「早期選考って何?」
「早期選考を行っている企業の見つけ方がわからない」
このようにお悩みの方も多いのではないでしょうか。
近年、優秀な学生を採用するために早期選考を実施する企業は増えており、就活解禁日前にすでに内定を出しているといったケースも見受けられます。
この記事では、早期選考に挑む前に知っておきたい基本知識と具体的なスケジュール、企業の探し方についてご紹介します。
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(※1) OfferBox 2024年卒利用実績データより
(※2)当社アカウントを開設した企業数で、直近で利用していない企業含む(2024年10月時点現在)
目次
早期選考とは?
早期選考とは、就活解禁前に選考を実施することを指します。企業が、就職活動が本格化する前段階から学生と接点を持ち、なるべく早く優秀な学生を囲い込みたいという意図があって実施されるものです。
早期選考のスケジュールや、企業の特色についてそれぞれ詳しく見ていきましょう。
早期選考のスケジュールは?
早期選考を実施する企業は、大学3年生の10月頃からエントリーや面接が開始され、就活解禁の3月には内定を出しているケースが多いです。
また早い企業だと、大学3年生の夏頃から選考をスタートするケースもあります。サマーインターンシップが開催され、参加した学生が早期選考に進めるといった流れが多いといえます。
ただし、あくまでも企業によって早期選考のスケジュールや選考フローは異なるため、採用サイトなどをよく確認するようにしましょう。
早期選考に参加し、就活解禁日の前に内定を獲得できれば、気持ちに余裕を持って残りの就職活動に専念することができます。しかし、
当たり前ですが通常のスケジュールと比較すると準備期間が半年ほど短くなるので、なるべく早いタイミングから自己分析や企業分析などの対策を行う必要があります。
早期選考を実施するのはどんな企業が多い?
早期選考を実施しているのは、以下のような企業や業界が多いです。
- 外資系企業
- IT企業
- スタートアップ・ベンチャー企業
- 商社
- 金融
- マスコミ
もしあなたがこれらの企業や業界を志望する場合は、注意が必要です。一般的なスケジュールに沿って就職活動を進めると、すでに志望企業の選考が終了していたという事態にもなりかねません。
先述した通り、企業によって早期選考のスケジュールは異なるため、大学2年生の秋・冬頃から情報収集を始めるといいでしょう。
早期選考を実施する企業の探し方
早期選考を実施する企業を探すには、主に以下の5つの方法があります。
- 逆求人サイトを活用する
- インターンシップに参加する
- 就活イベントに参加する
- OB・OG訪問をする
- リクルーター面談を利用する
それぞれの方法について詳しく解説します。
探し方1. 逆求人サービスを活用する
早期選考を実施する企業を探す方法として、まず逆求人サイトを活用することが挙げられます。
逆求人サービスとは、登録したあなたのプロフィール情報を見て「ぜひ自社の選考を受けてほしい」という企業から、オファーが届くサービスのことを指します。
一般的な求人サービスは、掲載されている企業情報を元に、学生側から企業に対してアクションを行いますが、逆求人サービスは企業側がアクションを行うため、学生にとって内定獲得の確度が高い企業に出会え、効率的に就職活動を進めることができるでしょう。
また、逆求人サービスを活用することで、あなたが知らなかった早期選考を実施する企業を見つけることができるチャンスにつながります。
OfferBoxなら早期選考を実施する企業からオファーが届く
近年、逆求人サービスも増えており、どのサービスに登録すればいいか悩む方も多いでしょう。
その場合、OfferBoxをぜひ利用してみてください。
OfferBoxは無料で登録ができ、早期選考を実施する企業も多く利用しています。
また、企業側は学生がに送付できるオファーの数に限りがあり、一斉配信でオファーを送ることができないという特徴があります。企業はあなたのプロフィールをしっかりと読み込んだうえでアクションを行うため、質の高いオファーを受け取ることができます。
登録することで、自己分析ツール「AnalyzeU+」も無料で利用できるため、ぜひご活用ください。
ただしOfferBox含め、逆求人サービスで共通する注意点として、あくまで企業側からのオファーを受け取る形になるため、自ら「探す」ことができないことが挙げられます。自ら探す方法に関しては、次章からの方法も参考にしてみてください。
探し方2. インターンシップに参加する
早期選考を実施する企業を探す2つ目の方法として、インターンシップに参加することも挙げられます。
インターンシップは短期・長期のものなど、さまざまな種類がありますが、参加して実務に近い就業体験をすることで、仕事内容や入社後のイメージを具体的に持つことができます。
先述した通り、大学3年生の夏から冬にかけて行われているケースが多く、企業によってはインターンシップの評価次第で学生を早期選考へ案内したり、通常とは異なる選考プロセスを用意したりするなど、選考要素を含む場合があります。
入社後にどのような業務を行うのか、本当に自分がやりたいことなのかを明確にする機会でもあるので、積極的に参加することがおすすめです。
また、長期のインターンシップに参加する場合は、大学の授業やアルバイトとの両立が必要になるため、事前によくスケジュールを確認しておくようにしましょう。
インターンシップに関しては、以下の記事でも詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
>インターンシップの選び方・選ぶ基準を紹介|探し方や注意点も
探し方3. 就活イベントに参加する
早期選考を実施する企業を探す3つ目の方法は、就活イベントに参加することです。
早期選考を行う企業が集まり、会社説明会と選考がセットになった「採用直結型」のようなイベントも開催されています。
志望企業以外で、早期選考を行っている企業を知るきっかけになるのはメリットです。一方で、もし選考をともなうイベントに参加する場合は、準備不足にならないよう、参加前までにある程度、業界研究や自己分析をしておく必要があります。
探し方4. OB・OG訪問をする
早期選考を実施する企業を探す4つ目の方法は、OB・OG訪問をすることです。
志望度の高い企業にあなたの大学のOB・OGが勤めている場合は、紹介を受けることで早期選考に参加できるかもしれません。OB・OG訪問のやり方は、以下の記事も参考にしてみてください。
選考に進む場合は、OB・OGと密にコミュニケーションを取り、企業側に自分をアピールしてもらえるように働きかけてみるといいでしょう。
探し方5. リクルーター面談を利用する
早期選考を実施する企業を探す5つ目の方法は、リクルーター面談を利用することです。
リクルーター面談とは、企業の人事部から任命された社員が、カフェや食事の場に学生を招待しカジュアルな雰囲気で会話する場のことを指します。
面接よりリラックスして臨むことができますが、リクルーターはあなたを自社で活躍する人材であるかという視点で見ている点はしっかり頭に入れておきましょう。会話を通じて、優秀な人材という評価を得られれば、早期選考の案内を受け取ることができます。
リクルーターと接点を持つ場が限られているのはデメリットですが、活用できれば早期選考への参加や内定に近づく一歩になるでしょう。
早期選考のためにできる対策は?
