多様な社員が集まる「新卒採用プロジェクトチーム」がOfferBoxで実現する「理念共感型採用」

ー新卒採用の体制について教えてください。

当社は毎年さまざまな部署から選抜されたメンバーが集まり「新卒採用プロジェクト」として採用を進めています。私自身も、普段はもつ鍋のECサイト業務を担当しています。新卒採用プロジェクトには今年度で2年目の参加です。
 

ーOfferBoxの活用方法について教えてください。

a.Targeting：自社に合った採用ターゲットの設定
積極的に就職活動に取り組む学生と出会いたいので、「ログイン日時が14日以内」の学生に絞り込んでいます。
当社の勤務地は福岡県のため、志望勤務地が「九州」であり、志望業種が「食品、サービス、接客」などの学生を検索しています。
また、当社の主力商品の「もつ鍋」は福岡の名物です。来店するお客様の約半数がインバウンド（訪日外国人）です。だから、観光産業に興味をもつ学生もターゲットとする場合もあります。
条件検索だけでなく、フリーワード検索も活用しています。「飲食店」「アルバイト」「リーダー」などキーワードを駆使しながら、当社の業務に合った経験をしていそうな学生を探しています。

b.Messaging：ターゲットに対して打ち出す内容の作成
オファー文はテンプレートではなく、学生のプロフィールを通して感じたことや気になったことを伝えています。当社のオファー文章はとても長いことが特徴です。
そして、感じたことを伝えるだけでなく、「もっと話を聞いてみたい」と思ったことについては、質問を添えることもあります。理由は、オファーを承認してもらうことをゴールにするのではなく、学生に会ってお互いを理解し合いたいという思いがあるからです。
 

ーオファーから内定までのフローはどのような流れですか。

オファー送信後は、オンライン面談→1次選考→2次選考→3次選考→役員の最終面談→内定の流れです。選考は対面で実施することにこだわっています。
 

ーどのような学生を採用したいですか？

大前提として、当社の理念に共感してくれることです。
そのうえで、具体的なペルソナは、新卒採用プロジェクト開始時にメンバー全員で話し合って決めています。毎年、ペルソナに大きな変更はないですが、さまざまな部署から集まった人たちが共通の認識を持つためにもこのプロセスは大切にしています。
今年度の採用のキーワードは「愛・誠実・情熱」です。少しクサく聞こえるかもしれませんが…（笑）。

「愛」は、誰かのために最善を尽くせる人。
「誠実」は、社内で問題が起きたときに責任を持ってルールを守れる人。
「情熱」は、何事も諦めずに情熱を持って取り組める人。
という意味が込められています。

面談や選考を通して、プロジェクトで決めたターゲットに合っているかどうかを確認しています。たとえば、オンライン面談で話を聞く姿勢、面談開始時刻を守れるか、お礼を伝えられるか、などです。当たり前のことですが、そういった行動ができる人こそが「愛・誠実・情熱」をもつ人だと思っています。
 

ー学生さんとコミュニケーションをとる際に意識している点はありますか。

本音・本心を心がけています。もちろん表現の仕方や言葉選びは大切ですが、それ以上に事実を伝えることを意識しています。そして、自己開示をすることも大切にしています。一方的に質問ばかりされても、自分のことを話したいと思わないですよね。相手のことを知るためには、まず自己開示が大切だと考えています。
 

ーOfferBoxの効果について教えてください。採用活動に変化はありましたか？

待っているだけでは出会えなかった学生と出会い、採用にもつながっています。具体的には、エリアを超えた学生との接点です。当社は福岡を拠点とする企業なので、九州の学生からの認知や応募はありましたが、それ以外の地域の学生と接点をもつことが困難でした。しかし、OfferBoxを導入してからは、山口県や関西地方の学生と出会うことができて、採用にもつながっています。
実際に今春に入社した方は、OfferBoxのプロフィールとのギャップがなく、想像していた通り成長意欲がある方です。
 

ー最後に、学生さんに伝えたいことはありますか？

納得いく企業選びをしてほしいと思っています。休日や給与など、条件面を気にしてしまう気持ちはよくわかります。私も学生時代はそうでした。しかし、社会人になると生活の大部分を仕事が占めます。だから、自身の価値観と、会社や一緒に働く人の価値観が合うかどうかを考えてみてください。
当社の選考は4次選考まであり、長く感じるかもしれません。「価値観のすり合わせ」を大切にしているため、対面で何度も会う選考フローを組んでいます。
そして、企業にとって一人ひとりに送るオファーは、一つひとつが大切な1通です。1件承認をいただけることが、私たち採用担当の喜びにつながります。無理に気を遣わなくて良いので、オファーを受け取った際には、何かしらのアクションをもらえると嬉しいです。