おすすめの自己分析本8選|3つのタイプや選び方

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「自己分析本って本当に役立つの?」
「種類が多すぎてどれを選べばいいのか分からない」

自己分析本を活用しようとしている人は、このような疑問・悩みを抱えているのではないでしょうか。

自己分析向けの本は数多く出版されていますが、数が多いだけにどれが本当に役立つ本なのか見分けづらいですよね。自分に合う本を探すのが面倒になり、結局使わずに終わる人も少なくないはずです。

この記事では、8冊のおすすめの自己分析本を紹介します。自己分析本の種類や、自分に合う本の選び方も解説するので、本選びに悩んでいる人はぜひ参考にしてください。

目次

自己分析の目的

自己分析には主に下記のような目的があります。

  • 今の自分の性格・強みを理解するため
  • 将来の夢や目標を明確化するため
  • 企業選びの軸を明確化するため
  • 面接官に伝えられるようになるため
  • キャリア形成の道標にするため

選考で自分の魅力を伝えるには性格・強みを自身が理解する必要があり、数ある企業の中から自分に合う企業を探すには選ぶ基準を作る必要があります。

そのような選考におけるアピールポイントや、就活での判断基準をあらかじめ明確にしておくのが自己分析の目的です。企業選びからES・面接対策まで、あらゆる場面で役立つ自己分析は、就活で最も重要といっても過言ではありません。

自己分析の目的についてより詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
自己分析とは|なぜ必要なのか?目的を解説

自己分析で本を使うメリット

自己分析で本を使うことにはどんなメリットがあるのでしょうか。他の方法にはない自己分析本ならではのメリットを詳しく見ていきましょう。

手順に沿って漏れなく進めやすい

本の手順に沿って自己分析をすることで、抜け漏れなく自己分析を進めやすくなります。

自力で進める自己分析では、自己理解のために必要な要素を網羅的に洗い出せていなかったり、客観的な情報による裏付けができていなかったりと、どうしても抜け漏れが発生しやすいものです。

自己分析本には、自己分析の目的から具体的な手順、分析結果の活用方法まで詳しく載せられています。手順に沿って進めるだけで、抜け漏れを少なくできる点は本を活用するメリットです。

進んでいることを確認・実感できる

自己分析は終わりがなく、進んでいる実感を得づらいものですが、本であればページの進みから自己分析の進み具合を確認・実感できます。進行度を常に確認できるため、モチベーションを保ちやすいのがメリットです。

また、進行度を確認できるということは目標も立てやすくなります。「今日はこのページまで自己分析を進める」「気になる点があるから、この手順からやり直そう」など、具体的な目標を立てながら自己分析を進められるでしょう。

メモ・書き込みができる

直接メモ・書き込みができるのも、自己分析で本を使うメリットです。ふと考えたことや、思い出したエピソードなどを手軽に記録しておけます。

「使った後に後輩にあげるから」などの理由で、本に直接書き込みをしない人もいますが、思いついたタイミングで適切な箇所に書き込みできるのは、本ならではのメリットです。

自分ならではの自己分析本を作成し、面接前に見返すなどして有効活用してくださいね。

自己分析本の3つのタイプと選び方

ひとまとめに自己分析本といっても、ワークシートが充実しているタイプや診断に特化しているタイプなど、さまざまな種類があります。目的によって使うべき自己分析本は異なるため、以下の内容を参考に自分に合うタイプを選んでください。

ワークシートタイプ

書き込み式のワークシートが用意されており、そこに書き込んでいくことで自己分析を進めるタイプです。ワークシートの内容は、「モチベーションを感じる場面」や「自分が得意なこと」といった定番のものから、少し変わったものまで多岐にわたります。

ワークシートの手順に従って進められるため、まだまとまった自己分析をしたことがなく、まずは一通り進めたい人におすすめです。

診断タイプ

自分の性格や特徴を診断できるタイプです。簡単な心理テストを受けて性格や特徴を明らかにし、それらの活かし方や取るべき行動を学んでいくのが、診断タイプの基本的な使い方になります。

