「志望動機がない…」と悩む学生は非常に多くいます。
皆さんは、どのように志望動機を書こうと思っていますか?なかには「最終的に書ければOK!困ったらネットで検索すればいいや!」と考えている人もいるのではないでしょうか。
しかし、実際にそんな考えで就活に臨んだ人たちは、みんな口を揃えて「もっと真剣に考えていればよかった…」と言います。
実際、志望動機は内定を獲得するための一工程ではないので、その場しのぎで書いたり、取ってつけたようなものではダメです。
この記事では、志望動機がない場合の探し方や対処法、NG志望動機の例などを紹介します。さらに志望動機を充実させる方法も解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
OfferBoxは、就活生の約24万人(※1)に利用されている新卒逆求人サービスです。
OfferBoxに登録するプロフィールや自己PRがES(エントリーシート)の代わりになるため、効率的に就活を進めることができます。
また、登録企業数は約19,242社(※2)で、大手から中小・ベンチャー企業まで幅広い企業に登録されていることも特徴です。
効率的に就活を進めたい方は、ぜひ活用してみてください。
(※1) OfferBox 2024年卒利用実績データより
(※2)当社アカウントを開設した企業数で、直近で利用していない企業含む(2024年10月時点現在)
目次
就活で志望動機を聞かれる理由
そもそも、どうして就活の面接では志望動機を聞かれるのでしょうか?理由は大きく2点です。
会社と学生の相性を確かめるため
1点目は、自社と就活生の相性を判断するためです。
ここで言う相性とは、
- 企業理念と学生の価値観の相性
- 事業・仕事内容と学生の興味・長所の相性
- チーム風土と学生の性格の相性
など、様々なマッチングを示します。
志望動機には、学生の価値観や、大切にしていきたいことが反映されています。志望動機が自社の企業理念や方向性、風土とあっていると、その学生は自社と相性が良いと、採用担当は判断します。
企業側としては、長く活躍してくれる社員を採用したいと考えているため、こうした相性の良し悪しを知るために、志望動機を確認しています。
学生の本気度を見極めるため
2点目は、就活生の本気度を見極めるためです。
当たり前ですが企業側は、仕事に熱心に取り組んでくれる学生を採用したいと考えています。
もし本気で入社したいのであれば、事前に企業についてしっかり調べてくるのは当然だと、企業側は思っています。
そのため、どこの企業でも言えてしまいそうな志望動機だと、「うちじゃなくてもいいのか」と判断されてしまいます。
自社の仕事に本気で取り組む気持ちがあるかを知るために、志望動機を確認します。
志望動機が思いつかない原因
「志望動機の重要性はわかるものの、なかなか思いつかない」という人は多いです。ここでは、志望動機が思いつかない理由を整理していきましょう。
志望動機が思いつかない原因は、大きく分けると以下の4つです。
- 自己分析が十分ではない
- 志望している企業の研究が十分ではない
- 自分と企業の接点を見極められていない
- 自分と企業が合っていない
自己分析が十分でない
志望動機が思いつかない原因の1つ目は、「自己分析が十分でない」からです。
自分のしたいことや、活かしたい長所を言語化したものの、まだまだ荒く、様々な業界の志望動機として言えてしまう内容になっている可能性があります。
自己分析を掘り下げるには、現時点で考えている「自分のしたいこと」や長所を、より具体的に言語化しましょう。
自己分析した内容に対して、さらに質問を投げかけてみると良いでしょう。自問自答のコツは、5W1Hで考えてみることです。
例:人を笑顔にする仕事をしたい
- 人とは誰?:年齢、性別、どういう状況の人
- 何人くらい?:目の前の人、間接的に大勢
- いつ笑顔にする?:瞬間的にパッと、生活の一部として
- どこで笑顔にする?:自宅、屋外、通勤時間
- どうして笑顔になる?:嬉しくて、楽しくて、安心して
- どうやって笑顔にする?:直接的、間接的
上記のように掘り下げることで、自分のしたいことがより具体的になります。
志望している企業の研究が十分でない
志望動機が思いつかない原因の2つ目は、「企業研究が十分でない」からです。
