「学生時代に最も打ち込んだこと(ガクチカ)」の就活面接・ESでの回答方法【50例から探そう・ない場合も】

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「学生時代に最も打ち込んだこと」は、就活の面接やエントリーシートでよく聞かれる質問の1つです。
「学生時代に力を入れたこと」「学生時代頑張ったこと」といった言葉で質問されることもあります。「ガクチカ」と呼ばれることもあります。

この質問に即答できるのは一部の人のみで、大抵の場合は、過去を遡ってどの経験をアピールするか探すところから始まります。

この記事では「学生時代に最も打ち込んだこと」を聞かれた時に、自信を持って答えられるように、「学生時代頑張ったことの探し方・選び方」「アピールの切り口」について、50以上の例を用いて説明していきます。

目次

「学生時代に最も打ち込んだこと」のよくある認識間違い

「学生時代に最も打ち込んだこと」を考える前に、この質問に関してよく勘違いされていることについてお伝えします。認識違いを無くし、余計なプレッシャーを除きましょう。

実績のすごさは自己PRに関係ない

「全国●位」や「優勝」もしくは「代表経験」「レアな特技」など、きらびやかで目を引くような経験を話さなければならない…というのは大きな間違いです。
なぜなら、これは会社の入社面接なのであって、その実績や体験が、仕事にそのまま生かせることはほとんどないからです。(例えばダンスが日本一うまくても、製薬メーカーでそれが生かせる機会はないですよね。)

打ち込んだことの種類は、企業にとってあまり重要じゃない

同様の理由で、「何に」打ち込んだかはあまり重要ではありません。
そのため、「自分が本当に頑張ったのはコッチだけど、何となくアッチの方がビジネス受けしそうだな」でしたり、「学業や部活など、何となく真面目そうなものから選ぼう」といった風に考える必要はありません。
伝え方に悩む場合は、後述するアピールの切り口をぜひ参考にしてみてください。

企業が「学生時代に最も打ち込んだこと」を聞く理由

勘違いがなくなったところで、改めてこの質問の背景を理解していきましょう。
この質問の背景は、基本的には自己PRなどと同じです。

要は、「あなたがどんな人か」を知りたいのです。
具体的には、以下の3点が質問をする理由です。

  • あなたが、何に意欲を燃やす人か知りたい
  • 打ち込むときの情熱の強さを知りたい
  • 打ち込むときの取り組み方を知りたい

それぞれについて、説明していきます。

あなたが、どんなことに努力できる人か知りたい

ここでいう「どんなこと」とは、部活やアルバイトといった「打ち込んだことの種類」ではありません。

例えば同じスーパーのアルバイトでも「とにかく正確に早くレジ打ちができるよう頑張った」人もいれば、「お客様に何を聞かれてもすぐ答えられるよう頑張った」人もいるでしょう。
このように、同じことに取り組んでいても、「どこにパワーを注いだか」は人によって違うものです。

そして、面接官が知りたいのは、この「どこにパワーを注いだのか」の部分です。なぜなら、そこにこそあなたの個性が出るからです。
どんなことに力を発揮できる人かわかれば、自社の仕事のどんな部分でその力を生かせるか想像ができるからです。

例えば、先ほどのスーパーの例で言えば、レジ打ちを頑張った人は正確性・スピードがあると判断できますし、接客を頑張った人はきめ細やかさ・コミュニケーション力があると判断されるでしょう。

打ち込むときの情熱の強さを知りたい

経験の種類に問わず、何かに情熱を傾け、そのために努力をした経験がある人は評価されます。なぜなら、仕事に対しても同じくらいの熱量で取り組むことが期待できるからです。
そのため、「学生時代に最も打ち込んだこと」に対してどのくらい時間やパワーを割いて取り組んだかを聞きたいと思っています。

わかりやすい例をあげれば、競技スポーツの場合、全員が「勝ちたい」と思い日々練習に取り組んでいます。しかし、週1日1時間だけ練習していた人と、週5日2時間ずつ練習していた人とでは、後者の方が、情熱を傾けて取り組んでいて、仕事に対しても積極的に取り組んでくれそうな印象を受けますよね。

