就活をはじめる際には、自己分析をしてからのほうが効果的に就活を進めやすくなります。
自己分析をすることで自分の強みや弱み、就活の軸となる価値観を明確にすることができるからです。
しかし、自己分析の方法や仕方がわからないという場合もあるでしょう。
就活での自己分析の方法はいろいろあります。
就活で重要になる自己分析の方法や自己分析の仕方について確認していきましょう。
目次
就活で重要な自己分析の方法はいろいろある
就活をはじめたら最初に取り組みたいこととして「自己分析」があります。
自己分析は今までのご自身の経験をもとに、性格や行動の傾向、強みや弱みに向き合う作業です。
また、自己分析の結果を言語化することで自分の頭の中だけで考えていたことを整理することができます。
自己分析で整理された情報は、客観的で一貫性のある自己PRの作成に役立つだけではなく、就活の軸を決める根本の価値観の把握にもつながります。
最初は自分自身と向き合い言葉に直す作業に苦手意識を感じたり、自己分析をどうやっていいのかわからないと迷うこともあるかもしれません。
自己分析の方法や仕方は数多くあるので、自分がやりやすい自己分析の方法をまずは見つけてみましょう。
自己分析の方法・自己分析の仕方一覧
自己分析をすることで、頭の中で考えていたことを言葉に置き換えて整理することができます。
自己分析の方法・自己分析の仕方の主なものを一覧にすると下記になります。
- マインドマップ
- モチベーショングラフ
- 自分史
- 他己分析
- SWOT分析
- 自己分析ツール
取り組みやすい自己分析方法から順番に実践していきましょう。
マインドマップで整理する
マインドマップはトニー・ブザンが提唱する思考整理術・ノート術です。
起点となるテーマから連想できるものを言葉にして書き出し、ツリー状に線で連結します。
自己分析のテーマに対して関連した言葉の連想でつづっていくため、論理的に大きく外すことがなく一貫性をもって自己を振り返ることができます。
たとえば「自分の強み」で自己分析していく場合、思いつく自分の強みに「なぜ」そのように考えたのか、理由を一つ一つ掘り下げつつ洗いざらい書き出していきます。
マインドマップのツリーが広がるほど「自分の強み」を深く分析することができるでしょう。
マインドマップは手書きでも作成できますが「マインドマイスター」など多くのツールが無料で利用できます。
効率よく自己分析するためにも、マインドマップツールの利用をおすすめします。
モチベーショングラフを作る
モチベーショングラフとは、これまでの経験を振り返りモチベーションの変化をグラフで表す自己分析の手段の一つです。
どのようなときにモチベーションが上がり、どのようなときにモチベーションをなくしたのかがわかり、価値観や強み・弱みが把握しやすくなります。
具体的には縦をモチベーション軸、横を時間軸としてグラフを作り、都度出来事や気持ちを思い出して書き出し曲線でつないでいきます。
モチベーショングラフでは幼少の頃から現在までを振り返ることが一般的です。
時間軸が広くて難しいと感じた場合は、ミニマムにテーマを絞ってみましょう。
たとえば「中学・高校時代の部活の入部から引退まで」を振り返るだけでも、気持ちの変化や具体的な出来事を思い出しやすく、分析がしやすくなるのではないでしょうか。
モチベーショングラフを作ることで「どのようなときに楽しい」と感じ「なにをしたことでやる気をなくしたのか」ということがわかります。
可視化されたグラフとその内容を確認することで、強みや弱みが明確になり、エピソードの説明にも説得力を持たせることができるでしょう。
自分史を作る
自分史は子供のころから現在までを振り返り、体験や出来事を時系列で書き表したものです。
自分史を振り返ることで自分の行動の傾向や価値観を理解しやすくなります。
具体的には小学校から大学までの時間で区分し、出来事、環境や経緯、エピソードを書き記します。
「成功したこと」というポジティブな出来事や「失敗したこと」などネガティブな出来事など、さまざまな観点で書き記してみましょう。
ネガティブな出来事を改善するために取り組んだエピソードがあれば「強み」とすることができます。
重要な点は歴史の年表のように、事実だけを書き込んでいくことです。
実際に行動した事実を書きこんでいくことで、自分の行動の傾向もわかりやすくなります。
他己分析で比較してみる
親しい友人や家族に協力してもらう、他己分析も分析手段の一つです。
自分の主観で進める自己分析に対し、他己分析は他者からみた自分について分析を進めることができます。
分析の過程では、自分では気が付かなかった性格や思い出せなかった出来事を聞けることもあります。
自己分析が進まず、煮詰まっていたら突破口になるかもしれません。
分析には「ジョハリの窓」のフレームワークを利用する方法があります。
