
就活していると、ESや面接で自分の長所について質問されることがあります。しかし、自分の長所が思いつかない就活生も多いのではないでしょうか。
今回は長所が思いつかない理由としてよく挙がるものとその解決方法、長所を伝えるコツ、就活で使える長所のアイデア一覧を紹介します。
新卒逆求人サービス OfferBoxの自己分析ツール「AnalyzeU+」では、約100万人のデータに基づいて、客観的な自分の強みや弱み、社会で活かせる力を診断できます。
OfferBoxに登録していれば無料で診断できるので、ぜひご活用ください。

(※1) OfferBox 2024年卒利用実績データより
(※2)当社アカウントを開設した累計企業数で、直近で利用していない企業含む(2025年2月時点)
目次 [非表示]
長所が思いつかないのはなぜ?
長所が思いつかない理由には次のことが考えられます。
- 自己分析が足りていない
- 長所の定義がわからない
- 他者と比較しすぎてしまう
- 短所ばかりに目がいってしまう
それぞれの理由について、具体的な解決方法をみていきましょう。
自己分析が足りていない
就活生は少なからず自己分析を行っているとは思いますが、長所が思いつかないということは、自己分析が足りていないと考えて良いでしょう。
なぜなら、自分のことを深く理解していないと、自分のことを客観的に見ることができないからです。
長所が思いつかない人は自己分析を改めて行い、自分の今までの経験や行動を振り返ってみましょう。そうすれば、自分の長所がわかってくるはずです。
自己分析には「自分史」の作成や「ライフラインチャート」の作成、「ジョハリの窓」「Will・Can・Must」「マインドマップ」「SWOT分析」などの方法があります。
それぞれの自己分析の詳しい内容や、無料でダウンロードできるテンプレートについてはこちらの記事を参考にしてみてください。
また、いろいろな自己分析方法を試してみたけれど、うまく手ごたえを感じられていない人は自己分析ツールを活用すると客観的な視点から自分を深く知れるので活用してみましょう。
長所の定義がわからない
長所の定義がわかっていないと、自分の長所を答えることはできません。就活していると「強み」や「特性」といった長所と似た言葉を聞く機会も多いため、それぞれの意味を理解していないと自分の性質のどれが長所でどれが強みかわからなくなってしまいます。
長所とはその人の性格や人柄の優れているところを指し、強みはその人の持っているスキルや能力のなかで仕事に活かせるものを指します。
例えば「思いやりがあって相手の立場に立って物事を考えられる」という人がいた場合、性格や人柄である「思いやりがある」が長所になります。
そして、仕事で活かせる能力である「相手の立場に立って物事を考えられる」が強みになり「傾聴力」や「提案力」「協調力」と言った言葉で置き換えられる場合が多いです。
他者と比較しすぎてしまう
他者と自分を比較しすぎてしまうと長所が思いつかなかったり、思いついても長所と認められなかったりすることがあります。
自分には特に優れたところや、人に自慢できるような経験がないので長所がないと決めつけてはいないでしょうか。
また、長所を思いついても周囲の人に評価されていないと長所とは言えないと思ってしまうこともあるでしょう。
しかし、企業が就活で長所を質問するのは、自社の社風や求める人物像にあっているかを確認するためで、素晴らしい功績や経験を聞きたいわけではありません。
自分らしくいるだけで、自然に発揮されるのが長所です。自分が自然にやってしまう行動や考え方、長く続けていられることのなかに社会や仕事で活かせる長所が必ずあるので見つけてみましょう。
短所ばかりに目がいってしまう
自分のことを考えると、短所ばかりに目がいってしまって、長所が思いつかないことがあります。しかし、短所に目がいってしまうということは、自分がどんな性格かをよく理解しているとも言えるため、長所を見つけるのは難しくありません。
なぜなら、短所は長所の裏返しだからです。例えば、「物事が長く続かず飽きっぽい」は「好奇心が旺盛」と言い換えられますし、「優柔不断で物事が決められない」は「人の意見を尊重できる」と言い換えられます。
また、「自己主張が強い」は「主体性がある」と言い換えられますし、「我が強い」は「リーダーシップがある」と言い換えられるでしょう。
短所ばかりに目がいってしまう人は、自分の短所を書き出して、それを長所に言い換えてみるようにすれば長所が見つかります。
長所が思いつかない場合の見つけ方
長所が思いつかない場合は、次の方法を試してみましょう。
- これまでの成功体験を振り返る
- 周囲の人に自分の長所を聞いてみる(他己分析)
- 短所の逆を考えてみる
- 自己分析アプリやサイトを活用する
それぞれの方法について、詳しく解説していきます。
これまでの成功体験を振り返る
長所を見つける方法の1つめは、自分の学生時代の成功体験を振り返ることで長所を見つける方法です。
