短期インターンシップとは、学生が企業で短期間だけ就業体験することです。学生が企業の雰囲気や業務などを理解し、就活に役立てるための貴重な機会になります。
しかし、「短期インターンシップに参加するメリットはあるの?」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか?
この記事では、短期インターンシップのメリット・デメリットや、具体的な探し方を紹介します。
最大限活用する方法も分かりますので、ぜひ最後までご覧ください。
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(※2)当社アカウントを開設した累計企業数で、直近で利用していない企業含む(2025年8月時点)
目次
短期インターンシップとは?
短期インターンシップとは、学生が企業に行き、1日~数日間のセミナーやグループワークを受けられる制度です。
企業にとっては自社を知ってもらう貴重な機会であり、志望度を高めてもらう目的があります。
特に知名度が高くない企業では、学生と直接話をして、職場の雰囲気や社員の人柄を伝えることを重視しています。
大学3年生以上を対象とする企業がほとんどなので、「就活に向けて、いろんな企業の雰囲気を知りたい」学生におすすめです。
もし1・2年生で短期インターンシップに参加したい場合は、募集条件に当てはまるかをチェックしましょう。
短期インターンシップの期間と形式
短期インターンシップの期間は、1日~数日間が一般的です。なかには1週間のインターンシップもあり、それぞれ下記の内容で実施されます。
- 1日~数日:会社説明会、グループワーク
- 1週間:実際の仕事を体験する
開催時期は夏休みや冬休みが多く、学生もスケジュールを合わせやすいのが特徴です。
短期インターンシップの形式には、主に次の3パターンがあります。
- セミナー・説明会:企業や事業内容、選考基準について説明を受ける形式
- 就業体験:参加会社の業務を実際に経験する形式
- グループワーク:与えられたテーマについて、グループで議論する形式
「その会社に興味があるからどんな雰囲気なのか知りたい」という方に短期インターンシップはおすすめです。
他にも短期インターンシップの特徴を知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
1dayインターンシップの特徴・プログラム例と企業が実施するメリット
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短期インターンシップに参加するメリット・デメリット
「この企業が自分に合いそうか知りたい」「面接の練習をしておきたい」という学生にこそ、短期インターンシップへの参加がおすすめです。
短期インターンシップにはどのようなメリットがあるのか、順番に見ていきましょう。
メリット①:業界や企業への理解が深まる
短期インターンシップに参加すると、業界や企業への理解が深まる点がメリットです。多くのインターンでは企業説明や社員との交流の機会があり、ウェブサイトでは分からないリアルな話を聞けます。
たとえば下記を知ると、志望動機を詳しく書けるようになるでしょう。
- 1日の業務スケジュール
- 職場の雰囲気
実際に働く社員の人柄や価値観を知ることで、「この業界や企業は自分に合っているか?」を判断する材料にもなります。
就職みらい研究所(株式会社リクルート)の調査によると、25卒の学生のインターンシップ平均参加者数は8.72社でした。
(引用:株式会社リクルート【2025年卒 就職活動TOPIC】インターンシップ等のキャリア形成支援プログラムの参加状況(3月時点)
日程が重ならなければ複数社に申し込めるので、業界や社風を比較しながら参加してみましょう。
メリット②:本選考の練習になる
短期インターンシップは、本選考の練習として活用できます。エントリーシートの提出や面接、グループワークなど、実際の就活と同じようなプロセスを経験できるからです。
たとえば、面接では「自己PR」や「志望理由」などが問われるので、自分の強みや将来像を整理するよい機会になります。
グループワークでは他の学生と協力しながら課題に取り組むため、協調性や発言力も鍛えやすいです。
「面接が不安…」という方こそ、短期インターンを通じて場数を踏むことで、自信を持って本番に臨めるようになります。
面接やワークへのフィードバックがもらえる場合もあるので、迷っているなら参加してみましょう。
メリット③:他の学生との交流で視野が広がる
短期インターンシップには文系・理系を問わず、さまざまな専攻の学生が参加しています。
インターン先への適性を知りたい人もいれば、志望業界を絞り込む判断材料を集めている人もいるでしょう。
そのため、異なる価値観や考え方を持つ学生との交流を通じて、新たな視点や情報を得られる点がメリットです。もし堂々とプレゼンしている学生がいたら、下記を聞いてみると自分に足りないものが分かります。
- どうやって練習したのか?
