こんにちは!ライターのりょうです。
長期休暇の時期になると、インターンシップの募集が増えてきていますね。
その一方で、「インターンシップって行くべきなの?」「メリットって何?」と疑問に思っている学生さんも多いのではないでしょうか。

 

今回はそんな学生の皆さんに、インターンシップに参加するメリットを学生側と企業側両方の視点からご紹介します。

インターンCTA
インターンCTA

就活におけるインターンシップとは?

インターンシップとは、学生が企業での就業体験を通じて業界や職種の理解を深めることができるキャリア形成プログラムです。

就活の一環として参加することが一般的で、内閣府の調査では77.1%の学生がインターンシップに参加したことがあるという結果も出ています。インターンに参加することで、自己分析や企業研究、志望業界の絞り込みなど、就職活動に役立つ多くの学びを得ることができます。

▼インターンシップと呼称されるものへの参加状況

引用:内閣府 学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査(2023年)

インターンシップの種類

2023年度から、経団連と大学による「産学協議会」によってインターンシップ制度が見直されました。従来の制度は「学生のキャリア形成支援」として4つのタイプに分類され、そのうちタイプ3・4のみが「インターンシップ」と定義されます。特にタイプ3では、5日以上の就業体験や社員の指導・フィードバックなどが必須要件です。

一方、就業体験を伴わないオープン・カンパニーやキャリア教育はインターンとは呼ばれず、採用選考には使えない情報とされています。目的に応じて参加プログラムを選ぶことが重要です。

引用:経団連 何が変わるの?これからのインターンシップ(2023年)

プロフィールを登録するだけ!OfferBoxでインターンのオファーを受け取る

>> 【無料】OfferBoxでインターンオファーを受け取る

インターンシップに参加するメリットとは?

自己分析に役立つ

インターンシップでは5、6人でチームになって新規事業立案をし、企業の方からフィードバックをもらうビジネスコンテスト形式で行われるものが多いです。
このようにチームでビジネスを疑似体験することによって、ビジネスをする上での自分の強みや身につけなければいけない力を発見することができます。また、ESや面接で自己PRをする際に強い根拠にもなります。

 

選考が有利になる

「インターンシップは選考とは関係ない」と言う企業が多いものの、大半の企業がインターンシップからの採用を実施しています。
インターンシップに参加することによって座談会に呼ばれたり、本選考で選考が短縮されたり、企業にもよりますが、選考が有利に進むことは間違いありません。インターンシップで優秀な成績を収めると内定が出る企業もあるので、早く就活を終わらせたい方は是非参加しましょう。

早期に業界・企業を知ることができる

インターンシップでは、実際に企業の現場に足を運び、社員と接することで、業界全体の特徴や企業の強み、社風などを肌で感じることができます。特に複数の企業に参加することで、業界ごとの違いや自分との相性が見えてくるため、志望業界を決めるうえでの貴重な判断材料になります。就活を本格化させる前にリアルな情報を得られることは大きな強みです。

エントリーシートや面接で話せるネタが増える

インターンシップでの体験は、エントリーシートや面接での自己PRや志望動機に活かすことができます。例えば「社員の姿を見て共感した」「グループワークで〇〇を学んだ」など具体的なエピソードとして語れるため、説得力のあるアピールができます。

就活において「何を体験し、何を感じたか」を伝えることを前提にインターンシップに参加すると、その後の選考において役立ちますよ。

就活スキルの基礎が身につく

インターンシップでは、グループワークやプレゼンテーション、ビジネスマナーなど就活本番で求められるスキルを実践形式で学ぶことができます。社会人と接することで、報連相の重要性やチームで働くことの意義なども体感でき、就職後にも役立つ基礎力が身につきます。早いうちから場慣れしておくことで、本選考にも自信を持って臨めるようになります。

プロフィールを登録するだけ!OfferBoxでインターンのオファーを受け取る

>> 【無料】OfferBoxでインターンオファーを受け取る

インターンシップに参加するデメリット

インターンシップは多くの学びが得られる一方で、事前に把握しておくべきデメリットも存在します。例えば、学業やアルバイトとのスケジュール調整が難しくなったり、遠方の企業に参加する場合には交通費や宿泊費の負担が生じることも。また、明確な目的を持たずに参加すると、期待した成果が得られず、時間を無駄にしてしまう可能性もあります。メリットだけでなく、デメリットの側面も理解したうえで参加を検討することが大切です。

学業やアルバイトとの両立が難しくなる

インターンシップの開催時期は、夏休みや春休みといった長期休暇が中心ですが、中には授業期間中やテスト期間と重なる場合もあります。また、普段のアルバイトと日程が被ることも多く、時間のやりくりに苦労する学生は少なくありません。

特に長期インターンに参加する場合は研究やゼミ活動などとバランスを取りながら慎重にスケジュールを組む必要があります。

交通費・宿泊費などの負担がかかることもある

インターンシップの多くは無給であるため、遠方の企業に参加する際には交通費や宿泊費などの自己負担が必要になることがあります。企業によっては一部補助が出る場合もありますが、すべての企業が費用をカバーしてくれるわけではありません。

地方学生にとっては大きな出費となることもあるため、事前に支給の有無や開催場所をしっかり確認しておくことが大切です。

目的がはっきりしないと得るものが少なくなる

「とりあえず参加しておこう」といった曖昧な動機でインターンに臨むとプログラムの内容をうまく吸収できず、結局何が学べたのか分からないまま終わってしまうことがあります。

企業や業界について何を知りたいのか、どのような経験を得たいのかといった目的意識を持つことで、学びの質が格段に上がります。参加前に自分の目的を整理しておくことが重要です。

プロフィールを登録するだけ!OfferBoxでインターンのオファーを受け取る

>> 【無料】OfferBoxでインターンオファーを受け取る

インターンシップを開催する企業側のメリット

企業がインターンシップを開催するのは学生のためだけではありません。実は企業側にも多くのメリットがあります。優秀な学生と早くから接点を持てたり、自社の魅力を直接伝えられたりすることは、今後の採用活動にも大きな影響を与えます。

