企業研究次第で志望動機は変わる!志望動機が書けない時の解決策

  • LINEで送る

皆さんは、どのように志望動機を書こうと思っていますか?
恐らく学生さんの中には「最終的に書ければOK!困ったらネットで検索すればいいや!」と考えている人もいるのではないでしょうか。

ですが、実際にそんな考えで就活に臨んだ人たちは、みんな口を揃えて「もっと真剣に考えていればよかった…」と言います。
実際、志望動機は内定を獲得するための一工程ではないので、その場しのぎで書いたり、取ってつけたようなものではダメです。

要するに「内定ほしい~」と考えているだけでは、良い志望動機を書くことは出来ないということです。
しかし、「どうしても納得いく志望動機がない」ということもあるでしょう。
そこで今回は、志望動機をどのようにして考えるべきなのか、また、実際に志望動機を書くうえでのポイントについて解説します!

 

目次

就活で志望動機を聞かれる理由

そもそも、どうして就活の面接では志望動機を聞かれるのでしょうか?理由は大きく2点です。

会社と就活生の相性を確かめるため

1点目は、自社と就活生の相性を判断するためです。

ここで言う相性とは、

  • 企業理念と学生の価値観の相性
  • 事業・仕事内容と学生の興味・長所の相性
  • チーム風土と学生の性格の相性

など、様々なマッチングを示します。

志望動機には、学生の価値観や、大切にしていきたいことが反映されています。志望動機が自社の企業理念や方向性、風土とあっていると、その学生は自社と相性が良いと、採用担当は判断します。
企業側としては、長く活躍してくれる社員を採用したいと考えているため、こうした相性の良し悪しを知るために、志望動機を確認しています。

就活性の本気度を見極めるため

2点目は、就活性の本気度を見極めるためです。
当たり前ですが企業側は、仕事に熱心に取り組んでくれる学生を採用したいと考えています。

もし本気で入社したいのであれば、事前に企業についてしっかり調べてくるのは当然だと、企業側は思っています。
そのため、どこの企業でも言えてしまいそうな志望動機だと、「うちじゃなくてもいいのか」と判断されてしまいます。

自社の仕事に本気で取り組む気持ちがあるかを知るために、志望動機を確認します。

 

志望動機が思いつかない原因とは?

「志望動機の重要性はわかるものの、なかなか思いつかない」という人は多いです。ここでは、志望動機が思いつかない理由を整理していきましょう。

志望動機が思いつかない原因は、大きく分けると以下の3つです。

  • 自己分析が十分ではない
  • 志望している企業の研究が十分ではない
  • 自分と企業の接点を見極めていない

自己分析が十分ではない

志望動機が思いつかない原因の1つ目は、「自己分析が十分ではない」からです。
自分のしたいことや、活かしたい長所を言語化したものの、まだまだ荒く、様々な業界の志望動機として言えてしまう内容になっている可能性があります。

自己分析を掘り下げるには、現時点で考えている「自分のしたいこと」や長所を、より具体的に言語化しましょう。
自己分析した内容に対して、さらに質問を投げかけてみると良いでしょう。自問自答のコツは、5W1Hで考えてみることです。

例:人を笑顔にする仕事をしたい

  • 人とは誰?:年齢、性別、どういう状況の人
  • 何人くらい?:目の前の人、間接的に大勢
  • いつ笑顔にする?:瞬間的にパッと、生活の一部として
  • どこで笑顔にする?:自宅、屋外、通勤時間
  • どうして笑顔になる?:嬉しくて、楽しくて、安心して
  • どうやって笑顔にする?:直接的、間接的

上記のように掘り下げることで、より自分のしたいことが具体的になります。

志望している企業の研究が十分ではない

志望動機が思いつかない原因の2つ目は、「企業研究が十分ではない」からです。
企業研究が十分でない志望動機は、「同業他社でも良いのでは」と思われやすく、本気度が低いと捉えられてしまいがちです。

企業研究のコツは、同業他社と比較してみることです。
大半の就活生にとって、企業のホームページは就活で初めて目にするものです。良いことばかりが書かれているように見え、どう読み解けば良いかも難しいでしょう。
また、情報量も多いため、ホームページを読んだだけでなんとなくその企業のことを深く理解したような気持ちになってしまいがちです。