打ち込むときの取り組み方を知りたい

「どんなことに意欲を燃やすか」と同様に、こちらも回答で個性が出ますし、仕事への取り組み方のイメージがつくため知りたいと思っています。

例えば先ほどのスーパーのアルバイトの例で、「お客様に何を聞かれてもすぐ答えられる」ようにするためには、「普段から積極的にお客様に声をかけ、場数を踏む」という方法もあれば、「開店前に必ず店内を見回って、変化があった箇所をメモしておく」という方法もあります。

こうした取り組み方のエピソードから、入社後、課題に直面した時にどんな風に解決していくのか?を想像することができます。

以上3点が、「学生時代に最も打ち込んだこと」を聞く理由です。
いずれもあなたの「人柄」を知るための質問ですので、「打ち込んだことの種類」や「実績のすごさ」はそこまで関係ないことが、ご理解いただけたかと思います。

この3点の答えが回答に組み込まれていれば、「学生時代に最も打ち込んだこと」に対して、適切に答えられたといって良いでしょう。
下記に要点をまとめています。ぜひ、回答作りの参考にしてみてください。

  • どんなことに努力できる人か=どんな仕事にパワーを発揮するか知りたい
  • 情熱の強さを知りたい=仕事への意欲のポテンシャルを見たい
  • 取り組み方を知りたい=課題の解決方法を知りたい

「学生時代に最も打ち込んだこと」がない場合の見つけ方

学生時代といっても小学校から大学までの15年以上の中から探すのは、なかなか大変ですよね。
ここからは、「学生時代に最も打ち込んだこと」を探す方法をお伝えします。

「学生時代に最も打ち込んだこと」は大きく2タイプある

実は、「学生時代に最も打ち込んだこと」は大きく2つのタイプに分類できます。

タイプ①:熱量:特大 × 期間:短〜中
何かしらの短・中期的な目標や目的のために、それまでの期間に集中してパワーを発揮した経験です。

例)短期留学、文化祭行事、スピーチ・弁論大会、夏休みのヒッチハイクなど…

タイプ②:熱量:中〜大 × 期間:長
大きな目標はないけれど長く続けていることや、組織に所属して頑張っていた経験などです。

例)読書、筋トレ、ランニング、楽器演奏、そろばん、記事スクラップなど…

次は、それぞれの見つけ方を説明します。

「熱量:特大 × 期間:短〜中」のガクチカの見つけ方

こちらタイプの特徴は、「思い出として残っている」ということです。以下のような切り口で探してみましょう。中学、高校も含めて思い出してみましょう。

  • 「これは頑張ったな」と思いつくもの
  • 「これは大変だったな」と思いつくもの
  • 「これは楽しかったな」と思いつくもの
  • 何かの役職についていたもの

思いついたら、そのイベント当日だけでなく、準備期間で大変だったこと、苦労したことや、「どうしてそれを頑張ろうと思ったか」のきっかけなどを深く思い出し、書き出してみましょう。

「熱量:中〜大 × 期間:長」のガクチカの見つけ方

こちらタイプの特徴は、「長く続いている」ということです。以下のような切り口で探してみましょう。頑張っているつもりはなくても、続いていることを見つけてみましょう。

  • 長く続けていること
  • 子供の頃から変わらず好きなこと
  • 意識して習慣にしていること
  • 毎日のルーティーンの中で、他の人があまりやっていないこと

思いついたら、いつからやっているのかを思い出し、なぜ辞めないのかを考えて書き出してみましょう。また、辞めたいと思った時がある場合、どうして辞めなかったも深く考えてみましょう。

「学生時代に最も打ち込んだこと」の伝え方

最も打ち込んだことが見つかったら、それを伝えらえる形に整えていきましょう。
おすすめの伝え方の順序は以下の通りです。

  1. 結論
  2. どうして打ち込んだのか(始めた理由、続けている理由)
  3. どう打ち込んだのか
  4. その結果出た成果
  5. 今後社会でこの経験をどう活かしたいか

わかりやすく、具体的な例を挙げて考えてみましょう。
ここでは、「歴史上の人物OfferBox」の企画から「ペリーさんのOfferBoxプロフィール」を参考にします。