企業研究が十分でない志望動機は、「同業他社でも良いのでは」と思われやすく、本気度が低いと捉えられてしまいがちです。
企業研究のコツは、同業他社と比較してみることです。
大半の就活生にとって、企業のホームページは就活で初めて目にするものです。良いことばかりが書かれているように見え、どう読み解けば良いかも難しいでしょう。
また、情報量も多いため、ホームページを読んだだけでなんとなくその企業のことを深く理解したような気持ちになってしまいがちです。
しかし、それだけでは「なぜその企業でなければダメなのか」という根拠のある志望動機は考えられません。
他社との比較をした上で、初めて納得感のある志望動機が伝えられるのです。言い方を変えれば、「他の企業ではダメな理由」が言えてこそ、「その企業ではないといけない理由」がきちんと説明できているということなのです。
「同業他社と比べて、御社は●●だ。だから御社を志望している。」と話せるようになれば、十分企業研究ができていると言って良いでしょう。
自分と企業の接点を見極められていない
志望動機が思いつかない原因の3つ目は、「自分と企業の接点を見極めていない」からです。
自己分析も企業研究もしっかり行っているのに、考えた志望動機がしっくり来ない場合は、この原因が考えられます。
接点の見極めとは、「自分自身のやりたいこと」と「企業に対し魅力を感じている点」が噛み合っているか、ということです。
具体的に、「接点が見極められていない」のは以下のような志望動機です。
一見問題ないように見えますが、「英語を活かしたい」は個人の能力の成長に関することです。一方、「海外展開を推進する」は、事業の方向性に関することです。
企業側の気持ちになって考えてみると、「海外事業に参画してほしい人」は、「英語を活かしたい人」ではなく、事業そのものに意義を感じてくれている人のはずです。
このことを考えると、以下のような志望動機の方が、うまく自分と企業を結び付けられています。
今までの志望動機を振り返ってみて、企業側の立場で納得感のある志望動機になっているか確認してみましょう。
自分と企業が合っていない
自己分析や企業研究をしっかりと行ったにもかかわらず、どうしても志望動機が見つからない場合は、そもそも自分とその企業が合っていない可能性があります。
どれだけ企業研究をしたとしても、自分の望んでいるキャリアや働き方とその企業の方向性に共通点がなければ、志望する根拠が思い浮かばないのは当然といえば当然です。
このような場合は、無理に選考を進めようとしなくても良いかもしれません。本当はそれほど入社を望んでいないのにもかかわらず選考を進めてしまうと、入社後のミスマッチに繋がってしまう可能性もあります。
いくら努力しても志望動機が思い浮かばない場合は、他の企業にも目を向けてみるようにすると良いでしょう。
志望動機がない場合の探し方・対処法
ここからは、志望動機がない場合の探し方を詳しくご紹介します。具体的な対処法もまとめているので、志望動機が見つからなくて悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。
他の企業と比較する
1つ目の対処法は「他の企業と比較する」ことです。
志望動機を考えるうえで、他の企業との比較は欠かせません。その企業だけを単体で調べるのではなく、他の企業と照らし合わせることで、どのような強みや特徴があるのかがより鮮明にわかってきます。
特に同業他社と比較することで、他の企業にはない魅力を洗い出すことができるでしょう。
また、複数の企業を比較することで、志望する業界についての理解にもつながるのでおすすめです。
自分の過去の経験を洗い出す
2つ目の対処法は「自分の過去の経験を洗い出す」ことです。
自分がこれまでどんな経験や行動をしてきたか、その結果どうなったのかなど、自分の過去を振り返ってみましょう。
過去の経験を洗い出すことで、自分がどんな環境で力を発揮できるのか、何にモチベーションが上がるのかなどの再確認ができます。その上で、企業との共通点を見つけていきましょう。
過去の経験の洗い出しには、「自分史」の作成がおすすめです。
自分史とは、小学校、中学校、高校、大学というような年代別に過去の経験を振り返る方法です。紙やデータに書き出して視覚的に自分の過去を振り返ることで、自覚していなかった特徴や強みを見つけやすくなります。
自分史のワークシートは、こちらの記事内からダウンロードしてぜひご活用ください。
