日本経済新聞 電子版「迫真」のコーナーに、拡大するスカウト型サービスの最大手としてOfferBox運営企業のi-plugが紹介されました。

新型コロナウイルスの影響で、企業と学生がリアルな接点を持ちづらい中、成長するスカウトサービスの最大手として、OfferBox運営企業のi-plugが紹介されました。

■メディア名:日本経済新聞 電子版
■掲載記事名:迫真 就活変貌3 「理想の人材見つけた」
■掲載日:2021/06/23
■URL:https://www.nikkei.com/article/DGKKZO73161450T20C21A6EA1000/
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こんにちは。新卒採用イベント会社で学生の就職活動を支援している森です。
年間約500名の学生と面談をしている筆者が、文系女子と話をしていると「文系女子の就職先が少ないのではないか」「文系女子の自分が就職できるのか不安」という悩みをよく聞きます。

もし不安に思っている方がいたら安心してください。文系女子の就職活動は全く不利ではありません。また、不安を解消する方法もあります。
本記事では、文系女子として就職活動をしても全く不利と感じなかった筆者が、文系女子が不利ではない理由から就職活動の進め方まで徹底解説します!

文系女子の就職活動に対するお悩みは?

文系女子は就職活動に対してどのような悩みがあるのでしょうか?また、冒頭でお伝えしたように、本当に文系女子は就職活動において不利ではないのでしょうか?
そういった疑問を解き明かすために、まずは文系女子とはどういう人かを改めて認識合わせをしていきましょう。

文系女子とは

本記事での文系女子は、文系の学部に通っている女子学生のことを指します。学部としては法、経済、商、文、教育(文系科目)などが該当します。

就職活動で活かせるような専門的なスキルは少ないものの、本を読むことや情報を得ることが得意な人が多いです。感受性が豊かでコミュニケーションスキルが長けていたり、考える能力が長けていたりするのが特徴です。こうした特徴に該当している人は、本記事のような情報をしっかり読み込み、就職活動への準備を進めていくのが得意なケースが多いです。

文系女子の就職活動って不利なの?

さて、文系女子の認識をすり合わせしたうえで、実際の悩みを紐解いていきましょう。
文系女子は就職活動に不利なのではないかという相談をよく受けますが、実際は不利ということはありません。

具体的に、「就職先として職種は事務職、営業職など。業界は金融業界、広告業界、航空業界などに限られているのではないか…。」という声もお聞きするのですが、機械メーカーやIT業界も含め、就職できる職種や業界は幅広くあります。本記事で紹介する方法で就職活動を進めていけば、自分の進みたい道にチャレンジすることは可能なのです。

まず、本章では文系女子が不利ではない理由をお伝えします。

採用実績の男女比率

はじめに、男女比率の採用実績を公開している企業やニュースを見てみてください。確かに、一部男子学生の採用率が高い企業はあるかもしれませんが、男女の採用率が五分五分の企業が多くあることをお分かりいただけるのではないでしょうか。
むしろ、企業の中には女子学生の採用率が高い企業もあるのですから、一部男子学生の採用率が高い企業があっても気にしないでください。押し並べてみれば、採用実績の男女比はほぼ半々になるはずです。

「とは言え、女子の採用数は少ないのではないのか…。」と不安に思っている方がいるのであれば、学校で例えてみるとわかりやすいかもしれません。上記でご紹介した採用比率の違いは、学校でいう共学か、男子校と女子校で男女の入学数が違うような差です。しかし、日本全体を見れば、男子学生と女子学生の数はほとんど同じですよね。それと同じような構図です。

日本の制度

次に日本の制度から、女性の社会進出が奨励されていることをお伝えします。

日本の雇用制度には、男女間で差別をしていけない法律がいくつかあります。
男女雇用機会均等法では、労働者の募集及び採用に係る性別を理由とする差別を禁止し、男女均等な取扱いを求めています(法第5条)。企業において募集・採用に携わるすべての方へ男女均等な採用選考ルール

また、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」として2016年に施行された女性活躍推進法もあります。女性が働きやすい職場づくりを推進する法律で、行動計画を策定して届け出をおこない、推進状況が一定の基準を満たした企業は、厚生労働大臣が認定する「えるぼし認定」を受けることができます。を得ることができます。
女性活躍推進法特集ページ(えるぼし認定・プラチナえるぼし認定)

上記でご紹介した法律により、国の制度としてもどんどん女性が働きやすい方向に向かっていることがお分かりいただけるかと思います。

企業が学生に求めていること

最後に、企業が学生に求めていることから文系女子の就職が不利ではないことをお伝えします。

詳しくは後述しますが、企業が学生に求めていることは、入社後に活躍してくれそうかどうかです。具体的には、業務でその学生の強みを活かせそうか、物事に真摯に向き合いつつ頑張れるかなどから判断しています。その判断に男子か女子かという判断基準は必要ないのです。

文系女子の先輩が語る「不利と思ったことはない」

本記事を書いている筆者は、文系女子です。しかし、就職活動を進めていくにあたって不利だと思ったことはありませんでした。
理由としては2つあります。

1つ目は「女子だから」という理由で、選考に影響が出たという経験が一切なかったからです。
上述したように男子と女子で、企業が学生に求めている資質・能力は基本的に変わりません。もちろん、力仕事など体格や筋肉量が大きいことが求められる職種は一部例外になりますので、私がそういった例外の業界を受けていなかったということもありますが、それ以外で男女間の違いを感じられる問いや選考通過理由、選考お見送り理由はありませんでした。

2つ目は「文系だから」という理由で、選考に影響が出たことがなかったからです。
上述したように男女間だけでなく、文系という分野でも企業が基本的に学生に求める資質・能力は他の分野と変わりません。文系が不利ではないことの詳細は、以下の記事に書いておりますので気になる人は読んでみてください。
理系に比べて不利は間違い!文系の就職事情から就活の仕方まで徹底解説!

 

就職活動では自分の特徴をアピールすることが大事!

先ほどの章で、文系女子が不利ではないことをお伝えしました。続いて、文系女子である自分の特徴や強みを、効果的に企業に伝える方法を考えていきましょう。
この章では、自分の特徴をアピールするうえで、どのような内容を考えたらいいのかをお伝えします。

文系女子の自己PRについて

基本的に、「文系だから」「女子だから」という理由で、自己PRの方法を変える必要はありません。自分の長所や特技など含めて、自分が企業に入社した後に貢献できそうな点をアピールすることが大事になります。

例えば、冒頭でお伝えしたように、感受性が豊かでコミュニケーションスキルに長け、周りの人と仲良くなることが得意な点や、考える能力が長けているために作業の効率化を進められる点などは、アピール材料として使うことができます。アルバイトやサークル活動で、上述の力を発揮した経験を語ることができれば、貢献イメージもつきやすくなります。

自己PRの書き方については以下の記事でも解説しておりますので、書き方を詳しく学びたい方はご覧ください。
採用担当者に「コピペでしょ」と言わせない「自己PR欄」の書き方|「論理の三角形」を活用してみよう

これから進んでいきたいキャリアについて

女性特有のライフイベントに対する考え方ついて聞かれる可能性はゼロではありません。聞かれた際は、しっかりとそれらイベントを考慮した理想のキャリアを採用担当に伝えていくことが重要です。

一方で、キャリアの考え方に正解はありません。就職活動で自分の理想のキャリアを伝える目的は、将来自分が生き生きと働くことができる環境を見つけるためです。
そのため、嘘を伝える必要はありません。

次の章では女性ならではライフイベントを考えた、仕事を選ぶ物差しについてお伝えします。

 

文系女子が考えるべきキャリアの質問5問

キャリアに深く関わるライフイベントには、結婚・出産・介護などがあります。こうした大きな節目だけでなく、日々どんな風に暮らしていきたいかを考えることはとても大切です。
入社をする時点では不確定な要素も多いですが、現時点で自分が望む将来像を叶えられそうかは、仕事を選ぶ上で気になるポイントとなるでしょう。
今回は質問形式で、仕事の選び方のポイントを、仕事選びの軸が定まりやすい順番でお伝えします。併せて、企業へのおすすめの聞き方も記載しています。
なお、下記に記載している働き方やキャリアについては、正解の選択肢はありません。「自分に合うものは何かという基準で読み進めてみてください。

また、選考を受ける企業の働き方やキャリアについての考え方が、自分とマッチしているかを判断するための基準も記載しているので、参考にしてみてください。

第1問:定時で帰りたいか

まずは仕事を定時で帰りたいか、帰りたくないかによって、仕事選びの大枠な分類が可能です。
仕事以外のプライベートを大事にしたい人でもいれば、若いうちはプライベートの時間を削っても仕事を頑張りたい人もいるでしょう。

【企業へ確認する際、おすすめの聞き方】

  • 企業全体として平均残業時間がどれくらいありますか?
  • 1日の仕事内容はどのように決めていきますか?(その日の仕事量が明確に決まっている仕事は、就業時間に波がないことが多い)
  • 緊急の仕事が入ることもありますか?

