「待ち」の採用からの脱却。
企業と学生がフェアな立場である「攻め」のスカウト型を導入し、採用に成功

株式会社 八十二銀行

採用課題

採用したい学生に出会えない

従業員数

1,000名以上

業種

金融・保険業

エリア

北陸 / 甲信越

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  • 課題

    コロナ禍を機に、ナビサイトからの応募が減少。 もっと見る

  • 導入

    Uターン採用を強化。志望業界が異なる場合でも、カジュアル面談で動機づけ。 もっと見る

  • 効果

    コロナ禍を機に、ナビサイトからの応募が減少。 もっと見る

課題

コロナ禍を機に、ナビサイトからの応募が減少。

−−まずはじめに、OfferBox導入前の採用状況について教えてください。

 

a.新卒採用体制

3名で採用業務を行っています。当行はコース別採用を取り入れているので、スタンダードコースが2名、デジタルシステムコースが1名で担当しています。

 

b.導入以前の採用ツール・サービス

ナビサイトを中心に母集団形成を行っていました。

 

−−どのような採用課題がありましたか?

コロナ禍以前はナビサイトからターゲット学生のエントリーがあり、採用に繋がっていましたが、コロナ禍以降採用は母集団形成に課題感がありました。ナビサイトは「掲載してエントリーを待つこと」が手段になってしまうため、別の採用手法を探していました。
 

 

導入

Uターン採用を強化。志望業界が異なる場合でも、カジュアル面談で動機づけ。

−−どのような理由でOfferBoxを導入されたのでしょうか。

 
出会いたい学生に直接アプローチができる点にとても魅力を感じました。また、県外に進学する学生が多くいますが、長野県に戻ってきてほしいという思いから、Uターン採用の促進に活用したいとも思っています。
 

−−導入に際し、OfferBoxにどのようなことを期待していましたか。

 
当行は長野県の地方銀行なので「長野県のために」という地域経済・地域社会の活性化に対する思いがある方を採用したいと考えています。OfferBoxでは、この思いに加えて「主体性」や「行動力」のある学生と出会うことを期待していました。また、当行は自己実現やキャリア形成ができる環境を整備していますので、変化に対応できる方や立ち向かっていくことができる方とも出会いたいと思っていました。

 

−−OfferBoxの活用方法について教えてください。

 

a.Targeting:自社に合った採用ターゲットの設定

OfferBoxは主にスタンダードコースの採用で活用しています。基本的には、志望勤務地域で学生を絞り込み、プロフィールを見ながらターゲットの学生にオファーしています。志望業界で絞り込みは行っていません。

 

b.Messaging:ターゲットに対して打ち出す内容の作成

最初のオファーは「興味があればカジュアル面談でお話しましょう」としています。

 

c.Processing:採用プロセスの設計

最初は基本的に相互理解を目的とした30分程度のカジュアル面談をします。学生も忙しいなか面談の時間を作ってくれるので、就職活動や学業のことなど、学生の疑問や不安を解消する時間をメインに面談しています。最後は今後開催予定のイベントを案内して終了という流れです。

 

−−OfferBoxのプロフィール情報で見ているポイントを教えてください。

「プロフィールをしっかり書いているか」を見ています。当行ではオファー承認後にカジュアル面談を行います。その際に「どのような経験をしてきたのか」などは事前に目を通したうえで、学生と面談を行いたいと思っているので、必ず確認しています。
 
OfferBoxのプロフィールと同じく、エントリーシートや履歴書にも学生時代のことを記入してもらいます。私たちは「何をしたか」よりも、その背景にある「なぜやってみようと思ったのか」や「やってみてどう思ったのか」の部分を知りたいと思いながら読んでいます。実績だけでなく背景にある思いも書いてあることで、学生の人柄が伝わってくるので、この点にも着目しながらプロフィールを見ています。

 

−−面接・面談で学生の何を見ていますか。

私たちは面接や面談を「学生のことを知る場」と捉えています。当行に興味があるのかではなく、学生の価値観を一番知りたいと思っています。そのため、就活の定番な質問をあまりせず、学生が普段思っていることや感じていることを知るための質問をします。その際に「自分をよく見せよう」とするのではなく、素直で自然体で話をして欲しいです

 

−−実際にオファーした学生の印象はどうでしたか。

意識の高い学生が多い印象でした。「何を聞くために面談に来たのか」といった目的意識がある学生が多く、就活に対して真剣に向き合って取り組んでいることが伝わってきました。

 

−−採用担当として意識されていることはありますか?

当行では採用担当が面接官にならないので、一貫して「学生に寄り添う立場」であることを意識しています。当行に興味がなくても、銀行業界や長野県で生活する魅力を知りたいと思っていれば、ぜひ面談でお伝えしたいと思っています。学生が求めている情報を、学生の立場になって伝えていきたいです。
 
また、就活は「選考」という過程があるため、学生は人事や採用担当にどうしても「恐怖心」を持ってしまうと思うのですが、私たちはその壁を壊したいと思っています。どのような不安を持っているのかなど、現状の悩みを相談してもらえるような雰囲気づくりを心がけていきたいです。

 

−−弊社のカスタマーサクセスが行ったフォロー内容について教えてください。

学生へのオファーの内容や本選考の案内のタイミングなどについて、都度アドバイスをいただきました。また市場動向を踏まえた情報共有もいただき、採用活動を行ううえでの判断材料を提供いただくことができたので、とても助かりました。今後もOfferBoxを活用していく予定なので、OfferBoxを利用している学生の意思決定の傾向なども伺えたらと思っています。

 

効果

コロナ禍を機に、ナビサイトからの応募が減少。

−−OfferBoxの効果について教えてください。

今まで出会えなかったターゲット学生に出会うことができ、毎年1〜2名採用できています。以前、銀行よりもIT業界に興味がある学生とお会いした際に「銀行もIT分野で新しい挑戦を行っていく」とお話しました。
 
「自分も銀行のIT分野で新しい挑戦をしたい」と興味を持っていただき、選考につながったことがありました。銀行が志望業界ではなくても、私たちからオファーすることで興味を持ってもらう機会を作ることができます。OfferBoxの「企業と学生がフェアな立場で、双方向が双方向を選べる仕組み」は有意義なことだと思っています。

 

−−学生さんに伝えたいことはありますか?

「当行のことを知ってもらいたい」と思うことと同じくらい、私たちも学生一人ひとりの人柄を知りたいと思っています。難しい言葉を使ったり背伸びしたりせず、飾らずに今思っていることを伝えてもらえると嬉しいです。また、自己分析を行い、人生を通して大事にしたい「価値観」を理解することが大切だと思います。

 

−−今後採用において力を入れていきたいポイントを教えてください。

求める人材も時代に合わせて変化していきます。変化に合わせて、最適な採用手法を検討していきます。新卒採用市場も変化し、ナビサイトで学生にエントリーを呼びかけるだけの手法では採用が難しくなると思っています。当行とマッチしている方に適したアプローチを柔軟に行っていきたいです。

1分で事例・機能がわかる