
そんな大学3年生、または大学院1年生の25卒の皆さんのために、このコラムでは今からできる就活の始め方をお伝えします!
25卒の就活全体のスケジュールはもちろん、昨年度との変更点や企業ごとの傾向、インターンシップについても詳しく解説します。記事の最後では就活に関するよくある質問と回答もまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
25卒の就活はいつから始めればいい?
25卒の就職活動は、2023年の5月から始動することをおすすめします。
ここでは、一般的な就活生の就活スケジュールを紹介します。
2023年6月〜2023年9月 | 自己PR作成や業界研究をして、サマーインターンシップに参加する |
2023年9月〜2024年1月 | 秋冬インターンシップに参加して本選考の準備をする。 |
2024年2月 | インターンシップ参加企業のイベントや、他企業の説明会などに参加する。 |
2024年3月〜 | 本選考のエントリーシート提出、説明会に参加する。 |
2024年6月 | 本選考開始。大手企業の内定が出始める。 |
2024年10月 | 内定式。 |
経団連加盟企業は、大学3年の3月から採用情報が解禁され、大学4年の6月から選考が解禁されるため、就職活動は大学3年の3月からと考える人もなかにはいます。
25卒から採用直結インターンシップが公認に
これまでもインターンシップを選考の一環として組み込んでいる企業は多くありましたが、25卒からは正式に採用直結型のインターンシップが公認となりました。そのため、インターンシップに参加する重要性がさらに高まります。
元々、外資系や中小企業は大学3年の3月以前から、エントリー受付・選考をしている企業も多いです。希望の業界や企業がある場合は、募集スケジュールを早めに確認しておきましょう。
25卒の一般的な就活スケジュール
続いて、多くの学生がたどる一般的な就活の基本ステップを見てみましょう。

実際には選考を受ける企業や就活生の状況によって、面接の回数や順番はばらばらです。また、インターンシップが面接と面接の間に挟まることも珍しくなく、志望企業が決まったタイミングでどんな選考フローなのかを押さえることが必要になってきます。
ここで紹介するフローはあくまで一例にはなりますが、おおよその流れとして参考にしてみてください。
2023年6月から|夏インターンシップ・選考
夏のインターンシップはサマーインターンとも呼ばれ、2023年6月から選考が始まり、8月から本番が開催されるものが多いです。参加期間は1日で終わる場合もあれば数週間以上のものもあり、企業によってさまざまです。
夏休み期間中に参加できる学生が多いため、秋や冬のインターンシップと比較すると長期での開催が多く、職業研究などを目的としてじっくり参加する学生が多い傾向にあります。
2023年9月から|秋インターンシップ・選考
秋のインターンシップはオータムインターンとも呼ばれ、2023年9月から選考が始まり、10月から本番が開催されるものが多いです。大学の授業と重なる時期のため、夏のインターンシップと比較するとワンデーインターンシップや週末のみの開催など短期プログラムが多い傾向です。
インターンシップは選考を有利に進められるだけでなく、他の就活生との情報交換の場としても活用できます。そのため、夏のインターンシップに参加できなかった場合は、秋のインターンシップへ応募すると良いでしょう。
2023年12月から|冬インターンシップ・選考
ウインターインターンとも呼ばれる冬のインターンシップは、2023年12月から選考が始まり、2024年1月から本番が開催されるものが多いです。
夏や秋のインターンシップとは違い、いよいよ選考のタイミングが近づいているため、志望する業界や企業の目星を付けたうえで参加する就活生が増えてきます。
また、企業側としても受け入れ体制に差し掛かっており、採用選考の一環として行われるケースも多いです。
2024年3月から|採用情報・広報解禁
2024年3月には大手企業をはじめとした各企業の採用情報が公式に解禁となり、本選考のエントリー受付や会社説明会が始まります。
一方で、経団連に加盟していない企業の場合、この時期に先駆けて内々定を出すケースも少なくありません。
2024年6月から|面接選考解禁
2024年6月は、2025卒の大学生にとっては4年生の6月です。面接やグループディスカッションなどの選考が解禁され、採用選考がいよいよ本格化します。
ただ、実態としては、3月の情報解禁以降、OB・OG訪問や社員との座談会、面談などさまざまな形で学生と接点を持っています。5月以前に実質の選考が終わっていることもあります。6月から選考解禁だからと油断することなく、早め早めに情報を取りに行くようにしましょう。
企業側の25卒の採用活動の動き