定時で帰りたい人も、帰らなくてよい人も、次の質問に進みましょう。

 

第2問:結婚後も仕事をしたいか

次に、結婚をした後も仕事をしたいか、したくないか考えてみましょう。
今考えている将来像が「結婚しない」という人は→一気に第5問まで進んでください。
一昔前まで、結婚後は専業主婦となり、家事全般をこなすことで家庭を支えることが一般的でした。しかし、今は共働き世帯も増え、女性が仕事をすることも当たり前になっています。そのため、結婚後も同じ企業で仕事をすることを、視野に入れる人は多いと思います。

【企業へ確認する際、おすすめの聞き方】

  • 企業で働いている女性社員の中で既婚率はどれくらいいますか?
  • 結婚した後に続けている人はどれくらいいますか?

結婚後も仕事を続けたい人→第3問に進みましょう。
結婚後は退職したい人→第4問に進みましょう。

 

第3問:出産後、仕事に復帰したいか

出産後、仕事に復帰したいか考えてみましょう。ここでの「復帰」とは、産休・育休取得後に元々いた企業で働くことを指します。
現時点で考えている将来像が「子供を持たない」という人→第5問まで進んでください。

復帰するには、パートナーやご家族などが子供を見てくれるケースを除き、子供を保育園や託児所に預けることが一般的です。育休の期間は会社によって異なりますが、その範囲内の復帰であれば、入社面接等をせずに、仕事に戻ることができます。

子どもに常に寄り添って自分の手で育てるために、出産のタイミングで退職する人もいれば、仕事に戻る人もいます。
出産後、男性が育児休暇を取り、女性がフルタイムでの業務に復帰するというケースも増えています。

それ以外にも、パートやアルバイト、派遣という形態で、時間を短くして働くという選択肢もあります。時短勤務が可能な企業であれば、就業時間を変えて、結婚前と同じ企業で働く人もいます。自分の望む将来像に合う、結婚・出産後の働き方を考えてみましょう。

【企業へ確認する際、おすすめの聞き方】

  • 産休取得率はどのくらいですか?
  • 育休後に復帰されている人はどれくらいいますか?
  • 時短勤務をされている方はいますか?

出産後の退職を考えている→第4問に進みましょう。
出産後の復帰を考えている人→第5問に進みましょう。

 

第4問:結婚・出産後も「在宅」で仕事をしたいか

結婚や出産後、退職はするもののその後「在宅」で仕事をしたいか考えてみましょう。
上記でも触れましたが、パートやアルバイト、派遣という形態であれば、年齢や仕事のブランク期間問わず、比較的容易に働くことが可能です。ただし、その場合は一定の拘束時間が生じるため、空いた時間で好きな分だけ働くということは難しくなります。また、その時間帯は子供の面倒を誰かにみてもらう必要があります。

それに対し、業務委託やフリーランスといった形態の場合、在宅でできる仕事が多く存在します。また、「依頼されたものを納品する」という契約のものが多いため、好きな時間に仕事をしやすいです。

もし、出産を機に退職をしたものの、在宅で仕事をしたい場合は、在宅でも仕事が可能なスキルを前職で習得しておく必要があります。例えばプログラミング、デザイン、ライティングなどが、在宅でもしやすい仕事となります。

【企業へ確認する際、おすすめの聞き方】

  • この仕事をすることで具体的に取得できるスキルはどんなものがありますか?
  • 大体どれくらいで一人前といえるスキルが習得できますか?

 

第5問:出世したいか(管理職・幹部役員になりたいか)

仕事を続ける中で、昇進し、管理職や幹部役員になっていきたいかも考えてみましょう。

現場の仕事が好きで、あまり昇進に興味のない人もいれば、役職を高めつつより企業や社会に影響を与えられるような仕事を目指す人もいるでしょう。

【企業へ確認する際、おすすめの聞き方】

  • 幹部役員の中に女性はいますか?
  • 女性の管理職はどのくらいの割合いますか?
  • お子さんのいる女性管理職はいますか?
  • 女性管理職の方とお話をすることはできますか?

上記でご紹介した仕事の選び方の観点をもとに、自分の目指す働き方や、身につけたいスキルのイメージはつきましたでしょうか?
ただし、何度もお伝えしているように、日々の暮らし方や仕事の選び方は人によって異なりますし、正解はありません。仕事を大事にしたい人も、プライベートを大事にしたい人も、それぞれ大事にしたい観点から企業へ質問をしつつ、自分に合った仕事選びをしていただければと思います。

就職活動は、OfferBoxを使って自分に合った企業に出会おう!

本記事では文系女子の就職は不利ではなく、しっかりと自己分析をして、歩んでいきたいキャリアを踏まえて仕事を選べば、様々な選択肢があることをお伝えしました。自己PRや目指す将来像が明確になったら、OfferBoxを使って企業に自分をアピールすることをおすすめします。
考えた自己PRや将来像をプロフィールに載せることで、企業からオファーをもらうことが可能です。

OfferBoxならありのままの自分をPRできる!

OfferBoxなら、ありのままの自分を効果的にPRすることができます。文章だけではなく写真も載せることができるので、履歴書やES(エントリーシート)では出せない普段の自分をアピールすることが可能です。
文系女子の場合は、バイトやサークルなど多岐にわたる経験をしている人も多いと思うので、写真で普段の様子をお伝えしつつ、企業に自分の活躍イメージをもってもらうことができます。

OfferBoxなら今後の目指す働き方をアピールできる!

さらに、OfferBoxでは自己PRだけでなく、歩んでいきたいキャリアや目指す将来像についてもアピールすることが可能です。
企業は、プロフィールに書かれた将来像を見てオファーをするので、「進んでいきたいキャリアと面接を受ける企業の方向性が、全く異なっている」というリスクは生じづらくなります。

本記事でご紹介した通り、文系女子だからといって就職活動に悩む必要はありません。
キャリアに深く関わるライフイベントの選択や、日々どんな風に暮らしていきたいかの選択は人それぞれです。自分が選びたい選択肢を実現できそうな仕事選びを是非おこなってみてくださいね。

(書いた人)
森瑞貴
Twitter:https://twitter.com/mooleesan
新卒採用イベントを運営している株式会社ジースタイラスで年間500人ほどの学生と面談をしつつ、企業支援も経験。現在は株式会社AppBrewでアカウントプランナーとして働いている。

インターンシップに備えて、「自己PRを作る」!

OfferBoxでは、2023年卒の皆さんを対象とした【夏のインターンシップ】や【早期選考】のオファーが5月以降流通しはじめています。
そこで、オファーが増えるこのタイミングでにOfferBoxユーザーを一堂に集め、みんなで一緒にもくもくとプロフィールを入力・見直す「もくもく会」を6月22日開催します!
冒頭の30分でOfferBoxプロフィールの考え方をご紹介して、OfferBoxのプロフィールを入力するうえで意識してほしいポイントをお伝えします。

もくもく会には「OfferBoxの中の人」も常駐するので、気になることがあればその場で質問してください!
リアルタイムで回答します!
このセミナーはこんな疑問や悩みを抱えている方にお勧めです。

・家だと中々集中できない方
・OfferBoxの活用方法が気になることがある方
・他の就活生が気になっていることを知りたい方
夏に向けて、しっかりと就活準備をすすめたい方はぜひご参加ください!

 

LIVE配信 概要

【開催日時】

6月22日 (火)
18:00~19:30
※Zoomでのライブ配信です。
※セミナー開始5分前から開場します。

【参加対象者】

2023年卒業見込み
※2022年卒業見込みの方も参加いただけます。

【参加方法】

①開始時間までに、ZOOMウェビナーに事前登録をお願いします。
②ZOOMウェビナー事前登録後、ご入力いただいたメールアドレスに参加用URLを送信します。
③お時間になりましたら以下参加用URLにアクセスしご参加ください。

※ZOOMでのライブ配信です。
※カメラ、マイクは自動でオフの設定となります

【もくもく会に常駐する中の人】

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株式会社i-plug マーケティング部 学生メディアチーム チームマネージャー:小林 大剛

2009年 兵庫県の大学を卒業後、東京のシステム会社に入社、営業部に配属となり新規企業の開拓とコンサルティングに従事。2016年 i-plugに入社、大学営業部門で100校以上の大学で講師として登壇、就活準備セミナーを企画から実施まで担当。新規事業の企画立案・営業を経て現在はマーケティングに従事

【セミナー参加方法】

①以下記載のリンクから参加申込みをしてください。
②申込み完了後、登録いただいたメールアドレス宛に参加用URLを送信します。
③時間になりましたら、参加用URLにアクセスしてください。

こちらのイベントは終了いたしました。

【参加者の声】

「就職活動っていつから始めるべきなのだろう?」
「3月の情報解禁の時から動き始めればよい?」
「インターンシップにはいつから参加すべき?」
など、就職活動を控える学生にとって、いつから活動をスタートをするべきか気になっているのではないでしょうか。
この記事では、採用企業側のスケジュールを押さえながら、学生が「いつ」「何をすべき」かについてお伝えします。

OfferBoxは、就活生の約24万人(※1)に利用されている新卒逆求人サービスです。
OfferBoxに登録するプロフィールや自己PRがES(エントリーシート)の代わりになるため、効率的に就活を進めることができます。
また、累計登録企業数は約20,423社(※2)で、大手から中小・ベンチャー企業まで幅広い企業に登録されていることも特徴です。
効率的に就活を進めたい方は、ぜひ活用してみてください。

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(※1) OfferBox 2026年卒利用実績データより
(※2)当社アカウントを開設した累計企業数で、直近で利用していない企業含む(2025年8月時点)

企業動向を知らないと損する理由

就職活動を始めるにあたって、まず思いつくのは自己分析や業界・企業研究といった、「自分で準備すべきこと」かと思います。
しかし、それと同時に、企業動向の大枠を理解しておくと、就職活動を効率的・効果的に進めることができます。ここでは、「なぜ企業動向が重要なのか」をお伝えしていきます。

就職活動のペースメーカーは企業だから!

