メーカーの業界研究|業種一覧とそれぞれ売上ランキングを紹介

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「メーカー業界で働く魅力って何?」
「メーカー業界にどんな職種があるのか知りたい」

業界選びで悩み中の学生のなかには、このような疑問を抱えている人が多いのではないでしょうか。

私たちの生活にも関連性の高いメーカーですが、膨大な数の企業が存在するだけに、どんな業界なのか分かりづらいですよね。メーカー業界に興味があるなら、まずは業界の特徴やビジネスモデルを正しく把握することが大切です。

この記事では、メーカー業界の業種や主な職種を詳しく解説していきます。記事の最後ではメーカーの選考を受ける際の志望動機例を紹介するので、ぜひ参考にしてください。

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メーカー業界とは?

メーカー業界は、原材料を加工して実用性のある製品を生み出し、企業や消費者に提供する業界です。製造業ともいいます。
生産する製品は様々で、代表的な例に自動車や化学製品、食品、アパレル、医薬品、日用品などが挙げられます。

事業に関わる企業の数が非常に多いため市場規模が大きく、日本の根幹ともいえる産業として人々の生活を支えています。日本で暮らしている人なら誰しも、気づかないうちにお世話になっているのがメーカーです。

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メーカーの商流・ビジネスモデル

メーカー業界はBtoCとBtoBに大きく分けられます。消費者(Consumer)をビジネスターゲットとするBtoCに対し、企業(Business)をターゲットにしているのがBtoBです。

両者にはビジネスターゲットの違い以外に、知名度の違いがあります。基本的に、部品を使って完成品を作り、消費者に届ける完成品メーカーのほうが知名度が高くなりますが、あまり名の知られていないBtoBにも魅力的な企業が多いのが特徴です。

上流工程|素材メーカー

様々な製品の素材の元を作るのが素材メーカーの役割です。例えば、ゴムの木からゴムを作る、木材から紙を作るといったように、そのままでは扱いづらいものを使いやすいように加工しています。

素材メーカーのほとんどはBtoBなので知名度はそれほど高くありませんが、メーカー業界には欠かせない存在として活躍しています。また、鉄鋼や紙など、特定の分野に強みを持っている企業が多いのも素材メーカーの特徴です。

素材メーカーの種類と代表的な企業

  • 鉄鋼メーカー:日本製鉄、大和工業、神戸製鋼所など
  • 非鉄金属メーカー:住友電気工業、三菱マテリアル、住友金属鉱山など
  • 化学メーカー:旭化成、昭和電工、住友化学など

中流工程|部品メーカー

素材メーカーが作った素材を元に、部品を製造するのが部品メーカーの役割です。例えば、ゴムを使ってタイヤを作る、金属を加工して電子部品を作るなど、素材をより実用的な形に加工しています。

部品メーカーも素材メーカーと同様にBtoBがほとんどです。企業によって取り扱っている製品が異なるため、事業内容は広範囲に渡ります。

部品メーカーの種類と代表的な企業

  • 自動車部品メーカー:日本発条、デンソー、アイシン精機など
  • 電子部品メーカー:日本電産、村田製作所、アルプスアルパインなど
  • 機械部品メーカー:ジェイテクト、日本精工、SMCなど
  • 電子材料メーカー:日東電工、住友ベークライト、東京応化工業など

下流工程|完成品メーカー

完成品メーカーは素材・部品を加工し、製品として完成させる工程を担当しています。例えば、タイヤ・ドア・ボディパーツなどを加工して自動車を完成させる、といった作業が完成品メーカーの役割です。

BtoCの企業が大半を占めていることから、知名度が非常に高いのが完成品メーカーの特徴です。素材メーカーと部品メーカーに比べてメディアや店頭で見かけるシーンが多いため、就活では人気が集まりやすい傾向にあります。

完成品メーカーの種類と代表的な企業

  • 自動車メーカー:トヨタ、日産、ホンダなど
  • 食品メーカー:サントリー、味の素、明治など
  • アパレルメーカー:ファーストリテイリング、しまむら、アダストリアなど
  • 化粧品メーカー:資生堂、花王、コーセーなど
  • 医薬品メーカー:中外製薬、武田薬品工業、第一三共など

