インターンシップに参加すると、就活を有利に進めることができるため、参加を希望する学生が増えています。ただ、いざインターンシップに申し込もうとすると、たくさんのプログラムからどうやって選べばいいか悩んでしまう学生は多いのではないでしょうか。
インターンシップの種類を十分に理解していないと、選ぶ基準が定まらず迷ってしまうはずです。
本記事では、インターンシップの種類や選び方を説明します。先輩の学生がインターンシップを選んだ基準も紹介しますので、インターンシップの選び方に不安がある方は、ぜひ参考にしてください。
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目次
インターンシップの選び方・探し方
インターンシップの選び方にはさまざまな方法がありますが、今回は「プログラムの種類で選ぶ」「業界・業種で選ぶ」「職種で選ぶ」「参加目的で選ぶ」「開催形式(対面orオンライン)で選ぶ」「実施している時期や期間で選ぶ」の6つの方法をご紹介します。
インターンシッププログラムの種類で選ぶ
インターンシップのプログラム内容は、産学協議会によって4つのタイプに分類されています。4タイプそれぞれのプログラムの定義や内容を理解し、どの種類が自分に適しているか考えて選んでみましょう。
インターンシップの種類1.オープン・カンパニー
オープン・カンパニーは、企業や業界の情報提供やPRを目的におこなわれるものです。企業や就職情報会社、大学キャリアセンターが主催する説明会やイベントを想定しています。所要時間は単日となり短い時間で参加ができること、就業体験がおこなわれないことが特徴です。
プログラム例としては、企業の業務内容に関する説明会、現役社員や大学の先輩による講演会、職場見学などがあります。企業への理解を深めるメリットがあるオープン・カンパニーは、複数企業のプログラムに参加することでより多くの情報が得られます。
オープン・カンパニーは短時間かつオンライン開催も多いため、スケジュール調整がしやすい点もメリットです。学年を問わないイベントを選び、早めに参加すれば就活がよりスムーズに進むでしょう。
インターンシップの種類2.キャリア教育
キャリア教育は、学生の働くことへの理解を深めるためにおこなわれるインターンシップです。大学などの講義や企業による教育プログラムを想定しており、学生の社会的、職業的自立のためにキャリア形成を支援します。
キャリア教育のインターンシップには、大学が企業とともに進める産学協働プログラムや、企業の社会的責任(CSR)の一環としておこなうプログラムなどがあります。
キャリア教育プログラムへの参加は学年を問いません。正課または正課外どちらで実施しても良いのですが、多くの大学などでは正課の講義として扱っています。キャリア教育プログラムには、フィールドワークやビジネス関連の講義などがあり、実習などの就業体験は任意とされています。
インターンシップの種類3.汎用的能力・専門活用型インターンシップ
汎用的能力・専門活用型インターンシップは、職場における実務体験を通して学生・企業の双方がそのスキルを総合的に評価するものです。汎用的能力型は学生の適性や幅広いスキルを重視したもので、専門活用型はその名の通り、学生の専門性を重視しておこなわれるインターンシップです。
汎用的能力・専門活用型インターンシップは、「参加期間の半分以上を就業体験に充てる」「就業体験では職場の社員が学生を指導し、インターンシップ終了後に学生にフィードバックをおこなう」など具体的な要件が定められています。
インターンシップの種類4.高度専門型インターンシップ
高度専門型インターンシップは、就業体験を通じて、学生の実践力の向上を目指し、企業が学生の評価材料を取得する目的で実施されるものです。自然科学分野の博士課程学生を対象に文科省・経団連が共同で試行中であるジョブ型研究インターンシップと、高度な専門性を重視した修士課程学生向けインターンシップに分けられます。
高度専門型インターンシップを実施する企業は、募集に際して具体的な業務内容や求められるスキルなどを提示します。対象の研究ができるスキルを持つ学生が採用されれば、2ヶ月以上の長期間企業でインターンシップに参加可能です。さらに、学生は企業の評価に応じて単位を取得できます。
