就活の自己PRはこう書く!強みの見つけ方や評価される例文を紹介

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就活の自己PRはこう書く!強みの見つけ方や評価される例文を紹介

「どうやって自分の強みをアピールすればいいか分からず行き詰まっている」
「自己PRのどこを評価されているか分からない」

といった悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか。就活は自分をどんどん売り込んでいくのが大切ですが、いきなり「自分の強みを自分でアピールしてください」と言われても難しいですよね。

また、アピールの仕方以前に、まだ自分の強みがよく分かっていない人や、なぜ企業が自己PRを求めてくるのか理解していない人もいるでしょう。

そこで今回は、「自己PRを考えるのが難しい…」と悩んでいる人のために、効果的なアピール方法や書き方を例文付きでご紹介します。自己PRは何も考えずにスラスラと仕上げられるものではないため、まずは基本的なアピール方法や書き方を学んでいきましょう。

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アピールポイントの探し方

自己PRを考えるとき、「自分には強みがないのでは」と悩む学生もいますが、適切な方法で過去の経験を振り返ることで誰でもアピールできるポイントを見つけられます。以下では、強みや魅力を発見するための3つの方法を紹介します。

①効率良く診断ツールを活用する
②エピソードから考える
③企業が求める人物像の特徴から考える

これらの方法を活用することで、漠然とした強みではなく就活で伝わるアピールポイントに変えるきっかけになります。

①効率良く診断ツールを活用する

自分の強みが分からずに悩んでいる場合には、まずは診断ツールを使ってみましょう。

たとえば、大手就活サイトでは性格診断や適性検査を無料で受けられます。質問に答えるだけで「協調性が高い」「計画性に優れている」といった強みが可視化されるため、自分の特徴を客観的に把握できます。

また、診断結果をそのまま使うのではなく、過去の行動や実体験と照らし合わせて「なぜその強みが自分に当てはまるのか」を整理すると、自己PRの説得力を高めることが可能です。

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②エピソードから考える

「まったく自分の強みが思い浮かばない…」という人は、エピソードから考える方法がおすすめです。これまでの自分を振り返り、嬉しかった出来事や、苦労した出来事などをすべて書き出してみましょう。

一通りエピソードを書き出したら、その出来事を経験したときの自分の行動や感情、役割、自分の強みや弱みが、どのような影響を与えたのかなど、出来事の詳細を書き出してください。過去のエピソードを改めて分析することで、あらゆるエピソードに共通する自分の強みや、弱みが見つけやすくなり、自己PRのテーマ選びがスムーズになります。

エピソードがまったく思いつかなければ、家族や友人に話を聞いてみることで、客観的な視点から過去の自分を分析できるうえ、自分では思ってもみなかったアピール材料が見つかる可能性もあります。

過去のエピソードを分析した後は、自分の強みが共通して発揮されているようなエピソードをいくつかピックアップし、以下のような観点から内容を深堀りしていきましょう。

  • どのような課題があったのか
  • なぜそのような行動を取ったのか
  • 自分の行動がどのような結果につながったのか
  • なぜ頑張れたのか
  • 経験から何を学んだのか

上記のように過去のエピソードを深掘りしながら分析していくと、自分の人柄や価値観が見えてきます。自分がどのような行動パターンを取る人間なのか分かれば強みが明確になり、おのずと自己PRのテーマも絞られるはずです。

たとえば、あらゆるエピソードに共通して「自分で決めたことは、何があっても最後までやり抜く」という傾向があれば、「責任感の強さ」や「粘り強さ」があなたの強みとして、エピソードと合わせることで効果的にアピールできるでしょう。

③企業が求める人物像の特徴から考える

アピールポイントは、自分本位で決めるのではなく、志望企業が求める人物像に合わせて選ぶことが選考突破に効果的です。

たとえば、「主体性」を重視する企業に対しては、「自分で課題を見つけて取り組んだ経験」をベースに自己PRを構成すると選考突破しやすいでしょう。

よくある企業が求める人物像としては、以下のような要素が挙げられます。

<特に期待する資質>

  • 主体性
  • チームワーク・リーダーシップ・協調性
  • 実行力
  • 学び続ける力

<特に期待する能力>

  • 課題設定・解決能力
  • 論理的思考力
  • 創造力
  • 傾聴力
  • 発信力

<特に期待する知識>

  • 文系・理系の枠を超えた知識・教養
  • 専攻分野における基礎知識
  • 専攻分野における専門知識
  • 数理・データサイエンス・AI・ITに関する専門知識

上記を見て、あなたの強みと該当する要素やエピソードはありましたか?

