
「企業説明会で何を質問すればいいんだろう?」「変な質問をして、悪印象を与えたくない…」と悩んでいる就活生もいるのではないでしょうか?
質疑応答は、ただの疑問解消の場ではありません。あなたの意欲や人柄を伝えて、採用担当者に覚えてもらう機会でもあります。
この記事では、企業説明会で役立つ質問例70選やNG質問、好印象を与えるマナーなどを解説します。
また、企業説明会と並行して、新しい企業と出会い、選択肢を広げていくことも大切です。オファー型就活サービス「OfferBox」を利用すると、プロフィールに魅力を感じた企業から直接オファーが届きます。
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目次
企業説明会で質問するのがおすすめな理由
企業説明会で質問するのがおすすめな理由は、以下の3つです。
- 採用担当者に好印象を与えやすい
- 企業や業界への理解が深まる
- 受け答え内容から企業の雰囲気がつかめる
的を射た質問はあなたの入社意欲の高さを示し、採用担当者に好印象を与えます。また、社員の回答の仕方や表情から、企業のリアルな雰囲気を肌で感じとれるでしょう。
これから紹介する質問例を参考に、ぜひ自信をもって手を挙げてみてください。
企業説明会で役立つ質問例文70選|カテゴリパターン別に紹介
企業説明会での質問は、事業内容から選考まで7つの種類があります。入社意欲を伝えて企業とのミスマッチを防ぐためにも、それぞれの質問例やポイントをおさえておきましょう。
- 「事業内容・会社概要」に関する質問例10選
- 「仕事内容・やりがい」に関する質問例10選
- 「企業の社風・雰囲気」に関する質問例10選
- 「キャリアパス・将来性」に関する質問例10選
- 「福利厚生・制度」に関する質問例10選
- 「求める人物像」に関する質問例10選
- 「選考」に関する質問例10選
「事業内容・会社概要」に関する質問例10選
会社概要・事業内容に関しては、以下の質問をおすすめします。
・御社の事業や商品の中で、これだけは競合他社に負けない強みはありますか。
・〇〇業界は競争が激しいですが、競合他社と差別化を図るため工夫している取り組みを教えてください。
・差し支えなければ、主力事業以外に今後力を入れる予定の事業があれば教えてください。
・海外進出に興味がありますか。(すでに海外進出している場合)今後のビジョンを教えてください。
・社員の皆様が日々の業務の中で、〇〇という企業理念を強く実感されるのはどのような瞬間ですか。
・御社の主力である〇〇事業を今後さらに成長させるうえで、若手社員にどのような活躍を期待されますか。
・〇〇事業を通じて社会へ価値を提供していくうえで、御社がもっとも大切にされている価値観について教えてください。
・若手社員のアイデアがきっかけとなって、会社全体にインパクトを与えた事例はありますか。
・御社が今後さらに成長するために、最大の挑戦と捉えていらっしゃることは何ですか。
企業説明会では採用担当者に直接質問できることから、多くの学生が仕事内容や条件面に目が行きがちです。
その中で会社概要・事業内容に関する質問をすれば、仕事に対する興味・関心を伝えることができ、本選考まで顔と名前を覚えてもらいやすくなるでしょう。
応募先の事業やサービスについて詳しく理解していれば、面接やES選考で「応募先の同業他社にはない強み」をもとに、入社後どのような仕事をしたいか明確に答えられるようになります。
企業研究だけではわからなかった点や疑問点を積極的に質問して、業界と企業への理解を深めていきましょう。
質問を考えるにあたり、事業内容の意味や調べ方を知りたい方は、こちらの記事をご一読ください。
「仕事内容・やりがい」に関する質問例10選
企業説明会を通して仕事内容を正確に理解するには、以下の質問が最適です。
・仕事にやりがい・楽しさを感じる瞬間はありますか。
・〇〇さんが仕事をするうえで気をつけているところはありますか。
・転勤について(頻度、海外転勤の有無、転勤先の希望が通るかなど)
・仕事での成功体験や失敗体験について教えてください。
・若手社員の「挑戦したい」という意欲を後押ししてくれた、上司や先輩の言葉・行動があれば教えてください。
・お客様からいただいた言葉の中で、〇〇さんの励みになったエピソードを教えてください。
