
就活の面接は、事前準備が合否を大きく左右します。しかし、面接ではどのような質問をされるのか、どのような回答をするべきかわからない学生も多いでしょう。
そこで本記事では、面接でよく聞かれる質問とその回答例10選を紹介します。さらに、集団面接ならではの、回答のコツや、一次面接から最終面接まで、各フェーズで重視される質問の違いもわかりやすく解説しています。これから面接を控えている就活生の方は、ぜひ参考にしてみてください。
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目次
【自己PR】就活の面接における質問一覧と回答例
就活の面接における質問一覧と回答例を「自己PR」「ガクチカ」「志望動機」の3つのテーマで、それぞれ解説します。まずは、自己PRに関する質問と回答例を3つ紹介します。
- 自己紹介をしてください
- あなたの自己PRを1分でお願いします
- あなたの長所と短所を教えてください
1. 自己紹介をしてください
面接で最初に聞かれる「自己紹介」は、第一印象を決める大切な質問です。この質問の意図は「簡潔にまとめて話せるか」「強みや経験を整理できているか」を確認することにあります。
効果的に答えるためには、以下の3点を意識しましょう。
- 学歴・経歴を30秒〜1分で要約する
- 専攻内容・ゼミ活動・インターン・アルバイト経験を交える
- 志望企業との接点や活かせる強みを盛り込む
<回答例>
就活の自己紹介については、以下の記事でも詳しく解説しているので、ぜひあわせてご覧ください。
2. あなたの自己PRを1分でお願いします
自己PRは「自分の強みを企業でどう活かせるか」を示す場です。面接官は「この人を採用するとどのような価値をもたらすか」を確認しています。
答えるときは、以下の流れを意識すると効果的です。
- 強みを明確に示す
- それを裏づける具体的な経験を説明する
- 入社後の活かし方につなげる
<回答例>
自己PRの書き方や例文について、より詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
3. あなたの長所と短所を教えてください
この質問の意図は、自己分析の深さと誠実さを確認することです。長所は企業で活かせる点を、短所は改善の努力を添えて伝えるのが基本であり、両者を表裏一体にして話すと説得力が増します。
面接官は「欠点をどう克服するか」を重視しており、成長意欲が伝われば好印象になります。
<回答例>
長所を伝えるのが苦手な方は、見つけ方や長所の一覧を紹介している以下の記事もチェックしてみてください。
【ガクチカ】就活の面接における質問一覧と回答例
次に「ガクチカ」の質問と回答例を紹介します。
- 挫折経験とそれをどう乗り越えたか教えてください
- 学生時代にもっとも力を入れたこと(ガクチカ)について教えてください
- 学生時代、チームで活動した経験について教えてください
1. 挫折経験とそれをどう乗り越えたか教えてください
挫折経験は「困難をどう受け止め、乗り越えたか」を見る質問です。企業は、学生が仕事で困難な状況に陥った際、それを乗り越えることができるのかを知ることが目的です。そのため、失敗内容の程度に加え、その後の努力と学びが重視されます。
完璧な成功でなくても問題なく、失敗を正直に話す姿勢こそ評価されます。
<回答例>
挫折経験の書き方・答え方に自信がない方は、ぜひ以下の記事もあわせてご確認ください。
2. 学生時代にもっとも力を入れたこと(ガクチカ)について教えてください
この質問では「主体性」「行動力」「成果」を一貫して伝えることが求められます。活動内容の規模よりも、どのように考え・動き・学んだかが評価されます。
企業は単なる結果だけでなく、行動のプロセスや自ら学ぶ姿勢を重視しており、成長意欲や問題解決能力も同時に見ていることがほとんどです。
<回答例>
以下の記事では、ガクチカの回答方法について詳しく解説しています。見つけ方や具体例を紹介しているので、ぜひあわせてご覧ください。
3. 学生時代、チームで活動した経験について教えてください
チームで活動した経験は「協調性」「リーダーシップ」「課題解決力」を見る質問です。単なる成功体験でなく、意見の衝突や問題解決の工夫を語ると説得力が増します。
企業には、チームの中で主体的に関わり、他者と協力して成果を出せる人材かを確認したい意図があります。
<回答例>
チームワークを自己PRで伝える際のポイントについて、さらに詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
【志望動機】就活の面接における質問一覧と回答例
最後に「志望動機」の質問と回答例を紹介します。
- 当社への志望動機を教えてください
- 入社後、具体的にどのような仕事をしてみたいですか?
- 他にはどのような企業を受けていますか?
- 最後に何か質問はありますか?(逆質問)
1. 当社への志望動機を教えてください
志望動機は「なぜその業界か」「なぜその会社か」を明確に語ることが必須です。一般的な理由ではライバルと差別化できないため、自身の経験や価値観と結びつけましょう。
面接官は応募者が自社で本気で働きたいかを判断し、価値観や目標が会社と一致しているかを見ています。
<回答例>
魅力的な志望動機を書くポイントは、以下の記事で詳しく解説しているので、あわせてご確認ください。
2. 入社後、具体的にどのような仕事をしてみたいですか?
