就活の状況はサービスを開始した2012年より大きく変化しています。同時にダイレクトリクルーティングも浸透しつつあり、市場も確立。OfferBoxを利用するユーザーは、一学年12万人を超えるようになりました。サービス開始直後に積極的に利用していた層では、尖った個性を持つ学生が多く見られましたが、現在では広範囲の学生に積極的に利用いただけるようになりました。 そういった状況を反映し、多様な学生に受け入れられやすくしたいという考えから、今回のリニューアルに至りました。

新ロゴデザイン&そこに込められた想い

新ロゴでは、サービスの根幹ともいえる「素敵な出会いが見つかる価値」を基にリブランディングしました。弊社のミッションは「つながりで世界をワクワクさせる」こと。OfferBoxもまた、そのミッションを表現したサービスであり、ロゴにおいてもメビウスの輪をモチーフに、「無限大」や「学生・企業・仕事での仲間がつながること」、そして「可能性を広げること」を表現しています。

<デザイナーのコメント> 代表の中野の「組織の文化がサービスの文化に反映される」という言葉が発想のスタート地点です。組織の文化を考えたときに社内で働く人たちを思い浮かべました。アイプラグのメンバーのイメージを表すキーワードは『柔らかい』や『笑顔』。形でいえば四角より丸の方がマッチします。旧ロゴはやや固いデザインでしたが、デザイナー以外のメンバーと実施したOfferBoxのイメージを言語化させるワークでも『柔らかい』『優しい』『楽しい・明るい』といったワードがたくさん出ていたことから丸みを帯びたデザインに変更。フォントもより細く、丸みがある、曲線に温かみのあるスタイルに整えました。 サービスカラーのアクセントとなっている赤色は『イグニッションレッド』と名付けられており、旧ロゴにも用いられていた赤を踏襲し、『学生に火をつける』という意味を込めています。他社サービスとの差別化を図るため、赤色の色味や配分を考えて最終案を詰めていきました。

制作プロセス

今回のロゴリニューアルを実施するにあたっては、以下のプロセスを踏みました。

  1. 旧ロゴを作成した経営陣に意図や想いをヒアリング
  2. 社内ワークにてコンセプトを導き出す(OfferBoxが提供したい価値・世界観)
  3. コンセプトからロゴに必要なキーワードを書き出す
  4. 考えながら、形に起こす(デザイン案)ラフ共有
  5. 朝礼でメンバー向けにデザイン投票実施
  6. デザイン調整&最終Fix

これらの過程を細かく見ていきます。

1:旧ロゴを作成した経営陣に意図や想いをヒアリング

旧ロゴを作成した経営陣に、旧ロゴに込めた意味や想い、リニューアルにあたって重要視したい点などをヒアリングしました。

2: 社内ワークにてコンセプトを導き出す(OfferBoxが提供したい価値・世界観)

コンセプトを探すため、デザイナー以外のメンバーとともにワークを実施。OfferBoxが提供する価値や与えたいイメージなどを言語化させていきました。 価値の言語化で出たのは、以下のような言葉でした。

  • ポジティブに就活ができる価値
  • 自らも知らなかった能力を知る価値
  • 自社で活躍できる学生を知る価値
  • 潜在的な発展性を見出す価値

3:コンセプトからロゴに必要なキーワードを書き出す

 

上記の価値をもとに、キーワードを書き出しました。ここからさらにデザイナーで色味や形状の方針を立てるためにブレストを実施。

4:考えながら、形に起こす(デザイン案)ラフ共有

ラフ案の一部

3で出た内容をもとにラフ案を作成し、デザイナーで共有。抽象的な形や、幾何学的なものが多く見られました。

5:朝礼でメンバー向けにデザイン投票実施

ラフをもとにロゴ案を作成し、社員全員で投票。上位に選ばれたロゴをもとに、PJメンバーや役員も交えてそれぞれの案の方向感を確認し、5案に絞りました。

 

 

上位5位に絞った後は再び役員陣やデザイナーと協議を重ねます。

6:デザイン調整&最終Fix

最終調整をおこない、無事に新ロゴが決定されました!

OfferBoxは、これからも今回のロゴリニューアルで表現した「つながり」と「可能性の拡大」のために、新しい価値を提供してまいります。


2019年10月1日公開 | プレスリリース