IT業界の業界研究|職種・仕事内容や志望動機の例

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「IT業界がどんな界隈なのか気になる」
「IT業界に向いている人や求められる能力が知りたい」

IT業界に興味をもって業界・企業研究を進めている人のなかには、このような悩みを抱えている人が多いのではないでしょうか。技術の進歩によって日に日に注目度が高まるIT業界ですが、発展が早いだけに最新動向を正確に捉えるのは難しいですよね。

そこでこの記事では、IT業界の仕組みから現状、今後の動きまで詳しく解説していきます。業種ごとの働く魅力と代表的な職種も紹介するので、ぜひ業界研究企業研究に役立ててください。

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IT業界とは

ITは「Information Technology」の略称で、テキスト・画像・動画・音声などをデジタル情報として扱う技術のことを指します。

パソコンやスマートフォン、キャッシュレス決済、交通系ICカード、ネット通販など、私たちが日常生活で何気なく使っているあらゆるITを扱っているのがIT業界です。

総務省が公開している「令和3年版 情報通信白書」によると、2019年の情報通信産業の国内生産額は108.4兆円で、全産業の10.4%を占めています。日本経済の多くを占める重要な産業に成長しており、今後もさらなる発展が見込まれています。

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IT業界の現状と今後の重要トピック

経済産業省の「特定サービス産業動態統計調査」によると、IT業界全体の売上高は2011年頃から増加傾向にあります。どんな要因によって売上高が増加しているのか、今後どの分野が重要になっていきそうなのか詳しく見ていきましょう。

コロナ禍で需要増

多くの業界にマイナスの影響を与えた新型コロナウイルスですが、IT業界にとっては追い風となりました。

ITシステムは従来、在庫管理や勤怠管理などの業務を効率化するために活用されていましたが、コロナ禍でのライフスタイルの変化により、ITシステムの活用方法にも変化が生まれています。

例えば、従来は対面でおこなっていた営業・販売活動のオンライン化がその代表例です。業務効率化という守りの意味合いで活用されていたITシステムが、売上拡大や新たなビジネスモデル構築のために活用され始めています。

IoTへの注目

IoT(Internet of Things)は、直訳すると「モノのインターネット」という意味の言葉です。コロナ禍において、非接触検温の技術や、スマートフォン向けの接触確認アプリなどが登場したことでIoTへの注目が高まりました。

コロナ禍で加速したIoTの活用は、自動車や交通機関、医療分野や農業などの一次産業にも活用の兆しがあり、今後幅広い業界で求められていくと予想されます。

例えば農業では、IoTによって作物のデータを収集・分析したり、設備を自動制御をしたりする試みが既に始まっています。

クラウドサービス・5G通信

IaaS、PaaS、SaaS、パブリッククラウド、プライベートクラウド、ハイブリッドクラウドなど、多種多様な構成や提供形態のサービスが登場しています。

例えばエンジニア向けサービスのPaaSでは、アプリ開発で必要となるプログラミング言語や管理システムを提供しており、エンジニアは開発環境を整える作業工程を大幅に削減可能です。

また、5Gの通信規格向上によって、日常生活やビジネス面が大きく変化すると見込まれています。一部の先進国では6Gへの挑戦も始まっており、今後は新たな価値を持つサービスが続々と創られていきそうです。

AI分野

DX(デジタルトランスフォーメーション)推進の社会的な流れを受けて、あらゆる業界でAI関係の仕事ニーズが高まっています。

AIの代替えとなる仕事がある一方、AIを開発・管理するエンジニアのニーズは高いため、IT業界が近いうちに縮小していくような心配はないでしょう。

実際、経産省発表のレポート内では、「2025年の崖」と呼ばれるAI人材不足が提起されています。人材不足によって労働環境が悪化する懸念はありますが、未経験からでも活躍しやすくなるのは就職活動中の学生にとってメリットです。