事務局では、多くの学生さんから「何を」「いつまでに」「どのくらい準備すればいいのか?」という質問をうけます。
「どのくらい準備を?」という程度の話は、学生個々の状況によりますが、「何を」「いつまでに」は企業動向を参考にして考えることができます。
その理由は2つあります。

1.企業側の採用スケジュールは各社決まっているから!

企業は多くの場合、「年間のざっくりとした採用スケジュール」を前年度の採用が終わる頃に決定しています。(実施計画・詳細策定は数ヶ月前)

さらに採用スケジュールの考え方としては「母集団を形成して、見極めていく」という流れを組むことが一般的です。
言い換えると、企業の採用スケジュールを知らずに就職準備を始めてしまうと、企業が時期毎に実施している「母集団の形成→見極める」という流れに乗ることができません。

インターンシップ・説明会などの「母集団の形成の選考フロー」にのることが出来なければ、面接・面談を筆頭とした「見極める選考フロー」にも進むことはできないということになります。

2.時期によって準備内容の優先度が変わるから!

就職活動で必ず必要になる「アウトプット:自己PRと志望動機」から、それぞれの「準備」を逆算して整理したのが以下の図です。

もちろん、細かな点で対策・準備が必要なことや準備の深さに差異はありますが、「最低限必要な準備項目」は時期によって大きく変わることはありません。

前段の通り、「最低限必要な準備項目」は時期によってあまり変わりません。しかし、選考のフローや見ているポイントは時期ごとに変化するので、「準備の優先順位」を変える必要があります。

例えば、夏のインターンシップでは「書類選考」がメインで、「面接・面談」を実施している企業は一部です。そのため、最優先で準備すべきことは、「書類選考対策=自己PRの文章化」です。

このように、企業の動向を踏まえ、「準備の優先順位」を変えていかなければ、「その時、必要でない準備に時間を割いてしまう」こととなり、時間が足りなくなります。
※もちろん、「優先順位の低い準備が全く無駄…」ということではなく、本選考のタイミングでは必ず役立ちます。

トライアル&エラーには時間がかかる

こういった就活準備の話において、必ずと言っていいほどセットで出てくるのが「早く動いたほうが良い」という言葉。かく言う私も就活生時代には、耳にタコが出来るくらい「早く動きなさい!」と言われ続けた1人です…

では、なぜ就職活動は「早く動いたほうが良い」のでしょうか。
その理由は非常にシンプルで、「トライアル&エラーを重ねないと上達しないから」です。
そして、就職活動は多くの学生が初体験で、かつ自分なりの正解を見つけていかなければならないため、トライアル&エラーは避けては通れません。

「上達するまで・慣れるまでにどれくらい時間が必要か?」を試算できない状況においては、動き出すタイミングが早いほど試行錯誤に時間を割けるので、アウトプットのクオリティを上げつつ、安心感も増していきます。
裏を返すと、試行錯誤に時間が割けない場合、クオリティに不安が残り、最悪の場合、行動も制限されてしまう可能性があります。

この考え方は就活だけではなく、社会に出てからも非常に重要です。

もちろん、いくら準備してもクオリティに不安が残る人もいるかと思います(私もそうでした…)。その不安と上手く付き合っていくためにも、「準備した!」という事実は非常に重要です。

OfferBoxも早めの準備がおすすめ!

「企業動向を知っておいたほうが良い!」「早く準備をした方が良い!」というのは、OfferBoxを活用する上でも共通しています。
OfferBoxでは、準備(=プロフィールの入力)さえ出来ていれば、企業が動き出したタイミングで、オファーが届く確率は一気に高くなります。

また、OfferBoxでは、企業の反応を確認しながらプロフィールを何度も手直しすることができるので、トライ& エラーの1サイクルを素早く行うことができます。
上手く活用すれば「素早く」「一気に」就活の熟練度を高めることができます。

特別公開!企業のOfferBox利用スケジュール

前置きが長くなりましたが、ここからは「OfferBoxの企業動向」と「オファーを受け取るためのコツ」を解説したいと思います。
ざっと、年間を通じた大まかなイメージは以下のとおりです。

ここからは、時期ごとに詳細を解説していきます。

3年生(大学院1年生)前半のスケジュール

3年生(大学院1年生)4月:オファー解禁

OfferBoxの学生登録は例年、大学2年生(大学院進学の場合、大学4年生)の2月1日からスタートします。※変更になる場合あり。
ただし、企業のオファーは4月1日に解禁されるため、約2ヶ月のズレが生じます。
OfferBoxでは、この2ヶ月を「学生の準備期間」として捉えています。

なお、オファーの解禁は4月からですが、それ以前でも企業は「学生プロフィールの閲覧」をすることが可能です。
早い時期にOfferBoxの登録をしたにもかかわらず、オファーが来ない期間が長いと不安になると思いますが、採用担当者は登録内容を見てオファー計画を練っているので、安心してください。

3年生(大学院1年生)5〜7月:夏季インターンシップオファー

学生が夏季インターンシップ参加に向けて準備をするように、企業もインターンシップに向けて動き出します。前年度の学生採用が落ち着き次第、夏季インターンシップに参加してくれる学生を探すために、オファー流通量は5〜7月にかけて徐々に増えていきます。 全体の流通量から見ると、5〜7月のオファー流通量は少なく見えるかもしれません。
しかし、早期のタイミングはプロフィール入力率が高い学生の割合も少ないので、しっかりとプロフィールを作り込めば、オファーが届く確率が高くなります。

3年生(大学院1年生)8〜9月:休憩タイム…?

8〜9月は夏季インターンシップの開催で忙しくなるため、早期から動いていた企業群は一旦休憩タイムに入ります。
ただし、「全ての企業が動きを止める」というわけではありません。
例えば、以下の様な企業群が「今後のインターンシップに参加してほしい学生」を探すために、オファーを送信します。

  • 秋・冬のインターンシップから選考を開始する企業群
  • 4年生(大学院2年生)の採用活動が落ち着いた企業群

オファー流通量としては7月と同水準ですが、確実に次期を見越した動きが始まるタイミングです。

3年生(大学院1年生)前半のOfferBox活用法まとめ

夏季インターンシップを含めた早期の採用活動は「欲しい人材を探す」という目的以上に、「学生への認知度向上」を目的にしていることが多いです。
そのため、開催形式も簡素で、選考基準も比較的緩めに設定されているインターンシップが数多く見受けられます。
※インターンシップの①期間が長い、②開催形式がオフライン、③選考に面談が設定されている場合は、「欲しい人材を探す」ことが目的の可能性が高いです。

前半でOfferBoxを利用する大体の企業は「登録内容の質」よりも「登録量」を優先的に見ている傾向が強いので、まずは入力率を80%以上にすることを目標に取り組んでみましょう。

3年生(大学院1年生)後半のスケジュール

3年生(大学院1年生)10〜12月:冬季インターンシップオファー

夏までの動きが一段落し、この時期から本選考を意識して動き始める学生が増えるのと同様に、企業も本選考に向けて動き出します。
具体的には、9月までの採用活動の目的が「認知度の向上」ならば、10月以降は「欲しい人材を探す」という色が強くなり始めます。 OfferBoxでは、冬季インターンシップに参加してくれる学生を探すために、多くの企業が動き始めるため、9月と比較するとオファー流通量はグッと伸びてきます。

※冬季インターンシップは例年12月〜翌年2月までの間で開催されます。

3年生(大学院1年生)1〜3月:本選考に関わるオファー本格始動

年明け1月から、オファー流通量はどんどんと増えていき、3月は「年間で最もオファーが飛び交う月」となります。
1月上旬頃までは、2月開催の冬季インターンシップオファーが一部流通しますが、1月中旬以降から徐々に本選考に関わるオファーの割合が増えてきます。 「本選考に関わるオファー」とは、3月1日の採用広報解禁に備えた動きのことで、

  • 「欲しい人材」に3月以降に開催を予定している説明会に参加してもらう
  • 「欲しい人材」に3月以降に予定している「面接(選考)」に参加してもらう

ことなどを目的とし、互いの理解を深める「面談形式」が主流となります。

※経団連未所属企業や外資系企業など、割合は少ないものの、1月以前にも「本選考に関わるオファー」は流通しています。

3年生(大学院1年生)後半のOfferBox活用法まとめ

後半の企業・学生動向を整理しました。ポイントは以下の3つです。

  • 企業:10月〜3月は「欲しい人材を探す」という動きが強くなる
  • 学生:OfferBoxの登録学生数も伸びてくる
  • 学生:就職活動も本格化する(忙しくなる)

