就活の自己紹介をマスター!動画や文章づくりのポイントを解説

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就活では度々、自己紹介をする機会があります。毎回のようにあるので、流れ作業のようになんとなく自己紹介をしてしまっている人もいるのではないでしょうか。自己紹介で何を話せば良いか分からなく困っている人も多いでしょう。

自己紹介とよく似たものに自己PRがあり、自己PRでは特技や長所、強みを話すという考え方が一般的です。

一方で、自己紹介のときに自分の強みについて話すのはおすすめできません。自己紹介で求められている話題ではないからです。

この記事では就活の自己紹介で何を話すべきか悩んでいる人向けに、自己紹介の目的、シーン別に自己紹介で伝えるべき事柄、自己PRとの違い、自己紹介を作る上での注意点や話すときのコツをご紹介します。

就活の自己紹介で求められていること

面接で自己紹介が求められる主な理由は、アイスブレイクと学生の人柄を見るための2つです。

  • アイスブレイク
    学生は社会人経験がなく面接に慣れている人はほとんどいません。面接という特殊な状況で、多くの学生は強い緊張を感じています。自己紹介で話しやすい空気を作って緊張を和らげ、初対面の面接官と円滑に会話ができるようにする目的があります。
  • 学生の人柄を知る
    表情や言葉のチョイス、話し方を見て基本的な人物像を知ることが、2つ目の理由です。こちらは後述します。

あなたのことを知りたいだけなので深く考えすぎない

面接官は、「学生がどこの大学出身の、どんな人柄か」を質疑応答する前に把握しておきたいだけです。自己紹介は氏名、大学名、趣味や特技、大学で学んできたことなど、基本的な情報を簡単に伝えましょう。

面接が始まって最初に自己紹介をするので、緊張している人も多いはずですが、自己紹介は選考の中での重要度は高くありません。むしろ、これからあなたの魅力を引き出すためにリラックスしてもらうことが目的でもありますので、身構えすぎずに臨みましょう。

一点、注意して欲しいポイントは「自己紹介=自己PR」ではないという点です。積極性の現れですし、大きなマイナスになることはありませんが、「少しコミュニケーションが一方的」という印象を抱かれてしまう可能性もあります。

自己紹介ではあくまで自分の概要について話すことを意識しましょう。深く面接官の裏を読みすぎず、自分の人柄が伝われば自己紹介としては問題ありません。

ただ、単なる自己紹介だからと流れ作業で話すのではなく、場の雰囲気に合わせて話すことが重要です。

尺によって求められることは変わる

学生が自己紹介をするときは、面接官から大まかな時間が設定されることがあります。30秒、1分、2分が自己紹介の一般的な長さです。面接官に「1分で自己紹介をしてください」と言われる場合もあれば、特に指定されないこともあるでしょう。

特に指定がない場合は、1分前後にまとめて話すことをおすすめします。人が集中して話を聴ける時間が70秒と言われており、それ以上は話が長いと感じる傾向にあるためです。

1分間話す際の文字数はおおよそ180〜230字ほどが適切な量です。それ以上になると、早口になって相手に伝わらないケースもあるので、詰め込みすぎには注意しましょう。

尺によって内容は変動しますが、必ず入れておくべき項目は次の5つです。

  • 大学名・学部名・学科名
  • 氏名
  • 趣味・学問・バイト・サークルなど人柄がわかるエピソード
  • 意気込み
  • 面接に向けてのあいさつ

尺が2分ほどの長さであれば、以下の内容を盛り込むのも良いでしょう。

  • 会社に関心を持ったきっかけや、チャレンジしたい仕事
  • 出身地

自己紹介動画の場合は自己PRと思ったほうがよい

録画面接(動画)では自己PRという色合いが濃い傾向にあるため、その側面も踏まえて撮影をしましょう。

録画面接とはWeb面接のように日程が指定されておらず、自分のタイミングで動画を撮って送信し応募するという、新しい選考方法です。書類だけでは読み取れない学生の魅力を知ることができ、近年導入する企業が増えています。

テキストでは伝えられない自分の魅力をアピールできる機会なので、自己PRのチャンスとして選考に臨みましょう。

 