業界・業種で選ぶ
自分の興味のある業界・業種を軸として、インターンシップを選ぶ方法もあります。業界は、次の15項目に大別されています。
- 自動車・機械:自動車の製造・機械の製造に関わる仕事
- エレクトロニクス機器:精密機器の製造に関わる仕事
- 情報通信・IT:情報通信技術・インターネットに関わる仕事
- 資源・エネルギー・素材:動力となる資源やエネルギー生産、素材生産に関わる仕事
- 金融:銀行・証券・保険などお金の融通に関わる仕事
- コンサルティング:戦略・経営など相談を主なサービスとする仕事
- 人材:企業の人材採用や管理などに関わる仕事
- 食品・一次産業:食品の生産から加工に関わる仕事
- 医薬品:市販の薬、処方箋薬など医薬品に関わる仕事
- 生活・消費財:ティッシュなど生活必需品・消費財に関わる仕事
- 娯楽・エンタメ:ゲームなどエンターテインメントに関わる仕事
- メディア・マスコミ:TV、新聞、広告など情報発信に関わる仕事
- 運輸・物流・流通:物品の管理や輸送に関わる仕事
- 飲食:飲食店など飲食物の提供に関わる仕事
- 教育・公共サービス:塾や家庭教師など、教育や公共サービスに関わる仕事
業界は扱う商材やサービスによって分類されています。そのため、提供するものやサービスに関心がある人は、業界から選んでいくとよいでしょう。
まだ興味がある業界がない場合は、より多くの業界の説明会やインターンシップに参加することで、各業界への理解を深めて興味のあるものに絞っていくことをおすすめします。
職種から選ぶ
業界・業種で選ぶ方法とあわせて、自分の興味のある職種(仕事内容)から見つけることもひとつの手です。職種は、以下のようなものがあげられます。
- 事務職:一般的な事務作業を担当・サポートする職種
- 営業職:企業向けに商品を買ってもらうために働きかける職種
- 販売職:個人向けに商品を買ってもらうために働きかける職種
- 企画職:経営全体の方針を決めたり、新規事業を担当したりする職種
- 技術職:高い技術専門性を活かして、特定の業務にあたる職種
- 経理職:会社の会計や収支管理などを担当する職種
- 法務職:会社の法律やコンプライアンスを担当する職種
- 人事職:採用や人材管理、労務管理などを担当する職種
- マーケティング職:ものやサービスを広めるための職種
- エンジニア職:ものの生産、ITサービスの開発などに関わる職種
- デザイナー職:ものやサービスのUIやUXなどのデザインをする職種
職種を軸にインターンシップを探すことで、本当に自身のスキルを発揮できる仕事が何か、発見するきっかけになるでしょう。
志望したい業界がおおまかに決まっている場合は、どんな職種・立場から関わりたいかを考えてみるのもよいでしょう。
参加目的でインターンシップを選ぶ
インターンシップを選ぶ際には、自分なりに参加目的を決めて、その目的を達成できるかどうかを判断基準にする方法もあります。
例えば、自分が求めるスキルを習得する、企業への理解を深めるなど、自分に合ったインターンシップの目的を前もって決めて、その目的を達成できるプログラムを選んでいく流れです。
インターンシップの目的の決め方は、次の記事で詳しく解説しているので、あわせて参考にしてください。
インターンシップの目的とは?目的の決め方や重要性を解説
開催形式(対面orオンライン)でインターンシップを選ぶ
インターンシップの開催形式で選んでいく方法もあります。効率的に複数のインターンシップを経験したい方はオンライン開催のインターンシップを中心に選んでいくと良いでしょう。
一方、「会社の雰囲気を体感したい」「リアルなお客様とのやり取りを見て学びたい」と考える方は、対面のインターンシップが適しています。オンラインと対面それぞれの特徴を理解した上で選びましょう。
実施している時期や期間で選ぶ
実施時期や期間もインターンシップを選ぶときの判断材料の1つです。就活以外にも、部活動やサークル活動、学業、アルバイトで忙しい人も多いですよね。