自分の強みと企業が求める人物像を組み合わせることで、入社後に貢献できるイメージを具体的に伝えられ、採用担当者に響く自己アピールに仕上げられるでしょう。

出典:採用と大学改革への期待に関するアンケート結果|一般社団法人 日本経済団体連合会

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魅力的な自己PRにするためのポイント

自己PRは、自分の個性を企業に伝えるための重要なアピールの場です。以下では、自己PRをより魅力的にするための4つのポイントを紹介します。

  • 強みやアピールポイントは1つに絞る
  • エピソードには具体性を持たせる
  • 集団・対人間で起こったエピソードを取り上げる

採用担当者は日々、エントリーシート(ES)や面接で、さまざまな学生の自己PRを聞いています。そのため、単に自分の強みを述べるだけでなく、採用担当者の心に響くように工夫を凝らすことで、より高い評価が期待できるでしょう。

強みやアピールポイントは1つに絞る

自己PRでは、自信のある強みを一つに絞り込み、深く掘り下げてアピールしましょう。自己PRで複数の強みを並べると、一つひとつの強みがかすれて、かえって印象が薄くなる場合があります。

たとえば、「協調性もリーダーシップもあります」と複数のアピールポイントを羅列するよりも、「課題解決能力」や「チームをまとめる力」といった一つの強みに焦点を当てるほうが、採用担当者の印象に残りやすくなります。

評価されるのは、「強みの数」ではなく「強みの使い方」です。強みを絞って伝えることで、採用担当者の記憶に残りやすくなり、他の候補者との差別化にもつながるでしょう。

エピソードには具体性を持たせる

企業側は限られた情報量の中から応募者の印象を判断するため、自己PRは具体的な内容にして説得力を持たせましょう。

漠然と「努力しました」や「頑張りました」と表現しても、面接官にとってはイメージが湧きにくくなります。そのため、「何を」「どのように」「どれくらい」行ったのかを数値や行動で示すことが効果的です。

たとえば、「アルバイトで接客マニュアルを作成しました」よりも「アルバイトで接客マニュアルを作成し、新人の育成期間を1ヶ月短縮した」という表現のほうが、具体的な成果として伝わりやすくなります。

数字や改善の工夫を盛り込むことで信憑性が高まり、単なる自己評価ではなく事実に基づくアピールへと変わります。

集団・対人間で起こったエピソードを取り上げる

自己PRでは、個人で完結する努力よりも、チームや他者と関わるなかで発揮した力を語るほうが効果的です。なぜなら企業が知りたいのは「組織の一員として活躍できるかどうか」だからです。

たとえば、部活動でメンバーをまとめた経験やアルバイトで後輩に業務を教えた経験、ゼミ活動で役割を分担して研究を進めた経験などは、協働のなかで自分の強みを発揮したエピソードとして伝えられます。

単に「頑張った」と話すよりも、「仲間の意見を調整した」「効率的に進める工夫を提案した」と具体的に伝えることで、採用担当者は職場での行動をイメージしやすくなります。

また、集団のなかで成果を出せた経験を示すと、協調性やリーダーシップといった社会人に求められる資質を裏付けることにもつながるでしょう。

自己PRはPREP法で書くことで強みが伝わる

自己PRの構成に悩んでいる人は、PREP法を意識して書くのがおすすめです。「PREP」とは、「Point」「Reason」「Example」「Point」のそれぞれの頭文字を取ったもので、簡単に言うと結論を最初に持ってくる書き方のことです。詳しく解説していきます。

Point:結論

話の「要点」や「結論」を最初に伝えます。自己PRで言えば、「私の強みは〇〇です」の部分です。

ここではすべてを伝えようとするのではなく、簡潔に要点や結論だけを伝えるのが重要です。最初に結論を伝えることで、相手に話の内容を理解してもらいやすくなります。

また、説明の順番を明確にできるので、自分も文章を書きやすくなるメリットがあります。

Reason:エピソード

最初に伝えた結論の「理由」を伝えます。

ここでは、自己PRでアピールする強みを裏付けるエピソードが必要です。その強みを発揮した過去のエピソードを詳しく書きましょう。次の段階の「Example」とは明確な境界線がないので、「Reason」と「Example」がはっきり分かれていなくても問題ありません。

