「ガクチカで部活動のエピソードを使うのってどうなの?」
「部活動のエピソードをガクチカに使いたいけど、これといった実績を出せていない」
ガクチカで、部活動のエピソードをアピールしたいと考えている方は多いでしょう。
この記事では、ガクチカに部活動のエピソードを使う際におさえておきたいポイントや、よくある質問について解説します。
例文も紹介しているので、参考にしながら部活動の内容をガクチカとして的確にアピールできるよう準備しましょう。
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目次
ガクチカで部活動のエピソードはおすすめ?メリットを解説
ガクチカに部活動のエピソードを使うのは、主に以下3点のメリットがあるためおすすめです。
- 目標に対して努力した経験をアピールできる
- チームで成し遂げた経験をアピールできる
- 牽引力をアピールできる
部活動は同じ目的や目標に対しチームで取り組むという点において、まさに社会人の基礎となる活動だといえます。
それぞれ詳しく解説します。
目標に対して努力した経験をアピールできる
部活動を通じて目標に対して努力したという経験は、企業に対して有効なアピールポイントになります。社会人になってからも目標を設定し、そこへ辿り着くために努力を続けることが求められます。つまり、部活動の経験をアピールすることで、入社後のあなたの活躍イメージを企業に持ってもらいやすいのです。
どのような目標を掲げ・努力し、何が達成できたのか、得たものを今後の社会人としてどう活かしていくのか整理してみましょう。
一方で、同じように部活動での経験をアピールする学生と差別化を図るため、あなたらしさをうまく付け加えることがポイントです。面接官は多くの学生と関わるため、一般的な内容だと印象に残らない可能性があります。エピソードの中で、「自分はこのような考えを持っているので、こう行動した」など、あなたならではの経験をしっかりアピールするようにしましょう。
チームで成し遂げた経験をアピールできる
チームで何かを成し遂げるという経験も、非常に有効なアピールポイントになります。
業務において、一人で完結するというものはほとんどなく、自分以外の誰かと一緒に取り組むことがほとんどです。そのため、協調性やチームワークを重視する企業は多く、部活動の仲間と切磋琢磨した経験は評価につながりやすいのです。
チームで成し遂げた経験をアピールする場合は、部活動内でのあなたの役割となぜその役割に徹したのかという背景、貢献した内容などを具体的に伝えることで、あなたが入社後にチーム内でどう活躍するのかというイメージを企業に持ってもらいやすくなるでしょう。
牽引力をアピールできる
部活動でキャプテン、リーダー、部長などを務めていた場合は、あなたの牽引力をアピールするチャンスです。
企業は、将来的に「チームリーダー」や「マネージャー」などの役割を任せることができる、牽引力のある人材を求めています。中途採用も含めそういった人材を探しているケースが多いですが、採用の難易度は高いため、企業は新卒採用の場でも次世代のリーダーになり得る人材がいないか目を光らせています。
あなたが部活動でチームを牽引する立場を担っていたのであれば、どのようにチームをまとめたのか、何に苦労したのかなど、リーダーとして取り組んだ内容をあなたの言葉で具体的に話せるようにしましょう。
後述の例文でも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
ガクチカで部活動のエピソードを使うときのポイント
前章でご紹介したように、ガクチカで部活動のエピソードを使うのはさまざまなメリットがあります。あなたの経験をより魅力的に伝えるために、以下の3点のポイントを意識してみてください。
- 企業が求めている人物像を考える
- 基本構成を意識する
- 部活動の経験をどう活かしたいか具体化する
テクニックについて、それぞれ詳しく解説します。
企業が求めている人物像を考える
まず、企業がどのような人材を求めているのか考えるようにしましょう。新卒採用のホームページや口コミサイトなどを参考にするのがおすすめです。
あなたが部活動を通じ、企業にとって魅力的な経験をしていても、アピールするポイントを間違えてしまうと効果的なものにはなりません。例えば、協調性・リーダーシップのある人材を求める企業に対し、あなたの負けず嫌いな一面だけをアピールしてしまうと、独りよがりで協調性がない印象を与えてしまう可能性があるでしょう。
企業が求めている人物像を知ることで、経験のどの部分をアピールすべきかを明確にし、適切な訴求ができるように内容をまとめてみてください。
基本構成を意識する
ガクチカのエピソードを話す際には、基本構成が重要です。話す内容は同じでも、順番が違うだけで伝わりやすさが大きく変わります。
そのため、ガクチカは以下の6段階で構成することがおすすめです。
- 結論
- 動機
- 目標や課題
- 取り組み
- 結果
- 学び
まず、ガクチカを通じてあなたが最も伝えたいことを冒頭の結論で簡潔に述べましょう。そして、取り組んだきっかけ、実現しようとしたこと、実際に取った行動、結果どうなったのか、何を学び得たのかを順に話すことで、筋道の通った伝わりやすい内容に仕上がります。
ガクチカの基本的な構成に関しては、以下のコラムでも解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
【例文あり】ガクチカの書き方や作り方を徹底解説!伝わりやすい構成とは?