【シーン別】自己紹介で伝えるべきこと

自己紹介は自分の基本情報を伝えて、アイスブレイクや人柄を知ってもらうことを目的としておこないます。自己紹介はざっくりとした時間を指定されることも多いので、自己紹介のシーン別に話す内容をイメージしておきましょう。

この章ではシーン別に分けて、基本情報として自己紹介に盛り込むべき項目を、以下で解説します。

1分の場合(面接・動画)

1分の面接、動画で自己紹介する際の文字数の目安は前述した通り180~230文字ほどです。面接では、特に指定がない場合は次の項目を自己紹介で伝えるとよいでしょう。

面接での自己紹介

  • 簡単な挨拶
  • 大学名、学部、学科
  • 氏名
  • 趣味・学問・バイト・サークルなど特に時間を割いている活動
  • 意気込み

趣味や学生時代に打ち込んできた活動を1つ紹介しましょう。内容は特別である必要はありません。

自分と同じ学生はいないのですから、自分の身近なところでネタを探せば充分です。話せることがないと感じる場合は、休日はどう過ごしているか、学校では何を学んだか、なぜその学部を志望したのかなどを振り返ってみましょう。

自己紹介動画

  • 簡単な挨拶
  • 大学、学部、学科
  • 氏名
  • 趣味・学問・バイト・サークルなど特に時間を割いている活動
  • 活動にちなんだ簡単な自己PR・長所
  • 意気込み

動画での自己紹介は、はじめに自分の基本情報を簡単に説明し、自分が日頃時間を割いている活動を紹介するところまでは一緒です。

動画の場合は、ここで簡単に強みや長所をアピールするのもよいでしょう。内容が多岐にわたると内容がわかりづらくなるので、はじめに結論を述べることを意識しましょう。

3分の場合(面接・動画)

3分は思った以上に長く感じると思います。3分で自己紹介をする場合に必要となる文字数は、500~700字前後です。WordでA4サイズのレポートを1枚書いたときの文字数が約1,000字~1100字前後なので、A4用紙半分~2/3程度の文章量が求められます。

準備せずにいきなり本番で話すと、内容が散って伝わりづらくなりやすい文字量です。面接での自己紹介は1分、2分が多いですが、3分と指定されたときのイメージを押さえておきましょう。

面接での自己紹介

  • 簡単な挨拶
  • 大学名、学部、学科
  • 氏名
  • 出身地
  • 趣味・学問・バイト・サークルなど特に時間を割いている活動
  • 会社に関心を持ったきっかけや、チャレンジしたい仕事
  • 意気込み

自己紹介で3分間も話をしなければならないからといって、むやみに多くの活動を盛り込み過ぎないようにしましょう。自分が好奇心旺盛なことを伝えたい場合はよいですが、盛り込む内容が増えるほど自分の人柄を分かりやすく伝えるのが難しくなりやすいです。

自己紹介動画

  • 簡単な挨拶
  • 大学、学部、学科
  • 氏名
  • 自己PR
  • 会社に関心を持ったきっかけや、チャレンジしたい仕事
  • 意気込み

動画では、対面しているよりも人柄が伝わりづらいので、撮影場所や表情、音声、構図にこだわりましょう。予期せぬ音声や物が写り込んでしまうと、自分の人柄が伝わらない原因になります。

文章で自己紹介を提出する場合

ESや履歴書に自己紹介欄があり、文章で提出するときのポイントは、次の通りです。

  1. エピソードを広げすぎない
  2. 読み手を意識する
  3. パソコンか手書きか、より使いやすい方を選ぶ

1. エピソードを広げすぎない

趣味や特技、大学で学んできたことは多くても2,3個に絞って取り上げることをおすすめします。これは対面、動画の自己紹介にも言えることですが、エピソードをたくさん入れすぎると情報が多すぎて人物像がぼやけてしまうためです。

ただ前述のとおり、好奇心の旺盛さを強調したい場合はなるべくたくさん活動を紹介するのもよいでしょう。

2. 読み手を意識する

企業規模によっては数百~数千人以上の応募者が集まり、採用担当者は大量の書類に目を通します。自己紹介を書くときは、1文が長くなりすぎないよう心がけ、句読点を適宜入れましょう。読んでいて疲れない自己紹介文を作成してください。