しかし、それだけでは「なぜその企業でなければダメなのか」という根拠のある志望動機は考えられません。
他社との比較をした上で、初めて納得感のある志望動機が伝えられるのです。

言い方を変えれば、「他の企業ではダメな理由」が言えてこそ、「その企業ではないといけない理由」がきちんと説明できているということなのです。

「同業他社と比べて、御社は●●だ。だから御社を志望している。」と話せるようになれば、十分企業研究ができていると言って良いでしょう。

自分と企業の接点を見極めていない

志望動機が思いつかない原因の3つ目は、「自分と企業の接点を見極めていない」からです。
自己分析も企業研究もしっかり行っているのに、考えた志望動機がしっくり来ない場合は、この原因が考えられます。

接点の見極めとは、「自分自身のやりたいこと」と「企業に対し魅力を感じている点」が噛み合っているか、ということです。

具体的に、「接点が見極められていない」のは以下のような志望動機です。

英語を活かして、世界中の人と仕事をしたいので、海外展開を推進している御社を志望します。

一見問題ないように見えますが、「英語を活かしたい」は個人の能力の成長に関することです。一方、「海外展開を推進する」は、事業の方向性に関することです。

企業側の気持ちになって考えてみると、「海外事業に参画してほしい人」は、「英語を活かしたい人」ではなく、事業そのものに意義を感じてくれている人のはずです。

このことを考えると、以下のような志望動機の方が、うまく自分と企業を結び付けられています。

日本の高水準な日用品を、後進国の日常でも使ってもらえるような仕事をしたいので、海外展開を推進している御社を志望します。

今までの志望動機を振り返ってみて、企業側の立場で納得感のある志望動機になっているか確認してみましょう。

 

就活で避けたいNG志望理由

志望理由の中には、就活の中で言わない方が良いとされるものがあります。ありがちなNG志望動機をご紹介します。

志望動機が漠然としていて薄っぺらい

誰にでも、どの企業に対しても言えてしまうような、漠然として薄い志望動機は避けるべきです。「志望動機が思いつかない原因」でもお伝えしましたが、自己分析や企業研究が不十分であると見なされてしまいます。

例えば一次面接などでは、まだ企業情報が不足していて、明確な志望動機を伝えられないこともあると思います。
そんな時は、「なぜそこに興味を持ったのか」という自分の考えをメインに話をしましょう。
企業研究も、できる限りの情報を調べつつ、「この部分に興味を持っている」「今日の面接では、より詳しいことを聞ければと思っている」など、真剣に考えていることを伝えましょう。

福利厚生などの待遇を必要以上に重視している

こちらは、自分の中の企業選びの軸として考えておくのは良いけれど、面接では言わない方が良い志望動機です。

福利厚生の良い会社で働きたいと考えるのは当たり前のことですが、それを志望動機として伝えると、「良い待遇を得ることが1番の目的」という風に見られてしまいます。
待遇目的の人は、成長をしてくれる期待が持ちづらいため、企業側としてはあまり採用したくありません。

企業側の立場に立って、「活躍してくれそう」だと納得感のある志望動機になっているか確認しましょう。

会社に貢献することよりも勉強熱心であることばかりアピールする

こちらも、企業側の立場になった時に、「活躍イメージが持てない」と判断されてしまう可能性があるケースです。

具体的には、以下のような志望動機です。

御社の研修制度の充実さに惹かれて志望しました。御社には基礎的な資格だけでなく、上位資格の取得サポートもあると、ホームページから拝見しました。私は、学生時代から自己研鑽に励むことが好きで、大学在学中も●●や●●などの資格を4つ取得しました。入社後も、日々努力できる性格を活かして、資格を積極的に取得し、会社に貢献したいと考えています。

勉強熱心であるのはいいことですし、企業側としても用意している制度は積極的に活用してほしいと考えていると思います。しかし、企業側がこの制度を用意しているのは、知識を実務で活かしてもらい、会社の事業に貢献してもらいたいからです。

上記の志望動機では、資格を活かしてどのように活躍していきたいかの情報が不足しているため、ただの資格ゲッターのように見えてしまっています。

勉強熱心なのは「強み」であり、志望動機ではありません。改めて別の切り口から、志望動機を探しましょう。

 

ネットでよく見る「採用者が喜ぶ志望動機〇選」「業界別!志望動機の例文〇選」のコピペはNG!