自己分析ツールを使う
3つ目の対処法は「自己分析ツールを使う」ことです。
就活用の自己分析診断ツールを利用すれば、簡単に自分の特徴や行動特性を洗い出すことができます。最近では無料で使えるものも多く出ているので、上手く活用しながら就職活動をすすめると良いでしょう。
OfferBox(オファーボックス)のAnalyzeU+でも、精度の高い自己分析診断を無料で行うことができます。企業との共通点が見つからずに志望動機が浮かばないという場合は、まずはツールを使って自分の強みと弱みを抽出してみてください。
自分ならではの特徴、強みや弱みをしっかりと把握した上で、企業との相性やなぜその企業で活躍できると思うのかを深堀りしていきましょう。
他の企業を探す
前述のとおり、あまりにも志望動機が浮かばない場合は他の企業を探してみるのもひとつです。志望動機を考える中で、自分とその企業の相性がそれほどでもないと感じた場合は、必ずしも選考を無理に進める必要はありません。
就職活動に充てられる時間は有限なので、他にもっと自分が興味を持つことができたり、魅力を感じられたりする企業を探すのも重要です。
どうしても志望動機が見つからないときは、自分が本当にその企業に志望するべきかどうかに立ち返って考えてみてください。
志望動機がないと同然?NG例
志望理由の中には、就活の中で言わない方が良いとされるものがあります。ありがちなNG志望動機をご紹介します。
志望動機が漠然としていて薄い
誰にでも、どの企業に対しても言えてしまうような、漠然として薄い志望動機は避けるべきです。「志望動機が思いつかない原因」でもお伝えしましたが、自己分析や企業研究が不十分であると見なされてしまいます。
例えば一次面接などでは、まだ企業情報が不足していて、明確な志望動機を伝えられないこともあると思います。
そんな時は、「なぜそこに興味を持ったのか」という自分の考えをメインに話をしましょう。
企業研究も、できる限りの情報を調べつつ、「この部分に興味を持っている」「今日の面接では、より詳しいことを聞ければと思っている」など、真剣に考えていることを伝えましょう。
他の会社にも当てはまる
他の会社にも当てはまるようなことばかりを志望動機として挙げてしまうと、その企業に対してさほど熱意を持っていないのだと思われてしまいます。
結果、志望度が低いとみなされ、採用に不利な影響を与えてしまうケースは少なくありません。
志望動機を考える際は、できるだけその企業ならではの強みや特徴に繋がる根拠を挙げるようにしましょう。
説得力のある志望動機を述べられれば、「この学生は自社に興味を持ってくれている」と思ってもらうことができ、好印象にも繋がるはずです。
福利厚生などの待遇を必要以上に重視している
こちらは、自分の中の企業選びの軸として考えておくのは良いけれど、面接では言わない方が良い志望動機です。
福利厚生の良い会社で働きたいと考えるのは当たり前のことですが、それを志望動機として伝えると、「良い待遇を得ることが1番の目的」という風に見られてしまいます。
待遇目的の人は、成長をしてくれる期待が持ちづらいため、企業側としてはあまり採用したくありません。
企業側の立場に立って、「活躍してくれそう」だと納得感のある志望動機になっているか確認しましょう。
会社に貢献する姿勢が見えない
こちらも、企業側の立場になった時に、「活躍イメージが持てない」と判断されてしまう可能性があるケースです。
具体的には、以下のような志望動機です。
勉強熱心であるのはいいことですし、企業側としても用意している制度は積極的に活用してほしいと考えていると思います。しかし、企業側がこの制度を用意しているのは、知識を実務で活かしてもらい、会社の事業に貢献してもらいたいからです。
上記の志望動機では、資格を活かしてどのように活躍していきたいかの情報が不足しているため、ただの資格ゲッターのように見えてしまっています。
勉強熱心なのは「強み」であり、志望動機ではありません。改めて別の切り口から、志望動機を探しましょう。
コピペの志望動機を使っている
実際に効果があるのかは、やってみないと分かりません。
しかし、これを使うことで、思わぬ地雷を踏んでしまうことにもなってしまいます。
それは一体なぜなのでしょうか?詳しく見てみましょう。
使い回されているものは面接官も分かる
