
就活でよく質問される強みについて言葉の意味や質問の意図がわかっていないと、上手く答えられません。
そこで、就活で聞かれる強みの意味と質問される意図、強みを見つけるための自己分析方法を紹介します。就活で使える強み10選と例文も紹介するので参考にしてみてください。
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就活で聞かれる自分の強みとは?
強みとは、自然にしている行動のなかで、人と比べて優れているところを指します。ここで言う優れているところは、受賞歴や特別な能力のことではありません。
決めたことを最後までやり遂げる、まとめ役を任されやすいといった行動の特性や人間関係の作り方の傾向のことをいいます。
強みは長所と混同されることが多いため、強みを見つけるには長所との違いを認識しておくことが大切です。
また、なぜ就活で強みを聞かれるかを理解できれば、強みが受賞歴や特殊なスキルである必要がないことがわかります。
長所との違い
長所は人柄や性格のなかで優れているところを指し、強みは能力やスキルのなかで仕事に活かせるものを指します。
例えば、明るい性格は長所にはなりますが、強みにはなりません。
この場合、明るい性格が生み出しているポジティブ思考やコミュニケーション能力が高いなどが強みになります。
長所が強みを生み出していることが多いため、この2つは混同されがちですが、同じものではないので強みを聞かれたときに長所を答えないように気をつけましょう。
就活で自分の強みが聞かれる理由
企業が強みを質問する理由には、2つのことが考えられます。
- 入社後に自社で活躍できる強みを持っているか
- 自社の価値観に合う人材かどうか
どれだけ優れた強みを持っていても、それが自社の業務で活かせなければ採用しても活躍するのは難しいでしょう。
また、仕事は基本的にチームで行うため、自社の社風に合わなければ他の社員と人間関係をうまく作れないことがあります。
強みを聞くことで就活生の価値観や、行動のモチベーションは何か、問題が起こったときの対処方法を知り、自社の社風や求める人物像に合うか、入社後に活躍できるかを判断します。そうすることで、採用後のミスマッチを防ぐことが強みを質問する理由です。
自分の強みを見つけるには自己分析が重要
強みを見つけるには、自己分析して自分の長所・短所、努力する際の理由、問題の対処の傾向などを知り、自己理解を深めることが重要です。
そこで、自己分析の方法である自己分析ツール、自分史、マインドマップ、モチベーショングラフのやり方を紹介していきます。
自己分析ツールで自分の強みを見つける
自己分析ツールとはサイトやアプリ内にある診断ツールで、質問に回答すると過去のデータや心理学の観点から、性格や適職、価値観などを診断してくれます。
客観的な視点からの強みがわかることと、多くの自己分析ツールが無料で利用できるため、一番手軽な自己分析方法と言えます。
自己分析ツールによって質問数や診断内容が異なるため、自分の目的に合ったものを選ぶことが大切です。また、診断結果の信憑性が薄いサイトもあるため、信頼できるサイトのものを使うように気をつけましょう。
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自分史を作成して自分の強みを見つける
自分史とは、自分の幼少期から現在までの体験や出来事を時系列で書き出して自分の強みを見つける方法です。
自分史を作成するには、まず年代ごとの自分の性格や行動パターンを書き出し、次に時系列ごとに起こったエピソードを書き出して当時の感情や思っていたことを書きます。
そして、そのときに学んだこと、成果を出せたことを書き出し、全て書き出せたら全体の内容から共通点や傾向、特徴をまとめれば自分の強みが見つかります。
マインドマップを作成して自分の強みを見つける
マインドマップとは紙とペンを使って自分の思考を整理し、強みを見つける方法です。紙の真ん中にテーマを書き、そこから5〜6個の派生する項目を書きます。
そして、派生した項目の理由を深掘りして、さらに言葉を派生させていき、言葉が出尽くしたら完成です。
完成した図を眺めて、離れた項目同士に関連があれば矢印を描き加えたり、共通している特徴を同じ色で囲んだりします。最後に、完成した図から読み取れる自分の特徴を分析すれば自分の強みが見つかります。
モチベーショングラフを作成して自分の強みを見つける
モチベーショングラフとは、縦軸にモチベーション、横軸を時間としてグラフを作り、自分の幼少期から現在までのモチベーションの変化をグラフで表したものです。
それぞれの時期のモチベーションの高さに点を描き、モチベーションが変化する原因になった出来事をメモとして書き入れます。