Example:具体性

「Reason」で伝えるエピソードにさらに説得力を持たせます。当時の自分の考えや感情、具体的な数字などを交えながら、より信憑性の高い自己PRに仕上げていきましょう。

家族や友人からの客観的な評価を例に挙げるのも効果的です。

Point:将来への展望

最後に、最初に伝えた要点や結論を改めて伝え、自己PRの内容を強く相手に印象づけます。入社への熱意が伝わるよう、入社後の抱負や将来のビジョンもあわせて伝えましょう。

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就活で企業が自己PRを求める意図

自己PRの内容を考える前に、まずはなぜ就活で企業が自己PRを求めるのか、その意図について理解しておきましょう。採用面接での企業からの質問には大きく分けて以下の3つの意図があります。

  • 自己理解ができているか知りたい
  • 自社の求める人物像と合致するか判断したい
  • 分かりやすく伝える力があるか知りたい

企業が自己PRを求める意図を理解しないままでは、効果的なアピール方法も評価ポイントも正しく把握できません。企業に評価される自己PRに仕上げるためにも、上記の3つを踏まえたうえで伝え方を考えていきましょう。

自己理解ができているか知りたい

1つ目の意図は、学生自身が自分を理解できているか知るためです。なかでも、仕事で活きる自分の強みを理解できているかを確かめています。

ここで注意すべきなのは、企業が知りたがっているのは主観的な強みではなく、誰から見てもそれがあなたの強みと言える「客観的な強み」であることです。

たとえば、あなた自身は「私は粘り強さに自信がある」と思っていても、周囲がそう評価していない場合や、粘り強さを裏付けるようなエピソードがない場合は、粘り強いという強みは主観的な評価にすぎません。

そうした具体的な根拠がない主観的な自己PRは強みにならないばかりか、「この学生は自己理解できていない」とマイナスの評価につながってしまいます。

このように自己PRでは客観性が重視されます。自分では強みだと思っていることが、周りからはそれほど評価されない場合もあります。

自己PRを作るときは「本当にそれが自分の強みだと言い切れるのか」と客観的な視点からも考えることが重要です。

自社の求める人物像と合致するか判断したい

2つ目の意図は、自社の求める人物像と合致するか判断するためです。企業は、自社の組織文化や事業内容に合った人材を求めています。そのため、自己PRの内容をもとに性格や価値観を見極め、入社後に実際に働いている姿をイメージして一致するかどうか判断しています。

たとえば「個人作業で高い集中力を発揮できる点が私の強みです」とアピールした場合、個人での作業が中心の企業や、成果主義の企業からは高い評価を得られるかもしれません。

しかし、チームワークを重視している企業だと、個人作業が得意な人材はあまり評価されないでしょう。

このように自社の雰囲気や求める人物像とかけ離れている人材は、採用しても大きな活躍を期待できません。そのため企業は自己PRで学生の人柄を知り、「自社の雰囲気に合いそうか」「強みを発揮できるか」を見極めています。

特に、社会経験の浅い学生がほとんどの新卒採用では、過去の実績よりも人柄や将来性が重視されています。それらを理解したうえで、自分の強みを一方的にアピールするだけではなく、企業のビジネスモデルや業務内容を踏まえて、将来性と結びつけて語ることが重要です。

分かりやすく伝える力があるか知りたい

3つ目の意図は、分かりやすく伝える力があるか知るためです。企業は以下のようなコミュニケーション能力が学生に備わっているか見極めています。

  • 自分の考えを言語化する“表現力”
  • 論理的に話を組み立てる“論理的思考能力”
  • 相手の考えや感情をくみ取る“共感力”

プレゼンテーションをするときには「表現力」、重要な意思決定の場では「論理的思考能力」、相手に寄り添った行動が求められる場面では「共感力」と、コミュニケーション能力は社会でのあらゆる場面で必要です。