だからこそ、インターンでの学生の姿勢ややる気はしっかり見られています。参加する側も「選ばれる」意識を持つことが大切です。

優秀な学生に早期接点を持てる

企業にとって、就職活動が本格化する前に意欲のある学生と出会えるのは大きなチャンスです。インターンでの取り組みや考え方を見てもらえることで、選考前から覚えてもらえる可能性があります。

インターンがきっかけで内定に直結するケースもあるため、本選考前のプレ選考と捉えて真剣に取り組むのがおすすめです。

学生への企業理解を深め、ミスマッチを防げる

インターンを通じて学生が実際の仕事内容や社風を体感することで、「思っていたのと違った」というミスマッチを防ぐことができます。企業にとっても、入社後の早期離職を防げるという点で大きなメリットです。

インターン中は働く環境や仕事内容をリアルに見せてくれる企業が多く、自分に合うかどうかを見極める絶好のチャンスになります。

企業の認知度・好感度を高められる

知名度の高い企業だけが就職先ではありません。インターンを通じて、名前は知らなかったけれど魅力的な企業と出会えることも多くあります。企業側にとっても、学生に直接魅力を伝えられるインターンは自社のブランドイメージを高める絶好の機会です。 

プロフィールを登録するだけ!OfferBoxでインターンのオファーを受け取る

>> 【無料】OfferBoxでインターンオファーを受け取る

参加するために必要な3つのステップ

1:インターンシップに参加する目的の明確化

何事も目的を持つことが大切であり、就活も例外ではありません。目的により、参加するべきインターンシップは異なります。
たとえば、「業界・職種を知ること」が目的であれば、ベンチャー企業から大企業まで様々な業界のインターンシップに参加するべきですし、「自己成長すること」が目的であればベンチャー企業やスタートアップ企業のインターンシップに参加するべきというふうに異なります。
このようにしっかりと目的を持つことにより、自ずと参加するべきインターンシップが決まります。

 

2:情報収集

参加したいインターンシップが決まったら、各企業のエントリー締め切りをチェックし、ESの出し忘れをしないようにしましょう。特に締め切りは集中していることが多く、時間切れにならにように注意が必要です。締め切りをチェックしたら、次はインターンシップの選考フローや過去のES、面接内容を知るために就活サイトを使って情報収集をします。

 

3:選考対策

最後は選考対策です。ベンチャー企業と大手企業の選考フローは以下のようになっています。大手企業は選考ステップが長いですが、インターン採用人数が多く、一方ベンチャー企業は選考ステップは短いですが、インターン採用人数は少ない傾向にあります。

【大手企業】

Webテスト→ES→GD→面接(1〜3回)

【ベンチャー企業】

GD→面接(1.2回)

 

自分に必要な選考対策をしましょう。

プロフィールを登録するだけ!OfferBoxでインターンのオファーを受け取る

>> 【無料】OfferBoxでインターンオファーを受け取る

いよいよESやWEBテストが終わり、グループディスカッションや面接を受け始めている方も多いと思います。
そんな面接前に、実践すると劇的に結果がよくなる準備の仕方についてご紹介します。

 

面接は「ビジネスコミュニケーション」ができるかで結果が大きく変わる

 

この点を理解できている学生はほとんどいないと思います。社会人でも稀です。皆さんが大学キャンパスなどで交わす日常のコミュニケーションというは、自分の言いたいことを交換しあい楽しむものだと思います。それに対して、ビジネスコミュニケーションには、常に目的があり、コミュニケーションの良し悪しを決めるのは聞き手となる相手となります。

 

ESを書くにしても、面接を受けるにしても、そこには常に相手(読み手、聞き手)である企業が存在しており、その内容が良いか悪いかは自分ではなく相手が決めるということです。

 

よって、面接で求められるのは

☓ 自分の言いたいことを伝える

◯ 聞き手を知り、聞き手の知りたいことに答えつつ、自分の言いたいことを伝える

ことになります。

 

実はこれそんなに難しいことではありません。ポイントを押さえて、準備をしっかりすれば誰にでもできます。ただ、難しそうに見えるのでやらない人が多いため、ちょっと実践するだけで結果が大きく変わるのです。

 

反復すれば誰でもできるようになる!面接は準備で決まる

 

面接の際に、どのような話し方をするといいかとか、身振り手振りとどうするといいとか、見だしなみを整えるとか、そういったことも大事なのですが、それよりも準備をどれだけしっかりできるかが面接においては大事です。準備でしっかり取り組んでほしいのは以下の点。

・今回の面接の目的は何かを考える

・面接する相手は誰で、どんな関心事をもっていそうか(聞き手分析)を考える

・相手は何を知りたいと思っているかを考える

・伝えるべきことは何かを考える

・どのように伝えると効果的かを考える

・練習する(壁に向けってでもOK、人に聞いてもらうのはさらにGood)

 

聞き手分析をしっかりすることで、面接の目的や相手の知りたいことが見えてくる

 

以下は聞き手分析のワークで使う例題です。

相手が、一次面接の採用担当者なのか、二次面接の部門の部課長層なのか、それとも最終面接の人事部長や役員なのかによって、それぞれの関心事(知りたいこと)や面接で見ている点が異なっているのがおわかりいただけるでしょうか?この点を理解して臨めるか否かでその面接でのコミュニケーションの良し悪しは変わってきます。

あくまで、準備段階での聞き手分析は仮説なので、ハズレることもあります。が、そこは気にしなくても大丈夫です。そこまで大きく皆さんの仮説はハズレないと思いますし(安易に想像できる)、もしそこが心配なら、就活メディアで情報を集めて、仮説をリッチにすれば大丈夫です。

 

終盤に進めば進むほど、評価点は変わってくる

 

面接の前に、WEBテストやグループディスカッションがあるのは、そこでビジネスで必要な基礎能力やその会社において欠かせない要素のチェックをしているからです。そこでOKとなった方が面接に進んでいきます。終盤に差し掛かるに連れて、能力面では差がほとんどつけられなくなってきますから、企業はカルチャーフィット(動機の強さや価値観の合致)を重視します。

