公務員試験に落ちてから就活は間に合う?就活の流れや対策も解説

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公務員試験に落ちてから就活は間に合う?就活の流れや対策も解説

「公務員試験に落ちてから、就活は間に合うのか」と悩む学生は多いです。

結論をいえば、秋以降も採用活動を継続する企業も一定数あるので、取り組み方次第では十分に間に合います。

この記事では、公務員試験に落ちた後でも効率的に内定につなげる就活方法を解説します。

就活する以外の選択肢も紹介するので、進路に悩んでいる方もぜひ最後までご覧ください。

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(※1) OfferBox 2024年卒利用実績データより
(※2)当社アカウントを開設した累計企業数で、直近で利用していない企業含む(2025年4月時点)

公務員試験に落ちてから就活は間に合う?

公務員試験に落ちてしまうと、「もう就活に間に合わない」と感じてしまう方も多いでしょう。しかし、夏以降も「秋・冬採用」「通年採用」として採用活動を継続する企業は増えています。

多くの就活生は春先から就活を始めて夏までに内定をもらえるように動きますが、秋以降に希望の企業へ就職するチャンスは十分にあるでしょう。

企業が秋以降も採用活動を継続する主な理由としては、夏までに採用基準を満たした人材を採用できなかったケース、応募者からの辞退が相次いだ場合などが挙げられます。

秋以降は春に比べて採用を検討する企業が少なく競争率が落ちるため、このタイミングで大企業より知名度の劣る中小・ベンチャー企業が採用に力を入れるケースも多いです。

また、秋以降は部活引退後や海外留学を経験した学生なども就活を開始するため、採用予定人数は充足していても敢えて通年採用を行っている企業もあります。

公務員試験に落ちても、まだまだ挽回のチャンスはあるので前向きに就活を進めていきましょう。

公務員試験に落ちてから就活を始める学生は多い 

公務員試験は限られた採用枠を多くの受験者と争う必要があるため、合格するのはかなり難しいといえます。また試験範囲も膨大なため、相当な勉強時間も必要です。

人事院が示した「国家公務員総合職採用試験(大卒程度) 実施状況」をみると、採用倍率は大方2〜7倍に収まっていますが、試験区分によっては10倍を優に超えています。

特に地方など規模が小さい市役所の場合は採用人数も少ないので、さらに合格するのは難しくなります。

試験学習を相当頑張っても、努力が報われないケースも少なくないでしょう。

このように、公務員試験は狭き門です。

公務員試験に再挑戦する人もいますが、不合格と分かってから一般的企業への就活に切り替える学生はたくさんいるので、過度に落ち込まないようにしましょう。

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公務員試験の一般的なスケジュールだと内定・内々定は8月頃になっていますが、OfferBoxは秋以降もオファーが流通しています。

「OfferBox 2023年〜2026年卒利用実績データ」によると、4年生の9月の段階でも40万近くのオファーが飛び交っています。その後徐々に数は減っていくものの、3月までオファーは送られているので、卒業する直前まで利用することも可能です。

公務員試験に落ちてから就活する場合の流れ 

公務員試験に落ちてしまった場合でも挽回はできますが、正しい方法で計画的に就活を進めていく必要があります。

公務員試験後に就活を始める場合は、以下の流れを参考に、スケジュールの無駄をなくして内定を勝ち取る意識を持ちましょう。

1. 自己分析をする 

どんどんエントリーしたい気持ちは理解できますが、まずは自己分析を行って自己理解を深めることが先決です。

自己分析が不十分だと、中々内定に結びつかないばかりか、自分に合わない企業を受けてしまい入社後に苦労する恐れがあります。

自己分析の内容が自己PRやガクチカ、就活の軸などのベースになり、ESや面接時の回答に活きてくるので、丁寧に進めていきましょう。

ただ、ひとえに自己分析といってもやり方は色々あります。

次節からは、具体的な自己分析の方法を紹介していきます。

自己分析ツールを活用する

他人からしか見えない自分自身の一面もあるので、自己分析で診断ツールを利用して客観的なデータを得るのも有効です。

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累計100万人以上の診断結果に基づいて、適職の数値化から、計28項目の社会で活かせる強みを診断できるので、自己分析の有効なヒントを得られます。

