就活面接で「他社の選考状況は?」と聞かれた時の企業の意図は?企業名は言うべき?答え方も徹底解説!

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こんにちは!新卒採用イベント会社で学生の就職活動を支援している森です。
年間500名の就職活動中の学生と面談をしているとさまざまなお悩みを聞きます。「面接で他社の選考状況を聞かれた時の答え方がわからない…。」「他社の選考状況の回答次第では選考が不利になってしまうのではないのか…。」など、他社の選考状況について悩む学生も少なくありません。

この記事を読んでいる方も、他社の選考状況を聞かれた時の答え方に悩んでいる方は多いのではないでしょうか?
そんな時は企業が質問をしている意図から考えてみつつ、面接では正直に答えることをおすすめします。本記事では、面接で「他社の選考状況は?」と企業が聞いている理由から、答え方の回答例まで徹底的に解説します!

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面接で「他社の選考状況は?」と企業が聞いている理由

他社の選考状況を聞かれた時の答え方を迷っている方の中には、就職活動において他社の選考に進むことが悪いことだと考えている方も多いのではないでしょうか?
他社の選考に進むことは決して悪いことではないですし、企業側も他社の選考に進んでいる可能性があることは重々承知している中で面接をしています。

それではなぜ企業が面接で「他社の選考状況は?」と聞いているかというと、理由は主に以下の2点です。

  1. 選考に進んでいる学生の選考スケジュールを考えるため
  2. 学生の志望理由に一貫性があるか判断するため

それぞれ詳しく解説します。

学生の他社の面接状況を聞いて、選考スケジュールを考えたい

まずは学生の選考スケジュールを考えるために、他社の面接状況を聞いている場合です。

企業によっては最終面接を終え内定を出した後に、内定承諾期限を設けているケースがあります。もし内定承諾期限内に他社の選考が終わらない場合、学生が内定承諾をするかしないかの決断ができないことも多々あります。そんな時は企業側も内定を取り消す必要も出てきますし、学生にとっても機会損失となります。タイミングが合わなかったからという理由で選考の結果が決まってしまうのは、お互いにもったいないですよね。

そのため、タイミングが合わなかったからという理由で選考の結果が決まってしまうことを避けるためにも、企業は学生の他社の選考状況を聞いてスケジュールを調整しようと考えているのです。

学生の志望理由に一貫性や軸があるか見ている

次に学生の志望理由に一貫性があるか見ている場合です。

学生によっては複数の業界の選考を受けている方もいます。もちろん、複数の業界の選考を受けることが悪いことではないのですが、志望理由が一貫しているかどうかは、企業にとって重要になってきます。

例えば、複数の業界を受けている場合も、業界が類似していたり、志望理由に軸が通っていれば、自社への志望度も高いと判断できます。一方で、全く異なる業界である上、志望理由もバラバラだった場合、自社への志望度もあまり高くないのでは、と企業は判断する傾向にあります。
また、志望理由が一貫していないと、内定を出しても意思決定にブレが生じて辞退されたり、内定承諾して入社したとしても、その企業への帰属意識が低く、早期退職につながる可能性もあると企業は判断します。
入社後、長期的に活躍してもらうためにも、企業は他社の選考状況を聞いて、学生の志望理由に一貫性があるか見ているのです。

「他社の選考状況はなぜ聞く?」「回答次第で落ちたりする?」人事に聞いてみた!

「他社の選考状況は?」と企業が聞いている理由を上述しましたが、まだ他社の選考を受けていることが悪いことではないのかと不安に思っている方もいるかもしれません。
そこで、とあるIT企業の人事に「他社の選考状況は?」と実際に聞く理由を聞いてみました。

「私が他社の選考状況を聞く理由はもちろん選考スケジュールを考えたり、志望理由に一貫性があるか判断したいという意図もありますが、一番の理由は他社の選考も進んだうえで学生に納得して入社をして欲しいと考えているからです。
そのため、他社の選考状況を聞いて、自社と他社で迷っている点があれば、その迷っている点について判断できるように社員の面談を組んだり必要な情報を伝えたりもしています。

学生にとって必要な情報を与えたうえで自社を選んでくれることはもちろん嬉しいことですが、学生自身の判断基準で納得して他社を選んだのであれば、それはそれで学生にとって一番いいことだと思っています。
他社の選考を受けていることは当たり前の時代だと思っていますし、悪いことだと思ったことはないですね。」

上記のように学生のためを想って他社の選考状況を聞いている場合もあるのです。
そのため、自分が納得して内定承諾をするためにも、他社の選考状況を聞かれた際は正直に答えることをおすすめしています。次の章で詳しく解説します。

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面接で「他社の選考状況は?」と聞かれた時の回答方法

上述したように、企業が他社の選考状況を聞いている理由は、選考スケジュールを決めたり、志望理由に一貫性があるかを判断したりするためでした。
上記を判断してもらうためにも、どうやって答えることがいいのか詳しくお伝えします。

面接では嘘をつかず、正直に答えよう

面接では正直に他社の選考状況を答えることをおすすめします。
選考スケジュールで他社の状況を考慮したうえで内定承諾期限を設けてもらった方が、自分自身も内定承諾の際にしっかりと考えて意思決定がしやすくなるでしょう。さらに、志望理由の一貫性についても、自分が求めている点とマッチしているか企業側とすり合わせた方が、自分が叶えたい将来の夢や目標を実現しやすくなると思います。

選考を受けている企業名は言うべき?