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IT業界の業種と分類

IT業界は主に以下の5つの業界に分類されます。それぞれの業界で売上高上位の企業や職種、働く魅力などについて詳しく解説していきます。

【IT業界の5つの分類】

  • Web・インターネット業界
  • 情報処理サービス(SI)業界
  • ソフトウェア業界
  • ハードウェア業界
  • 通信インフラ業界

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Web・インターネット業界

Web・インターネット業界は、インターネットを活用したサービスを提供する業界です。Webサイト制作やインターネット広告、EC(電子商取引)などを事業としています。

売上高ランキング

【売上高ランキングTOP5】

  • 楽天グループ
  • Zホールディングス
  • リクルートHD
  • GMOインターネット
  • エムスリー

参考:各社2021年度有価証券報告書より作成

Web・インターネット業界で圧倒的な売上高を誇っているのが、楽天グループ、Zホールディングス、リクルートHDの3社です。

楽天グループは多くの人が知っているとおり、楽天市場を中心にクレジットカードや通信など幅広い事業を展開する企業です。Zホールディングスは検索エンジン「Yahoo! JAPAN」の運営会社、リクルートHDは人材派遣事業を手がける企業として知られています。

職種と仕事内容

【Web・インターネット業界の主な職種】

  • Webデザイナー:Webサイトの配色やレイアウトを考える仕事
  • Webマーケター:市場分析、商品・サービスの宣伝をする仕事
  • Webエンジニア:Webサイトに関連するシステムの開発・保守を担当する仕事
  • Webディレクター:プロジェクト全体を進行・管理する仕事
  • Webライター:Webサイトの文章を考える仕事

Web・インターネット業界では、システム面に関わる技術職以外に、WebデザイナーやWebマーケターのようなクリエイティブの能力が求められる職種も多いのが特徴です。

文系が働きやすい職種としては、文章を考えるWebライターがあります。Webライターは専門的な知識というより、いかに分かりやすい文章を作るかが重要になるため、文系でも十分活躍可能です。

働く魅力・メリット

Web・インターネット業界の職種のほとんどは仕事にインターネットを使用するため、柔軟な働き方を取り入れている企業が多いのがメリットです。リモートワークやフレックスタイム制度によって、ワークライフバランスを保ちやすいでしょう。

例えば楽天グループでは、フレックスタイム制度や時差勤務制度といったポピュラーな働き方のほか、朝・昼・晩すべて無料で利用できるカフェテリアや、フィットネスジムの設置などユニークな試みも成されています。

向いている人・求められる能力

次々と新しい企業やサービスが登場しているWeb・インターネット業界では、型に縛られない発想で主体的に行動する能力が求められます。新しい価値をもつサービスや、効率的なやり方を考えられるような人が向いているでしょう。

あると有利な資格としては、Webデザイナー検定やWebクリエイター能力認定試験、Googleアナリティクス個人認定資格などがあります。いずれの資格も必須ではありませんが、持っていると一定の専門知識を有していることの証明になります。

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情報処理サービス(SI)業界

情報処理サービス(SI)業界は、ITを活用したシステムの開発・保守・運用を事業とする業界です。例えば、インターネット広告を運用するプラットフォームのシステム化や、AIを活用した業務の効率化などを担当しています。

売上高ランキング

【売上高ランキングTOP5】

  • NTTデータ
  • 大塚商会
  • 野村総合研究所
  • 伊藤忠テクノソリューションズ
  • ITホールディングス

情報処理サービス(SI)業界のなかで、圧倒的な売上高と事業規模を誇っているのがNTTデータです。

国内最大手の情報処理サービス企業であるNTTデータは、官公庁や自治体のような公共分野のシステムだけでなく、金融機関や製造会社、通信会社など様々な業種の企業を対象にシステムの構築をおこなっています。

職種と仕事内容

【情報処理サービス(SI)業界の主な職種】

  • ITコンサルタント:企業が抱える課題のリサーチや解決策の提案をする仕事
  • セールスエンジニア:営業職を技術面からサポートする仕事
  • データサイエンティスト:ビッグデータの収集・加工・分析をする仕事
  • システムエンジニア:クライアントの要望に沿ったシステムを設計する仕事
  • AIエンジニア:AIを開発したり、蓄積されたデータを解析したりする仕事