その合間を縫って就活をしなくてはならない場合は、時期や期間から選びましょう。
また複数のインターンシップに参加する場合は、インターンシップ同士の日程がかぶらないように、空いている日程から探すこともできます。
インターンシップを選ぶときは、実施時期や期間を確認して、無理のない予定を組み就活を進めましょう。
先輩学生のインターンシップの選び方とは
インターンシップを選ぶときの参考として、先輩の学生がどのような基準でインターンシップを選んだのか確認してみましょう。株式会社学情が実施した調査によると、インターンシップ先を選ぶ基準は「志望業界である」が82.3%で最多です。次いで、「インターンシップの内容が面白そう」「入社したい企業」「その後の選考などで優遇される」「内定に直結する」「実務を経験できる」といった理由が続いています。
「ランキングの下位には「職業体験や社員との交流で志望理由を作りたい」「報酬が出る」「大学の単位で認められる」などの理由もありました。「有名な企業」という理由のほかにも「オンラインで参加」「対面で参加」「長期間の参加」「短期間の参加」という相反する基準もあり、さまざまな選び方の基準があることがわかります。
インターンシップを選び方の注意点
インターンシップへの参加は、学業や私生活とのバランスを取ることが基本です。また、内定に直結するのか、どのくらい本選考にインターンシップが影響するかなどを参加前に確認しておかないと、準備不足で後から後悔することも。
最後にインターンシップを選ぶときの注意点を2つご紹介します。
インターンシップの選び方注意1.学業や私生活とのバランス
インターンシップを選ぶ際には、開催日程や1回あたりの参加にかかる時間の長さをしっかり確認して、学業や私生活とのバランスを考慮することが大切です。インターンシップの予定を入れすぎて多忙になり、大学の授業を休んだり、単位を落としてしまったりしては本末転倒です。
また、スケジュールをきちんと確認せずに複数のインターンシップに申し込みをして、後からスケジュールが重なっていたことに気付いて直前に断るのもマナー違反です。やみくもにエントリーせず、準備時間や対面参加のインターンシップの移動時間も含めて計画を立てましょう。
インターンシップの選び方注意2.学びたいことなど目的を明確化する
インターンシップに参加するうえで重要なポイントは、参加の目的を決めておくことです。
「とりあえず参加し、就活している気分になりたい」「有名企業だから一応参加しておこう」など、参加すること自体が目的となってしまうと、貴重な時間を浪費して終わってしまう可能性が高いです。
インターンシップで具体的に何を学びたいのか、参加する企業の何を知りたいか、インターンシップを終えた後で、今後の就職活動にどう活かしたいのか、など明確な目的を決めましょう。
時間をかけて参加するからには、有意義な時間にできるよう、事前に目的を決めておくことが大切です。
インターンシップの選び方注意3.選考への影響有無(内定直結型か)
企業のなかには、インターンシップの参加者に早期選考を案内したり、インターンシップ中に内定を出す内定直結型のプログラムを実施している場合もあります。ご自身の選んだインターンシップは、どのくらい本選考に影響するのか事前に確認することが大切です。
内定に影響があることを深く考えず、準備不足で適当に参加してしまい、せっかくのチャンスを逃すのは避けたいところです。事前にインターンシップのプログラム内定をよく読み、本選考までのフローを確認して参加しましょう。
インターンシップの選び方注意4.自分の中で候補を絞りすぎない
インターンシップは広い視野を持って選ぶことが大切です。インターンシップに参加する前から、今の自分の価値観だけで判断し、理想ばかりで企業を絞りこまないようにしましょう。
候補先を限定してしまうと、以下のようなリスクを高める可能性があります。
せっかく参加できる他企業のインターンシップを見落とす
まだ出会っていないだけで、本当は自分にマッチしている業界や業種などと出会うチャンスを失う
