先輩達の「就活での失敗談」から見える「失敗を防ぐ就活対策」

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「就活で失敗したらどうしよう」「心が折れそうだ…」など、就活をしていく中で、どうしようもないほどの就活に対する不安やネガティブな感情が湧き上がってくることってありますよね。

「本当にこの就活の仕方で合っているのかわからない」と悩んでいる人もいるかと思います。

しかし、不安を感じているのはあなただけではありません。
過去の先輩たちの中にも、同じように手探り状態で就活をし、失敗や後悔をしている人たちがいます。

『賢い者は、他人の失敗から学ぶ』という言葉もあるように、そんな先輩たちの失敗経験を知っておくことで、いざという時に役立つこともあるでしょう。

そこで今回は、「かつて先輩達がやってしまった就活での失敗談(事前準備・就活中・面接)」から導き出せる「失敗を防ぐ対策方法」をご紹介します!

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先輩達の失敗談と対策方法:①事前準備編

先輩達の失敗談と対策方法:①事前準備編

実際によく聞くのは、事前準備の段階での失敗談です。
事前準備は、就活をスムーズに進めるために非常に重要なポイントとなるため、「もっと早めにしておけばよかった」「しっかりと準備しておけば良い企業に出会えたかもしれない」という声をよく聞きます。

では、事前準備の段階で、実際にどういった失敗談があり、どのようにすべきだったのかを詳しく見ていきましょう。

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【事前準備の失敗談】その1「WEB適性検査の対策をもっとやればよかった!」

エントリーシート提出後に実施されることがよくある「SPI」など、適性検査の対策をしっかりやっておけば良かったという失敗談です。
いわゆる「地頭の良さ」を測るテストで、志望者の多い企業では「足切り」として使われています。

業界や企業ごとで合格の基準が異なり、企業によっては英語力を重点的に測るテストがあったりもします。
行きたい業界によっては人一倍対策をする必要があるため、突き詰めればキリがない対策とも言えます。

しかし、ここを通過できなければ、内定はおろか面接にすらたどり着くことすらも難しくなるので、しっかりと対策を行う必要があります。

【対策】WEB適性検査は、余裕をもって早めに対策を始めるようにしよう

「通過し、面接に進まないと就活は始まらない」といっても過言ではありません。
早くから幅広くWEB適性検査の対策を始め、様々な問題形式に対応できるようになっておきましょう。

以下記事では、通常の「WEB適性検査」だけではなく、同時に行われる性格診断に関しても、どのように答えるべきなのかを解説しています
どんな種類のテストがあり、どのような出題傾向があるのかを知っておきたいという方は、記事を参考にしながら対策方法を考えてみましょう!

【新卒】採用選考に使われているWEB適性検査とは|企業によって違いはある?対策はいつ頃始めるべき?

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【事前準備の失敗談】その2「自己分析が甘かった!」

就活において非常に重要とされる「自己分析」に関する失敗談です。
本来自己分析とは、「自分」を理解するためのものです。
より深い自己分析をする必要があるため、時間をかけて行う必要があります。

「今じゃなくてもいいか。」「自分のことだから分析しなくてもよくわかってる。」と、考えてしまう学生さんも多くいるようですが…
自己分析が上手くできていないと、エントリーシートに記載する自己PRや志望動機内容が薄くなるだけでなく、入社後に「なんか思ってたのと違うかも…」「自分がやりたい仕事とはちがう…」と感じる、いわゆる「ミスマッチ」が生じる原因ともなります。

【対策】深い自己分析で「自分自身を理解」してミスマッチをなくそう

ミスマッチを防ぐためにも、まずは自己分析を通して「自分」を理解し、「自分はこう成長していきたい!」「●●の能力を高めていきたい」といった将来の方向性を明確にする必要があります

きちんと自己分析を行えば「自分を能力を活かし、更には成長することができるか」「なりたい自分になれるか」という軸を持って企業選びをすることができるようになり、ミスマッチを最小限までおさえることが可能です。