そうなった際に大事なのは、どれだけしっかり志望動機を語れるかです。他の誰かが語ってもいけてしまうような薄っぺらいものではなく、企業と自分との接点をしっかり探し、それを下手でもいいので一生懸命、自分の言葉で語り尽くすことをおすすめします。上手く話そうとすると緊張します。心の底からでてくる自分の言葉をしっかりぶつけていきましょう。それは他の学生との「違い」を生み出し、面接官の印象に強く残ります。

 

「多くの学生がホームページを眺め、目につくキーワードをピックアップして志望理由を用意してくる。ほとんど違いがないし、聞いていて面白くない。」

(採用担当者)

「最終面接に残ってくる学生は皆優秀。全員採用したいが、そういうわけにはいかない。そこで判断するのは志望度の高さ。相対的に見て企業分析がしっかりできている学生程志望度は高く伝わる」

(最終面接官)

準備をしっかりすれば、緊張も少しは和らぐはず。肩肘はらず、無理によく見せようなど考えずに、しっかり自分らしさをぶつけていきましょう。きっと、それを「いいな」と思ってくれる企業はあるはずです。

 

理系学生だからと言って研究職が全てではない!

人生において、キャリア選択はとても重要です。その時々の経験がその後の人生を大きく左右すると言っても過言ではありません。

では、日々研究に打ち込む理系学生のキャリアはどんな選択肢があるのでしょうか?今回は、大学では鉄鋼のリサイクル性の向上について研究をされていた、株式会社日産自動車の小川隼平さんにインタビューをしてきました。小川さんは開発部署に所属後、現在はイギリスでセールスを担当されております。

そんな小川さんに理系→文系職というキャリアについてお話をお伺いしてきました!

きっかけは、もっと会社に貢献したいという気持ちから

 

Q.理系出身であるにもかかわらず、なぜ文系職を選ばれたのでしょうか?

新卒での配属はエンジン用金属材料の開発部署で、6年程技術開発を行っていました。
そんな中、オープンエントリーという制度を使って、技術広報に異動したことがマネジメント職に足を踏み入れるきっかけでした。オープンエントリーとは、希望する職種があれば自分だけの意思でチャレンジすることができる仕組みです。一般的な日本企業では、ずっとお世話になっていた部署との関係を断ち切って他の部署に異動することはなかなか踏み出しにくいことかもしれませんが、日産では積極的にこの制度が活用されており、異動後も活躍している人が多く見受けられます。
技術者からセールス&マーケティングや商品企画、収益マネジメントのような、よりバリューチェーンの主活動に自らの軸足を移す人も多いです。

 

Q.小川さんは社会人大学院にも行かれていたのですよね?

はい。技術経営大学院(MOT)に2009年から2011年まで2年間、会社に通いながら勉強していました。
そこでは、技術経営マネジメントから財務会計まで幅広く勉強しました。大学院ということもあり研究テーマ持っていたのですが、私は電気自動車(EV)のような不確実性の高い経営戦略を評価する方法論を研究しました。

 

Q.なぜ、大学院に通おうと思われたのですか?

会社経営に携わりたいという想いが強かったことが一番の動機でした。入社当初はそのようなイメージを持ってはいませんでしたが、企業の様々な課題に直面していくことで、経営に関わっていきたいと思うようになりました。大学院に行くことで更に多忙になることが想定されたため長年躊躇していましたが、リーマンショックをきっかけに自分をより個として強くしたいという想いが勝り、一歩を踏み出しました。

そしてイギリスへ

 

Q.その後はどのようなキャリアを進まれたのですか?

技術広報で4年間働いた後、小型商用車部門のトップをサポートする立場で1年間働きました。大きな会社のトップのマネジメントを見ることができるいい機会でした。そのトップの人はとにかく経営者としての仕事の仕方が素晴らしい人でした。
イギリスの開発拠点の社長も経験された方だったのですが、経営判断の基準が明確で意思決定が早く、自らの手で社内のサポートを獲得していき、しっかりと実行に落とし込める人でした。

 

そんな恵まれた環境でしたが、自分を振り返るとバリューチェーンの主活動の経験が無いこともあり、自身の経営判断のよりどころが無いことが非常に問題だと感じ、その後2年間の国内マーケティングを担当させてもらいました。

 

Q.バリューチェーンの主活動の経験が無いとまずい思ったきっかけは何だったのでしょうか?

役員をサポートする仕事のひとつとして、部門の活動を情報収集して資料化する役割もあったのですが、プロジェクトマネジメントやマーケティングなど主活動の領域で経験値の高い人と話す際には、その内容に感心してばかりでした。学校で学んだだけの上っ面の知識では経営はできないと痛感していました。

私は、ビジネスとは

  • 技術をつかって長いスパンで競争力を高めていく
  • 人とお金をつかって短いスパンで競争に打ち勝っていく

という2つの要因が噛み合って成功するものと考えています。

 

私は短いスパンで結果の出る仕事の方が向いていると感じたので、後者の立場で会社に貢献したいと考えました。仕事のスパンが短い2年間の国内マーケティングの経験は自分の向き不向きを確かめる良い機会でした。その後、更に仕事のサイクルが短いセールスの領域に、英国で踏み出すことになりました。

 

Q.イギリスでお仕事されてみてどうですか?

自動車ディーラーやリース会社、お客さまなど、ネイティブスピーカーと直接対面する仕事なので、求められる英語力が非常に高く、オンオフとことん英語漬けの日々を過ごしています。
日本では独学で勉強していて、ある程度のコミュニケーションは取れると思いイギリスにきましたが、会話のスピードや英国各地の多種多様なアクセントになかなかなれる事が難しく、部内のミーティングについていくことさえ非常に難しいです。今はとにかく、可能な限り英語力を上げる努力を続けるのみです。

 

「理系だから」「文系だから」は関係ない!

 

Q.お仕事をされる上で、理系であることのアドバンテージを感じたことはありますか?