- 発表時に気をつけていることは何か?
「自分ももっと準備しよう」と就活へのモチベーションが上がるきっかけになるでしょう。
このように、短期インターンシップは、他大学の人と就活の情報交換や不安を共有できる貴重な機会です。
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短期インターンシップに参加するデメリット
短期インターンシップには、下記のようなデメリットもあります。「自分には合わなかった…」とならないためにも、事前によく知っておきましょう。
デメリット①:企業理解が浅くなる可能性
短期インターンシップには、業務内容や企業文化を深く知るのが難しいデメリットがあります。多くのプログラムは1日〜数日間で、説明会やワークショップが中心です。
社員の働き方や業務の進め方までは見えにくく、「いまいち働くイメージが湧かなかった」と感じる場合もあるでしょう。
企業理解を深めたい場合は、事前に下記についての質問を用意しておくのがおすすめです。
- 現在の事業で、特に力を入れている分野やプロジェクト
- 仕事を通じて得られる成長や学び
- この会社で活躍するために必要なスキルや能力
よりリアルな現場を知りたい人は、数週間以上の長期インターンも検討してみましょう。
デメリット②:実務経験を積みにくい
実業務に関わる機会が少ない点も、短期インターンシップのデメリットです。業界や職種について知ってもらうことが企業の目的なので、実際のプロジェクトを経験するのは難しくなります。
「Webデザイナーの仕事を経験したかったけど、職場見学で終わってしまった」というケースもあるでしょう。
実践的なスキルを学びたい方は、やや物足りないと感じるかもしれません。
しかし、社員や他の学生との交流を通じて、社風や仕事への考え方などを知る機会でもあります。
自分に合う業界・職種を見極めるための第一歩として、短期インターンシップに参加するのがおすすめです。
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短期インターンシップの探し方
「どうやって短期インターンシップを探せばいいの?」と悩む方に向けて、主な探し方を4つ紹介します。
企業への興味や体験してみたいインターンシップ内容に合わせて、複数の方法を使い分けましょう。
大学のキャリアセンターを活用する
短期インターンシップを探すなら、まずは大学のキャリアセンターを活用しましょう。無料で利用でき、短期インターンシップの求人票を紹介してもらえます。キャリアセンターで紹介される企業は、その大学の学生を過去に多く採用している傾向があります。
参加しておけば選考で有利になる可能性もあるので、活用して損はないでしょう。
なかには短期インターンシップに加えて、次のような就活イベントを開催しているキャリアセンターもあります。
- 面接特訓セミナー
- 就活生と採用活動中の企業のマッチングイベント
就職情報サイトに比べて求人数は少ないものの、エントリーシートの添削や面接対策も受けられるのがメリットです。
早めに活用して準備を進めておくと、本選考でも安心できます。
就職情報サイトを利用する
リクナビやマイナビといった就職情報サイトを使えば、多くの短期インターンシップを一度に探せます。
職種や地域、開催日を絞って検索できるため、条件に合ったプログラムを見つけやすいのが特徴です。
たとえば「東京・食品メーカー・8月」といった条件で検索すれば、さまざまな食品メーカーのインターンシップが出てきます。
プログラム内容や応募資格をチェックした上で、エントリーしてみましょう。
ただし、就職情報サイトの利用者が多い分、採用倍率が高くなりやすいです。採用されやすいよう、エントリーシートを丁寧に作成する必要があります。こちらの記事でエントリーシートの例文を紹介していますので、あわせてご一読ください。
インターンシップのエントリーシートの書き方|ポイントや注意点も
企業の公式ウェブサイトをチェックする
気になる企業がある場合は、その企業の公式ウェブサイトを確認してみましょう。多くの企業には「新卒採用ページ」があり、短期インターンシップの募集情報も掲載されています。
採用ページに「夏季1day仕事体験」などの案内があれば、応募フォームから直接申し込んでみてください。
ただし、多くの企業が短期インターンシップを募集しているので、プログラム内容や応募条件を比較する手間がかかります。
