「自分の長所と短所がよく分からない」
「短所を正直に答えたら落ちてしまうのでは」
といった悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか。長所と短所は面接の頻出質問の一つですが、自分の特徴を理解するのは難しいですよね。短所はいくらでも見つかるものの、長所がまったく思い浮かばず悩む人も少なくないはずです。
この記事では、面接で長所と短所を聞かれた際の答え方を例文付きでご紹介します。短所を長所に言い換えて考える方法も紹介するので、「長所と短所が分からない」と悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。
新卒逆求人サービス OfferBoxの自己分析ツール「AnalyzeU+」では、約100万人のデータに基づいて、客観的な自分の強みや弱み、社会で活かせる力を診断できます。
OfferBoxに登録していれば無料で診断できるので、ぜひご活用ください。
目次
面接で「長所・短所」を企業が聞く意図
自分の長所と短所を考えていく前に、なぜ面接で長所と短所を企業が質問するのか、その意図を理解しておきましょう。企業が知りたいポイントを抑えた回答を準備するためには、質問の意図を正しく理解する必要があります。
長所が入社後に活かせるものか知りたい
一つは、学生の持つ長所が入社後に活かせるものか見極めるためです。どんなに魅力的な長所を持っていても、それが実際の業務で活かせなければ、企業に貢献してくれる人材だと評価してもらえません。
例えば、チャレンジ精神を求める人材として掲げる企業に対し、「慎重に物事を進める」ことをアピールしても社風にマッチしないからです。社風にマッチしなければ活躍を期待できないため、企業は面接で学生に長所を聞き、それが入社後に活かせるものかを確かめています。
短所とどのように向き合っているか知りたい
短所の場合は、短所そのものが評価ポイントではなく、どのように向き合っているかが評価されます。例えば、「せっかち」という短所があるなら、それを克服するためにどんな対策をしているのかを企業は知りたがっています。
そのため短所を伝える際は、課題に対して自分がどう考えているか、どう対処しているのかを伝えましょう。課題に取り組む姿勢を見せれば、短所を持っているからといってマイナス評価につながる心配はありません。
自分を正しく客観視できているか知りたい
自分の特徴を正しく理解できているかも、企業が長所と短所を聞く理由の一つです。自分の特徴を理解すれば、自分がどんな環境で活躍できるのか、どんな仕事が得意なのかをイメージできます。
自己理解度の高い学生は成長速度が早く、環境への適応力も高いため、企業は長所と短所を学生に聞くことで客観的に自己理解できているかを確認しているのです。
ただし「自分がそう思っているだけ」の自己理解は客観的とはいえません。主観的な評価では説得力が生まれないため、長所と短所を考える際は過小評価も過大評価もなく、正しく自分を評価する必要があります。
長所と短所は言い換えられる?
よく「長所と短所は表裏一体」と言われますが、本当に長所と短所は言い換えられるのでしょうか。長所を短所に言い換えたり、反対に短所を長所に言い換えたりしてアピールする場合、どんなメリットがあるのかを考えてみましょう。
長所と短所に一貫性があると人柄が伝わりやすい
長所と短所を言い換えてアピールする最大のメリットは、回答に一貫性が生まれることです。話の矛盾がなくなるため、自分の人柄を理解してもらいやすくなるでしょう。
例えば、「最後までやり抜く力」「周りの意見に流れやすい」という相反する長所と短所を挙げてしまうと、回答に矛盾が生まれ説得力がなくなってしまいます。
一方で、「慎重に物事を進める」「決断力が欠けている」という裏表の長所と短所を挙げると、「慎重な性格が強みではあるものの、時に決断力に欠ける場合がある」といった人物像がイメージできます。
必ずしも裏表である必要はない
裏表の長所と短所を挙げると人柄が伝わりやすいメリットがありますが、無理に裏表にする必要はありません。自分の一番の長所と短所を伝えることが大切なので、回答の一貫性を気にしすぎず正直に答えましょう。