今度は、企業側はいつから2025年卒の採用活動を始めるのかを見てみます。シーズンごとに企業側の採用活動の動き方を見てみましょう。
2023年1〜3月 | 2024年卒採用がメイン。 |
2023年4〜6月 | 2024年卒の採用活動がメイン。春インターンシップを企画している企業もあります。 |
2023年7〜9月 | サマーインターンシップ、人事面談、少人数の座談会企画などを行います。インターンは長期間のものも多いです。 |
2023年10〜12月 | 1dayなど短期の秋インターンや、人事面談など。早い企業は内々定を出し始める。 |
2024年1〜2月 | 冬インターン、人事面談、会社見学、業界研究セミナーなど。 |
2024年3月 | 採用広報解禁!本選考のエントリー開始。 |
2024年4月 | エントリーシートの提出、説明会ラッシュ。 |
2024年4月後半 | 面接開始。 |
2024年10月 | 内定式。 |
(※過去のデータ参考にしています。経団連の指針などにより、変更が生じる可能性があります。)
夏休み、先輩たちは1dayなり長期なりのインターンシップに参加していませんでしたか?インターシップに参加しなければどこの企業にも内定をもらえない!なんてことはありませんが、インターンシップは実際の仕事内容や、業界の状況を知るには絶好の機会です。
それに、入社前の企業の中に入ることができたり、社員の体験ができたりするのは、学生だけの特権です。
「脱”なんとなくインターン”後悔しないインターンの選び方」も参考に準備をすすめ、夏休みの始まる7月にはインターンシップに参加できる環境を整えておくところから就活を始めるのもおすすめです。
早い時期からインターンシップ情報を掲載しているサイトや、大手ナビサイトで情報を詰めるのも一つですし、大学のキャリアセンターに届いている求人募集を参考にするもの一つの手ですし、最近ではOfferBoxなどの逆求人就活サイトに登録しておけば、企業から直接、自分の志望などに合ったインターンシップの紹介をいただく機会を得られます。
特に、志望業界や志望企業が決まっていない人ほど、インターンシップに参加したいなら逆求人系のサービスを使うべきです。
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25卒も独自の就活スケジュールでの選考が想定される企業
2025年卒はこれまでは黙認されていた採用直結型のインターンシップが公認になる動きがありました。そのため、経団連加盟企業を志望する場合でも、インターンシップに参加することの重要度が上がります。
一方、経団連に加盟していない企業の場合、例年と大きく変わることはないでしょう。ここでは、経団連加盟企業とは異なるスケジュールで採用活動を進めることが多い企業群の就活スケジュールの傾向を紹介します。
経団連に加盟していない日系大手企業
経団連は2021年卒以降の就活に関するルールを撤廃しましたが、経団連に加盟している日系大手企業は未だに経団連のルールに沿って就活スケジュールを行っています。
一方で、経団連に加盟していない日系大手企業はそのスケジュールに縛られず採用選考を行っています。
そのため、早いタイミングで優秀な学生を多く確保しようと、早期から採用選考を開始し、内定も早く出す傾向にあるのが特徴的です。
外資系企業
外資系企業の多くは通年採用が基本です。そのため他企業群と比較して全体的に流れが早く、中には大学3年生の夏にあたる2023年6月頃にジョブ型選考が行われ、8月頃には早期内定を出す企業があるほどです。
外資系企業を志望している場合は、就活のスタートが遅れてしまうと選考を受けることすらできなくなる可能性もあります。少しでも興味を持っている場合は、できる限り早めに準備を行うようにしましょう。
マスコミ企業
また、マスコミ系の企業も早期選考が多い業界として有名です。
特にテレビ局の総合職やアナウンサー職は選考が早く、例年就活生が大学3年生の秋にあたる時期にエントリー受付がスタートする企業もあります。また、新聞社も春頃にはエントリーが締め切られるなど、他業種と比較してスケジュールが前倒しなため注意が必要です。
さらにWebテストや筆記試験での足切りが行われる場合も多く、マスコミ業界への就職を目指している場合は何かと早めの対策が必要です。
中小・ベンチャー・スタートアップ企業
いわゆる「大手企業」に属さない、中小企業やベンチャー、スタートアップ企業なども早期の選考が多い傾向にあります。これらの企業は、優秀な学生を確保するために前倒しのスケジュールで採用を行う企業が多いです。
また、通年で採用をしていたり、長期インターンシップから直接採用していたりと、興味を持ってくれた就活生をそのまま採用するパターンも珍しくありません。
25卒の就活では、インターンに参加するべき?