「深い自己分析って何なんだ?そんなやり方聞いたことない」という方は、以下記事を参考にしてみましょう。

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【事前準備の失敗談】その3「志望動機が浅かった!」

こちらもよく聞く失敗談の1つですね。
自己分析での失敗談と似ていますが、対策方法などが少し異なります。

まず、志望動機を書く上で必要になってくるのが「自己分析」と「企業研究」です。
企業のことが何もわかっていなければ、「なぜその企業で働きたいのか」が見えてきません。

企業のことを理解していない状態で自分の主張ばかりを採用担当者に伝えたとしても、効果がないどころか、採用担当者が自社で活躍できる人材かどうかの判断ができず、不採用となる確率が高まってしまいます。

【対策】1社1社時間をかけて企業研究をし、その企業だけの魅力を見つけよう

志望動機が浅くなってしまうのは、「その企業の魅力がよくわかっていない」ことが大きな原因の1つです。
仮にエントリーシートが通っても、面接で「それ、うちじゃなくても良くないですか?」と言われることもあるので、「なぜその企業で働きたいのか」という根拠を、明確に持っておく必要があります。

そのためにも、企業研究を入念に行い、その企業だけの魅力を見つけることを心がけましょう。
企業研究の方法としては、「複数企業の比較研究」がオススメです。
以下記事では、詳しいやり方や企業研究の重要性について記載しています。ぜひ企業研究の参考にしてみてくださいね。

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事前準備の失敗を感じる人はかなり多い!今すぐにでも対策を始めよう

「事前準備をしっかりやっておけばよかった」という後悔の声は、毎年のことながら多くあります。
この記事を読んだタイミングによっては、もうすでに就活を始めている学生もいるかもしれませんが、今からできる対策を始めるようにしましょう!

先輩達の失敗談と対策方法:②就活中編

先輩達の失敗談と対策方法:②就活中編

就活中は、緊張や不安が大きくなることで思わぬ失敗に繋がってしまうことがあります。
実際に先輩達はどのような失敗をしてしまったのか、失敗に対してどのようにして対策すべきなのかを詳しく見ていきましょう。

【就活中の失敗談】その1「説明会の会場(もしくは日程)を間違えた」

企業によっては、限定的な日程で説明会を行うケースがあります。

そのため、会場や日程を間違えてしまうと、「説明会参加がエントリー必須条件だった」など、その後の就活全体にも影響が出てしまうことがあるので、注意しましょう。
失敗談の中には「説明会の日程を間違えて、会場に着いたら誰もいなかった。呆然と立ち尽くすしかなかった。」など、悲しいエピソードを持つ人もいるようです。

【対策】下調べはきちんと行い、スケジュールに入れておこう

対策としては「下調べをきちんとする」ことに尽きます。
説明会が開催される日程や会場までの道のりは、あらかじめしっかりと確認しておき、間違うことがないよう、注意しましょう。
最近では、スマホの機能やその他アプリでスケジュール管理をすることができるので、活用してみることもお勧めします。

Webでの説明会実施の際は、何時から始まるのか再確認することはもちろんのこと、ネット環境や事前にダウンロードしておくものがないか確認するようにしましょう。

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【就活中の失敗談】その2「興味のない企業にエントリーしすぎた」

続いては、エントリーに関する失敗談です。

就活の時期になると、「エントリー数が大事!最低でも100社エントリーしよう!」という意見を、耳にする機会が増えます。
学生さんの中には「とにかくエントリーしまくって、内定もらわないと…」と、企業研究もしないままエントリーしてしまう人もいるようですが、数ばかり気にしてエントリーしてしまうと、スケジュール管理が大変になったり、自己分析やそれぞれの企業研究を十分に行うことが出来なくなります。

結果として満足のいく就活が出来なくなってしまう可能性が高まるため、「数」を追う就活方法はお勧めしません。

【対策】エントリー前には、必ず「就活の軸」を見つけておこう

意味もなくエントリー数を増やしてもしょうがないので、何を基準に企業を選ぶのかという「就活の軸」を必ず持つようにしましょう

「就活の軸ってなに?持っておくことで何が変わるの」という方は、以下記事を参考にして、自分だけの就活の軸を探してみましょう!

