. 建築・不動産

私の将来の目標は、人々が思わず1軒ずつ足を止めてしまうような魅力を持つ建物や街を計画することです。

 

私は街歩きを趣味にしており、色々な建物を見ながら散歩するうちに自分でも建物を設計してみたいと思うようになりました。それ以来、目標達成に向けて、印象に残った建物を写真に残したり、必要な知識を身につけるための資格勉強に励んだりしています。

入社後は、貴社の建物の特徴である、人を中心とした建物設計を身につけていきたいです。ゆくゆくは街づくりに関わるような大きなプロジェクトを通して、都市計画・デザインにも取り組んでいきたいと考えています。

【ポイント】
将来の目標達成に向けて努力していることが述べられている例文です。志望企業の特徴・強みと絡めることで、会社の方向性とも目指す方向性が合致していることが伝わります。

例文4. ホテル・サービス

私の将来の目標は、自分に会うために泊まりに来る宿泊客がいるような、おもてなしのスペシャリストになることです。

 

ホテルマンの仕事に興味を持ったのは、洋食レストランのホールスタッフのアルバイトで、さまざまなお客様と出会った経験がきっかけです。自分の対応によってお客様を満足させられたときには強いやりがいを感じ、より高度なコミュニケーションが必要となるホテルマンの仕事が自分に合っていると考えるようになりました。

目標達成のために、先輩たちの働きぶりを見ながら洞察力とコミュニケーション力を養うことはもちろん、外国人観光客にもおもてなしできるよう語学力を身につけたいと思います。アルバイトのおかげでひと通りの接客英語は身についたので、入社後は英語力をさらに向上させ、いずれは中国語やスペイン語も学ぶつもりです。

【ポイント】
具体的な経験に基づいた説得力ある目標です。英語だけに留まらず、ほかの言語の学習にも意欲を見せている点が好感を持てます。

例文5. 医療・介護

私の将来の目標は、在宅介護の負担を軽減する新しい介護ロボットを開発することです。

 

私の実家では祖父と祖母2人の介護をしており、私自身も手が空いているときには手伝っているのですが、まだ若い自分にとっても介護の負担は少なくありません。例えば、ベッドから車椅子に移乗するだけでも、息が上がるほどの負担があります。こうした介護の経験から、少しでも家族の負担を減らせるような介護ロボットを作りたいと思うようになりました。

高齢者向けの服薬支援装置に代表されるように、貴社は介護業界の数ある企業の中で先進的な装置や介護ロボットを続々と開発しています。貴社ならではの技術を学びつつ、現場でのニーズや導入にあたっての課題を分析し、自分の力で便利な介護ロボットを開発したいです。

【ポイント】
この例文では、企業の特徴と関連させながら自分の目標をアピールできています。うまく企業と絡めながらアピールできれば、企業研究を深くおこなっていると判断されるでしょう。

例文6. デザイナー

私の将来の目標は、人をワクワクさせるようなパチンコ台をつくることです。

 

元々はゲーム制作に関わる仕事に興味を持っていたのですが、大学2年生の頃にパチンコという娯楽に出会い、パチンコ台の開発設計に惹かれるようになりました。中でも貴社の開発設計部門は、勤務歴にかかわらず全社員が自由に意見を伝えられる環境が整っており、入社後すぐにでも開発設計に携われる点が魅力的に映りました。

特にパチンコの映像や演出のデザインに興味があるので、現在はゲーム・アニメの幅広い知識を身につけたり、UIデザインについて学んだりしているところです。

【ポイント】
目標を設定したきっかけと、達成に向けて現在取り組んでいることを具体的に伝えています。既に行動に移しているとアピールすることで、絶対に実現したいという熱意が読み取れますね。

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「将来の目標」一覧

他にも将来の目標には以下のようなものがあります。自分ならではの将来の目標を考える際の参考にしてみてください。

  • 会社で一番売上を上げる営業チームのリーダーになりたい
  • お客様だけでなく同僚からも信頼される社会人になりたい
  • コンピューターの扱いが苦手な人でも使いやすいWebサイトをつくりたい
  • 組織人事担当として働きやすい会社を作りたい
  • 全国の店舗を統括するマネージャー職を目指したい
  • 全国トップクラスの営業成績をおさめたい
  • 1級施工管理技士を取得して工事現場全体のまとめ役になりたい
  • 入社後15年以内に最高マーケティング責任者になりたい
  • セキュリティ分野の知識に長けたスペシャリストを目指したい
  • 新規事業立ち上げ組織のマネージャーとして仕組みづくりをしていきたい
  • ITをうまく活用した新しい営業手法を考案したい
  • お客様1人1人に満足してもらえる接客のプロになりたい
  • 30歳までに社内ベンチャー制度に応募してリーダーを務めたい

