【自己PRが浮かばない人へ】強み・エピソードの考え方・書き方

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「ほかの学生に比べて魅力的に見える自己PRがない」
「学生時代に自信を持てる実績がなく、自己PRが思い浮かばない」
このような悩みを抱えている学生は多いです。

華やかなエピソードを持つ学生の話を聞いたりすると、自分は自己PRできるものがない…と自信をなくしてしまうこともありますよね。

ただ、企業は必ずしもエピソードの大きさだけを見ているわけではありません。自己PRのポイントを押さえれば、華やかなエピソードがなくても魅力的な自己PRが書けるようになります。

今回は、自己PRが思い浮かばない理由や採用担当が自己PRを見る際のポイント、自己PRを書く際のポイントや具体的な例文などをご紹介します。

自己PRが浮かばない人によくある傾向

まず自己PRが浮かばない人によくある傾向を紹介します。自分がよくある傾向に当てはまってしまっていないか、まずは確認しましょう。

他人と自分を比べてアピールできない

「学生時代に何もしてこなかったから自己PRが書けない」と感じる人は、他人と自分を必要以上に比べてしまっている人が多いです。

他人と自分を比較してしまうと、ほかの人のエピソードに圧倒されて自分のエピソードが恥ずかしく感じられるようになってしまいます。

例えば、サークル活動であなたは特定の役職についておらず、調整役のような立場で日程調整などの役割を担っているとします。この場合に「サークル長やリーダーなどの役職についていないからアピールにならない」と思ってしまう人は少なくないです。

しかし、どんな役割も欠かすことのできない重要な役割です。日程調整であれば、それぞれがアルバイトやサークルを掛け持ちしているなかで、日程を調整することは決して簡単なことではありません。

自分では当たり前だと思うことでも、他人と比べるのではなく日頃自分がやっていることを洗いだしてみましょう。

目標を達成できなかったという後悔の気持ちが強い

サークルや勉強、バイトやインターンシップなどで、目標を達成できなかったことに後悔を感じてしまっている人も多いです。

次に活かすために反省することは悪いことではありません。ただ、就職活動は、これまで取り組んできたことの発表の場でもあります。自分がやってきたことを一度フラットな目で振り返ってみましょう。

後悔するのは、本気で目標達成をしようとしていたためとも言えます。あるいは、真面目で謙虚だからこそ、反省しすぎてしまうこともあると思います。

例えば、公認会計士などの資格試験を目指し、勉強していたが残念ながら不合格になってしまったとします。結果的に合格できていないのでアピールできないと感じる人もいるかもしれません。

しかし資格試験本番までの努力や実際に学んだ内容、スケジュール管理の仕方などはアピールできます。結果だけでなくその過程で得たものやアピールポイントを見出しましょう。

具体的な数字・実績がない

「アピールポイントとして出せる具体的な実績や数字がない」と感じる人も多いでしょう。しかし、具体的な数字や実績だけを企業が求めているわけではありません。

例えば、団体スポーツをやっていて全国で1位になった経験があっても、その人がどれだけ貢献しているかは分からないためです。一方で、初戦敗退してしまっていても、チームによい影響を与えている人はいます。

このように、数字や実績だけでその人を評価することはできないことは企業もよく分かっています。そのため、具体的な数字や実績がなくても、自己PRは成り立つので安心してください。

企業が求める人材像を誤解している

企業が求める人材を誤解しているために、自己PRがないと感じる人もいます。前述のとおり、「目標を達成できなかったのでアピールポイントがない」、「学生時代に実績がないと自己PRが作れない」などもよくある誤解のひとつです。

新卒採用で多くの企業が学生に求めるのは、「企業で活躍できる素養やスキル、ポテンシャル」です。学生時代に目立った実績や経験がなくても、あなたの強みや特徴がマッチするようであれば、企業があなたを採用する可能性は十分にあります。

例えば、「言われたことだけやってきたから自己PRできることがない」と考えているとします。「言われたことしかやらない」と考えると、よくない印象があるかもしれませんが、「言われたことをコツコツとやれること」は企業で求められる素養のひとつです。