成功体験は全国的な大会への出場や、賞をもらうような華々しい経験である必要はありません。
自分が学生時代に頑張ったことや、長く続けたこと、強く印象に残った経験を振り返ってみましょう。
大学での勉強、サークル活動、アルバイト、ゼミの研究、留学、インターンシップ、資格取得、趣味など自分が打ち込めたと思うことが必ずあるはずです。
自分が打ち込んだものが見つかったら、そこから得たことや、得るためにしたこと、なぜそれに打ち込めたのかを振り返ってみましょう。
振り返ると自分の得意なことや、自然にやっている工夫が必ず見つかります。それがあなたの長所です。
周囲の人に自分の長所を聞いてみる(他己分析)
家族や友人、先輩など周囲の人から自分の長所を聞いてみるのも1つの方法です。この方法を他己分析と言います。
周りの人から見た自分の長所を聞いてみると、自分では当たり前だと思っていた行動が実は長所だったことに気づくでしょう。
他己分析をする場合、なるべく多くの人から意見を聞いてみるようにしましょう。また、家族や友人のように自分と距離の近い人だけでなく、可能であればアルバイトの仲間やサークルの先輩、キャリアアドバイザーなどさまざまな関係性の人に聞くのがおすすめです。
意見を聞いたら、書き出してみて自分の行動や経験で思い当たるものがないか分析してみましょう。多くの人から意見が一致したものだけでなく、1人の人からの意見も取り入れることで就活でアピールできる長所が見つかります。
短所の逆を考えてみる
長所は思いつかないけれど、短所なら思いつくという人は、短所の逆を考えてみるという方法を試してみましょう。なぜなら短所は裏返すと長所になるからです。
短所を長所に言い換えたものには次のようなものがあります。
- 心配性→慎重に物事を進められる
- 負けず嫌い→向上心が強い
- せっかち→スピード感を持って動ける
- 協調性が低い→自分の意志をつらぬける
- 頑固→意志が固い
- 視野が狭い→集中力がある
- 後先考えずに行動する→フットワークが軽い
- 人見知りをする→じっくりと信頼関係を構築できる
- マイナス志向→冷静に物事を分析できる
- おせっかい→親切
- 1人で抱え込む→責任感が強い
このように、自分の短所を言い換えれば長所が見つかります。
自己分析アプリやサイトを活用する
自己分析アプリやサイトで自己分析ツールを活用すると、客観的に長所を見つけることができます。
自己分析ツールとは、質問に答えることで、性格や適職、価値観、社会で活かせる強みなどがわかる診断ツールのことです。無料で利用できるものが多く、ほとんどが選択形式の質問になっているので簡単に利用できます。
過去に診断した人のデータや心理学をベースにして診断結果を出すため、客観的な視点で自分の性格や適職がわかります。そのため、自分では気づいていなかった長所が見つかることや、自分で行った自己分析が補強されることもあるでしょう。
自己分析ツールごとに、設問数や診断内容が異なるため、自分に合ったツールを選ぶことをおすすめします。
簡単に長所を見つけるなら自己分析ツール「AnalyzeU+」
長所がなかなか見つからない就活生には、逆求人サービス「OfferBox」の自己分析ツール「AnalyzeU+」がおすすめです。
251の質問に答えると、累計100万人の診断結果に基づいて「社会人基礎力」「次世代リーダー力」など28項目の社会に出たときに求められる力がわかります。
向いている職種や社会での役割志向などもわかるので、就活でアピールできる自分の長所が見つかりやすくなります。
質問数が多いため時間はかかってしまいますが、じっくり自分と向き合うことで自分の長所や強みに気づくきっかけになるでしょう。
「AnalyzeU+」はOfferBoxに登録すれば無料で使えるので、ぜひ登録して活用してみてください。
ESや面接で長所を効果的に伝えるコツ
せっかく長所が見つかっても、うまく伝わらなければ意味がありません。ESや面接で長所を効果的に伝えるコツは次のとおりです。
- まず最初に長所の結論から回答する
- 長所が発揮された具体的なエピソードを交える
- 企業の求める人物像に合わせる
それぞれの押さえておくべきポイントを紹介します。
まず最初に長所の結論から回答する
これは長所だけでなく、強みやガクチカ、志望動機など就活のあらゆる質問の回答に共通していることですが、まず最初に「私の長所は〇〇です。」と結論から回答しましょう。
最初に結論を回答することで、採用担当者にその後に話す内容が伝わりやすくなります。なぜなら最初に結論を知ることで、そのあとの話はそれを補強する内容が続くことがわかるからです。
また、面接の時間やESの文字数には制限があるため、最初に結論を伝えることで限られた時間や文字数のなかで簡潔に自分をアピールできます。
ESや面接の質問は内容だけでなく、初めて会った相手にいかにわかりやすく、簡潔に内容を伝えられるかも見られています。