上記が影響して、「企業がOfferBoxで学生を探す時に見るポイント」も、前半とは若干変化していきます。

特に、オファーを送ったときに「学生に反応して欲しい」と考え、企業の採用活動が進めば進むほど「希望条件」「ログイン日」が重要視され始めます。 入力率が高いことを前提に、希望条件やログイン日、登録されている内容でオファー送信の判断をしているので、学生目線では気を使わなければいけないポイントが増えます。
アクセスログを確認しながら、どの項目を見直せばいいか?を考え、情報を登録してみましょう。

まとめ

  • 企業の採用動向・スケジュールを押さえることで、「なにを」「いつまでに」準備すればいいか、考えるヒントが見つかる。
  • 前半戦(3年生9月まで)でオファーをもらうためには「入力率」を高くする事が重要。後半戦(3年生(大学院1年生)3月まで)では「入力率」が高いことは大前提といて、「希望条件」の見直しや、「ログイン日」の更新が重要。
  • OfferBoxはトライ&エラー。アクセスログやオファー文面を確認しながら、企業の目に止まりやすいプロフィールを試行錯誤して見つけよう。

参考記事
一般的な企業の採用スケジュールについては、以下記事をぜひご確認ください。
https://offerbox.jp/columns/23475.html

AnalyzeU
こんにちは、採用コンサルタントの高橋です。

第1弾に続く第2弾として、グループディスカッションの評価ポイントを包み隠さずお伝えします。
グループディスカッションの設計や、選考官を育成する立場として、採用の裏側をお伝えします。

最重要対策!就活生がグループディスカッションで心がける対策ポイントは3つしかない

グループディスカッションをしていると、何を心がければいいのか?ということを迷う学生をよく見受けます。ビジネスマナーを意識するがあまりぎこちなくなってしまったり、積極的な意見を言わなければならないと気を張ってしまって的外れな発言をしてしまったりと、さまざまです。
しかしながら、グループディスカッションにおいて本当に心がけることは「3つ」しかありません。

選考官にとって納得感ある答えを導き出すこと

出されたお題に対して、選考官が納得する解決策やアウトプットを出すことが、グループディスカッションの大きな目的です。
この大きな目的に対して、取り組むことがまず1つ目の意識すべきことです。

参加者の納得感と合意形成を得ること

たとえ、「選考官にとって納得感ある答え」であるとしても、1人で考え、解決することをグループディスカッションでは求められていません。選考官は、チーム全体が納得感を持って導き出された解を求めています。だからこそ、参加している人達で納得感を作りながら一つ一つ合意して進めることを意識してください。時間が限られている中で、意思決定することも必要になってくるので、その際は多数決などを含めた提案をし、みんなで議論を前に進めることを意識しましょう。

時間内に議論を終えること

大抵のグループディスカッションには制限時間があります。その制限時間内に議論を終えて、求められているアウトプットを出すことを心がけましょう。当たり前ですが、時間の管理はグループディスカッションの肝でもあるので、しっかりと意識して臨むようにしましょう。

以上の3つがどんなグループディスカッションでも、心がけるべきポイントです。大切な心構えとして覚えておきましょう。

グループディスカッションで落ちる人の4つの特徴と対策

日々グループディスカッションの選考官をする中で、落ちる学生には特徴があることに気がつきました。
その中でも特に、合格する可能性を秘めているのに、ちょっとした行動や考え方の違いで、合格を逃してしまう学生の特徴を下にあげました。自分自身が該当していないか確かめ、該当していた場合は、改善対策をしましょう

答えを出すことを急ぐことで、クラッシャーになってしまう

これは、前段の基本的な評価ポイントのうち、「②参加者の納得感と合意形成を意識すること」なく、自分で考えたことが一番良いという前提を持って周りの人との議論を進めてしまう学生に多く見られます。このような学生は、チームで仕事をすることが多く、「協調性」を評価で重要視している企業の多くは採用しないと判断し、選考に進ませないケースが多いです。
このタイプの方は地頭が良いケースが多いので、少しスタンスを変えることで選考に通ることが多いです。「周りに丁寧に説明すること」「周りの人の意見を聴き、自分の意見も柔軟に変更すること」をしっかり意識すると、クラッシャーになることを高い確率で回避できます。心当たりがある方は是非改善されると良いと思います。

面白いアイデアが必要だと思い、意見がなかなか思いつかない

面白いアイデアを言うことが先行している学生や、面白いアイデアを言わなければいけないと思い込み、なかなか意見を言えない学生をよく見かけます。しかし、グループディスカッションにおいて、奇抜さや面白いという点は、あまり重要視されない傾向にあります。それよりも、論理的に筋道を立てて議論を進め、選考官が納得するストーリーを生み出すことの方が重要です。ですので、「面白いアイデアが浮かばない」と悩む必要はありません。一つ一つ議論に対して主体的に取り組み、議論を前に進めることを心がけてください。

チームワークを重視しすぎて、本質的な議論に踏み出せない

チームワークを重視しすぎて、本音が言えないシーンを見ることもしばしばあります。周りに気をつかえるのはいいことですが、遠慮しすぎて議論のスピードが落ちてしまうのはマイナスです。考えていることの筋が良いにも関わらず、周りを巻き込んでのコミュニケーションが苦手で落ちてしまう学生もかなり多いです。グループディスカッションでは、違和感があれば遠慮せずに発言をしつつも、「②参加者の納得感と合意形成を意識すること」を意識し、議論をみんなで加速させていきましょう。

選考官からの見られ方を極端に気にして、いい子になろうとする

選考官からの見られ方ばかりを極端に気にするケースも、合格を逃す理由の1つになります。仕事は、「人柄」ではなく、「成果」で基本的に評価されます。グループディスカッションでも同様に、選考官は、評価を気にする人よりも、課題に愚直に向かっている人を評価します。ですので、「選考官に評価されるように振る舞わなければ」という考えは捨てて、真摯に課題に取り組むことをおすすめします。

グループディスカッションで見られている、基本的な3つの評価ポイント

ここまで、グループディスカッションで心がけるポイントと、落ちる人の特徴をお伝えしました。ここからは、どのような視点で選考官が学生を見ているのかという、評価軸についてお伝えします。何が見られているかわかれば対策が打てますので、しっかり理解しておきましょう。

主体性/振る舞い

「主体的に物事を解決しようとする力があるか?」を評価する企業は多いです。仕事をする中で困難なことがあっても、その際に自分が何をできるのかと考え、物事を前に進める力がある学生を好むからです。
そのためグループディスカッションでは、「議論を前に進められているか?」や、「限られた時間の中で、最大限やりきろうとする姿勢があるか?」、「グループディスカッションに没頭しているか?」という点が評価ポイントとなります。

巻き込み力

「周りを巻き込みながら、課題を解決し物事を前に進める力があるか?」という点も基本的な評価ポイントです。どんな仕事においても、社内外を問わずさまざまな人の力を借りながら物事を前に進める力は、とても重要です。
そのためグループディスカッションでは、「周りの意見を聞きながら物事を進められているか?」という点が評価ポイントとなります。

論理的思考力

「課題に対して筋道を立てて、議論をすることができるか?」という論理的思考力も評価ポイントです。仕事では、さまざまな課題を分解し、論理立て、筋道を立てて進めることが必要です。
そのためグループディスカッションでは、「課題を分解して進めているか?」「仮説を作ることができるか?」という点が評価ポイントとなります。

業種/職種/企業文化によって加わる特殊な評価ポイント

上の3つのポイントが基本的な要素ですが、業種/職種/企業文化によって、特徴的な選考基準が加わるケースもあります。その一例を今回は紹介します。

容姿

びっくりされた方もいるかもしれませんが、容姿を選考の基準においている企業も中にはいます。営業職の採用などで、清潔感のある見た目の方や、イケメン、美人を優遇するケースがあります。
ただし、容姿はあくまでプラスアルファの基準であることが大半です。その方の能力や思考性の方が、採用可否を考える上で圧倒的に重要です。また、持って生まれた顔立ちよりも、髪型や身だしなみによって、容姿は判断される傾向があります。対策として、清潔感のある髪型や服装を、心がけましょう。

オーラ

オーラがあるかどうかを評価に入れている企業もあります。「オーラ」をもう少し具体的に言うと、「一緒にいる相手にどういう気持ちを持たせるか」ということです。
例えば将来の事業リーダーを採るような時に、人を引っ張れるようなオーラを持っているかどうかを指標に入れているケースがありました。
これに関しては「ないと落ちる」というよりも、「あれば評価を高くしておく」ということでしたので、グループディスカッションの突破においては影響があまりないケースが多いです。

人の感情を捉える力

「人の感情を捉える力があるか?」を評価基準に入れるケースもあります。これは企画職やマーケティング職の採用の際に、人の深層心理を掴める人が欲しいというニーズで発生するケースに多く、人の内面を的確に捉えるセンスがあるかどうかを見られています。

 

このような評価ポイントを理解しておくことで、グループディスカッションの対策を練ることができます。特に、心がける3つのポイントへの納得感を持っていただければと思います。選考官が見ているポイントを知っていると、より自分らしく目の前の課題や周りの方への配慮を持ちながら、自然に選考に向かえると思います。「チームでより質の高いアウトプットにする」ことに注力し、グループディスカッションに取り組んでください。

次回は、グループディスカッションの実際の進め方や、グループディスカッションに向けて準備できることをお伝えいたします。

書いた人:高橋 奎
Twitter:https://twitter.com/_keitakahashi_?lang=ja
人事コンサルティング会社、「STARMINE株式会社」にて、新卒採用コンサルタントとして、多くのベンチャー企業の短期インターンシップを軸とした採用を支援。
その後独立し、場創りプロデュース会社である「NO WALLs株式会社」を創業。オンライン/オフライン問わずさまざまな企業支援行いつつも、就活生への支援も引き続き行なっている。

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早期内定につながるインターンシップの探し方

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このライブ配信では夏のインターンシップの特徴を解説しつつ、内定獲得のために意識したほうが良い事・重点的に見るべきポイントについてご紹介いたします。
また、残り時間を使って学生の皆さんの疑問に回答する「質問コーナー」を設けています。

就活に不安・疑問のある方、夏の過ごし方について悩まれている方は、ぜひご参加ください!