企業が抱える課題解決を主業務としているためコンサルティングの側面が強く、専門性も高いのが情報処理サービス(SI)業界の職種の特徴です。

文系が働きやすい職種としては、システムエンジニアがあります。一見理系色が強く見えるシステムエンジニアですが、業務の中にはクライアントの要望聞き取りが含まれているため、文系の強みであるコミュニケーション能力を活かせます。

働く魅力・メリット

情報処理サービス(SI)業界では、主に官公庁や自治体、金融機関のような規模の大きい団体・企業をクライアントとしています。そのためプロジェクトの規模が大きく、自分の仕事が社会に影響を及ぼしている実感を得られるのがやりがいです。

また、ITコンサルタントやプロジェクトマネージャーなど、責任の範囲が広い職種ほど年収が高い傾向にあります。プロジェクトの規模が大きい点と、職種によっては高収入を狙えることが情報処理サービス(SI)業界で働く魅力です。

向いている人・求められる能力

【求められる能力】

  • クライアントの意図を正しく汲み取る力
  • 専門的な内容を分かりやすく説明する力
  • 課題発見力
  • プロジェクト管理能力
  • 論理的思考力

課題の把握から解決策の提案、アフターフォローまでが役割となるため、ヒアリング力がとても大切です。クライアントの意図を正しく汲み取る力や、専門的な内容を分かりやすく説明する力が求められるでしょう。

【持っていると有利な資格】

  • ITパスポート試験
  • 基本情報技術者試験
  • 応用情報技術者試験
  • 情報セキュリティマネジメント試験
  • 統計検定

特におすすめの資格は、ITパスポート試験です。IT未経験者や初心者向けに作られたITパスポート試験は、国家資格の中では比較的取得ハードルが低く、これからITの知識を身につけていくつもりの人にぴったりです。

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ソフトウェア業界

ソフトウェア業界は、コンピューター上で稼働するプログラムやアプリを製造・販売する仕事です。代表的なソフトウェアに、iOSやAndroid、Windowsなど、スマートフォンとパソコンの頭脳にあたるオペレーティングシステム(OS)があります。

売上高ランキング

【売上高ランキングTOP5】

  • 日本オラクル
  • トレンドマイクロ
  • オービック
  • ジャストシステム
  • ミロク情報サービス

ソフトウェア業界では、日本オラクルとトレンドマイクロの2社が確固たる地位を築いています。日本オラクルはデータ管理ソフトウェアを強みとする企業で、トレンドマイクロはセキュリティ分野に強みをもつ企業です。

職種と仕事内容

【ソフトウェア業界の主な職種】

  • システムエンジニア:システム開発に総合的に関わる仕事
  • プログラマー:設計したプログラムを実際に構築する仕事
  • ネットワークエンジニア:ネットワークの構築・保守・管理をする仕事
  • アプリケーションエンジニア:アプリの設計・開発をする仕事
  • サポートエンジニア:製品のトラブル対応にあたる仕事

上記5つの職種のなかでも、担当する業務によってさらに細分化されます。例えばプログラマーは、業務内容によってゲームプログラマーやアプリケーションプログラマーなどに分けられます。

情報処理サービス(SI)業界と同様に、システムエンジニアは文系でも比較的目指しやすい職種ですが、やはり一定の専門知識とスキルは必要です。文系からソフトウェア業界を目指すのであれば、独学や資格取得を通じて基礎知識を身につけておくことをおすすめします。

働く魅力・メリット

ソフトウェア業界で働く魅力は、常に新しい知識に触れられる点です。パソコンやスマートフォン向けのソフトウェアが目覚ましい進化を遂げていくなかで、最先端のものを自らの手で作れることが大きなやりがいとなるでしょう。

仕事を通じて専門的な知識とスキルを身につけていけば、将来的にフリーランスとして独立を目指しやすいのもソフトウェア業界のメリットです。

向いている人・求められる能力

技術の進歩が非常に早いため、常に新しい知識を学び続ける勉強意欲が欠かせません。新しい知識を身につけていくことに楽しさを感じる人や、自分の知らないことを知ろうとする知的好奇心が強い人が向いています。