選考に関わる採用担当者は、長年それを続けてきた、いわば「選考のプロ」。ネットの例文などをコピペしていることは、簡単に見抜かれてしまいます。
「ちょっと内容を変えて書けば多分わからないだろう」と考える人もいるかもしれませんが、「あなたの言葉で志望動機を書いていないこと」は、その後の選考にも響いてきます。
深堀りに答えられないリスクが高い
就活の選考が、1回の面接で終わることはほとんどありません。なぜなら、企業側も「学生の本心」を見たいからです。
選考が進んでいくにつれて、「熱意」や「志望動機」など「本心の部分」を深堀りする質問が増えてきます。
そんな中で、ネットからコピペした志望動機や自己PRが役に立つとは言えませんよね。
面接や、もっと先(入社後や将来のキャリア形成)を見据えるのであれば、「志望動機の考え方を身につけ、自分の言葉で志望動機を語る」必要があるのです。
志望動機を作る際の注意点
就活だけでなく、その後の働き方やキャリア形成をより良いものにするためには「志望動機の考え方を身につけ、自分の言葉で志望動機を語る」ことが必要と説明しました。
具体的に志望動機を作るときは、以下の3つのポイントに注意しましょう。
- 「脚色しすぎない」「話を広げすぎない」
- 「なぜ?」を繰り返し深堀りされても答えられるように
- 本心でないとミスマッチ採用になる場合も
ここからは、これら3つのポイントについて、詳しく解説していきます。
「脚色しすぎない」「話を広げすぎない」
多くの学生さんは「採用担当の方に良く思われたい」という考えのもと志望動機を書いています。
「早く内定が欲しい」「面接に進みたい」と、焦る気持ちも相まって、志望動機を過度に脚色してしまったり、変な方向に話を広げてしまいがちです。
しかし、そうしてしまうと、面接の際に自分でも想像していなかったような質問が飛んでくる可能性が高くなります。
想定外の事態になった時、取り繕った「浅い志望動機」は、簡単に見破られてしまうでしょう。
伝えることの要点を押さえて「深い志望動機」を作ろう
取り繕った「浅い志望動機」は、簡単に見破られてしまうだけでなく、「ミスマッチ」の可能性を高め、将来のキャリア形成に支障をきたす可能性があります。
そうならないための「深い志望動機」を作るためには、伝えたい要点を決めて、より深く掘り下げた内容にする必要があるでしょう。
次のポイントでは、より深い志望動機を考える方法について、解説していきます。
「なぜ?」を繰り返し深堀りされても答えられるように
採用側に納得してもらうためには、「根拠をもった志望動機」を準備しておくことがとても大切です。
「なぜ?」と自問自答を繰り返し、根拠をとことん追求していきましょう。志望したきっかけを裏付ける根拠があれば、文章全体に説得力も出ますし、面接で予想外の質問も飛んできづらくなるでしょう。
確かな根拠を持っておけば、面接での「志望動機の深掘り」にも対応出来るようになる
面接では、「どういう根拠をもって、この会社を志望したのか」については、必ず深く掘り下げて聞いておきたいと考えられています。
なぜなら、企業の方向性と学生のビジョンが合致していなければ、たとえ入社したとしても、お互いにすれ違いが生じ、最悪の場合、会社をやめてしまうことにもなりかねないからです。
確かな根拠を持って志望動機を考えることで、「早く辞めてしまうのではないか…」という面接官が持つ不安も解消させることが可能になるでしょう。
確かな根拠作りの方法としては、「自己分析をどのようにするか」が重要となってきます。
本心でないとミスマッチ採用になる場合も
これといった志望動機が見つからなくても、想像力や発想力に富んでいる人であれば、何となくそれらしい志望動機を作ることができる人もいるかもしれません。
しかし、本心からでなく無理やり作った志望動機で選考を進めてしまうと、仮に入社できた場合でも入社後にミスマッチが起こってしまう可能性が高いです。
結果、もし短期離職などに繋がってしまえばお互いに不幸になるだけなので、志望動機はできるだけ本心を大事にして見つけるようにしましょう。
志望動機がない人のよくある質問
最後に、志望動機がない人のよくある質問をご紹介します。
- 志望動機で嘘や話を盛っても大丈夫?
- 志望動機が他の人と被った場合はどうするべき?
- 志望動機の例文を参考にする程度ならOK?
それぞれ見ていきましょう。
志望動機で嘘や話を盛っても大丈夫?