具体的には言われたことをコツコツやれる人は、顧客からの信頼を獲得しやすかったり、管理系の業務で力を発揮できたりします。

学生時代に周囲にすごいと思われることと、企業が学生に求めるものは異なります。企業の求める人物像を正しく理解したうえで、自己PRを作るようにしましょう。

企業が自己PRを評価するポイント

続いて、企業が自己PRをどんな観点で評価しているか、理解しておきましょう。

自分をどういう人間と捉えているか

企業は自己PRを通じて「自分をどういう人間と捉えているか」知りたいと思っています。それは、自分のことをどう捉えているかで、人は無意識のうちに振る舞いが変わるためです。

例えば、自分のことをロジカルに考えられる人間だと捉えていれば、ロジカルであろうと無意識に振る舞いますし、コミュニケーション力がある人間だと捉えていれば、人と打ち解けられるように無意識に振る舞います。

このように人は無意識のうちに自己認識に併せて行動しているので、自分のことをどう捉えているのか知りたいと考えています。

経験からどのように学んでいるか

「経験からどのように学んでいるか」も自己PRから知りたいと考えています。経験してきた内容だけではなく、経験をとおして何を考えたのか、次に活かせる学びに昇華できているかが重要です。

企業が学生の学ぶ力を重視するのは、学生時代からさまざまな経験から教訓を得てきた学生であれば、企業に入社してからも経験を通して学び、活躍してくれる可能性が高いと考えるためです。

例えば、部活動で目標を達成できなかったとしても、目標を達成できなったという事実だけでなく、「どうすれば同じ状況で目標を達成できたのか」を振り返ってみましょう。

そこで得た学び現在の行動に生かしていることが伝えられれば、企業は経験から学ぼうとしている姿勢を評価します。

話が分かりやすいか

話す内容だけでなく、「分かりやすく話す力があるか」も企業が評価しているポイントです。

実際に仕事をする場面でも、限られた時間内に自分の意見を分かりやすく伝える力は多くの場面で求められます。社内外問わず、打ち合わせの時間は有限なので、その時間内で意思決定をしたり、交渉をまとめる必要があります。

ただし、「分かりやすい話ができます」と自己PRをすればよいわけではありません。決して悪いわけではないのですが、「話が分かりやすいかどうか」は最終的に面接官が決めることです。それであれば、他の要素をアピールしたほうがよいでしょう。

結論ファースト、理由を簡潔に明示するなど、分かりやすく話すための基本を押さえて自己PRを作成しましょう。PREP法という文章の構成方法を押さえておくと、自己PRが組み立てやすくなります。

即戦力になる実績以外は実績の高さは重視されづらい

企業でそのまま使える実績以外は、実績だけで評価されることは少ないです。学生時代の実績が、必ずしも実際に企業で役立つわけではないためです。

例えば、あなたが野球部で大学日本一になった際の優勝ピッチャーだったとします。輝かしい実績ですが、プロ野球・社会人野球以外の仕事でピッチング能力が求められるわけではありません。

ただ、ピッチング能力を得るまでのトレーニングのやり方や、チームを優勝にもっていくまでのチームワークのあり方などは、企業でも生かすことができるので、アピールになります。

そのため、即戦力になる実績以外は実績の高さは重視されづらいです。前述の取り組む過程で身につけた強みや学びの方に企業は興味をもっています。

自己PRがない人におすすめのエピソードの考え方

「自己PRがない」と思っている人も、観点を変えればアピールできるエピソードがあることが多いです。

ここでは、自己PRがない人におすすめのエピソードの考え方を紹介するので、ぜひ参考にしてください。

反省する力「内省力」を強みにしてみる

自分で反省する力「内省力」は自己PRがないと感じている人でもアピールしやすいです。

「自己PRできることがない」と思ってしまう人のなかには、自分を俯瞰的にみて内省する傾向がある人も多いです。相対的に自分を評価するため、「自分なんか…」と考えてしまうことが多いのかもしれません。