自己分析のやり方が分からない場合や方向性に迷った場合は、ぜひ利用を検討してみてください。

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自分史を作成する 

自分史とは、幼少期も含めてこれまでの人生において自分が経験してきたことや努力してきたことを時系列で一覧化したものです。

過去の出来事や経験を深く振り返る中で、自分自身の強み・弱み、価値観をより正確に理解できるメリットがあります。

自分史は過去の出来事や経験を記載するだけではなく、当時考えていたことやターニングポイントも端的にまとめるなど、作成時に意識するポイントも多いです。

詳しい作成方法や自分史のテンプレートは、以下の記事で紹介しています。

自分史の作り方|自己分析を深めるテンプレートや作り方・例文を紹介 | 就活ならOfferBox=オファーボックス|企業からオファーがくる

モチベーショングラフを作成する 

モチベーショングラフとは、過去の出来事や経験を振り返り、時系列に人生のモチベーションの高さを曲線で表したものです。

別名「モチベーション曲線」といわれ、一目見ただけでモチベーションの上下や揺れなどを確認できるため「自分のモチベーションの厳選」を可視化できます。

自分がどんな状況でモチベーションが変化するのか傾向を理解することは、就活の軸や今後のキャリアを考える上で大切です。入社後のミスマッチを防ぐために、面接やESでモチベーションの厳選を確認される場合もあるので、ぜひ作成してみてください。

詳しい作成方法は、以下の記事で紹介しています。

モチベーショングラフとは|曲線の書き方やテンプレートを紹介 | 就活ならOfferBox=オファーボックス|企業からオファーがくる

マインドマップを作成する 

マインドマップは思考や情報を整理して、新たなアイディアを発見するための手法です。

マインドマップを作成することにより思考が明確化され、就活の中で考えきれていなかったポイントに気付ける場合もあります。

マインドマップを上手く活用すれば、自己分析の方向性や企業選びの軸が整理され、ES作成や面接での回答、自分の強みを活かせる応募先を見つける手助けとなります。

マインドの詳しい作成方法は、以下の記事を参考にしてみてください。

マインドマップとは?就活の自己分析でのマインドマップ活用とアプリ| 就活ならOfferBox=オファーボックス

他己分析を依頼する

他己分析は友人や家族などから自分の性格・強みなどを聞き、客観的な視点から自己理解を深めていく手法です。

自己分析では見えてこなかった自分自身の改善点が見えてくる場合もあるため、特に企業と直接やりとりする面接の場面では効果を発揮します。

また、ESや面接で自分の長所・短所を伝える際に、他者からの評価を加えれば話にさらに説得力を持たせられるでしょう。

他己分析の詳しいやり方は、以下の記事で紹介しています。

他己分析とは?他己分析のやり方や質問・回答例と他己分析ツール| 就活ならOfferBox=オファーボックス

2. 業界・企業分析をする

自己分析を通して自分の強み・弱みや就活の軸を明確にしたら、業界・企業研究を通して自分の進みたい業界や企業を見つけていくのが一般的な流れです。

業界や企業を調べる際は、ホームページなどネット上の情報以外にも、就活四季報や業界地図など就活に関する書籍も確認して、情報の精度を上げていきましょう。

また、合同企業説明会やセミナーへの参加、OB・OG訪問も積極的に活用し、社員から生の情報を仕入れることも業界や企業の理解を深める上で大切です。

業界・企業分析の質が高いと、応募先と同業他社との違いを明確に伝えられるので、入社意欲にくわえリサーチ能力など仕事に必要なスキルもアピールできます。

3. ES(エントリーシート)の作成 

企業はESを通して、あなたの人柄や能力、仕事に対するモチベーション、なぜ自社に魅力を感じたのかを確認しようとします。

ESを作成する際は、できるだけ具体的なエピソードを用い、これらの内容が明確に伝わるようにしましょう。企業がESの記載内容をみて、入社後の活躍をしっかりイメージできるのが理想です。

ESは面接でも活用されるため、選考結果を左右する要素の一つといえます。

ESの作成に行き詰った場合はもちろん、自分で上手く作成できたと思っても、一度はエージェントなど就活のプロにフィードバックを依頼するのがおすすめです。

OfferBoxのAnalyzeU+では、診断結果のアドバイスから自己PR文を作成できるので、ESの回答内容を考えるヒントにしてみてください。

ES(エントリーシート)の構成やポイント 

企業によってESで重視する項目は異なりますが、文章を作成する際に意識するポイントは共通しています。

ESを作成する際は「結論→結論を裏付ける理由→入社後にどう活かすのか」という基本構成を意識してください。

まず結論とその根拠、最後に入社後の展望を記載することで、話の趣旨がブレずに読み手の負担を軽らせるとともに、内容にも説得力が生まれます。また同様の理由で、伝える内容を一つに絞ることや簡潔に記載することも大切です。

特に結論ファーストかどうかは企業が着目するポイントなので、必ず意識してください。

他には、文末表現を「です・ます」などで統一する、記入欄の9割以上埋めるなど、基本的な内容で減点されないようにしましょう。

4. 面接対策をする 

面接を成功させるには場慣れも必要ですが、それ以上に事前準備が大切になります。

自分でできる面接対策として、まずは志望動機や自己PRなど想定質問に対する回答の方向性を決めていきましょう。ほぼ確認に質問されるであろう内容を、前もって自分の言葉でスムーズに話せるようにしておけば、精神的に余裕を持って選考に臨めます。