LIVE配信 概要

【開催日時】

6月17日 (木)17:00~18:00
※インスタライブの配信です。
※セミナー開始5分前から開場します。

【参加対象者】

2023年卒業見込み

【参加方法】

開始時間になりましたら、インスタグラムのフィード画面を開き、上部のストーリーズ欄より、弊社アカウントをタップすることでライブに参加できます。

【ライブ配信は通知設定オンがオススメ】

OfferBoxのプロフィールページ右上のベルマークをタップし、ライブ動画を選択し、

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ライブ登壇者

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株式会社i-plug マーケティング部 学生メディアチーム チームマネージャー:小林 大剛

2009年 兵庫県の大学を卒業後、東京のシステム会社に入社、営業部に配属となり新規企業の開拓とコンサルティングに従事。2016年 i-plugに入社、大学営業部門で100校以上の大学で講師として登壇、就活準備セミナーを企画から実施まで担当。新規事業の企画立案・営業を経て現在はマーケティングに従事

 

昨今、新型コロナウイルスの感染拡大により就職活動にも影響が広がり、合同説明会の中止や企業説明会の見送りなど、学生の皆さんが企業への理解を深める機会が減っているかと思います。

OfferBoxを運営する株式会社i-plugとして、”学生と企業の接点を提供すること”で学生の就職活動、企業の採用活動を応援し、互いにとってより良い選択ができるようになればと考え、昨年より「Web合同企業説明会」を開催しています。
今回は2023年卒向け初開催!加えて、営業職、エンジニア職と職種別で初めて開催します!

「こんな企業があったのか!」と思っていただけるような場となるよう、準備を進めています。

交通費不要、移動も不要!
しかも、しっかり話が聞ける!

就活の視野を広げるためにも、ぜひご参加ください。

Web合同企業説明会 概要

【開催日程】

6月24日(木)
①15時00分〜17時00分【営業職採用】
②17時30分〜19時30分【営業職採用】

6月29日(火)
①15時00分〜17時00分【営業職採用】
②17時30分〜19時30分【エンジニア職採用(PG・SE)】

※複数回の参加はできません。

【配信方法】

Zoomでのライブ配信です。

【参加企業】

各回 3社参加予定 ※参加企業は変更になる可能性があります。

6月24日(木)15時00分〜17時00分 【営業職採用】
株式会社MOLDINO
株式会社Delight
日本生活協同組合連合会

6月24日(木)17時30分〜19時30分【営業職採用】
株式会社田中衡機工業所
株式会社村井
長田広告株式会社

6月29日(火)15時00分〜17時00分【営業職採用】
株式会社足立ライト工業所
株式会社スズキ自販鳥取
チームラボ株式会社

6月29日(火)17時30分〜19時30分【エンジニア職採用(PG・SE)】
エプソンアヴァシス株式会社
六元素情報システム株式会社
株式会社エイジェックスコミュニケーションズ

【参加対象者】

2023年 卒業見込み
※定員 :150名 /各回(完全招待制)

【参加条件、参加方法】

▼OfferBoxに登録済みの方
プロフィール80%以上の入力ログイン頻度の高い方から優先的に招待オファーをお送りします。
招待オファーが届きましたら、申し込みを完了してください。

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※定員の関係上、参加条件を満たしていてもオファーが届かない場合もあります。ご了承ください。

【その他】

参加費:無料
服装は自由です。
アーカイブ配信は行いません。

イベントコンテンツ

・各社紹介
・会社概要説明/座談会 質疑応答
(グループに分かれ、全ての企業の話を聞くことができます)

こんにちは、採用コンサルタントの高橋です。
多くの採用担当学生と普段からお話する機会が多いのですが、その中で私が一番切ない気持ちになるのは、本来の実力を発揮できずに選考に落ちてしまう話を聞くときです。そして、その多くが、就活について誤解していることで生じています。

だからこそ、企業の採用活動を支援しているコンサルタントとして、就職活動のリアルをお伝えすることで、そのような学生を少しでも減らすことができればと思っています。

この記事では、多くの学生が理解できていないグループディスカッションについて、コンサルタントの視点から解説します。

就活のグループディスカッションってなんだ?

就活を始めるにあたり、グループディスカッションや、グルディス、GDという言葉を聞くようになった学生も多いのではないでしょうか?まずは基本的なところから説明していきます。

グループディスカッションとは?

グループディスカッションとは、「与えられたお題に対して、時間内にチームで議論すること」です。

  • 制限時間が設けられる
  • 3人~8人で行う
  • 与えられたお題に取り組む

が基本的なルールです。

お題には様々なタイプがあります。

グループディスカッションを用いた就職活動のよくある選考の流れ

グループディスカッションを用いた選考の流れとして、多いのは下記の2つのパターンです。

・説明選考会(グループディスカッション含む)→面接→合格
・エントリーシート→グループディスカッション→面接→合格

例外的に、最終選考に組み込む企業もありますが、多くが選考の序盤に行います。
その理由は、下記の「企業がグループディスカッションを選考で活用する意味とは?」でお伝えします。

 

企業がグループディスカッションを選考で活用する意味とは?

企業がわざわざお題を考えて、グループディスカッションを導入するのには意味があります。

短時間で多くの人を選考できる

時間があれば一人一人面接して見極めたいのが人事の本音です。
しかしながら、採用にかかる時間や人件費等のコストを考えるとそうは言っていられません。なぜなら「短時間で」「多くの人を」「安く」「正確に」判断できることがビジネスとして優先されるからです。したがって、なるべく面接する人の人数を減らすという観点で、序盤でグループディスカッションを行うことが多いのです。

チームワークを見ることができる

チームワークを見極めるのがグループディスカッションの大きな役割です。人事としては、チームワークにまつわる質問を面接で尋ねるよりも、グループディスカッションで見る方が、実際のチームワークについてイメージが湧くケースが多いです。

特にチームワークが伴う短期インターンシップでは、チームワークが全くない人を参加させてしまうと、ネガティブなチーム崩壊を引き起こす可能性もあります。そのため、チームワークを見るために、グループディスカッションを実施するケースもあります。

 

就活生が気になるグループディスカッションの選考通過率

グループディスカッションがどんなもので、企業が実施する意図は理解できたと思います。
次に、よく質問されるグループディスカッションの選考通過率についてお伝えします。

グループディスカッションの選考通過率は企業によりバラバラ

ほとんど全員が通過するものもあれば、上位50%だけが通過するものもあり、選考の仕方によってまちまちです。しかし、他の面接と同様、選考通過率は完全に非公開です。「大体何割が落とされる」など決まったことはほとんどないため、気にすることにあまり価値はありません。

グループディスカッションで周りが通ると自分は落ちるのか?

