
企業から内定がもらえず、志半ばで就活は無理だと諦めて、就活浪人や大学院への進学など別の道を考える就活生もいます。
この記事では、学生が就活を無理だと感じてしまう原因と対策について解説していきます。
内容を理解すれば、内定をもらうために今やるべき事が理解でき、今後の就活に対する取り組みが変わるきっかけを作れるでしょう。
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就活が無理と感じている学生は多い?
結論をいえば、就活が無理と感じている学生は決して少なくありません。
就活が上手く行かずに、中には「就活無理ゲー」などと弱音を吐き、すでに諦めムードになっている学生も少なからずいます。
すぐに諦めてしまう根底には、たとえ就職できなくても大学院への進学や就職浪人など他の選択肢もあることも大きいでしょう。
また新卒学生は売り手市場なので、いつかはどこかには決まるだろうと悠長に構えているのかもしれません。
しかし、安易に他の進路を選択したり、就活を引き伸ばしたりすると将来的に路頭に迷うけっかけとなります。明確な理由がない限り、諦めずに就活を継続するのが正しい選択です。
内定がもらえないと不安になるかもしれませんが、現実は他の就活生も同じように悩んでいるので前向きに取り組んでいきましょう。
就活が無理だと不安を感じる原因は?
就活が無理だと感じる原因は、選考が思うように進まないだけではなく、就活に対する意識やモチベーションも関係します。
就活中に感じる不安な気持ちの正体を理解し、無理だと感じた時に適切な対処ができるようにしましょう。
選考が思うように進まない・内定がもらえない
選考が思うように進まなかったり、内定がもらえなかったりすると、自分は社会から必要とされていないと思う就活生もいるでしょう。
不採用を繰り返すほど自分自身に自信を無くし、せっかく強みを活かせる求人があっても応募するのをためらってしまう場合もあります。
選考を経験する中でESや面接でのアピール力が向上していくので、就活では積極的に応募していく姿勢が大切です。
選考が思うように進まないことによる自信の喪失は、就活全体が悪循環になる要因になります。
就活が最初から最後まで順調に進む学生はほとんどいないので、ある程度は不採用をもららう覚悟で進めていく必要があります。
企業側に後ろ向きな姿勢が伝わらないように、初心を忘れず気持ちだけはしっかり前を向きましょう。
自己理解が浅い
自己理解が浅く、自分の強みや将来像がイマイチ分かっていないと、そもそも何を目標として就活に取り組んでいるのかゴールを見失う場合もあるでしょう。
就活の明確な目標がないと、少しの失敗で就活を続けるモチベーションが保てなくなり、すぐに就活は無理だと結論づけてしまいます。
自己理解が浅い場合は、自己分析の重要性を理解せずに、手を抜いてしまっている場合がほとんどです。
自己分析は就活の土台といっても過言ではなく、企業選びからESや面接など選考全てに関わってきます。
選考が思ったように進まなかったり、内定が中々もらえなかったりする場合、まずは自己分析の内容確認を優先させることに対して、多くの就活生が共通認識を持っているほど重要なステップです。
簡単に就活は無理と諦めてしまう場合は、そもそも自己分析にどのような熱量で取り組んでいたかを振り返る必要があるでしょう。
ただガムシャラに就活を進めている
選考に対する振り返りができておらず、ただがむしゃらに就活を進めている場合、自分の成長を実感できないので、常に自信がない状態で選考に臨むことになるでしょう。
面接を経験すれば緊張感はだいぶ薄れてきますが、振り返りがないと自分の強みをプレゼンする能力など、就活全般で必要なスキルは向上していきません。
その結果、面接の際に「次はどんな質問をされるのだろう」「答えられなかったら」などと不安ばかりが先行してしまいます。
本来であれば面接は自分の強みをアピールする場ですが、自信がないばかりに何とかやり過ごすことばかりを意識するようになるでしょう。
就活は長丁場であるからこそ、振り返りをして成長を重ねていかないと、先が見えずに無理と諦めてしまいやすくなります。
周りの友人と比較してしまう
就活の進み具合はどうしても個人差が出てくるので、周りとの比較によって自信を失うケースも少なくありません。
周りの友人はこれだけ進んでいるのに、自分は一社からも内定をもらっていない状況だと、自分に嫌気が差してしまうでしょう。
内定をもらえるか否かは、タイミングや少しの準備不足が原因の場合も多くあります。
周りの友人と比べて悲観的になる気持ちは分かりますが、実はそこまで状況に差はありません。
その少しの差を埋めれば、状況が好転する可能性があるのにも関わらず、現状だけを見て就活は無理と決めつけてしまう学生もいます。
失敗が続いて徐々に膨らんだネガティブな気持ちこそが、自分の可能性を狭めているのです。
モチベーションが低下している
就活に対するモチベーションの低下は、就活が上手くいっていない場合とリフレッシュができていない場合の、大きく2通りの原因によって引き起こされます。
就活が上手くいっていない時にモチベーションが低下するのは当然です。
何社受けても手応えを感じなければ、応募した仕事や職場環境というよりも、社会人自体に適性がないと思ってもおかしくはありません。
そんなモチベーションが低下している状態で、追い打ちをかけたかのように不採用が続くと就活に対して無理と思うのは無理ないでしょう。
また、適度なリフレッシュができていないと、意識が常に就活のことで頭がいっぱいになり、息苦しさを感じてしまいます。
就活は面接をはじめプレッシャーがかかるタイミングが多いので、どこかで息抜きをして精神的なスタミナを回復させないと挫折につながってしまうでしょう。
就活が無理だと感じたときの対策は?
ここからは、就活が無理だと感じた時に具体的にどのような対策をとればよいかを解説します。
今苦しい状態でも就活のやり方を工夫したり、環境を変えたりすれば、状況は少しずつ改善するので前向きに取り組んでいきましょう。
自己分析をやり直す
自己分析に問題があると、自己理解が適切に進まないので、自分に合った企業に応募できる確率が低くなります。
人によっては自己分析をやり直すのに抵抗があるかもしれませんが、誤った方向性で仕事を探しても内定に結びつく可能性は低いでしょう。
自己分析に問題がある場合は、そもそも質が低いか、客観性に欠けているかのどちらかである場合がほとんどです。
自己分析は幼少期を含めて過去の出来事を洗い出す必要があるので、学生時代の経験だけで行っていたとすると不十分といえます。
自己分析にはジョハリの窓や自分史といった自己理解を深堀できる有効な手法があるので、まだ使っていない場合は活用してみてください。
もう一つの問題である、自己分析の客観性に欠けると、そもそも誤った自己理解をしてしまいます。自己分析では自分をよく見せようとする意識が働き、都合が良いように解釈してしまう傾向があるので、他己分析の実施や自己分析ツールの利用も検討してみてください。
OfferBox(オファーボックス)の自己分析ツール「AnalyzeU+」
OfferBoxに登録すると利用できる「AnalyzeU+」は、累計100万人以上の診断結果に基づいて、社会的役割思考などあなたのタイプを8つの動物タイプで診断できます。
さらに28項目の診断結果で「社会人基礎力」や「次世代リーダー力」といった社会に出た時に必要な力も診断でき、働くうえでの自分の強みを客観的に把握できるのが強みです。
向いている職種も数値化されるため、意外な仕事の適性を発見できる可能性もあります。
自己理解を深めるためだけではなく、就活の可能性を広げるためにも、ぜひ利用を検討してみてください。
選考の振り返りを実施する
選考結果は企業側の採用人数の都合や職場環境との相性によっても左右されますが、何度も落ちてしまう場合は振り返りが欠かせません。
振り返りを実施して何が課題なのかを明確にすることで、やるべき対策が明確になります。
例えば書類審査の段階で何度も落ちているのであれば、ESや履歴書の中身に問題があるといえるので添削が必要になるでしょう。
面接で落ちてしまう場合は、アピールポイントの見直しや模擬面接の実施、時には面接中に採用担当者からFBを受けられる場合もあるので内容を参考にしてもよいでしょう。
選考ステップごとに課題やその解決策、逆に上手くいった点をまとめていき、次回からの選考にしっかり活かすことが大切です。
振り返りを通して自信がついていけば、選考で思ったような結果が出なくても就活が無理だと簡単には感じなくなります。
就活について相談できる相手を見つける
今一人で就活をしているのなら、就活全般について客観的なアドバイスをもらえる相談相手を一人でもよいので見つけましょう。
就活が上手くいかずに無理と諦めそうになった時に、頼りになる存在がいれば何とか立ち上がるきっかけをつかめます。
就活は適度なリフレッシュも必要ですが、長期で離脱すると取り戻すのが大変になるので、できるだけ信頼できる相談相手を見つけましょう。
また新卒の場合は働いた経験が少ないため、どうしても企業を見る目が培われていません。
現状で就活が順調に進んでいても、入社後にミスマッチが起こる場合もあります。
企業選びについて相談できる相手がいれば、自分の身の丈に合った長く働ける会社を見つけられるので、前向きな気持ちで就活に励めるでしょう。
新しい就活サイトに登録してみる
就活に行き詰まりを感じたら、新しい就活サイトに登録してみてもよいでしょう。
他のサイトには掲載されていない求人に出会える場合もありますし、適職診断ツールや各種コラムなど今までにはない有益な情報を入手できる可能性もあります。
新たな情報に触れることで就活の視野が広がり、自分の強みを発揮できる仕事を再発見できるかもしれません。
就活サイトの種類の一つに、企業側からオファーが送られてくる「逆求人サービス」があります。
逆求人サービスの老舗であるOfferBoxは、2025年1月現在で累計登録企業数が19,807社以上を誇り、全国各地の様々な学部・大学の学生が利用しています。
東証プライム上場企業のうち68%も利用しているので、大手志向の学生にもおすすめです。
OfferBoxは企業のオファー送信数を制限しているため、本当に採用したい学生を中心にオファーが送られてきます。プロフィールを80%以上入力した場合の平均オファー受信数も※42件なので、内定に結びつきやすい求人を多く受けていきたい方は有効に使えるでしょう。
※OfferBox2023年卒利用実績データより
リフレッシュする時間を設ける
就活が疲れたと思ったら、無理をせずに休んでください。
趣味やバイト、友人と遊ぶなどリフレッシュの時間を設け、就活のオンオフを明確にすることが大切です。
周りが懸命に就活に励んでいる中で、休むのは抵抗があるかもしれませんが、むしろ休憩なしで行動し続ける方が能率が下がる場合がほとんどです。
精神的にも肉体的にも疲れた状態でダラダラと就活を続けるよりも、いっそのこと期間を決めてリフレッシュして、その後でテキパキと行動した方が結果はついてきます。
どうしても休むのに抵抗がある場合は、就活が上手くいっている学生の状況を聞いてみてください。自分が思っている以上にリフレッシュする時間を設けて、休む時は休んでいるはずです。
それでも就活が無理だと感じた場合は?
就活中に面接官から人格否定をされたなど、立て続けに嫌な出来事が起こり、もう就活なんてやりたくないとういう心境になった学生もいるでしょう。
どうしても就活が無理だと感じてしまった場合は、大学院への進学や就活浪人といった選択肢もありますが、早期に選択するのはおすすめしません。
一度進路を決定すると後戻りできず、後悔しても手遅れになってしまいます。
まずは少し就活から気持ちを離すために、リフレッシュすることがおすすめです。
悩みの大半は疲労やストレスによって引き起こされるので、時間が経つにつれて就活に対する意欲が戻ってくる場合もあります。
たとえ現段階で内定をもらえてなくても、魅力的な会社はたくさんあるので、就活が上手くいかないことで自分の人生に投げやりになるのはやめましょう。
就活が無理だと感じる原因と対策を理解しよう!