次に点をつないで曲線にして、山と谷の時期の気持ちを言語化しましょう。出来上がったグラフを見れば、自分がどんなときにモチベーションが上がるかがわかるため、自分の強み探しに役立ちます。
就活で使える自分の強み10選!例文もご紹介
ここからは、就活で使える自分の強み10選と例文を紹介します。
各強みが表していることや、どんな特徴を持つ人なのか、企業にどんな評価をされやすいかを解説します。
主体性がある
主体性とは、自分で目的を設定し、責任をもって行動することを指します。主体性を持つ人は、指示が与えられるのを待たずに自分で考えて行動し、成長が早く、失敗してもそれを次に活かせて、業務のモチベーションが高いと評価されます。
そのため、営業職やマーケティング、事務職などで高く評価されやすい強みです。
例文
私の強みは、主体性を持って自分の目的のために努力できることです。
私はIT関連の仕事に就くために、3年生のうちにITパスポートを取得すると決めました。
取得に必要な勉強時間が100〜180時間と知り、思い立った日から昨年の2月までの日数から必要な勉強時間を割り出し、勉強のスケジュールを立てた結果、3年生の3月に無事資格を取得できました。
私はこの経験を活かし、入社した後も目的に向かって具体的な計画を立て、結果を出して貴社に貢献したいと考えています。
協調性がある
企業が求める協調性は、立場や価値観が異なる人と連携して意見をまとめ、物事を進められる力のことです。協調性があると聞くと、人に上手く合わせて誰とでも仲良くできる人をイメージしますが、ただ波風を立てずに周りに合わせられるだけでは、採用担当者に主体性のない人だと判断されてしまいます。
そのため、協調性があることをアピールするときは、周りの人と上手くやっていけることだけでなく、異なる価値観や立場の人と一緒に成果を出せることをアピールするのが大切です。
例文
私の強みは協調性があることです。昨年炊き出しのボランティアに参加したとき、参加者のなかで作業の進め方で揉めることがありました。そこで私は他の参加者の経験や意見を聞き、調理班、配膳班、誘導班に分けることを提案し、それぞれの連絡係を引き受けました。その結果、スムーズに作業が進み早く食事を提供できて被災地の方に喜んでいただけました。
行動力がある
行動力があるとは自分の考えを行動に移せることを指し、主体性を持ち、スピード感を持って行動できたり、アイデアを実行できたりする印象を企業に与えられます。また、トラブルが起こっても成功するまでやり遂げられることや、周りを巻き込む力も期待されるでしょう。
例文
私の強みは行動力があることです。私がアルバイトするファストフード店は、土日は特に混雑するため、待ち時間の長さが問題になっていました。そこで私はスタッフの業務分担を明確にすることと、店内の導線の変更を提案しました。
その結果、店外での待ち時間がほぼなくなり、そのことを評価されてバイトリーダーに選ばれました。入社後はこの経験を活かし、常に組織がより良くなることを考え、実行に移したいと考えています。
継続力がある
継続力とは、一度取り組んだことを最後までやり遂げる力のことです。継続力を持つ人は、企業に問題が起こってもやり遂げられる粘り強さや努力を継続できることでスキルが積み上げられること、ストレス耐性の強さ、一定の質を保って仕事ができるといった印象が与えられます。
そのため、継続力をアピールするときは、職種や企業の求める人物像に合わせた継続力をアピールするようにしましょう。
例文
私の強みは継続力です。私は吹奏楽サークルに所属し、クラリネットを担当しています。1日でも練習を怠ると演奏技術が落ちてしまうため、中学の頃からどんな日でも毎日練習を続けています。その結果、昨年のサークルの演奏会ではソロパートを任されました。また、練習を続けた経験から勉強や運動など他のことでも継続を習慣化できるようになりました。
コミュニケーション力が高い
コミュニケーション能力とは、人とやり取りする際に、お互いの意志疎通や情報共有を円滑に行える力を指します。コミュニケーション能力のなかには情報を正確に伝える力、相手の話を聞く力、相手の話を正確に理解するための質問力があります。
職種や企業の求める人物像によって、どの力が評価されやすいかは変わります。そのため、エントリーする企業に合った力をアピールするように気をつけましょう。
例文
私の強みは人に情報をうまく伝えられるコミュニケーション能力の高さです。
私は台湾に留学中にさまざまな国から来た留学生たちと一緒に学んでいたため、言語や文化的背景の違った相手でも理解してもらえるコミュニケーションの取り方を意識していました。