この質問の目的は「長期的にどのように成長し貢献するか」を知ることです。いきなり大きな夢を語るより、段階的なキャリアを描くと現実味が増します。
企業は計画性や自己成長の意識を見て、将来的に組織にどう貢献できるかを確認しています。
<回答例>
3. 他にはどのような企業を受けていますか?
この質問の意図は「企業選びの一貫性」と「志望度の高さ」を確認することです。正直に答えつつ、相手の企業を第一志望と位置づけることが大切です。
面接官は応募者が自社に本気で入りたいかを見極め、志望の優先順位や価値観の一貫性を評価します。
<回答例>
4. 最後に何か質問はありますか?(逆質問)
逆質問は「企業への関心度」と「主体性」を示す重要な機会です。ネットで調べればわかる内容や待遇の質問は避け、働く姿を想像した前向きな質問をしましょう。
ここでの質問内容から、自社でどのように成長したいか、応募者が具体的に入社を考えているかどうかも判断されます。
<回答例>
以下の記事では、逆質問の例文集を掲載しています。聞きたいこと別に整理しているので、ぜひ参考にしてください。
集団面接における質問と回答の特徴
集団面接では、一対一の面接とは異なるポイントが主に3つあります。
- 質問に回答する時間が短い
- 回答が挙手制になることがある
- 他の就活生と比較されやすい
また、集団面接対策については、以下の記事で詳しく解説しています。流れやマナーについて知りたい方は、ぜひあわせてご覧ください。
質問に回答する時間が短い
集団面接では、多くの場合、2~6名ほどの就活生が一度に面接を受けるため、質問に対して一人ひとりが答えられる時間は限られます。そのため、回答は簡潔かつポイントを押さえて話す必要があります。
長く話しすぎると印象が薄れる可能性があるため、事前に要点を整理して「結論→理由→具体例」の順で短くまとめる練習をしておくと効果的です。与えられた時間内に、簡潔に伝えられるように準備をしておきましょう。
また、集団面接は必ず一次面接というわけではなく、選考の各段階で行われることもあるため、注意が必要です。
回答が挙手制になることがある
集団面接では、面接官が質問に答える人を指名するのではなく、挙手で回答者を募る場合があります。この形式では、手を挙げるタイミングや積極性が評価対象になることがあります。
ただし、勢いだけで答えるのではなく、内容の質も重要です。自信を持って手を挙げつつ、簡潔で論理的な回答を心がけることで、積極性と理解力の両方をアピールできます。
他の就活生と比較されやすい
集団面接では、面接官は複数の応募者を同時に観察するため、回答内容・態度・表情・話し方などが他の就活生と比較されやすくなります。自己PRや志望動機が独自性に欠けると、埋もれてしまうこともあるでしょう。
そのため、内容の独自性だけでなく、声の大きさや姿勢、表情なども含めて総合的に印象を高めることが重要です。差別化できるポイントを事前に整理しておきましょう。
一次面接・二次面接・最終面接で聞かれる質問の違い
一次面接・二次面接・最終面接では、聞かれる質問の特徴があります。それぞれの質問内容について確認しておきましょう。
- 一次面接
- 二次面接
- 最終面接
一次面接
一次面接は、応募者の基本的なスキルや社会人としての基礎能力を確認するのが目的です。履歴書やエントリーシートをもとに、学歴・職歴・志望動機などの基本情報、ビジネスマナーやコミュニケーション力などがチェックされます。
面接官は主に人事担当者や現場社員で、所要時間は30分程度が一般的です。ここでの質問は表面的な内容が中心で、深い自己分析や企業理解は求められないため、まずは結論ファーストで正確かつ簡潔に答えることが合格の鍵となります。
一次面接については、以下の記事もぜひあわせて参考にしてください。
二次面接
二次面接では、一次面接を通過した応募者と企業とのマッチ度や志望度、価値観をより深く確認することが目的です。面接官は現場の責任者や管理職で、所要時間は30分から60分程度になることが多く、一次面接よりも踏み込んだ質問をされます。
自己分析や企業研究が問われるため、自分の経験を具体例で示し、企業理念や業務内容にどのように貢献できるかを説明できることが重要です。一次面接とは質問の深さや評価軸が異なる点に注意しましょう。
以下の記事では、二次面接の質問内容について解説しています。回答例や逆質問の具体例についても紹介しているので、ぜひあわせてチェックしてみてください。
最終面接
最終面接は、最終的な意思確認と企業とのマッチ度を判断することが目的です。面接官は社長や役員など経営層が多く、所要時間は30分〜60分程度です。
ここでは、企業のビジョンや方針への理解・共感度、長期的に貢献できる姿勢が評価されます。質問は抽象度が高く、志望動機の再確認やキャリアビジョンに関する内容が中心です。
最終面接では、応募者の人柄や企業との相性が大きく問われるため、緊張せず自分の言葉で考えを伝えることが重要です。
最終面接のポイントや逆質問について詳しく知りたい方は、以下の記事をぜひ参考にしてみてください。
まとめ
就活の面接では、よく聞かれる定番質問を理解し、適切な回答を準備しておくことが合格への近道です。自己紹介や志望動機といった基本的な内容から、ガクチカや逆質問まで幅広く対策することで、自信を持って臨めるようになります。
また、集団面接や一次・二次・最終面接など、選考段階ごとの特徴を把握しておくことも重要です。
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