【例文】ペリーさんの「学生時代に最も打ち込んだこと」

私が最も頑張ったことは、日本を開国に導いたことです。
かねてから日本には興味があり、日本遠征の独自の基本計画を立てていたりしたのですが、正式に遣日特使を任されてからは、より一層頑張りました。
具体的には、蒸気船で軍事力をアピールし、どちらかというと友好よりも恐怖に訴えることで、スピーディに物事を進めることができました。
2回の訪日交渉を経て、日米和親条約を無事締結させることができた時は、本当にうれしかったです。

1.結論

まずは、何に最も打ち込んだか結論から話しましょう。
それにより、聞く側が心構えをすることができますし、話の着地点を想像できるので、安心して耳を傾けることができます。

できるだけわかりやすく、簡潔に伝えましょう。ペリーさんの場合の結論は以下です。

私が最も頑張ったことは、日本を開国に導いたことです。

2.どうして打ち込んだのか(始めた理由、続けている理由)

続いて、なぜそのことに打ち込んだのかを話しましょう。

「始めた理由」は、これを伝えることで、その物事への「思いの強さ」を伝えることができます。取り組み期間が短い場合は、特にこちらをしっかり伝えましょう。

「続けている理由」は、取り組み期間が長いことについて語る場合、アピールになるためおすすめです。
もし、取り組み始めた当初ははそこまで強い思いがなかったとしても問題ありません。その場合、やっていくうちにのめり込んでいった…といった説明があると、聞く側の納得感も高まります。

ペリーさんの場合は以下です。

かねてから日本には興味があり、日本遠征の独自の基本計画を立てていたりしたのですが、正式に遣日特使を任されてからは、より一層頑張りました。

3.どのように力を入れて打ち込んだのか

次に、どのように打ち込んだのかを伝えましょう。
実は、この部分が「学生時代に最も打ち込んだこと」を伝える上で、1番重要なポイントです。
「企業が「学生時代に最も打ち込んだこと」を聞く理由」の箇所を読んでいただけていれば、その理由はお分かりかと思います。

では、「どう打ち込んだのか」の伝え方ですが、以下のポイントを押さえましょう。

■「気付き→工夫」したことを伝える
どう打ち込んだのかを聞きたい理由は、取り組みに対して、どれだけ主体的に、頭を使って取り組んだかを知りたいからです。
ただ散漫と、時間を食い潰しているような取り組み方をしているようでは、本気で打ち込んでいるようには見えませんよね。

本気で打ち込んだことを伝えるには、改善の努力をしていたことを伝える必要があります。

ペリーさんの場合は以下のように伝えています。

来航の目的は、将軍にアメリカ合衆国大統領親書を渡すことだったのですが、ただ渡すだけでは意味がないと考え、浦賀奉行が訪ねてきた時も、「親書は最高位の役人にしか渡さない」とあえてはねつけることで、こちらの威光をアピールしました。また、4日待って欲しいという申し出も3日しか待たないと返し、常にこちらが優位に交渉しているように努めました。

■「数」を伝える
聞く側にしっかりとイメージしてもらえるように、「数」をしっかり伝えましょう。
例えば、「期間(●ヶ月)」「頻度(週に●回)」「1度に行う時間(●分)」といった、取り組んだ時間量でしたり、それ以外にも「数」で表せるものはできるだけ数で伝えましょう。

ペリーさんの場合も、以下のように「数」を伝えています。

・前回よりも大規模な9隻の船団で訪れ、
・1ヶ月にもおよぶ交渉の末、日米和親条約を締結させることができました。

4.結果として出ている成果、5.今後社会でこの経験をどう活かしたいか

ここは敢えて、一緒に説明していきます。
取り組みの結果、どんな成果が出た(出ている)のか、またこの経験を社会でどう活かしたいかを伝えましょう。

冒頭の「よくある勘違い」でもお伝えしましたが、この成果自体にそこまで大きな意味はありません。

ここでポイントとなるのは、「どこを成果として考えているか?」です。

例で挙げているペリーさんの成果はわかりやすいですよね。「日米和親条約を締結させることができた」です。

しかし、エピソードによっては、どこを成果と捉えるか、いくらでも切り口があるものがあります。

例えば、大学のオープンキャンパス実行委員のエピソードの場合、「例年の1.3倍の来校生となった」も成果ですし、「アンケートで、『生き生きとした姿を見て、絶対入学したい』との声をいただいた」も成果です。

では、どこを「成果」として伝えれば良いのか?
それは、「今後社会でこの経験をどう活かしたいか」に合わせて変えてしまえばいいのです!