・チームで目標を達成するうえで、とくに大切にされているコミュニケーションやルールはありますか。
・仕事のプロセスにおいて、とくに評価されるのはどのような行動や姿勢ですか。
・1つのプロジェクトが完了するまで、どのような部署の方と、どうやって連携しながら仕事を進めるのか教えてください。
インターネット上に掲載できる情報には限りがあり、文章だけではイメージしづらい部分もあります。入社後のミスマッチを防ぐためにも、仕事内容については時間の許す限り詳しく確認しましょう。
他にも、仕事にやりがい・楽しさを感じる瞬間を知ることで、志望動機に活かすことができるようになるでしょう。
仕事の大変な面を知りたい場合は、採用担当者の新人時代の成功体験・失敗体験を聞くと良いでしょう。たとえば「仕事の辛いところは何ですか」などと直球に聞くと、なぜあえてその質問をしたかに疑問をもたれ、意欲がないと捉えられる場合があるからです。
ネガティブに捉えられかねない内容は、他の質問で代用して遠回しに聞き、回答内容から自分で想像するようにしましょう。
「企業の社風・雰囲気」に関する質問例10選
企業の社風・雰囲気をより正確に理解するために、以下の質問がおすすめです。
・〇〇さんから見て御社の社風や職場の雰囲気を一言で表現すると。
・社員について(年齢、男女比、どのようなタイプの人が多いかなど)
・職場の雰囲気や社員同士のコミュニケーションについて教えてください。
・若手社員も仕事において提案できる風潮はありますか。
・「これが自社らしいな」と感じる、社員の皆様に共通する価値観や行動があれば教えてください。
・上司や先輩からのフィードバックの中で、ご自身の成長にもっともつながったと感じる言葉は何ですか。
・業務外での社員の方同士の交流について、部署やチームの垣根を越えた活動があれば教えてください。
・御社独自のユニークな社内制度や恒例イベントがあれば、その目的と併せて教えてください。
・新入社員が早く職場に馴染めるよう、部署やチームとして歓迎するために行っていることはありますか。
仕事内容と同じくらい、誰とどのような環境で仕事をするかも大切です。社風や雰囲気が自分に合わないと、入社後にストレスを感じる瞬間が多くなります。
社風に関してはホームページに書いている場合がほとんどですが、職場の雰囲気と併せて企業説明会で直接確認するようにしましょう。良くも悪くも、ホームページには書いていない、リアルな社風を知れたという声も、実際、企業説明会に参加した学生から良く聞こえます。
職場の雰囲気を詳しく聞くと「人間関係に自信がない」と捉えられる場合もあるので、採用担当者から一言で表現してもらって、自分で想像しても良いでしょう。
インターンシップに参加する場合を除き、企業説明会は職場環境について詳しく知れるまたとない機会です。実際に入社してからでないとわからない部分も多いですが、1つでも多くの情報を得られるように質問していきましょう。
「キャリアパス・将来性」に関する質問例10選
入社後のキャリアパスに関して、以下の質問はおさえたいところです。
・入社後どれくらいで指導/管理的な仕事に携われますか。
・将来的には○○の事業の○○というポジションを目指していますが、どのような業務に携わる必要がありますか。
・入社後に必ず取得する資格はありますか。(学生のうちに勉強しておいた方が良いこと)
・OJTやキャリアアップ支援など社内研修は充実していますか。
・キャリアアップしていくうえで、成果に加えてどのようなプロセスやスタンスが評価の対象になりますか。
・今後の事業展開において、若手社員が新たに挑戦できる役割やポジションにはどのようなものがありますか。
・上司との定期的な面談など、自身のキャリアプランについて中長期的に相談できる機会はありますか。
・本人の希望による部署異動やジョブローテーションは、どのような制度や基準で実現しますか。
・御社で高く評価されている方が、業務以外での自己投資や学習で意識的に取り組んでいることは何ですか。
企業のホームページや求人情報に載っているキャリアパスは、あくまでも標準的な例であり、必ずしもその通りになるとは限りません。
企業説明会の質疑応答を通して、「実際には」どのようなキャリアパスを歩めるかをしっかり確認するようにしましょう。
理想とするキャリアパスに近づくための資格取得やスキルアップへの支援、入社後に目標としている仕事などについても質問し、成長意欲が伝わるようにしましょう。