部活動の経験をどう活かしたいか具体化する
部活動の経験を、企業に入社してからどう活かしたいか具体化することが大切です。
「この経験からこういうことを学んだため、業務ではこう活かしていきたい」など、再現性のある内容として伝えられると、企業は入社後のあなたの活躍イメージを持ってくれるでしょう。
具体的には、経験から学んだこと、業務でどう活かしていくのか、また業務で活かす上で気をつけたいことを含めて話します。
経験を学びとして活かせる点を企業側にしっかりと伝えられるように意識しましょう。
部活動のガクチカでよくある不安
いざガクチカをエピソードとして使うといっても、「これで自分をアピールできるのか」と不安を感じる方も多いでしょう。
ここでは、よくある不安をまとめました。以下の4つの不安について解説していきます。
- 役職無しやマネージャーでも大丈夫?
- 文化系の部活動のエピソードでも大丈夫?
- コロナ禍で目立った実績がなくても大丈夫?
- 高校時代の部活動のエピソードでも大丈夫?
役職無しやマネージャーでも大丈夫?
部長など役職についていなくても、またマネージャーとしてチームを支える立場であっても、ガクチカとして十分アピールできます。
大切なのは、あなたが部活動にどう向き合ったか、そこから何を得たのかです。それを自分の言葉で整理して話すことができれば、役職や立場に関係なく、企業側にあなたの魅力がしっかりと伝わるガクチカになります。
一方で、役職があるということは、客観的に評価されているという意味で有利な部分もあります。そのため、主観になりすぎないように「他の人から自分はどう評価されているか」という視点も取り入れるといいでしょう。実際に部活動のメンバーや家族に、私はどんな人なのかを聞いてみることで、客観的な視点を取り入れることができます。
文化系の部活動のエピソードでも大丈夫?
文化系の部活動であっても、ガクチカとして問題なくアピールができます。
部活動では、大会やコンクールといったものに挑戦するという明確な目標があります。これは文化系であっても体育会系であっても共通しており、そこで良い成績を得るために、日々の練習に取り組んでいるはずです。
文化系の部活動を通じてどんな経験をし、何を学んだのか、あなたの言葉でガクチカを考えてみましょう。
コロナ禍で目立った実績がなくても大丈夫?
コロナ禍でさまざまな行動制限が強いられていた結果、ガクチカとしてアピールがしやすい大会やコンクールでの目立った実績が無いという方もいるでしょう。
そういった場合、コロナ禍であったからこそ始まった取り組みや、工夫について整理ができると好ましいです。例えば、チームのコミュニケーションの頻度を落とさないために行った工夫や、コロナ収束を信じて自主練を継続したことなど、コロナ禍を乗り越えるために起こした行動があれば、ガクチカに積極的に取り込むといいでしょう。
「コロナ禍だったからこそできた」と、前向きなエピソードに転換できないかを考えてみることで、実績以外のアピールポイントが見つかるかもしれません。「逆境のなかでもくじけずに工夫して取り組むことができた」という観点で整理してみましょう。
高校時代の部活動のエピソードでも大丈夫?
ガクチカは、一般的に大学時代に力を入れた内容が問われています。高校時代のエピソードだけで完結させてしまうのは、避けたほうがいいでしょう。
企業は面接の場で、あなたがどんな人であるかを知ろうとしています。ガクチカのエピソードが高校時代のものであった場合、それは少なくとも数年以上前の内容になるので情報として古く、大学では何も経験していない人だというマイナスなイメージを持たれてしまう可能性もあります。
ただし、高校時代の部活動を通じて得た学びが、大学生の今でも継続していることをアピールできる内容であれば問題ありません。
高校時代の部活動のガクチカエピソードを使いたいという方は、ぜひ以下のコラムも参考にしてみてください。
就活でのガクチカは高校時代のことでもいい?おさえておくべきポイントについて解説!