技術の面では、プログラミングスキルが必須です。プログラマーは当然として、システムエンジニアやサポートエンジニアなど、他の職種でもソフトウェア開発に必要な言語への理解が求められます。

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ハードウェア業界

ハードウェア業界は、電子機器そのものを開発・製造・販売する業界です。取り扱う電子機器の代表例には、パソコン本体やパソコン周辺機器、スマートフォン、タブレット、家電製品などが挙げられます。

売上高ランキング

【売上高ランキングTOP5】

  • 日立製作所
  • ソニー
  • パナソニック
  • 三菱電機
  • 東芝

ハードウェア業界はモノづくりとの関連性が非常に高いことから、日本を代表する大企業が多いのが特徴です。どの企業もメインのハードウェア分野のほか、インフラやエネルギー、エンターテインメントなど幅広い分野で事業を展開しています。

職種と仕事内容

【ハードウェア業界の主な職種】

  • 組み込みエンジニア:製品に組み込むプログラムを設計・開発する仕事
  • テストエンジニア:プログラムのエラーやバグを確認する仕事
  • サービスエンジニア:製品の保守・メンテナンスをする仕事
  • セールスエンジニア:自社製品の販売やアフターフォローをする仕事

機械製品を扱うため専門性が高く、プログラミング以外にも電子工学やソフトウェアの知識など、広い知識を問われるのがハードウェア業界の職種の特徴です。

文系が働きやすい職種としては、セールスエンジニアがあります。セールスエンジニアは営業職と技術職を組み合わせたような職種なため、入社後に専門知識を身につけていけば文系も活躍可能です。

働く魅力・メリット

ハードウェア業界で働く魅力はなんといっても、自分の努力が見えやすい点です。パソコンやスマートフォンなどの広く普及している製品の開発に関われば、日常生活のなかで目にする機会が多く、人の生活に役立っている実感がやりがいになります。

また、消費者との距離が非常に近い点も魅力です。IT業界はBtoBサービスを提供する企業が多い一方、製品の販売を手がけるハードウェア業界であれば消費者の評価をダイレクトに感じられます。

向いている人・求められる能力

形ある機械製品の開発に関わっていくため、ITとモノづくりの両方に興味がある人が向いています。機械に触れるのが好きな人や、普段使っている機械製品の仕組みを知りたい人などが活躍しやすいでしょう。

あると有利な資格としては、ディジタル技術検定や品質管理検定、ITパスポート試験などがあります。そのほか、営業士や販売士などの資格を持っていると、セールスエンジニアを目指す場合のアピール材料になります。

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通信インフラ業界

通信インフラ業界は、固定電話やパソコン、スマートフォンなどを利用するための通信インフラを扱う業界です。主に固定通信、移動体通信、インターネットサービスプロバイダーに関連する事業を手がけています。

売上高ランキング

【売上高ランキングTOP5】

  • NTT
  • ソフトバンクグループ
  • ソニー
  • KDDI
  • NTTドコモ

電話通信事業とインターネット通信事業に強みをもつNTTを筆頭に、ソフトバンク・KDDI・ドコモの大手三大キャリアが安定した売上高を誇っています。

ソニーは電機メーカーのイメージが強いものの、NURO光やso-netで知られるソニーネットワークコミュニケーションズをグループ企業に持つことから、通信インフラでも一定の地位を築いています。

職種と仕事内容

【通信インフラ業界の主な職種】

  • ネットワークエンジニア:ネットワーク環境を構築・運用する仕事
  • サーバーエンジニア:システム運用のためのサーバーに関わる仕事
  • データベースエンジニア:データを保存・管理するシステムを作る仕事
  • セキュリティエンジニア:セキュリティに配慮した通信を供給する仕事

技術系の職種以外では、法人営業や企画・マーケティング、カスタマーサポートなどの事務系の職種も多く存在します。

例えばKDDIでは、幅広い事業領域で経験を積みたい人向けに業務系の採用枠があります。採用後は法人営業や企画・マーケティングのような消費者に近いフィールドで活躍していくことになるため、現時点で専門知識がない場合でも安心です。