経営者として数字に強いということは必須条件だと思いますが、文系の人でも数字に強い人はいくらでもいます。社会人になって勉強したりキャリアチェンジする機会はいくらでもあります。やりたいと思ったことに対して必要な能力を身につけていくためのPDCAサイクルをいかに早く回していけるかが大切なのではないでしょうか。そこには、理系も文系も関係無いと思います。
一方、一般的な理系のアドバンテージを考えると、文系にはなかなか携わることが難しい、技術者としての道が選べるということでしょうね。

 

【最後に、理系学生に向けて一言お願いします】

就職活動をする上では、理系であることを忘れるのがいいのではないでしょうか。理系であることに誇りを持つことは良いと思いますが、理系だからといって技術者にならないといけないというわけではないはずです。
私の周りにも、商社やコンサルティングファームで活躍している理系の友人はたくさんいます。自らレッテルを貼らず、理系だからこその幅広いキャリアの選択肢を有効に使って、自分に合ったキャリアを自ら作りあげてほしいと思います。

 

まとめ:目標からの逆算力

自分がやりたいことは何か、そのために必要な力は何か、と自分に問い続けて実践してきた小川さんだからこそのキャリアだと感じました。理系の就活生の方は、技術職以外にも様々な選択肢を考えてみてはいかがでしょうか。

また、OfferBoxユーザーには、自分が想像していなかった業界や職業のオファーが届き、そこに就職を決めた方がたくさんいらっしゃいます。
あなたのプロフィールから可能性を感じ、企業からのオファーがあるかもしれません。ぜひ登録をおすすめします。

就活において、ESでも面接でも自分がどういった人間なのかを伝えることが大切です。そこで今年就活をされた方に何の経験を話して、どう自分を伝えていたのかをインタビューしてきました。今回は海外NGO経験について話をして外資系コンサルからの内定を決められた上智大学の吉岡航希さんにお話しを伺いました。

 

1年間ケニアで教室建設のプロジェクトマネジメントに取り組む

--学生時代には何に取り組んでいましたか

私は1年間ケニアにいて、NGOの駐在員をしていました。そのNGOでは5つ事業があり、そのうちの1つである教室建設のプロジェクトマネジメントをしていました。私たちのしていたことは、住民参加型開発援助といって、長期的な目線に立って自立できる援助をしていました。単に教室を与えるだけではなく、彼らにスキルやノウハウも提供する活動ですね。プロジェクトマネジメントでは、主にスケジュール管理や会計管理をしていました。

 

テロを想定したスケジュール管理

--そこでは何が大変でしたか

「不可抗力なトラブル対策」と「現地人のモチベーション管理」です。
まずテロなどの不可抗力で、スケジュールが狂わされることが実際に3か月目に起こったので、誰が死んだ場合はどう進めるかなど常に最悪のシナリオを120%想定していました。あと私の所属していた所はワンマンNGOだったのでひたすらみんなの前でほめるようにしていました。頑張っている気持ちとその結果の二つの面から褒めるようにしていました。

 

不可抗力の中でどれだけ挽回できるかが大切だと思った

--この経験を通じて吉岡さんのどういった面を伝えようとしていましたか

「主体性を持って結果を出せる」「101%の成果を出す」「自分に言い訳をしない」この3つを伝えようと思っていました。ケニアのNGOは時間通りに動かない人ばかりでした。時間通りに動かないからしょうがない。テロだからしょうがない。ではなく不可抗力の中でどれだけ挽回できるか、スケジューリングできるか。他人のせいにしないことが大切だと思っていたので、それを伝えようとしていました。

企業は失敗経験に食いつく

--ESではどういった工夫をされていましたか

まずES書き方として「結論→理由→具体例→結論」の順番で書くようにしていました。他にも何も知らない人に書くことは意識していましたね。他のものと比べた時にどうすごいのか。例えば、私のNGOは外務省から助成金をもらっていましたが、その予算管理を去年、一昨年と比べてどうなのか、また他の国際NGOを例に出して比較していました。
また必ず失敗経験を言うようにしていた。その方が企業も食いついてきます。いいことばかり言っても学生のすることなので企業から見ればあまり大したことではありません。

 

なぜ就職先にNGOやJICAを選ばなかったのか

--企業の方からはどんなフィードバックを受けましたか

NGOなどの経験があったので、なぜNGOやJICAではなくて企業に就職するのかはすごいよく聞かれました。私は実際にNGOで活動をしてみてNGOでは与えられるインパクトが非常に小さいと感じました。またもともと国際協力に興味があってNGOに参加して学習機会を与えるために教室建設をしていましたが、教室はあくまで場でしかないので、IT教育でもいいんじゃないかと思い企業に就職することを決めました。

 

最後に17卒就活生へのメッセージをお願いします!

どこで仕事をする、何をするのかは、就活が始まるから考えるのではなく本当は高校生や大学生1,2年生からから考えておくことです。ファーストキャリアを逆算して考えるようにしてください。将来何がしたいのかをまず考えそのためのキャリアを逆算して考えたらいいと思います。はじめてやっとわかることが多いのでとにかく何かをはじめましょう!そして面接では素直に謙虚に話すようにしてください。

お忙しい中ありがとうございました

まとめ

良い面ばかり見せるのではなく、失敗したことも伝えてそこでどう自分は動いたのかを伝えることも必要だということですね。ぜひ素直と謙虚さを大切にしてください。

人生について様々な悩みを持っている就活生に対して様々な業種の企業様がパネルディスカッション形式で答えてくださいました。

今回答えてくださったのは、リンク様 クラフツ様 アステラス製薬様 富士通システムズ・イースト様  フェンリル様です。

 

 

--大学卒業後、選択肢(院や旅に出るなど)が多くある中で、卒業してすぐに仕事をしようと思った理由は何ですか

 

富士通システムズ・イースト 私は経済学部なので学部卒業後、院に行く気はなく、早く自立したい想いがありました。私は自分で生計を立てることが自立だと思っていたので、働こうと思いました。また就活中にリーマンショックがあり、非常に就職難に陥り、厳しい就活でのスタートだったのでとりあえず働き口を探さねばという気持ちが強かったことがありますね

 

フェンリル 私は2005年に卒業しましたが、卒業後早く収入を得たかったです。いつまでも親のもとにいるわけにはいかないので、そのため何かしら仕事をしなければならない、お金を稼がないと生きていけないと思いました。仕事をすることお金を稼ぐことは実際にしてみないとわからないことであり、人それぞれ自分なりの仕事をする理由があると思うので、仕事をする理由は他人の意見をあてにしなくてもいいと思います。中には子どもがいて働かざるを得ないといったモチベーションもあり、仕事は生々しいものです。