社会に出てからは、多種多様な考えを持つ人達の異なる意見をすり合わせ、そのうえで自分のアイディアや意見の発信が求められます。

こうしたコミュニケーション能力を備えている学生はどのような環境でも活躍が期待できるため、企業は自己PRで「分かりやすく伝える力があるか」を見極めています。

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【エピソード別】自己PR例文3選を紹介​​

いざ自己PRを作成しようと思っても、そもそもどのような回答が面接で評価されるのかよく分からない人もいると思います。イメージを持たないままでは考えにくいため でしょうから、まずは例文を参考にしながら回答を考えてみましょう。

ここでは、以下の3つのエピソード別に、企業が求めている意図を踏まえたうえで、自己PRの例文を紹介します。例文は先ほど紹介した、PREP法で書かれているため、その点も参考にしてみましょう。

  • 部活動・サークル活動
  • 研究・勉強
  • アルバイト

エピソードのテーマに決まりはないので、これら以外のテーマにしても問題ありません。

他の例文については、こちらの記事を参考にしてください。

部活動・サークル活動

【例文】

私の強みは、フットサルサークルのマネージャー業で培った「問題解決能力」です。

大学ではフットサルサークルのマネージャーとして、県内の8つのフットサルチームが参加する年に一度のリーグ戦準優勝に貢献しました。

私のチームは毎年最下位になるような弱小チームでしたが、そこから脱却するため、最初に取り組んだのが自チームの課題分析です。過去の試合映像や練習の様子をもとに課題を洗い出した結果、個人の技術は高いが、チームとしての連携力に弱みがあることが判明しました。

解決策として、練習メニューを見直しました。これまで他チームの練習や書籍を参考にして見よう見まねで作成していたものを見直し、自チームの特徴や課題に適したメニューに変えました。その結果、大学3年次のリーグ戦で見事8チーム中2位という好成績を残せました。優勝こそ逃したものの、結果に結びつく有意義な練習ができたと強く感じます。

このように私は問題の本質を分析し、解決に導く能力を培うことができました。マネージャーとしてチームの問題解決に取り組んできた経験を活かし、入社後はチームの調整役として積極的に働きかけ、全体の利益に貢献していきたいと思います。

【ポイント解説】

  • 問題解決能力を裏付けるエピソードが具体的
  • 「分析結果に基づいて練習メニューを変更した結果、リーグ戦で好成績を残せた」という話から、自分の取り組みがチームの成長につながったことアピールできている

研究・勉強

【例文】

私の強みは、所属していたゼミで培った「リーダーシップ」です。

大学時代に所属していたゼミでは、教授の意向でグループワークが重視されていました。ゼミ活動が始まってすぐグループワークがありましたが、ゼミのメンバーにグループワークに慣れている人が誰もおらず、作業中に手の空く人が何人もいるような、非効率な状況でした。

せっかくチームで作業しているのに個人で進めるよりも効率が悪かったため、私はメンバーに役割分担をしてみようと提案しました。具体的には、話をまとめるのが得意な人はリーダー役、文章作成が得意な人はレジュメ作成、といったようにそれぞれの強みを活かした役割分担をしました。

その結果、役割が曖昧なまま全員で同じ作業を進めていたときよりも、遥かに作業効率が上がり、チームとして機能し始めました。私はこの経験を通して、役割分担の重要性を知りました。

ゼミ活動を通してチームで力を合わせることの有効性を実感したため、入社後も常に「どうすればチーム全体の生産性を高められるか」を考えながら働いていきたいです。

【ポイント解説】

  • リーダーシップは自己PRのテーマに選ばれやすい一方で、やや抽象的な表現でもある
  • 例文では具体的な行動や考えが述べられているため、状況がイメージしやすく好印象につながりやすい

アルバイト

【例文】

私の強みは、アルバイトで培った「実行力」です。

私は大学時代コンビニで働いていました。そこでは、クリスマスシーズンに「ケーキを1人30個予約販売する」という目標がありました。ケーキの予約は9月下旬スタートであり、目標を達成するためには十分な時間がありました。しかし、なるべく早めに予約を取らないと他店に先を越されてしまうと思い、私はすぐに目標達成に向けて行動しました。

そこで私が思いついた方法は、自作のPOPをレジ横に置くというものです。予約してもらえるのを待つだけでは、目標を達成できないと思ったので、「クリスマスケーキは早めにご予約を!」という文章に加え、子ども達が仲良くケーキを食べているイラストを載せたPOPを作りました。

