サークルに入ってない場合の就活対策|理由の書き方やガクチカの例文を紹介

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「就活でサークルに入っていなのは不利になる?」
「就活でサークル活動のことを企業が質問する理由は?」

就活では、企業からサークルに関する質問を受けるケースもあるので、サークルに入っていないことを不安に感じている学生もいるのではないでしょうか。

面接などでサークルの質問をされることが予想されるので、入っていなくても回答を準備する必要があります。なぜ、企業がサークルの質問をしてくるのかを理解するのが準備を進めやすくするポイントです。

この記事では、就活でサークルに入っていないことで不利になることはあるのか、企業はなぜサークルの質問をするのか、サークルに入ってない理由の答え方などを解説します。例文や回答時の注意点なども紹介するので、サークルに入っていない場合の就活対策の参考にしてください。

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サークルに入ってないと就活で不利?

まず、就活でサークルに入っていないことだけで不利になることは基本的にありません。

ただ、質問される可能性があるので、不利になるのでは…と不安になるのは当然です。サークルに入っていないと不利になると考えてしまう3つの原因を紹介し、なぜ不利ではないのか理由も解説します。

ガクチカでサークルについてアピールできない

サークルのことをガクチカのエピソードとして話せないことで不利になるのではと不安を感じるケースがあります。

ただ、学生時代に力を入れるのはサークルだけとは限りません。研究やボランティア、アルバイトや趣味など人それぞれです。

何に力を入れたかではなく、物事に取り組む姿勢が見られています。そのため、ガクチカでサークルのことは話せなくても、ほかのことでアピールできれば問題ありません。

サークルに入ってない理由の説明

サークルに入っていないと答えたら、「なぜサークルに入ってないのか」と質問される不安もあります。なぜ入っていないのか?と聞かれると、不利な気がしてしまいますよね。また、質問に対し、どう答えればいいのか分からない不安もあるでしょう。

サークルに入らない理由は人それぞれあるので、それを正直に説明すれば問題ありません。正直に答えた上で、「自分は〇〇に興味があり、それに力を入れていました」など、自分が力を入れたことの説明につなげられます。

サークルに入らない理由は「面倒だった」などネガティブな理由は避けましょう。例えば「自分の興味のあるサークルがなかった、そのため〇〇に力を入れた」など言い換えるのが理想です。

OB・OG訪問のOB・OG探し

OB・OG訪問は、業界や企業の実状を知れたり就活のコツを聞けたりする貴重な機会です。サークルに所属していないと訪問できるOB・OGが少なくなってしまう不安もありますよね。

サークルで親しかったOB・OGや、同じサークル出身のOB・OGなら話が聞きやすいなどのメリットはあります。ただ、サークル以外にもOB・OGを探す方法は多くあるので、大きな問題ではありません。

例えば「OB訪問専用サービス」「SNSの利用」「逆求人サイト」「大学のキャリアセンター・教授など」「親戚など知り合いを通す」「会社説明会や合同説明会で依頼」「企業へ連絡してみる」などさまざまな探し方があります。

人によって探しやすい方法は異なりますが、現在ではOB・OG訪問専用のアプリやサービスもあるので、サークルの先輩以外の方法でOB・OGを探しましょう。

「OB・OG訪問」を詳しく知りたいなら、こちらの関連記事も参考にしてみてください。
OB・OG訪問の探し方や流れを徹底解説

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就活でサークル活動について企業が質問する理由

なぜ、就活でサークル活動のことを企業は質問するのでしょうか。企業がサークルの質問する理由を理解して、回答を考える糸口にしましょう。

学生時代に力を入れたことを知りたい

学生時代に力を入れたことを知るために、「何のサークルをやっていたのか?」と質問をするケースがあります。

これは、サークルの内容を知りたいのではなく、サークルの話をきっかけにガクチカを知るための質問です。そのため、サークルに入っていなかった場合は、その旨を答えたうえで「他にこのような活動をしていました」と伝えるのもよいでしょう。

学生の人間性を見るための質問なので、サークルに入っていなくても、他に力を入れていたことを補足しても大きな違和感はありません。

目標に向けてどう努力するか知りたい

サークルの質問をするのは、目標に向けてどう努力するか知る意図があります。

サークルの活動では、さまざまな目標達成・問題解決の経験があるでしょう。目標や問題に、どのような努力をしてきたのかが質問の回答から判断できます。また、それらの経験から学生が人間的にどう成長したのかも、企業は重要視しています。

サークルで培った経験は、社会人になった後の姿に反映される可能性が高いです。サークルの質問は企業にとって、入社後の学生をイメージする材料になります。
ただ、こちらも他の取り組みでのエピソードでも全く問題ありません。

