エントリーシートの添削は誰にお願いする?添削依頼のメール文も紹介

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経歴をまとめた履歴書と異なり、志望動機や自己PRなどをまとめたエントリーシートは、企業にあなたを印象付けるための重要な書類です。提出を控えている人の中には「エントリーシートを書いてみたけど自信がない」「誰かに添削をお願いしたい」という人もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、エントリーシートの添削をしてもらうメリットや、お願いすべき人、依頼するときのポイントや注意点などをまとめました。依頼する際の例文も紹介するので、参考にして添削をお願いしてみましょう。
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エントリーシートの添削をしてもらうメリット

「添削してもらうのってメリットがあるのかな?」と考えている人もいるかもしれません。エントリーシートの添削をしてもらうと、自分で完結するだけでは得られないメリットがあります。

客観的な第三者からのアドバイスがもらえる

エントリーシートの添削をお願いすれば、第三者から客観的な視点でのアドバイスがもらえます。

自分で見直しをすると、書き方のクセや違和感のある言い回しを見落としてしまいがちです。また、表現によっては、伝えたいことが間違って伝わってしまう可能性もあります。

客観的なアドバイスをもらって参考にすれば、伝えたいことがしっかり伝わるエントリーシートに仕上げられるでしょう。

書き方の癖やミスに自分で気付けるようになる

エントリーシートの添削をお願いすると、自分の書き方のクセや繰り返しがちなミスに気付けるようになります。何度か添削を受けていると、指摘されるポイントの傾向が少しずつ分かってくるはずです。

自分のクセやミスしやすいポイントを把握すれば、添削をお願いしなくても、自分で修正すべきポイントに気付けるようになるでしょう。

語彙力・表現力が身に付く

今まで以上に語彙力や表現力が身につくことも、エントリーシートを添削してもらうメリットです。

特定の人に添削をお願いするのではなく、知人や家族、OB・OG、就職課の方など、さまざまな立場の方にお願いすれば、お願いした人の数だけ新しい語彙や表現を学べます。

語彙や表現のレパートリーが増え、読み応えのあるエントリーシートが作成できるようになるでしょう。
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エントリーシートの添削は誰にお願いすべき?

「添削してもらいたいけど、誰にお願いすればいいんだろう」と考えてしまう人もいるかもしれません。一般的にエントリーシートの添削をお願いできる3パターンを紹介します。

知人・家族

添削を一番気軽にお願いできるのは、大学の友達やバイト先の知人、兄弟や親など身近な人です。エントリーシートの提出が迫っていてもお願いしやすいですし、率直なアドバイスをもらえます。また、あなたのことを理解してくれているため、あなたの良さを引き出すアドバイスをしてくれるかもしれません。

ただ知人や家族は就活のプロではありませんから、採用する側の立場に立った、踏み込んだアドバイスをしてもらうのは難しいです。誤字・脱字などの初歩的なチェックをして欲しいときや、伝わりやすい文章かどうかを確かめたいときにお願いするといいでしょう。

社会人の先輩(OB・OG)

同じ大学だった社会人の先輩や、志望する企業のOB・OGに頼むのも一つの方法です。

同じ大学で仲良くしていた先輩なら、社会人であっても比較的お願いしやすいでしょう。直近で就活経験があるので、自分が就活で得た知識を教えてくれますし、社会人の立場からの指摘をしてくれる可能性もあります。

志望している企業のOB・OGは気軽に依頼できる相手ではありませんが、企業の求める人材や企業文化、実務内容を理解した上でアドバイスしてくれるかもしれません。

OB/OG訪問の依頼に関しては、こちらの記事でも解説しています。
OB・OG訪問の探し方や流れを徹底解説

大学の就職課・就職サービス

大学の就職課や外部の就活関係サービスでも、エントリーシートの添削をしてくれます。就職課や就活関係サービスのスタッフは、就職を熟知し、これまで多くのエントリーシートを添削した経験があります。知識や経験を活かして、良質なアドバイスをしてくれるでしょう。

ただ、添削依頼が殺到することも多く、返却までに時間を要する可能性も高いです。添削を依頼する場合は、時間に余裕を持ってお願いするようにしましょう。
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エントリーシートの添削を依頼するときのポイント

エントリーシートは、ただ第三者に添削をお願いすればいいわけではありません。相手は文章のプロとは限りませんから、相手を選びつつ、これから紹介する2つのポイントを押さえておきましょう。

できるだけ就活知識のある方に依頼する

知人や家族にお願いしてもいいとお話しましたが、できれば昨今の就活事情に明るい方に依頼した方が的確なアドバイスを得やすいです。

相談しやすいのは知人や家族かもしれませんが、企業が重視していることやエントリーシートの目的を理解している方にお願いできないか検討してみましょう。社会人の先輩や志望する企業のOB・OGにお願いするのが難しい場合でも、早く行動すれば大学の就職課や就職サービスにお願いできます。

どの企業に何を伝えたいのか共有する

的確なアドバイスをもらうために、添削を依頼する方には、どのような企業を受けるのか、自分がどのようなことを伝えたいのかを必ず共有しましょう。

企業によって価値観や文化はさまざまですから、ある企業ではプラスに感じてもらえることも、別の企業ではマイナスの印象を与えてしまうこともあります。必要な情報を伝え、志望する企業に合った添削をお願いしましょう。
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エントリーシートの添削は何回おこなうべきか