その結果、接客中にお客様から「このイラスト可愛いですね」とたびたび褒めていただけるようになり、ケーキの予約販売の目標も11月頭には達成できました。

このように、私はアルバイトの経験で、成果を出すために工夫し、それを具体的な行動に移す力を養いました。入社後もただ考えるだけで終わらず、自分の工夫を行動に移していきたいと思います。

【ポイント解説】

  • 「創造力」や「主体性」が伝わる例文
  • 目標達成のための工夫点を詳細に述べているため、人柄や行動パターンが読み取れる
  • ただ工夫しただけに留まらず、POP制作という具体的な行動を取ったとアピールできている点も好印象

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【強み別】自己PR例文3選

以下では、企業が求める人物像の特徴にならい、強み別の自己PR例文を3つ紹介します。

  • 主体性
  • リーダーシップ
  • 論理的思考力

これらの例文を参考に、あなたの経験と強みを結びつけ、オリジナリティあふれる自己PRを作成してみてください。

主体性

私の強みは、自ら課題を見つけて行動に移す「主体性」です。

大学のゼミ活動では、判例研究のグループ発表において、他のメンバーが注目していなかった視点に気づき、自発的に調査を提案しました。多くの学生が判決の結論だけに着目するなかで、私は少数意見の論点や当時の社会的背景を取り上げることが、議論をより深める鍵になると考えました。

具体的には、最高裁判決の結論だけでなく、判事の異なる意見を比較し、さらにその判断が生まれた時代背景を整理して資料に反映しました。この工夫により、議論の深度が高まり、発表後には担当教員から「説得力と多角的な視野がある」と評価されました。

こうした経験を通じて、私は誰かの指示を待つのではなく、自ら課題に気づき、周囲を巻き込みながら改善に向けて行動する力が身についたと実感しました。入社後も、この主体性を活かして、チームや組織に必要な視点を提供し続けたいと考えています。

【ポイント解説】

  • 主体性をアピールする際は、自分で課題を発見した経験があるかどうかがポイント
  • 単なる「頑張った話」ではなく、「誰にも言われていないのに自ら動いた」ことを強調すると印象が強まる
  • 周囲にどのような影響を与えたか、どのような成果につながったかを明確にすることで説得力が増した例文になっている

リーダーシップ

【例文】

私の強みは、メンバーの個性を活かしながら目標に向けて導く「リーダーシップ」です。

大学3年次に、学園祭実行委員として約30人の組織を取りまとめた経験があります。当初は役割分担が不明確で、装飾班と広報班の間で作業の重複や責任の押し付け合いが起き、意見の衝突によって会議が進まない状況が続いていました。

私はこのままでは全体の準備が遅れると感じ、原因を把握するために全体会議の前に個別ヒアリングを行いました。そこでは、各メンバーの考えや不安を丁寧に聞き出し、強みを活かせる形で役割を再調整することを意識しました。

その結果、互いの理解が深まり、メンバー同士で間に合っていない業務を助け合う前向きな雰囲気が生まれました。最終的には予定通り準備を完了し、来場者数は前年比130%を記録しました。

この経験を通して、多様な価値観をまとめながら成果を出す力を身につけました。組織に貢献するうえで、こうした調整型リーダーシップが発揮できると考えています。

【ポイント解説】

  • リーダーシップを伝えるには、「どうまとめたか」ではなく「どう課題を乗り越えたか」に焦点を当てることが重要
  • 「人をまとめた」だけでは表面的な印象になりがちな部分を、チーム内の衝突・不安・分断をどのように乗り越えたのかを語ることで、リーダーとしての実行力や信頼構築力が伝えられている
  • 特に、個別対応や相互理解を促す工夫は、人を動かす力として企業から高く評価される

論理的思考力

私の強みは、複雑な情報を整理し、根拠に基づいた主張を構築できる「論理的思考力」です。

大学で所属した刑法ゼミでは、研究発表時に、曖昧な条文の解釈をめぐってグループ内で意見が分かれたことがありました。このままでは結論にたどり着けないと感じ、私は過去の関連判例を調べ、法改正の背景や他国の制度との比較を取り入れることで、多角的に論点を整理しました。