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メーカー業界の動向と将来性

メーカー業界で長く活躍するためには自分の能力を正しく理解することはもちろん、業界の動向と将来性を把握しておく必要があります。現在のメーカー業界ではどんな動きがあるのか、将来的にどう変わっていきそうなのかを知っておきましょう。

グローバル展開

近年のメーカー業界では事業をグローバルに展開する動きが強まっています。国内だけでは見込まれる売上に限りがあることや、人口減少によって売上が減っていく可能性が高いことなどが主な要因です。

グローバル展開の事例としては、国内を代表する調味料メーカーのキッコーマンが代表的です。1970年代に本格的にヨーロッパへ進出したキッコーマンは、その後アジアや南米などの市場を開拓し、今や売上収益の70%を占めるまでに海外事業を成長させています。

デジタルシフトへの取り組み

社会的なIT化(デジタルシフト)の流れが、メーカー業界でも進行しつつあります。売上高や営業利益の減少・鈍化傾向を鑑み、デジタル技術を駆使して新たなビジネスの形を生み出すためです。

生産管理システムや在庫管理システムなどの構築はもちろんのこと、現場で働く人たちの目線でデジタルシフトを進めているのがメーカー業界の特徴です。

例えば、工場のオートメーションやロボット活用・製品のIoT化など、作るモノだけでなく生産過程も含めて環境が改善され始めています。

新規事業・イノベーション推進

モノを作って販売する以外に、サービスを提供して継続的な収益を得るストック型ビジネスに近い側面が出てきています。

ストック型ビジネスはサブスクリプション型ビジネスとも呼ばれるビジネスモデルで、仕組みさえ作ってしまえば継続的に収益を得られるのが特徴です。

代表的な例として挙げられるのが、トヨタのMaaS(Mobility as a Service)です。これは複数の交通手段を組み合わせて快適な移動を実現する交通サービスで、一度購入したら終わりの自動車とは対照的に、利用者がサービスを使うたびに収益を見込める利点があります。

自動車販売だけでは売上に限りがあるため、MaaSのように同じ人から何度も収益を得られるようなビジネスモデルが増えているのです。新規事業の展開にあたって他業種と提携してイノベーションを推進する動きもあり、メーカー業界では多様な人材が求められています。

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メーカー業界の特徴や魅力

ここまでメーカー業界のビジネスモデルや動向を詳しく見てきましたが、実際に働くうえではどんな魅力があるのでしょうか。メーカー業界の特徴と合わせて働く魅力を紹介するので、まだ志望業界で悩んでいる人は自分が仕事に求めるものと照らし合わせてみてください。

市場規模が大きく、大きな仕事ができる

製造業は日本のGDPの約2割を占めることから、メーカーの市場規模は非常に大きく、大きな仕事に関われるチャンスがあります。若いうちから大きな仕事に携わりたい人や、仕事にやりがいを求める人には最適な業界といえるでしょう。

特に、BtoBが中心の素材メーカーや部品メーカーでは、1つのビジネスに多額のお金と数多くの人が関わります。規模が大きいぶん責任感が問われますが、他の職種では経験できないような大きな仕事ができるのがメーカー業界ならではの魅力です。

自分の携わる製品が形になる

メーカー業界では有形商材を取り扱うため、自分の携わった製品が形になるのが大きなやりがいです。製造に関わった製品が店頭に並べられていたり、実際に消費者が使っている姿を見かけたりしたときに強い達成感を得られるでしょう。

自分の仕事が人々の生活に貢献していることを特に実感しやすいのは完成品メーカーです。BtoCが中心の完成品メーカーであれば、自分の携わった製品を日常生活のなかで見かける機会が多くなります。

安定した会社経営

市場規模が大きいという特徴は、安定した会社経営に繋がります。ある程度商流が確立している企業が多く、会社の経営も他の業界と比べて安定・落ち着いているケースがほとんどです。

将来に不安を抱かず仕事に集中して臨むためには、会社経営が安定しているかが重要になります。メーカー業界で志望企業を選ぶ際は、現時点での会社経営の安定性と、今後の見通しを判断材料に含めるとよいでしょう。

