インターンシップに参加すると内定がもらえるのか・内定率は?

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インターンシップに参加するか迷っている方の中には、「内定がもらえるチャンスがあるなら参加したい」と考えている方もいるかもしれません。インターンシップに参加すると内定率が上がるという噂もありますが、実際のところ、どのくらい内定率が変わってくるのでしょうか。

インターンシップに参加すると内定につながる可能性があるのは事実ですが、どのような種類のインターンシップでも内定につながるわけではありません。インターンシップへの参加を内定につなげるためには、種類を知っておくことが大切です。

そこでこの記事では、インターンシップと内定の関係や、内定につながりやすいインターンシップの種類を解説します。インターンシップ経由で内定を獲得する人の特徴、よくあるQ&Aも紹介するので、インターンシップ選びの参考にしてみてください。

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すべてのインターンシップが内定直結型ではない

企業が実施するインターンシップはいくつか種類がありますが、全てのインターンシップが内定に直結するわけではありません。

企業が実施しているインターンシップには、大きく分けると内定直結型と職業体験型があります。職業体験型は、企業や業界、実際の業務内容を知ることが目的です。「内定につなげるためにインターンシップに参加したい」と考えているなら、まず内定に直結しやすい種類のインターンシップを見分ける必要があります。

また、内定直結型でも参加したからといって必ず内定につながるわけではありませんから、インターンシップの特徴を押さえ、内定に結びつくようにアプローチすることが大切です。

次の章で内定につながりやすいインターンシップの種類を紹介します。

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内定につながりやすいインターンシップの種類

内定につながりやすいインターンシップの種類は、大きく分けて以下の5種類があります。

  • 早期選考型
  • ジョブ内定型
  • 本選考優先型
  • リクルーター型
  • 長期インターンシップ

それぞれの特徴や、内定につながりやすいと言われる理由を紹介するので、違いを把握しましょう。

早期選考型

早期選考型は、インターンシップに参加した学生のうち、企業が優秀だと判断した学生が一般選考よりも早く選考を受けられる形のインターンシップです。早期選考型のインターンシップを実施する企業は、インターンシップ期間を通して、学生の能力や企業への熱意などを見ています。

早期選考に進める場合、インターンシップ期間の比較的早い段階で打診を受けることが多いようです。

ジョブ内定型

ジョブ内定型は、インターンシップで「ジョブ」と呼ばれる就業体験プログラムが実施されるタイプのインターンシップです。外資系企業を中心に実施されています。

「ジョブ」で実際の仕事を体験し、そこで成果を上げることで内定をもらえるのが特徴です。評価される成果が明示されるため、ほかのインターンシップと比べて、目標を明確に定められるでしょう。ジョブ内定型のインターンシップを実施している企業の場合、内定をもらうためにはインターンシップへの参加が必須となります。

本選考優先型

本選考優先型は、インターンシップに参加した一部の優秀な学生に対して、書類選考や面接などの選考プロセスを免除する形のインターンシップです。

選考プロセスの一部が免除になることでほかの学生よりも有利になるため、内定につながりやすいと言われています。インターンシップ終了後、選ばれた学生だけが食事会や交流会に呼ばれ、社員にアピールする機会をもらえるケースがあるのも特徴です。

リクルーター型

リクルーター型は、学生にリクルーターと呼ばれる社員がつき、インターンシップ終了後に面談などの交流機会が定期的に設けられる形のインターンシップです。面談は会社ではなくカフェなど、リラックスできる環境で行われます。

より自然な形で企業への熱意を伝えられる上、就活サポートをしてもらえることもあるので、内定につながりやすいと言われています。面談はカジュアルな雰囲気で行われますが、あくまで選考の一部と捉え、ビジネスマナーを意識することが大切です。

長期インターンシップ

長期インターンシップは、3カ月以上の長い期間実施されるインターンシップで、給料が支払われることも多いです。1dayのインターンシップと異なり、実際の業務を経験します。日々の仕事ぶりを通して能力や頑張り、人柄などを総合的にみた上で会社に必要な人材か判断してもらえるのが特徴です。

必ず内定に直結するわけではありませんが、そのまま採用される可能性もあります。もしその企業に就職しない場合でも、長期インターンシップでの経験はほかの企業の選考で評価されやすいです。

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インターンシップと内定率の関係

株式会社ディスコが2021年卒の大学生・大学院生を対象に行った『1 月 1 日時点の就職意識調査 』によると、2020年1月1日時点で内定を獲得している学生のうち、78.2%はインターンシップに参加した企業から内定をもらっていることがわかりました。インターンシップ参加が内定につながった学生が約8割いることから、インターンシップに参加すれば高い確率で内定をもらえると言えるでしょう。