 

リンク 学生時代は演劇ばかりしていました。その中で友人に同窓会で会ったときに自分が世界のことを全然知らないと気づきました。このままだと何もわからないままになってしまうと思い、就職活動を始めてまた働くことで世界を知ろうと思いました。

 

--もし今、転職するのであれば行ってみたい業界はありますか

 

アステラス製薬 私は現在、MRを経て人事になりました。 学生時代はSEにもなりたいと思っていました。なぜなら専門職のようなものに憧れがあり、人生一度きりなのでプロになりたかったからです。

 

クラフツ 弊社のお客さんは食品関係の企業様が多いです。一緒に仕事をしていく中で商品企画の紆余曲折した過程を聞いていて、自分の意見が商品に反映できてお客さんに提供できるのが魅力的だと思い、食品の商品企画をやってみたいなと思っています。

 

 

--社会に出てから一番困ったことは何ですか?

 

フェンリル 先輩に比べてインプット量が少ないため自分の想いが大きくてもアウトプットできないことです。だいたい三年間はこれに苦しむと言われていますが、実際はずっと悩まされます。学生とは違い、社会人はインプットするだけではなくアウトプットすることが大切です。学生時代はインプットばかりなのでなかなかアウトプットできません。アウトプットできるようになるためには実地を積むしかないです。

 

クラフツ 女性の営業が少ない業界なので、お客様も男性に慣れていらっしゃってうまく対応してもらえないこともありました。どの業種でも困ったことはつきものですがそういった時には一緒に働く人が助けてくれます。就職活動を行うにあたって業種、やりがいだけでなく一緒に働く人も見てほしいと思います。

 

 

 

まとめ

人生観や仕事観は人それぞれ違いますが、自分なりの価値観を見つけることも大切なようです。ぜひいろんな企業に会って話を聞くことであなただけの価値観を見つけてください。

みなさん、就職活動でリップメイクはどうされていますか?私は普段使口紅が、結構華やかな色が多く就職活動でのリップメイクにとても困りました。ということで、今回は普段使いも出来るおすすめ口紅をプチプラコスメ・ドラックストアコスメ・百貨店コスメの三種類をご紹介します。


 1.プチプラコスメ部門

1,000円以下で保湿・UVケアも!?ステイオンリップバームルージュ(580円)Canmake

No.08 ジューシーピオニー

 

こちらは、プチプラコスメの人気のCanmakeの商品です。
その名前の通りリップバームで保湿もされて、しかもUVケアもできるという優れものです。リップ自体は硬めで、リップクリームに例えるならメンソレータムのような硬さなのでしっかり塗るのですが、付け心地はうるっと潤いのある付け心地です。

私のおすすめは、08番のジューシーピオニーです。このカラーは一度塗りだと写真のようなうっすらピンクに色がつくのですが、二度塗り、三度塗をするとはっきりしたパッケージと同じピンク色になるので、普段すこし濃いピンクがお好みの方はぜひおすすめです

 

2.ドラックストアコスメ部門

グロスを付けたような潤いが一本で!シアーリップグロス(1,296円)オペラ

 

06番 ピーチピンク

こちらは2015年@cosmeリップグロス部門で2位を獲得したオペラという人気商品です!
見た目は口紅なのですが、付けた後口紅の後透明のグロスを塗ったようなツヤ感と潤いを出してくれます。付け心地は、柔らかくて溶けてしまうような柔らかさなので、繰り出しすぎには注意してください!

おすすめカラーは、06番のピーチピンクです。一度つけるて後からじゅわじゅわっと色がでてくるので、就活メイクでは一度塗りで十分です。

 

百貨店コスメ部門

3.くすみを飛ばして透明感をだしてくれるリップスティック(リフィル2,000円)Paul&Joe

212 薔薇のサシェ

百貨店コスメで人気のポール&ジョ―です。リップ自体は少し硬めでぐりぐり塗る感じになるのですが、この口紅のおすすめポイントはくすみを飛ばしてくれるカラーです!昨晩夜更かししてエントリーシート書いていた…
朝まで面接の練習をしていた…
なんて就活ではよくあることですよね。目の下にクマができたり、なんだか顔色が悪い、くすんでるというのもよくあることだと思います。そんなとき、この口紅が大活躍するのです。細かいラメが入っていてカラーはナチュラルなのに、華やかな顔にしてくれます。発色は1度塗りでも十分綺麗にでます。リフィルは2,000円・カバーは1,000円です。

 

今回はプチプラコスメ・ドラックストアコスメ・百貨店コスメの値段別オススメ口紅をご紹介しました!

 

就活において、ESでも面接でも自分がどういった人間なのかを伝えることが大切です。そこで今年就活をされた方に何の経験を話して、どう自分を伝えていたのかをインタビューしてきました。

そこで学校での活動をアピールされた立命館大学の小川拓郎さんにどういったことをお話しされたのかを伺いました。

 

 

小川 拓郎さん

立命館大学情報理工学部〈2016年卒〉

 

Q. Offer Boxのプロフィールシートにはどういうエピソードを中心に書きましたか?

A.プロフィールシートには新入生支援団体、アルバイト、2年生の時に行ったシリコンバレー研修の話を書きました。その中でも中心に書いたのは新入生支援団体の話です。

 

新入生支援団体では1学年下の学生がよりよい学生生活を送れるように支援する団体で、例えば4月の初めの頃ですと友達ができるようにイベントをしたり、それ以降も団体メンバーが各自ゼミのように担当クラスを持ち授業のフォローや悩み相談などを受けていました。

 

僕はこのエピソードの中で打ち出したかったことは“課題解決能力”です。

各自が持つ担当クラスは、単位も出ませんし徐々に学校生活に慣れてくると学生の出席率が落ちがちでした。また僕が受け持っていたクラスは中国や韓国からの留学生が来ていて、僕よりも年齢が上でした。学年や経歴よりも年齢を重んじる韓国の学生から見ると、僕のアドバイスなんて聞く必要のないもので、苦労しました。

 

実際行った解決策としては、留学生もそのほかの学生も友達同士のグループで行動をとっていたので、そのリーダーらしい学生からまず声をかけ仲良くなるように心がけました。学生がどういう背景で出席しづらいのか、学校生活で何に苦労しているのかなどを聞き、それに合わせた授業構成を意識しました。テスト対策や授業のカリキュラムを組むことを手伝ったりとすることで、無事ゼミを終えることが出来ました。

Q.工夫されたことはありますか?