「福利厚生・制度」に関する質問例10選
働き方や福利厚生については、以下の質問内容がおすすめです。
・部署やチームを超えた社員の交流を促進するようなイベント、サークル活動、または制度などはございますか。
・繁忙期・閑散期はいつ頃ですか。
・リモートワークはありますか。また、その回数に上限などはありますか。
・財形貯蓄制度はありますか。
・社員のスキルアップや自己啓発を支援する制度について、もっとも活用されている具体例を教えてください。
・社員の健康をサポートする取り組みの中で、とくに効果があったと感じるものがあれば教えてください。
・社員の声がきっかけで、新しく生まれたり改善されたりした福利厚生制度の事例があれば教えてください。
・有給休暇の取得について、部署内で取得を促進するためにどのような工夫をされていますか。
・社員の皆様のメンタルヘルスをサポートするために、相談しやすい環境づくりや具体的な取り組みがあれば教えてください。
条件面は今後のキャリアパスを考えていくうえでも大切なので、企業説明会の場で確認しておきたい気持ちは理解できます。
しかし、企業説明会でのやり取りを選考の判断材料の一部にする企業も少なくないので、質問しすぎてしまうとマイナスに捉えられかねません。
どうしても聞きたい場合は、質問の仕方を工夫する必要があるでしょう。
たとえば残業時間を聞きたい場合、繫忙期と閑散期はいつなのかを質問して、採用担当者から残業時間について話してくれるのを待つのがおすすめです。採用担当者におすすめの福利厚生などを聞いて、条件面の充実度を想像する方法でも良いでしょう。
そもそも、条件面については就活エージェントに聞いたり、大学のキャリアセンターで先輩たちの実績を確認したりするなど、何かしらの方法で調べられる可能性もあります。
この手の質問をする場合は、働き方やスキルアップに関する内容を中心にするのがおすすめです。
「求める人物像」に関する質問例10選
求める人物像については、以下の質問を確実におさえましょう。
・学生時代に身につけておくと良い、業務に役立つスキルはありますか。
・選考でとくに重視していることはありますか。
・新入社員や若手社員に期待することはどのようなことですか。
・どのような社員に仕事を任せる企業文化がありますか。
・第一線で活躍されている社員に共通する「仕事への向き合い方」や「価値観」があれば教えてください。
・業務中に「この人は伸びるな」と感じるのは、どのような行動をとる人材ですか。
・配属後にいち早くチームに貢献できる新入社員は、どのような強みや特徴をもっていますか。
・困難な状況に直面した際、御社ではどのような対応や思考ができる人材が評価されますか。
・今後の事業展開を見据えた際に、これからの御社を担う人材に必要なスキルや資質は何ですか。
求める人物像について質問をすれば、企業に入社意欲と成長意欲が同時に伝わります。
求める人物像は企業ホームページや募集情報に記載されている場合もありますが、箇条書きや一文で書かれるなど抽象的な場合がほとんどです。
企業説明会には現場の責任者や役員クラスの社員も参加する場合もあるため、「企業にどのような人材ニーズがあるか」より具体的に、かつ潜在的な部分まで探れる可能性もあります。
求める人物像を明確にして、企業との相性やアピールの方向性を正確につかみましょう。
「選考」に関する質問例10選
企業の採用方針を理解するために、以下の質問がおすすめです。
・御社はインターンシップの経験をどれくらい重視していますか。
・これまでの採用活動を通して、もっとも印象的だった学生について教えてください。
・オンライン選考は可能か?/重視するポイントを教えてください。
・ES選考では何を重視しているか教えてください。
・面接では学生の回答のほかに、どのような個性や能力に注目していますか。
・選考フローにある〇〇(選考名)には、学生のどのような力を見極めたい意図がありますか。
・面接官の方が「この学生と一緒に働きたい」と感じるのはどのような瞬間ですか。
・選考を通じて、学生と企業の入社後のミスマッチを防ぐために工夫されている点はありますか。
・選考の過程で、合否に関わらず学生の成長につながるようなフィードバックをいただける機会はありますか。
就活生の立場として選考について聞くのは当然です。