例えば、上記の実行委員のエピソードの場合、以下のように変えることができます。

「例年の1.3倍の来校生となった」
「社会人になっても、目標とした数値を達成できるように、試行錯誤していきたい」

「アンケートで、『生き生きとした姿を見て、絶対入学したい』との声をいただいた」
「社会に出ても、お客様に満足してもらえるように、気配りを大切に仕事をしたい」

もし業界や職種によってどんな力が求められているかがわかれば、よりマッチする「今後社会でこの経験をどう活かしたいか」を考えられます。

どんな切り口で伝えると効果的か、複数考えてみても良いパートです。

上記の順序で伝えることで、適切に「学生時代に最も打ち込んだこと」を面接官に伝えることができます。

「学生時代に最も打ち込んだこと」コレはあり?なし?

打ち込んだことの見つけ方・伝え方はわかったけれど、そもそもコレは就活の採用面接で伝えていい話題なんだろうか…?と、選んだエピソードに悩まれることもあると思います。

そんな時は、下記を判断軸として、考えてみることおすすめします。

そのガクチカから得た・成長した能力を言えるか?

例えば、「とにかく旅行が好きで、たくさん行った」というエピソードの場合、「ただ行って、楽しかった。」では、成長したとは言えません。
しかし、「毎回旅行のために計画表を作って、無駄のないスケジュールで旅ができた」であれば、計画力や企画力、実行力が成長したと言えるでしょう。

また、例えば「カラオケで歌いまくった」といったエピソードの場合も、「採点機能をみて何度も繰り返し歌い、全国順位を●位から●位に上げた」といったことをしていれば、向上心があることのアピールになるでしょう。

そのガクチカで磨いた能力を仕事で生かせるか?

例えば、「SNSでいいねの数を増やす」といったエピソードは、どんな工夫をしたか次第で、広告業界などでは存分に生かせる能力を持っていると判断されるでしょう。

他にも、「ゲームを効率的に進めるためのツールを作った」なども、IT業界では評価される可能性が高いです。

企業次第で判断が変わることも

上記2つが主な判断軸ですが、正直申し上げて、どういった能力を評価するかは企業によって千差万別のため、言い切ることは難しいです。

上記ゲームツールのエピソードも、「ものづくり」として認めてくれる会社もあれば、「それは遊び」として評価してくれない会社もあるでしょう。

もし、どのエピソードが反応が良いか知りたい場合は、OfferBoxにエピソードを登録して、実際に企業人事からの反応をもらうのも1つの方法です。

どのエピソードがよかったか、オファーに書いてくれる企業も多いので、自分のどのエピソードが好感触か知ることができます。

「学生時代に最も打ち込んだこと」の具体例

ここではいくつか具体的な切り口にわけて、どんな風に「学生時代に最も打ち込んだこと」を形にするか考えていきましょう。

学業(授業・留学・卒論など)

勉強系は、「時間を費やし、自分の頭で考え、課題を達成した」ことの証明になります。
「なぜ打ち込んだ?」よりも「どう打ち込んだ?」を重視される傾向にあります。

■「勉強系」の切り口と伝えるべきこと

単位獲得
落とさないために取り組んだこと

成績上位を狙った
上位を目指した理由と、上位を明確に言うこと。(●人中●位)

卒論・卒業研究・課題制作
テーマの説明と、苦心した箇所。(専門的になりやすいので、初めて聞く人にもわかりやすい表現を意識しましょう。)

学会発表
発表した内容と、苦心した箇所。用意した資料の多さなど(スライド●枚)準備のためにしたこと、費やした時間。

ゼミ
ゼミはあくまで「場」なので、ゼミの中で何に打ち込んだのか。(議論をまとめる、出席率をあげる等)

ゼミ・研究活動のアピール方法について詳しくは以下の記事にまとめています。

教育実習
苦心した箇所。同時に「なぜ教職ではなく、企業就職なのか」は聞かれる可能性が高いため回答を準備しましょう。

留学
期間、行く理由、行った先で最も学んだこと。苦心した箇所。

留学のアピール方法について詳しくは以下の記事にまとめています。

受験勉強
「頑張るのが当たり前」と思われがちなので、「人よりも相当努力したこと」が伝わる根拠、頑張った理由。

アルバイト

お客様のために創意工夫した点が聞かれる傾向があります。長期インターンなども同様です。尚、バイトリーダーであることは必須ではありません!