「最終的に書ければOK!困ったらネットで検索すればいいや!」と考える学生さんの多くは、「採用者が喜ぶ志望動機〇選」「業界別の役に立つ志望動機〇選」のようなネット記事に辿り着くはずです。
実際に効果があるのかは、やってみないと分かりません。

しかし、これを使うことで、思わぬ地雷を踏んでしまうことにもなってしまいます。
それは一体なぜなのでしょうか?
詳しく見てみましょう。

 

ネットの志望動機のコピペは簡単に見抜かれてしまう

選考に関わる採用担当者は、長年それを続けてきた、いわば「選考のプロ」。
ネットの例文などをコピペしていることは、簡単に見抜かれてしまいます。
「ちょっと内容を変えて書けば多分わからないだろう」と考える人もいるかもしれませんが、「あなたの言葉で志望動機を書いていないこと」は、その後の選考にも響いてきます。

 

選考が進むごとに深掘りされる「本音を聞きだす質問」に対応できない

就活の選考が、1回の面接で終わることはほとんどありません。
なぜなら、企業側も「学生の本心」を見たいからです。
選考が進んでいくにつれて、「熱意」や「志望動機」など「本心の部分」を深堀りする質問が増えてきます。
そんな中で、ネットからコピペした志望動機や自己PRが役に立つとは言えませんよね。
面接や、もっと先(入社後や将来のキャリア形成)を見据えるのであれば、「志望動機の考え方を身につけ、自分の言葉で志望動機を語る」必要があるのです。

 

志望動機の考え方における3つのポイント

就活だけでなく、その後の働き方やキャリア形成をより良いものにするためには「志望動機の考え方を身につけ、自分の言葉で志望動機を語る」ことが必要と説明しました。
具体的に志望動機を考えるうえでは、以下の3つのポイントが重要になってきます。

  • 「脚色のしすぎ」「話の広げすぎ」に注意して書く
  • 「根拠づくり」をして、面接対策も視野に入れた志望動機を考える
  • 「企業研究」をして、もっと志望動機を充実させよう

 

ここからは、これら3つのポイントについて、詳しく解説していきます。

 

1.「脚色のしすぎ」「話の広げすぎ」に注意して書く

多くの学生さんは「採用担当の方に良く思われたい」という考えのもと志望動機を書いています。
「早く内定が欲しい」「面接に進みたい」と、焦る気持ちも相まって、志望動機を過度に脚色してしまったり、変な方向に話を広げてしまいがちです。
しかし、そうしてしまうと、面接の際に自分でも想像していなかったような質問が飛んでくる可能性が高くなります。
想定外の事態になった時、取り繕った「浅い志望動機」は、簡単に見破られてしまうでしょう。

 

伝えることの要点を押さえて「深い志望動機」を作ろう

取り繕った「浅い志望動機」は、簡単に見破られてしまうだけでなく、「ミスマッチ」の可能性を高め、将来のキャリア形成に支障をきたす可能性があります。
そうならないための「深い志望動機」を作るためには、伝えたい要点を決めて、より深く掘り下げた内容にする必要があるでしょう。
次のポイントでは、より深い志望動機を考える方法について、解説していきます。

 

2.「根拠づくり」をして、面接対策も視野に入れた志望動機を考える

1つ目のポイントの中で触れた「深い志望動機」とは、「根拠をもった志望動機」のことです。
志望したきっかけを裏付ける根拠があれば、文章全体に説得力も出ますし、面接で予想外の質問も飛んできづらくなるでしょう。

 

確かな根拠を持っておけば、面接での「志望動機の深掘り」にも対応出来るようになる

面接では、「どういう根拠をもって、この会社を志望したのか」については、必ず深く掘り下げて聞いておきたいと考えられています。
なぜなら、企業の方向性と学生のビジョンが合致していなければ、たとえ入社したとしても、お互いにすれ違いが生じ、最悪の場合、会社をやめてしまうことにもなりかねないからです。