ゲーム感覚で楽しみながら自己分析を進められるため、まずは手軽に自分のことを客観的に知りたい人におすすめです。診断タイプの本で大まかな傾向を把握した後に、ワークシートタイプの本を使えば、より深い自己分析に繋がるでしょう。

読書タイプ

自己分析やキャリアの考え方に関する通常の読書タイプです。内容に深みのある本が多いため、ある程度自己分析ができており、新しい観点を得て考えたい人におすすめです。

読書が苦手な人にはあまり向かないタイプですが、なかには大きめの活字で書かれていたり、分かりやすいイラストが載せられたりしている本もあります。ひと通り自己分析が済んだ後にまだ不安が残っている人は、ぜひ読んでみてください。

おすすめの自己分析本8選【2024卒におすすめ】

ここからは、8冊のおすすめの自己分析本をタイプ別に紹介します。それぞれの特徴とどんな人に適しているのかを紹介していくので、自分に適した自己分析本を探してみましょう。

絶対内定2024 自己分析とキャリアデザインの描き方【ワークシート】

絶対内定2024 自己分析とキャリアデザインの描き方』は就活塾「我究館」の創業者・杉村太郎さんと、館長の藤本健司さんがまとめたワークシートタイプの自己分析本です。大学生協で14年連続売上第1位を誇っており、内容に高い信頼性があります。

最大の特徴は、94枚ものワークシートが掲載されている点です。バリエーション豊かな書き込み式のワークシートを使って徹底的に分析できるため、楽しみながら自己分析を進められるでしょう。

本自体は単行本サイズと比較的小さめですが、ページ数は568ページとかなりのボリュームがあります。ワークシート以外に、自己PRの作り方や企業目線の評価ポイントなども載せられており、あらゆる情報をまとめて集めたい人におすすめの1冊です。

マイナビ2024 オフィシャル就活BOOK 内定獲得のメソッド 自己分析【ワークシート】

マイナビ2024 オフィシャル就活BOOK 内定獲得のメソッド 自己分析』は、人材情報サービスのポータルサイトの運営会社「マイナビ」が出版している、ワークシートタイプの自己分析本です。著者は、元人事担当者で現在は大学で学生への就職支援をおこなっている岡茂信さんです。

本書の特徴は、ワークシートの作業内容を、就活アドバイザーと学生が対談する形で紹介している点です。学生の質問に就活アドバイザーが答えるように会話が進んでいくため、自分の疑問を解決しながら作業に取り組めます。

また、別冊の「書込み式就職ノート」によって、ESや面接への対策方法を補完しているのも本書の魅力です。分かりやすい言葉で自己分析の進め方を紹介してほしい人に、最適な1冊といえます。

受かる! 自己分析シート【ワークシート】

受かる! 自己分析シート』は新卒向けの自己PR添削・掲載サイト「自己PRコンテスト」を運営する、田口久人さんがまとめたワークシートタイプの自己分析本です。

本書の特徴は、簡単な質問に順番に答えていくだけで自己PRを作れる点です。自分の好きなものや好きな言葉、好きな人から共通点を見つけ出していくため、自分の強みや価値観が分からない人でも安心して自己分析を進められます。

また、ワークシート41枚と比較的少なめにまとめられており、さらにイラストが豊富な点も魅力です。発売日は2008年とやや古い自己研究本ですが、2024年卒の就活にも十分役立ちます。

考えるシート【ワークシート】

考えるシート』は、ベネッセコーポレーションで進研ゼミ小論文編集長を務めた経験をもつ、山田ズーニーさんがまとめたワークシートタイプの自己分析本です。

本書では、自分の考えを言葉や文章として伝える方法が多く紹介されています。おわびをする、お願いする、志望理由書を書く、自己紹介をするなど、シーン別にコミュニケーションの方法が紹介されており、言語化能力の向上に役立ちます。

自己分析の方法を紹介するというよりも、自分の強みと価値観をどうすれば言葉や文章として伝えられるのかに重きを置いている1冊です。考えるのが苦手、書くのが苦手な人に最適な自己分析本といえるでしょう。

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版ストレングス・ファインダー2.0【診断】

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版ストレングス・ファインダー2.0』は、ニューヨーク・タイムズ紙のベストセラーリストで第1位を獲得した『心のなかの幸福のバケツ』の著者として知られる、トム・ラスさんがまとめた診断タイプの自己分析本です。

