「企業説明会はとりあえず参加するだけだし、質問の仕方がわからない…」「企業説明会で質問した方が良いのはわかっているけど、何を質問すれば良いのだろう?」など、企業説明会の質問で悩む就活生は多いです。
結論から言うと、企業説明会では質問をした方が絶対に良いです。
実際に働いている社員だからこそ知っているような質問をすることで、企業説明会を最大限に就活に役立てることができます。
この記事では、企業説明会で絶対にすべき質問集25選のほか、企業説明会で質問する時のマナーも紹介しています。
OfferBoxは、プロフィールを登録しておくと企業から選考やインターンシップのオファーが届く新卒逆求人サービスで、就活生の約24万人(※1)に利用されています。
また、登録企業数は約19,242社(※2)で、大手から中小・ベンチャー企業まで幅広い企業に登録されています。
完全無料で利用できるため、ぜひご活用ください。
(※1) OfferBox 2024年卒利用実績データより
(※2)当社アカウントを開設した企業数で、直近で利用していない企業含む(2024年10月時点現在)
目次
企業説明会では質問した方が良い?
「企業説明会では質問をした方が良いのでしょうか?」と多くの就活生から相談を受けます。
結論から言うと、企業説明会では質問をした方が絶対に良いです。
なぜなら、自分が本当に知りたい情報を社員から聞き出せる絶好の機会だからです。
就活ではOB訪問やインターンシップに参加をしない限り、社員から直接話を伺える機会はほとんどありません。
そのため、多少人数の多い企業説明会であっても、本当に知りたい内容を質問するのが良いです。
企業説明会も、オンラインでの開催が一般的になってきました。
企業説明会がオンラインで開催される場合には、「録画された動画で見る企業説明会」「生配信される企業説明会」の2種類が一般的です。
生配信される企業説明会であれば、通常の企業説明会と同様に質問できますので、聞きたい質問をあらかじめ考えておきましょう。
当然ですが、録画された動画を見るタイプの企業説明会では、質問をすることができません。
また企業説明会で学生が質問することは、「逆質問」と呼ばれることもあります。
この記事で紹介する質問は、面接やOB訪問時の逆質問としても使えるので、気になる質問は覚えておきましょう。
さて、企業説明会では質問をした方が良いことがわかりましたね。
しかし、「具体的にどのような質問をすれば、企業説明会でウケが良いのだろうか…?」と悩む就活生も多いはずです。
そこで次は、企業説明会ですべき質問集25選を紹介します。
企業説明会で絶対にすべき質問集25選
企業説明会では以下のような質問をすることで、参加する意義を最大限に高められます。
- 業務や事業内容、サービス・商品
- 社風・働き方
- 求める人物像
- 入社後のキャリア
- 福利厚生・制度
すべての質問に共通しますが、その企業で働いている社員だからこそ話せる内容を質問するのがポイントです。
それでは、企業説明会で絶対にすべき質問集をそれぞれ紹介していきますね。
質問パターン①:業務や事業内容、サービス・商品
企業説明会で絶対にすべき質問1つ目は、「業務や事業内容、サービス・商品」に関する質問です。
業務や詳細の事業内容、企業独自のサービス・商品などは、実際に働いている社員が最も詳しいはずですよね。
具体的には、以下のような質問をするのが良いでしょう。
質問①:1日の仕事の流れ(スケジュール)を教えてください。
質問②:◯◯さんが仕事をする際、大切にしていることは何ですか。
質問③:御社のサービス・商品の特徴(競合他社と比べた際の強み)を教えてください。
質問④:御社で働く際に必要なマインドを教えてください。
質問⑤:働いていてやりがいを感じた瞬間を教えてください。
企業説明会で上記のような質問をすれば、入社後の実際の業務をイメージできます。
この時、「私は◯◯だと思うのですが、」と自論を述べてから質問をすると、自分の考え方との違いをより理解できます。
事前に質問を考える余裕がある場合は、自分の考えをまとめてから質問をしましょう。
質問パターン②:社風・働き方
企業説明会で絶対にすべき質問2つ目は、「社風・働き方」に関する質問です。
具体的には、以下のような質問をすることで、社風に関する理解を深められます。
質問⑥:職場の風通しは良いですか。
質問⑦:失敗をしても認められる環境でしょうか。
質問⑧:成果を出せば出すほど認められる環境でしょうか。
質問⑨:御社の特徴的な社風は何ですか。
質問⑩:リモートワーク(在宅勤務)は可能ですか。
「◯◯業界はこんなイメージがある」のように、業界によってある程度のイメージを持っている就活生は多いと思います。
しかし同じ業界の中でも、社風は企業によって大きく異なります。