【例文】部活動のガクチカ4選
ガクチカに部活動のエピソードを使う際の例文を以下の4パターンで紹介します。
- 体育会系の部活動でキャプテンを務めた例
- 文化系の部活動で目標に向かって努力をした例
- マネージャーとして部員の活動をサポートした例
- コロナ禍で目立った実績はないが、部員同士で工夫しながら努力した例
あなた自身の経験と照らし合わせて、ガクチカを考える際の参考にしてください。
例文① 体育会系の部活動でキャプテンを務めた例
私は学生時代、バスケットボール部のキャプテンとして部活動に打ち込みました。
父親が高校時代にバスケットボールの選手として全国大会に出場したこともあり、私自身がバスケットボールに興味を持ったのはその影響です。
インカレベスト8を目指していた私たちは、小柄な体格だったので、運動量でカバーするために練習時間を確保することが課題だと考えました。そのため、私は大学や近所の体育館、グラウンドを使わせてもらえるように部員全員からの嘆願書を関係各所に送付して交渉した結果、練習場所と時間を確保することが叶いました。
そして目標であったインカレベスト8という成績を収め、私はこの活動を通じてキャプテンとしてチームをまとめ、内外の関係者を巻き込むという貴重な経験ができました。
この経験を活かし、今、何が必要なのかを判断し、目的を達成するために周囲を巻き込むリーダーシップで貴社事業に貢献したいと考えています。
例文② 文化系の部活動で目標に向かって努力をした例
私は学生時代、吹奏楽部の活動に力を入れて取り組みました。
実家が楽器屋を営んでいるため、子供の頃から楽器に触れる機会が多く、私は小学生から吹奏楽を始めました。
私たちの目標は夏のコンクールで賞を獲ることでした。部員で集まって演奏する際にはそれぞれが気付いたことや改善点を出し合い、向上心を持って取り組んだ結果、夏のコンクールでは銀賞を獲得することができました。
部員全員の目標が達成された瞬間であり、私は今でもその感動を覚えています。
この経験から得た学びを活かし、目標に向かって粘り強く努力することで1日も早く貴社の戦力になれるよう励みたいと思います。
例文③ マネージャーとして部員の活動をサポートした例
私は学生時代、サッカー部のマネージャーの役割に注力しました。
私は子供の頃から誰かの役に立つことが好きで、家族全員サッカー観戦が趣味だったこともあり、高校時代からサッカー部のマネージャーを続けています。
選手が全力で練習に打ち込めるようサポートをしていましたが、もっと私にしかできないことがあるのではと考え、私なりに選手分析のメモを書き始めました。「気付かなかったコート上での癖やその日のコンディションが把握できてすごく参考になる」と感謝され、私のメモをもとにした新しい練習メニューまで組まれるようになりました。
結果としてチームは大学初のインカレ出場を果たし、私はマネージャーの立場で選手の役に立てたことが本当に嬉しく光栄でした。
この経験を活かし、社会人になってからも、「私だからできることは何か?」を追求し、人の役に立つことで貴社に貢献したいと思います。
例文④ コロナ禍で部員同士で工夫しながら努力した例
私は学生時代、野球部の活動に注力しました。
父がプロ野球の大ファンで、物心ついたときから公園でキャッチボールをしていた私にとって野球は生活の一部でした。
私は大学で野球に打ち込むことを楽しみにしていましたが、コロナ禍の影響もありメンバーと会うことさえ困難な状況になりました。そうしたなかで「いつか一緒に練習できる日が来ることを信じて今はそれぞれができることをしっかりやろう」と、日々の自主練を動画に撮ってお互いに共有し、それぞれの動画にアドバイスするなど、モチベーションを維持し続ける工夫をしました。
公式戦に出場することは叶いませんでしたが、逆境のなかでも今できることを探し、メンバーで知恵を出し合って実行したことは貴重な経験だったと感じています。
社会人になってからも、困難な壁や逆境にぶつかったとき、それを機会だと捉え自分ができることをやり切る前向きな考えを持って貴社で活躍したいと考えています。
【結論】ガクチカで部活動のエピソードを使うのはおすすめ!
この記事では、ガクチカに部活動のエピソードを使う際におさえておきたいポイントやよくある質問について解説しました。
ガクチカに部活動のエピソードを使うのは非常に有効です。目標を達成するための意欲、チームで何かを成し遂げるといった社会人として重要な姿勢が部活動を通じて経験できるからです。
企業に「魅力的な人材だ」と評価してもらうためには、企業が求めている人物像を把握し、部活動の経験から得た学びを社会人としてどう活かすのかしっかり伝えるようにしましょう。
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