もっとかんたんに、いままでの自己分析してきた結果をまとめ、友人や家族の意見をもらうというやり方もあります。
いずれにしても自己分析の結果が思い込みとならないように、他己分析で認識を修正することが重要です。
SWOT分析をする
SWOT分析（スウォット分析）は自分の強みと弱み、外部環境の機会と脅威を分類して整理する分析方法です。
企業が経営戦略を練るときに使われる手法ですが、就活でも有効に利用することができます。
たとえば自分自身の「強み」と「弱み」に対して、企業へ貢献できる「機会」や足を引っ張る「脅威」となってしまう可能性を書き出します。
書き出してまとめた内容は、選考時に自分を採用するメリットやデメリットを説明する材料になるでしょう。
ある程度自己分析と企業研究が進み、先方企業へのアピールポイントを探すときなどにSWOT分析は有効です。
自己分析ツールを活用する
自己分析がむずかしいと感じているなら、就活サービスやサイトの自己分析ツールを活用することも効果的です。
質問に回答することで強みや弱みを的確に診断してもらうことができ、自己分析を進めるきっかけをつくることができます。
診断結果から自分では気が付かなかった視点を発見できる可能性もあります
自己分析ツールは就活のサポートに有効に活用することがおすすめといえます。
自己分析の方法・自己分析の仕方を選ぶ際のポイント
自己分析の方法はいろいろあるので、どの方法がいいか迷うこともあるかもしれません。
自己分析の方法や自己分析の仕方を選ぶ際のポイントを確認していきましょう。
思い込みに注意する
思い込みで分析を進めないように、他己分析や就活サイトなどの自己分析ツールを活用するとよいでしょう。
自分だけで自己分析をしていると、本来もっている自身の強みに気がつかず、誤った分析結果となってしまう可能性があります。
他己分析や自己分析ツールでの評価は、自分が想像している評価と大きく異なることがあります。
受けた評価は冷静に受け止め、正確な分析に努めることで自己分析の精度が向上します。
思い込みで自己分析を進めないように、他己診断や自己診断ツールを有効に利用しましょう。
弱みの分析を避けない
自分の弱みに向き合うことを苦手と感じる方もいるのではないでしょうか。
価値観の構築と就活の軸をつくるためには、強みの分析と弱みの分析は欠かせません。
弱みの分析をしやすくする方法は、テーマをしぼったモチベーショングラフの分析が有効です。
ミニマムなテーマを選ぶことで、分析が格段にしやすくなるでしょう。
モチベーショングラフはどのような出来事が自分のモチベーションを下げたのか、弱みの共通点を知るきっかけになります。
また深く掘り下げる目的としてマインドマップの併用もよいでしょう。
虚偽の内容を作らない
自己分析結果が虚偽の内容などで選考時にアピールをしないために、自分史をまとめておくことが有効です。
面接官や採用担当者への質問には、面白く説明できるように話を盛る必要も、必要以上に自分を大きく見せようとする必要もありません。
「成功したこと」や「失敗したこと」など、これまでの経験や事実の振り返りから、将来どうなりたいのかを説明できると説得力が増します。
思い込みではなく事実をもとに説明することができるため、実際に行動した内容を記載していく自分史を作りましょう。
自己分析に時間を割きすぎない
就活には自己分析だけではなく、SPIの試験勉強や企業研究などやらなければならないことがたくさんあります。
自己分析だけに時間をかけていると他の施策がおろそかになりかねません。
また、自己分析は1度すればいいというものでもないので、タイミングによって実施することが重要です。
つまり、初回はまだいいかもしれませんが、都度必要になる自己分析に時間が大きく割かれてしまわないように注意する必要があります。
自己分析は就活途中にも、すこしずつブラッシュアップして分析精度をあげていくイメージで続けやすいものを選ぶといいでしょう。
企業が求める人物像によせすぎない
就職活動が進み企業研究で先方企業の求める人物像がわかったとしても、自己分析結果をよせすぎないことが大切です。
本来持っている強みや価値観を重視できず、相手の主張にあわせる受け身の姿勢でのぞむことになるからです。
仮に内定をもらい就活を終えることができても、入社後のアンマッチに悩むかもしれません。
SWOT分析をつかうことで自分と先方企業の求める人物像を冷静に比較することができます。
自己分析の方法としてもOfferBox
自己分析の方法としても、OfferBox（オファーボックス）を活用してください。
OfferBoxの適正診断「AnalyzeU +」では約100万人の診断結果をもとに、自分の強みや思考スタイル、職種の適正などを細かく分析することができます。
また、診断結果のアドバイスから自己PR文も作成することができます。
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