本書は就活でよく使われる自己分析ツール「ストレングス・ファインダー」に沿って作られているため、「弱みを改善するよりも強みを伸ばしていく」ことに特化しています。

簡単な心理テストを受けて強みを明らかにし、その強みを活かすための行動アイディアを学ぶ、というのが本書の基本的な使い方です。「短所はいくらでもあるけど、長所がまったく見つからない」と悩んでいる人におすすめの1冊です。

9つの性格エニアグラムで見つかる「本当の自分」と最良の人間関係【診断】

9つの性格エニアグラムで見つかる「本当の自分」と最良の人間関係』は、パナソニックの創業者・松下幸之助さんによって創設された出版会社「PHP研究所」が出版している診断タイプの自己分析本です。

本書の特徴は、人を9つのタイプに分類して長所と短所を見極めていく点です。20の質問から「完全でありたい人」「人の助けになりたい人」「成功を追い求める人」などの9つのタイプに分類し、能力と個性の活かし方をタイプごとに紹介しています。

心理テスト感覚で楽しみながら読める自己分析本ですが、性格分類が9つしか紹介されていないため、やや大雑把である点には注意が必要です。大まかな傾向を知るための参考として使い、より深い自己分析を自分で進めるべきでしょう。

あなたが「一番輝く」仕事を見つける最強の自己分析【読書】

あなたが「一番輝く」仕事を見つける最強の自己分析』は、4000人の就職面接に立ち会った経験をもつキャリアコンサルタント、
梅田幸子さんがまとめた読書タイプの自己分析本です。

本書の特徴は、選考に通るためではなく、自分が幸せになるためにはどんな自己分析をすればいいかを紹介している点です。「苦手なこと」や「ストレスに感じていること」などから天職を探す方法が紹介されており、企業・職種選びの参考にできます。

読書タイプの自己分析本ですが、自分の役割や強みを見つけるシートも用意されているため、ワークシートタイプの自己分析本としても役立つでしょう。自分に最適な仕事を見つけたい人におすすめの1冊です。

確実内定 就職活動が面白いほどうまくいく【読書】

確実内定 就職活動が面白いほどうまくいく』は、外資系・日系超一流企業を目指す学生のための就活サイト「外資就活ドットコム」の運営に携わる、トイアンナさんがまとめた読書タイプの自己分析本です。

本書の特徴は、自己分析からOB・OG訪問、面接までの対策方法を企業の本音に基づいて紹介されている点です。OB・OG訪問で印象の悪い質問、面接官の評価ポイントなど、企業の本音を知って自分の就活に役立てられます。

就活のスケジュールや例年の内定倍率といった基本知識に加え、オンライン就活のポイントも掲載されているため、就活の全体像を把握したい人におすすめの1冊です。

本以外の自己分析の方法

自己分析には本以外にもさまざまな方法があります。それぞれの方法には異なる特徴とメリットがあるため、ぜひ自分に合ったものを探してみてください。ここでは、就活でよく使われる4つの自己分析の方法を紹介します。

質問に答えるだけの「自己分析ツール」

自分で自己分析をした後の補足として役立つのが「自己分析ツール」です。自己分析ツールとは、いくつかの質問に答えるだけで自分の強みが分かるツールのことで、客観的なデータをもとに分析できるメリットがあります。

その代表例である「AnalyzeU+」は、社会人基礎力11項目+次世代リーダー力14項目の計25項目で診断結果を分析できる自己分析ツールです。主体性や創造力などの社会で活かせる強みを明らかにできるほか、弱みに対してのアドバイスがもらえます。

診断結果のアドバイスは自己PRの作成にも役立つので、自己分析ができずに行き詰っている人はぜひ活用してみてください。

興味がある人は、以下の記事でAnalyzeU+の使い方を確認しましょう。
無料の自己分析ツール、適性診断AnalyzeU+で、企業も納得の自己PRをつくる方法

自分の半生をグラフ化する「モチベーショングラフ」

自分の半生を簡単な曲線で振り返る方法として「モチベーショングラフ」があります。自分がどんなときにモチベーションが上がるのか、もしくは下がるのかを分析できる方法です。