自分だけの「就活の軸」を見つけて「ブレない就活」をしよう!:「就活の軸」の見つけ方を考察

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【就活中の失敗談】その3「すぐに内定が出て就活を終えてしまった」

就職先が早く見つかることは、一見良いことのようにも見えますが、その後のエントリーなどを全て辞退してしまい、「失敗した」と感じる人もいるようです。

就活は長くかかったとしても1年間で終わってしまいます。
せっかくの様々な企業に出会えるチャンスを、全て見逃してしまうのは、少しもったいないような気がしますよね。
少しでも迷いがあるのであれば、選考に進んでいる企業と自分の「就活の軸」を照らし合わせてみて、その他企業の選考を継続するのか、内定承諾をして就活を終えるのか、一度冷静に考えてみましょう。

逆に「内定がもらえたけど、他の企業も見たくて返答を迷っていたら、内定取り消しになってしまった」という失敗談もあります。
社会人として「連絡」は最低限のマナーです。
内定を承諾するか迷っていたとしても、連絡が来た場合はその日のうちにお礼のメール等何かしらの返信をするようにしましょう。

【対策】今後の就活を見据えた決断をする事が大切

内定が出た場合に取る行動としては以下の2つが考えられます。

  • 内定が出たので就活を終える
  • 他にも良い企業があるかもしれないので就活を継続する

『内定が出たので就活を終える』場合は、本当にその企業が自分に合っているのか、再度企業研究を行って、確認するようにしましょう。
『他にも良い企業があるかもしれないので就活を継続する』場合は、無理に嘘をついたりせず、就活を継続する旨連絡をするようにしましょう。
企業や時期にもよりますが、内定保留という形で就活を継続できる可能性も十分にあります。

上記2つのうち、どちらを選ぶにしても、その日のうちに「連絡」を行い、誠実に対応するようにしましょう。

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先輩達の失敗談と対策方法:③面接編

先輩達の失敗談と対策方法:③面接編

就活中の失敗談の中でも、面接における失敗談が数多くありますので、就活中の失敗談とはあえて分けて紹介します。
では、実際の失敗談とその対策方法を詳しく見ていきましょう。

【面接の失敗談】その1「面接に対する準備が足りなかった」

面接の失敗談の中で圧倒的に多いのが、準備不足による失敗です。

「面接前日に一夜漬けで、よくある質問を暗記した」という話も珍しくはありません。
一夜漬けで暗記すると、当日の眠気も相まって、面接官からの予想外の質問に対し、落ち着いて答えることができなくなる可能性が高まります。

よくある質問に目を通しておくことも大切ですが、掘り下げて聞かれそうな質問なども想定したうえで事前に対策する必要があります。

【対策】エントリーシートや履歴書と照らし合わせながら対策する

面接の質問を想定する際には、エントリーシートや履歴書の志望動機などを確認しながら回答を考えるようにしましょう。
面接では、自己PRや志望動機、過去に苦労したエピソードなど、エントリーシートや履歴書に書いたことを、更に深堀って聞かれることが多いです。
「エントリーシートや履歴書を見ればわかること」ばかり答えてしまっては、面接の意味がないので、より説得力のある回答ができるようになっておく必要があります。

以下記事では、よくある質問例から面接対策方法について紹介しています。面接準備に不安がある方は是非参考にしてみてください。

回答例の丸暗記はNG!面接での答え方をレベルアップさせる方法

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【面接の失敗談】その2「自分のありのままを伝えすぎてしまった」

面接の失敗談で「準備不足」の次に多いのが、「自分のありのままを伝えすぎてしまった」という失敗です。
確かに、素の自分で面接を受けることは大事ですが、必要以上に伝えすぎると、逆に信用が無くなってしまう可能性があります。

例えば、面接中にありのままを伝えようと長所よりも短所を多く回答し、特に改善の努力をしていないという風に伝わってしまった場合、面接官も「この学生さん大丈夫かな…」と心配したり、頼りなく感じられてしまう可能性が高まります

【対策】自分を取り繕う必要はないが、質問には戦略的に回答しよう

ここでの対策ポイントは、「素直過ぎず取り繕わない、戦略的な回答」を用意することです。
短所などはネガティブな回答になってしまいがちなので、「短所と併せて、改善のために努力したエピソードを、はっきりと伝えられるもの」に絞って答えるようにしましょう。