本当に自分に合った企業を見つけるためには、企業説明会の時点でしっかりと質問をし、企業を見分けることが大切です。
また昨今では、リモートワーク(在宅勤務)が可能かも一つの働き方の選択肢となりました。
「リモートワーク可能」と新卒採用ページに書かれていても、部署によって異なることが多いため、「配属された部署ではリモートワークができなかった…」なんて失敗にもなり兼ねません。
あなたが希望する働き方を実現できるように、企業説明会では社風について質問するのも良いでしょう。
質問パターン③:求める人物像
企業説明会で絶対にすべき質問3つ目は、「求める人物像」に関する質問です。
求める人物像に関する質問をすることで、その企業で働くために必要な志を理解できます。
質問⑪:御社で活躍されている社員に共通する素質を教えてください。
質問⑫:どのような人と一緒に働きたいと思いますか。
質問⑬:今まで採用活動をされてきた中で、印象に残っている就活生を教えてください。
質問⑭:◯◯さんは、どのような理由で入社を決められたのですか。
質問⑮:御社で働く際に役立つ資格・スキルはありますか。
企業が求める人物像は、新卒採用ページにも書かれていることが多いです。
しかし一緒に働きたい人や、印象に残っている就活生などは記載されていないため、企業説明会で質問をしないとわかりません。
どのような人が多い企業なのかを知りたい場合は、企業説明会で「求める人物像」について質問しましょう。
質問パターン④:入社後のキャリア
企業説明会で絶対にすべき質問4つ目は、「入社後のキャリア」に関する質問です。
入社後のキャリアについて質問することで、入社後に歩むキャリアについて把握できます。
質問⑯:入社後、最短何年目でリーダー職に就けますか。
質問⑰:仕事と育児を両立されている社員さんのお話を教えてください。
質問⑱:◯◯さんが入社前と入社後で感じたギャップがあれば、教えてください。
質問⑲:内定者期間のうちに身につけておくべき知識やスキルはありますか。
質問⑳:内定者インターンシップに挑戦してみたいのですが、今年の募集予定はありますか。
「新卒で入社してから、すぐに上の役職に就きたい!」そんな就活生も多いと思います。
上の役職へ就ける条件や期間などを質問すれば、入社への意欲をアピールできるのでおすすめです。
また企業によっては、内定者期間のうちから働ける「内定者インターンシップ」を用意していることがあります。
内定後について質問することで、内定から入社までにすべきことを理解できるので良いですよ。
質問パターン⑤:福利厚生・制度
企業説明会で絶対にすべき質問5つ目は、「福利厚生・制度」に関する質問です。
福利厚生や制度について質問することで、仕事以外の側面も知ることができます。
質問㉑:有給休暇や特別休暇はしっかり取れますか。
質問㉒:残業時間はどれくらいありますか。
質問㉓:会社内のサークル活動は盛んですか。
質問㉔:資格を取得するための支援はありますか。
質問㉕:転勤はありますか。
企業の福利厚生を上手に活用すれば、プライベートを充実させられたり、仕事の息抜きができたりします。
ただし、福利厚生は新卒採用ページに書かれていることが多いので、記載されていない詳細について聞くようにしましょう。
さて、ここまで企業説明会で絶対にすべき質問集25選を紹介してきましたが、どのような質問をすれば良いかイメージできたでしょうか。
今回紹介した質問集は、開催形式がオンラインでもオフラインでも質問できるので、企業説明会に参加する際はぜひ使ってみてください。
ところで、企業説明会で質問する際にはマナーがあるのをご存知でしょうか。
「マナーがあるなんて知らず自分勝手に質問をしてしまい、人事が質問にあまり回答してくれなかった…」なんて失敗をする就活生は多いです。
そこで次は、企業説明会で質問する時のマナーを紹介します。
企業説明会で質問する時のマナー
企業説明会で質問をする時は、しっかりとマナーを守ったうえで質問をしましょう。
マナーを守らず質問をしてしまうと、礼儀知らずの印象を与えて恥ずかしい思いをしてしまう可能性があります。
企業説明会で質問する時のマナーは、次の4つです。
- マナー①:大学名と名前を名乗る
- マナー②:質問は簡潔に、大きな声で話す
- マナー③:回答をいただいたお礼を言う
- マナー④:調べればわかる内容を質問しない
それでは、企業説明会で質問する時のマナーをそれぞれ解説していきますね。
マナー①:大学名と名前を名乗る
企業説明会で質問する時のマナー1つ目は、「大学名と名前を名乗る」です。
当たり前ですが、企業説明会で質問をする時には、立ち上がってから大学名と名前を名乗りましょう。
自己紹介が長いと悪印象を与えかねないので、学部名や学科名までは述べる必要はありません。