就活が無理だと感じたら、すぐに諦めて他の道を探るのではなく、まずは無理だと感じる原因と対策を理解することが先決です。
最初は内定をもらえなくても、就活の方法や環境を変えて徐々に結果を出す学生もいるので、まずはリフレッシュして気持ちを立て直すことから始めましょう。
OfferBoxではプロフィールをみた採用意欲が高い企業から直接オファーが届くので、自分の強みを活かせる、かつ内定につながりやすい求人に応募できるメリットがあります。
また、AnalyzeU+の診断結果はもちろん、オファーの文面からも自分の評価ポイントや適性を把握できるので、ぜひ自己分析に活用してみてください。
就活は無理だと結論づける前に、OfferBoxを利用してこれまでの就活がどのように変わるか、まずは確かめてみましょう。


「努力しているのに、なぜか自分だけ就活が終わらない」と悩む学生もいます。
この記事では、就活が終わらない人の特徴を紹介し、内定を獲得するために必要な具体的な対策も解説していきます。
就活が原因で落ち込んでいる時の気持ちの持ち方も紹介するので、就活に対するモチベーションが下がりかけている方もぜひ参考にしてみてください。
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「就活が終わらない」と焦りすぎないことが大切
そもそも就活が早く終わることが、自分自身にとってプラスになるとは限りません。他の会社と比較せずに内定を獲得してすぐに入社を決めると、実は仕事や職場環境が自分に合っていなかったり、ブラック企業を選んだりするケースも起こり得るからです。
また、就活が終わらない現状に焦り過ぎてしまうとメンタルが不安定になり、肩に変な力が入って選考で空回りしてしまう恐れもあります。
もちろん危機感を持つことは大切ですが、焦り過ぎても状況は改善されないばかりか、就活にマイナスに働いてしまうでしょう。
就活が上手く行っていないと思った時こそ、冷静に自分の課題を見極めて軌道修正していく姿勢が大切です。自分の精神状態や普段の取り組みは面接中に言動としてあらわれるので、常に前向きな気持ちで就活に励んでいきましょう。
就活が終わらない人の特徴は?
内定が決まるかどうかは、本音をいえば企業との相性や採用人数も関係します。
しかし、頑張っても選考が一向に進まない就活生には共通点があります。
就活が終わらないと悩んでいる人はもちろん、企業にこれから本格的にエントリーする人は以下の特徴に当てはまっていないか確認してみてください。
自己分析が不足している
自己分析は就活の土台といっても過言ではないほど、かなり重要なステップです。細部まで手を抜かず自己理解を深めないていかないと、就活が上手くいかない要因になるでしょう。
自己分析が不足した場合、具体的には「自己PR」と「深掘り質問への回答」が上手くいかなくなる恐れがあります。
どのような部分で影響が出るか、以下で詳しく解説していきます。
自己PRがうまくいかない
自己分析が不十分だと自分の強み・弱みを正しく理解できないので、最大限に自分の魅力をアピールできなくなってしまいます。
面接では自分自身の特徴とはズレた回答をしてしまったり、自分を演じて取り繕うような回答をしてしまったりする恐れもあるでしょう。
企業側は選考を通じて、応募者のスキルや能力にくわえて人間性も正確に知りたいと考えています。自己PRが具体的ではなく、ネット上にある模範解答に取って付けたような内容だと面接官はすぐに見抜き、採用対象としては見てくれないでしょう。
自己分析は思い出したくないようなマイナスの出来事にも着目し、企業に「自己開示」するつもりで素直に行うことで深い分析ができます。印象的なエピソードを中心に掘り下げながら、自分の強み・弱み、価値観をポジティブな気持ちで探っていきましょう。
深掘り質問に回答できない
自己分析が不十分だと面接で深掘り質問やイレギュラーな質問を受けた場合に、上手く回答ができなかったり、回答内容がブレたりする恐れがあります。
断片的にしか自分を見つめられていないと、そもそも自分自身が自己分析の結果に対して腑に落ちていない場合がほとんどです。
そうなると、自分の魅力はこれだと自信を持っていえる状態にないので、少し捻った質問をされた途端に対応に困ってしまいます。
対策としては、自己分析で導き出した内容一つ一つに「なぜ?」と疑問を投げかけてみてください。
自分が疑問に感じた部分は企業側も同じ感想を持つ可能性があるので、分からない点がクリアになるまで内容を深めていくと自ずと自己分析の質も上がっていきます。
就活の軸が定まっていない
就活の軸が定まっていないと、自分自身が就活において何を重視するかが明確にならないので、企業選びやアピールの方向性に迷いが生じてしまいます。逆に就活の軸が定まっていれば、自分が入社したい企業の特徴や雰囲気は共通してくるので、応募先を決める時間を短縮できる他、志望理由や自己PRにも一貫性が出ます。
また、就活の軸は単純に企業を選ぶ基準を決めるだけではなく、将来のビジョンを明確にする上でも非常に大切です。
企業側は現時点で何ができるかどうかではなく、将来どうなりたいのかも含めて長期的な視点で応募者を理解しようとしています。自己分析では自分の強み・弱みや価値観に加え、自分が今後どのようなキャリアを歩みたいかまで明確にすることが大切です。
選考の振り返りができていない
一社の選考が終わった段階で、もしくは選考中に上手くいかなかったと思った時点で、どんどん次の会社に応募する学生もいます。
このように選考の振り返りをせず、がむしゃらに応募数を増やそうとする学生も、就活が中々終わらない傾向があるので注意が必要です。
就活はトライ&エラーの繰り返しなので、積極的にエントリーするのは決して間違いないではありません。
しかし、選考後に振り返りをしないとESや面接でのアピール方法など就活全般のスキルは向上せず、現状維持のまま受け続けることになります。
企業ごとに採用の基準は異なるとはいえ、基本的に選考で重視するポイントは共通しているので、つど課題をクリアにしていかないと同じ理由で不採用を繰り返してしまうでしょう。
エントリー数が少なすぎる
エントリーする企業を絞り過ぎると、自分の強みを活かせる企業から内定をもらえるチャンスを失ってしまう可能性があります。
絶対に第一志望の業界や職種しか受けないなど、就活においてこだわりを持ち過ぎると、自分自身の可能性を狭めてしまうことになりかねません。
逆に様々な企業と接点を持てば、今まで気付かなかった仕事の魅力を発見でき「実はこんな企業でも自分の強みを活かせるかもしれない」と色々な求人に目が向くようになります。
第一志望以外にも、関連がありそうな業界や企業にも着目することで、自分の目標を実現できる仕事や活躍できる分野を見つけられる可能性が広がるでしょう。
幅を広げて多くの企業の選考を受けた結果、自分自身を成長させ、やりたい事も明確になり内定をもらえるようになった就活生も少なからずいます。
選り好みせずに色々な求人をのぞいてみてみてください。
メンタルが落ち込んでいる
自分の気持ちや考えは言動になってあらわれるので、自分のメンタルが落ち込んでいると面接官に伝わってしまう可能性があります。企業側は心身ともに安定している就活生を採用したいので、面接中にネガティブな言動が見られると少なからず不安を持つでしょう。
また、不採用が続いて精神的に辛い状態になると、どうせ次も受からないと応募すること自体に後ろ向きになってしまう場合もあります。新卒という自分の希望にあった仕事に就きやすい貴重な機会を、みすみす逃してしまうことになりかねません。
メンタルが明らかに落ち込んでいると思った時は、一度就活のことを忘れてリフレッシュする時間を作りましょう。友人と遊びにいったり趣味に没頭したりして、とにかく就活から気持ちを離してみてください。
メンタルが回復すれば、就活に対する意欲も徐々に戻ってきます。
就活が終わらない人の対策は?
就活に苦戦する学生は、内定を急ぐあまり、振り返りや選考対策の質が不足する傾向があることが理解できたと思います。
ここからは、就活が中々終わらない人が内定を勝ち取るための対策を紹介していきます。
自己分析をやり直す
何社受けても内定をもらえない場合は、自己分析をやり直した方がよいでしょう。
そもそも自己分析が浅かったり、やり方が間違っていたりすると、自分の強み・弱みを正確に導き出せないので、合わない会社に延々と応募し続けることになりかねません。
企業側は様々な方法で応募者の本質を見極めようとします。
そのため受ける会社が自分に合っていないと、いくら取り繕っても自社にマッチしないと判断されるケースが多く、採用を勝ち取るのは難しくなります。
自己分析をやり直す場合は、自己分析ツールや他己分析も取り入れるなどして客観性を意識しましょう。
どうしても自分だけで自己分析をすると、本心では自分が希望職種や業界に向いていると思いたい気持ちがあるので、都合の良いように解釈しがちになります。
自己分析に主観が入ると自己理解が誤った方向に進み、企業選びに失敗するばかりか入社後に後悔することになるので、前提としてありのままの自分を表現するようにしましょう。
自己分析ツール「AnalyzeU+」
自己分析を徹底すべきとはいっても、結局はどのように進めればよいか分からない就活生も多いでしょう。
OfferBoxのは「AnalyzeU+」累計100万人以上のデータを元に「社会人基礎力」や「次世代リーダー力」といった、社会で働くうえで必要な能力を客観的に分析できます。
診断結果は計28項目と詳しく出るので、自己分析の切り口を考える上で有益な内容といえるでしょう。
また、営業職や事務職など具体的な職種適性も数値化されるため、向いている仕事の方向性を理解する上でも有効です。
既に自己分析を行っている場合は、診断結果と照らし合わせて足りない内容を補う目的で使ってもよいでしょう。
業界・企業研究をやり直す
自己分析と同様、就活で結果が出ない場合は業界・企業研究をやり直してみましょう。
業界・企業研究を徹底することで、興味のある業界・企業が広がったり、志望動機に厚みが出るメリットがあります。
業界・企業研究を行う場合は、ネット上の情報を参考にしただけでは十分とはいえません。
例えば以下の内容にも着目し、情報の「信頼性」と「独自性」を意識しましょう。
- 色々な業界の説明会やインターンに参加して社員から直接話を聞いてみる
- 資料請求や問い合わせをした際の社員の対応をみてみる
- 実際に店舗やオフィスに出向き、社員の働く様子を観察する
- サービスを使ってみる
全て行う必要はありませんが、自分の手と足も使うほど、採用担当者の目を引くポイントを作りやすくなります。
自分のキャリア・将来像を考える
これまで就活の軸を作らずに選考を受けてきた場合は、将来どのようなキャリアを送っていたいのか「理想の将来像」を明確にしましょう。
学生の時点では将来どうなっていたいかをイメージしきれない部分もあるとは思いますが、自分の言葉で言語化してみると就活の軸は自ずと見えてきます。
教科書通りの内容を考える必要はないので、ありのままの気持ちをできるだけ多く書き出し、自分自身の将来への想いを形にしていきましょう。
就活の軸は「あなたが最も重視している価値観は?」「どのような将来像を描いていますか?」など、表現を変えて何度も質問されるほど企業が重視するポイントです。
企業が入社後の成長をイメージできるように、しっかり考えていきましょう。
リフレッシュの時間を作る
メンタルが落ち込んでいると思った時は、就活のことを一旦忘れて、リフレッシュする時間を作りましょう。
ただし、趣味に打ち込むよりも、まずは睡眠の時間を多く取って体を休ませることを優先させた方がよいでしょう。
理由としては、悩みの原因の大半は疲労からくるといわれているからです。
そもそも疲労が抜けていないと趣味も心から楽しめない場合が多く、結果的にあまり気分転換にはつながりません。
疲労が回復して行動するエネルギーがしっかり戻ったと思った段階で、好きなことに時間を費やすと効果的にリフレッシュできます。
就活は企業とコミュニケーションする機会が多いですが、基本的には体が資本なので、自分自身を労りながら進めていきましょう。
就活の相談相手を作る
就活を最後まで継続させるためにも、相談相手は必要です。
就活中は自分自身の内面と向き合う機会が多く、また緊張感がある中で自分自身をアピールしなければならないので、幾度となく孤独やプレッシャーを感じるでしょう。
そんな中で就活の悩みを何でも打ち明けられる相談相手がいれば、精神的にかなり楽になりますし、応援してくれる人が一人でもいることでモチベーションを持ち選考に臨めます。
就活の相談相手は、自分の気持ちを理解してもらいやすい、就活エージェントなど就活全般に精通している人か同じ立場である就活生が理想です。
就活に本気で取り組んだ経験がある人の支えがあれば、選考が上手くいかずに落ち込んだ時もスムーズに立ち直れる可能性があります。
就活が終わらない場合は対策を徹底しよう!