■「アルバイト」の切り口と伝えるべきこと

飲食店・居酒屋などの飲食店
キッチン担当など、直接の接客経験がない場合も、そのさきのお客様のために意識していたことなど。

コンビニ
仕事も幅広く、客層も広いので、その中でどんな工夫をしたか。

塾講師・家庭教師などの教育系
対象となる生徒がどんな子達だったか。工夫した点。受験生担当の場合は、合格実績も伝えましょう。

※短期アルバイトばかりの場合は?
「色々な仕事を経験したい」という目的があったのであればアピールして良いでしょう。
続かなかったのではなく、最初から短期のものを選んでいたことを伝えましょう。

伝え方の例文は以下の記事を参考にしてください。

スポーツ

所属していたチームによって「目標の高さ・達成へのパワーのかけ方」が全く異なるので、高い目標を追っていた場合はそれをしっかり説明しましょう。(全国大会常連、地方遠征があった…など)

また、活動内容ではなく、組織運営に打ち込んでいた場合は、組織の人数や、参加意識の状態などの前提をしっかり説明し、認識のズレが起きないようにしましょう。

■「スポーツ」の切り口と伝えるべきこと
陸上・格闘技などの個人競技
自分の能力を高めるために、どんな工夫をしたか?精神論だけでなく、PDCAを回したことを伝えられるととても良いでしょう。

サッカー・野球などのチーム競技
「レギュラー枠を勝ち取りたい」や、「チームワークを高めたい」など、切り口がいろいろあるため、自分が最も打ち込んだことに焦点を絞りましょう。

演奏・パフォーマンス系の活動

演奏・パフォーマンス系の場合は、発表の機会はあったか?発表のためのオーディション等はあったか?などで、練習の本気度を伝えやすくなります。
練習量や、チームでの発表の場合は発表のクオリティを上げるためにチームのためにしたことなどを伝えましょう。

■「演奏・パフォーマンス系」の切り口と伝えるべきこと

ピアノ・ギターなどの個人活動
どのくらい続けているのか。発表の機会があったのか。練習量はどのくらいだったか。

軽音楽・バンドなど少人数チームでの活動
自分の練習だけでなく、チームメンバーとの関わりや、何を目標としていて、そのために何をしていたか?苦心したことなど。

吹奏楽・オーケストラ・合唱・演劇など、大人数での活動
オーディションの有無。(ある場合はアピールになるので言いましょう。)パフォーマンス全体のクオリティをあげるために自分がしていたこと。組織運営をアピールしても良いでしょう。

行事・イベント

運営委員会などに所属をしていた場合は、組織の中での立ち位置や役割について触れましょう。自分の役割の説明と、目標達成のために苦心したことや、工夫したことについてアピールしましょう。

■「行事・イベント」の切り口と伝えるべきこと

文化祭・学園祭・新入生案内など
なぜ所属したのか。与えられた目標はあったのか。割いた時間などをできるだけ「数」で伝えるように意識し、どのくらい力を注いだのかアピールしましょう。

体育祭
応援団に所属していた場合などは、成果を数で表すのが難しいので、工夫で組織の状態がどう変わったかなど、できるだけ具体的に伝えましょう。

趣味

「「打ち込んだこと」コレはあり?なし?」で、ありと判断できるものであれば、趣味も立派なアピールになります。
趣味の場合、続けている期間・頻度は明確に伝えましょう。基本的に他者から与えられた目標がないので、どんな力が身についたのかを自分で言葉にして伝える必要があります。

