「ガクチカが本当にない」と悩んでいる人は必見!見つけ方を徹底解説

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「どれだけ考えてもガクチカが思い浮かばない」「アルバイトをしていないし、サークルにも所属していないから何かを長く続けた経験がない」などと悩んでいる人は少なくないと思います。

自分の努力を自覚するのは難しいものですが、見つからないまま選考に臨むのはよくありません。ガクチカから人柄や価値観のアピールにつなげるためにも、自分らしいエピソードを用意してから選考に臨みましょう。

この記事では、ガクチカが本当にないと感じてしまう理由や、見つからない場合の対処法を紹介します。企業が見ているポイントも解説するので、ぜひ参考にしてください。
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ガクチカが本当にないと感じてしまう理由

ガクチカで悩んでいる人は、どのような理由から「アピールできることが本当にない」と感じてしまうのでしょうか。思い悩んでしまう主な理由を知り、まずは自分がどんな状況に陥っているのか確認しましょう。

輝かしい実績がないから

特によく見られるのは、「輝かしい実績がないから」と思い込むケースです。

全国大会での優勝経験や留学経験など、人に自慢できるようなすごいエピソードばかりに注目しているために視野が狭まり、ガクチカを見つけづらくなっているのかもしれません。

全国優勝とまではいかなくても、「何かで1位を取ったり表彰されたりしたエピソードではないといけないのでは」と考える学生が多いです。

長く続けた経験がないから

経験の期間にこだわりすぎてガクチカを見つけられない場合もあります。

例えば、「ボランティアの経験があるけど、1ヶ月しか継続して参加してないからガクチカにしていいのか分からない」という状況です。

取り組みの期間で評価が決まるわけではありませんが、期間の長さ=努力の大きさと捉えて、ガクチカがないと感じる学生が見られます。

就活向けに言えそうなエピソードがないから

「頑張ったけど就活ではアピールできそうにない」と思い込むのも、ガクチカが本当にないと感じる理由のひとつです。

ガクチカでは本来、選ぶエピソードに決まりはありません。

学業やアルバイト以外に趣味や遊びのエピソードも伝えられますが、「遊びの話は就活にふさわしくない」「趣味をガクチカにしても評価につながりそうにない」などと、一部のエピソードを敬遠して視野が狭くなってしまうことがあります。

何かを頑張った実感がないから

長く続けた経験はあるものの、当たり前だと思い込んでいるためガクチカと捉えていないケースもあります。

例えば、アルバイトに継続的に従事した経験があっても、中には「お金を貰っているのだから頑張るのは当たり前」と考える人もいます。

こうした人は周りからすると十分頑張っているのに、努力を自覚していない、または自分に課すハードルが高い影響でガクチカがないと考えがちです。

ここまで、ガクチカが本当にないと感じてしまう理由をあげてきましたが、これらを理由に悩んでいる人の大半は、実は堂々と企業にアピールできるガクチカを既に持っています。
それがなぜかを知るために、ガクチカに求められていることを正しく理解していきましょう。

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そもそも、なぜ企業はガクチカを聞くのか?

ガクチカを正しく理解するためには、企業がどんな意図で質問しているのかを理解する必要があります。特に見られているポイントを知り、質問意図に沿ったガクチカを準備しましょう。

学生の性格・人柄を知りたい

そもそもどんな人なのか、何にやる気を感じるタイプなのかを知るのが目的です。

人柄や価値観などの根本的な部分が企業の特徴とマッチしない場合、入社後に強みをうまく活かせないリスクや、早期退職につながるリスクが高まります。

採用のミスマッチは学生と企業双方の不利益となるので、ガクチカから学生を理解し、相性を確かめています。

学生の物事の取り組み方を知りたい

物事の取り組み方は、入社後の活躍をイメージするうえで欠かせない情報です。力を入れたきっかけや工夫から、仕事にどんな姿勢で臨んでくれるのかを確かめようとしています。