インターンシップを選ぶときは、「今志望している業界や職種以外に自分に適しているものはないか」常に問いかけながら探してみましょう。企業からオファーがあれば、積極的に受けてみるのもよいでしょう。
インターンシップの選び方注意5.企業の知名度だけで応募しない
知名度だけに着目しないようにするのも、インターンシップを選ぶうえでのポイントです。インターンシップを選ぶときは、知名度よりも自分の価値観や目指したい方向性に合っているかが大切です。
周りへ見栄を張ったり、名前を知らない企業はよく分からないから行きたくないと応募しなかったり、知名度の高さで企業を選ぶのはおすすめできません。たとえ知名度の高い企業に入れても、ミスマッチを起こして想像と違ったと後悔しても、就活はやり直せません。
入社して自分の力を発揮し、やりがいが感じられる仕事に就けるよう、知名度ではなく自分の仕事上の価値観やキャリアにとって大切なものが何かを見極めて応募しましょう。
インターンシップの探し方【国内編】
ここからは、実際に国内でインターンシップを探す方法を7つご紹介します。
- 求人情報サイトやアプリで検索する
- 企業のホームページを見る
- 合同説明会やWeb説明会に参加する
- ダイレクトリクルーティングを活用する
- SNSを確認する
- 大学のキャリアセンターに相談する
- 友人に紹介してもらう
求人情報サイトやアプリで検索する
1つ目の方法は求人情報サイトや就活アプリで探す方法です。いわゆる就活ナビサイトと呼ばれるものがメインとなります。
近年では、総合型大手就活ナビサイトだけでなく、領域特化型のサービスも増えているので、自分の志望する領域に合った就活ナビサイトがあれば積極的に使ってみましょう。
サイトやアプリを使うメリットは、希望する条件で簡単に検索でき、忙しいなかでもインターンシップ先を効率よく探せることです。
企業のホームページを見る
インターンシップを探す2つ目の方法は、企業のホームページを訪問する方法です。
企業のホームページへ行くと、自社独自の採用サイトを作成していることがあります。企業のホームページに行くメリットとして、求人情報サイトに載っていない情報を得られることが挙げられます。
就活ナビサイトに掲載するにはお金がかかるため、就活ナビサイトにインターンシップの情報が掲載されていなくても、企業のホームページには載っているケースもあります。
もし掲載されていなくても、問い合わせフォームなどから直接採用担当者に連絡が取れるので、問い合わせてみるとチャンスがつかめるかもしれません。また個別にアプローチすることで、志望度が高いと評価される可能性もあります。
合同説明会やWeb説明会に参加する
合同説明会やWeb説明会に参加するのも、インターンシップを探す方法の1つです。近年、来場とオンライン両方で参加可能なイベントが増えているので、参加しやすくなっています。
インターンシップ向けの合同説明会やWeb説明会に参加するメリットは、さまざまな企業のインターンシップに関する情報を効率よく収集できる点です。
インターネットを使って文字で情報を集めるよりも、生の声が聞けるのでイメージがつかみやすいのも特徴です。
一方で、大型のイベントになるほど参加するためにまとまった時間が必要となるので、忙しい人はなるべくインターンシップ参加につながりやすい、少人数型のイベントを選ぶとよいでしょう。
ダイレクトリクルーティングを活用する
4つ目はダイレクトリクルーティングサービスを活用する方法です。
ダイレクトリクルーティングとは、学生が企業を見つけて応募するのではなく、企業がマッチ度の高いと見込まれる学生を見つけて直接アプローチする採用手法のことを指します。
学生がダイレクトリクルーティングサービスに登録しておくと、企業にアプローチをしてもらいインターンシップのオファーをもらうことで、インターンシップ先を見つけることができます。
ダイレクトリクルーティングサービスに登録した情報を見て、企業側からアプローチしてくれるので、自身の適性にマッチしている企業と出会える可能性が高いのがこの方法のメリットです。
SNSを確認する