就活生から、「グループディスカッションで周りが受かると自分が落ちる」という声を聞きますが、私は多くの場合「嘘」だと思います。

理由は、グループディスカッションは評価基準を満たせば通過するものだからです。
グループディスカッションは、あくまでネガティブスクリーニングとして使うケースが多く、選りすぐりだけを限定的に残すという選考手法ではありません。したがって、周りにどれほど優秀な人材がいたとしても、自分が評価基準に達していれば通過するので、周りの優秀さに劣るかどうかは関係ありません。実際に、グループディスカッションのチーム全員が優秀で、全員選考通過にしたケースもあります。
つまりは、周りが自分よりも優秀そうに見えるからといって、焦ることなく、全力で自分の実力を出すことがとても重要となります。

 

グループディスカッションの評価軸とお題例

グループディスカッションには様々なパターンがあります。
ここでは、実際によくある2つのパターンを紹介します。初めての方は下記2つのタイプを、まずは最低限知っておくとよいでしょう。
あくまで例であり、コンサルや企画職のグループディスカッションは下記のような内容をを必ずしているというわけではないのでご承知おきください。

コンサルでよくある論理的思考力を問うタイプ

経営や戦略コンサルティングでは、論理的に物事を整理し、課題を特定し、施策を提案していく力が重要視されます。その素質を選考の序盤で見極めることを目的に、論理的思考力を問うタイプが使用されます。

まずはイメージを沸かせるために、お題に対する考え方の例をお伝えします。

例)常に満席の渋谷駅前スターバックスコーヒーの売上を2倍にする施策を考えなさい

1)カフェの売り上げを要素分解する

例)曜日と日時ごとの、人数×単価に要素分解する。人数を増やすか、単価を上げるかが重要であることを見つける。

2)要素分解した上で、目的のための「筋のいい本質的な課題」を特定する

例)人数を増やすことに注目し、「長時間滞在する人が多く、常に満席であるため、利回りが悪いこと」を課題として定義する。

3)その要素に対して、質の高いアイデアを出す

例)無制限ではなく、2時間制の導入を進めるとともに、テイクアウトの推進、また席の増席を行うことをアイデアとする。

基本的な流れは「要素分解」→「課題特定」→「アイデア出し」です。

アイデア勝負ではなく、分解し考えられる論理性を見られる

奇抜なアイデアを出さなければいけないと思いがちですが、アイデアはあまり評価対象になりません。「要素分解」→「課題特定」という論理性の上で成り立つアイデアにはとても価値がありますが、論理性のないアイデアはほぼ無価値の評価をされるケースがほとんどです。
理由は、コンサルタントとして採用を考えた時、奇抜なアイデアには仕事の再現性はありませんが、論理力ある分析力は再現性が高く、現場でも重宝されるからです。
したがって、奇抜なアイデアを考える前に、お題に対して、まずは要素分解し、課題を見つけ、定義するという癖をつけることをお勧めします。

マーケティング/企画職でよくある、アイデアを問うタイプ

マーケティングや企画職では、経営/戦略コンサル職同様、論理的に物事を整理し、課題を特定し、施策を提案していく力が重要視されます。その中でもより、人の感性やマーケットへの意識を考えるテーマを設定されているケースが多いです。

例)2025年の18歳女性の承認欲求を満たすSNSを考えなさい

1)承認欲求の定義と、2025年どうなっているのかを想像する

例)承認欲求=いいねの数
5Gがより発展。音質も映像の質も上がっている。
テクノロジーは進化し、様々な自動化が進む

2)2025年に18歳女性が求めていることを定義づけする

例)あまりにもSNSで繋がりすぎてしまい、疲れてしまう/動画や写真が流行りすぎて可愛いからいいねされる循環が生まれていて、疲れる。
もっと生々しいことでも評価されたい。本音を気軽にそのまま伝えて評価されるSNS

3) 2)で定義したものに対して具体的なアイデアを出す

例)5Gを駆使し、高音質の音声型SNSで、顔出しもなく本音を気軽に話せる。
また話したものが言語処理されて、テキストベースで見ることができる。

論理的思考力を問うタイプに比べると要素分解よりも、2025年という未来に対して、論理的な想像を膨らませて、ストーリーの構築ができる力を問われることが多いです。

抽象と具体の行き来がどれだけできるかが問われる

このタイプでは、例の2)の定義づけをされた抽象的な目的から、具体的なアイデアをどれだけ出せるかが問われます。これは企画職が、抽象的である物事の本質を軸に、具体的に人に届けられる企画を作り出す必要があり、そのセンスを見てみたいというニーズがあることが背景にあります。この抽象と具体の行き来は意識しておくのが大切でしょう。

グループディスカッションによくある質問のされ方

上記2つのようなグループディスカッションが一般的ですが、「どこまでするのか」が1つの焦点となることも多いです。

定義や課題特定だけで終わるお題もの

  • いい会社の条件を定義せよ。
  • 仕事ができる人とはどんな人か定義せよ。
  • 銀座にある百貨店の一番の課題を特定せよ。

と言った形の、特定や定義を問うものです。これはとてもベーシックで、どんなグループディスカッションでも土台となるものになります。

課題を特定し提案するお題

  • 日本が抱える社会課題を1つ定義し、それを解決するアイデアを提案せよ。
  • 現在のSNSサービスの課題を特定し、それを解決するアイデアを提案せよ。

こちらのケースは定義させた上で、解決策を問うものになります。少し難易度が上がりますが、こちらもよくあるケースです。

これらのケースを行なった上で、議論の後、発表するケースも多く、また他のグループの発表に対して、質問をさせるような形式をとることもあります。

その場その場で形式が異なることが多いですが、焦らずに、何を求められているのか理解した上でグループディスカッションに臨むようにしましょう。

今回は、この辺で終わりにします。
次回は実際にグループディスカッションで心がけることを、企業のリアルな視点からお伝えします。

 

書いた人:高橋 奎
Twitter:https://twitter.com/_keitakahashi_?lang=ja
人事コンサルティング会社、「STARMINE株式会社」にて、新卒採用コンサルタントとして、多くのベンチャー企業の短期インターンシップを軸とした採用を支援。
その後独立し、場創りプロデュース会社である「NO WALLs株式会社」を創業。オンライン/オフライン問わず様々な企業支援行いつつも、就活生への支援も引き続き行なっている。

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大人気コラボ企画!

6月10日(木)は、特別講師として日経メディアプロモーションの方をお招きして、「夏のインターンシップ対策」をテーマに、日経新聞を活用した就活準備のススメ方や、自己PRが見つかる自己分析の方法を伝授いたします。

・就活準備を効率的にすすめるための日経新聞の読み方とは?
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夏のインターンシップへの参加を考えている方は、ぜひご参加ください!
https://offerbox.jp/ofbstudent/wp/wp-content/uploads/2021/05/samune02.003.jpeg

LIVE配信 概要

【開催日時】

6月10日 (木) 18:00~20:30
※Zoomでのライブ配信です。
※セミナー開始10分前より開場します。

【参加対象者】

2023年 卒業見込み学生

【プログラム:18:00スタート】

▼第一部:
「インターンシップ選考で使える!自己PR作成のための自己分析講座」
講師:株式会社i-plug(OfferBox運営会社)小林大剛
▼第二部:
就活に使える日本経済新聞活用講座「業界・企業研究・ES・面接対策すべてに使える」
講師:日経メディアプロモーション株式会社 公認読み方アドバイザー 寺尾勇人 氏
▼就活お悩み質問コーナー
セミナー終了後、質疑応答の時間を設けております。
この機会に、疑問を解消しましょう!

【講師プロフィール】

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株式会社i-plug マーケティング部 学生グループ:小林 大剛

2009年 兵庫県の大学を卒業後、東京のシステム会社に入社、営業部に配属となり新規企業の開拓とコンサルティングに従事。2016年 i-plugに入社、大学営業部門で100校以上の大学で講師として登壇、就活準備セミナーを企画から実施まで担当。新規事業の企画立案・営業を経て現在はマーケティングに従事

日経メディアプロモーション株式会社 公認読み方アドバイザー:寺尾 勇人 氏

中四国・近畿エリアの大学・専門学校で年間1500人が受講する就職対策セミナー&公務員講座講師を務める。また年間2000人の大手企業~中小企業の内定者・新入社員研修を担当。

【セミナー参加方法】

①以下のリンクから参加申込みをしてください。
②申込み完了後、ご登録いただいたメールアドレス宛に参加用URLを送信します。
③時間になりましたら、参加用URLにアクセスしてください。

こちらのイベントは終了いたしました。

こんにちは。新卒採用イベント会社で学生の就職活動を支援している森です。
年間約500名の学生と面談をしている筆者が、就職活動を始めた、もしくは始めようとしている文系の方とお話をしていると「文系だからアピールできることが少ない」「専門的なスキルを学んでいる理系と比べて、就職できる会社が少ないのではないか」という悩みをよく聞きます。
たしかに専門性の違いはあるものの、応募できる職種は理系とほぼ同じだったり、アピールできることもたくさんあったりと、実は理系と比べて不利ということは間違った考えなのです。この記事では、理系と比べた文系の就職事情から、文系の就職活動の仕方まで徹底解説します!