例えば、授業で発表する際は中国語だけでなく、英語でも字幕を入れ、グラフや画像を作成して伝わるように工夫しました。
その結果、教授から高い評価を得ることができました。
リーダーシップがある
リーダーシップとは、集団を目標達成に向かってひっぱっていく能力や資質のことをいいます。リーダーシップがある人は責任感の強さや行動力がある印象を企業に与えることができますが、アピールの仕方によっては協調性がない印象を持たれるので注意が必要です。
ただリーダーをした経験をアピールするのではなく、リーダーを経験したときに仲間の意見を尊重したり、メンバーを成長させたりしてチームを成功に導いた経験を伝えるようにしましょう。
例文
私の強みはリーダーシップがあることです。大学時代はサッカー部のキャプテンを務めていましたが、100人以上が所属し、強豪校出身の部員も多いため、練習の仕方で揉めることがありました。
そこで私は部員全員で集まり、部の目標と自分達の課題を洗い出しました。そのうえで、弱点を克服するためにベストな練習方法を全員で決めて実行しました。その結果、目標としていた全国大会に出場できました。
計画性がある
計画性とはただ計画を立てるだけではなく、トラブルを想定し、期日までに必要な工程を考えて計画を実行できることをいいます。
計画性のある人は入念な準備ができ、リスクを想定できる印象を企業に与えられますが、自分だけの評価では本当に計画性があるかがわかりにくいため、客観的な評価も入れると伝わりやすくなります。
例文
私の強みは目標達成のために計画を立てて実行できることです。営業のインターンシップに参加したとき、前年の目標達成者のアポ取りの件数を調べ、期間中に自分がアポ取り可能な件数を割り出し、それを1日あたりで計算し実行しました。その結果、参加者のなかで1番の成績を残すことができました。
忍耐力がある
忍耐力とは困難な状況であっても途中で投げ出さずに努力し続けられる力を指します。忍耐力のある人は企業に継続力や目標達成力がある人、ストレス耐性が強い人という印象を与えます。
また、困難を前向きに捉えられるポジティブ思考を持つ印象も与えられるでしょう。ただ、エピソードによっては視野の狭さや完璧主義で自分を追い詰めてしまう印象を与える場合もあるため、エピソード選びには注意が必要です。
例文
私の強みはトラブルが起こっても目標に向かってやり遂げられる忍耐力があることです。大学のゼミで乳酸菌と免疫力の研究をしていましたが、研究開始時は培養が上手くできませんでした。そこで、失敗したときの環境や条件を毎回記録し、今では失敗することなく培養し、無事研究を進められています。
責任感が強い
責任感が強いとは自分に与えられた役割を最後までやり遂げるために最善を尽すことをいいます。
責任感が強い人は仕事を途中で投げ出さず、目標達成のための努力を惜しまない印象を企業に与えられます。
ただし、頼まれたことをただ最後までやった経験や社会のルールを守っただけの経験は責任感がある印象は与えられないのでエピソードを選ぶときは注意しましょう。
例文
私の強みは責任感が強いことです。学祭実行員になり、広報を担当したとき、チームで戦略を考えました。そして、学祭当日までに細かなスケジュールを設定し、期限を守って進めていきました。途中、チームの1人が入院し人手が足りなくなりましたが、チームで話し合って仕事を割り振ることでスケジュール通りに進行できました。その結果、前年より来場者数を24%増加させられました。
分析力が高い
分析力が高いとは、問題の原因の追及や解決のために、情報やデータを読み解く力があることをいいます。
分析力が高い人は企業から、情報収集能力や論理的思考力があると評価されるため、マーケティングや研究開発、経理、システムエンジニアなどの職種で評価が高くなります。
例文
私は問題を分析し、解決する力を持っていることが強みです。私は夏休みにスーパーのアルバイトをしているとき、夕方だけでなく午前中も混雑することに気づきました。午前中は高齢の方の来店が多いため、セルフレジの使い方がわからず時間がかかる方が多いことが原因でした。
そこで、午前中はセルフレジを手伝う人員を増やし、困ったときはお声かけくださいというポップをレジに貼ることを提案しました。
その結果、午前中の混雑が30%ほど解消し、お客様からも喜んでいただけました。
就活で自分の強みをしっかりアピールしよう!
就活で企業の求める人物像に合った自分の強みをアピールできれば、採用担当者に自社での活躍を想像してもらえて、良い印象を与えられます。
人が持っている強みは1つではないので、自己分析して自分の中にある強みを複数見つけてみましょう。
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