就活に近道はないので、内定を中々もらえないなら多少遠回りだと思っても一つ一つの対策を徹底させるのが一番です。
ただし、誤った方法で対策をしても選考に活きてこないばかりか、企業選びに失敗してしまうリスクを負ってしまうので注意しましょう。
対策を徹底させたくても方法が分からない場合は、キャリアカウンセラーなど就活に関して専門的なアドバイスをできる人に相談するのが確実な方法です。
就活が進まない場合はOfferBoxの利用も検討してみてください。
プロフィールに興味を持った企業から直接オファーが届くので、内定の可能性が高い求人を中心に受けられるメリットがあります。
また「AnalyzeU+」の診断結果にくわえ、オファーの内容から自分自身が気づいていなかった強みを発見できる場合もあり、自己分析の内容を充実させるうえでも有効です。
OfferBoxを積極的に活用し、就活を少しでも早く終わらせて残りの学生を有意義に過ごしましょう。


OfferBox Career Meeting〜企業・キャリアを知る〜
私たちOfferBoxは、学生と企業の出会いの可能性を広げ、就職活動をもっとワクワクするものにしたいと考えています。
学生の皆さんが考える理想のキャリアは千差万別。
実は皆さんが想像もしていなかったようなキャリアがあるかもしれません。
たくさんの可能性を皆さんに伝えたい。
そんな想いから、キャリア探索イベント「OfferBox Career Meeting」を開催いたします。
OfferBox Career Meetingは対話を通して、企業や先輩社員のキャリア理解を深めるイベントです。
皆様が想像しているものよりもスケールの大きい取り組みや、全く想像していなかった領域での取り組みも少なくありません。
本イベントが、新しい発見や新たな可能性につながるきっかけになることを願っております。
4月22日は「企業・キャリアを知る」というテーマで、業界・業種もバラバラの4社の採用担当者や社会人の方に登壇いただき、会社のこと・自身のキャリアのことを語っていただきます。
イベント概要
【開催日時】
2025年4月22日(火)18:00~21:00
※5分前に開場します。
※途中参加を希望される場合、18:45までにご参加ください。
(18:45以降からの参加を希望される場合は理由を添えてOfferBox事務局へご連絡ください)
※途中退室を希望される場合、19:00以降にご退出ください。
【配信方法】
Zoomでのライブ配信です。
※第一部、第二部はカメラ、マイクはオフの参加をお願いします。
※第三部ではカメラはオン、マイクは随時オンオフ切り替えでご参加お願いします。
【参加企業】
株式会社ADKホールディングス
大和証券株式会社
株式会社ニトリ
日本生活協同組合連合会
【参加対象者】
2027年 卒業見込み
※定員 :150名
【参加条件】
2027年卒の方であれば、どなたでもご参加いただけます。
(OfferBoxへの登録有無は問いません)
【参加方法】
①開始時間までに、下のボタンのZOOM申込画面より事前登録をお願いします。
②申込み完了後、登録いただいたメールアドレス宛に参加用URLを送信します。
③時間になりましたら、参加用URLにアクセスしてください。
※ZOOMでのライブ配信です。
※定員の関係上、参加条件を満たしていても参加いただけない場合があります。ご了承ください。
【その他】
参加費:無料
服装は自由です。
イベントコンテンツ
第一部
各社紹介
第二部
パネルディスカッション・質疑応答
第三部
座談会
(グループに分かれ、全ての企業の話を聞くことができます)
参加予定企業からのメッセージ
株式会社ADKホールディングス
日々マーケティングが進化している中、「解けるヒト、飛べるヒト」という採用コンセプトを掲げ、左脳・右脳をフル活用できる人材を求めています。
生成AIを始めとするテクノロジー、ヒトだけが生み出せる無限のアイデア、日本が誇るアニメキャラクターなどのコンテンツを掛け合わせて、クライアントの課題解決を行っています。
ADKについて興味をもっていただくきっかけになればと思いますので、ぜひご参加お待ちしています!
大和証券株式会社
日常で証券会社と接する機会は少ないため、仕事のイメージがつきづらい、という方が多いのではないでしょうか。
大和証券には皆さんが想像している以上に、チャレンジングで知的好奇心が刺激されるフィールドがあります。
本イベントで大和証券を身近に感じていただき、仕事の魅力や将来性をお伝えしていきたいと思います!
株式会社ニトリ
ニトリは、商品の企画開発から輸入物流、広告宣伝を経て販売まですべてを一貫しておこなう製造物流IT小売業です。その幅広い領域の中で全社員が夢に向かってキャリアを創造する配転教育制度では、幅広い事業領域を横断しながらキャリアを形成していきます。あなたもニトリで新たな可能性の扉を開いてみませんか?
日本生活協同組合連合会
私たち【日本生活協同組合連合会】は、BtoBの全国組織です。
プライベートブランドの企画・開発、その品質管理や物流管理、全国の生協と連携した活動の推進など、消費者のより良いくらしをつくりあげるために挑戦し続けています。
今回は、私たち日本生協連の幅広い仕事とキャリアをご紹介します!
※セミナーは終了しました※

SWOT分析は企業が事業戦略を決める際などに使用しますが、実は就活の自己分析にも活用できます。
この記事では、SWOT分析を自己分析に有効に活用する方法、メリット・デメリットを中心に紹介していきます。
就活生から多く寄せられるSWOT分析に関する質問も紹介するので、理解を深めるうえで参考にしてみてください。
OfferBoxは、プロフィールに登録しておくと企業から選考やインターンシップのオファーが届く新卒逆求人サービスで、就活生の約23万人(※1)に利用されています。
また、累計登録企業数は約21,280社(※2)で、大手から中小・ベンチャーまで幅広い企業に登録されています。
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(※2)当社アカウントを開設した累計企業数で、直近で利用していない企業含む(2025年8月時点)
SWOT分析とは?
SWOT分析とは、経営やマーケティング戦略などを決める際に使用されるフレームワークで、就活の自己分析にも応用できます。
具体的には、自社の強み・弱み(内部要因)、自社を取り巻く外部環境による機会・脅威(外部要因)を洗い出してビジネス機会を発見していきます。
Strength(自社の強み、得意分野)
Weakness(自社の弱み、苦手分野)
Opportunity(社会・市場などの外部環境で自社にとってプラスに働くこと)
Threat (社会・市場などの外部環境で自社にとってマイナスに働くこと)
| プラスに働くこと | マイナスに働くこと | |
| 内部要因 | Strength (自社の強み) | Weakness (自社の弱み) |
| 外部要因 | Opportunity (自社にとってのチャンス) | Threat(自社にとって脅威となること) |
上記を自己分析に置き換えた場合は、以下の通りです。
Strength→自分の強みや長所
Weakness→自分の弱みや短所
Opportunity→就活市場において自分にとってメリットになり得ること
Threat→就活市場において自分にとってデメリットになり得ること
SWOT分析を自己分析に活用することで、自分を取り巻く環境(就活市場)の中で自分の強みまたは弱みをどのように活かしていくかを明確にできます。
SWOT分析を自己分析に使うメリット・デメリット
ここからは、SWOT分析を自己分析に使うメリット・デメリットを紹介していきます。
説明の中で、SWOT分析を行う前に前提として行うべき事も紹介していくので、内容をしっかり理解していきましょう。
SWOT分析を使うメリット
SWOT分析を就活の自己分析に活用するメリットは、内部要因と外部要因を掛け合わせられる点です。
SWOT分析を活用した自己分析では、就活市場や業界の動向も含めて自分の強み・弱みを分析できるので、様々な角度から自分に合った仕事や就活の軸を探すことができます。
また、情報を分かりやすく整理しやすいのもメリットの一つです。
SWOT分析で扱うのは4項目のみで、箇条書きで要点のみを表形式でまとめていくため視覚的で分かりやすいといえます。
正確な自己分析をするには、自分の長所・短所などの内部要因はもちろん、外部要因となる志望企業や業界の動向を詳しく理解していることが前提です。SWOT分析を行うベースとして、あらかじめ業界・企業研究をしっかり行っておきましょう。
SWOT分析を使うデメリット
デメリットの一つは、SWOT分析のみでは自己分析が浅くなってしまう点です。
SWOT分析では、自分の強み・弱み、外部要因である機会と脅威の4項目のみに着目するので、自己分析の深掘りについてはあまり得意とはいえません。
もう一つのデメリットは、SWOT分析の4項目には過去の経験が含まれていないので、経験ベースでの自己分析が難しい点です。
そもそも自己分析は、過去の出来事や経験を分析して自己理解を深めていくことに意義があります。
したがって、SWOT分析のみだと自己分析の本質的な部分が欠けてしまうので、あくまでも自己分析を補完する方法として捉えるのが適切といえるでしょう。
SWOT分析を自己分析で有効に活用するためには、前提として自身の強み・弱みの方向性を正しく認識する必要があります。
自己分析は自分自身で過去の出来事や経験を棚卸して行いますが、自己分析ツールを取り入れるのもおすすめです。
多くのデータを元に客観的に分析すれば、新たな自分の一面を発見する手掛かりにもなり、より正確な自己分析が可能になります。
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SWOT分析を使った自己分析の活用方法
ここからは、SWOT分析を使った自己分析の4つの手順を紹介していきます。
各ステップの説明では、具体例も紹介していくので、SWOT分析のイメージを深めながら読み進めてみてください。
ステップ①:自分の強み(長所)を洗い出す
SWOT分析を使った自己分析では、まずは自分の強み・長所(Strength)を洗い出すことから始めます。できるだけ多くの強みや長所を挙げていくほど、自分のアピールポイントを正確に理解できるので、深く考えずに箇条書きで思いつくままに書き出していきましょう。
SWOT分析の前に、マインドマップなどで自分の強みをある程度洗い出しておくとスムーズに進められます。
強み(Strength)の具体例 専攻が情報の学生の場合
| 得意なこと | ・新しい技術をすぐに覚えられる・自己啓発を積極的に行える |
| 身に付けたスキル/免許・資格 | ・ 開発言語やデータベースに関する専門知識・基本情報技術者試験、オラクルマスター |
| 長所 | ・初対面でもコミュニケーションを取れる ・物事を完遂できる・ストレスを溜め込まない |