 

文系より理系が有利と言われる理由

まず、文系より理系が有利と言われる理由はなんでしょうか?
この章では、文系より理系が有利と言われる理由と、実は企業が学生に求める資質・能力は文系と理系で大きく変わらないことをお伝えします。

理系の専門性の有利はたしかにある

理系学生の特徴として、専門的なスキルを保有していることがあげられます。
もちろん、文系でもゼミや研究室に入って研究している学生もいます。しかし、理系の方が研究室に入ることが必須になっている学部学科が多いため、ゼミや研究室に入って専門的な分野を研究をしている学生が多いです。

そのため、機械・電子系や土木系など、仕事に直結する専門的なスキルを求められる職種では、理系の方が有利に働くことはあるでしょう。

就活時期の違い

就職活動の時期の違いから、理系が文系より有利と感じる方もいます。
特に専門的なスキルを活かせる職種に就職する場合、学部生で言うと大学3年生、大学院生で言うと大学院1年生の時点で就職活動が終わっている人は少なくありません。研究で忙しくなる前に、就職先を決めてしまいたいという人が多いのも、理系の活動時期が早い理由の1つです。

一方で、文系の就職活動開始時期は一般的に学部生で言うと大学4年生になる直前、大学院生で言うと大学院2年生になる直前です。
大学3年生、大学院1年生の3月に情報解禁があり、活動を始め、次の年次の6月から内定がで始めるというケースがほとんどです。

実際は活動する時期が違うだけなのですが、早くに就職活動を終えられる理系の方が文系より有利と感じる方もいるでしょう。

研究室単位の推薦

かつては理系のほとんどの学生が活用していたとさえ言われる研究室単位の推薦。内容としては、大学や教授が繋がりのある企業の求人から選んだものに対して、研究室の教授の推薦を添えて応募するものです。企業からの内定が出る率が高く、学生の辞退もほとんどないため企業と学生にとってお互いがWIN-WINの方法でした。

現在はどれくらいの学生が使用しているのでしょうか。
面接まで進んだ企業への応募ルートに関する下記グラフをみると、推薦応募も28%ほどいるものの、就職サイトを通じた面接がメインになっていることがおわかりいただけるかと思います。

【図表】面接まで進んだ企業への応募ルート 出典:ProFuture株式会社/HR総研(https://www.hrpro.co.jp/research_detail.php?r_no=275

企業が学生に求める資質・能力は、文系・理系でほとんど変わらない

上記で文系より理系が有利と言われる理由を見てきましたが、実は理系も自己応募で文系と同じような就職活動をしていることがわかりました。つまり、専門性を求められている仕事に応募する以外の人は基本的に同じ就職活動の方法になるのです。
つまりは、企業が学生に求める資質や能力は専門性で理系に求めているものはあれど、それ以外は文系・理系でほとんど変わらないということになります。

大前提として、企業が新卒に求めているものは即戦力ではなく、企業で働いた際に活躍してくれそうなポテンシャルがあるかどうかです。
ポテンシャルを見極めるポイントとして、以下のようなポイントをみていることが多いです。

    • つまずいた時、失敗した時に乗り越えられそうか
    • 社内外を問わず、問題なくコミュニケーションがとれそうか
    • 活かせそうな能力と応募している職種がマッチしているか
    • 社風に合うか

下記記事には企業がポテンシャルを見極めるうえで、さらに具体的な質問が載っているのでよろしければ参考にしてみてください。
【例文付き】面接でよく聞かれる質問と具体的な解答例

 

文系の就職事情:職種編

前の章で文系と理系で、企業が基本的に学生に求める資質・能力は変わらないことをお伝えしました。それでは実際に、文系が応募できる職種としてはどういった職種があるのでしょうか。

この章では、一般的に文系向きと言われる職種から、理系向きに見えるけれども実は文系にも向いている職種まで具体例を用いてご紹介します。

応募できる職種は理系とほぼ同じ

実は理系と文系で応募できる職種はほとんど変わりません。なぜなら、前述したように、企業が求める基本的な資質・能力は同じなので、文系か理系どうかは関係ないからです。
日本の新卒採用は、学生を1から育てようとする傾向が強くあり、一部の専門職を除き、在学中の資格やスキル取得を求めない職種がほとんどです。

「私は文系だから、営業職か事務職のどちらを選択しようか迷う」というお声も日々いただくのですが、営業職と事務職以外にも応募できる職種はたくさんあるのです。

この章では営業職、事務職も含め、どんな職種があるかを職務内容を含めて解説します。

一般的に文系向きと言われる職種

まずは一般的に文系向きと言われる職種を紹介します。

総合職

いわゆる総合的に業務に取り組む職種のことを指します。
総合職=営業職と思われる人もいますが、実際は営業職もあれば、企画や人事、マーケティングなどさまざまな職種の中から、研修や面談を通して希望や適性によって配属先が決まります。

1年目に配属された職種をずっと仕事を続けるというよりも、数年後に違う職種に配属されることが多く、幅広い職種を経験しつつ、スキルアップに努めたい人におすすめの職種です。

営業職

営業職はご存知の方も多いかもしれませんが、会社のサービスや製品を売る仕事です。
営業=辛そうという声も聞きますが、営業が会社の売り上げをつくるからこそ会社の経営が成り立っていたり、クライアントの声を一番最初に聞いてサービスに反映できるよう働きかけたり、とてもやりがいのある職種です。

筆者自身も合計2年間ほど営業職として働いていますが、営業先のクライアントはたしかにお客様ではあるものの、一緒に目標に向かって頑張る仲間という認識の方が強いです。そのため、人と一緒に取り組むことが好きな人におすすめの職種です。

また、営業数字を追う必要があります。数字を積むことによって達成感を感じる人や、成績による給与アップが最も顕著な職種でもありますので、成果給を望む人にもおすすめの職種です。

一般職

総合職と対比の職種として取り上げられるのが一般職です。主な業務としては総合職の補佐をおこなうことが多いです。

補佐することが多い職種なので、サポートをすることが好きな人におすすめの職種です。パソコンスキルや、業務範囲によっては経理など専門的な知識も身につけることが可能です。

残業がない、転勤がないという理由で事務職を希望する人も多い中で、一部残業や転勤がある一般職もあるようです。募集要項をしっかり読んだ上で応募しましょう。

一般職応募で就活した方に関する以下記事もあわせてご覧いただくとイメージがつきやすいと思います。
総合職・一般職って何?「職制」は会社によって違う

文系不向きは嘘!理系向きに見えて実は向いている職種

一般的に文系に向いている職種を前の項でご紹介しました。では、「理系向きに見える職種は文系に不向きなのか」というと実は不向きではありません。むしろ文系に向いているといえる職種もあります。文系にも向いている職種例は以下の通りです。

ITエンジニア職

ITエンジニア職は、IT関連の技術者の総称のことを言います。
昨今、ITエンジニア職の需要が高いために未経験歓迎でITエンジニア職を募集している会社が多くなってきています。
また、ITエンジニア職と一言で言っても、プログラミング中心の職種もあれば、クライアントと話してシステムの仕様を決めていくという、コンサルタントに近しい仕事が多い職種もあります。各企業によって、役割の幅が異なるのも特徴です。

未経験で募集している企業が評価しているポイントとしては、新しいことに対してもめげずに頑張ることができるかという点になります。そのため、文系でもコツコツと何かに取り組んだ経験がある人にとっては向いている職種です。

生産管理職

生産管理職は商品を提供するにあたって在庫管理や生産スケジュールを管理する職種です。技術者をまとめるような職種なので、どちらかというとマネジメントやスケジュール管理・タスク管理が得意な人におすすめの職種です。

また、多くの部署との連携や、さまざまな意見の取りまとめをする必要があるために、コミュニケーションが得意な人に向いている職種とも言えます。メーカー系に行きたいけど営業職や事務職は違うなと感じている人などは生産管理職を検討してみるといいでしょう。

 

年間500名以上の就活生をみてきた筆者から伝えたいこと:就活の目的を改めて考えてみてください!

本記事の筆者は仕事を通して年間500名以上の学生の就職活動を見てきました。見てきた学生のうち9割が文系で、文系の方々の就職活動を振り返ってみて思うことしては、結論文系も理系もあまり関係ないということでした。

文系が不利ということはない!選択肢はたくさんある

入社まで見守ってきた学生の中にはさまざまな選択をした人がいました。総合職を選択した人、事務職を選択した人、公務員を選択した人、未経験からITエンジニア職を選択した人。

どの選択肢を選んだ人でも就職活動が進むに連れて、「自分にはこういう選択肢もあったんだ!」と目を輝かせて報告してくれるのです。報告してくれた中で、文系が不利に働いたと聞いた覚えはありません。つまり、就職活動が進むにつれ、自分が持っている選択肢の幅の広さに気づくのだと筆者は考えています。
そのためにも、しっかりと自己分析をしつつ自分のことをアピールし、企業の視野を広げることが大事になってきます。自己分析・自己アピールの方法や企業の視野を広げる方法については後述します。

なにと比べて不利?就職活動の目的を考えてみよう

この記事をご覧の方々の中には理系より文系の方が就職活動で不利で不安だと思っている方もいるのではないのでしょうか。

そんな方に考えて欲しいことがあります。
なぜ理系と比べているのでしょうか?

たしかに周りの同じ卒業年の就活生の動向が気になるのはわかります。ただし、よく考えてみると、理系の学生やもう少し広い意味で捉えると周りの学生と比べることが就職活動の目的ではないはずです。もう少しわかりやすく、敢えて言葉を選ばずに伝えるのであれば、周りの学生と比べて優位に立つことが就職活動の目的ではないはずです。加えて、有名企業、大手企業の内定を獲得することが目的でもありません。

就職活動はあくまで社会に出て働いていくにあたって、自分らしく生き生きと働ける場所探しの手段の一つでしかないと思っています。

 

OfferBoxで、文系ならではのアピールをしっかり伝え、内定に繋げよう!

この記事では文系が理系に比べて不利ということはなく、職種も「文系だから」という理由で狭める必要はないことをお伝えしました。
一方、自己PRなどで、明確なスキルや専門性がなく、アピールしづらいところはあるかもしれません。そんな文系学生の就職活動には、普段の自分の良さをしっかりとアピールできる就職サービスOfferBoxを使うのがおすすめです。

OfferBoxは普段の自分をアピールできる!