福利厚生が充実した企業が多い

現場職の人数が他の業界と比べて多いメーカー業界は、労働組合の力が強い傾向にあります。労働組合の力が強ければ福利厚生の整備に繋がるため、待遇面の改善が進んだ企業が多いのがメーカー業界の魅力です。

有給休暇取得促進や残業時間削減などの取り組みをはじめ、女性の活躍推進(育休・産休)を積極的におこなっている企業が多くみられます。

女性を正当に評価しているということは、性別や年齢によって不当な評価をされない証拠でもあるので、女性の活躍は男性にとっても優良企業を見極める1つの指標となるでしょう。

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メーカー業界の主な職種

メーカー業界には数多くの職種があります。以下に紹介する代表的な職種を参考に、自分の能力をどの職種に活かせそうか、どの職種が性格に合っていそうかを考えてみましょう。

研究開発職

研究開発職は、基礎研究を含めた自社製品や技術開発をおこなう職種です。魅力的な製品を作るための研究で得た成果を、既存製品の改良や、新しい価値を持った製品の開発に繋げていきます。

研究開発職と聞くと黙々と作業に取り組む姿をイメージする人が多いかもしれませんが、実際の業務では他部門との連携が欠かせません。高度な専門知識に加え、根気強く研究を続ける忍耐力と、周りの人と意思疎通を図るコミュニケーション力が求められる職種です。

営業職

営業職は、製品のセールスを消費者や顧客企業に対しておこなう職種です。他人が抱える課題を解決するのが得意な人や、様々な考えを持つ人たちと関わるのが好きな人に向いています。

メーカー業界の営業職は消費者に直接営業するケースは少なく、基本的に企業を顧客としているのが特徴です。扱う製品は企業によって異なりますが、企業が顧客ということでビジネスの規模が大きい傾向にあります。

商品企画職

商品企画職は、市場の動向調査や商品改善・提案などをおこなう職種です。自らが企画した製品が世の中に流通するため非常に人気が高く、メーカー業界の花形的な職種として知られています。

商品企画職のやりがいはなんといっても、自分の頭の中にあるアイディアを製品として形にできることです。クリエイティブな仕事に関わりたい人や、消費者に新しい喜びと感動を与えたい人に向いています。

製造・生産管理職

製造・生産管理職は工場で製造や技術面を支え、安定した供給を管理する職種です。生産スケジュールの決定や数量計画の策定、在庫管理など、製品を生産して市場に供給するまでの工程に携わります。

製造・生産管理職のやりがいは、実際に製品を作る場面に立ち会えることです。商品企画職では自分が企画した製品の生産過程を目にする機会はありませんが、製造・生産管理職ではどんな過程で素材が製品に生まれ変わっていくのかを間近で見ることができます。

広報・宣伝職

広報・宣伝職は製品のマーケティングやブランディングをおこなう職種です。自社製品の魅力を消費者に伝えたり、自社のイメージをアップさせたりするために活躍しています。

消費者に直接営業するケースが少ないメーカー業界で、最も消費者に身近な存在といえるのが広報・宣伝職です。なかにはホームページやSNSに社員が出演している企業もあるため、明るい性格の人や、自分の活躍ぶりを多くの人に見てもらいたい人に向いています。

資材調達職

資材調達職は、素材・資材の買い付けをおこなう職種です。役割は営業職とよく似ていますが、営業職は自社製品を売り込む職種であるのに対し、資材調達職は自らがモノを買うという特徴があります。

国内外での活動はもちろん、独自ルートの開拓等営業に近い業務を任されるケースが多いのも資材調達職の特徴です。集計や伝票処理などの事務作業に加え、他社との連携も多く、様々な業務と人に関わっていくことになります。

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メーカー業界の業種一覧|業種別売上ランキングも

ここからは、メーカー業界にある数多くの業種のなかで、特に学生からの人気が高い業種を抜粋して紹介していきます。業種別に売上ランキングTOP3の企業も紹介するので、業界・企業研究に役立ててください。