ただし、上記で挙げた「最後までやり抜く力」「周りの意見に流れやすい」という相反する長所と短所のように、矛盾した内容にならないよう注意が必要です。裏表にならない性格を伝える際は、矛盾なく伝えるよう心がけてください。
長所と短所の言い換え例一覧
面接で使える長所と短所の言い換え例を紹介します。自分の長所と短所が思いつかない人は、以下の例を参考に考えてみてください。
- 慎重に物事を進める⇔決断力が欠けている
- 行動力がある⇔せっかち
- 集中力が高い⇔視野が狭い
- 芯が強い⇔頑固
- 他人の意見を尊重できる⇔流されやすい
- 度胸がある⇔図々しい
- 責任感がある⇔1人で抱え込みすぎる
- リスクヘッジが得意⇔何事にも臆病
- 臨機応変な対応力⇔行き当たりばったり
- 細かな配慮ができる⇔周りの評価を気にしすぎる
長所と短所の例文【裏返しで紹介】
ここからは、面接で長所と短所を答えるときの例文を紹介していきます。長所を答える際は「結論⇒具体例」、短所を答える際は「結論⇒具体例⇒対策」の流れを意識するのがポイントです。
用意周到⇔心配性
リスクや準備不足に対して不安を抱える心配性な人は、用意周到な長所を持っているとも捉えられます。
不安を解消するために入念な準備をしてから物事に取り組むので、大きな失敗をせずに円滑に物事を進めてくれるでしょう。特に、小さなミスが大事故につながってしまうような業界で役立つ長所です。
心配性を短所として伝えるときのポイントは、以下の記事を参考にしてください。
【長所】「用意周到」の例
この長所が特に発揮されたのは、サークルで会計を2年間務めたときです。他人のお金を扱う会計は1つのミスが信頼の低下につながってしまうため、団体の口座開設や帳簿の作成など、入念な準備をしてから業務にあたりました。
その結果、大きなミスなく会計の役割を務めあげることができました。
【短所】「心配性」の例
例えばコンビニで在庫確認をする際は、数え間違いがないか何度も確認したうえで、さらに同僚に確認してもらうよう依頼していました。ただ、それでは非常に効率が悪いと気づいたため、今では最初の確認と再確認までにとどめるようにしています。
継続力がある⇔諦めが悪い
諦めが悪いという短所は、継続力があるという長所に言い換えることができます。長期にわたるプロジェクトや複雑な業務をこなすためには、継続的に努力を続けることは欠かせません。どんな業界や職種でも求められる能力といえるでしょう。
【長所】「継続力がある」の例
ランニングを習慣にしているおかげか、風邪やインフルエンザにかかったことがなく、中学校から大学まで無遅刻無欠席を続けています。社会人になって働き始めてからも、健康を維持するため、週3日のランニングを続けるつもりです。
【短所】「諦めが悪い」の例
例えば大学で所属していた野球部では、自分の練習方法があまり効果を期待できないと助言してもらったにもかかわらず、今までの労力が無駄になるのが嫌でその後も続けた経験がありました。
結局さらに無駄な労力を使ってしまったので、それからは目標や期限を設け、時にはきっぱりと諦めるよう心がけています。
行動が早い⇔計画性がない
計画性がないというのは、多くの人に見られる短所の一つです。しかし、計画性のなさはむしろ行動が早いとも捉えられます。考えるよりも先に行動にうつるため作業のスピードが早く、臨機応変な対応力に優れているといえるでしょう。
【長所】「行動が早い」の例
早めの行動を大切にしているのは、大学で所属していたゼミのミーティングで、議論をすればするほど無駄な会話が増えることに気づいたからです。事前の準備は確かに大切ですが、準備のしすぎはむしろ効率が落ちてしまうと学びました。
そのため、私は考えるよりも先に行動にうつし、行動のなかで臨機応変に対応していくよう意識しています。
【短所】「計画性がない」の例
この短所に気づいたのは、大学受験に向けて勉強に励んだときです。勉強の方法や自分の苦手分野を分析せずなんとなく始めた結果、ほとんど知識が身につかず、初めの数ヶ月を無駄にしてしまった経験がありました。
