「責任感」の自己PR|エピソード別の例文や納得させる伝え方

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学生時代にサークルや部活・アルバイトで何かしらの役割を全うした経験がある方は、
「責任感」を自己PRのアピール材料として活用したいと考えている方も多いのではないでしょうか。

社会人になると、中長期的に取り組まないと成果を残せないような仕事も多くあります。
その際、「責任感」を持って取り組める人は重宝されます。

就活の際「責任感」の強さは武器になるので「責任感を持ってどのように仕事に取り組めるのか」をしっかりアピールできるようにしましょう。

今回のコラムでは、「責任感」を自己PRでアピールするためのコツをご紹介します。

「責任感」をアピールする自己PRを考えるうえで大切なのは、主観だけでなく企業からの視点も考慮することです。

面接で最大限に強みをアピールできるように準備を進めましょう。

自己PRで使える「責任感」とは?

責任感については以下のとおり定義されています。

自分の仕事や行為についての責任を果たそうとする気持ち。「責任感の強い人」
デジタル大辞泉(小学館)

社会に出ると役職や業務などによって様々な責任が与えられます。

具体的に責任感は以下の3つで判断されるケースが多いです。

  1. 決められたルールをしっかりと守る
  2. 物事を最後まで投げ出さず諦めない
  3. 役割を最後まで全うする

「責任感」を強みとした説得力のある自己PRを作成するためには、具体的なエピソードを用いて自己PRを下支えする必要があります。そのためにも、あらかじめ過去の経験を整理しておくようにしましょう。

決められたルールを守るのは当たり前?

仕事において、決められたルールを守るのは当たり前だと捉えられます。

例えば「始業時間までに出社する」「問題が発生したらきちんと報告する」などのルールは誰もが守って当然のことです。そのため「学校の授業に一度も遅れなかった」のようなエピソードでは、必ずしも責任感があるとは言い切れません。

そこで重要となるのが責任感の強さの深掘りです。どんな責任感があるのか、どんな状況で責任感を発揮したのかを自己PRで伝える必要があります。

キャプテンやリーダーは責任感がある?

チームをまとめるような立場を経験したからといっても、その人に責任感が備わっているかは分かりません。大切なのは自分に与えられた役職ではなく、自分が何をしてきたかです。

たとえリーダーを務めた経験があっても、業務を人に任せきりだったのでは責任感があるとは言えません。役割をまっとうし、さらに主体的に取り組む姿勢を見せてこそ初めて責任感があると言えます。

裏を返すと、キャプテンやリーダーのような役職を務めた経験がなくとも、主体的に取り組んできたのであれば「責任感」は強みになります。

企業が自己PRを質問する目的

企業の視点を考慮して自己PRを作るには、企業が自己PRを質問する目的を正しく理解しなければなりません。その目的はさまざまですが、大きく分けて以下の3つの目的があります。

  • 自己理解ができているか知りたい
  • 人柄を知りたい
  • わかりやすく伝える力があるか知りたい

なかでも重要なのは「人柄」です。いくら能力が高い人材でも、自社の雰囲気や求める人物像とあまりに離れすぎている人材は、採用してもうまく能力を発揮できない可能性があります。

その結果、早期離職となればお互いにとって不利益となるため、企業は自己PRで特に学生の人柄を見極めることを重視しているのです。

企業が自己PRを質問する目的についてはこちらの記事も参考にしてください。
就活の自己PRに悩んだら|強みのアピール方法や書き方を例文で紹介!

企業が学生に求める責任感の基準

では、企業は学生にどのような責任感を求めているのでしょうか。自分が思う責任感と、企業が求める責任感が一致しているか確かめてみてください。

結果を出すために主体的に行動できるか

先ほども述べたとおり、決められたルールを守るだけ、与えられた役割をまっとうするだけでは責任感があるとは言い切れません。

結果に責任を持って必要なことを自分で考え、主体的に行動できるかが求められています。

そのため自己PRでは、自分の役割のなかでどのような目標を掲げ、どんな行動をしてきたのかを伝えるのがポイントです。

企業が求める責任感をアピールするには、受動的ではなく、能動的な取り組みを伝える必要があります。

困難に向き合って最後までやり遂げられるか

結果を出す過程で困難やうまくいかないことがあっても、最後までやり遂げる力が求められています。責任感という言葉には、「物事を最後まで投げ出さず諦めない」という意味が含まれています。

一度きりや短期間で発揮したことではなく、継続的に取り組んできたことを伝えられれば、責任感を自分の強みとする説得力がより強くなるでしょう。

たとえ大きな出来事でなくとも、自分なりに工夫しながら最後までやり遂げたのであれば、それは責任感を裏付ける立派なエピソードになります。

必要に応じて周囲を巻き込めるか

上記2つの基準に加え、必要に応じて周囲を巻き込んで行動する力が求められています。

責任感にはプラスの側面だけでなく、「1人で抱え込みすぎる」「失敗を受け入れない」などのマイナスの側面もあります。

1人で責任感を発揮したエピソードでは、そのようなマイナスの側面を持っていると評価されかねません。

独りよがりの責任感と捉えられないよう、自己PRでは周囲と協力した経験や、周囲に好影響を及ぼした経験についても合わせて伝えると効果的です。

「責任感」の自己PRを深堀りする方法

責任感を自己PRのテーマとしてアピールするのであれば、まずは過去の出来事を深掘りして自分にどのような責任感があるのか、理解する必要があります。

正しい意味を知り、自分の強みが本当に責任感なのか改めて確かめてみましょう。もしも自分に当てはまらないようなら、他の強みに置き換えてアピールするのも一つの方法です。

