
就職活動の第一歩として、多くの大学生がインターンシップに参加します。「周りの学生は何社のインターンに参加するのだろう?」「たくさん応募すれば有利になるの?」といった疑問を抱えている人もいるのではないでしょうか。インターンシップへの参加は、自己成長や企業理解を深める絶好の機会ですが、闇雲に応募すればいいというものでもありません。
そこで本記事では、インターンは何社参加するべきかについて、具体的な平均データを示したうえで解説します。志望業界や企業の状況に応じた最適な応募社数の考え方や、インターンシップを最大限に活用するための重要なポイントも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
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目次
みんなはインターンに何社参加している?平均データを紹介
インターンの参加社数について、以下の項目に沿ってそれぞれ解説します。
・大学3年生は何社のインターンに参加している?
・1dayインターンと長期インターンはそれぞれ何社参加している?
・大学3年生は夏のインターンに何社参加している?
大学3年生は何社のインターンに参加している?
就職みらい研究所の「2024年卒 就職活動TOPIC」によると、2024年卒大学3年生の3月時点で93.6%がインターンシップに参加しています。1dayインターンにおいて、平均の応募数は12.13社、参加数は8.93社です。また、Webで行われるインターンは7.73社、対面は3.12社であり、Webのほうが2倍ほど参加社数が多いことがわかります。
インターンに参加するきっかけとしては、78.5%の人が「業種理解を深めたい」と考えており、次いで「企業の社風や職場の雰囲気をみたい」「採用選考に有利に働くと考えたから」の順で高い結果が出ました。
1dayインターンと長期インターンはそれぞれ何社参加している?
就職みらい研究所の同調査によると、2024年卒の「1dayインターン」の参加率は92.2%と大半を占めることがわかっています。学生が1dayインターンに参加している企業の数は、「平均8.68社」であり、1dayという短い期間のため参加社数が多いと考えられます。
一方、5日以上の長期インターンの参加率は13.7%で、平均参加社数は1.25社です。長期インターンは数ヶ月におよぶプログラムもあるため、複数の企業に参加するのは難しいのでしょう。
1dayインターンで複数の気になる企業の情報収集を行い、その中からさらに理解を深めたいと感じた企業で長期インターンシップに参加するのがおすすめです。
参考:【2024年卒 就職活動TOPIC】3月時点でのインターンシップ等の参加割合は約9割
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以下の記事では、インターンシップの種類について詳しく解説しているので、ぜひあわせてご覧ください。
大学3年生は夏のインターンに何社参加している?
同調査によると、参加時期は8月が63.1%でもっとも高く、夏のインターンに参加する人が多いことがわかります。
株式会社ワンキャリアの「2024年卒 就活実態調査」によると1~5社に応募する学生の割合がもっとも多いです。
【サマーインターンへの参加社数(2024年卒)】
| 参加社数 | 割合 |
| 1〜5社 | 39% |
| 6〜10社 | 35% |
| 11〜15社 | 18% |
| 16〜20社 | 6% |
| 21社以上 | 2% |
出典:【2024年卒インターンシップの実態調査】オフライン回帰へ意欲的な学生が昨年度比の2倍。 | PR TIMES
多くの学生が複数社のサマーインターンに参加しています。ただし、冬のインターンシップに参加する選択肢もあるので、大学3年生の夏が忙しければ、時期を考慮して参加を検討してみましょう。
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サマーインターンの参加者数については、以下の記事で解説しているので、あわせてチェックしてみてください。
インターンに複数応募する3つのメリット
インターンに複数応募すると、以下3つのようなメリットがあります。
- インターンの経験が本選考に活かせる
- 業界や企業選びの判断材料を集められる
- 就活に役立つ人脈を作りやすくなる
また、インターンに参加するメリットは、以下の記事で解説しています。インターンを活用するポイントや注意点についても紹介しているので、ぜひご確認ください。