例えば、課題に直面したときの対応、目標の設定方法などは仕事にも通ずる重要な要素といえるでしょう。

そうした要素をガクチカのエピソードから確認し、どんな形で企業に貢献してくれるのかを見極めます。

論理的に説明できるか知りたい

努力の過程や工夫を論理的に説明できるかも、ガクチカの評価ポイントです。

物事を筋道立てて分かりやすく伝える力は、上司への相談・報告やプレゼンテーション、チーム業務など、仕事のあらゆる場面で求められる能力です。

こうした能力を備えている学生は、立場や考え方の異なる人と協働してくれそうな期待ができるため、ガクチカでは論理的思考力や説明力が評価されています。

企業がガクチカで「見ていない」ポイント

企業がガクチカを聞く理由が理解できたところで、続いて、企業が「重視していない」ポイントを知っていきましょう。

人事の本音ランキング発表!ガクチカや自己PRの「エピソード」で見ているポイント

OfferBoxでは200社以上の企業を対象に、自己PRやガクチカで意識しているポイントに関するアンケートを実施しました。その結果判明したのは、「企業が主に注目しているのは成果の大きさや経験の派手さではない」という事実です。

意識しない理由には、

  • 「結果は”運・不運”もあり、本人の仕事能力を直接表しているものではない」
  • 「経験の派手さだけで自社のカラーに合うかは判断できない」

などが挙げられています。

ガクチカを探す際はどうしても成果や経験の派手さを重視しがちですが、企業側が主にみているポイントはそこではないことがわかります。同様に、「何に力を入れたのか」もそれほど重要とは言い切れません。

「ガクチカが本当にない」は9割勘違い

この事実をもとに、冒頭の「ガクチカが本当にないと感じてしまう理由」を振り返ってみましょう。

「輝かしい実績がないから」
→成果の大きさを最重視している企業はわずか2%です。

「長く続けた経験がないから」
→73%の企業は経験の期間を気にしない結果が、データから明らかになっています。

つまり「ガクチカが本当にない」の多くは勘違いで、考え方が間違っているだけだといえます。実績や経験の期間にこだわりすぎず、視野を広げて探していけばガクチカが見つかる可能性は高まるでしょう。

「就活向けに言えそうなエピソードがないから」「何かを頑張った実感がないから」、この2つが理由でガクチカが本当にないと感じる人は、
おそらく無意識に「就活向け」と自分がカテゴライズしたものの中から、ガクチカを選ぼうとしている可能性が高いです。

ぜひこちらの記事を読んでみてください。学生生活に限らず、日常生活からガクチカのエピソードを見つける方法もありますよ。

ガクチカがない…。学生時代に頑張ったことがない人向けのガクチカの書き方
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「本当にない」と感じる人のガクチカの見つけ方

ガクチカが本当にないと感じる人は、次に紹介する方法を試してみましょう。「期間が短いからガクチカにできそうにない」「遊びや趣味のエピソードは就活の場にふさわしくない」などと最初から決めつけず、先入観のない視点で探していくのがポイントです。

まずは自己分析をする

就活に行き詰まったときは、基本中の基本の自己分析に立ち返りましょう。過去の経験を振り返ると、自分が大切にしてきた価値観やモチベーションの源が明らかになります。

既に自己分析をしても見つからなかった人は、「頑張った経験」ではなく「どんな経験をしたか」を軸に考えるのがおすすめです。「頑張った経験」を直接探してしまうと、頑張った自覚のない経験や、実績の伴わない経験を見落とす可能性があります。

そうすると視野が狭まってしまうので、まずは色々な経験を振り返ってみましょう。実績の大きさにかかわらず探していけば、小さな経験の中にも自分の頑張りを見つけやすくなります。

自分自身に質問を投げかけてガクチカの糸口を見つける

自己分析では自問自答の繰り返しが重要です。物事に取り組んだきっかけ、過去の自分がとった行動を掘り下げていき、ガクチカにできそうな経験を探しましょう。v

【質問例】

  • いつから趣味になった?好きになった理由は?
  • 人生で一番苦労した出来事は?どう乗り越えた?経験を仕事に活かせる?
  • 特に楽しかった出来事は?なぜそう思うのか。
  • どの科目が好きか。好きな科目と嫌いな科目の違い。
  • どんな友人と関係を築いてきたか。反対に苦手なタイプは?