自分に責任があると考える「自責」

何かしらの問題が発生したときに、自分に責任があると考える人は責任感が備わっているといえます。時には自分の役割を広げてでも結果を出そうとする姿勢は、業界・職種にかかわらず評価されるでしょう。

反対に、問題が発生したとき自分以外に責任があると考えたり、言い訳をしたりするような人には責任感が備わっているとは言えません。責任感がないばかりか、チームとして働くことにも問題があると捉えられてしまうでしょう。

結果に責任を持ちできることをやり切る「当事者意識」

結果を出すことに責任を持ち、できることをやり切れる人は、責任感が備わっているといえます。

企業で求められるのは、努力することではなく、あくまで「結果を出すこと」です。「自分の役割はやったから仕方ない」という考えではなく、結果を出すために必要なことをすべてやりきった経験があるか、考えてみましょう。

また、結果を出すためには、自分の責任を問うだけではなく、必要に応じて周囲を巻き込む必要があります。他の人に協力してもらうことも含めて、結果を出すためにできることをやり尽くした経験がないか振り返ってみてください。

その他の責任感の深堀り・言い換え例

その他、責任感には以下のような深掘り・言い換え表現があります。

「責任感」だけだと、様々な種類があり、イメージが湧きづらいです。うまく別の言葉に言い換えながら、自分が持つ責任感の種類を具体的にアピールしてみてください。

  • 周囲から信頼される
  • 最後までやり抜く
  • 苦手を克服する
  • 向上心を持っている
  • 有言実行する
  • 主体的に行動できる

「責任感」の自己PR例文【エピソード別】

ここからは、「アルバイト」「サークル活動」「部活動」の3つのエピソード別に、責任感を伝える自己PR例文をご紹介します。

例文の構成や伝え方を参考に、自分なりの自己PRを考えてみてください。

アルバイトのエピソードの例文

【例文①】

私は周囲を巻き込みながら責任感を持って行動できることが、自分の強みだと考えています。

大学に入学して以来3年間、飲食店でアルバイトをしています。普段は馴染みのない希少部位を使用した料理を提供する専門店のため、新しく入ったアルバイトはメニューを覚えるのに苦戦していました。

そこで、自分が中心となって新しく入ったアルバイトがメニューを容易に説明できるようになるためのマニュアルを作成しました。

それによりオペレーションがスムーズになり、料理の提供速度向上、丁寧な料理の説明によりリピーターが増加し、結果的に売り上げを伸ばすことができました。

社会人になった際も、与えられた役割を全うし、周囲を巻き込みながら課題を解決していきたいと考えています。

サークル活動のエピソードの例文

【例文②】

私は与えられた役割を最後までやり遂げることを常に心掛け、行動するようにしています。

大学3年生の頃、オーケストラで指揮者を担当することになりました。オーケストラで素晴らしいステージを作るためには、指揮者である私がそれぞれの楽器の美しい部分を理解することが必要不可欠です。

そのために、それぞれの楽器の第一人者の音楽を聴いたり、コンサートに出向いて指揮者として備えるべき知識や感覚を習得したりするように心掛けました。また、練習後にはメンバーと共に演奏の気になるポイントを大小問わず書き出し、部員にフィードバックして次回の演奏に活かせるようにしました。

そうすることで、1人ひとりが具体的に何を改善すべきか意識できるようになり、結果として短いスパンでオーケストラ全体の質向上に結び付けられたと思います。

社会人になった際も、目標達成のために与えられた役目を完遂すること、きめ細やかな周囲へのフォローを仕事で活かしていきたいと考えています。

部活動の会計係のエピソードの例文

【例文③】

私の強みは管理能力です。

大学では野球部に所属し、会計係として部活動費の管理や遠征・イベントの予算調整などを担当しました。

そのなかでも特に注意を払ったのが部活動費の管理です。例年、会計は1人が担当し、使ったお金は「例年同様」のように、大まかな管理しかなされていませんでした。

私は次年度以降の予算管理の参考にできるように、領収書を日付順にファイリングし、月ごと年ごとの収支管理表を作成しました。

こうした工夫によって常に現状の活動費を把握できるようになり、OB・OGに寄付を求めた際も理由と用途を明確に示すことで例年よりも多くの寄付を集めることができました。

この経験を活かし、入社後も物事をうまく管理するための工夫や努力を怠らず、業務を円滑に進めていきたいと考えています。

「責任感」の自己PRを考える手順

最後に、責任感の自己PRを考える手順を紹介します。

いきなり自己PRを作るのも一つの方法ですが、その場合は行き詰ってしまったり、結果的に遠回りになってしまったりするリスクがあります。効率的に自己PRを作るためにも、一つ一つの手順をおろそかにせず丁寧に考えていきましょう。