そのため、「この企業の雰囲気や仕事内容を知りたい」と目星をつけている学生におすすめです。
Offerbox(オファーボックス)を活用する
短期インターンシップを効率よく探したいなら、逆求人型サービス「OfferBox」を活用してみましょう。OfferBoxは、プロフィールを登録すると企業から直接オファーが届くサービスで、累計約20,235社が登録しています(2025年3月時点)。
下図のようにインターンシップだけではなく、個別面談や座談会のお誘いがくることもあります。
(出典:株式会社i-plug「オファーはどんな内容なのか)
OfferBoxは一斉送信ができない仕様のため、企業は一人ひとりのプロフィールを確認してからオファーを出しているのが特徴です。
6月〜7月にはサマーインターンの案内が増える傾向があるので、「効率よく短期インターンシップを見つけたい!」という学生は利用してみましょう。
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短期インターンシップを最大限活用する方法
短期インターンシップを最大限活用するには、事前準備や積極的に参加する姿勢が必要になります。
今後の就活に役立つ情報を得やすくなるので、ぜひ下記を参考にしてみてください。
積極的に質問や発言をする
短期インターンシップは1日~数日間など期間が短いので、有益な情報を得られるかどうかは自分の姿勢次第です。
「自分から欲しい情報を取りにいこう」という姿勢で臨むと、その業務が合うかどうかを判断しやすくなります。たとえば、次のような質問を社員にしてみましょう。
- この仕事で、最もやりがいを感じる瞬間について教えてください
- 入社前と入社後で社風イメージに差はありますか?
- 新入社員にはどのような能力が求められていますか?
実際に株式会社リクルートの調査によると、先輩社員への質問で多いのが「仕事内容」や「部署の雰囲気」でした。
(引用:株式会社リクルート「■インターンシップ等に参加した際、先輩社員にどんな質問をしましたか?(n=300、複数回答)」)
社員への質問は緊張するかもしれませんが、積極的に質問する方が歓迎されやすいです。前もって質問をリストアップしておきましょう。
社員からのフィードバックを吸収する
短期インターンシップを行う企業は、当日に向けて学生に話す内容を念入りに準備しています。
「今の自分に足りない考え方」や「自分の強み」などを教えてもらえるチャンスなので、フィードバックをしっかり吸収しましょう。たとえば、企業によっては改善点や働く上で心掛けるポイントをフィードバックしてもらえるまでがプログラムのインターンシップもあります。
自分では気づけない視点を得られる機会なので、言われたことはメモを取り、自分なりに振り返りましょう。
積極的にメモをとる姿勢を社員が見てくれていて、良い評価につながるケースもあります。
他の参加者と積極的に交流する
短期インターンシップでは、他の参加者と積極的に会話しましょう。交流を通じて、就活の視野が広がるからです。次のような話を聞いて今後の対策に役立てられたり、企業の見方が変わったりするケースもあります。
- 「〇〇社は、選考でグループディスカッションを重視していた」
- 「△△社の社員の人柄に惹かれて第一志望に決めた」
このようなリアルな声は、ウェブ上で調べただけではなかなか得られません。
また、グループワークでプレゼンが上手な学生に「どんな準備をしたの?」と聞くだけでも、新たな学びがあるでしょう。
気になった学生には積極的に話しかけ、連絡先も交換しておくと、今後の就活でも助け合える関係が築けます。
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短期インターンシップで就活を有利に進めよう
短期インターンシップへの参加は、企業理解を深めたり、本選考の練習になったりするメリットがあります。
他の学生や社員と交流して、自分に足りない考え方を知れば、自己分析やエントリーシートの作成にも役立つでしょう。
参加する際はあらかじめ質問を用意しておき、積極的に情報収集する姿勢が大切です。
大学のキャリアセンターや就職情報サイトで短期インターンシップを探せるので、参加しやすそうなプログラムをチェックしましょう。
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