自分を俯瞰的にみる力があれば、入社後も自分の仕事ぶりを振り返って自分で改善していってくれる可能性が高いので、「自走できる人材」という評価になることもあります。

「自己PRが何もない」と思う人は、「内省力」「失敗を次に活かす力」を強みとしてアピールしてみましょう。

小さな失敗から多くを学べる人は企業で重宝される

内省力とも関係するのですが、小さな失敗から多くを学べる人は企業で重宝されます。

企業に入社してしばらくのうちは、たくさんの失敗を経験するでしょう。最初は失敗が多くても、その都度学んで改善していける人材であれば、成長して失敗が減っていくことは想像つきます。大失敗をする前に、小さく失敗した段階で学んでくれる人材は、企業としても安心できます。

小さな失敗から多くを学べることをアピールする際は、エピソードが小さいことはむしろよいアピールポイントにもなります。見逃してしまいそうなことに気付いて、改善したエピソードがないか、改めて振り返ってみましょう。

実績や成果ではなく学びが深いものを

自己PRの内容を成果や実績で測るのではなく、「学びの深さ」で判断してみましょう。

繰り返しになりますが、自己PRでは実績の大きさはさほど重要ではありません。企業が重視するのはプロセスや結果から学ぶ力なので、一連のエピソードで学びが深かったものを取り上げると、自己PRを考えやすくなります。

例えば、サークルや部活動で努力してメンバー外から選抜メンバーに選ばれて活躍してきたとします。メンバーに選ばれるか選ばれないかの瀬戸際で努力してきたことは、常に選ばれてきた人には分からない苦労があるでしょう。一方で、メンバーに選ばれてから、そこから外れないようにプレッシャーを感じながら努力する苦労もあると思います。

両者を実績で比べて評価することは難しく、その経験を通じて何を学んだかが重要です。上記の例の場合、「メンバーになるまで」「メンバーになってから」それぞれの過程で得られたものを洗い出してみると、どちらがアピールしやすいかが分かるでしょう。

具体的な数字や実績はあくまで状況把握のため

具体的な数字や実績を書くのはあくまで状況把握のために必要だと考えましょう。

例えば営業のインターンシップをやっていたとします。入社3ヶ月後に1ヶ月に5件契約が取れました、と言われてもどれほど難しかったのか、努力したのかイメージできませんよね。

しかし、「最初は1ヶ月に1件も契約を獲得できなかったが、入社3ヶ月後には1ヶ月に5件契約が取れるようになりました」と言われたら、この間に努力したことがイメージしやすくなります。

このように、数字や実績を出したほうがいいと言われるのは、こうした状況を把握したりイメージしたりしやすくするためであると考えましょう。

自己PRの具体的なエピソードを洗い出す手順

自己PRが浮かばない人向けに、自己PRのエピソードを洗い出す具体的な方法・手順を紹介します。

手順1. 自己分析ツール「AnalyzeU+」

まず、自己分析ツール「AnalyzeU+」を使って強みが何か、洗い出してみましょう。

AnalyzeU+は質問に答えるだけで、あなたの強みを言語化してくれます。自分自身で強みを考えるのは抵抗がある人も、ツールで提示された強みであれば客観性があるので、考えやすくなるのではないでしょうか。

AnalyzeU+は100万人以上が受けていて、そのなかでの偏差値が出るようになっています。自己分析結果はグラフになっているので、結果も見やすいです。

AnalyzeU+については、こちらの記事で詳細を説明しているので、ぜひ参考にしてください。

手順2. 自分史

次に、強みの裏付けとなるエピソードを探るため、「自分史」を作ってみましょう。

自分史とは、幼少期から現在までの自分の歴史を書き連ねたものです。各年代で、取り組んでいたことや考えていたこと、学んだことなどを書きます。

経験を一覧化することで、自分の強みの裏付けとなるエピソードを発見したり、これまで認識できていなかった強みに気づいたりするきっかけになります。

自己PRで強みをアピールする際は、具体的なエピソードが欠かせません。エピソードを深ぼり、自己PRに説得力を持たせるためにも自分史を作ってみてください。

自分史のワークシートはこちらでダウンロードできます。具体的な作り方も紹介していますので、参考にしてください。

手順3. ジョハリの窓

エピソードを洗い出すために、「ジョハリの窓」も活用してみましょう。「ジョハリの窓」とは自分の特徴を4象限のマトリックスでまとめたものです。

ジョハリの窓は自分ひとりではなく、ほかの人に協力してもらって自分の特徴を洗い出します。ジョハリの窓では、自分自身の特徴が以下の4つに分けられます。

  • 自分も他人も知っている「開放の窓」
  • 自分は知らないが他人は知っている「盲点の窓」
  • 自分は知っているが他人は知らない「秘密の窓」
  • 自分も他人も知らない「未知の窓」