A.起承転結の割合に気を付けました。どういうところを意識して頑張ったかのところに文字数を使えるように、その他の部分はなるべく端的に伝えるように心がけました。また、毎週プロフィールシートを少し変えアクセス数やオファー数を見ながら試行錯誤しました。毎週見ていたので月4回のペースでプロフィールを変えていました。

 

Q.OfferBoxを使っていてよかったと思うことはありましたか?

 

A.まず視野が広がりました。自分自身はこの業界が向いていると思っていたけれど、それ以外の業界の企業さんからオファーが来たりしたので、そこで固めることなくしっかり考えて選ぶことが出来ました。また生のフィードバックをいただけることで、自分自身の自己分析にも繋がりました。

 

まとめ

こまめにアクセス解析をして試行錯誤することが、自分の志望業界や自分に合う企業さんからオファーをもらうコツのようですね。

AnalyzeU

自己PRを安易な言葉で片付けちゃダメ!!

いよいよ就活本番。ESや面接で必ず伝えなければいけないのが「自己PR」ですが、もう十二分に言葉は磨かれていますか?

「私の強みは“リーダーシップ”です。なぜならば・・・」

「私は“相手の立場になって考えること”ができます。なぜならば・・・」

こういう自己PRを良く聞きますが、面接官の立場から正直言いますと全くもって印象に残りません。1日何十人と面接をすると「リーダーシップ」とか「チャレンジ精神」とか「コミュニケーション力」とか、いわゆる「ビッグワード(いろんな捉え方ができる抽象度の高い言葉)」を振り回す学生が多く、何人も同じようなことを言うわけです。

20数年生きてきたにも関わらず、自分のことを誰にでも語れるような1つのビッグワードにまとめてしまって本当に大丈夫ですか?きちんと自分の言いたいことは面接官に伝えられそうですか?もし、「いや、自分の人生、そんな一言なんかにまとめられない!!」と思うのでしたら、頑張って言葉を磨くことをおすすめします。

新卒逆求人サービス OfferBoxの自己分析ツール「AnalyzeU+」では、約100万人のデータに基づいて、客観的な自分の強みや弱み、社会で活かせる力を診断できます。
OfferBoxに登録していれば無料で診断できるので、ぜひご活用ください。

 

累計100万人の診断結果に基づく適性診断!OfferBoxに登録してAnalyzeU+を受ける

自分では気付いていない側面を知ることで自己PRは磨かれる

自己PRの言葉を磨くときにおすすめしたいのが「360度フィードバック」です。360度フィードバックとは、皆さんの友人やゼミの教授、バイト先でお世話になっている方や部活の後輩など、皆さんのことをよく知っている周囲の複数の方々に評価をしてもらうことで自身のことを多角的に理解する手法のことを言います。

「ジョハリの窓」(図参照)という考え方があり、自分が知っている自分、他人が知っている自分を4つの窓(カテゴリ)に分類して理解する方法なのですが、360度フィードバックを受けることによって、ジョハリの窓の「他人には見えているが自分では気づいていない自分自身のこと」を知ることができるのです。

OfferBoxの「適性診断360度」で自分の気付いていない側面を知ろう

OfferBoxには360度フィードバックを受ける機能「適性診断360度」があります。自分の適性診断を実施するだけでなく、友達にもあなたの診断をお願いすることができます。自分が回答した適性診断の結果に合わせて、友達があなたを客観的に見て評価した結果がグラフで表示されます。回答してくれた友達が3以上集まると、適性診断360度の診断結果を見ることができます。

物事への取り組み方、周囲との関わり方について自分と友達の評価の差異を確認できるだけでなく、依頼した友達からのギフト(長所や改善ポイント、応援メッセージ)が届くので、自己PRを磨くヒントをたくさん得ることができると思いますよ。

さあ、OfferBoxにログイン(新規登録)して適性診断360度を友達に依頼してみましょう!

※適性診断結果は友達に開示されることはありません。
※適性診断360度で友達に診断を依頼するためには、まず自分の適性診断を実施してください。 自分の適性診断実施後に適性診断360度を利用できるようになります。

▼関連記事

AnalyzeU

銀行業界の解説サマリー:

◇従来は預金と融資の金利差で利ザヤを取るビジネス。

◇近年は信託銀行や証券会社と連携した高度な金融商品も展開。

◇国内ビジネスは頭打ち。国際展開が鍵。

◇地方銀行を中心に再編の波。3メガバンク体制も崩壊するか。

 

■何を扱っている業界?

銀行の基本的なビジネスは、個人や企業から預金としてお金を預かり、企業に対して融資としてお金を貸すビジネスです。現在はゼロ金利政策の下で、預金金利はほぼ0%になっていますので、個人100人から各100万円、合計1億円を年間金利0%で集めて、これを企業に年間金利3%で貸す事で、個人に払う金利と企業から貰う金利の差額である年間300万円の利益を生み出すビジネスを行っています。

 

しかし現在はこのビジネスだけでなく、投資信託の販売や証券会社等との連携等、幅広い金融ビジネスを展開しています。例えば信託銀行と連携して相続対策や利用していない土地の有効利用の提案を行ったり、証券会社と連携して日経平均と金利が連動するようなオーダーメイドの特殊な預金を作ったり投資信託を作ったりと、お客様の要望に応じた金融商品を作ったりしています。

 

対企業については、融資だけでなく、日々のお金の管理決済の手伝いや、工場の新規建築、新事業進出、また企業の買収や売却等にも強く関わります。大規模な国際的なプロジェクトに対して対応する場合には国内外の銀行で連携をしながら大規模融資を行ったりと国家プロジェクトにも関わる事があります。

 

■その業界は今どんな感じ?