それ以来、無駄な労力を使うリスクを避けるため、きちんと計画を立ててから物事に取りかかるようにしています。
好奇心旺盛⇔飽きっぽい
何かに熱中してもすぐに飽きてしまう人は、それだけさまざまなことに興味関心を持っているという裏付けになります。
好奇心旺盛な性格は仕事に励む原動力となりうるので、面接においても大きなアピールとなるでしょう。特に、何事にも果敢にチャレンジできる人材を求める企業で、重宝されやすい傾向にあります。
【長所】「好奇心旺盛」の例
具体的に意識しているのは、「気になったらすぐ調べる」ことです。例えば、テレビや新聞で聞きなれない言葉を見かけたときは、知らないままにせず自分で調べるようにしています。
知らない情報を毎回調べるように心がけているおかげで、幅広い知識を身につけられています。
【短所】「飽きっぽい」の例
私には映画鑑賞やキャンプ、ツーリング、ゲームなど幅広い趣味があるのですが、「これが一番の趣味です!」と胸を張って言えるものはありません。揃えたキャンプ道具を1度使ったきりで放置するなど、途中で興味がなくなってしまうのが私の短所です。
長続きしないのは仕事にも悪影響を及ぼしかねないため、最近は「最低3回はキャンプに行ってみる」というように具体的な目標を設定するようにしています。
思いやりがある⇔おせっかい
他人の役に立ちたくておせっかいをしてしまう人は、それだけ思いやりがあるともいえます。周囲への思いやりや協調性はどんな職場でも必要な能力ですから、うまく伝えられればアピールにつながるでしょう。
サポートが必要な人に対してお世話をするのが思いやり、サポートが必要のない人に対してお世話をするのがおせっかいです。
【長所】「思いやりがある」の例
大学時代に経験した事務職のアルバイトでは、資料が雑に保管されているせいで、社員の方々が資料探しに手間取っている姿を頻繁に見かけました。そこで私がファイルにナンバリングラベルを貼ってきれいに整頓したところ、資料を探しやすくなったとお褒めの言葉をいただきました。
このように、時には自分の利益にならないことでも、思いやりをもって行動できるのが私の長所です。
【短所】「おせっかい」の例
例えば、アルバイトの新人に仕事を教える際、仕事を手伝いすぎるあまり新人がなかなか仕事を覚えられず、店長に注意されてしまったことがありました。
この経験から、結果をしっかり考えて行動にうつさないと、親切のつもりが迷惑になってしまうと気づきました。それ以来、本当にサポートが必要なのか、自分がサポートしたらどんな結果につながるのかを考えるようにしています。
気配りができる⇔考えすぎる
考えすぎる性格の人は、人間関係の悩みを抱えやすい傾向にあります。
人間関係で悩むということは他人を理解しようとする表れでもあるので、考えすぎる短所は気配りができる長所とも言い換えられるでしょう。特に、サービス業や営業職など、顧客と直接関わる仕事で求められる能力です。
【長所】「気配りができる」の例
この長所が培われたのは、大学時代に経験したシューズショップでのアルバイトのおかげです。シューズショップには、通学・通勤用やプライベート用などさまざまな商品を目的にしてお客さんが訪れるため、服装や持ち物から情報を読み取る能力が自然と身についていきました。
服装に合った商品を提案したり、サイズを予測して事前に在庫状況を確認しておいたりと、一人一人に合わせた気配りができるのが私の強みです。
【短所】「考えすぎる」の例
例えば、大学入学の際は第一志望に入れず、「もっと勉強しておけば」「面接対策が不十分だったのではないか」などとしばらく引きずってしまいました。しかし、既に終わった出来事はどれだけ考えても事実を変えることはできません。
考えすぎはストレスを溜めることにもつながるので、物事を悲観的に考えすぎず、良かった点を探すように心がけています。
細部までこだわる⇔完璧主義すぎる
完璧主義すぎて簡単な仕事にも時間をかけすぎてしまう人は、それだけ細部までこだわりを持っているともいえます。
こだわりを持って仕事に励めば小さなミスが減り、仕事のクオリティが上がります。丁寧さや几帳面さはあらゆる場面で役立つので、完璧主義も言い方を変えれば立派な長所になるでしょう。