インターンの経験が本選考に活かせる
複数のインターンシップに参加する大きなメリットのひとつは、本選考に向けた実践的な準備を行えることです。多くのインターンシップでは、書類選考やWebテスト、面接といった本選考と同様の選考プロセスが課されます。
これらの選考を複数経験することで、自己PRやガクチカ、志望動機といった頻出質問への対策ができるようになります。とくに面接は場慣れが重要です。複数のインターン選考に臨むことで、本番特有の緊張感を経験し、落ち着いて話すための練習ができるのはメリットとなります。予想外の質問や深掘りにも対応できるようになり、本選考で自信を持って臨める可能性が高まるでしょう。
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業界や企業選びの判断材料を集められる
複数のインターンシップへの参加では、単一のインターンでは得られない多角的な視点から、さまざまな業界や企業を比較検討することが可能になります。異なる社風・求められる能力・一緒に働く人の特徴などを実際に肌で感じることで、自身がどのような環境や仕事に合うのかを、より実感を持って判断できるでしょう。
また、当初志望していた業界だけでなく、複数の業界を経験することは、新たな興味や可能性を発見するきっかけにもつながります。「やっぱりこの仕事がしたい」という確信を深めたり「この業界も面白そうだ」と視野を広げたりすることで、より主体的なキャリア選択につながるはずです。
多様な経験を通じて、自分自身の適性や将来の可能性を深く掘り下げることができるでしょう。
就活に役立つ人脈を作りやすくなる
インターンシップへの積極的な参加は、将来のキャリア形成においてかけがえのない人脈を築く絶好の機会となります。参加するインターンの数が増えるほど、多くの企業の人事担当者や社員と直接対話するチャンスが広がります。OB・OG訪問へとつながる貴重なきっかけを得たり、新たな社会人とのつながりを生み出したりすることも可能です。
さらに、グループワークなどの共同作業を通じて、同じ目標に向かって努力する他の就活生と深いレベルでの交流ができます。大学の友人やアルバイト先の人々だけでは出会うことのできない、異なる価値観や視点を持つ人々とのつながりは、自身の成長を大きく促し、その後の就職活動を有利に進めるうえで強力なアドバンテージとなるでしょう。
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インターンに複数応募するデメリット|行き過ぎには注意
インターンに複数応募すると、思わぬデメリットが生じる可能性があります。以下3つのデメリットを把握し、行き過ぎには注意しましょう。
- 学業との両立が難しくなる
- 学びの質が低下してしまう
- 深い人間関係を構築しにくい
学業との両立が難しくなる
複数のインターンシップに参加するデメリットとして、学業との両立が難しくなる点が挙げられます。とくに、多くのインターンシップが集中する大学3年生の夏ごろは、ゼミや研究室活動も活発になる時期であり、スケジュール管理が重要です。
複数のインターンに予定を詰め込みすぎると、授業への出席や課題提出、試験勉強に必要な時間を確保できず、単位取得に支障をきたす可能性があります。
また、インターンシップ以外にも、自己分析・企業研究・選考対策など、就職活動に必要な準備がおろそかになることも懸念されます。インターンシップへの参加は貴重な経験ですが、本分である学業をおろそかにするのは本末転倒です。参加するインターンの数だけでなく、期間や拘束時間も考慮し、無理のない計画を立てるようにしましょう。
学びの質が低下してしまう
複数のインターンシップに立て続けに参加すると、一つひとつのインターンシップから得られる学びを十分に消化できなくなる可能性があります。参加前の企業研究が不十分になったり、参加中に感じた疑問点や気づきを記録・整理する時間が取れなくなったりすることで、せっかくの機会を最大限に活かせません。
準備不足で参加した場合、積極的に発言や行動ができず、企業への印象が薄くなる可能性もあります。また、多くの情報を詰め込もうとするあまり、内容が曖昧になり、本選考で具体的な経験として語ることが難しくなるリスクもあるでしょう。
インターンシップは数よりも質が重要なため、各インターンシップからしっかりと学びを得て、就職活動に活かせるように心がけてみてください。
深い人間関係を構築しにくい
