GAFAM企業におけるダイレクトリクルーティングの活用方法

日本マイクロソフト株式会社

採用課題

採用したい学生に出会えない

従業員数

1,000名以上

業種

ソフトウェア・通信業

エリア

東京

設立

1986年

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  • 課題

    待っていても会えない学生との出会いを作りたい もっと見る

  • 導入

    豊富な学生の登録情報。プロセスの効率化にも寄与。 もっと見る

  • 効果

    2名の内定承諾。人として向き合った採用を実現。 もっと見る

課題

待っていても会えない学生との出会いを作りたい

人気外資系企業の日本マイクロソフト株式会社。外資系企業特有の早期からの選考を行う同社がいったい、どのようにしてOfferBoxを活用しているのでしょうか。お話を伺って来ました。

--まずはじめに、新卒採用全体の概要について教えてください。

弊社の採用スケジュールは他社に比べると少し早く、だいたい3年生の4月頃から募集を始め、その年の11月か12月頃には採用活動を終了しているような状態です。採用活動の入り口として自社のキャリアサイトへの登録を置いていまして、ターゲットの学生に登録してもらえるように就職サイト、イベントなど複数のチャネルを使いながら広報活動をしています。

写真1

採用担当 アクセノフ・ユージンさん

--OfferBoxへの利用に至った理由を教えてください。

ありがたいことにキャリアサイトへの登録は十分な数がありますが、やはり「待つ」だけでは出会えない学生がいるのも事実です。そういった学生との出会いを作るためにOfferBoxを活用して「自ら会いにいく」ことを実践しようと思い活用をはじめました。

--採用戦略のなかでのOfferBoxの立ち位置について教えてください。

弊社のメインとしているルートでは何らかの理由でリーチアウトできない学生を見つけるツールとして活用しています。利用時期としては、メインルートを立ち上げる前に活用を始め、3月~4月に集中的に活用しています。

OfferBoxは自ら行動を起こすため、定めた人数分だけきっちり採りきりやすいサービスかなと思っています。実は21年卒でも急遽募集枠が増えたため、4年生の夏に利用を開始したのですがその際にも活動中の学生に効率的にアプローチができました。頼れる良いサービスだと個人的にも思っています。

導入

豊富な学生の登録情報。プロセスの効率化にも寄与。

--OfferBoxを導入してみて、採用活動に変化はありましたか。

弊社が目指している『効率化』という点で非常に役立っています。弊社にとって『効率化』は会社全体で徹底しているもので、もちろん採用活動においても意識しています。

そんな中、狙ったターゲット学生に対してピンポイントで出会うことを目指しているのですが、それがOfferBoxでは実現できていると思います。

実現できている要因は、学生の登録情報の豊富さだと考えています。OfferBoxの特徴の一つだと思いますが、ここまで学生が自分をオープンにしているサービスは他にはありません。その情報量は面接一つ分をカットできるぐらいの内容を入れてくれているので、スクリーニングとしてのプロセスの効率化に寄与しています。

写真2

--ご評価いただきありがとうございます。実際の利用方法について教えてください。

検索段階で確認しているのは2点で、学生本人が持つパッションと、コンピュータサイエンスやプログラミング経験になります。文理問わず確認しています。

パッションに関しては、まず3年生の3月~4月の周囲が就活に励んでいない時期に、いち早く自分の情報を登録できている時点で評価することができると思っています。それに加えて、弊社で求められる顧客貢献のパッションをプロフィール文から読み取れたり、コンピュータサイエンスやプログラミング経験があればプラスポイントといったようなかたちでオファーを送りたい学生を探しています。

そこからは一人一人に合わせたオリジナル文を含めたオファーを送るといった流れになります。かなり早期の時期にオファーを送っていることから「本当にマイクロソフトからなのか?」と学生に不審がられてしまうこともあるので、安心して承諾してもらえるように文章もかなり工夫しています。

--オファー承認後は、面談を実施されていると思います。どのような面談を実施されていますか。

早期の時期だからこそ、コミュニケーションで意識していることが2点あります。
一つは「なぜあなたにオファーをしたかを腹落ちさせること」、もう一つは「特別感を持たせること」です。

そのためにお会いした際は、

  • マイクロソフトはどういう人を求めているのかを説明。
  • 職種の中でここに向いてると思うけどどのように感じるか?
  • 学生にエントリー先(※職種別採用のため)とエントリーの判断を委ねる

と言った流れでお話をさせていただいています。

通常のメインルートでは、キャリアサイトに登録後に書類選考を行うのですが、OfferBox経由の学生は実績として多くの場合選考に進んでいる印象があります。

効果

2名の内定承諾。人として向き合った採用を実現。

--OfferBoxの効果について教えてください。

2021年卒は2名の採用に至り、2022年卒採用も、これからとなりますが内定に繋がりそうな学生がいます。待っていても出会えなかった学生に入社を決めてもらえ、本当に嬉しいです。

--ありがとうございます。早期採用のため入社までの期間がありますが、その間学生との接点について教えてください。

メインとなっているのが、内定者インターンで基本的に入社までの間に、1ヶ月以上を全員にしてもらっています。ほとんどの学生が1ヶ月ですが、最近は活躍が認められ2,3ヶ月となる学生も出てきています。

それ以外にも複数の接点を持つようにしていて、役員との座談会を実施したり、内定者同士でアクティビティを実施したりと、だいたい2ヶ月に1回はフォローを実施しているような感じでしょうか。

あくまでも、繋ぎ止めを目的としているのではなく、自らの成長のために機会を与えるようにしています。

取り組んでもらう内容は、内定者同士で企画させることが非常に多く自由度が高いです。これは主体性や自分で考えることを経験してもらい、自分が社会人になったらこういうふうに働くんだと入社までに感じてもらいたいと考えています。

写真3

--OfferBoxを他社の人事にオススメするならどういう点がございますか。

個人的には、OfferBoxは他の採用チャネルと比べて、候補者の人となりを温度感を持って、人として接することができるのが魅力的だと思います。

こちらから声をかける以上、グリップ感は高まるサービスだと思いますね。
今のZ世代は「自分を見てくれた」感を強く求めていて、それをしっかりと候補者に伝えることができるので、しっかりとグリップができるのも魅力の一つだと思います。

--最後に、今後に向けてのお話を聞かせてください。

採用の『効率化』の一つの理想像を目指したいと思います。服部先生の『採用学』でもお話されていると思いますが、1人と出会い1人を採用するのが究極の理想だと思っています。そこに少しずつでも近づけたら良いと考えています。

--ありがとうございました。

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