就職活動をサポートするために用意されている就活サービスですが、種類が多いだけに、うまく使いこなせていない人もいるのではないでしょうか。就活サービスごとに異なる魅力があるため、特徴を正しく理解したうえで使うのがおすすめです。
本記事では、就活サービスを活用するメリットや注意点をご紹介します。就職活動の際には、ぜひ参考にしてみてください。
OfferBoxは、プロフィールを登録しておくと企業から選考やインターンシップのオファーが届く新卒逆求人サービスで、就活生の約24万人(※1)に利用されています。
また、登録企業数は約19,242社(※2)で、大手から中小・ベンチャー企業まで幅広い企業に登録されています。
完全無料で利用できるため、ぜひご活用ください。
(※1) OfferBox 2024年卒利用実績データより
(※2)当社アカウントを開設した企業数で、直近で利用していない企業含む(2024年10月時点現在)
目次
就活サービスとは?
就活サービスとは、就職活動をサポートしてくれるサービスです。企業探しから業界・企業研究、自己分析、エントリーシートの作成、面接対策など、選考に向けて必要な準備をサポートしてくれます。
就活サービスには複数の種類があり、タイプによってサービスの内容は大きく異なります。例えば、就職活動に関する情報提供に特化したナビサイトや、自己分析のサポートに特化した自己分析診断ツールのように、目的に応じた多様な就活サービスが存在しています。
就活サービスの種類
特に多くの学生が利用しているのは、以下9つの就活サービスです。
- ナビサイト
- 逆求人サイト
- 就活エージェント
- 企業口コミサイト
- 就活ノウハウサイト
- 自己分析診断ツール
- LINEオープンチャット
- 就活イベント
- OB/OG訪問
ここでは、各サービスの特徴と、どのような人に向いているのかをご紹介します。
ナビサイト
ナビサイトは就職活動に関するさまざまな情報を掲載しているサイトです。企業の求人情報を中心に、就職活動の進め方を学べるコラム記事や、会社説明会・インターンシップなどのイベント情報が掲載されています。
ナビサイトの主な特徴は下記の通りです。
- 多様な企業の求人情報が掲載されている
- 就活コラムやイベント情報もある
- イベントや選考へのエントリーが可能
大手ナビサイトとして有名なのは、「リクナビ」や「マイナビ」などがあります。効率的な情報収集が可能となるため、就職活動のスタート段階から活用したい就活サービスです。
逆求人サイト
逆求人サイトは従来の就職活動とは異なり、企業側から学生側に働きかけるタイプのサイトです。基本的なプロフィールや自己PRを登録することで、自分に興味を持った企業からオファーやスカウトがもらえる仕組みです。
逆求人サイトの主な特徴は下記の通りです。
- 企業からオファー・スカウトが届く
- オファーからインターンシップや選考に繋がる場合がある
- どんな業界・企業が自分に注目しているのか把握できる
代表的な逆求人サイトには、「Offerbox」や「キミスカ」などがあります。ナビサイトでは情報が多すぎて取捨選択が難しい人や、自分の知らない・自分に向いている業界・企業に出会いたい人に向いています。
就活エージェント
就活エージェントは、プロの就活アドバイザーと一緒に就職活動を進められるサービスです。悩みごとや疑問点の相談を始め、志望企業選びやエントリーシートの添削、面接対策などもサポートしてもらえます。
就活エージェントの主な特徴は下記の通りです。
- プロの就活アドバイザーのサポートを受けられる
- 選考対策やセミナーを利用できる
- ナビサイトに掲載されていない情報を得られる可能性がある
- 企業への応募や連絡調整を代行してもらえる
就活エージェントでは、プロの意見を取り入れながら就職活動を進められます。志望企業や職種が明確な人はもちろん、何から手をつけてよいのか分からない場合でも相談に応じてもらえます。ただし、エージェントに頼りすぎて自分の意見や気持ちの整理が疎かになってしまわないよう注意が必要です。
企業口コミサイト
企業口コミサイトは、その企業で実際に働いている従業員や元従業員による口コミが書かれたサイトです。給与や残業の実態、職場の雰囲気など、企業のホームページでは読み取りづらいリアルな情報を入手できます。