組織の中でどのように振る舞うか知りたい

サークルでどのような行動・活動をしていたかで、組織の中での学生の振る舞いを知る意図があります。

サークルなどの組織に所属していると、それぞれに役割があるのが一般的です。その組織でどのような役割をしてどう振る舞っていたのかを知ることで、入社してからの会社組織での振る舞いをイメージできます。

またサークルでの役割による行動や活動を通じ、何を得られたのかを知れれば人間性や性格も判断できます。

こちらも、サークル以外の組織での活動のエピソードで代替できますので、サークルにこだわる必要はありません。

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サークルに入ってない理由の答え方

サークルに入っていないのに、「面接でサークルの質問をされる」と考えると不安を感じるでしょう。

サークルに入っていなくても、理由と他に力を入れていたことをきちんと答えられれば問題ありません。ポイントや具体的な答え方を紹介するので、面接の参考にしてください。

入らなかった理由を正直に答える

サークルに入っていないと答えると、「なぜサークルに入らなかったのか」と質問されるケースがあります。サークルに入らなかった理由は、変に言い訳せずに正直に答えるのがポイントです。

前述したように、サークルに入っていないのが就活で不利になることは基本的にありません。したがって、正直にサークルに入らなかった理由を答えればいいだけです。

ただ、正直な理由といっても「面倒くさかった」「もともとサークルになんて興味がない」など、前向きでない回答は避けましょう。

サークル以外で力を入れたことを紹介する

サークルに入らなかった正直な理由を伝えたら、サークル以外で力を入れたことに触れましょう。

サークル以外に何をしていたのかに触れると、面接官が次に質問しやすい環境をつくれます。例えば「サークルには入っていませんでしたが、ボランティアに力を入れていました」などです。そうすれば、「どのような活動をしていたのか」などの話に展開していきます。

ただ、最初の質問はあくまでも「サークルに入ってない理由は何ですか?」です。いきなり、サークル以外の話を勝手に喋るのは違和感があります。サークルに入っていないことを答えたうえで、他の活動に関しては、軽く紹介する程度にしましょう。

サークルに入ってない理由の例文

サークルに入らなかったのは、ボランティア活動に専念するためです。
中学、高校生時代にボランティア活動をしていたのですが、限定的なものばかりで中途半端な気持ちで終えてしまいました。大学では長期間継続できるボランティア活動に専念したいと考え、サークルなどには所属しませんでした。

まず、「どうしてサークルに入らなかったのか」の質問に対する回答を一言で伝え、その上でサークルではなくボランティアを選んだ具体的な理由を話します。

ここでの質問は、「サークルに入ってない理由」です。ボランティアの内容の詳しい話は、「どのようなボランティアをしていたのですか」など、次に質問されてから答えましょう。

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サークルに入ってない理由の回答の注意点

サークルに入ってない理由を質問された際、理由は正直に答えることが大切と紹介しましたが、ほかにも注意すべきポイントが3つあります。

責めているわけでないので感情的にならない

責めるための質問ではないので、感情的にならないように注意しましょう。

サークルに入っていないと答えたことに対し、「なぜサークルに入っていないのですか?」と聞かれると責められているように感じる学生もいるかもしれません。しかし、面接官は責めているわけではなく、単純に学生のことを深く知りたいと考えています。

感情的になると頭が真っ白になり上手く話せなくなったり、感情が表情に出たりするので良い結果につながりません。面接官は自分の過去を責めているのではなく、引き出そうとしてくれていると考えましょう。

嘘をつく・話を盛ることはNG

嘘や話を盛ることはNGです。1つ嘘をついてしまうと、すべての関連する質問に嘘をつかなければ答えに矛盾が生じてしまいます。すべて嘘を突き通すことは不可能です。

学生時代の自分の活躍が高評価につながると思い、嘘をつくことを考える学生もいるかもしれません。しかし、面接官は社会人経験も豊富で、何人もの学生に面接をおこなっている人間です。簡単に見破られると考えておきましょう。

必ずどこかで綻びが出るので、嘘をついたり話を盛ったりするのは避けるべきです。

サークルに入っていない理由を聞くのは、サークル以外で学生が何に興味を持ち、それを通してどのように成長したかです。活動内容や役割などを評価するわけではありません。

ネガティブな理由でも話す

ネガティブな理由でも、正直に話しましょう。サークルに入っていない理由がネガティブなことでも、自分で正しく振り返ることができれば、評価はマイナスにはなりません。

サークルに入らなかった理由が「新歓の勧誘をされるのが面倒だったから」という理由だとします。このとき、「何が面倒だと感じたのか」を言語化しましょう。例えば以下のように伝えることもできるでしょう。