また、よく聞かれる想定質問の他に、ESや履歴書の記載内容から企業が質問を考えるケースも多いです。面接対策では、応募書類の中で聞かれそうなこともピックアップして回答内容を考えておくとよいでしょう。

5. 選考の振り返りをする 

面接の結果が採用でも不採用でも、選考から学びを得て次に活かす姿勢が大切です。

選考中に企業から指摘された内容があればしっかり受けとめ、自分自身でも反省と改善を繰り返すことで、徐々に面接力は向上します。

特に選考本番は緊張から冷静な判断がしづらくなる分、自分の改善点を把握しやすい状況といえるので、何かしら学びを得るには持って来いのタイミングです。

とにかくガムシャラに選考を受けるのではなく、一つ一つの選考を大切にして良かった点や反省点を振り返っていきましょう。中々採用に至らない就活生は、軌道修正を図るきっかけになります。

公務員試験に落ちた場合の就活以外の選択肢は? 

公務員試験に落ちてしまった場合、一般企業への就活を目指すだけが唯一の選択肢ではありません。

公務員試験に再挑戦するチャンスは残されていますし、大学院への進学や就職浪人(もしくは留年)で将来的に希望の企業へ就職を目指す方法もあります。

秋受験にチャレンジする 

公務員試験は一般的に8~9月頃に内定が出ますが、日程によっては秋以降も採用試験を行っています。

公務員試験の日程については、以下のサイトも参考にしてみてください。

公務員試験総合ガイド 公務員試験日程一覧

もし春の段階で進捗が思わしくなければ、秋試験の受験も視野に入れてよいでしょう。

また、少しでも公務員になる可能性を上げたい場合は、地元の自治体以外に目を向けてもよいかもしれません。

ただし、秋試験は一般的に春より募集枠は少ないので、さらに狭き門になる可能性は高いです。筆記試験や面接の結果はもちろん、想定される配属先との相性なども厳しく判断されるので、その点を考慮して目指すかどうかを決めていきましょう。

大学院へ進学をする 

大学院に進学すれば最低2年間という時間は確保できるので、その間に公務員を再度目指すこともできますし、もちろん一般企業への就活も可能です。

ただし、公務員試験にも面接選考があります。

公務員試験に受からなかったという理由だけで安易に進学したことが伝わると、いくら大学院卒業の肩書があっても、選考には不利に働くので注意しましょう。

2年という時間は就活においては重要な意味を持ち、長いようで短いです

大学院に進学しても目的意識なく過ごしていると、あっという間に時間が経過して、場合によっては2年のブランクができたのと変わらないと捉えられてしまいます。

就活スケジュールとの兼ね合いもあり、大学院に進学してからじっくり目標を見つけるのは難しいといえるので、その点も考慮して進学するか決めましょう。

就職浪人を検討する 

就職浪人とは、大学を卒業した後に公務員や一般企業への就職を目指すことを指します。

企業によっては卒業後3年以内の学生を新卒枠として採用する場合があるので、仮に公務員に落ちても、新卒者として就職が可能です。

ただし、既卒者の場合、中途採用枠でのみ採用を検討する企業も少なくありません。

中途採用枠だと20代であっても一定のビジネススキルを求められるので、アルバイト経験もない、つまり社会人経験がゼロの状態だと就活は難航するでしょう。

就職浪人が大学を卒業した後に就活をするのに対して、大学に在学しながら公務員試験合格や一般企業への就職を目指す「就職留年」もあります。

この方法は大学を休学するか留年するかのいずれかを選択することになるので、基本的に既卒者扱いされず、大学生として就活を継続できるのがメリットです。

ただし、1年分の学費が余分にかかってしまう点や、企業によっては留年に対して厳しい捉え方をする場合もあるので、よく考えた上で決断しましょう。

公務員試験に落ちてから就活は間に合う!

しっかりと戦略を立てる必要はありますが、秋以降に採用試験を実施する企業もあるので、前向きに取り組んでいけば就職のチャンスは十分にあります。

ぜひ本記事で紹介した「公務員試験に落ちてから就活する場合の流れ」を参考に、就活を進めてみてください。そして、選考を受けたら一社一社必ず振り返りを行い、次につなげる姿勢を大切にしましょう。

公務員試験に落ちてしまった場合「公務員試験の秋受験」「大学院への進学」「就職浪人(または留年)」など、就活する以外の選択肢もあります。

ただし、それぞれ選択することによる一定のリスクもあるので、慎重に決断しましょう。

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