「インターンシップってみんな参加しているけれど、参加するべきなのかな?」といった不安があると思いますが、参加することをお勧めします!
以下のグラフは2020年卒の学生のインターンシップに関するアンケートの結果ですが、約7割の企業がインターンシップが内定・入社につながったとしています。
2020年卒の学生もインターンシップをこのような基準で選んで参加しています。
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25卒の就活ではいつからインターンシップに参加すればいい?
インターンシップに参加すべきかどうかや、どのように選んでよいかがわからない人も多いでしょう。ここでは、インターンシップの種類や参加するメリットについて紹介します。
インターンシップの準備や詳しいタイミングについては、こちらの記事も参考にしてみてください。
インターンシップの種類
インターンシップは、大きく分けると短期と長期の2種類があります。
短期インターンシップは1日〜数日、長くても数週間程度の期間で開催されます。短期間でさまざまな企業を見ることができるため就活の視野が広がりやすく、他の就活生と出会える可能性も高いです。
一方で、長期インターンシップは一般的に3ヶ月以上の期間で開催されるものを指します。短期型よりも実務経験が積みやすく、中には給与が発生するケースもあります。じっくりと向き不向きを見極められる反面、一つの企業に時間を割くリスクも押さえておく必要があります。
短期と長期ではそれぞれメリットが異なるので、何を目的としてインターンシップに参加するのかを明確にし、自分に合うものを選ぶようにしましょう。
インターンシップについてさらに詳しく知りたい人は、こちらの記事も合わせて参考にしてください。
就活インターンシップ大全|2025卒2026卒の選考時期など紹介
25卒がインターンシップに参加するメリット
インターンシップに参加するメリットは主に3つです。
- 選考直結型が多く、内定獲得のチャンスがある
- 志望業界や自分の適性を見つけやすい
- 参加選考が本選考の練習になる
25卒では採用直結のインターンシップが公認となったため、インターンシップに参加することによって、選考が有利に進められたり、内定がもらえたりする可能性があります。
また、志望業界がはっきりしていない場合であっても、インターンシップに参加することで業界や企業の雰囲気を直接知ることができます。単に志望を決めるだけでなく、「自分に向いている・向いていない」といった、自分の適性も把握できるでしょう。
また、一部のインターンシップには選考があるため、本選考の実践的な練習にもなります。まだまだ自己分析や面接対策が不十分な場合も、勇気を出して、一度選考を受けてみましょう!
実際の選考を受けてみると、今の自分にとって足りない部分がどこなのかがわかるため、その後の対策を効率的に行うことができます。
OfferBoxでは、就活時期になるとインターンシップのオファーも多く飛び交います。ぜひ登録して、インターンシップ参加のチャンスを掴みましょう。
25卒の早期内定に向けて今からできる就活準備
「なんか就活やらないといけない気がしてきた」「インターンシップに参加してみたい」と思ってきましたよね。完全にゼロの状態から始めるという方は、手始めに次の4つから始めてみることをお勧めします。
就活用アカウントを作る
必須なのはメールアドレス!大学用のメールアドレスでももちろんOKですが、授業やプライベートとは分けて管理したいのであれば、新しいメアドを作っておきましょう。Gmail、Yahooメールなどは無料で使えますので、作って置いて損はないでしょう。
また、LINE、Twitter、Instagramで情報を発信している就活サイトや企業アカウントも多くなってきました。特にTwitterは就活用のアカウントを作り、就活関係のアカウントをまとめてフォローしておきましょう!就活を進めていくうちに気になる企業ができてきたら、企業の公式アカウントもフォローしておくと、その企業の最新情報を得られます。
就活専用のTwitterアカウントを持つ学生も増えてきていますので、同じ学年の就活生の就活アカウントをフォローしておくのも、最新の生の情報を得られるのでおすすめです。
今から登録できる25卒向けの就活サイトに登録しておく
実際に動き出すのは先でも、情報収集は少しずつ進めておいて損はありません。今のうちから、OfferBoxなどのスカウト型の就活サイト、インターンシップ紹介サイト、OB/OG訪問系の就活サイトなどへの登録を済ませておくことをおすすめします。
ナビの会員登録はまだまだ先ですが、スカウト型の就活サイトなどはもう登録が始まっているところもあります。ナビよりも早く、インターンシップの案内をいただけることもあります。