| 大学時代の経験・実績 | ・企業とIT機器の共同研究に携わる・○○部/サークルに所属→リーダーとしてチームを取りまとめた・応募職種に関するバイト経験 |
ステップ②:自分の弱み(短所)を洗い出す
2つ目のステップは、強みと同様に自分の弱み(Weakness)を箇条書きで可能な限り多く挙げていきます。
自分の弱みや短所を洗い出すのは心理的に負担になるかもしれませんが、寧ろ強みや長所よりも大切といえます。強みばかりに着目して、自分の弱みに向き合わない就活生ほど入社後にミスマッチを起こすリスクが高いからです。
自分の強みを生かせる仕事や職場環境を探すのも大切ですが、いかにストレスなく長く働けるかという観点で仕事を探すのも就活では大切といえます。
弱み(Weakness)の具体例
| 全般的に苦手なこと | ・大雑把に物事を決めること・手先を使った仕事・手を抜くこと |
| 業務で必要になるが保有していないスキル・経験 | ・ 人に指導した経験・ 会計やマーケティングの知識・ライティングスキル |
| 短所 | ・集中して周りが見えなくなる・取り組むまでに時間がかかる |
| 学生時代の反省点 | ・海外留学など専攻以外の経験もすべきだった・ビジネススキルも勉強すれば良かった |
ステップ③:市場環境が自分に与えるメリット(機会)を洗い出す
自分の強み・弱みと内部要因を書き出したら、次は外部要因として市場環境が自分に与えるチャンスやメリットを洗い出していきます。
そのためには、就活市場や志望業界の動向を知らないと進められないので、まずは自分自身の就活に関連がありそうな部分から調べていきましょう。
「就活市場や志望業界を調べるイメージ」
- 売り手市場である
- リモートワークが普及している
- 副業が解禁されつつある
- 海外進出が増加傾向
調べた内容をもとに、以下の観点でメリット(機会)を探っていきます。
<例>不動産業界への就職を目指す場合
| 自分のスキルが役立つ場面 | ・宅建士の資格→売買契約や賃貸契約などの独占業務 ・接客、コミュニケーションスキル→顧客への提案とサポート |
| 自分の強みで何を達成できるか | ・高年収(成功報酬やインセンティブ)・営業、建築設計、ファイナンスなど幅広い業務を経験できる・グローバルに活躍できる人材になれる |
| 自分にとってチャンスとなる環境変化 | 副業の解禁→不動産関連の記事作成など |
| 進みたい分野 | 独立開業、不動産開発、不動産投資、コンサルティングなど |
ステップ④:市場環境が自分に与えるデメリット(脅威)を洗い出す
続いて、就職市場が自分に与えるデメリット(脅威)を洗い出していきます。
自分自身を客観的な視点で見つめるSWOT分析では、脅威の要因を考えていくことは非常に大切です。
まずは現時点で直面している、または将来的に顕在化する恐れがある脅威を書き出していきましょう。
デメリット(脅威)の例
- AIのさらなる発展
- 市場縮小
- 他業界の参入による競争激化
- 環境問題による規制強化
- 人材不足による業務負担の増加
さらに、洗い出した脅威は「どれくらい現実的であるか(発生確率)」「自分にとってどれだけ重要性を持つか(影響度)」を評価していくと、より深く分析できます。
| 脅威の内容 | 発生確率 | 影響度 |
| 人材不足による業務負担の増加 | 中 | 高 |
ステップ⑤:情報を整理する
SWOT分析を活用した自己分析は、以上4ステップで一通り終了です。
最後に各要素をまとめて、全体を俯瞰して自己分析できるようにしましょう。
例えば、以下のようにまとめます。
| 強み | 弱み |
| 自己啓発をコツコツできる | 集中し過ぎて周りが見えなくなる |
| 機会 | 脅威 |
| 副業を解禁する企業が増えている | 業界全体が人手不足 |
まとめた情報をもとに自分自身が抱える課題や問題点を洗い出し、「強み」や「機会」からより現実的な就活の戦略を考えることが可能です。
また、例えば以下のように4つの項目を掛け合わせて、自分に合った職種や会社の特徴を分析できます。
「自己啓発をコツコツできる」×「周りが見えなくなる」×「副業が自由」=
会社に縛られずに自由な働き方ができるエンジニア
内部要因と外部要因の掛け合わせによって、自己分析や就活の方向性を決める際に有効な情報が幅広く手に入ります。
SWOT分析を使った自己分析の具体例
前章のステップごとの説明をもとに、内部要因と外部要因の掛け合わせが見やすくなるようにまとめた、SWOT分析を使った自己分析の完成形を2つ紹介します。
テンプレート代わりにしてもよいので、SWOT分析のイメージをつかんだら自分自身に置き換えて実践していきましょう。
具体例①
持ち前のITスキルとチャレンジ精神をいかし、IT企業を中心に就職先を探している学生の例です。アルバイトも含めて、社会人経験がないのが悩みの種。
| O(機会) ・働き方の自由度が高い・成果次第で高年収・キャリアの幅を広げやすい | T(脅威) 人材不足による業務量の増加 | |
| S(強み) ・ITスキル・チャレンジ精神 | ITスキルを活かして、マルチに活躍できる人材を目指す | 人材不足解消を補うために、キャリア教育の分野にも携わりたい |
| W(弱み) アルバイト経験がない | 副業から実務経験を積んだり、クライアントと接する経験を積んだりしてみる | 業務の質をあげられるように自己啓発に励む |
具体例②
不動産業界の事務職を目指している女性の例です。
宅建とOfficeの資格取得に集中するあまり、単位取得がおろそかになっている状態。
| O(機会) ・スキルを持った人材の不足・業界全体のIT化 | T(脅威) 人口減少による需要減 | |
| S(強み) 自己啓発が苦にならない | 専門知識の充実の他、IOTの活用など付加価値のあるスキルをどんどん身に付ける | 海外への事業展開に対応できるように英語を学ぶ |
| W(弱み) ・計画性の無さ・人見知り | スケージュール管理を学ぶ対人スキルセミナーへの参加 | 現状の課題を克服するには、何をすればよいかを常に考える |
SWOT分析を使った自己分析でよくある質問
ここでは、就活生から寄せられるSWOT分析を使った自己分析に関して、よく寄せられる質問を紹介します。
SWOT分析の注意点や目的を正しく理解しないと、誤った方法で自己分析を進めてしまう恐れもあるので内容をしっかり確認していきましょう。
SWOT分析を自己分析に活用するときの注意点は?
SWOT分析はあくまでも自己分析を補完する手段の一つとして捉えましょう。
自己分析の本来の意図は過去の出来事や経験から自分の強み・弱みを導き出すことにあるので、経験ベースで考えていく本質はぶらさないようにしてください。
SWOT分析を自己分析で有効に活用するには、前提として自分の強み・弱みを主観ではなく、客観的に認識する必要があります。自分自身で過去を振り返っていく他、自己分析ツールの活用や他己分析など様々な方法で自己理解を深めていきましょう。
SWOT分析は計4項目の限られた情報に着目するからこそ、それぞれ可能な限り多くのアイディアを出すことも大切です。例えば強みを分析するのなら、最初は思いつくままでよいので、どんどん自分の長所や売りとなるスキルを挙げていきましょう。
自己分析はSWOT分析のみでいい?
SWOT分析を用いた自己分析は4つの要素のみで行うため、深い分析には向かないというデメリットがあります。
現状は自己分析に活用されていますが、そもそもSWOT分析は企業が事業戦略の方向性などを決める際に使うのが一般的です。自己分析をさらに深めたい場合は、自己分析ツールの活用や他の自己分析の方法も併用しましょう。
ジョハリの窓やマインドマップ、モチベーショングラフなど、就活に結びつく自己分析の方法は様々あります。ネット上にはテンプレートもあり、手軽にダウンロードができるので積極的に活用してみてください。
あくまでも、SWOT分析は自己分析の精度を上げるための一つの手段として捉えましょう。
SWOT分析を自己分析に活用してみよう!
SWOT分析を自己分析に上手く活用すれば、就活市場や業界の動向を考慮した自分に合った職種や就活の軸を見つけられます。自己分析の精度を高める一つの手段として非常に有効な方法なので、積極的に活用していきましょう。
SWOT分析を自己分析に有効に活用していくためには、前提として自分の強み・弱みをできるだけ正確に認識する必要があります。
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内定を獲得できるかはタイミング次第のところもありますが、就活で内定が決まらない学生には少なからず共通点があります。
この記事では、就活で内定が決まらない主な原因と対策を9つ厳選して紹介していきます。
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本記事の内容を参考にして、前向きに就活に取り組んでいきましょう。
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就活で内定が決まらない…。
就活で内定が決まらなくても、極端に落ち込んだり、すぐに諦めたりしないようにしましょう。
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就活で内定が決まらない原因と対策9選
就活では限られた採用枠に応募が集中するので、内定が決まらないのは他の応募者の状況も関係してくるでしょう。
しかし、もし就活や選考対策のやり方自体に問題があれば、応募者数に関係なく採用対象からは除外されてしまうので注意が必要です。
ここからは、内定が決まらない人に共通している原因と対策を9つ厳選して紹介していきます。
自己分析に課題がある
自己分析が浅はかだと、自分の強みや弱み、価値観などが定まっていない状態で就活に臨む
形になります。その結果、自己PRで自分の魅力や入社後の目標を適切にアピールできず、企業側に採用メリットを伝えるのが難しくなるでしょう。
また自己分析に課題があると自分に合った応募先の特徴を理解できないので、仮に選考を突破しても早期離職につながるリスクがあります。
自己分析はESや面接をはじめ就活の土台になるので、周りの力も借りながらでも丁寧に進めていきましょう。
自己分析に課題がある場合の対策方法
「自分にどんな強み・弱みがあるか」「どんな企業で働きたいか」を自信を持って説明できなければ、まだ自己分析が浅いと考えてよいでしょう。また、ES選考や一次面接など早い段階で頻繫に不採用になる場合も、自己分析に課題がある可能性があります。
自己分析が不十分だと思ったら、やるべき事はシンプルで現状より自己分析の質を上げることです。自己分析にはジョハリの窓や自分史など色々な手法があるので、利用した経験がない場合には取り入れてみてください。
就活のプロに自己分析を手伝ってもらうのもおすすめです。
特に就活エージェントは採用事情を熟知しているので、企業の視点から有益なアドバイスをしてくれます。何より就活は他者から評価されるので、認識できていない自分の一面を発見できる点でもエージェントの利用は有効です。