①自分の強みは何かを考える

あなたの強みは何なのか、1度書き出してみましょう。

複数の強みがあるならば、企業ごと/志望職種ごとに自己PRを変えてみることをオススメします。

仕事の繊細さを求める企業に対して「私の強みは大胆な行動力です!走りながら軌道修正する能力に長けていると自負しています」と伝えても、企業が求める人物像とは異なり、あなたの強みを十分に評価してもらえない可能性があります。

「企業から求められること」と「企業で活かせそうな自分の強み」にズレが生じないように結びつきを意識することは重要です。

自己PRを作成する際には

  • どのような仕事への取り組み姿勢が求められているのか
  • どんな社風なのか
  • 働いてる社員はどんなタイプが多いのか

など、事前に企業分析を入念に行うようにしましょう。

②強みを裏付けるエピソードを考える

自己PRに納得感を持ってもらうためには、裏付けたいエピソードが必須です。
例えば下記のような自己PRがあるとします。

「私には責任感があり、3年間サッカーをやり続けてきました。」

上記の主張だけでは主張を裏付ける根拠がなく、採用担当者を納得させることのできる自己PRとは言えません。
どのように説得力のある自己PRをするのか。
そのためには「根拠」や「過程」を合わせて話す必要があります。主張の裏付けもしっかりと考えましょう。

「私には責任感があります。高校時代に顧問から部長に任命され、県大会でベスト4に入ることが目標と言い渡されました。

そのためにまずは部活内の課題が何かを洗い出し、練習方法を変えるように提案しました。また強豪校のフォーメーションを分析して、それに合わせて

フォーメーションを変更するようにしました。結果としてベスト4に入ることができました。具体的な策を持って仲間と共に目標を果たすことができたことは、何事においても責任感を持ってやり遂げることの必要性を再実感する機会になったと思います。」

上記の例のように、「主張」に加えて「根拠」や「過程」を具体的に示すことで説得力のある自己PRとなります。

また、採用担当者は「この学生は入社後どんな働き方をしてくれるだろうか」という視点を持って面接を行なっています。

入社後活躍する姿をイメージをしてもらえるような「モノゴトへの取り組む姿勢」「モノゴトの判断軸」などを自己PRに組み込んでみることもオススメです。

③自分の強みを企業でどう活かすかを考える

「私は過去の○○の経験から▲▲の重要性を学びました。御社の営業職では□□のスキルが重要だとOB訪問の際に伺いました。御社で○○で培った▲▲という学びを活かし、貢献したいと考えています」

このように自分の強み(=自己PR)を活かして、入社後どのような働き方をしたいのかを具体的に述べることが大事です。

企業の事業内容や、今後の事業展開で「自分の強みはどう活かせそうか」というポイントも伝えられると採用担当者は入社後の活躍や定着を具体的に想像できるようになります。

人事にとっての採用の目的は「活躍」や「定着」です。それを踏まえた上で、面接に望むことをオススメします。

④強みを端的に説明するキャッチフレーズを考える

自分の強みをアピールする際には「私の強みは責任感です!」と抽象的に伝えるのではなく
「私は何があっても最後までやると決めたことは責任感をもってやりきります。」と具体的に表現するようにしましょう。

そうすることで、モノゴトへの取り組み方を具体的に想像しやすくなります。短めかつ印象に残るようなキャッチフレーズを盛り込むのもオススメです。

⑤PREP法で自己PRを組み立てる

PREP法とは

PREP法とは以下の
P=Point(結論)
R=Reason(理由)
E=Example(事例、具体例)
P=Point(結論を繰り返す)
の頭文字を取っている。最初に結論を伝え、次にその理由を説明、事例で理由を補強し、最後に結論を再度提示するストーリーを展開する。 引用:wikipedia

「結論ファーストで話し、根拠を説明し、具体的な事例を挙げ、再度結論を話す」という伝え方のフレームワークです。

限られた時間の中で端的に自分の意見を採用担当者に伝える際、効果的な手段の1つです。

また、PREP法は面接の場に限らず、ESを書く際にも役立ちます。

特に面接などの緊張する場面においては、順序立てて話さないと「あれ?自分今何の話ししてたっけ?」と話の方向性を見失い、話が冗長になってしまうこともよくあります。

簡潔かつロジカルに自分の意見を伝える際、非常に有効な手法なのでぜひ使ってみてくださいね。

自己PRで「責任感」をアピールするなら企業目線で

以上、企業が自己PRを質問する目的や求める責任感の基準をご紹介しました。

責任感は自己PRのテーマにできる強みですが、そのまま伝えるだけではアピールになりません。自分が持つ責任感は具体的にどんなものなのか、どんな場面で発揮したのかを深掘りしてからアピールするようにしましょう。

魅力的な人材だと評価してもらうためには、企業が求める責任感の基準を正しく理解し、企業目線で自己PRを作る必要があります。

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