志望動機が見つからない場合、無理やり辻褄を合わせようとすることで解決しようと考える人もいるかもしれません。しかし、嘘をついたり、話を盛ったりするのはNGです。
先に述べたとおり、本心でない志望動機を伝えてしまうと、仮に入社できたとしても入社後にミスマッチを起こしてしまう可能性が高いです。
最終的には自分が後悔してしまうことになるので、志望動機で嘘をついたり、話を盛ったりするのはやめておきましょう。
志望動機が他の人と被った場合はどうするべき?
グループ面接などでは、先に話した人と自分の志望動機が被ってしまうこともあるかもしれません。
しかし、志望動機自体が被ることはよくあることなのでそれほど気にする必要はありません。むしろ、他の志望動機をその場で捻り出すことの方がリスクが高いので、準備しておいた志望動機をそのまま話せば良いでしょう。
志望動機自体そのものよりも、その考えに至ったエピソードや、背景にオリジナリティがあることの方が重要です。
志望動機の例文を参考にする程度ならOK?
志望動機は自分の本音や本心を述べるべきだとご紹介しましたが、考えるきっかけとして例文を参考にする程度なら構わないでしょう。
ただし、そのままコピペのように使用するのではなく、自分なりのエピソードや背景を交えて厚みのある志望動機に作り上げることが重要です。
例文そのままの志望動機を話しても、自己PRなど、あなたのそれ以外の情報と一貫性がないため、説得力がありません。
例文に頼らない志望動機の作り方は、こちらの記事を参考にしてみてください。
志望動機がもっと充実する企業研究のやり方
しかし、「企業研究って言っても具体的にどうしたら良いの?」「その企業だけの魅力を見つける方法がよくわからない」という方も多くいるかと思います。
ここからは、志望動機をより充実させるための企業研究のやり方について紹介します。
自己分析結果と合致する企業の取り組みやビジョンなどを見つける
企業のWebサイトやSNSを活用して情報収集する際は、自己分析結果と合致する企業の取り組みやビジョンを見つけましょう。
例えば、自己分析の結果「自分の強みは柔軟性と課題発見力だ」ということが分かったのであれば、企業研究の際に見るべきポイントの一例として「顧客の要望を取り入れつつ、新しい課題を見出し、解決していくような取り組み・ビジョン」を探してみましょう。
自分自身の目標や思考と、企業の取り組みやビジョンの共通項を見つけることで、より具体的で説得力のある志望動機を作成するための材料を見つけることができます。
どこでもやっていそうな取り組みを挙げるのは避けよう
どこでもやっていそうな取り組みを挙げてしまうと、「それうちじゃなくても良くない?」と言われる原因にもなるので、よほど返答に自信が無い限りは避けるのが無難でしょう。
しかし、実際「どこでもやっていそうな取り組みかどうかを見分ける」のは難しいですよね。
そんな時は、競合他社と比較して、違いを見つけていくのも有効な手段です。
同じ業界内の「競合他社と比較する」ことで見えてくるものもある
その企業だけの取り組みやビジョンなのかどうかは、自分で考え込むだけではわからないものです。
そんな時は、あえて一度競合企業がどのような取り組みをしているのか、将来的なビジョンはどうなっているのかを見てみましょう。
例えば、
ということが分かれば、自分にとって本当に向いている企業がどこなのかが明確になります。
一つの企業ばかりを研究するのではなく、時には競合他社へ目を向けることで見えてくるものもあるのです。
まとめ
以上、志望動機がない場合の探し方や対処法、NG志望動機の例などを紹介しました。
あなたの能力を最大限に発揮するためにも、その場しのぎでネットの例文をコピペすることはお勧めしません。
この記事で紹介した探し方を参考に、自分なりの言葉を考えてみてください。
どうしても見つからない場合は、自分に合った企業に出会えていない可能性もあります。
OfferBoxに登録すると、自社に合っていると評価した企業からオファーをもらうことができます。まずは自分に興味を持ってくれる企業から、自分に合った企業を探してみてもいいかもしれません。
志望動機は、企業研究をもとに、「なぜその企業に入りたいのか」「なぜその企業でないといけないのか」を考えてみましょう。
書ききるまでに時間がかかってしまうかもしれませんが、そのくらい真剣な気持ちで就活に向けて準備をすることが、満足のいく就活を行うポイントです!