選考企業が偏っている
「大手がいい」「この業界が絶対にいい」など選考を受ける企業に偏りがある学生ほど、内定が決まらない傾向があります。
例えば、人気のある大手だけに応募先を限定すると、他の応募者との競争もあって選考のハードルが高くなり、内定が中々決まらない事態を招いてしまうでしょう。
就活のゴールは人それぞれですが、企業規模や業界を限定せずとも目標を達成できる可能性はあるので、もっと広い視点で仕事を探すことも大切です。
選考企業が偏っている場合の対策方法
選考企業が偏っている場合は、特定の業界や職種、企業以外についても調べてみるとよいでしょう。これまでイメージでしか捉えていなかった仕事や企業の魅力に気付ければ、応募先の選択肢を広げられるようになります。
例えば、合同企業説明会に参加する際は、敢えて通常は立ち寄らないブースの説明を聞いてみるのもよいでしょう。
「絶対に大手!地元!」など就活で譲れないポイントがあれば別ですが、いつも応募先の候補から除外していた求人にも目を向けてみると新たな発見があるかもしれません。
業界・企業研究が不足している
企業は同業他社ではなく自社を志望した理由を重視します。
業界・企業研究が不足すると、応募先の事業内容や仕事について理解が乏しくなるので、志望動機を聞かれた際にありきたりな回答しかできなくなってしまうでしょう。
新卒は基本的にポテンシャル採用なので、企業側は意欲の高い学生を優先して採用します。就活は多くの企業と並行してエントリーしますが、どの応募先も第一志望のつもりで受ける意識が大切です。
業界・企業研究が不足している場合の対策方法
業界や職種について理解を深めるには、企業説明会やセミナーに参加して現役で働く社員から直接話を聞く機会を設けるのが有効です。
ホームページや四季報などには記載されていない非公開の情報を得られる場合もあり、社員の口から直接聞いた内容のため情報の正確性も高いといえます。
企業説明会やセミナーへの参加は選考には直接影響しませんが、他の就活生にはない「あなただけの」志望動機を作成するためにも積極的に参加しましょう。
志望動機と自分の強みを上手くリンクさせられるように、企業説明会に参加する前には質問内容を考えることを忘れないようにしてください。
就活の軸が定まっていない
就活の軸とは会社や仕事選びの自分なりの判断基準を指し「就活の道しるべ」や「キャリアの方向性を示す指針」と言い換えられます。
就活の軸が定まっていないと、応募する企業を決める際に迷いが生じ、選考に対するモチベーションが曖昧なままエントリーすることになりかねません。
また面接で志望理由や将来のキャリアプランを聞かれても、一貫性を持って答えるのが難しくなり、何処かあやふやな回答内容になってしまうでしょう。
自己分析と同様、就活の軸が具体的に定まっていない状態だと、就活全体が上手く回っていかない恐れがあります。
就活の軸が定まっていない場合の対策方法
就活の軸は「自分が得意なこと」や「ストレスなく働ける職場環境」を基準に考えると、上手く設定しやすくなります。
職種や業界に対する個人的なイメージのみで就活の軸を決めるよりも、自分自身の特性や内面に焦点を当てた方が長く活躍できる企業を見つけられるからです。
得意なことや強みが思い浮かばない場合は、少しハードルを下げて、自分が行って苦痛にならないことを基準に考えても問題ありません。
自分自身が「本心から」どんな仕事や職場なら長く働けそうか、できるだけ具体的にしていきましょう。
ES(エントリーシート)対策が不足している
ES対策が不十分だと自分の魅力を適切に伝えられず、次の選考ステップに進むのが難しくなってしまうでしょう。
仮に選考が進んだ場合も、ESから伝わるイメージと実際の人柄や能力にギャップがあると捉えられ、自分の強みをスムーズにアピールするのが難しくなります。
面接では履歴書だけではなくESを元に質問されるので、内容を充実させるとともに、どんな質問をされても答えられるようにしましょう。
ESは企業に対して自分自身の強みや人間性を適切に伝えるための大切な書類だと捉え、丁寧に作成してください。
ES(エントリーシート)対策が不足している場合の対策方法
まずは、過去に提出したエントリーシートの下書きを改めて確認してみて、内容が理解しづらい場合や読みづらい場合は修正するようにしてください。
エントリーシートを書いた本人が読みづらいと感じる場合は、企業側はもっと理解できない可能性があります。
文章の構成は結論ファーストを意識して、途中で趣旨がぶれないように意識してみてください。
誤字・脱字も含めてパッと見て文章自体が分かりづらいと、中身まで読まれない可能性があるので注意が必要です。
また、ESの質問に対する回答がどこの会社でも通用するような内容になっていないかもチェックしましょう。
企業側は使い回しのエントリーシートは簡単に見抜きます。具体的なエピソードも交えながら「応募先でなければならない理由」を明確に示しましょう。
面接対策が不足している
面接を突破するには場慣れも必要ですが、面接対策がどれだけ充実しているかが大切です。
面接対策が不足していると自分の魅力を伝えきれず、あと一歩のところで他の応募者との競争に負けてしまうケースも少なくありません。
そもそも面接対策に手を抜いてきたことが明らかに分かる学生には、企業側も本気で向き合おうとする気持ちが起きないでしょう。
企業にとっては入社意欲が見えなければ、いくらスキル面が優れていても採用をためらってしまいます。
面接対策が不足している場合の対策方法
企業は面接中に様々な質問をしますが、一つ一つの質問の意図をたどると結局は「あなたを採用するメリット」を知りたいことが分かります。
面接が中々上手くいかない場合は、まずは自己分析や企業研究をもとに、自分の強みが応募先企業でどう活かせるかをもう一度考えてみてください。
自分を採用するメリット=誰にも負けない自分の強みを明確にしたら、その内容をベースに面接で想定される様々な質問に対して「自分の言葉」で回答する練習をしてみましょう。
面接でされる全ての質問に対して自分の強みをベースに応えられるようになれば、回答内容に一貫性を持たせられます。
選考の振り返りができていない
一社一社の選考に対する振り返りができていないと、今後も目的意識なく選考に挑んでしまうことになります。
面接で上手く行かなかった時や不採用通知を通知をもらった時に、何が課題なのかを明確にしていないので就活力が向上していない状態といえるでしょう。
もし自分に決定的なNGポイントがあって内定をもらえていない場合は、今後も同じ理由で不採用を繰り返してしまう可能性は高いです。
選考に落ち続けると「どうせ今回も落ちる」と諦めムードになり、徐々に就活に対するモチベーションが下がってしまうでしょう。
選考の振り返りができていない場合の対策方法
ESや一次面接など選考ステップごとに振り返りを行い、いつでも見返せるように自分なりにノートやPCにまとめていきましょう。
選考後の心境を反映する気持ちで、上手く行った点や改善点を思いつくまま書いていくと、現状の課題に加えて、自分の新たな強みも見えてくる場合もあります。
また時間があれば、自分でまとめた選考後の振り返りをもとに、エージェントや大学の就活課などに応募書類の添削や模擬面接をお願いしてもよいでしょう。
まとめるだけではなく実際にアウトプットした方が内容は定着しやすいので、より今後の選考に活かせるようになります。
就活と私生活を両立できていない
就活と私生活を両立できず、結果的にどちらも上手くいかずにストレスを抱える学生も多いです。
例えばアルバイトや部活が忙しくて選考対策まで手が回らないと、モチベーションが上がらない状態で選考に臨むことになります。
その結果、実際の選考で集中力を欠いてしまったり、就活が上手く行かない焦りから仕事でもミスをしてしまったりするなど、悪循環に陥ってしまう場合もあります。
企業側は思っている以上に就活生の態度を観察しているので、気持ちが乗っていない時こそ注意が必要です。
就活と私生活を両立できていない場合の対策方法
多くの企業はエントリー期限を定めているので、就活は時間勝負の側面もあります。
どうしても私生活との両立が難しければ、一定の期間だけでも就活優先で動けるように周りに協力してもらいしましょう。
就活は今後の人生を左右しかねない大切なイベントの一つです。
今はどうしても就活に全力で向き合わなければいけない旨を誠意を持って伝えれば、周りはきっと理解してくれるでしょう。
就活に対するモチベーションが低い
就活は長丁場になりがちなので、そもそも就活に対するモチベーションが低ければ最後までやる気を持続させるのは難しいでしょう。
企業は応募者がどれだけ本気で選考に臨んでいるかは簡単に見抜きます。
もちろん選考対策に手を抜いている場合も分かるので、いくら優秀でもやる気が伝わらない時点で企業は内定を出すのをためらうでしょう。
人はどうしても楽な方に流れがちになるので、そこをどうモチベーションに変えていけるかが重要です。
就活に対するモチベーションが低い場合の対策方法
就活に対するモチベーションが上がらない場合は、人生の目標を考えてみてください。
「何のために働くのか」「何が好き/得意で仕事として携わりたいのか」など、実現したいキャリアプランや人生の目標を視点に考えてみましょう。
強制されるのではなく、自分から能動的に就活に取り組めるようになればモチベーションも自ずと上がってきます。
逆に、就活に取り組まなかった場合の最悪の未来を想像するなど、無理やりモチベーションを上げるやり方はおすすめしません。
むしろ自分を追い込み過ぎて、逆効果になってしまう場合もあるので注意しましょう。
就活で内定が決まらなくても諦めずに原因を探ろう!
就活はトライアンドエラーの繰り返しです。
不採用通知をもらったら、なぜ採用に至らなかったか原因を探ることに徹しましょう。
一社一社の選考から学びがあれば、徐々に自分の想いを上手く表現できるようになり内定につなげられるようになるので、諦めずに就活を続けていきましょう。
OfferBoxは一般的なナビサイトとは異なり、オファー送信数に制限があります。
そのため、オファーを送る学生を企業側で厳選した上でスカウトするので、内定の可能性を少しでも上げたい場合に有効です。
また、オファー文面から企業から評価されているポイントを把握できるため、選考でアピールが足りなかった部分を理解するのに役立つ場合もあります。
企業からあなたに向けた本気オファーがたくさん届くOfferBoxであるからこそ、色々な活用の仕方ができるので積極的に利用してみてください。


就活でよく質問される強みについて言葉の意味や質問の意図がわかっていないと、上手く答えられません。
そこで、就活で聞かれる強みの意味と質問される意図、強みを見つけるための自己分析方法を紹介します。就活で使える強み10選と例文も紹介するので参考にしてみてください。
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就活で聞かれる自分の強みとは?