モチベーショングラフでは、まずモチベーションの高さを表す縦軸と、時間を表す横軸に直線を引きます。縦軸には1〜10などの具体的な数値、横軸には幼少期・小学生・中学生・高校生・大学生の時期を設定するのがポイントです。

その後、当時のモチベーションの高さに点を書き込んでいき、点を繋いで曲線にしたらグラフは完成です。完成したグラフをもとに、自分のモチベーションが山や谷になっている部分の共通点を探っていきます。

より具体的な方法と、結果を自己分析に活かす方法は以下の記事で紹介しています。
モチベーショングラフとは|曲線の書き方やテンプレートを紹介

過去の経験を洗い出す「自分史」

過去の経験を網羅的に確認する方法として「自分史」があります。これまでの人生でどんな出来事があったのか、その当時にどんな考え・価値観を抱いたのかを明らかにできる方法です。

自分史では、幼少期・小学生・中学生・高校生・大学生の時期別にエピソードを洗い出していきます。大学受験や転校のような大きな出来事だけでなく、友人とのケンカや授業中に感じたことなど、ささいな出来事も含めて考えるのがポイントです。

エピソードを洗い出せたら、次は当時考えていたことや経験から得た学びを記入していきます。考えていたことや学びから、自分が発揮してきた強みと大切にしている価値観を明らかにするのが自分史の目的です。

自分史の作り方は以下の記事を参考にしてください。
自分史の作り方|テンプレートや作り方・例文を紹介

周囲の力を借りる「他己分析」

他人に協力してもらう方法として「他己分析」があります。自己分析で明らかにした強みの裏付けや、自分では気づかなかった強みの発見に繋がるのがメリットです。

他己分析の協力相手は、家族・友人・バイトの同僚などがおすすめです。家族・友人のように身近な人であれば、過去から現在まで一貫している特徴や素の自分、バイトの同僚であれば仕事での自分を知っています。

協力してもらう相手によって得られる情報は異なるため、他己分析の際は複数人に意見を聞いてみましょう。意見を聞く際は、アンケートやツールを事前に準備しておくと、質問や回答の集計・整理に便利です。

他己分析のやり方や質問例は以下の記事を参考にしてください。
他己分析とは|やり方や質問例、使えるツールも

自己分析本に関するよくある質問

最後に、自己分析本に関するよくある質問にお答えします。多くのメリットがある自己分析本ですが、明確な目的がないまま何となく使ってもあまり効果は期待できません。自分にとって本当に必要なのか、それとも別の方法を採るべきなのか購入前によく考えましょう。

自己分析本は買うべきか?いらない?

自己分析には本以外の方法が多く存在するため、購入は必須ではありません。ただ、先に挙げたようなメリットを考えると、本を購入して自己分析に活用するのはおすすめです。

本を使った自己分析方法が自分に適しているかは、やはり実際に本を手にとって読んでみるしかありません。様々な自己分析方法を試してみて、自分にあった方法を見つけてください。

自己分析本は何冊やればいい?

「自己分析本は何冊やればいい」というものではありません。読む本の数が多いほど必ず自己分析が深まるわけでも、新しい発見が生まれるわけでもないからです。

むしろ、自己分析本を買うことだけで満足しないために、1冊をすべてやり切り、反復練習に時間を割くことをおすすめします。繰り返しやることで、自分のことをより深く理解できたり、新しい発見をしたりできる可能性が高まります。

まとめ

以上、自己分析で本を使うメリットや、おすすめの自己分析本を紹介しました。

自己分析本にはワークシートタイプ・診断タイプ・読書タイプの3つのタイプがあり、それぞれ特徴が異なります。手軽に自分のことを知りたい人は診断タイプ、新しい観点を得たい人は読書タイプなど、目的に応じて自己分析本を選んでみてください。

なかには自己分析に本は必要ないと考える人もいるかもしれませんが、本にしかないメリットも多くあります。深い自己分析をしていくためにも、他の方法と併用しながら本をうまく活用するのがおすすめです。