3. パソコンか手書きか、より使いやすい方を選ぶ

指定されていないのなら、パソコン、手書きどちらでも構いません。パソコンは修正しやすく使い勝手も良いので活用する学生が増えています。

オリジナリティを出したいがパソコン操作はあまり得意でない場合は、手書きで自分らしさをアピールしましょう。

手書きのエントリーシートのメリット・デメリットに関しては、こちらの記事も参考にしてください。

自己紹介の注意点

自己紹介はシーン別にざっくりと作り分けておき、どのような状況でも答えられるように練習を重ねておきましょう。自己紹介をする上で、「そもそも何を話すことが要求されているのか?」を正しく理解しておくことが大切です。

では、面接官が意図した通りの自己紹介をするためには、具体的にどこを注意しておけばいいでしょうか。自己紹介を作るときのポイントを解説します。

自己PRと自己紹介の違いを理解する

学生の中には、自己紹介と自己PRの違いが分からないという人がいるかもしれません。

自己紹介は学生の人柄や情報を会社に知ってもらうものです。その一方で、自己PRは会社へ自分の良さを売り込んで、採用したいと思ってもらうことを目的としています。

そのため、自己紹介はあくまで基本的な情報を話し、アイスブレイクや話のとっかかりを作るための内容を話しましょう。

自己PRは、魅力や強み、長所を企業に売り込むものと考えましょう。自己PRを通して会社がぜひ一緒に働きたい、活躍が期待できると感じてもらうことが目的です。自己PRでは、経験や資質、持っているスキルなどを存分に話して面接官の興味をひきつけてください。

ただ、自己PRで話したいと用意していた内容を自己紹介で話してしまったとしても慌てることはありません。自己紹介はあくまで人柄を知るためのものであり、選考の中で重視されている項目ではないケースがほとんどです。

場合によっては自己PRが求められている場合も

ただ、面接官によっては、自己PRをしてもらおうと考えながら「自己紹介をお願いします。」「あなたのことを教えて下さい。」と言う面接官もいます。

これは、その場の雰囲気でしか分からないので難しいですが、基本的には自己紹介をすれば問題ありません。

簡単な自己紹介をした上で、面接官が物足りなそうな場合は、自分が日頃時間を割いている活動について、より詳細に話して自己PRにつなげるとよいでしょう。

もし、面接官の意図と違うことを話してしまった場合も、面接官から改めて質問があるはずです。焦って話しすぎることがないように、面接官との会話の中で質問に応じて自分のことを話すようにしましょう。

 

自己紹介の例文(1分ver.3分ver.)

ここでは、自己紹介の例文をご紹介します。

この内容に完全に合致する人はいないと思うので、こちらの例文を参考に、自分ならではの自己紹介文を作ってくださいね。話す時間ごとに分けて例文をご紹介します。

1分ver.(文字数目安:180~230文字前後)

「はじめまして。○○大学○学部○学科の■■と申します。大学では○○を専攻しており、国内の地質について研究をしています。

趣味は1人バックパックを背負って国内旅行をすることで、旅行先の歴史や地質を調べてきました。大学で学んできたことをライフワークとして、これからも研究に打ち込みたいです。

今日は御社の~という商品の開発に興味を持ち、自身の熱心な研究心を活かせると思ったのがきっかけで応募しました。本日はよろしくお願いいたします。」

3分ver.(文字数目安:500~700字前後)

「はじめまして。○○大学○学部○学科の■■と申します。

大学ではダンスサークルと大学祭の実行委員に所属しています。2年次には、大学祭で行うイベントの企画を担当していました。

大学祭はそもそもステージに出られる枠も限られているため、ダンスサークルの枠を確保するところから、実際の企画・振り付けまでを私が担当しました。

私の所属するダンスサークルは部員数が100人近くいるので、大学祭のステージの枠が確保できても自分のチームが出られるかは限らず、サークル内でもかなり競争が激しいです。あまり身内で競い合うのは好きではないのですが、大学祭のステージを成功させるために必要な競争だと思って、ピリピリした競争を楽しみました!2年次は無事サークル内の選抜に選ばれることができ、ステージも大成功でした。