短所を伝えることは問題ではありません。ただ、ネガティブな印象で終わってしまわないよう、伝え方をしっかり考えておくようにしましょう。
「短所の伝え方で迷っている」「どんな答え方をすればいいのかわからない」という方は、以下記事を参考にしつつ、対策方法を考えてみましょう。

「短所」が好印象に!就活面接で聞かれる「短所」の見つけ方と伝え方。

【面接の失敗談】その3「伝えたいことがまとまらず、面接が気まずくなった」

「面接中に緊張しすぎてしまい、面接の場が少し気まずい雰囲気になってしまった」という失敗談も多くの学生からよく聞きます。

緊張が要因で、話す予定だった内容を忘れてしまったり、簡潔に話すことができず、面接官に「もう少し簡潔に教えてもらえますか?」と言われてしまうこともあるようです。

【対策】簡潔に伝える話し方を意識するだけでも面接は変わる!

面接の場は時間制限があり、簡潔に回答することを求められる場面が多くなります。

そこで意識したいのが、結論から伝え、その次に理由などを述べる、「結論ファースト」という話し方です。

例えば、志望動機を伝えるときには、

循環型社会への知見を更に深め、御社のCSR活動に携わっていきたいと考えています。
学生時代、NPOの環境保護団体に属し、使用済みプラスチックの再生事業や海洋汚染問題に多くの方々や企業の支援を得ることで取り組んできました。
その経験を通じて、消費者の購買行動と環境問題意識の関係性に強く興味を持っています。

様々な企業がサステイナブルな商品開発に力をいれていますが、その中でも常にいち早く環境問題に取り組み、廃プラスチックの活用など先進的且つデザイン性・機能性の高い商品提供を行う御社では、全ての部門が「サステイナビリティ」を意識して事業に取り組んでいると聞いています。
それぞれの部門がどう環境問題に取り組み、そして消費者の購買欲求を満たしていくのか、様々な部門での経験を通じて学んでいきたいと考えています。

と、簡潔かつ具体的に相手に伝えることができるようになります。
面接の際には、回答内容だけでなく、話し方等を意識してみると良いでしょう。

面接で必要なのは、簡潔かつ戦略的に「自分」を伝えること

面接中の失敗談の中には「緊張で自分のことを上手く伝えられない」「自然体で行こうとしてありのままの自分を伝えすぎ」という全く逆のものがありました。
「上手く伝えられない場合」には、自己分析で「自分の主張」を見つけ、結論ファーストで簡潔かつ具体的に伝えることを意識しましょう。

逆に、「ありのままの自分を伝えすぎてしまう場合」には、企業研究を通じて戦略的に回答を考えてみると、突破口が見つかるかもしれません。
結論ファーストに関しては、社会人になってからも使えるスキルなので、今から身に着けておいて損はないでしょう。

まとめ:就活において、早めの事前準備は何よりも大切!

今回、先輩達の就活での失敗談を紹介してきましたが、下調べなどの「準備ができていなかった」という失敗は毎年多くあるようです。
事前準備をどこまで突き詰めるかは、結局のところ自分次第です。
自分では「こんなもんでいいか」と思っていても、結果的に少し追い込みが足りなかったり、対策を始めるのがギリギリになってしまって、時間が足りないということがあるようです。

可能な限り事前準備を早め、かつ的確に行い、どんな状況においても自分らしさを表現で消えるようにすることが大切です。
例えば、就活を今回の失敗談のように3つの過程で切り分けるのであれば、以下のように対策するのが良いでしょう。

  • 就活準備期間:「自己分析」「SPI対策」
  • 就活解禁後:「各会場の下調べ」「企業研究などを通した自己分析の突き詰め」
  • 面接前:「話し方(結論ファースト)の練習」「想定質問へのより深い対策」

本格的な就活が始まると、エントリーシートや履歴書の作成などもあり、特にやることが多くなります。
今回紹介した失敗談を「就活中の息抜き」として見るのも良いですが、「失敗したくない」という気持ちで、しっかり対策し、前を向いて進んでもらえるようになってもらえたら嬉しいです。

一度きりの就活期間をより良いものにしましょう!

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