また、同調査ではインターンシップに参加した学生のうち90.2%は、企業から何らかのアプローチを受けたこともわかっています。具体的なアプローチ内容は、インターンシップ参加者限定セミナーや早期選考の案内などでした。1月1日時点で早期選考を受けた学生の72.4%が、インターンシップに参加した企業の本選考を受けていることもわかっており、インターンシップへの参加は、就活を有利に進める大きなチャンスになると言えそうです。

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インターンシップで内定獲得する人の特徴とは

内定をもらえる可能性があるインターンシップに参加できても、誰もが内定をもらえるわけではありません。内定を獲得する人の3つの特徴を紹介するので、インターンシップに参加する際には意識してみましょう。

1.基本の準備ができている

インターンシップで内定を獲得する人は、就活の基本準備ができている人です。基本の準備は、以下のものがあります。

  • 企業研究
  • 業界研究
  • 自己紹介
  • 自己分析
  • 志望動機作成

基本準備ができているかできていないかは、インターンシップ中の行動のさまざまな点に表れます。準備ができていれば、突然志望動機を聞かれても、明確に答えられるため、企業からの印象もよくなるでしょう。

2.目的意識を持ってインターンシップに参加している

インターンシップに参加する目的をしっかり持っている人も、内定を獲得しやすい人です。「早く内定を獲得したい」「気になる企業のことをもっと知りたい」「スキルを身につけて成長したい」など、目的は何でも構いません。目的意識を持って参加すれば、インターンシップへの取り組み方も変わってきます。その姿が評価され、内定獲得につながる可能性は十分あるでしょう。

3.フィードバックをすぐ活かせる

インターンシップ中にもらったフィードバックをすぐ活かせる人も、内定を獲得しやすい人の特徴です。フィードバックをきちんと受け止め、行動できれば「成長意欲がある」「伸び代が大きい」と判断してもらえます。インターンシップ中の行動はしっかり見られていますから、意識してフィードバックを活かした行動をすることが大切です。

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インターンシップの内定にまつわるQ&A

最後にインターンシップの内定にまつわるQ&Aを紹介します。インターンシップ参加に欠かせない情報ですから、チェックしておきましょう。

インターンシップ参加後に内定通知が来たら何と返信すればいいですか?

インターンシップ参加後に内定通知がきた場合、内定を受けるとしても辞退するとしても、できるだけ早くお礼メールを送りましょう。できれば当日中、遅くても翌日に返信するのが望ましいです。内定を受ける意志がある場合は、その旨も伝えます。

ただ、内定通知をもらうタイミングによっては「ほかの企業も見てみたい」という気持ちがあるかもしれません。その場合はまだ決断できない旨と回答の目安を伝え、決断を待ってもらえないかお願いしてみましょう。

内定保留をしたい方は、下記の記事で電話での伝え方を解説しています。あわせてご覧ください。
内定保留の電話での伝え方|注意点と会話・メール例文

インターンシップ経由で内定した企業は辞退していいですか?

インターンシップ経由で内定した企業を辞退しても問題ありません。

インターンシップは3年生の夏から冬に実施されるため、この時点で内定をもらってもまだ判断できないケースもあるでしょう。ただし、一度辞退すると、辞退取り消しや本選考への応募は難しいので、慎重に判断してください。

内定を確保しておきたいからといって、適当に返事をするのはマナー違反です。

2025年卒からインターンシップが変わるんですか?

『インターンシップの推進に当たっての基本的考え方』が改正され、2025年卒の学生からインターンシップの実施目的がより明確になる見込みです。

これまではインターンシップが、内定に直結するかしないかの線引きが明確ではありませんでした。今後インターンシップは、選考につながるのか、職業体験要素の強いのかが明記される方針です。

改正に伴ってさまざまな変更が予想されるので、情報をしっかりチェックしておきましょう。

インターンシップに参加した学生の割合は?

株式会社マイナビが実施した2024年卒の大学生・大学院生1,881人を対象に行った『2024年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(中間総括)』によると、2022年6〜10月でインターンシップに参加した学生は87.6%でした。前年の調査より4.0%増加し、過去最高の割合です。

インターンシップの在り方が変わろうとしている今、インターシップへの参加は一般的になってきており、選考への影響も増すと考えられるでしょう。

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内定直結型でなくても積極的にインターンシップに参加しよう

今回は、インターンシップと内定の関係や、内定に直結しやすいインターンシップについて解説しました。

内定直結型のインターンシップに参加できる場合は、事前の準備をしっかり行い、目的意識を持って内定獲得を目指しましょう。また、内定直結型ではないインターンシップも、企業研究・業界研究を深められるなど就活に役立つ経験になります。興味がある企業・業界のインターンシップには積極的に参加してみましょう。

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