従来の銀行業務である預金と融資のビジネスで考えると、誰もが銀行口座を既に持っている現状では、日本国内だけのビジネスではこれから銀行が成長していく事は難しくなってきます。その為、ここ数年で地方銀行を中心に合併等の再編が多数発生しています。

 

また少子高齢化が進む現状からも「日本の銀行」から「世界の銀行」として国際展開を行う事が求められていますが、国際的に戦う事ができている銀行グループは現在の所限られています。その為、金融業界や金融庁では3メガバンク体制は多すぎるとの議論がなされており、2メガバンクに集約すべきだとの議論も存在しています。

 

そして国際的には、銀行に対しては規制強化が進められています。リーマンショックの要因の一つが銀行がリスクをとり過ぎた事であるとされており、また銀行が潰れたら問題が大き過ぎるので「大きすぎて潰せない」という状況は避けるべきだとの議論から、バーゼル規制や各国独自の規制が導入され、議論がされています。例えばアメリカでは銀行と証券会社を同じ金融グループが経営してはいけないとのルールや、イギリスではイギリス国内で集めたお金を海外の企業に貸す事は止めるべきだといった議論が行われています。

 

■勝つために何が重要?

日本では銀行市場は頭打ちとなっているので新規市場開拓や国際展開が求められています。銀行だけのビジネスから脱却する為に、証券会社を持っている銀行も数多くありますが、銀行と証券会社は密接な関係にあるため、証券ビジネスで成功している銀行はメガバンクにほぼ限られています。特にメガバンクは旧財閥からの付き合いがある企業と密接に関係があるため、対企業の証券ビジネスではメガバンク系の証券会社と外資系証券会社がほぼ独占しているのが現状です。この証券ビジネスの独占状態、特に外資系証券会社が大きくシェアを取っている所をどう崩すかが重要となってきます。

 

また、国際展開についてはメガバンクが積極的に行っており国際的な存在感が強まっています。メガバンクの中には海外の銀行を買収して現地の普通銀行として展開している所もあります。他のメガバンクでは海外の様々なビジネスを買収して、航空機のローンビジネスや投資信託を作るビジネスといった単体のビジネスを次々買収している所もあります。地方銀行でもアメリカや中国等に支店を置き、地元企業の国際展開をサポートする業務を行っている企業が多数あります。世界的に経済が安定していない中で、比較的体力が残っている日本の銀行が今、どこまで将来の銀行ビジネスの再加熱に向けて準備が出来るかが日本の銀行の将来の鍵を握るでしょう。

 

■そこではどんな人が活躍しそう?

銀行は子供から大人まで全ての人とお付き合いをする会社です。ある意味で一番身近な会社とも言えるかもしれません。しかし大事なお金を預かる会社だからこそ、お客様に信頼される必要があります。お客様からの相談について親身になって相談に乗れる人が、お客様からの信頼を得る事が出来ます。相談に対してしっかりとした提案をする為に、常に金融や政治や経済について積極的に勉強をする必要があり、また高頻度で様々な社内研修や試験があるので、勉強を常にしていく能力・気持ちがある事も重要です。特にメガバンクでは海外でも積極的に展開を進めている為、語学に自信がある人は海外で活躍する機会が多くありそうです。

 

銀行で企業と関わる業務では入社1年目でも、中小企業に対してはほとんどの場合で社長と話をする事になり、大企業でも部長や役員と話をする事になります。時には会社の社長や役員会で決まった事に反対をしたり、逆に提案をしたりもするコンサルティング業務も銀行の重要な業務で、大変面白い業務です。メーカー等の銀行以外の会社でも社長や役員に元銀行員が迎え入れられるのも、コンサルティング業務の経験を買われることにあります。国内や世界をまたにかけて活躍する銀行マンになりたい、コンサルタントとして活躍したいという挑戦的な人には銀行業界は面白い業界です。

 


岸 泰裕

元外資系金融機関勤務、 現在は大学非常勤講師。金融工学MBA。
1985年生まれ。大学卒業後、シティグループの日本持株会社財務部門に勤務しながら金融工学のMBAを取得。その後、スタンダードチャータード銀行日本支店に勤務すると共に大学にて金融リテラシー論についての教鞭を持つ。2014年よりは明治大学や龍谷大学や、金融機関開催の各種セミナー等にて講師として活動。また、金融機関勤務経験を生かし、学生に対する就職支援活動やセミナーも行っている。

就活において、ESでも面接でも自分がどういった人間なのかを伝えることが大切です。そこで今年就活をされた方に何の経験を話して、どう自分を伝えていたのかをインタビューしてきました。

そこで部活の経験をもとにIT企業に内定をいただいた龍谷大学の森竜樹さんにどういったことを話していたのかを伺いました。

いかに活動に付加価値をつけるか

ーーOffer Boxのプロフィールシートにはどういうエピソードを中心に書きましたか?

 

過去のエピソードの欄で、よさこいサークルの話について書きました。よさこいでは煽りといって曲中にセリフを話すMCの役割があるのですが、そのポジションに着いたときの行動や学びを書きました。

 

具体的に言うと、僕はサークル内で“いかに付加価値をつけるか”ということに注力しました。よさこいなので踊りの向上に力を入れているメンバーは沢山いて、勿論それも大事だけど、僕は同じように踊りに力を入れるのではなくチームとして重要視されていないところを埋めようと思いました。

 

僕がMC担当になる前は、①よさこいのストーリー制作、②ストーリーに合わせた曲制作・衣装制作、③振り付け、④MC制作の順でよさこいを作っていたのですが、この手順では、曲だけで完成してしまっていてMCが邪魔になってしまっていました。なので、この手順を①よさこいのストーリー制作、②MC制作、③ストーリーに合わせた曲制作・衣装制作、④振り付けにするに変えることで、MCも活きるよさこいの制作することが出来ました。

 

大会後先輩から「MCがよかった」という評価をいただき、賞もとることが出来“チームに付加価値”をつけることが出来たと思います。

 

3つのエピソードを1つのストーリーに

——工夫されたことはありますか?

 

過去のエピソードは、高校時代所属していた野球部での話→よさこいサークルでの学び→当時出場した逆求人イベントの話の3つを書いたのですが、その3つが1つのストーリーになるように書いたことが工夫したことです。

 

——企業さんからのフィードバックはどのようなものでしたか?