SNS経由でインターンシップの情報を確認する方法もおすすめです。スタートアップ企業やベンチャー企業を中心に、Facebook、Twitter、Instagram、TikTokなどでインターンシップの募集を出している企業もあります。
求人情報サイトや就活アプリには載っていない情報が出ていることもあるため、さまざまな媒体を幅広く確認してみましょう。
企業の公式アカウントや新卒採用アカウント、採用担当者のアカウントなどをフォローしておくと、情報を漏らさずキャッチしやすくなります。
ただし、SNS上でのインターンシップ募集には怪しいものもあります。気になる募集を見つけたら、一度公式サイトなどを見て、その企業について確認しましょう。
大学のキャリアセンターに相談する
どのような企業が自分に合っているのか客観的な意見を聞きながらインターンシップ先を探したい場合は、大学のキャリアセンターに相談するのもよいでしょう。
大学のキャリアセンターにはキャリアカウンセラーが在籍しているため、自分の強みや希望などを相談するとおすすめのインターンシップ先を紹介してもらえます。インターンシップの選考や本選考に際してもエントリーシートや面接のアドバイスをしてもらえるでしょう。
また、大学のキャリアセンターで紹介してもらえる企業には、大学の卒業生が働いていることも多いです。こうしたことから選考で多少有利になる可能性もあるので、キャリアセンターの活用も検討してみてください。
友人に紹介してもらう
すでに友人や知人がどこかの企業のインターンシップに参加していたり、働いたりしている場合は、その企業のインターンシップを紹介してもらうのもおすすめです。
その企業の雰囲気やインターンシップに参加しているほかの学生の様子などをあらかじめ聞けるため、思っていたような企業・インターンシップの内容ではなかったというミスマッチを防げます。
先にインターンシップに参加した友人にどのような点が難しかったか、どのような対策をしておくとよいか聞いておけば、より有意義なインターンシップにするための準備もできるでしょう。
ただし、どのような企業が合うのかは人によります。友人・知人がおすすめしていた企業であっても自分自身には合わない可能性がある点には注意してください。
インターンシップの探し方【海外編】
海外インターンシップを探す方法には、次のものがあります。
- 海外専用のインターンシップ求人サイトを確認する
- 直接企業に問い合わせる
- 人脈を活用する
- 海外で活動する企業・団体が参加するイベントに参加する
海外専用のインターンシップ求人サイトには幅広い求人を探せるもの、NGOやNPOに特化したものなどがあるので、希望に合ったサイトを活用しましょう。
企業に直接問い合わせる場合は、NGOやNPO、海外支社を持つ企業を調べてみるのがおすすめです。
人脈については、知り合いの知り合いにまであたってみると詳しい人や経験者が見つかるかもしれません。
知らなかった企業・団体を見つけてインターンシップ先の選択肢を増やしたい場合は、そうした企業・団体が参加するイベントに出向くのもよいでしょう。
インターンシップ参加までの流れ
最後に、インターンシップに参加するまでの流れを紹介します。インターンシップは応募したら必ず参加できるものばかりではありません。選考があるものも多く、応募の時点から対策が必要になるので、ポイントを見ておきましょう。
企業を選ぶ
まずは、インターンシップ先の企業を選びます。
本記事で紹介したように、求人情報サイトや就活アプリから探したり、大学のキャリアセンターに相談したりしてどのようなインターンシップが開催されているのか情報を集めてみましょう。
すでに解説した通り、インターンシップには長期のものや短期のもの、有給のものなどがあります。本選考が一部免除になるなど参加者特典のあるものもあるのでインターンシップの内容とともに確認しましょう。
また、開催地によっては交通費や宿泊費が必要になることがあります。こうした費用が支給されるかどうかも企業によるため、よく確認してください。
応募する
気になる企業が見つかったら、エントリーします。エントリー方法にはWeb応募や電話応募などがあり、企業ごとに指定されているのでよく確認して応募しましょう。