中学・高校ではバスケットボール部に所属しており、県大会優勝という目標に向けて部活動に取り組んでいました。

このように私は全員で同じ目標を掲げて挑戦することが好きです。御社の〜というビジョンや社風に惹かれて応募いたしました。本日はよろしくお願いいたします。

自己紹介で印象アップするコツ

自己紹介ではあなたの話す内容だけではなく、表情や態度なども見られています。自己紹介を通して第一印象が決まると言っても過言ではありません。

印象を良くするためにはコツがあります。内容だけに気を取られてしまい声のトーンや表情が暗かったり、かたかったりすると、どんなに良い自己紹介ができていたとしても100点満点とは言えません。

次に挙げる印象をアップさせるポイントを押さえて、採用担当者に好印象を与えましょう。

笑顔を忘れない

自己紹介以外でも、口角を上げた笑顔を作るようにするとよいでしょう。人の印象を形作るのは見た目が大部分を占めています。

「メラビアンの法則」によると話し相手から受け取る情報の内訳は、視覚情報が55%、聴覚情報38%、言語情報は7%ということが分かっています。視覚情報とは見た目、表情、視線、しぐさのことで、聴覚情報は声の抑揚や声の大きさ、速さ、言語情報はコミュニケーションが該当します。言語情報とは話の内容そのものです。

どれだけ自己紹介の完成度を高めたとしても、55%を占める視覚情報がマイナスだと面接官に伝わるあなたの魅力は半減してしまいます。

笑顔は口角を上げる意識をすれば、自然と作れます。面接の場は緊張すると思いますが、表情はしっかり笑顔で面接に臨みましょう。

相手の目を見る

自己紹介をするときは、対峙している人の顔を正面から見て視線を合わせましょう。目が合わないと、相手は目線の先にあるものが気になり、話の内容に集中できません。下を向いていると暗い印象にもなりかねません。

また、緊張する場できちんとした振る舞いができないと、「本番に弱いのでは」というネガティブな印象を面接官に持たれてしまうこともあります。

社外の人や顧客と話をするときにしっかり目を見て会話できる人のほうが、好感を持たれやすいと思います。面接は緊張しているのが当たり前で、自分だけが緊張しているのではありません。そう言い聞かせて割り切ることも、面接を乗り切る上では重要なポイントです。

話をしている人の顔を真っすぐ見て、自己紹介をしましょう。目を合わせ続けるのが難しければ、視線を相手の顎やネクタイの位置にずらしてみると自然な目線になります。

ハキハキと話す

自己紹介の内容も大切ですが、大きな声でゆっくりと抑揚をつけて話をすることも、面接では重要なポイントです。先ほどお伝えしたメラビアンの法則にあるように、言語情報である声の大きさや速さ、抑揚は相手の印象に影響を及ぼします。

学生が面接の際に小さい声でぼそぼそとしゃべってしまうと、「自信がなさそうな学生」と面接官に思われてしまう可能性が高いです。自己紹介の内容を整えるだけではなく、内容以外でも面接官の印象アップを狙いましょう。

姿勢を正すと声が出しやすくなる上、見た目も良くなります。背筋をきちんと伸ばして声の大きさ、声の抑揚を意識しながらゆっくりと自己紹介をしてください。

 

【まとめ】就活の自己紹介のポイント

就活で自己紹介を行う目的は、雰囲気を和ませ面接官に人となりを最初に知ってもらうためです。面接では誰しも緊張しているため、いきなり質問をしてもスムーズに面接が進みません。自己紹介の時間を取ることで、空気を良くする効果が期待できます。

自己紹介は自己PRとは異なるものなので、自己紹介を作る上での注意点を押さえ、事前準備は入念に行っておきましょう。準備や練習をしっかりしておけば、本番でも緊張に打ち勝ち円滑に話すことができます。

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自己紹介は常に改善を繰り返して、ブラッシュアップしていきましょう。

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