企業口コミサイトの主な特徴は下記の通りです。
- 従業員や元従業員により企業の実態が語られている
- リアルな情報を入手できる
- 個人が主観で情報を発信しているため信頼性にやや不安がある
企業口コミサイトはあくまで個人が主観的に発信している情報のため、ナビサイトや逆求人サイトの情報と比べると信頼性に欠けます。すべての情報を鵜呑みにするのではなく、参考程度に留めましょう。
就活ノウハウサイト
就活ノウハウサイトは、就職活動に関する基本的な情報が掲載されているサイトです。自己分析の方法やエントリーシートの書き方など、対策をするにあたって最低限知っておくべき情報を入手できます。
就活ノウハウサイトの主な特徴は下記の通りです。
- 自己分析の方法やエントリーシートの書き方などが紹介されている
- 基本的な知識を身につけられる
- 登録なしで利用可能
利用するための登録は基本的に不要で、自分の興味のあるコラム記事を好きな時に閲覧できます。移動時間や隙間時間を活用して気軽に活用するとよいでしょう。
自己分析診断ツール
自己分析診断ツールは、客観的なデータをもとに自己分析を深められるツールです。診断で自分の強み、弱み、価値観の傾向、モチベーションの源泉などを明らかにできます。
自己分析診断ツールの主な特徴は下記の通りです。
- 客観的なデータをもとに自分の強みや弱みを明らかにできる
- 自己分析の結果と診断結果を照らし合わせて分析できる
- 向いている業界や職種が分かる
- 診断結果を面接やエントリーシートの対策に利用できる
代表的な自己分析診断ツールには、OfferBoxの「AnalyzeU+」やリクナビの「リクナビ診断」などがあります。数分で診断が終わるシンプルなツールから、詳細なデータを得られるツールまで幅広く存在しているのが特徴です。
LINEオープンチャット
LINEオープンチャットは匿名で参加できるチャットサービスです。志望業界や志望職種、在籍大学別のグループなどがあり、LINEの友だちではない人たちとも気軽に情報交換できます。
LINEオープンチャットの主な特徴は下記の通りです。
- 志望業界や志望職種ごとのグループで情報交換できる
- 普段からLINEを使っていればスムーズに利用できる
- 他の学生の状況を把握できる
- 学生ならではの悩みを相談できる
- 通常では知り得ない情報を入手できる場合がある
リアルタイムの情報をオンライン上で気軽に交換できるのが、LINEオープンチャットならではの魅力です。選考結果の通知時期など、通常では知り得ない情報を入手したい人に向いています。
就活イベント
就活イベントは、就職活動に関連するさまざまなイベントです。代表的な例に、合同説明会や会社説明会、学生交流会、選考対策セミナーなどが挙げられます。
就活イベントの主な特徴は下記の通りです。
- 情報を効率的に収集できる
- 企業の採用担当や職場の社員から直接話を聞ける
- 今まで知らなかった業界や企業と出会える
- 就活仲間を作れる
参加には一定の時間の確保が必要になりますが、直接関係者に話を聞けるのは就活イベントならではの魅力です。やりたいことがまだ決まっていない人や、視野を広げて就職活動を進めたい人はぜひ参加してみてください。
OB/OG訪問
OB/OG訪問では、自分の興味のある業界・企業で働く社員や元社員を訪ね、就職活動に役立つ情報を集めます。企業のホームページだけではイメージしづらい、リアルな情報を得られるメリットがあります。
OB/OG訪問の主な特徴は下記の通りです。
- 業界と企業の実情を確認できる
- OB/OGのキャリアを参考にできる
- 就職活動の進め方をアドバイスしてもらえる
- 志望動機や自己PRの添削をお願いできる
OB訪問の探し方には、「大学の教授・先輩を頼る」「キャリアセンターを利用する」「専用のサービスやアプリを活用する」といった方法があります。自分なりに業界・企業研究を進めたのちに、OB/OG訪問でさらに理解を深めていきましょう。
就活サービスを活用するポイント
就活サービスは種類によって特徴が異なります。最大限に活かしスムーズに就活をするためにも下記のポイントについて考えておくと良いでしょう。
効率よく就職活動が行えるか