早期選考を受けるうえで行うべき対策を紹介します。
通常の就職活動よりも早く選考が始まるため、準備期間を確保するためにもなるべく早いタイミングから効率的に対策を練っておきましょう。
自己分析を徹底する
自己分析を徹底することは重要です。選考のタイミングが早くなっても、企業はあなたという人物をしっかりと理解し、入社後に活躍してくれる人材であるかを見極めたいことに変わりはありません。選考の場であなた自身の魅力や、入社して何を成し遂げたいのかを明確に伝えられるように、自分自身をしっかり振り返ることが大切です。
先ほどご紹介したOfferBoxであれば、自己分析ツール「AnalyzeU+」が無料で利用できます。累計100万人の診断結果に基づいて結果が出て、選考に生かせる自分の強みが分かるため、ぜひご活用ください。
業界・企業分析を徹底する
業界・企業分析を徹底することで、早期選考企業の選考対策になります。
志望している企業の特徴や競合との違い、業界がどのようなトレンドなのかを理解することで、志望動機を考える際にも役立つでしょう。
選考の場では「なぜ当社を志望したか?」と聞かれるケースが多々あります。これは早期選考であっても通常の選考であっても同じで、応募してきた学生の熱量を推し量る意味で面接官は質問します。仮に業界・企業分析をしっかり行えていない場合、表面的な回答になり、あなたの入社したいという意思を伝えきれないでしょう。
なぜこの業界に興味を持ったのか、その中で企業を選んだ理由までをしっかりと答えられるよう、業界・企業分析を徹底しましょう。
ES(エントリーシート)の完成度を高める
ESの完成度を高めるためには、上述の自己分析と業界・企業分析を徹底して行い、文章化する必要があります。
限られた準備期間の中で、いかに内容の濃いESを作成できるかがポイントです。
ESでは多くの場合、文字数の制限が課されているケースがあり、いきなりうまく書こうとするのは困難です。まずは自己分析で自分自身をしっかりと振り返ったうえで、強みやキャリアに対する考えが志望する企業でどのように活かせるのか・実現できるのかを整理するようにしましょう。
完成したESは友人やほかの人にも目を通してもらい、伝えたいことがしっかりと文章で整理されているかを確認してもらうのもおすすめです。
面接対策を徹底する
事前準備した内容を選考の場でしっかりと面接官に伝えられるよう、面接対策を徹底しましょう。
回答する内容については自己分析、業界・企業分析によってある程度固められるのであとは伝え方です。
面接では、面接官と対話をしながらあなたの考えや思いを伝える必要があります。つまり、面接官の質問に対し端的に回答し、双方向のコミュニケーションが発生するように心掛けることが重要です。結論を最初に伝えつつ小出しにしながら、面接官から多くの質問を引き出すよう意識してみましょう。
例えば、一方的に時間を使って回答してしまった場合、面接官に「話にまとまりがない」と感じさせてしまいます。面接での評価が低いと、どれだけ魅力的なESを書いても、業界・企業分析をしても内定を獲得するのは困難です。
端的な内容で、面接官との会話を意識しながら面接に臨みましょう。
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この記事では早期選考の基本知識やスケジュールと企業の探し方についてご紹介しました。
早期選考は通常の選考と比べて就職活動のタイミングが前倒しになる分、情報の取りこぼしがないようにすること、事前準備をなるべく早い時期から効率的に行うことが非常に重要です。
特に早期選考を行っている企業の情報を集められないと「気がつけば応募期限が過ぎていた」という事態になり、エントリーすらできなくなってしまいます。
記事内でもご紹介した逆求人サービス「OfferBox」は、早期選考を実施する企業でも活用されています。ぜひ、早期選考を実施する企業を探すひとつの手段として活用してみてください。