 

内定先のBEENOSさんからは、オファーをいただいてその後面談したのですが、活動や行動の大きさではなく考え方や、案を具体化しようとする姿勢を評価してくださいました。また、今は何かに突出して出来る訳ではないけれど、どういう人になりたいか・目標があって、そのためにこういう風にしたいと考えているところを評価してくださいました。良いところも、悪いところも隠さず指摘してくださったのが、内定先のBEENOSさんでした。

 

まとめ

多くの大学生が経験するようなサークル・部活での経験も、森さんのようにご自身でその団体における役割・目標をしっかり持ち行動することがポイントですね!また、3つの異なるエピソードを1つのストーリーにすることで、多くの企業が知りたがったいる「考え方」や「物事との向き合う姿勢」を上手く伝えていらっしゃった点は非常に参考になりますね。森さん、インタビューのご協力ありがとうございました。

自己PRや挫折した経験などOfferBoxを使っていたりエントリーシートには書かなければいけない欄がたくさんありますよね。

どのエピソードを書こうか悩んでいる学生さんもいらっしゃるのではないでしょうか?

先日行われたOffer Box Partyにお越しいただいた株式会社アイスタイル ヒューマンリソース部の田中大介さんに”ぶっちゃけ人事さんはどこをチェックしているのか”お話を伺ってきました。


 

エピソードの大きさよりも熱意のある学生

プロフィール欄のどこをみてオファーをだしていますか?

“人生で何回決断をしているのか”は一番注目しています。決断を多くしている学生ほど思考が深く、考えがしっかりしていると思います。決断からどんな気づきを得て、今の人生にどう活かしているか。そして、そんな過去を経て将来どんな人生を歩みたいのか。といった観点から読んでいます。

また、中学・高校・大学で何を頑張ってきたのかについてはすべて読んでいますが、やってきたことの結果だけではなく、過程にも注目しています。たとえば「ビジコンで1位になりました」だけではなく、競合は何チームいたのか、何人一組のチームなのか、そこで自分はどんな役割を担い、1位という結果に導くにあたってどのような過程があったのかなどですね。

面接の際にどこで学生を差別化していますか

一番は“話に自分の想いがあるかどうか”です。多くの学生と面接する中で、自分が説得されているなあと思うくらい熱意のある学生だと引き込まれます。

それがどんな話でもいい。いかに自分が想いをもって行動していたかが伝わる話をして頂きたいと思っています。

16卒内定者に共通することはなんですか?

共通しているのはアイスタイルらしさを持っているということです。枠にとらわれず、熱量があり、まわりの人を巻き込む力を持った学生たちです。

今後の事業拡大を牽引する人材に成長してくれるであろうことを期待しています。

 

会社の方向性と、学生の望むキャリアのマッチング

人事として田中さんが心掛けておられることはなんですか?

アイスタイルは成長著しい企業ですので、急速に事業が拡大する中で数年先をイメージし、組織が向かっている方向性と、個人のキャリアのベクトルをマッチさせるのがまず自分に課せられている使命だと思っています。

日々学生の皆様と向き合う中で、ファーストキャリアを本当にベンチャーにしていいのか、その中でアイスタイルという会社を選ぶことはお互いにとってメリットがあるのか、ミスマッチがないようとことん学生と向き合うようにしています。弊社の理念は「生活者中心の市場創造」ですが、私自身その理念を採用にも感じています。多くの企業と出会い、その中でファーストキャリアをどこの企業にするか、それを最終的に決断するのは学生です。

「アイスタイルを選ばなくてもいい」。まず僕が学生と向き合う中で必ず話している言葉です。ただ最終的に決断した企業がたまたまアイスタイルであったら、幸せだなと。決して採用ための人事ではなく、学生の皆様の今後のキャリアを第一に考える人事でありたいと、そう思っています。

 


いかがだったでしょうか?

エピソードの大きさよりも、その過程や決断の回数などを見ている。そして人事を説得するぐらい熱意ある学生を見ているというお話は非常に興味深かったです。

学生と本気で向き合ってこられた田中さんだからこそお聞きすることができたお話でした。今回インタビューに快く応じてくださったアイスタイルさん、ありがとうございました!

 

就活よりも練習

毎日毎日部活の練習に追われている、4年生になってもまだ大事な大会がある。
そんな体育会系の学生はインターンや自己分析をしている時間もなく、他の就活生に遅れを取りがちです。

体育会系の学生は就活で有利なのか

しかしその一方で「体育会系の学生は就活で有利」という言葉をよく耳にします。体育会系ではない学生からしたら体育会系の学生は商社や金融などから内定をすぐもらえるイメージがあります。

「就職に強い」。アスリート学生の就活についてイメージするとき、まずこの言葉が浮かぶ人も少なくないと思います。確かに昔からよく言われていることですが、本当にそうでしょうか。実際にアスリート系の学生から取ったデータを見てみましょう。まずは内定率から。株式会社ディスコの「2016年度 体育会学生の就職活動調査」によると、2016年卒のアスリート系先輩の内定率(2015年8月1日時点)は71.5%となりました。同時期で比べると、一般学生の65.8%に対して5.7ポイントも高くなっています。しかし、内定を獲得した社数については、アスリート学生(平均1.8社)が、一般学生(平均2.1社)を下回りました。多くの内定の中から選ぶ、いわゆる「内定長者」のような学生は、アスリート系ではほとんど見られませんでした。

出典 株式会社ディスコ「2016年度 体育会学生の就職活動調査」
キャリタス就活2017より引用https://job.career-tasu.jp/2017/features/athlete/realdata/

限られた時間で体育会系が就活をうまく進めるには

そうはいっても何もしなくても内定が取れるわけではありません。準備する時間が短いのは事実です。体育会系学生には体育系学生のアピールの仕方、就活の進め方があると思います。
今後は、実際に学生時代体育会系だった社会人の方にお話しを聞いて、時間のない体育系学生が就活をうまく進めるコツや今どう活躍されているのかを伝えますので、楽しみにしていてください。

アプリで、
オファーを見逃さない

OfferBoxアプリなら、企業からのオファー受信を通知でお知らせ!また、プロフィール入力や適性診断もスマホから気軽に行えます。