企業説明会は採用責任者が中心となって行う場合が多いので、少しでもわからないことがあれば積極的に質問しましょう。
役員クラスの採否の決裁権をもつ社員が参加することもあるため、求めている人材や選考で重視するポイントを正確に把握できる可能性もあります。
企業説明会は企業の人材ニーズを知れる貴重な機会です。質問内容によっては選考が有利になる情報を得られ、他の就活生と差別化できる可能性もあります。
下記の記事では、面接での質問集ややるべき対策を紹介しています。あわせてご覧ください。
企業説明会に向けてオリジナルの質問を生み出す3ステップ
他の就活生と差をつけるためにも、オリジナルの質問を生み出すステップを理解しておきましょう。
- 企業研究を徹底して情報を見つける
- 仮説を立てて質問の軸を作る
- 具体的な質問文に落とし込む
- 応用編:質問に自分の強みを盛り込んで自己PRにつなげる
ステップ1:企業研究を徹底して情報を見つける
採用担当者の記憶に残るように質問するには、企業の公式サイトに書かれている以上の情報をつかむ必要があります。採用担当者は「学生がどれだけ自社に関心をもち、時間をかけて調べてきたか」という熱意も見ているからです。
そのため、以下のように企業研究を徹底しましょう。
- 公式サイトのプレスリリースやIR情報で最新の動向を知る
- 中期経営計画で会社の未来像を理解する
- 採用サイトの社員インタビューから、価値観やリアルな社風を読みとる
「この企業の本当の強みや、今後の課題は何だろう?」と考えながら読み、気になった点をノートにメモしておきましょう。
企業研究のやり方をあらためて知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
ステップ2:仮説を立てて質問の軸を作る
企業研究で情報を集めた後は、自分なりの仮説を立てるステップです。情報の点と点をつなぎあわせて洞察を加えることで、あなたの思考の深さを示せる質問の軸が生まれます。
たとえば、企業研究によって下記2種類の情報を集めたとしましょう。
- プレスリリースで発表されたAという新技術
- Bさんの社員インタビューで語られていた今後の目標
この2つの情報をつなぎあわせて、「〇〇社は今後、Aの新技術を活用してCという分野に本格参入するのではないか?」といった仮説を構築します。
このように仮説を立てることで、深い企業理解にもとづいた独自の質問ができるようになります。
ステップ3:具体的な質問文に落とし込む
最後に、自分なりの仮説を具体的な質問文に落とし込みましょう。質問の意図を明確かつ簡潔な言葉で表現できれば、あなたのコミュニケーション力も同時に示せます。
以下は、ステップ1~3を踏まえた質問文の一例です。
「(情報源)+(自分の仮説)+(問いかけ)」という型によって、仮説に至った背景と質問をセットで伝えられます。企業研究の深さや論理的思考力、入社意欲の高さを一度にアピールできるオリジナルの質問になるでしょう。
応用編:質問に自分の強みを盛り込んで自己PRにつなげる
質問に自分の強みを盛り込み、自己PRにつなげる上級テクニックもあります。質問を通じて入社後の活躍を採用担当者にイメージしてもらいやすいので、他の就活生と差をつけられるのがメリットです。
たとえば行動力や企画力に強みがあるなら、次のような質問文が一例です。
あくまで自己PRは前振りなので、簡潔にアピールして聞きたい内容へとつなげましょう。
自分の強みを詳しく把握したいなら、オファー型就活サービスの「OfferBox」がおすすめです。あなたのプロフィールに興味をもった企業からオファーが届くので、どのような強みが企業に刺さるのか、オファー文面をから知ることます。ぜひ以下からご利用ください。
企業説明会でやってはいけない3つのNG質問
企業説明会で避けるべきNG質問は、大きく分けて3つのパターンがあります。意欲の低さや配慮不足と見なされないためにも、それぞれの内容と理由を把握しておきましょう。
- 調べればすぐにわかる質問
- すでに説明があった質問
- 給与や待遇に関する直接的すぎる質問
NG1:調べればすぐにわかる質問
給料や勤務地などの調べればわかる内容を質問すると、企業研究をしていない就活生だと見なされてしまいます。
たとえば、下記のように公式サイトや採用パンフレットを読めば確認できる質問です。
・従業員数は何名ですか?