なお、売上ランキングは、各社の有価証券報告書を元に作成しています。

食品メーカー

食品メーカーは、原材料から製造した食品を小売店や飲食店などに売り込み、最終的に消費者のもとへ届ける企業です。取り扱う食品は、生鮮食品や乳製品、飲料、たばこなど多岐に渡ります。

食品メーカーは数多くの業種のなかで、最も人々の生活との関連性が高い業種です。自分の仕事が人々の生活に貢献していることを実感しながら働けるでしょう。

売上TOP3の企業

  • JT(日本たばこ産業)
  • アサヒグループホールディングス
  • キリンホールディングス

電機メーカー

電機メーカーは、家電製品や重電製品、医療機器、航空宇宙機用の電子機器などを取り扱う企業です。広義の意味では、機械メーカーや重工メーカーなどと呼ばれる場合もあります。

高度な技術が使われている電子部品を素材とするため、最先端の知識や技術に触れられるのが電機メーカーの魅力です。仕事に新鮮さを求める人にうってつけの業種といえるでしょう。

売上TOP3の企業

  • 三菱重工業
  • ダイキン工業
  • コマツ

家電メーカー

電機メーカーのなかで家電に強みを持っている企業が家電メーカーです。テレビや冷蔵庫、洗濯機、照明、冷暖房器具、調理器具といった日常生活に欠かせない家電製品の製造・販売に携わっています。

デジタルシフトが進むメーカー業界で、特にその流れを感じやすいのが家電メーカーの特徴です。家中の家電製品をスマートフォン1つで操作できるようにしたり、外出先から操作できるようにしたりと、新しい試みが次々と進められています。

売上TOP3の企業

  • 日立製作所
  • ソニーグループ
  • パナソニックホールディングス

化粧品メーカー

化粧品メーカーは、化粧品の開発や製造、販売を手がける企業です。取り扱う製品には、肌のコンディションを整えるためのスキンケア商品や、口紅・ファンデーションのようなメイクアップ化粧品、オムツや入浴剤のようなトイレタリー用品などがあります。

化粧品というと女性が使うイメージが強いと思いますが、メンズコスメ市場も拡大しつつあります。男性の美意識の高まりや、ECサイトで気軽に購入できるようになったことなどから、メンズコスメ市場に伸びが見られるのが最近の化粧品メーカーの動向です。

売上TOP3の企業

  • 資生堂
  • 花王
  • コーセー

建材メーカー

建材メーカーは、建築資材や住宅設備機器の製造・販売をおこなう企業です。取り扱う製品は柱・梁といった建物の構造材から、パネルや窓枠のような仕上げ材、トイレやキッチンのような設備系建材まで広範囲に渡ります。

建材メーカーの魅力は、オフィスビルや住宅など、人々が多くの時間を過ごすことになる建物づくりに携われる点です。住環境を豊かにすることに直結する仕事に、やりがいや面白さを感じられるでしょう。

売上TOP3の企業

  • LIXIL
  • TOTO
  • 三和ホールディングス

自動車メーカー

自動車メーカーは、素材メーカーから仕入れた部品を組み立てて自動車を完成させ、消費者に販売する企業です。大手自動車メーカーであれば、素材の調達から開発までのすべての工程を自社でおこなう企業も見られます。

自動車メーカーの特徴の1つは、国内に限らず世界的に知名度の高い企業が多いことです。業界最大手のトヨタ自動車を筆頭に、海外で一定の地位を築いている企業が多いため、グローバルに活躍したい人に向いています。

売上TOP3の企業

  • トヨタ自動車
  • ホンダ
  • 日産自動車

医療品メーカー

医薬品メーカーは、医薬品の研究開発や効果・安全性の確認、販売などをおこなう企業です。主に薬局や病院で処方される医療用医薬品と、ドラッグストアで購入できる一般用医薬品の2つの医薬品を取り扱っています。

高い安全性が求められる業種なため、専門的な資格や知識が必要な職種が多い傾向にあります。例えば、開発や試験に携わる研究開発職、医薬品に関する法的業務を担当する薬事部門が代表的です。