なお、求人情報サイトや就活アプリから応募する場合は、応募の時点でそのサイト・アプリに登録している情報が企業に送られることが多いです。
登録している学歴や電話番号などに間違いはないか、自己PRや資格は更新しなくてよいか、顔写真は適切なものになっているか、応募前に再度確認しておきましょう。
応募後は改めて企業側からメールや電話などで選考の案内が届きます。きちんと連絡を受け取れるよう、メールや電話の受信設定も見直してください。
選考を受ける
応募が受理されたら、事前選考のあるインターンシップの場合は、選考を受けることになります。
エントリーシートの提出や面接を求められるので、期日までに対応しましょう。エントリーシートや面接では、インターンシップに参加する目的やその企業を選んだ理由、自身の強みや弱みなどを聞かれることが多いです。
しっかり自己分析をして、友人や先輩、大学のキャリアセンターのキャリアアドバイザーなどにも相談しながら対策するのがおすすめです。
なお、企業側は多くの学生のエントリーシートを読んでいます。オリジナリティを意識してほかの学生と差別化し、企業側の印象に残るよう心がけましょう。
エントリーシートの内容と面接で実際に会ったときの印象がずれないようにするのもポイントです。
インターンシップの面接については、こちらの記事でも解説しています。
インターンシップの面接で聞かれる質問と回答例文
参加する
選考に通過したら、いよいよインターンシップに参加します。
有意義なインターンシップにするために、事前に参加する目的を整理しておきましょう。
インターンシップの目的については、こちらの記事でも解説しています。
インターンシップの目的とは?目的の決め方や重要性を解説
服装はスーツやオフィスカジュアル、私服など企業によって異なります。何か買い足すべきものが出る可能性もあるので、早めに確認しておいてください。
インターンシップの服装や持ち物については、こちらの記事でも解説しています。
インターンシップの服装|パターン別に着こなし方を解説
インターンシップの持ち物チェックリスト|前日までに必ず確認しよう
当日は余裕を持ってオフィスに到着することが重要です。公共交通機関を使う場合は遅延が生じたり、混雑によって予定していた電車・バスを見送らざるを得なくなったりしても遅刻せずに済むよう、早めに家を出ましょう。
乗っている電車が止まるなどトラブルに巻き込まれた際にすぐ連絡できるよう、インターンシップ先の電話番号を登録しておくとなおよいです。
インターンシップの会場には、開始10分前くらいに入ることが理想的です。早く着きすぎた場合は近くで時間を潰しましょう。
OfferBoxでは自分に合った企業が見つけられる
ダイレクトリクルーティングサービスの1つである「OfferBox」をご紹介します。OfferBoxは、新卒向けオファー型就活サイトです。
OfferBoxは逆求人型のサイトで、無料で利用できます。プロフィールを登録しておくと、待っているだけで自分に合った企業からオファーが届くサービスです。
ほかのダイレクトリクルーティングサービスとは異なり、企業のオファー送信数が制限されているのがOfferBoxの特徴のひとつです。つまり、企業がプロフィールを厳選して学生にアプローチするため、より採用意向度の高い、自分に合った企業からオファーを受けることができます。
就活ナビサイトなどで、自らアプローチする方法も平行しながら、ダイレクトリクルーティングサービスを活用することで効率的に就活を進めましょう。
選ぶ基準を確認してインターンシップを探してみよう
たくさんのインターンシップのなかから自分に合ったプログラムを選ぶためには、インターンシップの目的を整理することが大切です。「職業体験をしたい」「先輩社員と話しながら社風を確認したい」「志望業界を決めたい」といった目的に合わせて、適切なインターンシップを選びましょう。
インターンシップを選ぶ際は、学業や私生活とのバランスを保つため、無理のないスケジュールを立てるのも大切です。また、インターンシップが本選考につながる可能性も高いため、何事も事前に情報確認をしてから、慎重に選んでいきましょう。