4つのなかでも、自分は知らないが他人は知っている「盲点の窓」はあなたに新しい気付きをもたらしてくれます。盲点の窓に入った特徴があれば、それを書いた友人に、どんなできごとから感じたのか、具体的なエピソードを聞くことで、自己PRにも活用することができます。

自分のことをよく知る友人に協力してもらい、自分では思いつくことのなかった強み・特徴まで洗い出してみましょう。

ジョハリの窓のワークシートはこちらでダウンロードできます。具体的な作り方も紹介していますので、参考にしてください。

高い実績がなくても魅力的な3つの自己PR例文

最後に、高い実績がなくても魅力的な自己PR例文を3つ紹介します。

サークル活動の例文

私は「目的に対して必要な行動を取れる」人間です。

私は学生時代、在籍人数100名程度のテニスサークルに所属していました。そのサークルでは頻繁にイベントが開催され、ほかのサークルとの合同イベントなども実施していました。

その際に問題となるのが、日程調整です。私は毎回のように日程調整を担当していました。私が心がけていたのは「スケジュールを調整してでも来たいと思ってもらうこと」です。

そのために、予定調整ツールを使ってアンケートを実施する前に、イベントの内容をイベントの幹事とすり合わせるようにしました。イベントの内容が具体的で魅力的なほど、参加人数は増える傾向があったので、より魅力的なイベントになるように提案もしていました。

その結果、前年よりもサークルの人数は減っていたのですが、参加者は前年よりも多い日も多数ありました。

自分の役割は日程調整をすることでしたが、ときには目的に合わせて役割を超えた行動をすることで、組織により貢献できることを知りました。

アルバイトの例文

私の強みは「素直さ」です。人のアドバイスを積極的に取り入れ、改善することができます。

私は個人経営のイタリアンレストランで3年間アルバイトとして働いています。ホール担当として、食事の給仕をおこないました。

働いているなかで、店長からときには理不尽だと感じる指摘も受けていました。しかし、それを頭ごなしに否定するのではなく、まずやってみることを意識してきました。

まずやってみることで、理不尽に感じていた方法にもメリットがあることに気付き、そのメリットを得るためにもっとできることがないか考えて実行できるようになりました。

このように、アドバイスを素直に受け止め、よいよい方法がないか考えて改善できることが私の強みです。

勉強の例文

私の強みは「情報を構造的にまとめる力」です。

私はサークルやアルバイトはせずに、授業やセミの活動に力を入れていました。出席してメモを取るだけでなく、授業後に分かりやすいように図示することを欠かさずに取り組んできました。

図示を繰り返すなかで、教授が話す内容をそのまま頭のなかでイメージして、その場で図示できるようになりました。図でまとめられるようになってからは、友人に質問されたときにスムーズに分かりやすく説明できるようになりました。

情報を構造的にまとめられる力がつくにつれて、何か問題が発生したときにを俯瞰的に捉えて最適な対策が打てるようになったと感じています。入社してからも、ただ情報収集するだけでなく、構造化して考えることで社内外に最適な提案や意見発信できるようにしたいと考えています。

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【まとめ】自己PRが浮かばない人のための強み・エピソードの考え方

以上、自己PRが浮かばないと感じている人向けに、自己PRの評価ポイントや具体的な考え方、例文を紹介してきました。

自己PRでアピールできるエピソードがないと思っている人であっても、AnalyzeU+や自分史、ジョハリの窓を活用することで、エピソードを洗い出すことができます。

エピソードを洗い出すことができたら、例文を参考に自己PRを作成してみましょう。自己PRを作成している間も、これでいいのか不安に思うこともあるかもしれませんが、まずはたたき台を作ることが大切です。

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