就職活動を進めやすくするために、就活サービスを活用します。そのため、サービスを利用することで効率よく行えるかが肝心です。サイトの見やすさや使用感を確認し、自分が使いやすいと感じる就活サービスを選びましょう。
例えば、ナビサイトには幅広い情報をまとめて集められるメリットがありますが、志望企業が明確な人にとっては、最初から志望企業のホームページから情報を集めるほうが効率的な場合があります。
何も考えずに就活サービスを活用することにより、非効率になるケースもあるため、注意が必要です。
無料で利用できるか
費用を極力抑えたい方は、無料のサービスを使ってみると良いでしょう。例えば、就活サイトなどは企業から広告料や成功報酬を得て運営しているため、基本的にユーザー側は無料で使えます。有料ではないからといって、サービスの質が極端に下がることはありません。
1つのサービスで複数のメリットがあるか
利用する就活サービスの数があまりにも多すぎると、アカウントと情報の管理が煩雑になります。1つのサービスで複数のメリットがあるものを選ぶのが、効率的に就活をすすめるポイントです。。
例えば、就活エージェントでは就職活動に関する相談以外に、エントリーシートの添削や面接対策などのサポートを提供しています。また、1つのサービスで逆求人サービスと就活エージェントの両方を利用できるようなものなどもあります。
複数のメリットがあるサービスはたくさんあります。しっかりチェックし、自分に合ったものを選びましょう。
就活サービスのおすすめ使い分け
どの就活サービスを使用すれば良いのか分からない人におすすめしたいのが、ナビサイトと逆求人サイトの併用です。
ナビサイトには「自分の好きな企業を受けられるが、自分の知っている企業しか見つけられない。」という特徴があり、逆求人サイトには「企業から声をかけてもらえ、自分の知らない企業や仕事に出会える可能性がある。」という特徴があります。
2つの就活サービスを併用すると、お互いの弱みを補完しながら強みを発揮できるため、効率的に就職活動が進められるでしょう。
逆求人サイトのおすすめは、大手からベンチャーまで14,000社が登録しているOfferBoxです。(2023年4月時点)
ナビサイトで興味のある企業にエントリーしながら、OfferBoxのオファーからも自分に向いている仕事を探しましょう。
就活サービスを使う際の注意点
最後に、就活サービスを使う際の注意点を紹介します。
1つのサービスだけで就活を乗り切ろうとしない
利用する就活サービスの数が多すぎると、管理が煩雑になるとお伝えしましたが、少なすぎるのも問題です。1つのサービスに絞るのではなく、複数のサービスに登録して幅広く情報を集めましょう。使用するサービスを1つに絞った場合、「企業情報が足りない」「希望条件に合う企業をなかなか見つけられない」といった悩みに繋がる可能性があります。
例えば逆求人サイトや就活エージェントでは、ナビサイトに載っていない、もしくは見つけづらい優良企業に出会えるチャンスがあります。就活サービスごとに異なるメリットがあるので、うまく併用して就職活動に活かしましょう。
登録したらしっかり活用する
サービスに登録したものの、ほとんど使わないまま放置してしまっている学生が少なからず見られます。「登録して終わり」の状態では就職活動にまったく活かせません。せっかく登録したのなら、しっかりと活用しましょう。
ただし、自分に合わない就活サービスを無理に使い続ける必要はありません。多くの学生に利用されている就活サービスであっても、人によっては使いづらさを感じるケースがあります。
合わないものを使い続けるのは非効率のため、まずは自分に合う就活サービスを見つけてから継続的に活用しましょう。
まとめ
就職活動を効率的に進めるためには、就活サービスの活用がおすすめです。併用しやすいナビサイトと逆求人サイトを中心に、複数のサービスをうまく使い分け、企業選びや選考対策をスムーズにしましょう。また、就活イベントやOB訪問に参加してみるのも良いかもしれません。
どのサービスが自分に合うかよく分からない人は、まずは逆求人サイトのOfferBoxに登録してみてください。OfferBoxでは自分から企業を探すのではなく、企業が自分を見つけてくれるため、興味のある業界・企業がまだ明確でない人に最適です。
本記事を参考に、就活サービスを使いこなしていきましょう。