■「趣味」の切り口と伝えるべきこと

書道
発表の機会の有無。どんな時に行うか。取り組んでいるときに意識していること。

写真
コンクールなどへの応募の有無。写真だけのためにどこかに行ったなどあれば、行動力のアピールになるでしょう。

応援(スポーツ観戦・アイドル・アーティスト)
情熱の強さ。(ファンクラブに入っている、毎回ライブに行くなど)イベント日以外にしている活動。(同志と聖地巡礼の旅行を計画し、そのためにバイトをいつもの倍頑張ったなど)

応援など趣味の活動をアピールする方法についてはこちらもチェックしてください。

自分磨き

自分磨き系のエピソードは、ストイックに努力できることのアピールになります。続けている期間・頻度は明確に伝えましょう。

■「自分磨き」の切り口と伝えるべきこと

筋トレ
筋トレメニューの内容。なぜしているのか。身体的だけでなく精神的にどう変わったか。辛い時・めんどくさい時の対処法。

ダイエット
長期的というより、短・中期的に打ち込んだことに分類されます。なぜしたのか。どう打ち込んだのか。何キロ痩せたのかは明確に伝えましょう。また、現在もその体重を維持できていない場合は避けた方が良いでしょう。

資格取得・語学勉強
勉強方法。勉強頻度。(週●日×●分)簿記などの資格は、なぜその資格をとろうと思ったのかの理由。TOEICなど点数が出るものは、点数も伝えましょう。その際、過去の自分の点数や平均点なども一緒に伝えましょう。

プログラミング・Excelなどパソコンスキル
なぜその勉強をしようと思ったのか。どこをゴールに設定して取り組んでいるのか。具体的にできるようになったことや、成果物。

日々の習慣、その他

長期的に打ち込んでいることの中には「自分ルール」のように頑張っていることもあると思います。そうしたものも伝え方次第で十分アピールになります。

■「日々の習慣、その他」の切り口と伝えるべきこと

挨拶・気配り
「普通」とはどう違うのか。もし「絶対に●●する」という自分の中でのルールがあれば、端的にそれを伝えましょう。

人間関係・友達作り
なぜそれをしているのか。また単に「友達を増やして知見を広めたい」だと、人を利用するように聞こえてしまう可能性があるので、逆に自分が何に貢献するようにしているかを伝えましょう。

家事・料理・掃除・節約
一人暮らしや寮生活において、いかに自分を律して生活をしているか。なぜそれをしているか。身についたスキル以外にも、気持ちとして変わったことなど。

OfferBoxで無料の自己分析をする

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特に、OfferBoxがおすすめな理由は以下の3点です。

実際に頑張っている姿を画像や動画でアピールできる

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企業からのリアクションで伝わっているか確認!

OfferBoxでは、企業からのオファーの他に、自分のプロフィールにどれだけ企業がアクセスし、興味を持ったかもデータで知ることができます。
プロフィールを変更することで、アクセス状況が変わるので、どういったエピソードが興味を持ってもらいやすいか、分析することができます。

また前述もしましたが、企業からのオファーの中にエピソードの感想があることも多いです。あなたが伝えたかった内容が、読み手に伝わっているか知ることができます。

自分の長所を知る適性診断!友達に見てもらえる!

エピソードを作る上で、身についた能力を言葉にしづらい…自分の強み・弱みがわからない…といった場合は、無料の適性診断が有効です。

適性診断を受けた後には、360度診断という、知り合いにあなたの分析をしてもらえるという機能も利用できます。
他己分析を効率的に進めることができるので、ぜひご活用ください。

そのほか、他己分析の進め方・適性診断AnalyzeU+を用いた自己PRの作り方についてまとめた記事をご紹介します。

診断結果サンプル画像もありますので、ぜひ読んでみてください。

いかがでしたか?
「学生時代に最も打ち込んだことは?」と聞かれると、つい構えてしまって「1番実績がよかったもの」や「ウケが良さそうなもの」を考えてしまうかもしれません。
しかし、それは間違いということがお分かりいただけたかと思います。「自分ルール」でもオタクな趣味でも、伝え方次第で魅力的なアピールになります。

あなたが本当に情熱を傾けてことを堂々とアピールできるような手助けが、この記事でできていたら大変嬉しく思います。