尚、OfferBoxは2023年2月1日から、25卒向けの登録がスタートします。
企業からのオファー送信は、2023年4月1日以降スタートです。春以降はサマーインターンシップのオファーも送られ始めますので、早めに登録しておきましょう。
25卒向けの人事面談やインターンシップに参加してみる・情報を集める
4月以降、春インターンシップの募集が始まったり、中小・中堅企業の人事から面談の声がかかることもあります。最初は志望業界を絞る必要はまったくありません。なんとなく興味あるという程度でも積極的に参加して、自分の目で確かめてみてください。
新型コロナウイルスの影響で、オンライン面談やオンラインインターンシップもすっかり浸透しました。わざわざ足を運ばなくても、直接企業とやり取りできる機会が増えているため、存分に活用いただくことをおすすめします。
インターンシップの選び方について詳しく知りたい人は、こちらの記事も参考にしてみてください。
25卒向けの就活セミナーに参加してみる
大学が主催するものはもちろん、学外の団体が主催する様々な就活イベントが開催されます。大抵は無料で参加できますので、気軽に参加してみましょう。
こちらも、オンライン形式での開催が増えていますし、空いた時間で、就活に片足を突っ込んでみてください。
そういったセミナーやイベントの探し方がよくわからないという人は、学校の就職支援課やキャリアセンターを訪問し、大学の職員の方に相談してみましょう。のちのちには、エントリーシートの添削や面接の練習などにも協力してくださる方々です。どの学年の学生にも、また、そもそも就活するかどうか迷っているという場合でも、親切に相談にのってくださいますよ。
25卒の就活スケジュールに関するよくある質問
最後に、25卒の就活スケジュールに関するよくある質問を簡単に紹介します。
- 25卒の理系学生の就活スケジュールは?
- 24卒の就活スケジュールとの違いは?
- 就活の選考対策すべきなのはいつから?
それぞれについて解説していきます。
25卒の理系学生の就活スケジュールは?
理系学生の就活スケジュールは、文系学生と大きく変わりません。
例年実験や論文などで忙しくて就活のスタートが遅れてしまう就活生もいますが、時間がないからこそ早めに情報収集を行うことが大切です。
企業からオファーが届くOfferBoxなどをうまく活用し、効率的に就活を進めましょう。
また、大学院への進学を検討している場合も、早めにフローを確認することをおすすめします。
就職活動のペースメーカーは、企業です。募集が終了してしまった企業の選考は受けられません。「気になる企業の選考が、既に終了してしまっていた…」ということがないように、就活をするかしないかは、遅くとも3月の採用広報解禁までに決めることをおすすめします。
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24卒の就活スケジュールとの違いは?
25卒より採用直結型インターンシップの公認が発表されたものの、全体の就活スケジュール自体は昨年度と大幅には変わらないことが予想されます。一方で、就職活動のスケジュールは年々早まりがちな傾向にあることは念頭に置いておきましょう。
また、26卒からは一部専門職の採用スケジュールの弾力化が検討されています。25卒の選考では公式には適用されないものの、新たな方針が決まれば水面下で試験的にスケジュールを早める企業も出てくるかもしれません。そうなった場合に慌ててしまわないよう、常に最新の情報をチェックしておきましょう。
就活の選考対策すべきなのはいつから?
就活の選考対策は時間があるほどじっくり取り組めるため、対策の開始時期は早ければ早いほど望ましいです。自己分析や企業分析のほか書類作成も踏まえると、選考が始まる3ヶ月ほど前を目安に取り組み始めることが理想です。
25卒の場合、夏のインターンシップの選考が開始される6月に向けて、2023年の3月頃から準備を始めると良いでしょう。また、選考にはSPIや適性検査が含まれることも多いため、自信のない場合は過去問や傾向を把握して足切りの対策を取ることも重要です。
SPIや適性検査対策について知りたい方はこちらの記事も参考にしてみてください。
SPIの勉強はいつから?必要な勉強時間をパターン別に解説
適性検査対策|いつから始めるべき?落ちる理由と合格のコツを紹介
まとめ
以上、25卒の就活全体のスケジュールや昨年度との変更点、企業の動きなどを紹介しました。
2025年卒の就活も、始める人はもう始めています。手軽に始められることから就活を始めて、あとから慌てることのないようにしましょう!
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