複数のインターンシップに短期間で多数参加すると、一人ひとりの社員や他のインターン生と深く関わる時間が限られ、結果として希薄な関係になりやすいです。密なコミュニケーションを取れないと、企業文化や社員の考え方を深く理解することが難しく、表面的な情報しか得られない可能性があります。
インターンシップで得られる貴重な情報や学びは、社員との濃いつながりから生まれることも少なくありません。顔を覚えてもらい、個人的なフィードバックやアドバイスを得る機会も、関係性の深さに左右されるでしょう。
インターンシップの参加社数を検討する際には、各企業との関係性を深めるための時間も考慮することが大切です。
インターンは何社応募するべき?状況別に解説
インターンに何社応募するべきか、以下2つの状況別に解説します。
- 志望業界や企業が決まっていない場合
- 志望業界や企業が決まっている場合
志望業界や企業が決まっていない場合
志望業界が決まっていない場合、インターンシップは自身の興味や適性を探る絶好の機会です。さまざまな業界のインターンシップに積極的に参加し、比較検討してみましょう。
具体的な参加社数としては、興味のある業界に5社程度、周囲におすすめされた業界に3社程度を目安に、複数の業界を組み合わせるといいでしょう。まだ興味の方向性が定まっていない場合は、インターン情報サイトで幅広く情報を収集し、少しでも気になるプログラムには積極的に応募してみてください。
とくに1dayインターンはオンライン開催も多く、比較的気軽に参加できるため、7社程度を目安に幅広く体験してみるのも有効です。
志望業界や企業が決まっている場合
志望業界が明確に決まっている場合でも、インターンシップへの参加は複数社を検討するのがおすすめです。ひとつの企業だけでは、業界全体の構造や他社の特徴を理解する機会が限られてしまいます。志望業界のインターンに3社程度参加することで、競合他社の情報を収集し、より深い業界研究が可能になります。
また、視野を広げるために、少しでも興味のある業界や周囲におすすめされた業界のインターンにも、それぞれ2社程度参加するといいでしょう。これにより、新たな可能性を発見したり、自身の適性を多角的に見つめ直したりすることにもつながります。
忙しい場合は最低でも2社ほど比較検討し、時間に余裕があれば長期インターンシップで業界を深く掘り下げるのもおすすめです。自身の状況に合わせて、無理のない範囲で業界理解と適性理解を深めましょう。
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インターンに参加する際の2つのポイント
インターンに参加する際は、以下2つのポイントを押さえておくといいでしょう。
- インターンに参加する目的を明確にする
- 複数業界のインターンに参加する
インターンに参加する目的を明確にする
インターンシップに参加する際、もっとも重要なのは明確な参加目的を持つことです。なんとなく参加するのではなく「将来のキャリアを考える」「特定の業界を深く知る」「自分のスキルを試す」など、具体的な目的を設定することで、選ぶべきインターンシップの種類や事前に行うべき準備が見えてきます。
目的意識を持つことで、インターンシップ当日も積極的に行動でき、より多くの学びを得られるでしょう。参加社数にこだわるのではなく、目的を達成できる質の高いインターンシップを選ぶことが、就職活動を成功させるための重要なポイントです。
複数業界のインターンに参加する
インターンシップでは、できるだけ複数の業界を選びましょう。異なる業界を比較検討することで、自身の適性や本当に興味のある分野をより明確に理解できるためです。
現時点で興味のある業界がひとつに絞られていたとしても、他の業界のインターンシップに参加することで、新たな可能性を発見したり、当初の志望業界を客観的に見つめ直したりするいい機会になります。スケジュールに余裕があれば、積極的に複数の業界のインターンシップに参加し、視野を広げてみましょう。
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まとめ
インターンシップへの参加は、就職活動の重要な一歩です。平均参加社数を参考にしつつ、複数応募のメリットとデメリットを理解したうえで、自身の状況や目的に合わせた応募戦略を立てましょう。
多くの企業を知る機会は、本選考対策や業界・企業理解を深めるうえで貴重です。ただし、学業との両立や学びの質の低下には注意が必要です。参加目的を明確にし、複数の業界を経験することで自身の適性を見極め、後悔のないキャリア選択につなげましょう。
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