マナー②:質問は簡潔に、大きな声で話す
企業説明会で質問する時のマナー2つ目は、「質問は簡潔に、大きな声で話す」です。
質問は簡潔に短く話すことで、聞き手も内容を理解しやすくなります。
また企業説明会は大きな会場で行われることが多いので、人事や周りの就活生にも声が聞こえるように、大きな声で話しましょう。
オンラインの企業説明会でも、マイクがしっかりと声を拾うように大きな声で話すのが良いです。
マナー③:回答をいただいたお礼を言う
企業説明会で質問する時のマナー3つ目は、「回答をいただいたお礼を言う」です。
当然のことですが、企業説明会で質問に対する回答をいただいた場合は、お礼を伝えましょう。
「お礼を言うなんて当たり前のことだ」と思っていても、いざ企業説明会に参加すると緊張して、お礼を伝え忘れてしまう就活生もいます。
当たり前のことだからこそ、回答をいただいたお礼はきちんと伝えられるように気をつけましょう。
マナー④:調べればわかる内容を質問しない
企業説明会で質問する時のマナー4つ目は、「調べればわかる内容を質問しない」です。
給料や勤務地などの調べればわかる内容を質問してしまうと、企業研究をしていない就活生だと見なされてしまいます。
企業説明会の参加前には、新卒採用ページを読んだり、OB訪問をしたりして企業理解を深めましょう。
そして企業説明会に参加する時には、調べてきた内容をもとに質問をすることが大切です。
ちなみに企業研究のやり方についてはこちらの記事も参照してみてくださいね。
関連記事:就活における企業研究のやり方を徹底解説!まずは何から始めるべき?
まとめ:企業説明会では、社員だからこそ話せる内容を質問しよう!
この記事では、企業説明会で絶対にすべき質問集25選を紹介しましたが、いかがだったでしょうか。
合わせて、企業説明会で質問する時のマナーも紹介しました。
この記事で学んだ内容をまとめると、以下の通りです。
=======================================
“業務や事業内容、サービス・商品”に関する質問
- 質問①:1日の仕事の流れ(スケジュール)を教えてください。
- 質問②:◯◯さんが仕事をする際、大切にしていることは何ですか。
- 質問③:御社のサービス・商品の特徴(競合他社と比べた際の強み)を教えてください。
- 質問④:御社で働く際に必要なマインドを教えてください。
- 質問⑤:働いていてやりがいを感じた瞬間を教えてください。
“社風・働き方”に関する質問
- 質問⑥:職場の風通しは良いですか。
- 質問⑦:失敗をしても認められる環境でしょうか。
- 質問⑧:成果を出せば出すほど認められる環境でしょうか。
- 質問⑨:御社の特徴的な社風は何ですか。
- 質問⑩:リモートワーク(在宅勤務)は可能ですか。
“求める人物像”に関する質問
- 質問⑪:御社で活躍されている社員に共通する素質を教えてください。
- 質問⑫:どのような人と一緒に働きたいと思いますか。
- 質問⑬:今まで採用活動をされてきた中で、印象に残っている就活生を教えてください。
- 質問⑭:◯◯さんは、どのような理由で入社を決められたのですか。
- 質問⑮:御社で働く際に役立つ資格・スキルはありますか。
“入社後のキャリア”に関する質問
- 質問⑯:入社後、最短何年目でリーダー職に就けますか。
- 質問⑰:仕事と育児を両立されている社員さんのお話を教えてください。
- 質問⑱:◯◯さんが入社前と入社後で感じたギャップがあれば、教えてください。
- 質問⑲:内定者期間のうちに身につけておくべき知識やスキルはありますか。
- 質問⑳:内定者インターンシップに挑戦してみたいのですが、今年の募集予定はありますか。
“福利厚生・制度”に関する質問
- 質問㉑:有給休暇や特別休暇はしっかり取れますか。
- 質問㉒:残業時間はどれくらいありますか。
- 質問㉓:会社内のサークル活動は盛んですか。
- 質問㉔:資格を取得するための支援はありますか。
- 質問㉕:転勤はありますか。
企業説明会で質問する時のマナー
- マナー①:大学名と名前を名乗る
- マナー②:質問は簡潔に、大きな声で話す
- マナー③:回答をいただいたお礼を言う
- マナー④:調べればわかる内容を質問しない
=======================================
大切なことなので繰り返しますが、企業説明会では絶対に質問をした方が良いです。
企業説明会では、実際にその企業で働いている社員だからこそ話せるような内容について質問しましょう。
また企業説明会で質問をする時には、質問内容は簡潔に述べ、調べればすぐにわかるような内容は聞かないよう注意が必要です。
本当にあなたに合った企業を見つけられるよう、企業説明会で質問をして、就活に役立ててください。