大学サークルは勧誘をされるのが面倒だと感じてしまったため、入りませんでした。しかし、一緒に何かに真剣に取り組む仲間を作るべきだったと感じたので、2年生からは学外の社会人クラブチームに所属して活動しています。

このように、一時的な感情で入らないと決めてしまったが、自分は何か組織に入るべきだったと振り返っていること、改善するための行動をとっていることが伝わります。

サークルに入ることが必ずしも正解ではありませんが、自分なりに間違っていたと感じているなら、その理由を話し、解決するための行動をとっていることはポジティブな印象を与えます。

ほかの自分の活動を説明するきっかけにもなるでしょう。

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サークルに入ってない場合のガクチカの例文

サークルに入っていない理由を質問されたときの答え方や注意点を解説しましたが、ガクチカを聞かれた際に、どのように回答すればいいのか気になる学生も多いでしょう。

サークルに入ってない場合のガクチカの回答例文を紹介するので参考にしてください。

「ガクチカ」を詳しく知りたいなら、こちらの関連記事も参考にしてみてください。
「学生時代に最も打ち込んだこと(ガクチカ)」の就活面接・ESでの回答方法【50例から探そう・ない場合も】

アルバイトに力を入れた例文

【例文】

私はアルバイトに力を入れています。学費や家賃などの生活費を稼ぐために、飲食店でアルバイトをしています。

近くに大型店ができ、売上が減少した時期がありました。長くアルバイトしていた私は店主から「何かいい方法ないか?」と相談されたことがあります。

周辺が高齢者が多かったことから、私は弁当の出張販売を思いつき店長に相談しました。実際に自分で宣伝・出張販売したところ、売上が回復しただけでなく、1.5倍に増やすことに成功しました。

この経験から、仮説を立てて実行するまでの行動力が身についたと感じています。

【例文のポイント】
サークル活動でなくても、アルバイトを通じて、問題を解決するために取った行動、それによってどのような成長につながったのかが分かる内容になっています。具体的なエピソードで分かりやすく伝えられていると言えます。

ゼミ活動に力を入れた例文

【例文】

私はゼミ活動に力を入れています。

私は大学でゼミ長として、特にゼミ対抗のプレゼン大会に打ち込んでいました。ゼミのプレゼンは自分だけでなく仲間のことも考えなければ良いものはできません。

当初は自分の役割だけを考えて活動していましたが、ゼミ長になってからは自分の役割を進めつつ、遅れているメンバーがいれば積極的にサポートするようにしました。

ゼミ活動を通じて、仲間との協調性や全体を意識する視野の広さなどが身についたと自負しています。

【例文のポイント】
責任ある立場になってから、自分だけでなく他人のことも気にかけられる協調性や視野の広さが身についたことが伝わります。サークル活動でなくても、ゼミ長の経験によって得られた具体的なエピソードも分かりやすい例です。

ボランティア活動に力を入れた例文

【例文】

私はボランティア活動に力を入れています。交通ボランティアで、事故防止を啓発する活動をおこなっています。

交通ボランティアをはじめたのは、スマホを操作し赤信号を無視した車に父が轢かれたことがきっかけです。当初は家族が事故に遭わないようにと願いはじめた活動ですが、続けているうちに活動区内の交通事故が多発する箇所での事故が0になりました。

自分の活動が誰かの心に届いたことで、この活動は無駄ではなかったと報われた気持ちになりました。ボランティアを通じ、一つのことに取り組むことの大切さを学べたと考えています。

【例文のポイント】
サークル活動でなくても、ボランティア活動によって成長できたことを、具体的なエピソードを加えて分かりやすく説明した例文です。

きっかけは家族のためですが、近所の人から感謝されたことで自分の活動は社会貢献につながることに気づきます。その経験から一つのことに取り組む大切さを学べたと、伝えたいことが分かりやすい例です。

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まとめ

以上、就活でサークルに入っていないことは不利になるのか、企業はなぜサークルの質問をするのか、サークルに入ってない理由の答え方などを中心に解説しました。

企業がサークルの質問をする理由は、目標に向けてどう努力するのか、組織の中でどう振る舞うのかなどです。企業が質問する理由を理解しておけば、どのように答えるべきか考えやすくなります。

就活でサークルに入っていないことは、ほとんど影響ありません。ただ、面接では「なぜサークルに入っていないのか」と質問されるケースがあります。質問されてもサークルに入っていない正直な理由を答え、ほかに力を入れていることを伝えましょう。

例文も紹介したので、ぜひ回答の参考にして就活に役立ててください。

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