・住宅手当や家賃補助の制度はありますか?
・今後の選考スケジュールはどのようになっていますか?
・新卒ではどのような職種を募集していますか?
企業説明会の参加前には、新卒採用ページを読んだり、OB訪問をしたりして企業理解を深めましょう。
NG2:すでに説明があった質問
企業説明会の中で、すでに説明があった内容を再度質問することも避けましょう。「この学生は集中力がない」「人の話を真剣に聞けない」というマイナス評価を受けかねません。
具体的には、採用担当者が事業内容について詳しく説明した直後に、「主な事業内容について教えてください」と質問するなどです。
このような事態を防ぐため、説明中は必ず手元にノートとペンを用意し、重要なポイントをメモする習慣をつけましょう。
NG3:給与や待遇に関する直接的すぎる質問
次のような質問は、「仕事内容そのものよりも、働く条件を優先している」と思われる可能性があります。
・ボーナスは年間で何ヶ月分出ますか?
もし給与や待遇を知りたいなら、「社員のワークライフバランスを向上させるために、会社として力を入れている制度は何ですか?」のように尋ねましょう。
企業の取り組みを尋ねる形にすれば、ポジティブな印象を与えつつ、働きやすさに関する情報を引き出せます。
企業説明会の質問時に好印象を与える6つのマナー
企業説明会では、社会人としての基本姿勢を示して好印象を残すことも大切です。下記6つのマナーを紹介しますので、ぜひ実践してみてください。
- 事前に質問内容を書き出しておく
- 大学名と名前を名乗る
- 「〇〇についての質問です」と結論から話す
- 質問は1分以内に簡潔にまとめる
- 相槌を打ちながらメモをとる
- 回答をいただいたお礼を言う
マナー1:事前に質問内容を書き出しておく
企業説明会で、質問する内容が咄嗟に出てこなくて歯がゆい思いをした経験はありませんか?
企業説明会は社員から直接話を聞ける数少ないチャンスなので、準備不足が理由で質問できないのはもったいないことです。
ホームページや採用情報など見て感じた疑問は、事前に洗い出しておきましょう。聞きたいことをメモ帳に自分の言葉で書き出しておけば、説明会本番でスムーズに質問できて便利です。
説明会中に他に質問したいことができた場合でも、事前にまとめたメモ帳を参考に質問の仕方を考えればいいので、言葉が思い浮かばず困るケースは少なくなります。
マナー2:大学名と名前を名乗る
企業説明会で質問する際は、立ち上がってから大学名と名前を名乗りましょう。礼儀正しさを示すマナーであり、採用担当者にあなたの顔と名前を覚えてもらうきっかけにもなります。
自己紹介が長いと悪印象を与えかねないので、学部名や学科名までは述べる必要はありません。
マナー3:「〇〇についての質問です」と結論から話す
「〇〇についての質問です」と結論から話し始めることも、印象を良くするマナーです。話のゴールがわからないまま長い前置きを聞かされると、聞き手は内容の理解に余計な労力を使ってしまいます。
具体的には、以下の流れで質問するのがおすすめです。
- 「事業内容について1点質問がございます」と宣言する
- 質問の背景を話す
結論の一言があるだけで、採用担当者は話のテーマを予測できるため、あなたの質問に集中して耳を傾けてくれます。
マナー4:質問は30秒以内に簡潔にまとめる
質問する際は、30秒以内を目安に簡潔にまとめて話しましょう。質疑応答の時間は限られているため、長々と話すと「周りへの配慮ができない学生だ」という印象を与えかねません。
一番聞きたい内容を、30秒程度(約200字)にまとめるのが理想です。事前に質問を声に出して、時間を計っておくことをおすすめします。
また、企業説明会は大きな会場で行われることが多いので、人事や周りの就活生にも声が聞こえるように、大きな声でハキハキと話しましょう。
オンラインの企業説明会でも、マイクがしっかりと声を拾うように大きな声で話すのが大切です。