他社の選考状況を答える際に、企業名も聞かれることがあります。
そんな時は企業名も伝えることをおすすめします。なぜならば、企業側も他社の情報について知っていることが多く、面接や会社のホームページだけではわからない情報を教えてくれることもあるからです。

選考を進めていくうえでの一つの参考にもなります。
たまに他社の悪いことだけを言う企業もありますが、そのような企業に入社することは控えておく方がいいでしょう。自社の利益のみを考えている場合が多く、入社後も各学生にあった環境を用意してもらえるとは考えづらいからです。

もちろん企業名を言いたくない人もいると思います。言いたくない場合は企業名を言わなくても問題ありません。その場合は、「●●業界の企業を●社ほど受けています」といった答え方が良いでしょう。

業界や職種が同じ企業を受けている時は、一貫性をアピールして!

他社の選考状況を聞かれた時に、業界や職種が同じ企業の選考を受けている場合は志望理由を説明しやすいと思いますし、そのまま一貫性をアピールしていきましょう。
一貫性を伝えたうえで、他社と違うと思っている部分がどの点で、自分にとっていいと感じている点と悪いと感じている点もあわせて伝えると、さらに企業側も面接内で話す部分がはっきりして選考が進めやすくなります。特に悪いと思っている点については、懸念を払拭するような話が聞けるかもしれません。

業種や職種が異なっていても、理由が答えられれば問題ない!

選考に進んでいる企業群の業種や職種が異なっている場合は共通点を事前に考えておきましょう。異なる業界や職種の選考を受けている場合も、共通点を添えて説明できれば、志望理由に一貫性があることを伝えることができます。

具体的な例としては、人々の大きな意思決定に関わっていきたいという理由で人材業界と不動産業界を受けている場合や、自社サービスを広げていきたいという理由で営業職と広報職を受けている場合などがあります。あくまでも一例にすぎないので、自分にとっての共通点を探してみてくださいね。

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「他社の選考状況」を伝えづらい時の回答例

他社の選考状況で一貫性をアピールしていく必要性がわかったとしても、伝えづらいケースもあるでしょう。内定を持っていたり、他社の選考を受けていなかったり、それぞれのケースでの回答例をご紹介します。

他社の内定は隠すべき?

内定を持っている場合は隠さずに言うことをおすすめします。
内定を持っているということは、自分が少なくとも一つの企業から必要とされている人材ということですので、アピールポイントにもなります。

また、内定を持っている方の多くは内定承諾期限を設定されている場合が多いかと思います。その場合、内定承諾期限までに面接の結果をもらうため、企業側に選考を早めてもらう必要も出てきます。選考スケジュールをできるだけ早めに設定してもらうためにも、内定承諾期限もあわせて伝えておきましょう。

他の企業を受けていない時は嘘をついた方がいい?

現在受けている1社の志望度がかなり高く、他の企業の選考を受けていない方もいるかと思います。
そんな時も嘘をつかずに1社のみ受けていることを伝えることをおすすめします。入社を切望していることはアピールポイントにもなりますので、それほど志望度が高い理由も熱心に伝えてみましょう。

もしほかの理由から1社のみ受けている場合でも、企業側が納得できれば問題ないので企業が納得してくれそうな理由を考えて伝えてみてください。

進学などで就職しない可能性がある場合も正直に伝えよう!

就職しない可能性がある場合も、正直に伝えることをおすすめします。
例えば、学部生の方で大学院に進学するか就職するか迷っている方もいるかと思います。そんな時にもし選考を辞退して大学院に進学したとしても、「OfferBox」等の逆求人型就活サービスであれば、次の就職活動のタイミングで再度オファーをくれる企業もいるのです。

ただし、就職するかしないか迷っている理由はしっかりと伝えられるように準備をしておきましょう。

就職活動をしている理由を考えてみよう

上述したように、他社の選考状況を聞かれた場合は基本的に正直に答えることをおすすめしました。
自分の考えと企業の考えが合っているかを見極めつつ選考を進めていくためにも、嘘はつかず、正直に伝えるべきです。

改めて就職活動をする理由を考えてみて欲しいのですが、就職活動は内定をもらうためでなく、自分が将来生き生きと過ごすための環境探しです。自分とあう会社に出会うためにも正直にありのままの自分を伝えていくことが大事なのです。

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本記事では、他社の選考状況を聞かれた時の企業の意図を解説したうえで、他社の選考状況を正直に伝えた方がいいことをおすすめしました。正直に他社の選考状況を伝えたうえで、自分が生き生きと働ける環境を探す就職活動をしていきましょう!

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(書いた人)
森瑞貴
Twitter:https://twitter.com/mooleesan
新卒採用イベントを運営している株式会社ジースタイラスで年間500人ほどの学生と面談をしつつ、企業支援も経験。現在は株式会社AppBrewでアカウントプランナーとして働いている。