自分自身に投げかける質問は、特定の年代やシチュエーションに限定する必要はありません。幼少期から現在までの経験を、日常生活と学生生活の両方から掘り下げていきましょう。

周囲の人に聞いてみる

印象的な出来事が思い浮かばない場合は、周囲の人に聞いてみるのも効果的です。客観的な意見を取り入れると、予想しなかった経験やエピソードに気が付く可能性があります。

意見を聞く相手は家族や友人のほか、アルバイトの同僚もおすすめです。家族や友人は普段の自分を知っている一方で、アルバイトの同僚は仕事に取り組んでいるときの自分を知っています。

違う角度から分析を進めるとガクチカを見つけやすくなるので、さまざまな立場と年齢の人に自分について聞いてみましょう。

自分の強みから逆算する

ガクチカは自分の人柄や価値観から、企業との相性を確認してもらうためのものです。言い換えれば自分を知ってもらう自己PRともいえるので、アピールしたい強みから逆算するのもおすすめです。

例えば「意志の固さ」を強みとしてアピールしたいなら、意志の固さが強みだと自覚した経験や、特に発揮したときの経験を思い浮かべてみてください。

具体的なエピソードがあれば強みの根拠となり、ガクチカとしてアピールできます。

そもそも自分の強みが分からない人には、適性診断AnalyzeU+を活用してみると良いかもしれません。詳細なデータで性格や強み弱みを把握し、エピソード探しのとっかかりにしましょう。

それでもガクチカが見つからない場合の対処法

自己分析をし直したり、周囲の人に意見を聞いたりしても、どうしてもガクチカが見つからない人もいると思います。そんな人は、以下の2つの方法を試してみてください。

就活のプロに相談する

大学のキャリアセンターや就活エージェントなど、就活のプロに相談してみましょう。
経験豊富なキャリアアドバイザーであれば、自分の置かれた状況を的確に分析し、今後取るべき行動を具体的にアドバイスしてもらえます。

また、ガクチカの相談以外に、エントリーシートや面接対策などのサポートを受けられるメリットもあります。就活の最初から最後まで包括的なサポートを受けられるので、1人で進めるのが不安な人や、就活に行き詰った人に特におすすめです。

今からガクチカを作る

ガクチカは過去の出来事にこだわる必要はありません。振り返っても見つからないのであれば、いっそのこと今からガクチカを作りましょう。

【ガクチカ作りの方法例】

  • インターンシップに参加する
  • 大学以外の課外活動に参加する
  • アルバイトを始める
  • 趣味や遊びに目標を設定してみる
  • 資格取得を目指す

例えば、何気なく続けている趣味や遊びがあるなら、目標を設定してみると努力の過程をガクチカで伝えやすくなります。何もしないままではガクチカは作れないので、まずは行動を起こすことが大切です。

まとめ:「ガクチカ」の視野を狭めないように注意しよう

ガクチカが本当にないと悩む人には、「輝かしい実績がないから」「長く続けた経験がないから」といった勘違いがよく見られます。成果の大きさや経験の派手さを企業は重視するとは限らないので、それだけにとらわれて視野を狭めないように注意しましょう。

どうしてもガクチカが見つからないときは1人で悩まず、周囲の人に聞いてみたり、就活のプロに相談したりするのがおすすめです。今からガクチカを作る方法もあるので、見つからないままにせず自分らしいガクチカを用意してから選考に臨みましょう。

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