OfferBoxでは普段の自分をアピールしつつ、企業からオファーをもらえます。掲載する写真も、証明写真よりも普段のスナップショットが推奨されています。理由は、「飾らない素の学生を見たい」という企業がたくさん利用しているからです。
そのため、自分自身が考えてもなかったような業界の企業や職種からオファーをもらえることもありますし、オファーをくれた企業が思いがけず自分にとても合っていたなんてケースも多く発生しています。

自分の可能性を最大限活かすために、ありのままの自分をアピールできるのでおすすめです。

OfferBoxはサークルや趣味の写真や動画も載せられる

OfferBoxでは写真や動画も載せることが可能です。そのため、文系ならではの教育実習やゼミの発表、ほかにも趣味やサークル活動の様子など、アピールしたい内容をわかりやすくアピールすることができるのです。

写真や動画だと人となりも伝わりやすいので、「うちの会社にいそうだな」と、カルチャーマッチを感じた企業からオファーをもらえるかもしれません。

文系でも理系に比べて不利ではないことが理解いただけましたでしょうか?
文系ならではのアピールをしつつ、OfferBoxを活用してしっかり内定まで獲得していきましょう!

(書いた人)
森瑞貴
Twitter:https://twitter.com/mooleesan
新卒採用イベントを運営している株式会社ジースタイラスで年間500人ほどの学生と面談をしつつ、企業支援も経験。現在は株式会社AppBrewで営業をしつつ、複数の副業をこなしている。

ミスマッチをなくしたい就活生と人事のためのオンライン質問型イベント

就活をスタートするとさまざまな疑問や不安が生まれてきます。
それは人事担当者も一緒。
就活・採用に関する質問型イベントに参加して、互いが感じている悩みに対し相互理解を進めてみませんか?

当日は採用のプロである登壇者4名を迎えて、就活生と人事が抱える悩みに多様な視点からお答えいたします。
事前に質問も受け付けますので、聞いたみたいことや疑問がある方はぜひご参加ください!

LIVE配信 概要

【開催日時】

2021年5月28日(金)16:30-18:40

第1部 「Q&A型オンライン相談室」

株式会社人材研究所 代表取締役社長 曽和 利光氏
日本生活協同組合連合会 白石 昌則氏
JobPicks 編集長 / NewsPicks 副編集長 佐藤 留美氏

第2部 「就職みらい研究所と考える、23年卒採用市場」

株式会社リクルート 就職みらい研究所 所長 増本 全氏
株式会社i-plug(OfferBox運営会社) 取締役COO 直木 英訓

【参加対象者】

2023年卒業見込み
※2022年卒業見込みの方も参加いただけます。

【参加方法】

①開始時間までに、以下記載のリンクからZOOMウェビナーに事前登録をお願いします。
②事前登録完了後、登録いただいたメールアドレス宛に参加用URLを送信します。
③時間になりましたら、参加用URLにアクセスしてください。

※ZOOMでのライブ配信です。
※カメラ、マイクは自動でオフの設定となります
※現時点でアーカイブ配信の予定はありません。

 

【登壇者】

 

株式会社人材研究所 代表取締役社長 曽和 利光氏1971年、愛知県豊田市出身。灘高等学校を経て1990年に京都大学教育学部に入学、1995年に同学部教育心理学科を卒業。株式会社リクルートで人事採用部門を担当、最終的にはゼネラルマネージャーとして活動したのち、株式会社オープンハウス、ライフネット生命保険株式会社など多種の業界で人事を担当。「組織」や「人事」と「心理学」をクロスさせた独特の手法が特徴とされる。
2011年に株式会社 人材研究所を設立、代表取締役社長に就任。企業の人事部(採用する側)への指南をおこなうと同時に、これまで2万人を越える就職希望者の面接を行った経験から、新卒および中途採用の就職活動者(採用される側)への活動指南を各種メディアのコラムなどで展開する。

日本生活協同組合連合会 白石 昌則氏

1969年東京都生まれ。信州大学卒業後、早稲田大学生活協同組合に入職。2004年12月に移籍した東京農工大学消費生活協同組合工学部店で、学生から寄せられる意見や質問へ返答掲示する「ひとことカード」を担当。注目を集め、そのやりとりを収録した書籍『生協の白石さん』はベストセラーに。その後、東京インターカレッジコープ、法政大学生活協同組合、東洋大学生活協同組合の各店長職を経て、2021年2月に日本生活協同組合連合会へ転籍し、現在に至る。

JobPicks編集長/NewsPicks副編集長 佐藤 留美氏

NewsPicksの姉妹キャリアメディアJobPicks(https://job.newspicks.com/)編集長。NewsPicks副編集長。 青山学院大学文学部卒業後、人材関連会社勤務などを経て、2005年編集企画会社ブックシェルフ設立。「週刊東洋経済」「PRESIDENT (プレジデント)」「日経WOMAN」などに人事、人材、労働、キャリア関連の記事を多数執筆。最新刊に『仕事2.0』。『凄母』(東洋経済新報社)、『資格を取ると貧乏になります』(新潮新書)など著書多数。2014年7月からNewsPicks編集部に参画、2015年1月副編集長。2020年10月JobPicksを立ち上げ、編集長に就任。

株式会社リクルート 就職みらい研究所 所長 増本 全氏

1980年神奈川県生まれ。2004年学習院大学経済学部を卒業後、(株)リクルートに入社。これまで主に新卒採用領域において営業/企画/スタッフ職に従事。2014年よりリクナビ副編集長として、全国の大学生・大学教職員向けにこれまで300回を超える講演・セミナーなどのキャリア・就職支援をおこなう。
2018年4月就職みらい研究所に着任し、同年10月より現職。採用・就職に関するリサーチ活動を行いながら、行政・経済団体の就職に関する会合に有識者として委員参加。各種メディアにも多数出演。

<ファシリテーター>
株式会社i-plug(OfferBox運営会社) 取締役 COO 直木 英訓

1981年石川県生まれ。2004年立命館大学政策科学部卒業。2016年グロービス経営大学院大学経営研究科経営専攻修了(MBA)。2004年新卒で株式会社インテリジェンス(現パーソルグループ)に入社。アルバイト・パート事業で営業と企画のマネジメントを務めた後、新卒紹介事業の責任者に就任。2014年i-plugの取締役に就任し東京オフィスの立上げに従事。現在は営業、マーケティングを統括。

こちらのイベントは終了いたしました。

夏インターンシップに備えて!

OfferBoxでは、4月1日より企業のオファーが解禁され、2023年卒の皆さんを対象とした【夏のインターンシップ】や【早期選考】のオファーが5月以降流通しはじめます。
そこで、5月13日にOfferBoxユーザーを一堂に集め、みんなで一緒にもくもくとプロフィールを入力・見直す「もくもく会」を開催します!
冒頭の30分でOfferBoxプロフィールの考え方をご紹介して、OfferBoxのプロフィールを入力するうえで意識してほしいポイントをお伝えします。

もくもく会には「OfferBoxの中の人」も常駐するので、気になることがあればその場で質問してください!
リアルタイムで回答します!
このセミナーはこんな疑問や悩みを抱えている方にお勧めです。

・家だと中々集中できない方
・OfferBoxの活用方法が気になることがある方
・他の就活生が気になっていることを知りたい方
夏に向けて、しっかりと就活準備をすすめたい方はぜひご参加ください!

 

LIVE配信 概要

【開催日時】

5月13日 (木)
①12:00~13:30
②17:00~18:30
※①、②とも同じ内容のセミナーです。
ご都合に合わせてご参加ください。
※Zoomでのライブ配信です。
※セミナー開始5分前から開場します。
※時間帯ごとに申込フォームが異なります。ご注意ください。

【参加対象者】

2023年卒業見込み
※2022年卒業見込みの方も参加いただけます。

【参加方法】

①開始時間までに、ZOOMウェビナーに事前登録をお願いします。
②ZOOMウェビナー事前登録後、ご入力いただいたメールアドレスに参加用URLを送信します。
③お時間になりましたら以下参加用URLにアクセスしご参加ください。

※ZOOMでのライブ配信です。
※カメラ、マイクは自動でオフの設定となります
※アーカイブ配信は予定しておりません。

 

【もくもく会に常駐する中の人】

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株式会社i-plug マーケティング部 学生メディアチーム チームマネージャー:小林 大剛

2009年 兵庫県の大学を卒業後、東京のシステム会社に入社、営業部に配属となり新規企業の開拓とコンサルティングに従事。2016年 i-plugに入社、大学営業部門で100校以上の大学で講師として登壇、就活準備セミナーを企画から実施まで担当。新規事業の企画立案・営業を経て現在はマーケティングに従事

【セミナー参加方法】

①以下記載のリンクから参加申込みをしてください。

 

②申込み完了後、登録いただいたメールアドレス宛に参加用URLを送信します。
③時間になりましたら、参加用URLにアクセスしてください。

 

こちらのイベントは終了いたしました。

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