働く魅力・メリット

電話やメール、インターネットなど、現代で暮らす人々には欠かせない通信インフラの構築・運用に携われるのが働く魅力です。重要性の高い仕事に関わることで、社会を支えている実感を味わえるでしょう。

また、大手三大キャリアに代表されるように、通信インフラを自社で所有している企業は経営基盤が安定している傾向にあります。近いうちに市場規模が縮小する心配はなく、今後の発展にも期待できるのがメリットです。

向いている人・求められる能力

目まぐるしく変化していく状況を楽しめる人が向いています。5G(第5世代移動通信システム)が普及し始めた段階で、もう次の6Gの話題が出てきているように、通信インフラ業界は変化のスピードが早い業界です。

そのため、変化のなかで柔軟に対応したり、新しい課題に対して自由な発想で解決したりできる人が求められるでしょう。必須の資格はありませんが、ITパスポート試験や基本情報技術者試験など、ITの入門ともいえる資格を抑えておくとどんな職種にも役立ちます。

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IT業界の志望動機の例

スマートフォンで手軽にゲームを楽しめるようになった技術の進歩に感動し、アプリの仕組みを詳しく知りたいと思ってIT業界を志望しました。

 

私は幼い頃からゲームを趣味にしており、プレイヤーとして純粋に楽しむと同時に、キャラクターの動きやステージギミックの仕組みについて興味を持ちました。

大学でゲーム制作の基礎知識を身につけましたが、勉強すればするほど好奇心は強くなり、より深い知識を身につけたいと思ったのがゲームプログラマーを志望した理由です。

なかでも御社はスマートフォン向けゲーム制作に強みをもっており、複雑なゲームであっても重大なバグを起こすことなくサービス提供しています。品質の高さに定評のある御社で知識とノウハウを学びたいと思い、数あるアプリ制作会社の中から選びました。

【ポイント】
「IT業界を志望した理由」「IT業界のなかでその企業を選んだ理由」を伝えるのはもちろんのこと、経験がある場合は現時点で持っている知識・スキルについて言及するとアピールになります。

例えばプログラミングの知識があるなら、使える言語や過去の成果物を具体的に述べると、入社後の活躍を企業にイメージしてもらいやすくなります。

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IT業界に関するよくある質問

最後に、IT業界に関するよくある質問にお答えします。IT業界は5つの業界に大きく分けられるように、ビジネスモデルが非常に複雑な業界です。分からないことは分からないままにせず、しっかりと解消してから就職活動を進めるようにしましょう。

文系・未経験でも活躍できる?

IT業界は理系が活躍する業界のイメージが強いと思いますが、文系・未経験者でも門戸を叩ける環境になっています。例えば、営業職や企画・マーケティング、カスタマーサポートなどの消費者に近い立ち位置の職種がその代表例です。

技術職に求められる専門知識・スキルがなくても活躍の場は用意されているため、文系・未経験だからといって諦める必要はありません。また、事務系の職種で経験を積んだのちに、技術職に転身する道もあります。

IT業界のSESとは?

SESは「System Engineering Service」の頭文字を取った言葉で、システム開発における1種の契約形態のことを指します。

SE(システムエンジニア)と文字が似ているためよく混同されがちですが、SEはシステム開発に総合的に関わる仕事であるのに対し、SESはエンジニアの技術力を提供する契約形態です。

様々なプロジェクトに携わることで多くの経験を積める一方、基本的に自分の担当業務が終われば契約終了となるため、最後までプロジェクトに携われないデメリットがあります。

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まとめ

以上、IT業界の仕組みから代表的な職種、仕事内容まで解説しました。

IT業界はインターネットを扱う業界なため、理系しか働けないイメージが強いかもしれませんが、文系・未経験でも活躍できる職種は多く存在します。

現時点で専門的な知識・スキルがない場合は、これから学んでいこうとする姿勢や、仕事に活かせるような強みをアピール材料にして選考に臨みましょう。

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