強みとは、自然にしている行動のなかで、人と比べて優れているところを指します。ここで言う優れているところは、受賞歴や特別な能力のことではありません。
決めたことを最後までやり遂げる、まとめ役を任されやすいといった行動の特性や人間関係の作り方の傾向のことをいいます。
強みは長所と混同されることが多いため、強みを見つけるには長所との違いを認識しておくことが大切です。
また、なぜ就活で強みを聞かれるかを理解できれば、強みが受賞歴や特殊なスキルである必要がないことがわかります。
長所との違い
長所は人柄や性格のなかで優れているところを指し、強みは能力やスキルのなかで仕事に活かせるものを指します。
例えば、明るい性格は長所にはなりますが、強みにはなりません。
この場合、明るい性格が生み出しているポジティブ思考やコミュニケーション能力が高いなどが強みになります。
長所が強みを生み出していることが多いため、この2つは混同されがちですが、同じものではないので強みを聞かれたときに長所を答えないように気をつけましょう。
就活で自分の強みが聞かれる理由
企業が強みを質問する理由には、2つのことが考えられます。
- 入社後に自社で活躍できる強みを持っているか
- 自社の価値観に合う人材かどうか
どれだけ優れた強みを持っていても、それが自社の業務で活かせなければ採用しても活躍するのは難しいでしょう。
また、仕事は基本的にチームで行うため、自社の社風に合わなければ他の社員と人間関係をうまく作れないことがあります。
強みを聞くことで就活生の価値観や、行動のモチベーションは何か、問題が起こったときの対処方法を知り、自社の社風や求める人物像に合うか、入社後に活躍できるかを判断します。そうすることで、採用後のミスマッチを防ぐことが強みを質問する理由です。
自分の強みを見つけるには自己分析が重要
強みを見つけるには、自己分析して自分の長所・短所、努力する際の理由、問題の対処の傾向などを知り、自己理解を深めることが重要です。
そこで、自己分析の方法である自己分析ツール、自分史、マインドマップ、モチベーショングラフのやり方を紹介していきます。
自己分析ツールで自分の強みを見つける
自己分析ツールとはサイトやアプリ内にある診断ツールで、質問に回答すると過去のデータや心理学の観点から、性格や適職、価値観などを診断してくれます。
客観的な視点からの強みがわかることと、多くの自己分析ツールが無料で利用できるため、一番手軽な自己分析方法と言えます。
自己分析ツールによって質問数や診断内容が異なるため、自分の目的に合ったものを選ぶことが大切です。また、診断結果の信憑性が薄いサイトもあるため、信頼できるサイトのものを使うように気をつけましょう。
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強みを見つけるなら、累計100万人のデータに基づく診断で、28項目の社会で活かせる強みがわかるAnalyzeU+がおすすめです。
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自分史を作成して自分の強みを見つける
自分史とは、自分の幼少期から現在までの体験や出来事を時系列で書き出して自分の強みを見つける方法です。
自分史を作成するには、まず年代ごとの自分の性格や行動パターンを書き出し、次に時系列ごとに起こったエピソードを書き出して当時の感情や思っていたことを書きます。
そして、そのときに学んだこと、成果を出せたことを書き出し、全て書き出せたら全体の内容から共通点や傾向、特徴をまとめれば自分の強みが見つかります。
マインドマップを作成して自分の強みを見つける
マインドマップとは紙とペンを使って自分の思考を整理し、強みを見つける方法です。紙の真ん中にテーマを書き、そこから5〜6個の派生する項目を書きます。
そして、派生した項目の理由を深掘りして、さらに言葉を派生させていき、言葉が出尽くしたら完成です。
完成した図を眺めて、離れた項目同士に関連があれば矢印を描き加えたり、共通している特徴を同じ色で囲んだりします。最後に、完成した図から読み取れる自分の特徴を分析すれば自分の強みが見つかります。
モチベーショングラフを作成して自分の強みを見つける
モチベーショングラフとは、縦軸にモチベーション、横軸を時間としてグラフを作り、自分の幼少期から現在までのモチベーションの変化をグラフで表したものです。
それぞれの時期のモチベーションの高さに点を描き、モチベーションが変化する原因になった出来事をメモとして書き入れます。
次に点をつないで曲線にして、山と谷の時期の気持ちを言語化しましょう。出来上がったグラフを見れば、自分がどんなときにモチベーションが上がるかがわかるため、自分の強み探しに役立ちます。
就活で使える自分の強み10選!例文もご紹介
ここからは、就活で使える自分の強み10選と例文を紹介します。
各強みが表していることや、どんな特徴を持つ人なのか、企業にどんな評価をされやすいかを解説します。
主体性がある
主体性とは、自分で目的を設定し、責任をもって行動することを指します。主体性を持つ人は、指示が与えられるのを待たずに自分で考えて行動し、成長が早く、失敗してもそれを次に活かせて、業務のモチベーションが高いと評価されます。
そのため、営業職やマーケティング、事務職などで高く評価されやすい強みです。
例文
私の強みは、主体性を持って自分の目的のために努力できることです。
私はIT関連の仕事に就くために、3年生のうちにITパスポートを取得すると決めました。
取得に必要な勉強時間が100〜180時間と知り、思い立った日から昨年の2月までの日数から必要な勉強時間を割り出し、勉強のスケジュールを立てた結果、3年生の3月に無事資格を取得できました。
私はこの経験を活かし、入社した後も目的に向かって具体的な計画を立て、結果を出して貴社に貢献したいと考えています。
協調性がある
企業が求める協調性は、立場や価値観が異なる人と連携して意見をまとめ、物事を進められる力のことです。協調性があると聞くと、人に上手く合わせて誰とでも仲良くできる人をイメージしますが、ただ波風を立てずに周りに合わせられるだけでは、採用担当者に主体性のない人だと判断されてしまいます。
そのため、協調性があることをアピールするときは、周りの人と上手くやっていけることだけでなく、異なる価値観や立場の人と一緒に成果を出せることをアピールするのが大切です。
例文
私の強みは協調性があることです。昨年炊き出しのボランティアに参加したとき、参加者のなかで作業の進め方で揉めることがありました。そこで私は他の参加者の経験や意見を聞き、調理班、配膳班、誘導班に分けることを提案し、それぞれの連絡係を引き受けました。その結果、スムーズに作業が進み早く食事を提供できて被災地の方に喜んでいただけました。
行動力がある
行動力があるとは自分の考えを行動に移せることを指し、主体性を持ち、スピード感を持って行動できたり、アイデアを実行できたりする印象を企業に与えられます。また、トラブルが起こっても成功するまでやり遂げられることや、周りを巻き込む力も期待されるでしょう。
例文
私の強みは行動力があることです。私がアルバイトするファストフード店は、土日は特に混雑するため、待ち時間の長さが問題になっていました。そこで私はスタッフの業務分担を明確にすることと、店内の導線の変更を提案しました。
その結果、店外での待ち時間がほぼなくなり、そのことを評価されてバイトリーダーに選ばれました。入社後はこの経験を活かし、常に組織がより良くなることを考え、実行に移したいと考えています。
継続力がある
継続力とは、一度取り組んだことを最後までやり遂げる力のことです。継続力を持つ人は、企業に問題が起こってもやり遂げられる粘り強さや努力を継続できることでスキルが積み上げられること、ストレス耐性の強さ、一定の質を保って仕事ができるといった印象が与えられます。
そのため、継続力をアピールするときは、職種や企業の求める人物像に合わせた継続力をアピールするようにしましょう。
例文
私の強みは継続力です。私は吹奏楽サークルに所属し、クラリネットを担当しています。1日でも練習を怠ると演奏技術が落ちてしまうため、中学の頃からどんな日でも毎日練習を続けています。その結果、昨年のサークルの演奏会ではソロパートを任されました。また、練習を続けた経験から勉強や運動など他のことでも継続を習慣化できるようになりました。
コミュニケーション力が高い
コミュニケーション能力とは、人とやり取りする際に、お互いの意志疎通や情報共有を円滑に行える力を指します。コミュニケーション能力のなかには情報を正確に伝える力、相手の話を聞く力、相手の話を正確に理解するための質問力があります。
職種や企業の求める人物像によって、どの力が評価されやすいかは変わります。そのため、エントリーする企業に合った力をアピールするように気をつけましょう。
例文
私の強みは人に情報をうまく伝えられるコミュニケーション能力の高さです。
私は台湾に留学中にさまざまな国から来た留学生たちと一緒に学んでいたため、言語や文化的背景の違った相手でも理解してもらえるコミュニケーションの取り方を意識していました。
例えば、授業で発表する際は中国語だけでなく、英語でも字幕を入れ、グラフや画像を作成して伝わるように工夫しました。
その結果、教授から高い評価を得ることができました。
リーダーシップがある
リーダーシップとは、集団を目標達成に向かってひっぱっていく能力や資質のことをいいます。リーダーシップがある人は責任感の強さや行動力がある印象を企業に与えることができますが、アピールの仕方によっては協調性がない印象を持たれるので注意が必要です。
ただリーダーをした経験をアピールするのではなく、リーダーを経験したときに仲間の意見を尊重したり、メンバーを成長させたりしてチームを成功に導いた経験を伝えるようにしましょう。
例文
私の強みはリーダーシップがあることです。大学時代はサッカー部のキャプテンを務めていましたが、100人以上が所属し、強豪校出身の部員も多いため、練習の仕方で揉めることがありました。
そこで私は部員全員で集まり、部の目標と自分達の課題を洗い出しました。そのうえで、弱点を克服するためにベストな練習方法を全員で決めて実行しました。その結果、目標としていた全国大会に出場できました。
計画性がある
計画性とはただ計画を立てるだけではなく、トラブルを想定し、期日までに必要な工程を考えて計画を実行できることをいいます。
計画性のある人は入念な準備ができ、リスクを想定できる印象を企業に与えられますが、自分だけの評価では本当に計画性があるかがわかりにくいため、客観的な評価も入れると伝わりやすくなります。
例文
私の強みは目標達成のために計画を立てて実行できることです。営業のインターンシップに参加したとき、前年の目標達成者のアポ取りの件数を調べ、期間中に自分がアポ取り可能な件数を割り出し、それを1日あたりで計算し実行しました。その結果、参加者のなかで1番の成績を残すことができました。
忍耐力がある
忍耐力とは困難な状況であっても途中で投げ出さずに努力し続けられる力を指します。忍耐力のある人は企業に継続力や目標達成力がある人、ストレス耐性が強い人という印象を与えます。
また、困難を前向きに捉えられるポジティブ思考を持つ印象も与えられるでしょう。ただ、エピソードによっては視野の狭さや完璧主義で自分を追い詰めてしまう印象を与える場合もあるため、エピソード選びには注意が必要です。
例文
私の強みはトラブルが起こっても目標に向かってやり遂げられる忍耐力があることです。大学のゼミで乳酸菌と免疫力の研究をしていましたが、研究開始時は培養が上手くできませんでした。そこで、失敗したときの環境や条件を毎回記録し、今では失敗することなく培養し、無事研究を進められています。
責任感が強い
責任感が強いとは自分に与えられた役割を最後までやり遂げるために最善を尽すことをいいます。
責任感が強い人は仕事を途中で投げ出さず、目標達成のための努力を惜しまない印象を企業に与えられます。
ただし、頼まれたことをただ最後までやった経験や社会のルールを守っただけの経験は責任感がある印象は与えられないのでエピソードを選ぶときは注意しましょう。
例文
私の強みは責任感が強いことです。学祭実行員になり、広報を担当したとき、チームで戦略を考えました。そして、学祭当日までに細かなスケジュールを設定し、期限を守って進めていきました。途中、チームの1人が入院し人手が足りなくなりましたが、チームで話し合って仕事を割り振ることでスケジュール通りに進行できました。その結果、前年より来場者数を24%増加させられました。
分析力が高い
分析力が高いとは、問題の原因の追及や解決のために、情報やデータを読み解く力があることをいいます。
分析力が高い人は企業から、情報収集能力や論理的思考力があると評価されるため、マーケティングや研究開発、経理、システムエンジニアなどの職種で評価が高くなります。
例文
私は問題を分析し、解決する力を持っていることが強みです。私は夏休みにスーパーのアルバイトをしているとき、夕方だけでなく午前中も混雑することに気づきました。午前中は高齢の方の来店が多いため、セルフレジの使い方がわからず時間がかかる方が多いことが原因でした。
そこで、午前中はセルフレジを手伝う人員を増やし、困ったときはお声かけくださいというポップをレジに貼ることを提案しました。
その結果、午前中の混雑が30%ほど解消し、お客様からも喜んでいただけました。
就活で自分の強みをしっかりアピールしよう!
就活で企業の求める人物像に合った自分の強みをアピールできれば、採用担当者に自社での活躍を想像してもらえて、良い印象を与えられます。
人が持っている強みは1つではないので、自己分析して自分の中にある強みを複数見つけてみましょう。
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自分の強みを理解することは、就活やキャリア形成においてとても重要です。しかし、自分の強みをどう見つけたらいいか悩んでいる就活生も多いのではないでしょうか。
この記事では、強みとは何か、強みがわからない原因、強みの見つけ方、効果的に伝える方法を詳しく解説します。就活で使える強み一覧も紹介するので参考にしてみてください。
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自分の強みとは?