「将来の目標」の注意点

将来の目標を設定できた人は、以下の注意点に自分の回答が当てはまっていないかチェックしてみましょう。企業に寄り添った回答を心がけた結果、むしろ印象を悪くしてしまう場合もあります。

自信がなくても変に予防線を張らない

目標を達成する自信がなくても、変に予防線を張ってはいけません。自信がなさそうな回答は説得力が弱くなり、面接官に不信感をもたれる原因となってしまいます。

社会に出てから目標が変わるのは珍しいことではありません。「〜できたらいいなと思っています」「難しいかもしれませんが…」などのように、自信がないと見受けられる予防線を張るのは避けましょう。

就活ではあくまでも現時点での目標を伝えることが目的です。能力が足りないと感じているのであれば、目標達成のためにどんなことが自分に必要だと考えているのかを伝えましょう。

プライベートな目標は避ける

就活で伝える目標は、志望企業や実際の業務と関連性のあるものにしましょう。

プライベートな目標を伝えても、就職活動におけるアピールにつながりません。「プライベートな目標」という指示がない限りは、仕事関連の目標を伝えるべきです。

【プライベートな目標の例】

  • 30歳までに結婚する
  • マイホームを建てる
  • お金を貯めて世界一周旅行をしてみたい
  • 老後は田舎で暮らしたい

面接用に取り繕った答えを設定する

会社のビジョンや業務との関連性を意識しながら目標を考えることは大切ですが、取り繕った答えを設定するのはおすすめしません。

例えば「10年以内に売上規模を倍増させる」という目標を企業が掲げているからといって、「売上トップの営業マンになりたい」などと思ってもいないような答えを用意するのはNGです。

企業の考えと自分の考えが一致しているのであれば問題ありませんが、無理に企業に寄せた答えは自分を苦しめることになります。運よく採用されても入社後のミスマッチのリスクが高まるので、自分の本音と合う企業を選ぶことが大切です。

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「将来の目標」に関するよくある質問

最後に、将来の目標に関するよくある質問にお答えします。質問の意図に合わない的外れな回答をしないためにも、以下の内容をチェックしておきましょう。

インターンシップの場合は違う質問意図がある?

インターンシップで将来の目標について聞かれた場合も、質問の意図は本選考のときと同じです。目標を掲げている理由や、達成のためにどんな計画を立てているのかを伝えましょう。

その際、インターンシップの内容と関連させながら伝えられると、より効果的です。インターンシップの内容が将来の目標と合っていれば、志望度の高さが伝わります。

「英語を使った仕事をしたい」は将来の目標になる?

英語を使った仕事をするのは手段なので、将来の目標にはなりません。英語を使って何を実現・達成したいのかを伝えましょう。

具体的には、「海外支社の立ち上げに携わりたい」「海外向けの販売・マーケティングを強化したい」など、の目標が例として挙げられます。

将来の目標は面白い必要がある?

インパクトのある回答にしたいからといって、無理に面白い回答をする必要はありません。変に奇をてらうのではなく、自分にとって魅力的な目標を掲げましょう。

ありきたりな目標だとしても、目標を掲げている理由や、達成のための計画が具体的であればきちんと評価してもらえます。

「決まってない」というのはアリ?

基本的にはNGです。せっかく自分を売り込むチャンスをみすみす逃すことになってしまいます。

10〜20年先の将来を想像するのは難しいかもしれませんが、しっかりと目標を立てることは自分のキャリアを考えるうえでも大切です。

どうしても決まらない場合でも、「まだ決まっていません」の一言で終わらせるのではなく、今後どのように目標を見つけ、達成していくつもりなのかを伝える必要があります。

まとめ

以上、将来の目標を企業が質問する理由や、見つからない場合の対処法を解説しました。

将来の目標は、企業と学生の方向性が合致しているか、長期に渡って活躍できる環境かをお互いに確かめる、重要な質問です。面接向きの取り繕った回答をするのではなく、自分が本心から達成したいと思える目標を掲げましょう。

まだ働き始めてもいない段階で将来のことを考えるのは難しいですが、目標を見つけるためには色々な方法があります。

どうしても将来の目標が見つからない人は、自分史や自己分析ツールも活用しながら、自分に合った方法を探してみてください。

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