マナー5:相槌を打ちながらメモをとる
他の参加者もいる緊張感がある中で質問した後は、安堵からどうしても気が緩みやすくなります。採用担当者はあなたの一挙手一投足に注目していると言っても過言ではないので、質問した後こそマナーに気をつけましょう。
具体的には、話を聞いているときは姿勢を正し、相槌を打ちながらメモをとるようにしてください。採用担当者も人間です。せっかく説明しているのに態度が悪かったり反応が薄かったりすると、早く話を切り上げたいと思うでしょう。
また、回答を聞くときは、話をさえぎらないように注意しましょう。
基本的に企業側から何か質問がないか聞かれたとき以外は、話が終わるまで質問しないのがマナー的には正解です。
下記の記事では、企業説明会中にメモするべきポイントを紹介しています。
マナー6:回答をいただいたお礼を言う
企業説明会で質問に対する回答をいただいた場合は、お礼を伝えましょう。
「お礼を言うなんて当たり前のことだ」と思っていても、いざ企業説明会に参加すると緊張して、お礼を伝え忘れてしまう就活生もいます。
当たり前のことだからこそ、回答をいただいたお礼はきちんと伝えられるように気をつけましょう。
オンライン企業説明会でおすすめの質問の仕方
オンライン企業説明会では画面越しに表情や熱意が伝わりにくいので、以下を意識しましょう。
| 項目 | 意識する点 |
|---|---|
| 環境面 | ・安定した通信環境 ・シンプルな背景 ・顔色が良く見える照明 など |
| 行動面 | ・カメラ目線 ・大きめのリアクション ・発言時以外はミュートにする など |
| ツール面 | ・チャットでの質問は簡潔にまとめる ・挙手機能で積極的に発言機会をつかむ など |
環境・行動・ツールの3つの側面から準備を万全にすることで、オンラインでもあなたの意欲と真剣さを採用担当者に伝えやすくなります。
オンライン企業説明会のマナーや事前準備をおさえておきたい方は、下記の記事を参考にしてみてください。
企業説明会に参加せずに就活するなら「OfferBox(オファーボックス)」
企業説明会で興味のある求人の話を実際に聞いてみたら、自分に合わなくて収穫が少なかったと感じるケースも多いのではないでしょうか?企業説明会への参加なしで就活を進めたいなら、オファー型就活サービス「OfferBox」の活用がおすすめです。
OfferBoxにプロフィールや自己PRを入力すると、あなたに興味をもった企業から「会いたい」というオファーが届きます。自分から企業説明会に参加しなくても、プロフィールひとつで企業と出会えるため、ゼミやアルバイトで忙しい就活生にもおすすめです。
また、企業はあなたのプロフィール内容に惹かれてオファーを送るので、価値観や希望の働き方にミスマッチが少ないのも魅力です。実際にOfferBoxを利用した学生は、次のようにコメントしています。

Y.Mさん

M.Tさん

Y.Mさん
学歴によるオファー受診の偏りも下図のとおり少なく、プロフィールを80%以上入力した場合の平均オファー受診数は41件(※)です。

就活を効率化させるためにも、ぜひ利用を検討してみてください。
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まとめ
本記事では、企業説明会で他の就活生と差がつく質問例や、好印象を与えるマナーを解説しました。質疑応答の時間は、あなたの入社意欲や企業理解をアピールする絶好の機会です。
今回紹介した70の質問例を参考にしつつ、企業研究にもとづいたあなただけの質問を準備しましょう。NG質問を避けて、社会人としてのマナーを守ることも忘れないでください。
また、自分からエントリーする就活と並行して、「OfferBox」を活用するのもおすすめです。プロフィールを充実させておくだけで企業からオファーが来るので、就活で失われがちな自信を保ちやすくなります。ぜひ以下から登録して、内定獲得へ近づきましょう。