そのため、結論→理由→まとめの順番で話すことを意識しましょう。
長所が発揮された具体的なエピソードを交える
最初に結論を話したあとは、その結論を出した理由を説明します。その際に、長所が発揮された具体的なエピソードを交えるようにしましょう。
採用担当者は、あなたがどんな人物かを知りません。ただ自分の長所を伝えただけでは、本当にあなたがその長所を持っているかを判断することはできないでしょう。
そのため、最初に伝えた長所に説得力を持たせるために、具体的なエピソードを話すことが大切です。エピソードのなかに時間や期間、成果が入るときは数字を使うと説得力が増します。
例えば「朝早くに」ではなく「朝〇時に」、「長い間」ではなく「〇年間」というように聞く人がイメージしやすい表現を使いましょう。成果を話すときも「集客が以前から増えた」ではなく「先月に比べて〇%集客が増えた」というように、いつと比べてどのくらい増えたかを具体的に数値で表すと伝わりやすくなります。
企業の求める人物像に合わせる
企業が就活で長所を質問するのは、自社の社風に合うかどうかや、自社の求める人物像と合うかを知るためです。
そのため、ESや面接で伝える長所は、企業ごとに適した長所を選び、それぞれの企業が求める人物像に合わせるようにしましょう。
企業の求める人物像を知るには、企業の公式サイトの採用ページや会社紹介ページを確認します。また、会社説明会で説明される場合や、配布される資料に載っている場合もあります。
特に記載されていないときは、公式サイトの企業理念を見たり、社長や社員のインタビュー記事を読んだりすると求める人物像がわかります。
求める人物像がわかったら、自分の長所のなかからもっとも近いものを選んでアピールしましょう。
就活で使える長所のアイデア一覧
面接やESで使える長所のアイデアをコミュニケーション系、仕事の取り組みに関するもの、性格・志向に関するものの3つに分けて紹介します。
自分の長所がわからない人や、わかっているけれど表現の仕方がわからない人は参考にしてみてください。
コミュニケーション系の長所
コミュニケーション系の長所とは、対人関係に関する長所です。社会で働くうえで、人と関わることは避けては通れません。特に営業職や接客業、コンサルタント、人事、医療・福祉、教育に関係する仕事の場合、コミュニケーション系の長所が求められます。
コミュニケーション系の長所には次のようなものがあります。
- 気遣いができる
- サポートが得意
- 困った人を放っておけない
- 誰とでも上手く関係が築ける
- 盛り上げ上手
- おおらか
- 面倒見が良い
- 聞き上手
- 共感力がある
- 言葉に説得力がある
- 人にものを勧めるのが上手い
- リーダーシップがある
- 愛嬌がある
- 初対面の人でも物怖じせず話せる
- 感情をコントロールできる
- 周りをよく見ている
- 人と関わるのが好き
仕事の取り組みに関する長所
仕事の取り組みに関する長所をアピールできると、採用担当者が入社後に自社で活躍しているところを想像しやすくなります。そのため、自分の長所のなかで企業の求める人物像と合っている仕事の取り組みに関する長所があればアピールしてみましょう。
仕事の取り組みに関する長所には次のようなものがあります。
性格・思考に関する長所
多くの仕事はチームで動くことが多いため、採用担当者は就活生のスキルや能力だけでなく、自社の社風に合う人材かどうかや、入社後にほかの社員と上手くやっていける性格かどうかも見ています。
また、どんな考え方をするかも仕事を任せるうえで重要になるため、思考に関する長所をアピールするのも良いでしょう。
性格・思考に関する長所には次のようなものがあります。
- 好奇心が旺盛
- 流行に敏感
- 粘り強い
- 活動的
- 努力家
- 逆境に強い
- 誠実
- 真面目
- 謙虚
- 裏表がない(正直)
- 素直
- 明るい
- 慎重
- 几帳面
- 芯が強い
- 打たれ強い
- 感受性が豊か
- 物怖じしない
- マイペース
- 1つのことにこだわらない
- プラス思考(ポジティブ)
- 度胸がある
- 探求心がある
- 周囲に流されない
- 堂々としている
- 冷静
長所が思いつかない場合は自己分析で深掘りを!
今回は長所が思いつかない理由と、その解決策、長所を伝えるコツ、就活で使える長所のアイデア一覧について紹介しました。
長所が思いつかない場合は、「OfferBox」の自己分析ツール「AnalyzeU+」を活用して自分を深掘りしてみるのがおすすめです。
「OfferBox」は登録することで、企業からオファーが届く可能性がある逆求人サービスです。大手からベンチャー企業までさまざまな業界・業種に起業に利用されています。
オファーが届いた理由を見れば、社会から求められる自分の長所がわかるかもしれません。
無料で登録できますので、ぜひ登録して就活に活用してください。