【長所】「細部までこだわる」の例
大学のゼミで自分の研究結果を発表するときには、資料の見せ方や話し方にまでこだわりました。
正式な発表会ではなかったのでそこまでする必要はなかったのですが、画像や動画をうまく使ったり、冗談を交えながら伝えたりした結果、教授からお褒めの言葉をいただきました。
【短所】「完璧主義すぎる」の例
大学時代に務めたカフェでは営業終了後に清掃作業があったのですが、ほんの少しの汚れが気になってしまい、自分だけいつまでも掃除しているという失敗がありました。
細部までのこだわりは大切なことなのですが、行き過ぎたこだわりは周りに迷惑がかかる場合があります。清掃作業のときも私のせいで店を閉めるのが遅れてしまっていたので、今後はもう少し周りに合わせた行動をする必要があると感じています。
長所と短所が見つからない場合の見つけ方
「面接でアピールできるような長所が自分にはない」と落ち込む人もなかにはいると思いますが、自分で気づいていないだけで周りから見れば立派な長所だった、というケースはよくあります。長所と短所が見つからない場合は、以下の方法を試してみましょう。
自己分析ツール・診断ツールを使う
長所と短所が見つからない人は、手始めに自己分析ツール・診断ツールで自分の特徴を分析してみましょう。自己分析ツール・診断ツールとは、自分の強みや弱み、価値観の傾向などを分析できるツールです。
客観的なデータをもとに分析を進められるため、「気配り上手な性格が強みだと思っていたのに、周りの人に聞いてみたら全然違う評価をされた」といった勘違いを避けられるメリットがあります。
例えば、OfferBoxで利用できる「AnalyzeU+」では、28項目の診断結果から能力の傾向を明らかにできます。長所と短所を把握できるうえ、志望動機や自己PRを考えるときにも役立つのでぜひ自己分析に活用してみてください。
AnalyzeU+の活用方法については、こちらの記事を参考にしてください。
自分史で自分の経験から見つける
自分史を使って、過去の自分の経験から長所と短所を見つける方法も効果的です。自分史では小学校高学年や高校3年生、大学2年生など年代別に経験を振り返っていき、印象に残っているエピソードを洗い出します。
大学に入ってから始めた1人暮らしで苦労した印象が残っているのなら、何が特に大変で、どんな工夫をしたのかを考えていきます。自問自答を繰り返しながらエピソードを深掘りし、自分の特徴を明らかにするのが自分史を使って長所と短所を見つける方法です。
自分史の詳しい作り方や役立つツールは、こちらの記事を参考にしてください。
他己分析で客観的にみた長所と短所を知る
企業が長所と短所から「自分を正しく客観視できているか」を知りたがっているということは、自分の評価と他者からの評価を一致させる必要があります。自分の長所が「行動力」だと思っていたとしても、周りからそう思われていなければ説得力に欠けてしまうからです。
このような主観的評価と客観的評価の食い違いを避けるため、他己分析を用い、客観的に見た長所と短所を自分で正しく把握しておきましょう。
他己分析の際は、異なる関係性の人に協力してもらうのがおすすめです。家族とバイトの同僚に協力してもらえば、家庭での自分と職場での自分の2つの視点から客観的な評価をもらえます。
ジョハリの窓で見えていなかった点を明らかにする
他己分析を進めるときは、後から確認しやすいようにジョハリの窓を使うのがおすすめです。視覚的に分析を進められるツールを活用することで、自分の評価と他者の評価の食い違いを見つけやすくなるメリットがあります。
ジョハリの窓には4つの記入シートが用意されており、「記入シート_A(本人)」には自分が思う長所、「記入シート_B~D」には他者から見た自分の長所を記入してもらいます。
入力が完了すると「開放の窓(自分も他人も分かっている自分)」「盲点の窓(自分は分かっていないが他人は分かっている自分)」といったような4つの窓に自動的に分類され、シートは完成です。
その4つの分類を参考に、自分自身に見えていなかった点を明らかにしていきます。
ジョハリの窓を使いたい方は、以下のリンク先からダウンロードしてください。