具体的には、対立する意見を「条文解釈の幅」「社会的影響」「学説の立場」といった視点に分解し、それぞれを図表にまとめてプレゼン資料を作成しました。

可視化することで複雑な情報が整理され、議論の焦点が明確になった結果、ゼミ全体で建設的な討議が進みました。最終的に、教員からは「論点を構造化して提示できる力が優れている」と高い評価をいただきました。

この経験を通じて、抽象的で答えが一つに定まらないことでも、客観的な材料をもとに筋道を立てて説明し、周囲を納得させる力を身につけられたと実感しました。入社後も、課題を分解し、正確に伝える力としてこの強みを活かしていきたいと考えています。

【ポイント解説】

  • 論理的思考力をアピールする際は、「複雑な課題をどう整理したか」「どのように他者に伝えたか」を明確にすることがポイント
  • 誰が聞いても理解できるような工夫や資料の見せ方を実践しているため、ビジネスシーンでも役立つ能力として評価されやすい

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自己PRの作り方に悩む人におすすめの方法

自己PRの作成に行き詰まったら、これまでとは違うアプローチで考えてみるのがおすすめです。

以下では、自己PRの悩みを解決するための方法を紹介します。

  • 自分の適性に合う企業を探す
  • 就活サービスを活用する
  • OfferBoxならオファーから強みを見つけ出せる

自分だけで考え込むのではなく、さまざまなサービスを活用することで効果的に進められるでしょう。

自分の適性に合う企業を探す

自己PRは、企業が求める人物像とあなたの強みが一致していると、より効果的にアピールできます。

そのため、自分の強みを無理にひねり出すのではなく、自分の適性に合う企業を探してみるのも1つの方法です。

たとえば、チームで働くことが得意であればチームワークを重視する企業を、個人で集中して作業するのが好きであれば個人の成果を重視する企業を探すといった方法が挙げられます。

自分の得意な分野で活躍できる企業を見つけることで、自己PRの内容も明確になり、就職活動の軸も定まりやすくなるでしょう。

就活サービスを活用する

自己PRの作成に行き詰まったら、就活エージェントや就活ナビサイトなどの就活サービスを利用しましょう。

就活サービスのなかには、就職支援の経験豊富な担当者が自己分析を手伝ってくれたり、あなたのプロフィールを見て企業からスカウトが届いたりするサービスがあります。

こうしたサービスを活用することで、客観的な視点が得られ、自分では気づかなかった強みを発見できたり、思わぬ企業から評価されたりするきっかけになります。

特に、プロフィールを登録しておくだけで企業からオファーが届くサービスは、自分の強みがどのような企業に求められているのかを知る良い機会となるでしょう。

OfferBoxならオファーから強みを見つけ出せる

新卒オファー型就活サービス『OfferBox』は、学生がプロフィールやガクチカ、価値観などを登録すると、企業側からオファーが届く仕組みとなっています。

<特徴>

  • 東証プライム上場企業のうち68%(※1)が利用している
  • 約100万人のデータに基づいた精度の高い適性診断「AnalyzeU+」が利用できる
  • プロフィールを80%以上入力した学生の平均オファー受信数は41件(※2)

オファーを受ける過程で、「自分のどの部分に企業が興味を持ってくれたか」が分かるため、自身の強みに気づくきっかけになります。

また、オファー内容を分析すれば、自分らしさを活かした自己PRのヒントが得られ、実践的なブラッシュアップも可能です。

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(※1)当社アカウントを開設した企業数で直近で利用していない企業を含む(2023年11月末時点)
(※2)OfferBox2023年卒利用実績データより

効果的な方法を知って説得力のある自己PRに仕上げよう

自己PRを作成する際には、自分の強みを一貫したストーリーで伝えることが重要です。

企業は自己PRを通じて、応募者の自己理解や再現性、企業との相性を判断しています。強みは1つに絞り、エピソードに具体性を持たせることで説得力のあるアピールにつながります。

自己分析に行き詰まった場合は、診断ツールや就活サービスの活用、OfferBoxのようなスカウト型サービスを利用し、自分の強みを客観的に把握する方法も有効です。

自分の経験を整理し、相手に伝わる形に変換する工夫を重ねることで、印象に残る自己PRを完成させましょう。

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