エントリーシートの添削をおこなうべき明確な回数はありません。ただ、選考を左右する重要な書類ですから、自分が納得するまで繰り返すといいでしょう。

しかし、相手にも仕事や事情があるので、相手の都合を考えることも重要です。何度も同じ方にお願いしづらい場合は、複数の方にお願いすることも考えてみてください。
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エントリーシート・添削依頼のメールの書き方

知人や家族以外にエントリーシートの添削をお願いする場合、相手に失礼にならないようマナーを意識することも大切です。添削依頼する際に押さえておきたいメールの書き方を紹介します。

件名は分かりやすく

メールを受け取った相手が一目で何のメールか分かるよう、件名は分かりやすくしましょう。件名には「エントリーシート添削のお願い (大学名 氏名)」のように記入します。

宛名は正式名称で書く

メールの本文の最初には必ず宛名を正式名称で書きましょう。志望する企業のOB・OGにお願いする場合は企業名・所属部署名・名前を書きます。

なぜ添削依頼したいのか・いつまでなのか

どうしてその方に添削依頼をしたいのか、どのような点に困っているのか、いつまでに添削をお願いしたいのかを明確に伝えましょう。また、スケジュールに問題がないかも事前に尋ねるようにしてください。面識がない方にお願いする場合は、「大学のOB・OG訪問の名簿を見ました」など、どこで相手を知ったのかも必ず書きます。

エントリーシートを添削し相談ポイントをまとめる

エントリーシートはWordやGoogleドキュメントで作成し、メールにファイルやURLを添付しましょう。PDFで送ってしまうと、直接修正ができず、相手が添削しづらくなってしまいます。また、細かく相談したい内容も、WordやGoogleドキュメントにまとめておきましょう。
クラウド上のファイルに添削をしてもらう場合は、アクセス権限のつけ忘れにも注意してください。

ファイル名にも大学名・名前を入れる

送信するファイル名には、必ず大学名と名前も入れ、ダウンロードしても相手がすぐにファイルを見つけやすいようにします。

文末に署名を入れる

メールの文末には署名を入れるのがマナーです。署名には大学名・氏名・携帯電話番号・メールアドレスを入れます。

こちらのページで、就活メールの署名テンプレートを紹介しています。就活関連のメールは署名がマストですから、参考にしてみてください。

【コピペでOK!】就活メールの署名テンプレート3選 | 罫線の書き方,注意点も

ESの添削依頼メール例文

件名:エントリーシート添削のお願い(◯◯大学 ◯◯◯◯)

本文:
株式会社◯◯
◯◯部
◯◯様

お世話になっております。
◯◯大学◯◯学部◯◯学科3年の◯◯◯◯と申します。
先日のOB訪問では貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。

現在、貴社を第一志望として就職活動に取り組んでおります。
本日は、エントリーシートの添削をお願いできないかと思い、ご連絡いたしました。
内容に関して、貴社の求める人材と合致しているかどうかに特に悩んでいます。

お忙しいところ大変恐縮ですが、◯◯月◯◯日までに添削していただくことは可能でしょうか?

何卒よろしくお願いいたします。

——————-
◯◯大学◯◯学部◯◯学科
◯◯◯◯(氏名)
電話番号:◯◯◯-◯◯◯◯-◯◯◯◯
メールアドレス:◯◯◯@◯◯◯◯
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エントリーシートの添削の注意点

エントリーシートを提出する前に添削してもらうのは効果的な方法ですが、いくつか気をつけておきたいことがあります。

添削をしても選考に落ちることはある

エントリーシートの添削をしてもらい、完璧な内容に仕上げても、選考に落ちてしまう可能性はあります。ミスがなく、分かりやすい文章だからといって、必ず評価されるわけではありません。

エントリーシートのコツやポイントを紹介しているので、こちらも参考にして選考を突破できるエントリーシートを作成しましょう。

選考突破するエントリーシート 3つのコツとポイント
エントリーシート攻略法!ー例文あり

添削内容がすべて正しいとは限らない

添削してもらった内容が、すべて正しいとは限らないことも頭に入れておきましょう。社会人の先輩や志望企業のOB・OG、就職課・就活サービスのスタッフに添削してもらうと、修正内容が正しいものだと思ってしまいやすいです。しかし、添削をした方もどんなESが通過するかの答えを持っているわけではありませんから、すべて鵜呑みにする必要はありません。

自分らしさ・個性を失わないように

第三者に添削してもらってアドバイスをすべて取り入れると、自分らしさや自分の個性が消えてしまうこともあります。本来、エントリーシートは自分らしさをアピールするための書類ですので、個性が消えてしまっては本末転倒です。最後に身近な人に見てもらい、あなたらしさや個性が出ているかチェックしてもらうのもおすすめです。
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エントリーシートの添削で魅力的な文章を作ろう

今回はエントリーシートの添削について解説しました。書類選考で重要な意味を持つエントリーシートは、第三者に添削をしてもらうと、自分では気付けなかった改善点に気付けます。添削をお願いして、誰が読んでも内容やあなたの魅力が伝わる文章に仕上げましょう。

自分らしいエントリーシートを書くためには、自分の強みを把握しておくことも大切です。OfferBoxが提供している「Analyze U+」は、無料で自己分析ができます。改めて自己分析を行い、あなたの魅力が詰まったエントリーシートを作りましょう。

また、エントリーシートを作成する際は、こちらのページもチェックして参考にしてください。

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