「強み」とは、自分がとくに努力しなくてもできる行動や思考のなかで、仕事に活かせるものを言います。
強みは「長所」と混同されやすいため、自分の強みを見つけるにはこの2つの言葉の違いを知っておくといいでしょう。
また、就活で自分の強みを知るメリットについても理解しておきましょう。
強みと長所の違い
「強み」とはその人が持っている能力やスキルのなかで、仕事で活かせるものを言います。「長所」はその人の性格や資質の優れたところを指し、長所が強みを生み出している場合が多いです。
たとえば、几帳面で細かいところまで正確に物事を進めたり、きちんと計画を立てて行動する人の場合、長所は「几帳面」で、強みは「正確性」や「計画性」「細部まで気を配れる」になります。
就活では強みと長所の両方を質問される場合もあるため、それぞれの内容に矛盾がないように注意しましょう。
たとえば、長所を「周りに流されない」と答えたのに、強みを「柔軟性」と答えてしまうと矛盾が生じます。
矛盾が生じると採用担当者に自己分析が足りていないと判断されるので、気をつけましょう。
自分の強みを知るメリット
自分の強みを知っていると、どんな業界や職種であれば自分の本来持っている能力が発揮できるかがわかりますし、自分にあった社風の企業もわかるようになります。
たとえば、1人でコツコツと作業するのが得意な人であれば、人と常に関わる接客業や営業職に就くより、事務職や技術職に就く方が自分の強みを活かせるでしょう。
また、好奇心旺盛で知識欲の高い人であれば、伝統を大切にする社風の企業より、常に新しいものを取り入れる社風の企業の方が仕事のモチベーションを維持して働けるでしょう。
このように強みを知っていれば、入社後に人間関係を良好に保ちながら、自分の能力を発揮できるので、キャリアを成功させやすいというメリットがあります。
自分の強みがわからない原因
自分の強みがわからない原因には、次のようなことが考えられます。
- 自己認識の不足
- 特別な能力が必要だという誤解
- 経験不足による気づきの欠如
それぞれの原因について解説しますので、強みがわからない人は自分に当てはまるものがないか確認してみましょう。
自己認識の不足
自己認識が不足していると、自分の強みがわからないことがあります。自分の強みを知るには自分にどんな長所・短所があり、問題にぶつかったときにどう乗り越えるのか、何をモチベーションに行動するのかを認識する必要があるからです。
たとえば、自分の長所や短所がわかっていれば、それを仕事に活かせる能力に言い換えることで強みがわかります。
また、過去に問題を乗り越えた経験や目標に向かって努力した経験を振り返れば、仕事で問題が起こったときや目標に向かって努力が必要なときに自分がどう行動するかがわかるでしょう。それを言語化すれば、強みとしてアピールができます。
そのため、自分の強みがわからない人は、自己分析を改めて行ってみることをおすすめします。
特別な能力が必要だという誤解
就活生のなかには、留学経験や大会優勝経験、取得難易度の高い資格を持つといった特別な能力がなければ強みにならないと誤解して、自分には強みがないと悩んでしまう人がいます。
しかし、新卒採用はポテンシャル採用とも言われるとおり、企業は就活生に特別な能力を求めていません。それよりも入社後に成長して活躍できる可能性や、自社の社風と合うかどうかを重視します。
なぜなら、どれだけ特別な能力を持っていても、ほかの社員とうまく関係が作れず早期退職されると採用にかけたコストが無駄になるからです。
自分の人間関係の作り方や、目標に向かっての努力や創意工夫の仕方がわかれば就活の強みとして十分アピールできるので、過去の経験を振り返って、自分の強みを見つけてみましょう。
経験不足による気づきの欠如
アルバイトやインターンシップのような働く経験や、ボランティアや委員会活動のような組織のなかで役割を持って活動する経験が不足していると、仕事をしている自分を想像できません。そのため、自分の強みがわからないと感じることがあります。
しかし、企業は就活生に即戦力であることを求めていません。入社後に研修を受け、先輩社員に指導を受け、成長したのちに活躍してくれる人材になることを求めています。
つまり、採用担当者は仕事を覚えようとする意欲や、課題にどう向き合うか、人とどう関わるかを見て、自社の社員や業務に合う人材かを判断します。
そのため、どんな仕事ができるかにフォーカスせず、自分の成長意欲や課題解決力、人間関係の形成の仕方などを分析すれば、就活でアピールできる強みが見つかるでしょう。
自分の強みの見つけ方
強みを見つける方法には次のようなものがあります。
- 自己分析を行う
- 他者からのフィードバックを得る
- 成功体験を振り返る
- 診断ツールを活用する
それぞれの方法について詳しく解説します。
自己分析を行う
自分の強みを見つけるには、自己分析で自分の長所・短所、特性、問題が起こったときの対処の傾向、目標を決めて努力するモチベーションの源泉を知ることが大切です。
それらがわかれば、自分に向いている職種・業界・企業がわかるので、就活の軸が定まります。
自分に向いている仕事に就ければ、自分らしく働くだけでモチベーションを維持しながら仕事を続けられ、活躍もしやすくなるため、キャリア形成にも役立つでしょう。
自己分析には「自分史」「モチベーショングラフ」「ジョハリの窓」「マインドマップ」の作成といった方法があり、自己分析ノートを作って情報をまとめるのがおすすめです。
自己分析の詳しいやり方や、自己分析ノートの作成方法についてはこちらの記事を参考にしてください。
自己分析ノートの作り方・書き方は?就活で使えるテンプレートや見本もご紹介
自分の強みを見つけるには自己分析ツール「AnalyzeU+」
自分の強みがなかなか見つからない人は自己分析ツールを活用してみましょう。自己分析ツールを活用するなら、OfferBoxの自己分析ツール「AnalyzeU+」がおすすめです。
「AnalyzeU+」は、累計100万人のデータに基づいた診断結果で、8つの動物タイプで表す社会での役割志向や、社会に出たときに求められる力など28項目の社会で活かせる強みがわかります。
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他者からのフィードバックを得る
家族・友人・アルバイト先の同僚や上司といった周囲の人から自分の強みや長所についての意見をもらうことで、客観的に自分の強みを把握する方法もあります。
自分で思っている性格と、人から思われている性格には差があるはずですし、自分では強みだと思っていなかったことが、人から見れば強みになっている場合もあるでしょう。
周囲の人からの意見を聞いて、自己分析の結果と比較してみれば、自分では気づかなかった強みが見つかったり、自己認識を強化できたりします。
また、意見を聞くときは相手が自分の強みや長所を感じたきっかけになるエピソードも合わせて聞いておくと、ESや面接で強みをアピールするときに使えるのでおすすめです。
成功体験を振り返る
過去の成功体験を掘り下げることで、自分の強みを見つける方法もあります。この方法は自分の幼少期から今までの成功体験を書き出して、詳しく振り返ることで強みを発見します。
成功体験が思い浮かばない人は次の項目を参考に自分の経験を思い出してみてください。
- リーダーや代表の経験
- 誉められたこと
- 目標を立ててやり遂げたこと
- 年単位で継続できたこと
- 問題やトラブルを解決したこと
- 挑戦したこと
- 入賞や上位を獲得した経験
- イベントの成功経験
- 社会貢献活動
成功体験を書き出したら、自分のとった行動と人から評価された内容などを振り返り、自分の得意なことや問題が起こったときにどう対処するかを掘り下げます。書き出しているうちに見えてくる行動と思考の傾向があなたの強みになります。
診断ツールを活用する
診断ツールには性格診断、適職診断、適性診断、自己分析ツールなどの種類があり、質問に答えることで回答者の性格や適職、長所・短所・強みなどを心理学や過去のデータから分析します。
自己分析では自分目線で過去の経験や行動を判断するため、自分のなかで自分はこういう人間だという思い込みがあった場合、それにふさわしい答えを無意識のうちに探してしまいます。
また、社会人経験がない就活生にとって、自己分析だけで自分に合う職種や業界を見つけるのは容易ではありません。
しかし、診断ツールはあくまで回答内容とデータを照らした結果が出てくるため、客観的に見た自分の性格や適職を知ることが可能です。
そのため、診断ツールと自己分析結果を比較して、自分の強みを発見したり、裏付けしたりしてみることをおすすめします。
就活で使える自分の強み一覧
就活で使える強みを行動、対人関係、思考、心のあり方、スキルに分けて紹介するので、自分の強みをみつけるのに参考にしてみてください。
| カテゴリ | 強み一覧 |
|---|---|
| 行動 | 集中力、継続力、行動力、努力を惜しまない、計画性、効率性、主体性、決断力、問題解決力、自己管理能力、マネジメント力、マルチタスク能力がある |
| 対人関係 | 協調性、傾聴力、サポート力、臨機応変な対応ができる、コミュニケーション能力が高い、リーダーシップ(統制力)、調整力、交渉力、発信力、提案力、吸収力、誠実さ、共感力、公平性、気配りができる、規律性、積極性、社交性 |
| 思考 | 発想力、論理的思考力、想像力、分析力、柔軟性、観察力、企画力、正確性、知識欲が高い、考察力、リスク管理能力、視野が広い |
| 心のあり方 | 好奇心旺盛、忍耐力、誠実性、責任感、順応性、チャレンジ精神がある、探究心がある、向上心がある、ストレス耐性が強い、プラス(ポジティブ)思考、精神力が強い、冷静さ、逆境に強い、自己改善意識が高い |
| スキル | 体力がある、記憶力が高い、文章力、語学力、PCスキル、資格を持っている |
見つけた自分の強みを効果的に伝える方法
見つけた自分の強みを効果的に伝えるには、次のポイントに注意しましょう。
- 具体的なエピソードを交える
- 応募先企業の求める人物層と関連付ける
- 面接やエントリーシートでの伝え方
それぞれのポイントについて詳しく解説していきます。
具体的なエピソードを交える
自分の強みを伝えただけでは、相手はあなたにその強みが本当にあるかを判断できません。そこで、自分の強みを認識した理由を具体的なエピソードを交えて説明することが大切です。
例えば「協調性」をアピールするなら、いつ、どんな経験から協調性が形成されたと感じたのか、もしくは協調性が発揮されたと感じたエピソードを伝えます。そのとき、周りの評価をエピソードに入れておくと、強みの信憑性が高まります。
また、エピソードのなかに成果や時間経過などが出てくるときは「〇年間」「前月より〇%増加」というように数字で表現すれば相手が想像しやすくなるでしょう。
そして、強みを裏付けるエピソードに矛盾がないか、人に聞いてもらったり、文章にして添削してもらったりすると自信を持って強みをアピールできます。
応募先企業の求める人物像と関連付ける
人が持っている強みは1つではありません。自己分析してみると、自分のなかに複数の強みがあることに気づくでしょう。
面接やESでは自分の持っている強みのなかから、応募先企業の求める人物像に合う強みを選んでアピールすることが大切です。なぜなら、企業は自社の社風に合う社員を求めているからです。
応募先企業が求める人物像は、企業の公式サイトの採用ページに記載されていることが多いため確認してみましょう。記載されていない場合は、企業理念や、経営者・社員のインタビュー記事、SNSでの発信から求める人物像を予想します。
また、企業の説明会に参加したり、OB・OG訪問したりして、実際に働いている人の話を聞くのもおすすめです。
面接やエントリーシートでの伝え方
面接やエントリーシートで強みを伝えるときは、次の順番で伝えるようにしましょう。
- 「私の強みは〇〇です」と最初に結論を述べる
- 強みの理由を述べ、裏付けるエピソードや実績を伝える
- 最後に入社後にその強みをどう活かせるかをアピールする
エントリーシートは文字数が限られていることが多く、面接も簡潔に話すことを求められます。そのため、上記の順番を意識すると、自分の強みを効果的に伝えられます。
そして、強みを伝えるときは、以下のことをしないように気をつけましょう。
- 応募先企業と合わない強みのアピール
- 複数の強みのアピール
- 具体的なエピソードがない
- 嘘のエピソードを入れる
- 実績や人からの評価を誇張する
また、「バイト」「コンビニ」といった略語も使わないよう注意しましょう。
まとめ:自分の強みを理解し、活かそう