「長所・短所」の答え方のポイント
「私の長所は◯◯です」「私の短所は◯◯です」と伝えるだけでは、質問の意図をきちんと理解しているとはいえません。
長所であれば入社後に活かせるものなのか、短所であればどのように向き合っているかを企業は知りたがっているので、面接での答え方にも気を配りましょう。
長所は自信を持ってアピールする
長所と言われると謙遜したり、自信なさげに話したりしてしまう学生が多く見られますが、自分のセールスポイントに不安を抱える必要はありません。入念な自己分析と他己分析の結果長所を明確にできたのであれば、面接でも自信を持って紹介しましょう。
ただし、説得力に欠ける長所や周りの評価と一致しない長所をアピールしても、自意識過剰な人間だと評価されてしまうだけです。企業に納得してもらえる長所を自信を持って売り込むためには、自分と企業について深く研究することが大切です。
短所はあわせて「対策」を説明する
短所をアピールする際は、短所の説明だけで終わらず、具体的にどのような対策をとっているのか、改善の傾向が見られるのかを伝えましょう。改善に向けた取り組みを伝えなければ、ただ自分の弱点を企業に知らしめるだけで終わってしまうからです。
短所を考えるときはどうしても短所そのものに意識が行ってしまいがちですが、企業は過程や取り組みを評価しています。自分で短所をしっかりと認識していると説明したうえで、どんな心がけや行動で改善を図ろうとしているのか忘れずに伝えましょう。
長所と短所に関するよくある質問
最後に、長所と短所に関するよくある質問にお答えしていきます。面接において、長所と短所は志望動機や自己PRに次いで聞かれやすい質問です。疑問点は面接本番に臨むまでに解消し、企業の意図に沿った回答ができるよう準備しておきましょう。
長所と自己PRは何が違う?
自分の強みを伝えるという点で長所と自己PRはよく似ていますが、両者の目的には大きな違いがあります。長所はあくまで「自分の良いところ」を伝えるのに対し、自己PRは「企業で活かせる強み」を伝える意味合いが強いのが明確な違いです。
そのため、自己PRでは単に強みを伝えるだけでなく、採用する価値のある人材だと理解してもらう必要があります。入社後の役割や業務と絡めながら、自分がどう企業に貢献できるかまで伝えるのが自己PRの目的です。
長所と自己PRの違いについて、より詳しく知りたい人は以下の記事を参考にしてください。
短所を正直に伝えたら落ちる?
自分を正しく客観視できているか知るのが目的なので、短所を正直に伝えたからといって落ちることはありません。自分自身が短所だと思っている点と、短所にどう向き合っているのかを正直に伝えましょう。
ただし、「ギャンブルが好き」「酒癖が悪い」など、人によって印象が大きく分かれる内容は避けるべきです。きちんとした対策をとっていたとしても、酒癖が悪いという特徴を持つだけで印象が悪くなる場合があります。
短所の考え方や面接での伝え方については、以下の記事を参考にしてください。
面接の中で裏返しになる長所と短所を一緒に伝えるのはNG?
長所と短所が裏返しでも問題ありません。回答に一貫性が生まれ、より自分の人柄が伝わりやすくなるでしょう。その際は、「粘り強さが私の長所なのですが、諦めが悪いところが私の短所でもあります」というように伝えるのがおすすめです。
もちろん無理に裏返しになる長所と短所を選ぶ必要はなく、それぞれ異なる一面でもOKです。ツールや自分史などをうまく活用しながら、自分の長所と短所を見つけてみてください。
まとめ
以上、面接で長所と短所を聞かれた際の答え方から、見つからない場合の見つけ方について紹介しました。
自分の長所を自分で説明するのは気恥ずかしく感じるかもしれませんが、面接の目的は、採用する価値のある人材だと企業に評価してもらうことです。
長所は自分の魅力をアピールする大きなチャンスですから、自信を持って売り込めるように自分と企業を深く研究しておきましょう。
また、短所を伝える際は、どんな心がけや行動で改善を図ろうとしているのかまで伝えるのがポイントです。短所の説明だけで終わらず、具体的な対策まで説明するように心がけてください。