確かな根拠を持って志望動機を考えることで、「早く辞めてしまうのではないか…」という面接官が持つ不安も解消させることが可能になるでしょう。
確かな根拠作りの方法としては、「自己分析をどのようにするか」が重要となってきます。
以下記事では、自己分析の方法についてまとめています。是非参考にしてみてください。

何故、新卒就活で自己分析が重要と言われているのか|「自己分析をする真の目的」と「本当の自己分析をする方法」

 

3.「企業研究」をして、もっと志望動機を充実させる

自己分析だけでは、充実した志望動機を書けるとは言えません。
なぜなら、志望する企業について何も知らない状態では「この企業のどこが自分とマッチしているのか」がわからないからです。
つまり、志望動機を充実させるためには、「企業研究」がとても重要なポイントなのです。
では、志望動機がもっと充実する企業研究のやり方としては、どのようなものがあるのでしょうか。

 

志望動機がもっと充実する企業研究のやり方

志望動機を充実させるためには、企業研究が欠かせません。
しかし、「企業研究って言っても具体的にどうしたら良いの?」「その企業だけの魅力を見つける方法がよくわからない」という方も多くいるかと思います。
ここからは、志望動機をより充実させるための企業研究のやり方について紹介します。

 

自己分析結果と合致する企業の取り組みやビジョンなどを見つける

企業のWebサイトやSNSを活用して情報収集する際は、自己分析結果と合致する企業の取り組みやビジョンを見つけましょう。
例えば、自己分析の結果「自分の強みは柔軟性と課題発見力だ」ということが分かったのであれば、企業研究の際に見るべきポイントの一例として「顧客の要望を取り入れつつ、新しい課題を見出し、解決していくような取り組み・ビジョン」を探してみましょう。
自分自身の目標や思考と、企業の取り組みやビジョンの共通項を見つけることで、より具体的で説得力のある志望動機を作成するための材料を見つけることができます。

 

どこでもやっていそうな取り組みを挙げるのは避けよう

どこでもやっていそうな取り組みを挙げてしまうと、「それうちじゃなくても良くない?」と言われる原因にもなるので、よほど返答に自信が無い限りは避けるのが無難でしょう。
しかし、実際「どこでもやっていそうな取り組みかどうかを見分ける」のは難しいですよね。
そんな時は、競合他社と比較して、違いを見つけていくのも有効な手段です。

 

同じ業界内の「競合他社と比較する」ことで見えてくるものもある

その企業だけの取り組みやビジョンなのかどうかは、自分で考え込むだけではわからないものです。
そんな時は、あえて一度競合企業がどのような取り組みをしているのか、将来的なビジョンはどうなっているのかを見てみましょう。

例えば、

「A社は積極的に国内での事業を拡大していて、顧客ごとのニーズをくみ取りサービスを提案する『課題発見力』と『コミュニケーション能力』がある人を必要としているけど、一方でB社は保守的な姿勢で安定した経営をしているので、『規律性』や、日々の業務をスムーズに遂行するための『計画力』が求められている。更に、C社はA社と違い、よりグローバルな目線をもって海外進出を考えているので、A社で求められていた『課題発見力』『コミュニケーション能力』に加えて、予算規模が大きくなるので、目標をきちんと達成できる『実行力』が必要だ」

ということが分かれば、自分にとって本当に向いている企業がどこなのかが明確になります。
一つの企業ばかりを研究するのではなく、時には競合他社へ目を向けることで見えてくるものもあるのです。

 

まとめ:その場しのぎの志望動機を作るのではなく、自分で0から組み立てる技を身に着けよう

今回、志望動機の書き方がよくわからない学生さんのために、解決策となる方法をお伝えしました。
あなたの能力を最大限に発揮するためにも、その場しのぎでネットの例文をコピペすることはお勧めしません。

志望動機の書き方のポイントとしてお伝えした以下3つのポイント

  • 「脚色のしすぎ」「話の広げすぎ」に注意する
  • 「根拠づくり」をして、面接対策も視野に入れた志望動機を考える
  • 「企業研究」をして、もっと志望動機を充実させる

 

を意識しながら「なぜその企業に入りたいのか」「なぜその企業でないといけないのか」を考えてみましょう。
書ききるまでに時間がかかってしまうかもしれませんが、そのくらい真剣な気持ちで就活に向けて準備をすることが、満足のいく就活を行うポイントです!