強みとは、自分の持っている能力や性質のなかで仕事に活かせるものを指します。自分の強みを理解できると、自分に合った職種・業界・企業がわかるので、就活の軸が定まるでしょう。
自分の強みに合う企業に就職できると、無理せず、自分らしく働くことで活躍していけるので、入社後のキャリア形成がしやすくなります。
強みを見つけられない人は、OfferBoxの自己分析ツール「AnalyzeU+」を活用して、社会で活かせる自分の強みを見つけてみましょう。


日本にはたくさんの企業があるため、就活をするときに業界を絞った方が効率がよくなると言われます。しかし、メリットだけでなくデメリットもあるため、就活で業界を絞るべきかどうか悩んでいる就活生もいることでしょう。
この記事では就活で業界を絞るべき理由と、絞る方法、いつ頃までに絞るのか、絞る際のポイントや注意点について紹介します。
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就活で業界を絞るべき理由
就活で業界を絞るべき理由やメリットは次のとおりです。
- 志望動機の一貫性が生まれる
- 就活の効率が上がる
- 自分に合った企業を見つけやすくなる
もちろん、業界を絞ることでデメリットも少なからずあるため、業界を絞る際の注意点については後ほど紹介しますが、まずはそれぞれの理由やメリットについてみていきましょう。
志望動機の一貫性が生まれる
現在の就活は売り手市場ともいわれるため、企業は自社への志望度の高い学生を求めています。
企業や業界を理解できていないと、志望動機がどの業界でも通用するような内容になり、採用担当者に自社を選ぶ理由が薄く、志望度が低いと判断されかねません。
しかし、業界を絞ると、業界研究・企業研究を念入りに行えるため、業界全体についてや、企業についての理解度が高まり、その業界・企業でなければいけないことが伝わる志望動機が作成できます。
就活の効率が上がる
業界を絞らないと、エントリーしたい企業を見つけるたびに業界研究をする必要があるため、とても時間がかかり、肝心の選考対策の時間が足りなくなってしまいます。
業界を絞ると、業界研究を企業ごとに行う必要がなくなりますし、同じ業界の企業ならESや面接などの選考対策がある程度似通ってくるため、就活の効率が上げられます。
就活の効率が上がると、その分時間ができるので、より深い選考対策ができるようになるでしょう。
自分に合った企業を見つけやすくなる
就職できたとしても働き方や価値観が合わず、自分の強みを活かせない企業に入社してしまうと、働くのが辛くなり早期退職するかもしれません。それを防ぐためにも、自分に合った企業を見つけることが大切です。
同じ業界であれば、ある程度働き方や価値観などが共通しています。そのため、業界を絞ると自分の強みを活かせて価値観や働き方の合った企業を選びやすくなり、入社後のミスマッチを防ぎやすくなるでしょう。
就活の業界の絞り方【3ステップ】
ここからは業界を絞る具体的な方法を紹介します。就活の業界の絞り方は、次の3つのステップで行うと効率良く業界が絞れるでしょう。
- 自己分析を行う
- 業界研究を進める
- 企業の特徴を比較する
それぞれのステップについて詳しく解説します。
自己分析を行う
自分の強みや価値観がわかっていないと、自分に合う働き方や仕事がわからないため、自分にどんな業界が合うかがわかりません。
まずは自己分析を行い、自分の長所・短所・強み・苦手なこと、何をモチベーションに努力できるか、人生において何を重視したいかなどを確認しましょう。
休日は土日がいいのかシフト制がいいのか、同じ場所で働き続けたいのか、日本各地や世界で働きたいのかなど、自分の望む将来像を書き出します。そして、自分の興味のあること、挑戦してみたいことも書き出してみるといいでしょう。
そうすれば、就職に対する自分の譲れない条件が見えてきて、就活の軸が定まります。その軸に照らし合わせれば、自分の行きたい業界を絞れるでしょう。
業界選びに悩んだら自己分析ツール「AnalyzeU+」
業界選びがなかなか上手く進まないときは自己分析ツールを活用してみましょう。自己分析ツールを活用するなら「AnalyzeU+」がおすすめです。
「AnalyzeU+」は逆求人サービスOfferBoxの自己分析ツールで、社会で活かせる自分の強みを見つけることに特化しています。
251の質問に答えると、累計100万人の診断結果に基づいて、8つの動物で表す社会での役割志向や、社会に出たときに求められる力など28項目の診断結果がわかります。
社会で活かせる自分の強みがわかったら、その強みが活かせる業界を絞りやすくなるでしょう。
「AnalyzeU+」はOfferBoxに登録すれば無料で利用できますので、ぜひ登録して活用してみてください。
業界研究を進める
業界を絞るには、どんな業界があるのか知る必要があります。業界は「メーカー」「商社」「小売」「金融」「サービス」「ソフトウェア・通信」「広告・マスコミ」「官公庁・公社・団体」の8つに分けられ、そこからさらにさまざまな業種に分かれています。
それぞれの業界に含まれる業種・職種、転勤の有無や頻度、業務内容、労働時間、勤務形態、給料、福利厚生などを確認しましょう。
また、今後の成長性や、離職率、就活時の競争倍率、選考の時期なども確認しておくといいでしょう。
それぞれの業界の一通りの特徴がわかれば、自分の価値観に合う業界を絞るようにします。志望する業界は1つに絞る必要はないので、3つ程度まで絞るといいでしょう。
企業の特徴を比較する
自分が興味を持った企業の特徴を比較して、業界を絞る方法もあります。
就活イベントや合同説明会に参加してみて興味を持った企業や、ナビサイトなどの情報を見て興味を持った企業を書き出してみます。
もし、同じ業界の企業があれば、その業界に他にどんな企業があるかを調べてみて、同じように興味を持てる企業があるか確認すれば、志望する業界を絞れるでしょう。
また、業界ごとに企業の特徴を調べて、共通する働き方や価値観を確認し、自分の強みが活かせて価値観に合う企業が多い業界に絞る方法もあります。
どちらにしても、自分の価値観や強みを理解していないと自分に合うか判断できないため、この方法を行う際は先に自己分析を済ませてから行いましょう。
いつまでに業界を絞るべきか?
業界を絞る時期を知るために、まずは就活全体のスケジュールを把握しておくことが大切です。
就活の選考スケジュールは、政府の規定では大学4年生の3月以降から就活の情報解禁、6月以降から選考活動が開始となっています。
そのため、選考活動が始まる6月までに業界を絞ればいいと考えてしまいがちですが、そうではありません。
3月以降の情報解禁と同時に選考を実施する企業や、外資系やベンチャーのように3年生から選考が始まる企業もあります。
外資系企業の場合、選考開始は3年生の秋・冬ですが、夏期インターンが選考に直結している場合もあるので、外資系を志望するなら夏期インターンに参加する方が選考に有利に働くでしょう。そして、ベンチャー企業の選考のピークは3年生の12月〜2月です。
そのため、志望企業が外資系なら3年生の夏まで、ベンチャーなら3年生の秋頃には業界を絞るのがおすすめです。
また、それ以外の企業の場合は4年生の3月頃までに業界を絞っておくのがいいでしょう。
就活で業界を絞る際のポイント
自分がエントリーする業界を絞るときは、次のポイントに注意して業界を絞るようにしましょう。
- 興味・適性を考慮する
- 働き方や福利厚生をチェックする
- 業界の将来性を確認する
それぞれのポイントについて詳しく解説します。
興味・適性を考慮する
興味を持てない業界や適性に合わない業界に入ってしまうと、仕事を続けていくモチベーションが保てません。そのため、業界を絞るときは、その業界が自分の興味や適性と合っているかを考慮することが大切です。
自分の興味を持ったものから関連する業界を調べ、そのなかで自分の適性に合った業界に絞るようにしましょう。
例えば、食に興味がある場合、食品を製造するメーカー、食品を提供するサービス業、食品を消費者に届ける小売業、食品の良さを広める広告業などの業界で食に関する仕事をすることが可能です。
また、やりたいことだけで絞らず、自分の強みが活かせるかどうかで絞るようにすると入社後に活躍しやすくなるでしょう。
働き方や福利厚生をチェックする
業界ごとに年収や休暇、転勤の有無などが異なるので、業界を絞るときにそれぞれの業界の働き方や福利厚生をチェックすることも大切です。
なぜなら、どれだけ自分の強みにあった業界でも、その業界の働き方や福利厚生では自分の理想とする人生を送れないとなると、いずれ仕事を辞めなければいけなくなるからです。
そのため、業界を絞る前に、自分がどんな人生を送りたいのか、理想の働き方はどんな働き方なのかを知っておきましょう。
また、どんなキャリアを形成したいのか、どんな資格やスキルが必要なのか、それを得るためにどんな制度があればいいのかを確認します。
そして、理想の人生やキャリアを実現できる働き方や福利厚生のある業界を選ぶようにしましょう。
業界の将来性を確認する
エントリーする業界を決めるときは、その業界の将来性を確認することも大切です。将来性の低い業界に就職してしまうと、就職した後に業界が衰退し、企業の業績が落ち込んだり、倒産したりしてしまう可能性があります。
業界の将来性を確認するには、社会の動きを知る必要があります。日本社会だけでなく、世界の動向にも注目し、今後世の中がどう動いていくのかを予想しましょう。
そこから、今後成長する可能性のある業界、衰退していく可能性のある業界を自分で見極めて、業界を決めるようにします。
また、地域によっても盛んな業界や、成長する可能性のある業界は異なります。そのため、自分が働きたい地域で盛んな業界かどうかも考慮しておくことをおすすめします。
業界を絞る際の注意点
業界を絞ることにはメリットだけでなく、デメリットもあります。就活を失敗しないために、エントリーする業界を決めるときは次のポイントに注意しましょう。
- 早い段階で決めすぎない
- 情報収集を怠らない
- 柔軟に軌道修正する
それぞれのポイントについて詳しく解説します。
早い段階で決めすぎない
就活の早い段階で、自分がエントリーする業界を決めてしまうと、視野が狭くなり、選択肢を失ってしまう可能性があります。
その結果、本当は自分が活躍できる業界や、自分に合った企業を見落としてしまうかもしれません。
就活の初期段階は、なるべく広い視野を持って情報収集し、全ての業界について一度は調べてみたり、説明会に参加したりするようにしましょう。
また、就活の初期段階は企業側の情報が全て出ているわけではないので、後から新しい情報が出てくる可能性があります。
そのため、早い段階で業界を決めて他の業界の情報をシャットダウンしてしまい、自分にとって必要な情報を見逃すことがないよう気をつけましょう。
情報収集を怠らない
業界を絞った後も、自分が絞った業界以外の情報収集を怠らないように、企業説明会やOB・OG訪問などを活用し、リアルな業界の実態を知るようにしましょう。
企業はどこかの業界に属してはいますが、その業界とだけ取引しているわけではありません。また、日本の多くの企業で、異業種での業務提携や、異分野への進出も増えています。
自分のやりたい仕事が他の業界で叶えられる可能性もあるので、業界を絞った後も視野を広くもって情報収集しておきましょう。
そして、就活期間中にコロナ禍や戦争のように世界規模の問題が起こり、世の中が急激に変化する可能性もあります。急な変化が起こっても対応できるように、情報収集は怠らないようにしましょう。
柔軟に軌道修正する
日本にある企業の数は多いですが、1つの業界に属する企業の数は限られているため、業界を絞った後に自分がエントリーしたいと思える企業があまりないと感じることもあるでしょう。
また、自己分析や情報収集をしているうちに、自分のやりたいことの方向性が変化したり、新たな自分の強みに気づいたりすることや、他の業界に興味が出てくることもあります。
就活で大切なことは、最初に決めた業界や職種に就職することではありません。自分の強みを活かせて、自分らしく働くことで活躍できる企業に就職することです。
そのため、業界を決めた後でも、自分や社会の状況が変化したら柔軟に軌道修正し、業界の再検討を行うようにしましょう。
就活で業界を絞る方法を実践してみよう!
就活で業界を絞ると、就活の効率が上がり、時間に余裕ができるため選考対策を深められます。
また、業界ごとに働き方や価値観が共通していることが多いため、自分に合った企業を選びやすくなるでしょう。
業界を絞るためには、就活の軸を定めなければいけません。まずは自己分析を行い、自分の強みや理想の働き方を見つけましょう。
自己分析する際は、ぜひOfferBoxの「AnalyzeU+」を活用して、社会で活かせる自分の強みを見つけてみてください。