売上TOP3の企業

  • 武田薬品工業
  • 大塚ホールディングス
  • アステラス製薬

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メーカー志望動機の例

メーカーの志望動機の例を3つ紹介します。同じメーカー業界といっても、食品メーカーや化粧品メーカーなど業種によって特徴が異なります。志望動機を考える際は、それぞれの特徴を押さえたうえで業種に適した内容を心がけましょう。

食品メーカーの志望動機

人の幸せに直結する仕事がしたいと思い、食品メーカーの御社を志望しました。

食品業界に興味を持つようになったのは、大学時代に経験した介護老人保健施設でのボランティアがきっかけです。

思うように体を動かせなかったり、なかなか家族に会えなかったりして悩む入居者が多いなかで、毎日の食事だけは誰もがとても楽しみにしている姿が印象に残りました。

どれだけ年を重ねても食事から得られる幸せは変わらないと知り、食に関わる仕事をしたい気持ちが強くなりました。

【ポイント】
食品メーカーの志望動機の注意点は、「食べることが好きだから」「御社の◯◯が好きだから」などの理由で終わらないことです。

好きな気持ちは大切ですが、それだけでは消費者の視点でしか企業研究をしていないように見えます。好きな気持ちを志望動機に含めたい場合は、好きだから生産者として何を実現したいのか、という観点で考えてみましょう。

化粧品メーカーの志望動機

見た目にコンプレックスを抱える人の手助けをしたいと思い、化粧品メーカーの御社を志望しました。

私は幼少期からそばかすに悩んでいたのですが、費用の問題や怖さから手術を受ける勇気はありませんでした。様々な化粧品を使ってそばかすをカバーする方法を試すなかで出会ったのが、御社が販売しているファンデーションです。

カバー力がないファンデーションだと上手くカバーできなかったり、厚くなりすぎたりする一方、御社の製品は自然な仕上がりでそばかすをカバーできることに感動を覚えました。

コンプレックスを抱える人が自信をもって生きられるよう、今度は私が化粧品を作る側になって貢献したいと考えています。

【ポイント】
なぜ数あるメーカーのなかから化粧品メーカーを選んだのかをうまく説明するには、実体験に基づくエピソードを含めるのが効果的です。

「そばかすの悩みを化粧品が解決してくれた」と述べている例文のように、化粧品に関わるどんな出来事が自分の価値観に影響を与えたのかを考えてみてください。

電機メーカーの志望動機

数十年、数百年に渡って人々の暮らしを支えていくものを作りたいと思い、御社を志望しました。

社会への貢献を実感できる重工業の仕事に興味を持ったのは、自分の仕事がどんな形で社会に役立っているのか分かれば、日々のモチベーションを維持しやすいと考えたためです。

そのなかでも御社では大型輸送機器や発電関連の施設など、生活に欠かせない製品を多く手がけています。

特に、原子力発電が環境面やコストなどの観点から重要だと考えているため、化学プラント事業に強みを持つ御社であれば社会への貢献を実感しやすいと思い志望しました。

【ポイント】
ビジネスのスケールが大きい電機メーカーは、事業の幅も広いのが特徴です。多くの事業のなかで自分がどの分野に興味があるのかを伝えれば、独自性のある志望動機になりやすいでしょう。

また、興味のある分野と関連性の高いスキルや経験をアピールできると、入社後の活躍をイメージしてもらいやすくなります。

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まとめ

以上、メーカー業界の基本情報から業種、主な職種まで解説しました。

メーカー業界の企業は大まかに素材メーカー・部品メーカー・完成品メーカーの3つに分けられ、さらに取り扱う製品によって様々な企業が存在します。

同じメーカー業界でも食品メーカーと電機メーカーではまったく特徴が異なるため、企業研究業界研究を通じてどのメーカーが自分に最も合うのかをよく考えてから志望企業を選びましょう。

今回紹介した内容と例文を参考にして志望動機が完成したら、OfferBoxのプロフィールに登録するのがおすすめです。オファー型就活サイトのOfferBoxであれば、普段目にする機会が少ない素材メーカーや部品メーカーを知るチャンスがありますよ。

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